料金|Google広告の仕組み・課金方法

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Google広告

Google広告の料金

1.Google広告の課金方式

Google広告の課金方法には、さまざまな種類があり、課金方式によって料金が変わります。
いくつか種類がありますが、ここではよく使用される、インプレッション課金・クリック課金・広告視聴課金をご紹介します。

課金方式広告の種類
インプレッション課金ディスプレイ広告
動画広告
クリック課金

リスティング広告
ディスプレイ広告
ショッピング広告
動画広告
アプリ広告

広告視聴課金動画広告

 

1-1.インプレッション課金

Google広告の課金方法には、さまざまな種類があり、課金方式によって料金が変わります。
いくつか種類がありますが、ここではよく使用される、インプレッション課金・クリック課金・広告視聴課金をご紹介します。

 

インプレッション課金
広告が1000回表示されるごとに金額が発生する課金方式です。

1,000回表示されるごとに費用が発生し、1,000回表示当たりにかかった金額をCPM(Cost per Milleの略)と呼びます。
ディスプレイ広告の料金形態として使用されることが多い課金方式であり、ディスプレイ広告を配信した場合、CPMの相場は、数十円~数百円ほどとなっています。

たとえば、CPMが10円だったとすると下記のような計算式をもって広告の配信にかかった費用を算出できます。

CPM(10円)×表示された回数(3,000回)=30,000円

企業様の規模にもよりますが、比較的費用を抑えることができる広告形態といえるでしょう。

 

CHECK!

ディスプレイ広告とは?

バナーと呼ばれる画像を活用した広告のことで、Googleからディスプレイ広告を出稿する場合は、「Googleディスプレイネットワーク」を略し、GDNと呼ばれることが多いです。
Webサイト内で、求人募集の画像や商品を紹介している画像を見つけたことはないでしょうか?
大抵、画像をクリックすると募集の画面や商品購入の画面に遷移します。
これがディスプレイ広告と呼ばれる広告です。

1ー2.クリック課金
クリック課金
広告がクリックされるごとに金額が発生する課金方式です。

クリック課金は、広告が1クリックされたときに費用が発生し、1回クリックされたときにかかった金額をCPC(Cost per Clickの略)と呼びます。
特にリスティング広告の料金形態として使用されることが多い課金方式です。
費用は競合の状態によって変動が大きく、1クリック数十円のものもあれば、1クリック数千円に上ることもあります。

たとえば、CPCが500円だったとすると下記のような計算方式でかかった費用を算出できます。

CPC(300円)×クリックされた回数(100回)=30,000円

 

CHECK!

リスティング広告とは?

検索連動型広告とも呼ばれており、Googleで何かを検索したとき、検索結果画面に表示されるテキスト広告のことです。
検索キーワードに連動した内容の広告が検索結果の上部に表示されます。
詳細な広告の仕組みは次の項で説明しますが、検索キーワードによっては、関連する広告が多く、競合が多い状態となり、CPCが高くなる場合もあります。

1ー3.広告視聴課金
広告視聴課金
動画広告が視聴されるごとに金額が発生する課金方式です。
視聴としてカウントされる基準は、「最後まで視聴」「決められた秒数が経過」など媒体や広告の種類によって違いがあります。

広告視聴課金は、広告が1回視聴されるごとに費用が発生し、動画が1回視聴されるときにかかった金額をCPV(Cost per Video)と呼びます。
動画広告の料金形態として使用される課金方式となっており、たとえばYouTubeに動画広告を出稿するときに使われます。
CPVの相場は、10円以下と低額でありますが、選択する広告の種類によってはCPCやCPMを活用している場合もあるため、どんな課金形態であるかは確認が必要です。

下記の計算式によってCPVは算出できますが、視聴回数が何をもってカウントされるのか、基準は媒体によって異なるためこちらも確認が必要です。

CPV(7円)×視聴された回数(10,000回)=70,000円

 

2.Google広告の仕組み

Google広告では、広告配信や掲載順位はオークションで決定します。
一般的なオークションでは、入札する金額によって決まりますが、Google広告では「入札金額」「品質スコア」など複数の要素を相対的に判断した「広告ランク」によって決まります。

