採用ページの応募を伸ばす
Googleアナリティクスの使い方~設定方法編~
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更新日:
オウンドメディア採用

「自社サイトの採用ページからの応募が少ない」「求める人物像にあった応募者が集まらない・・・」
など自社リクルーティングサイトの運営についてお困りの採用担当者様も多いのではないでしょうか。
何が要因かもわからないまま求人内容を掲載し、ひたすらにブログ更新をするといった活用をしている企業も少なくありません。
今回はそのような状況を解決するための、無料のアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」活用方法をご紹介。
採用担当者様がおこなうべき設定方法と、見るべき項目についてお伝えいたします。
(この記事は2019年6月時点のものです。)
目次
1|Googleアナリティクスとは
ここではGoogleアナリティクスの概要と、Googleアナリティクスで何ができるのかについてご説明します。
1-1.Googleアナリティクスの概要
Googleアナリティクスとは、Googleが提供するWebサイトのアクセス解析ツールです。
無料で活用できることから、多くの企業が活用しています。また、Googleアナリティクスを略してGA(ジーエー)という呼び方もします。
無料で活用できる一方で、初見では分かりづらくサポート機能なども充実しているわけではないという課題があります。
そこで今回は採用担当者様に、自社サイトにある採用ページを分析する際、Googleアナリティクスがどのように活用できるのかを解説したいと思います。
1-2.Googleアナリティクスでわかること
まず、Googleアナリティクスを活用することによってどのようなことがわかるのかをご紹介します。
Googleアナリティクスでわかること
- Webサイトのリアルタイムの利用状況
- Webサイトを見ている人の基本属性
- Webサイトを見ている人がどのように流入してきたのか
- Webサイト内でどのようにページ遷移をしているのか
- Webサイトの成果
基本的に「Webサイトの利用状況~成果」までがわかるようになっています。
今回は、Webサイト(=コーポレートサイト)などの採用ページにつながるものとして考えてみましょう。
サイトへの流入状況や求職者の基本属性などがわかるので、採用ページの改善にも役立ちます。
2|Googleアナリティクスのアカウント登録
はじめにおこなうべきは、ユーザーがサイト訪問後どのような動きをしたか、しっかり可視化する環境を作ることです。
そのためには、まずGoogleアナリティクスの登録をおこなう必要があります。
2-1.アカウントの登録設定の方法
Googleアナリティクスを検索すると上記のようなページにたどり着きます。この画面から登録をすることができます。
登録をクリックすると以下のページが表示されますので、順に記載していきしょう。
トラッキング対象: | ウェブサイト |
アカウント名: | 社名 |
プロパティ名: | 採用サイト、自社サイトetc. |
ウェブサイトURL: | 上記のURL |
業種: | 貴社の業種をプルダウンで選択 |
レポートのタイムゾーン: | 日本をプルダウンで選択 |
上述のGoogleアナリティクスの登録画面上にある左下のボタン「トラッキングコードを取得」をすれば完了です。
※このトラッキングコードは、下記で設置する必要があるので覚えておきましょう。
【記載例】
※注意点として、貴社ですでにGoogleアナリティクスアカウントを登録していないか確認しましょう。
社内でアカウント登録を把握しておらず、余分なアカウントを所有してしまうことも多くあります。
もしアカウントを所有している場合は、今回のアカウント登録とは違う方法の設定をしたほうが良い場合がありますので、詳細を確認されたい場合はお気軽にご連絡ください。
3|トラッキングコードを設置する
Googleアナリティクスでは、サイト内の行動を全て把握するためにサイト内の全ページに特殊な「トラッキングコード」をページに貼り付ける必要があります。
サイトのトップページ→採用サイト→募集職種ページ→応募
上記のようにどのページからどのページに移動したか、どのくらいの時間をかけてページを見てくれたかを計測することが可能になります。
トラッキングコードとは?
トラッキングコードとは、サイト訪問したユーザー数をカウントしたり、ユーザーがどのページを見たかをGoogleアナリティクス内に記録したりする際に必要なコードのこと。
3-1.トラッキングコードの設置方法
Googleアナリティクスのトップページから管理(左下)をクリックします。
トラッキング情報→トラッキングコードをクリック。
上記のようにウェブサイトのトラッキング「グローバルサイトタグ」が表示されるので、2-1.でアカウント登録をしたときのトラッキングコードを<head>内に貼り付けてください。
貼り付けが完了したら、その瞬間からユーザーの動きが可視化することができるようになります。
4|【リスティング広告を活用する場合】URLに広告用パラメータを付与する
本記事でいうパラメータとは、どの媒体からの流入なのかを区別するために必要なものです。
ここではサイトURLの後に「?utm_~」で始まる文字列がパラメータだと認識しましょう。
- Q リスティング広告とは
- A お金をかけて表示する広告
GoogleやYahoo検索などの結果ページで検索キーワードに応じて検索結果上に表示される広告をあらわす。検索連動型広告とも呼ばれ、ユーザーがクリックするごとに課金される。
- Q オーガニック検索とは
- A 通常の検索結果
GoogleやYahoo検索などの結果ページに表示されるもののうち、検索連動型広告などの広告表示を除いた、通常の検索結果のこと。別名:「自然検索」「ナチュラル検索」
※広告とオーガニック検索の区別は、広告の表示順位はお金で左右される。
それに対して、オーガニック検索におけるページの表示順位はお金ではなく、
GoogleやYahoo検索エンジンのアルゴリズム(計算の仕組み)によって決定される
4-1.トラッキングコードとパラメータの役割の違い
Googleアナリティクスのトラッキングコードの貼り付けをしただけでは、どの広告媒体からユーザーが訪問したのか把握することができません。
それを解消するために「パラメータ」を設置する必要があります。
※GoogleやYahooなどのオーガニック検索などでは不要、検索連動型広告を使用している場合のみ必要だと考えてください。
4-2.パラメータを生成する方法
「パラメータ」を生成、というと専門用語でなんとなく難しいと考えがちですが、ご安心ください。
パラメータを生成するツールが存在しています。
Googleが提供しているCampaign URL Builderというツールを活用することでパラメータ生成が簡単にできます!
