成果報酬型求人媒体おすすめ21選【費用や特徴・メリットデメリットを比較】
中途採用
成果報酬型の主な求人媒体は、転職サイト(求人サイト)・人材紹介・ダイレクトリクルーティング・求人検索エンジン・SNS広告の5種類です。
成果報酬型には応募課金や採用課金、クリック課金などがあり、費用の発生条件が異なります。
成果報酬型の求人媒体の代表的なメリットは初期費用が抑えやすい点です。
成果報酬型の求人媒体は、それぞれ特徴や費用の発生条件が異なるため、事前の確認が大切です。
本記事では
・成果報酬型の費用発生条件
・成果報酬型求人媒体のメリットとデメリット
・成果報酬型求人媒体21サービスの費用、特徴比較
について解説します。
1.成果報酬型の求人媒体とは
成果報酬型の求人媒体とは、一定の条件を満たした段階で費用が発生する料金形態の求人媒体です。
成果報酬型の求人媒体で代表的なものは、人材紹介です。
人材紹介のサービスから紹介された求職者の内定が決定した段階で費用が生じる、成果報酬型を導入していることが多く、初期費用を抑えやすい特徴があります。
採用手法として認知度が高い求人広告は、主に求人掲載開始時点でプランや掲載期間に応じた費用が発生する、掲載課金型が導入されていることが多いです。
しかし近年は成果報酬型を導入している求人広告サービスが増加しており、成果報酬が発生する条件はサービスにより異なるため、事前の確認が大切です。
そのため、本章では成果報酬型の求人媒体で導入されている、成果報酬の費用発生条件について解説します。
1‐1.成果報酬型求人媒体の費用発生条件
成果報酬型求人媒体で導入されている、主な成果報酬の発生条件は4種類です。
成果報酬の種類 | 費用の発生条件 |
応募課金型 | ・求職者から応募を獲得したとき ・掲載段階では費用はかからない |
採用課金型 | ・求職者の内定が決定したとき ・採用後、一定期間の勤務が確認できたとき |
クリック課金型 | ・掲載している求人情報へのクリックが発生したとき |
インプレッション課金型 | ・一定の表示回数に達したとき |
応募課金型は、企業が掲載している求人情報に求職者からの応募が入ったときに費用が発生します。
1応募あたりの単価に、応募数をかけることで費用の算出が可能です。
- 応募課金型の費用算出例
- 1応募の単価が5,000円で、応募を3件獲得した場合の費用は、以下の計算式で求められます。
- 5,000円×3=15,000円
採用課金型は、人材紹介サービスなどから紹介された求職者の内定が決定したときに費用が発生します。
人材紹介以外にもダイレクトリクルーティングなど、ほかの採用媒体でも採用課金型を導入している場合があります。
なお、採用課金型には、求職者が入社した日を費用発生の起算日に設定しているサービスや、一定期間の勤務が確認できた段階で費用が発生するサービスがあるので、事前の確認が重要です。
クリック課金型は、求人情報の掲載ページを閲覧するためのクリックが発生した回数ごとに費用が発生します。
インプレッション課金型は、1,000回など一定の表示回数に達したときに費用が発生します。
単価はサービスにより異なるため、事前の確認をしておきましょう。
- 優秀な人材を直接スカウトできる成果報酬型サービス
・独自の審査に通過した優秀な人材のみが登録しており、企業が直接スカウトできる
・経営幹部や管理職経験者、専門職の採用が必要なスタートアップ企業も利用しやすい
・幅広い業界、職種の経験者の採用に強み
1‐2.成果報酬型のメリットとデメリット
成果報酬型の求人媒体を利用した採用のメリットとして、初期費用を抑えやすい点が挙げられます。
ほかにもメリットやデメリットがあるため解説します。
■初期費用を抑えやすい
人材紹介やダイレクトリクルーティングなど、初期費用がかからないサービスの場合は無料で採用活動を開始できます。
■ほかの採用媒体と併用しやすい
採用時に費用が発生するサービスは採用まで無料で利用できるため、掲載課金型のサービスなどと併用しやすく、ほかの成果報酬型サービスとの併用も可能です。
■採用コストをコントロールしやすい
採用人数に応じて費用が発生する採用課金型のサービスを利用する場合は、採用計画にあわせた人数分だけ採用をおこなうことで、採用コストを予算内に収めやすくなります。
■採用までに時間が必要な希少職種やハイスキル人材の募集時に利用しやすい
自社のターゲットからの応募獲得から採用まで、掲載期間に左右されずに利用できるサービスがあります。
成果報酬型の求人媒体のうち、採用の決定時や応募の獲得時に費用が発生するサービスを利用した場合は、求人掲載の開始に伴う初期費用を抑えることができます。
初期費用がかかるサービスもありますが、掲載期間が長いサービスや掲載期間に制限がないサービスなどを選ぶことで、採用コストを抑えることが可能です。
専門職など希少職種の募集時は採用までに時間がかかりやすいため、初期費用の有無にこだわりすぎず、成果報酬型の掲載期間が長いサービスや、掲載期間に制限がないサービスの利用がおすすめです。
なぜなら、掲載期間に左右されないことで、スカウトの機会や面談機会を増やすことができるからです。
■複数名の採用時は採用コストが高騰してしまう可能性がある
採用人数に応じた成果報酬型サービスの場合は採用人数分の採用コストがかかります。
■採用条件が厳しすぎる場合は、採用までに時間がかかることがある
採用ミスマッチを防ぎたいあまりに採用条件を厳しくしすぎると、採用ターゲットが少なくなり、採用までに時間がかかる可能性があります。
成果報酬型の求人媒体を利用して複数名の採用をおこなった場合は、採用コストが高騰してしまう可能性があります。
採用成功時に費用が発生する採用課金型のサービスを利用したときの成果報酬の算出方法は、採用報酬単価×採用人数です。