2-1.広告ランク

Google広告は、「広告ランク」が高いほどユーザーが見やすい場所(ページの上位)に表示される仕組みです。
広告ランクは、下記のように「品質スコア」と「入札価格」のかけ合わせによって決定されます。

品質スコア×入札価格=広告ランク

入札価格

入札価格とは、1回のクリックに対して最大でいくらまでなら支払ってもいいのか広告主が指定した価格のことを指します。
通常、最大で設定した金額よりも少ない額が入札価格です。

品質スコア

品質スコアとは、「キーワードに対する広告とランディングページの質を1~10の段階で評価した指数」のことです。

下記の3つの要素によってスコアが決定します。

推定クリック率
広告が掲載されたときにクリックされる割合の推定値のこと。
広告との関連性
広告の文と検索キーワードの関連度合を測ります。
出稿前にどのようなキーワードが検索されたときに広告を出すのかを自身で設定しており、ユーザーが検索したキーワードと、広告に設定されたキーワード+広告の内容の関連性が高いと判断された広告が出稿される仕組みとなっています。
つまり、ユーザーが検索したキーワードに対して、どれだけ広告と関連度が強いのかを測ります。
ランディングページの利便性
広告との連動性は高いか、導線は分かりやすいかなどユーザーにとっての有用性を測る指標です。
通常、リスティング広告であればテキスト、ディスプレイ広告であれば画像をクリックすると任意のページへ飛ぶように遷移先のWebサイトが設定されています。
遷移先のWebサイトをランディングページと呼んでおり、サイトの広告の連動性や導線の利便性など、ユーザーにとって有用なサイトであるかを測っています。

入札価格が高すぎて、のちのち費用対効果が悪くなることもあれば、入札価格が高くても品質スコアが伴わないと広告が表示されない場合もあります。
もちろん逆もしかりです。
Google広告において、広告を表示させるためには、適切な入札価格と品質スコアを高く保つ必要があります。
特に、多くの広告が設定していると予想されるキーワードは、競合が多く、よりスコアや価格を競うこととなります。

3.Google広告の予算の決定方法

ここまで、Google広告の費用の仕組みの部分をお伝えしてきましたが、実際に運用するときには使用する予算を自身で決める必要があります。
予算設定を考えるときは、「目標」から決定することをおすすめします。

 

広告を出稿するときの目的は、「認知の拡大」「採用の促進」「商品の購入数を増やす」など事業によってさまざまかと思います。
まずは、自身の目的に合わせて、具体的な数値目標を立てましょう。

たとえば、求人の応募を増やす目的でディスプレイ広告を出していたとすると、応募数○○件を目指すという形です。
応募数の目標から、そのために必要なクリック数/インプレッション数/広告視聴数を逆算し、さらにどのくらいの予算が必要かを算出することができます。
※広告の内容によって異なりますが、応募数や購入数の指数をCV(Conversion)と呼ばれています。

 

目標となるCVが決まったら、下記の計算式に当てはめて考えてみましょう。予算以外にもCVが決まっていることで出せる数値があるので、一度出してみることがおすすめです。

計算式
COST(広告費用)=クリック数×CPC
CVR(応募率・購入率etc.)=CV÷クリック数
CPA(コンバージョン単価)=広告数÷CV

予算を決めて、配信が始まった後も、結果を見ながら予算を調整することも大切です。
状況を見ながら、改善をしていくことでより高い効果を見込むことにつながります。

4.Google広告の費用を抑える方法

Google広告は、広告を出した後も、効果を見ながらきちんと運用をしていくことが効果を最大化するために重要です。
ここでは、費用を最低限に抑える方法をご紹介します。

4-1.除外キーワードの設定

Google広告は、キーワードに沿って広告が出稿される仕組みです。
除外キーワードを設定すると、設定したキーワードに対して広告が出稿されないようになります。

Googleの除外キーワードの設定方法

 

目的にもよりますが、応募の見込みが低い人や購入意欲が低い人はどのようなキーワードを使うのかを考え、除外キーワードを設定することをおすすめします。
除外キーワードの設定によって、ニーズの低いキーワードの配信が減り、ニーズの高いキーワードへ配信を増やすことに繋がり、効率的に配信をおこなうことができます。