【Campaign URL Builder画面】
Website URL: | 広告クリック後に遷移するURL |
Campaign Source: | どこからの流入か (GoogleAdsの場合はGoogle、ヤフースポンサードサーチの場合はyahooなど媒体名を入力) |
Campaign Medium: | 広告の形式 (リスティング広告などの検索広告はcpc、バナーなどのディスプレイ広告の場合はbannerやdisplayと入力) |
入力すると同時に、パラメータ付きのURLが生成されます。このURLを広告のリンク先に設定すれば完璧です。
4-3.パラメータの設置後どのように見えるか
パラメータの設定をするとGoogleアナリティクス上ではどのように数字が見ることができるか見てみましょう。
Googleアナリティクス上での見え方例
このようにヤフージャパンで検索してサイト訪問したユーザーとヤフースポンサードサーチ(リスティング広告)でサイト訪問したユーザーをしっかり区別することができるようになりました。
オーガニック検索やリスティング広告を区別して可視化をすることで、どの広告から応募につながったのかを知る第一歩となります。しっかり設定しましょう。
5|目標設定をする
目標設定とは、Googleアナリティクス特有の言い回しでコンバージョン(本記事では応募)を指しています。
この設定をしないと、どの広告からどれくらいの応募が生まれているかがわからなくなってしまいます。
注意点
ウェブ広告媒体のコンバージョンタグを設定しているからこの目標設定をしなくていいというわけではありません。
あくまで広告媒体のコンバージョンタグを設置しているかとは別に目標設定が必要になります。
5-1設定方法
Googleアナリティクスのトップページ→管理→目標→「+新しい目標」をクリックします。
目標設定: | カスタム |
目標の名前: | 任意の名前を入力(応募など) |
タイプ: | 到達ページ |
到達ページ: | 応募完了後のページURLを入力 |
これで設定は完了となります。
【設定例】
1~5の設定をしたら、広告媒体ごとにどれくらいサイト訪問ユーザーがいて、どれくらいの応募数になるのかが全て可視化できるようになります。
6|自社内ユーザーのIPの除外
よくある事象に、「新しくサイトを作ったばかりなのになぜかユーザー数が多い」「応募数は多いが実際に応募は来ていない」ということがあります。
このようなケースのほとんどは、自社の社員や、自社サイトの制作会社からの流入がGoogleアナリティクスに計測されてしまっていることが原因です。
このように計測されたままだと、一般ユーザーとの区別が難しく、せっかくGoogleアナリティクスで計測していても正確なデータが取得できていないので活用ができなくなってしまいます。
そこでおこなうのが社内ユーザーのIP除外です。
6-1.自分のIPアドレスを知ろう
IPアドレスを知らなくては、除外もできません。ではどうやって知ることができるのでしょうか?
以下のサイトを活用しましょう。
クリックしてアクセスするだけで自分のIPアドレスを知ることができます。
6-2.IPアドレスをGoogleアナリティクスで除外しよう
GoogleアナリティクスTOPから管理(左下)をクリック。
ビューのフィルタをクリック。
フィルタを追加し、以下のように記載します。
フィルタ名: | IP除外(※名称は任意) |
フィルタの種類: | 除外 IPアドレスからのトラフィック 等しい |
IPアドレス: | 先ほど取得したIPアドレスを設定 |
その後、保存し設定完了となります。
Webサイトの制作会社など、他に業務上サイトを閲覧している企業が存在するのであれば、IPアドレスを聞いて除外しましょう。
7|まとめ
今回は基本的な設定について触れましたが、この設定はユーザーを可視化するために必要最低限の設定となります。
実際にどのようなデータを見てユーザーの行動を可視化していくかは、また別の記事でお伝えいたします。
また現在社内でどのように活用しているかによって今回の設定ではない方法のほうが良いケースも多くあります。
より細かく設定をし、ユーザーの可視化をすることもできるので、興味がある方はぜひご相談ください。

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夏目(オウンドメディアリクルーティング担当)
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