そのため、大量採用をおこなった場合は採用人数分の成果報酬が生じます。
コールセンタースタッフなど、人気職種の大量採用をおこないたい場合は、採用人数に制限がなく期間を定めて採用をおこないやすい転職サイトなどの利用がおすすめです。
また、希少職種の採用や、エリアを限定した採用時など、採用までに時間がかかりそうなときは成果報酬型の求人媒体の利用により採用コストを削減しやすいのですが、採用条件を厳しく設定しすぎてしまうと、採用ターゲットがより少なくなり、採用までに時間がかかる可能性があります。
比較的採用をおこないやすい職種やエリアの採用時に応募が入りにくい場合や、内定が出せない状況が続く場合は、採用条件の見直しが重要です。
- 初回のみ初期費用・以降永年成果報酬のみ
・初回利用時のみ初期費用が発生、以降は永年成果報酬のみ、掲載期間や求人掲載数の制限なし
・若手ITエンジニアやWeb系経験者の採用に強みがある
・営業職や事務職の採用など複数職種の同時採用もしやすい
1‐3.掲載課金型のメリットとデメリット
求人情報の掲載時に費用が発生する掲載課金型のメリットは、採用単価を下げやすい点です。
一方で、掲載期間が限られているため、期間内に採用ができない可能性があるというデメリットも持ちあわせています。
ほかにもメリットとデメリットがあるため解説します。
■掲載期間内に複数名採用できた場合は採用単価を下げることができる
未経験者など採用基準が厳しくないときや人気職種の採用など応募の獲得が見込めるときはおすすめです。
■採用期間を設けて採用活動がおこなえる
応募の獲得しやすい職種の採用時は短期間で複数の応募を獲得できる可能性があります。
■事前に採用コストが把握できる
掲載開始時に費用が発生するため、決められた採用コスト内で採用活動ができます。
掲載課金型の求人媒体は、掲載期間内に複数名の採用ができた場合に、1人あたりの採用単価を下げることができます。
採用単価は、掲載費用÷採用人数で算出します。
掲載費用が30万円で5名の採用に成功したときの採用単価は、30万円÷5名で1人あたりの採用単価は6万円です。
人材紹介サービスなどの成功報酬額は採用決定した人材の想定年収の約30%前後が相場といわれているため、応募を獲得しやすい職種の採用時は掲載課金型の求人媒体がおすすめです。
また、掲載課金型の求人媒体は、4週間の掲載や12週間の掲載など期間を定めて求人掲載をおこなうため、応募者対応や面接対応の期間もあらかじめ予測しやすく、採用担当者や面接官がスケジュールを調整しやすくなります。
掲載費用も掲載プランに応じて定められているため予測しやすく、採用予算をもとにサービスを選びやすい利点があります。
■掲載期間内に採用できないこともある
採用職種やエリア、採用条件などにより、採用ができずに掲載期間を終えてしまう可能性があります。
掲載課金型の代表的な求人媒体は、求人広告です。
掲載課金型の求人広告の多くは、掲載期間に応じたプランが設定されており、掲載プランに応じた費用が発生します。
掲載期間が設定されているため、採用条件によっては掲載期間内に採用ができない可能性があります。
掲載開始前に採用ターゲットに求める条件が厳しすぎないか、求人情報の内容はわかりやすいかなどの確認をおこないましょう。
掲載期間内に採用を成功させるために、掲載期間が長いプランや求人情報の露出を高めるプラン・オプションを選ぶことも大切なポイントです。
- お見積もりや資料をご用意しています
・採用媒体を増やしたいが自社にあうサービスがわからない
・気になるサービスがあるため、詳細や費用を知りたい
・採用予算にあうサービスを選ぶために、いくつかのサービスの見積もりが欲しい
このような方は以下よりご依頼ください。
2.成果報酬型求人媒体の費用相場比較
成果報酬型の求人媒体はダイレクトリクルーティングと人材紹介、求人検索エンジンに多いため、それぞれの費用相場を比較します。
2‐1.ダイレクトリクルーティングの費用相場
ダイレクトリクルーティングとは、サービスに登録している求職者のなかから自社の採用ターゲットにあう人材を選定して、直接スカウトできる採用手法です。
求職者がサービス内に職務経歴などを登録・公開しているため、企業は公開されているレジュメを閲覧しながらスカウト候補者を絞り込むことができます。
採用ミスマッチの防止が課題の企業や、特定スキルや経験を持つ人材の採用を強化したい企業におすすめです。
本章ではダイレクトリクルーティングの費用相場を解説します。
成果報酬費用相場 | 想定年収の15%から20%程度 |
初期費用相場 | 0円~60万円程度 |
システム利用料相場 | 0円~60万円程度/年 |
中途採用時の平均費用相場 | 150.2万円 |
成果報酬型のダイレクトリクルーティングの費用相場は、採用した人材の想定年収の15%から20%です。
過去にマイナビ※がおこなった調査によると、ダイレクトリクルーティングを利用した中途採用の平均費用相場は150.2万円でした。
ただし、年間を通して複数名の採用をおこなった企業の結果も含まれており、平均採用人数は2.7名
調査対象の48.9%の企業が0円~49万円、15.8%の企業が50万円~99万円の費用がかかったと回答しているため、1人あたりの平均採用単価は50万円から99万円程度といえます。
サービスにより、採用した人材のスキルや職種ごとに成果報酬費用が異なる場合があるため、事前に確認が必要です。
なお、Greenの成果報酬費用は職種別で設定されており、1人あたり30万円からです。
※参考:株式会社マイナビ中途採用状況調査2023年版(2022年実績).pdf
- 年収、職種別の成果報酬
・成果報酬は30万円から
・掲載期間や求人掲載数に制限がないため、採用が必要なときに必要な採用人数分利用できる
・企業知名度や規模に左右されずに求職者にアプローチできるため、応募率向上につながりやすい