4-2.マッチタイプの活用

何かを調べるとき、完全一致や部分一致など、一致する部分を指定して調べることがあるかと思います。
Google広告のマッチタイプとは、まさしく検索キーワードと検索語句(クエリ)の一致度合を指定できる仕組みです。

マッチタイプの種類は、完全一致・フレーズ一致・絞り込み一致・部分一致の計4種類です。
一致させる部分が異なりますので、それぞれ解説していきます。

 

キーワードと検索語句について

◆キーワード:広告主が事前に管理画面で設定しているキーワード

◆検索語句(クエリ):ユーザーが実際に検索で使用するキーワード

同じキーワードという意味ですが、明確な使い分けがありますので注意しましょう!

完全一致

事前に設定しているキーワードと完全一致した場合に広告が掲載されます。
たとえば、「営業職 東京」というキーワードを設定していた場合は下記のようなキーワードで広告が掲載されます。
管理画面上では、設定したいキーワードを[]で囲み、設定します。

 

設定したキーワード:「[営業職 東京]

広告が掲載される検索語句の例:「営業職 東京」「東京 営業職

 

語順の入れ替えがあっても広告は掲載されます。
表記のゆれがあっても広告は掲載されます。(受け入れ、受入etc.)

フレーズ一致

設定したキーワードが検索語句に含まれていた場合、広告が掲載されます。
管理画面上では、設定したいキーワードを“”で囲んで設定します。

 

設定したキーワード:「“営業職 東京”

広告が掲載される語句の例:「営業職 東京 新卒」「東京 営業職 中途」/「営業職 新卒 東京」「東京 中途 営業職

 

完全一致の場合と同じく、語順の入れ替えがあっても掲載されます。
設定したキーワードを含むかどうかのため、キーワードの前後に何か別の言葉を含む検索語句であれば広告は掲載されます。

また、2021年2月より、絞り込み一致というマッチタイプが統合され、設定したキーワードが設定時の語順に関係なく、検索語句に含まれていた場合にも広告が掲載されるようになっています。
キーワードの真ん中に新しい言葉を付け加えるなど、語順に関わらず検索語句にキーワードが含まれていたら広告が掲載されます。

部分一致

設定したキーワードと関連するとGoogleが判断した検索語句のすべてに広告が掲載されます。
デフォルトではこの設定となっており、設定するときには何も記号がいらず、キーワードのみで設定をすることで部分一致にできます。

 

設定したキーワード:「営業職 東京」

広告が掲載される語句の例:「営業職 新宿」「東京 営業企画 北区」

 

キーワードに対して検索語句に該当する範囲がとても広いため、想定と異なる検索語句に対して広告が出されることもあります。
取り込みたい層と関係のないユーザーにも広告が出されてしまうため、設定には注意が必要です。
キーワードを設定するとき、部分一致のみ、記号が不要なため、知らず知らずのうちに設定したキーワードがすべて部分一致になっている可能性もあります。

4-3.代理店へ依頼する

Google広告は運用型広告となるため、広告出稿時の設定や出稿後の細かな調整は必須事項です。
もしも、自社で細かい設定や調整をおこなうことが難しい場合は、代理店へ運用の依頼をする方法があります。

 

代理店へ依頼する場合、広告の掲載にかかる広告費に加えて、代理店の運用費が別途発生します。
一見すると、運用費がかかってしまうため余計に金額がかさんでしまうかと思われがちですが、そのようなことはありません。
運用のプロが広告の調整をおこなうことで、配信が最適化され、費用対効果が高くなる場合も多くあります。

 

自社に運用できるだけの人的リソースがない場合は、代理店を利用することで、新しい人材の採用や人件費を抑えることも可能です。
ただし、代理店によって運用費の割合や得意な分野など濃淡はあるため、どこの代理店を利用するのか見極めることが重要です。

 

弊社も代理店として、Google広告を活用した採用のご支援を実施しています。
次のセクションでご紹介しているようなシミュレーションをご提示してご検討いただくことも可能です。
ご興味がありましたら最下部の「見積もり・資料請求」よりお気軽にお問い合わせください!