2‐2.人材紹介の費用相場
人材紹介とはサービスのエージェントが企業の採用ニーズに適した人材をサービス登録者の中から選別して、企業に紹介をおこなう採用手法です。
自社を知らない層へのアプローチや、面接までの段取りや内定フォローなども人材紹介サービスのエージェントがおこなうため、採用担当者の業務負担を削減したい企業におすすめです。
本章では人材紹介の費用相場を解説します。
成果報酬相場 | 想定年収の30%から40% |
中途採用時の平均費用相場 | 340.7万円 |
人材紹介の費用相場は、採用した人材の想定年収の30%から40%です。
人材紹介は紹介時のマージン料金を成果報酬に含めているサービスが多いため、ダイレクトリクルーティングの成果報酬費用の相場よりも少し高めです。
過去にマイナビ※がおこなった調査によると、人材紹介を利用した中途採用の平均費用相場は340.7万円でした。
上記の結果は年間を通して複数名の採用をおこなった企業の結果も含まれています。
調査対象の40.8%の企業が0円~49万円、13.9%の企業が50万円~99万円の費用がかかったと回答しているため、1人あたりの平均採用単価は50万円から99万円程度だと考えられます。
※参考:株式会社マイナビ中途採用状況調査2023年版(2022年実績).pdf
- 若手採用に特化した完全成果報酬型の人材紹介サービス
・18歳〜29歳の人材に特化した人材紹介サービス
・新卒採用枠を埋めるのがむずかしい企業や第二新卒の採用も視野に入れたい企業におすすめ
・エージェントがスカウトから紹介をおこなうため採用工数の削減や採用ミスマッチを防止しやすい
2‐3.求人検索エンジンの費用相場
求人検索エンジンとは、求人情報のみを集約した検索エンジンです。
GoogleやYahoo!などはあらゆるジャンルの情報を検索結果として表示しますが、求人検索エンジンは求人情報のみ検索できます。
求人検索エンジンという言葉よりも、求人ボックス、スタンバイのほうが、聞き覚えのある方が多いかもしれません。
求人検索エンジンは無料でも利用できますが、近年は多くの企業が利用しているため求人情報が他社の情報に埋もれやすい傾向があります。
そのため、有料プランを利用して求人情報の露出を高めるなどの施策が重要です。
求人検索エンジンの有料プランは、求人情報のクリック回数に応じたクリック課金型の成果報酬型が定番です。
本章では求人検索エンジンの費用相場を解説します。
成果報酬相場 | 15円~1,000/1クリック |
中途採用時の平均費用相場 | 113.1万円 |
運用代行サービス利用時の費用相場 | 広告費の20%前後 |
求人検索エンジンの成果報酬相場は、1クリックあたり15円から1,000円です。
人気職種や人気エリアの採用など、検索需要が高いときは1クリックあたりの単価が高騰しやすくなります。
マイナビ※がおこなった調査によると、検索エンジンを利用した中途採用の平均費用相場は113.1万円でした。
上記の結果は年間を通して複数名の採用をおこなった企業の結果も含まれています。
調査対象の57%が0円から49万円の費用がかかり、平均採用人数は1.9名でした。
※参考:株式会社マイナビ中途採用状況調査2023年版(2022年実績).pdf
- さまざまな雇用形態の採用に対応
・700万人を超えるユーザー数を誇る求人検索エンジン
・Yahoo!ユーザーへのアプローチで母集団を形成しやすい
・求人情報の露出を高める有料掲載も利用可能
2‐4.求人広告の費用相場
求人広告は求人広告サービスに企業が求人掲載をおこなう採用手法です。
従来は求人広告サービスに企業が求人掲載をおこない、求職者からの応募を待つ採用手法でしたが、近年は企業から求職者へ直接スカウトがおこなえるプランやオプションが利用できるサービスが増えてきています。
また、求人広告は掲載開始時に費用が生じる掲載課金型が主流でしたが、応募数や採用数に応じて費用が発生する成果報酬型プランを選べるサービスが増えています。
本章では求人広告の費用相場を解説します。
成果報酬相場 | 応募課金型/6,000円~ 採用課金型/40,000円~ |
求人広告の成果報酬相場は、応募課金型の場合は1応募あたり6,000円から、採用課金型の場合は1名あたり40,000円からです。
採用課金型の成果報酬は、雇用形態や職種により異なります。
成果報酬型の求人広告はアルバイト採用向けサービスに多い点が特徴的です。
- 応募課金・掲載課金・採用課金からプランを選べる
・掲載費用を掛け捨てにせず採用の質を上げたい企業におすすめ
・週4~5日勤務希望の主婦(夫)の採用に強い求人広告サービス
・約8割が正社員経験あり、長期勤務を希望者が多い
2‐5.SNS広告の費用相場
SNS採用とはX(旧Twitter)や、Facebook、InstagramなどのSNSの広告を利用した採用手法です。
自社のアカウントは無料で作成可能で、求人情報だけでなく社内の日常やイベントの様子などを写真や動画で投稿できます。
無料アカウントでの発信も可能ですが、より多くのターゲットの目に求人情報や自社の情報を触れるようにしたいときは、広告機能の利用を検討しましょう。
広告はターゲットの閲覧画面上に、一般投稿のように自然な表示がされるサービスが多く、料金形態はクリックや表示回数に応じた成果報酬型が一般的です。
SNSの運用ノウハウがない企業や、SNSの運用にリソースを割けない企業は、SNSの運用代行サービスの利用がおすすめです。
本章ではSNS採用の費用相場を解説します。
成果報酬相場 | インプレッション課金型/1,000回表示ごと10円~ クリック課金型/15円~数千円 |
運用代行サービス利用時の費用相場 | 広告費+運用費 |
SNS採用の成果報酬の相場は、インプレッション課金型の場合は1,000回の表示ごとに10円から+αの費用です。
クリック課金型の場合は15円から数千円と幅があります。
インプレッションやクリックの単価は入札などにより変動するため、適宜単価の確認が重要です。
Google広告やFacebook、Instagram広告の月間の掲載費用額の平均は30万円程度なので、期間を定めることでコストをコントロールしやすくなります。
また、SNSの運用を代行サービスに依頼したい場合は、どの業務をだいこうしてもらえるのかなど、費用だけでなく代行業務の詳細も確認しましょう。
- SNS広告でターゲットへアプローチ可能
・特定のターゲットへ自社のアプローチをしたい
・採用エリアのターゲットからの応募を増やしたい
・顧客へのブランディングもおこなえるツールを増やしたい
各採用手法ごとの費用相場を解説しましたが、あくまでも目安です。
採用人数や利用サービス、プランにより実際の採用コストは異なります。
採用にあたりどれくらい費用がかかるのか事前に知りたい方は、広告代理店に無料見積もりの作成を依頼してみてください。
3.成果報酬型求人媒体21サービス比較
成果報酬型の求人媒体は中途・新卒・アルバイトなど、雇用形態別のものと、雇用形態を問わず利用できるものがあります。
採用手法は主に、ダイレクトリクルーティング、人材紹介、求人検索エンジン、求人広告、SNS広告の5種類に分類されます。
以下は、それぞれの特徴と、採用にかかる工数の比較表です。
特徴 | 工数 | ||
ダイレクト | ・総合型サービスと、業種や職種に特化したサービスがある ・登録者のレジュメを確認後、企業から求職者へスカウトメールや DMを送り直接アプローチする採用手法 ・採用ミスマッチを防ぎやすい | ・候補者を選びスカウトメールの作成、送信が必要 ・初期設定や求人票作成が必要な場合がある ・スカウト代行サービスの併用も可能 | |
人材紹介 | ・総合型サービスと、業種や職種に特化したサービスがある ・人材紹介サービスのエージェントが登録者をスクリーニングして 企業に紹介する採用手法 ・採用ミスマッチを防ぎやすい | ・人材紹介会社のエージェントが求職者をスクリーニングして紹介をするため、工数は少なめ | |
求人検索エンジン | ・Web上の求人情報を集約している検索エンジン ・複数職種やアルバイト・新卒などさまざまな雇用形態の募集がしやすい ・地域を限定した採用もしやすい | ・初期設定や求人票作成後は応募者対応がメイン ・上位表示のために独自の対策が必要なことがある ・代行サービスの併用も可能 | |
求人広告 | ・総合型サービスと、業種や職種に特化したサービスがある ・サービスによりスカウトやDM機能あり | ・初期設定や求人票作成後は応募者対応がメイン | |
SNS広告 | ・FacbookやInstagram、LINEなどSNSへ広告を出して採用ターゲット を惹きつける ・SNSアカウントの運用を企業独自におこなえる | ・アカウント開設後は投稿やDMなどによるスカウト活動が必要 ・広告の運用には独自のノウハウが必要なことがある ・運用代行サービスの併用が可能 |
ダイレクトリクルーティングと人材紹介は採用ミスマッチを防ぎやすい特徴がありますが、工数は人材紹介の方がやや少なめです。
サービスに登録している求職種者のスクリーニングやスカウトを、ダイレクトリクルーティングは基本的に自社でおこない、人材紹介はエージェントがスクリーニングやスカウトをおこなうからです。
しかし、ダイレクトリクルーティングにはスカウトを代行してくれるサービスがあるため、採用活動にリソースを割けない場合は、スカウト代行会社に依頼をしてみましょう。
求人媒体を選ぶ際は、自社の採用ターゲットがどれくらい利用しているか、採用担当者が採用活動の工数にどれくらい時間をかけることができるかなども、判断基準として重要なポイントになります。
本章は、雇用形態別に成果報酬型求人媒体の比較と解説をおこないます。
採用手法やサービス選びの参考にしてください。
3‐1.中途採用向け成果報酬型の求人媒体比較7選
中途採用向け成果報酬型の求人媒体を比較します。
Green(グリーン)
料金形態 | 初期費用:60万円~ 成果報酬:30万円~ |
登録者数 | 120万人 |
登録者層 | ・20代~30代が約80% ・エンジニアやデザイナーなどの職種経験者が60% |
特徴 | ・IT/Web業界に特化をした成果報酬型求人サイト ・IT/Web系職種以外にも、営業職や事務系職種の採用が可能 ・初回利用時のみ初期費用が必要、以降永年成果報酬のみで利用できる ・成果報酬は想定年収と職種ごとにの設定がある ・掲載期間、掲載件数無制限なので採用コストの削減がしやすい |
見積もり・提案 | ▶Greenのお見積もり・提案依頼 |
BizReach(ビズリーチ)
料金形態 | システム利用料+成功報酬型:要問合せ |
登録者数 | 227万人 |
登録者層 | ・30代から40代のミドル層が中心 ・各職種の即戦力人材が登録している |
特徴 | ・経営幹部・管理職・専門職など役職上位者採用に強みがあるダイレクトリクルーティングサービス ・独自の審査を通過した優秀な人材のみが登録している ・ヘッドハンターや人材紹介会社に公開していた国内最大級の即戦力人材データベースを直接検索できる ・スカウトメールはプランにより400通~1,600通送付可能 |
見積もり・提案 | ▶BizReachのお見積もり・提案依頼 |
X-Tech AGENT(クロステックエージェント)
料金形態 | 完全成果報酬型:要問合せ |
登録者数 | 現役エンジニア36万人 |
登録者層 | ・20代後半から40代前半が中心 ・CxO/事業部長/マネージャークラスの候補者が約8割 |