5.Google広告の費用相場

Google広告は、設定した予算に応じて広告を配信する運用型広告です。
自身で運用をする場合、配信時の予算設定は自分でおこなう必要があります。

しかし、最適な予算設定や、通常どれくらいの費用が必要なのか迷われる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、Google広告の費用相場と課金方式についての説明、実際のシミュレーションをご紹介していきます。

 

Google広告の費用相場

5-1.費用相場

Google広告の月間の掲載費用額の平均は30万円ほどです。
事業規模や広告の種類などによって配信金額は変わりますが、最低でも数万円単位で予算を組んだ利用が大半です。

ちなみに弊社も採用のご支援としてGoogle広告にて広告配信をしておりますが、月間の掲載費用額の平均は15万円前後です。
企業様の規模にもよりますが、中小企業様のご支援やプラスアルファの施策としてGoogle広告を実施している企業様が多いため、比較的少額な広告費でご依頼をいただくケースも多くなっています。

5-2.リスティング広告・ディスプレイ広告を使用したシミュレーション

採用の求人において、使用頻度が高い広告は、リスティング広告とディスプレイ広告の2つです。
ここでは、弊社で実際に運用を実施した事例をもとにシミュレーションと広告プランの例をご紹介します。

自社で運用する場合と代理店で運用する場合で分けてご紹介しますので、自社の状況に合わせてご参考ください。

リスティング広告

採用の求人をリスティング広告で出稿するとなった場合を想定してみましょう。

プロダクトGoogle広告 リスティング広告
予算/月 20万(広告費のみ)※代理店を活用する場合は別途運用費が必要となります。
KPICPA(1応募あたりの単価)20,000
ターゲット

年齢

地域

雇用形態

職種

その他

25歳~45歳 

東京勤務

正社員

営業・運用

理念に共感できる方、ベンチャー気質の方

 

1か月の運用をするとなった場合、上記のように費用やターゲット、運用の目標となるKPIの指標を立てます。
設定したKPIに基づき、月のシミュレーションを策定します。

 

媒体

配信金額/月表示回数クリック率クリック数クリック単価応募率応募数応募単価
リスティング広告¥200,00016,8755%844¥3001.4%12¥21,428

 

運用の目標となるKPIに対して、予算内で運用する場合にどれだけの応募数、応募単価となるように運用できるのか。
表示回数やクリック数、クリック単価をもとにシミュレーションをおこないます。
上記はあくまで一例ですが、自社の状況に合わせてそれぞれ作成をしてみましょう。

ディスプレイ広告

リスティング広告と同じターゲットでディスプレイ広告を出稿したい場合を想定してみます。

プロダクト

Google広告 ディスプレイ広告
予算/月 20万(広告費のみ)※代理店を活用する場合は別途運用費が必要となります。
バナー作成費6万
KPICPA(1応募あたりの単価)10,000
ターゲット

年齢

地域

雇用形態

職種

その他

25歳~45歳 

東京勤務

正社員

営業・運用

理念に共感できる方、ベンチャー気質の方

 

リスティング広告と同じように1か月の運用となった場合、上記のようにターゲットや目標とするKPIを設定します。
KPIから月のシミュレーションを作成していきます。

 

媒体

配信金額/月表示回数クリック率クリック数クリック単価応募率応募数応募単価
ディスプレイ広告¥200,0001,509,4340.25%3,774¥530.5%19¥10,600

 

KPIや想定されるクリック単価や応募率から逆算し、それぞれの数値をシミュレーションをおこないます。
業界や職種によって応募率やクリック単価、クリック率などの数値には濃淡がありますので、自社の状況をシミュレーションへ反映させるようにしましょう。

 

ディスプレイ広告の場合、求職者に伝わりやすく、惹きつけやすいバナーにするために、盛り込むべき内容はさまざまです。
どのようなバナーを作成するのかによって異なりますが、写真を使用したり工夫を凝らすにはツールやノウハウが必要となります。
自社での作成が難しい場合は、代理店や制作会社へ作成を依頼することも1つの手です。
株式会社ネオキャリアでは専任のデザイナーがバナーの作成を担っておりますので、お気軽にご相談ください。

※GoogleおよびGoogleロゴは、Google LLCの登録商標です。

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