特徴 | ・X-Tech(〇〇×Tech)領域のスタートアップ・ベンチャー・メガベンチャーと経験者・即戦力採用に特化した人材紹介 ・初期費用なしの完全成果報酬型 ・セールス/バックオフィス/BizDev/マーケター領域の経験者の紹介がおこなえる |
見積もり・提案 | ▶X-Tech AGENTのお見積もり・提案依頼 |
paiza(パイザ)
料金形態 | 完全成果報酬型:想定年収の30%~ |
登録者数 | 現役エンジニア36万人 |
登録者層 | ・20代から30代が約73% ・プロジェクトマネジメントができる人材や、研究者層も多数登録 |
特徴 | ・ITエンジニアの採用に特化した、完全成果報酬型のダイレクトリクルーティングサービス ・登録者全員がS〜Dランクの5段階で実力を判定済み ・自社が求める実力のエンジニアにセグメントした採用が可能 ・PythonやJava、C言語はもちろんPHPやRubyなどのWeb系の登録者が多い |
見積もり・提案 | ー |
Liber Career(リーベルキャリア)
料金形態 | 完全成果報酬型:要問合せ |
登録者数 | 30,000人以上 |
登録者層 | ・18歳から29歳 ・就労経験3年以上ある人材も多数登録 |
特徴 | ・18歳〜29歳の若手層の採用に特化した人材紹介サービス ・初期費用なしの完全成果報酬型 ・入社後のフォローもおこなうため、3年以内の離職率実績は8.0% ・第二新卒の採用も可能 |
見積もり・提案 | ▶Liber Careerのお見積もり・提案依頼 |
Bridgers(ブリッジャーズ)
料金形態 | 成果報酬型:中途・理論年収35%/名※但し、最低年金を120万円(税別)とする 新卒・120万円/名 内定承諾月締翌日請求 |
登録者数 | 要問合せ |
登録者層 | ・日本で就労を希望する外国籍の高度人材 ・日本語検定N1~N3レベルの高い日本語スキルの人材が多い |
特徴 | ・外国籍の高度人材に特化した人材紹介サービス ・翻訳/通訳、技術職など日本語を使う職種、企業への紹介実績多数 ・ITエンジニア系職種の採用も可能 ・内定承諾後も、VISAの代行申請や内定者のお住いや携帯電話の斡旋などもフォロー |
見積もり・提案 | ▶Bridgersのお見積もり・提案依頼 |
ギフターズ(GIFTERS)
料金形態 | 完全成果報酬型:要問合せ |
登録者数 | 要問合せ |
登録者層 | ・日本語と英語、日本語と中国語のバイリンガル人材 ・ミドル~ハイクラスの専門人材を徹底的にヘッドハンティングしている |
特徴 | ・日本語と英語、日本語と中国語のバイリンガル人材に特化した人材紹介サービス ・営業・マーケティング、バックオフィス、専門職、グローバルサプライチェーンなど、幅広い職種への紹介実績がある ・海外駐在案件や海外での採用にも幅広く対応 |
見積もり・提案 | ▶GIFTERSのお見積もり・提案依頼 |
3‐2.新卒採用向け成果報酬型の求人媒体比較4選
新卒採用向け成果報酬型の求人媒体を比較します。
dodaキャンパス(デューダキャンパス)
料金形態 | 成果報酬型:30万円~ 定額プラン:60万円~ |
登録者数 | 総登録学生約99万人※大学1年生~4年生 |
登録者層 | ・25年卒オファー対象者数は約15,000名(2023年2月時点) ・MARCH・関関同立以上の学生が約3割 |
特徴 | ・大学1年生から4年生までアプローチ可能なダイレクトリクルーティングサービス ・成果報酬型と定額プランを選べる ・学生をスキルや経験だけでなくパーソナリティから絞り込みも可能 ・dodaキャンパス定額制プランには、初めてサービスを導入する企業に向けて「初年度限定プラン」がある |
見積もり・提案 | ▶dodaキャンパスのお見積もり・提案依頼 |
Offer Box(オファーボックス)
料金形態 | 成果報酬型:38万円~ 定額プラン:75万円~ |
登録者数 | 24卒学生22万人 |
登録者層 | ・全国203以上の大学の学生が利用している ・24卒学生割合、文系55.25%、理系44.75% |
特徴 | ・就活生の2人に1人※が利用するダイレクトリクルーティングサービス ・成果報酬型と定額プランを選べる ・34項目からなるプロフィールを基に、学生をスクリーニングできる ・オファー開封率は年間で89%の実績 ・理系学生は「情報系」「化学・物質系」「生物系」「機械系」の専攻が多い |
見積もり・提案 | ▶OfferBOXのお見積もり・提案依頼 |
※OfferBOX23年卒利用実績データ
就職エージェントneo
料金形態 | 完全成果報酬型:要問合せ |
登録者数 | 21万人 |
登録者層 | ・関東・関西・中部地域を中心に全国の大学生が利用している ・大学1年生~2年生のインターンシップ対象者も利用している |
特徴 | ・新卒採用に特化した人材紹介サービス ・完全成果報酬型 ・のべ1万社以上の企業が利用しており、大手から中小・ベンチャー企業など幅広い支援実績がある ・年間600回以上の大学イベントを実施して集客をおこなっている ・学生認知度も高めのサービス |
見積もり・提案 | ▶就職エージェントneoのお見積もり・提案依頼 |
理系就職エージェントneo
料金形態 | 完全成果報酬型:要問合せ |
登録者数 | 8万人 |
登録者層 | ・理系学生が利用している ・登録者全体のうち4.8万人が機電情の学生 |
特徴 | ・新卒の理系学生の採用に特化した人材紹介サービス ・完全成果報酬型 ・大学属性は日東駒専/地方国公立が40%、GMARCH/関関同立が40%、早慶上智が12% |
見積もり・提案 | ▶理系就職エージェントneoのお見積もり・提案依頼 |
3‐3.アルバイト採用向け成果報酬型の求人媒体比較5選
アルバイト採用向け成果報酬型の求人媒体を比較します。
成果報酬費用 | 特徴 | |
成果報酬型または掲載課金型 | ・求人サイト ・10代から20代の若手層のアルバイト採用に強み | |
成果報酬型または掲載課金型 | ・求人サイト ・応募者の90%が女性、有資格者のパート採用も可能 | |
成果報酬型または掲載課金型 | ・求人サイト ・有資格の即戦力人材の採用に強み | |
成果報酬型または掲載課金型 | ・求人サイト ・幅広いエリアでアルバイト採用が可能 | |
完全成果報酬型 | ・求人サイト ・ミドルシニア層の採用に強み |
マッハバイト
料金形態 | 成果報酬型:応募課金型/要問合せ 掲載課金型:要問合せ |
登録者数 | 300万人 |
登録者層 | ・約62%が10代から20代 ・フリーター・学生層が66% |
特徴 | ・アルバイト採用向け求人サイト ・初期費用なしの応募課金型と、掲載課金型を選べる ・求職者は採用されると運営元から「マッハボーナス」として採用された方に最大1万円が支給される ・男女比は女性61%、男性39% |
見積もり・提案 | ▶マッハバイトのお見積もり・提案依頼 |
しゅふJOB
料金形態 | 成果報酬型:応募課金型/7,500円~、採用課金型/49,000円~ 掲載課金型:12,000円~ |
登録者数 | 96.1万人 |
登録者層 | ・女性が90%以上、30代から50代が多い ・正社員経験のある主婦は79.8% |
特徴 | ・主婦(夫)のパート・アルバイト採用向け求人サイト ・応募課金型は初期費用なし、採用課金型は採用時の成果報酬とは別途、月額8,000円 ・正社員経験のある主婦層が多く、9時から17時台のパートタイマーの採用に強み ・採用後の離職率が低め |
見積もり・提案 | ▶しゅふJOBのお見積もり・提案依頼 |
バイトルPRO(バイトルプロ)
料金形態 | 成果報酬型:応募課金型/15,000円~、採用課金型/40,000円~ 掲載課金型:35,000円~ |
登録者数 | 要問合せ |
登録者層 | ・経験者の応募割合は約70% ・医療、介護、保育、美容、物流、WEB/IT、飲食、販売サービス系経験者が多い |
特徴 | ・各業界の有資格者のアルバイト採用に強みがある求人サイト ・成果報酬型や採用課金型は初期費用がかからない ・掲載課金型の場合はエリアや掲載週数、掲載数により費用が異なる |
見積もり・提案 | ▶バイトルPROのお見積もり・提案依頼 |
マイベストジョブ
料金形態 | 成果報酬型:応募課金型/7,000円~採用課金型:50,000円~ 掲載課金型:要問合せ |
登録者数 | 要問合せ |
登録者層 | ・応募者の約50%が10代から20代の若手層 ・男女比は男性が49%、女性が51% |
特徴 | ・幅広い世代が利用する求人サイト ・成果報酬型の場合は初期費用がかからない ・求職者は採用されると運営元からお祝い金が支給される ・IndeedやYahoo!しごと検索、求人ボックスなど求人アグリゲーションサイトへ自動連携が可能 |
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シフトワークス
料金形態 | 完全成果報酬型:応募課金型/6,000円~ |
登録者数 | 要問合せ |
登録者層 | ・40代から60代のミドルシニア層が多い ・男女比はほぼ50% |
特徴 | ・ミドルシニア層の採用に強みがある求人サイト ・完全成果報酬型のため初期費用がかからない ・ミドルシニア層向け求人サイト「はた楽求人ナビ」に転載されるため、求人情報の露出が高まりやすい |
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3‐4.雇用形態を問わない成果報酬型の求人媒体比較5選
雇用形態を問わない成果報酬型求人媒体を比較します。
求人ボックス
料金形態 | 成果報酬型:クリック課金型/1クリック25円~ |
登録者数 | 月間ユーザー数1,000万人 |
登録者層 | ・20代後半から40代前半が中心 ・関東在住者が30%、次いで近畿、中部・北陸、北海道・東北在住者が多い |
特徴 | ・カカクコムが運営する、国内最大級の求人検索エンジン ・求人ボックス内に投稿された求人情報だけでなくdodaやリクナビNEXTなどの求人サイト、企業の採用ホームページ、ハローワークなどの求人情報を一括検索可能 ・シンプルかつ高い機能性により求人作成から掲載までが簡単におこなえる ・さまざまな雇用形態の募集に対応可能 |
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スタンバイ
料金形態 | 有料掲載:クリック課金型/1クリック20円~ |
登録者数 | 月間ユーザー数700万人 |
登録者層 | ・25歳から44歳を中心に幅広い世代が利用 ・正社員、パートアルバイトを中心に派遣社員、契約社員、業務委託での就労ニーズがある |
特徴 | ・Yahoo!ユーザーにアプローチ可能な求人検索エンジン ・無料で求人作成・掲載が可能で、全エリア・全職種・全雇用形態に対応 ・幅広い世代、職種、雇用形態の募集をおこないやすい |
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Google広告(グーグル広告)
料金形態 | 成果報酬型:クリック課金型/インプレッション課金型/広告視聴課金 |
登録者層 | ・幅広いエリア、さまざまな世代が利用している |
特徴 | ・Google検索時に表示される広告を配信できる ・クリック数に応じて費用が生じるクリック課金型、一定の表示回数に応じて費用が発生するインプレッション課金型、動画広告が視聴されるごとに費用が発生する広告視聴課金型から選べる ・広告配信や掲載順位はオークションで決定 ・採用以外の用途でも広告を利用できる ・運用を代行会社に依頼できる |
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LINE広告(ライン広告)
料金形態 | 成果報酬型:クリック課金型/インプレッション課金型/友だち追加課金型 |
登録者層 | ・LINEの利用者のほか、LINE以外の提携アプリの利用者も対象 |
特徴 | ・LINEをはじめ、マンガアプリやレシピアプリ、天気やニュースアプリなどへも広告配信可能 ・クリック数に応じて費用が生じるクリック課金型、一定の表示回数に応じて費用が発生するインプレッション課金型、LINEの友だち追加された際に費用が発生する友だち追加課金型から選べる ・運用を代行会社に依頼できる |
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※参照:LINE Business Guide_202210-202303
Facebook・Instagram広告(フェイスブック・インスタグラム広告)
料金形態 | 成果報酬型:クリック課金型/インプレッション課金型 |
登録者層 | ・月間のアクティブ利用者数36億5,000万人※ |
特徴 | ・メタ・プラットフォームズが運営しているFacebookやInstagramへ広告を配信できる ・クリック数に応じて費用が生じるクリック課金型、一定の表示回数に応じて費用が発生するインプレッション課金型から選べる ・若年層のユーザーが多いため、若手層へのリーチに効果的 ・どのような人材に配信をおこなうか、ターゲティングを細かく詳細に設定できる |
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※参照:Meta 2022年第2四半期(4月-6月)業績ハイライト
- 自社の採用にあう成果報酬型求人媒体選びにお困りの方へ
みんなの採用部では雇用形態や採用手法を問わずさまざまなサービスの提案や運用代行業務を承っています。「自社の採用予算にあうサービスを選んでほしい、費用の概算を知りたい」「採用ターゲットが多いサービスを知りたい」など求人媒体選びにお困りの方は以下よりご相談を承ります。
4.成果報酬型求人媒体を選ぶときのポイント
成果報酬型の求人媒体は初期費用を抑えて求人募集を開始できるため、企業規模を問わず利用しやすい特徴があります。
しかし、費用比較だけで求人媒体を選ぶと、採用活動がうまくいかなくなる可能性があります。
費用が安いからと採用ターゲットにあわない求人媒体を選ぶと、採用ミスマッチや、十分な応募の獲得ができないなどの原因になりやすいため、本章では求人媒体を選ぶポイントを解説します。
4‐1.採用したい人材が多い求人媒体を選ぶ
成果報酬型の求人媒体を利用して採用を成功させるためには、自社の採用ターゲットが多い求人媒体を選ぶことが重要です。
例として、中途採用をおこないたい企業がアルバイト採用に特化している求人広告を利用すると、採用ターゲットからの応募獲得がむずかしくなります。
なぜなら、アルバイト採用に特化している求人広告の求職者の多くは、フルタイムの正社員就労ではなく、特定の時間や日数だけ就労したいと考えているからです。
このように採用を成功させるためには、採用したい人材が多く利用している採用媒体選びが大切です。
自社の採用ターゲット像を明確にするためには、以下のポイントを参考にしてみてください。
■中途採用の場合
どのような業務経験があるのか、どのようなキャリアアッププランがあるのかなどを明確にします。
採用ターゲット像を明確にすることで、選考基準も明確になるため、採用後に「スキル不足だった」などのミスマッチを防ぎやすくなります。
■新卒採用の場合
新卒採用の場合は基本的にポテンシャル採用になりますが、自社で成長できる人物像は学生時代にどのような学びを得て、物事をどのように判断しているのかなどをもとにした採用ターゲット像を作りましょう。
自社で活躍している新卒入社の社員を参考にしてみるのもおすすめです。
■アルバイト採用の場合
アルバイト採用の場合も、採用ターゲット像を明確にしておくことで採用ミスマッチを防ぎやすくなります。
就労条件の一致だけでなく、既存社員やほかのアルバイトスタッフ、顧客などと信頼関係を築きやすい人物像などを練っておきましょう。
4‐2.採用計画・予算にあう求人媒体を選ぶ
求人媒体選びは、採用計画にあっていることも重要な選定ポイントです。
成果報酬型の求人媒体は初期費用を抑えやすい点がメリットの1つです。
しかし、応募課金型の利用時に想定よりも多く応募を獲得して予算を超えてしまうなど、採用コストが高騰してしまう可能性もあります。
採用課金型は採用に成功した人数分費用が発生し、クリック課金型の多くは1クリックあたりの単価×クリック数の費用が発生します。
そのため複数名を同時期に採用したい場合や人気職種の採用時は、掲載課金型の求人媒体の方が採用単価を下げやすくなります。
このように、採用予算の超過などを防ぐためには採用計画と予算にあう求人媒体選びが重要です。
本章では成果報酬型求人媒体がおすすめな企業と、掲載課金型の求人媒体がおすすめな企業について解説します。
成果報酬型の求人媒体は、以下のような採用計画がある企業におすすめです。
■希少職種の採用やエリアを限定した採用計画がある
ITエンジニアなどの希少職種をはじめ、ハイスキル人材の採用やエリアを限定した採用は、短期間での応募の獲得が困難です。
掲載期間に制限がある応募課金型の求人媒体では、掲載期間内に十分な応募の獲得ができない可能性があるため、掲載期間に左右されにくい成果報酬型のダイレクトリクルーティングや、人材紹介がおすすめです。
■採用ミスマッチや早期離職の改善を課題とした採用計画の見直しをしている
採用ができていても、就労後に採用ミスマッチが生じてしまい、早期離職が増加している企業や、選考段階で採用ターゲットからの応募を得られていないと感じる企業は、ダイレクトリクルーティングや人材紹介がおすすめです。
ダイレクトリクルーティングや人材紹介は、採用に成功したときに費用が発生する成果報酬型が多く、選考前に求職者が自社の採用ターゲットにあうかスクリーニングできるため、採用ミスマッチの防止につながりやすい特徴があります。
掲載課金型の求人媒体は、以下のような採用計画がある企業におすすめです。
■複数名の採用予定がある
同時期に複数名の採用をおこなう場合は、掲載課金型の求人媒体の利用により、採用単価を下げやすくなります。
特に、応募の獲得をしやすいエリアや職種の採用時は、採用人数や応募数に応じて費用が生じる成果報酬型の求人媒体の利用よりも、掲載課金型の求人媒体を利用したほうが、採用コストの高騰を防ぎやすいです。
複数名の採用計画のなかに複数の職種やエリアが含まれていて採用難易度が異なる場合は、成果報酬型の求人媒体を併用を検討してみましょう。
初期費用を抑えやすい成果報酬型の求人媒体の併用により、採用難易度が高い職種やエリアの採用活動のカバーができます。
■採用期間が短い
急な欠員など、一定の期間までに採用をおこなわなければならないときは、多くの求職者に求人情報の閲覧をしてもらいやすくなる、露出の高いプランやオプションの利用が可能な掲載課金型の求人媒体がおすすめです。
中途採用の場合はスカウトメールやDM機能が利用できる転職サイトを利用することで、求職者からの応募を待つだけでなく、企業が積極的に求職者へアプローチできます。
成果報酬型の求人媒体は、掲載課金型の求人媒体と併用しやすい特徴があるため、採用難易度や採用期間などの採用計画にあわせた利用をしましょう。
4‐3.採用担当者の業務負担量から求人媒体を選ぶ
成果報酬型の求人媒体は、採用担当者の業務負担量が異なります。
採用活動に伴う業務を、社内でどのように分担できるのか、採用活動の流れを社内で見直しておくことも重要です。
3章でも採用媒体ごとの特徴や工数を比較していますが、改めて解説します。
工数 | 主な業務 | |
ダイレクトリクルーティング | ★★★★★ | ・求人情報作成 ・スカウト候補者の選定 ・スカウトメール作成、送受信対応 ・応募者対応、選考 |
人材紹介 | ★★★ | ・人材紹介会社のエージェントと打ち合わせ ・求人情報作成、共有 ・応募者対応、選考 |
求人検索エンジン | ★★★★ | ・求人情報の作成 ・応募者対応、選考 |
求人広告 | ★★★ | ・求人情報作成 ・応募者対応、選考 |
SNS広告 | ★★★★★ | ・投稿用の動画や写真の撮影、編集 ・アカウントへの投稿 ・DMなどによるスカウトや送受信対応 ・応募者対応、選考 |
ダイレクトリクルーティングはスカウト対象者の選定やスカウトメールの作成業務など、ある程度の業務時間の確保が必要です。
スカウトメールの送受信対応など、選考前の工数がほかの最長手法と比較して多くかかるため、複数名で対応できる場合は分担をおこなうなどの工夫が大切です。
人材紹介はスカウト活動や惹きつけを人材紹介会社のエージェントがおこなうため、採用担当者の工数は少なめです。
どのような人材を採用したいのか、エージェントとしっかり擦り合わせておくことが大切です。
求人検索エンジンは自社で求人情報の作成や修正をおこなう場合は、やや工数がかかります。
複数の求人情報を掲載したい場合は、そのぶん工数が増える可能性があります。
求人広告は求人作成を自社でおこなうプランや、作成してもらえるプランがあるため事前に確認しておきましょう。
掲載開始後は基本的に求職者からの応募者対応や選考が主な業務です。
スカウト活動をおこなう場合は、スカウト対象者のスクリーニングやスカウトメールの送受信対応などが工数に加わります。
SNS広告は写真や動画を通して求職者へ訴求をおこなうため、投稿用の写真や動画の撮影や編集業務が発生します。
DMなどを用いてスカウトをおこなう場合は、送受信対応などが工数に加わります。
このように、求人媒体ごとに採用業務にかかる工数が異なります。
採用担当者の業務負担がかかりすぎてしまう場合は、採用活動を代行してくれる採用代行会社や、SNS広告の運用代行会社の併用がおすすめです。
- 採用活動やSNS広告の運用代行について知りたい方
みんなの採用部では中途採用、新卒採用、アルバイト採用の採用代行業務や、スカウト代行業務、SNS広告の運用代行のご提案をおこなっています。採用担当者がコア業務に専念できていない企業や、SNS広告の運用にお困りの企業は以下よりご質問などを承ります。
5.まとめ
成果報酬型の求人媒体は中途採用向けと新卒採用向け、アルバイト採用向けと全雇用形態向けの4つに分類できます。
また、雇用形態別の求人媒体は、ダイレクトリクルーティングや人材紹介、求人広告や求人検索エンジン、SNS広告の5つに分類可能です。
成果報酬型の求人媒体のメリットは初期費用を抑えやすく、採用コストの予測がしやすい点ですが、成果報酬の発生条件によっては採用コストが高騰してしまう可能性もあります。
そのため、成果報酬型の求人媒体を選ぶときは、自社の採用ターゲットが多いサービスを選ぶだけでなく、採用計画や予算に合うサービスやプランを選びましょう。
ダイレクトリクルーティングを使った攻めの採用を
入社後は一貫して採用コンサルティング事業に従事。 のべ1,000社を超える企業のダイレクトリクルーティングをお手伝いしています。 プライベートでは、3児のパパとして子育てに奮闘中! ダイレクトリクルーティングでお悩みの方は、ぜひご相談ください。
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下山/中途領域
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