求人検索エンジンとは?Indeedなど8サービスの料金・特徴を徹底比較!
求人検索エンジン
求人検索エンジンというとIndeed(インディード)を思い浮かべる方が多いと思いますが、ほかにも、求人ボックス・スタンバイ・Googleしごと検索・Careerjet(キャリアジェット)などさまざまな種類があります。
本記事では、これらの求人検索エンジンは何が違うのか?そもそも求人検索エンジンとは何なのか?詳しく解説します。ぜひこの機会に求人検索エンジンを正しく理解し、自社の採用に活用されてみてはいかがでしょうか。
- 本記事を読むとわかること
- ✓「求人検索エンジン」の定義や特徴
✓求人検索エンジン8サービスの概要
(Indeed・求人ボックス・スタンバイ・Careerjet・Googleしごと検索・Simply Hired・Jooble・仁王)
✓求人検索エンジン8サービスの料金比較
- 求人検索エンジンの比較資料はこちら
求人検索エンジン5サービスを比較してわかりやすくご紹介します。新たな採用手法をお探しの方はぜひご覧ください。
1.求人検索エンジンとは?
ここでは、求人検索エンジンの特徴や仕組みについて解説します。
1-1.求人検索エンジンの特徴
求人検索エンジンとは、簡単に説明すると求人情報に特化した検索エンジンです。
例えば、GoogleやYahoo!などを利用し検索する際に、下記のような検索窓から、知りたい言葉や情報を入力し、検索をされるかと思います。
求人検索エンジンとは、GoogleやYahoo!と同じような検索エンジンに求人情報が集約されたものを指します。
ほとんどの求人検索エンジンサイトは、「職種」と「勤務地」を入力して求人を探す形になっています。
例えばIndeedの場合、キーワード(職種・キーワード・会社名)と勤務地(都道府県名・市区町村名)で検索できるようになっています。
そのため、例えば求職者がワークライフバランスを重視していた場合には、下記のような検索をかけることもできます。
Indeedはほかにも、企業口コミや給与などが検索できるページもあり、求職者にとって使いやすい求人検索エンジンとなっています。
1-2.求人検索エンジンの仕組み|クローリング
では、求人検索エンジンの仕組みはどのようなものなのでしょうか?
求人検索エンジンがインターネット上にある求人情報を集約し、まとめて見ることができるのは、クローリングをしているからです。
クローリングとは、検索エンジンロボットがネット上の採用情報を巡回し、企業のHPや求人サイトから情報を集めて集約することを指します。
クローリングで読み込むページには「これは求人情報である」と判断するための条件があります。そのため、求人検索エンジンに自社のページを読み込ませたい場合は、その条件を満たす必要があります。
1-3.求人検索エンジンの仕組み|直接投稿
クローリングだけでなく、求人検索エンジンでは一般的な求人サイトと同じように、求人を直接投稿することも可能です。
無料でも投稿可能ですが、表示される枠が無料と有料(スポンサー求人)で異なります。有料枠のスポンサー求人は求職者に表示されやすい仕組みのため、応募数の増加を期待できます。
採用ホームページやランディングページを持っていない企業では、まず直接投稿を活用してみてもいいでしょう。
2.求人検索エンジンのメリット・デメリット
それでは、求人検索エンジンのメリットとデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。
2-1.求人検索エンジンのメリット
求人検索エンジンにはメリットがたくさんあります。ここでは3つご紹介します。
採用コストが安い
一般的に人材紹介を利用すると60万~、求人サイトに掲載すると30万~など高額な採用費がかかります。
しかし、求人検索エンジンの掲載料金は無料になっているものがほとんどです。
自社の採用HPに載せている情報やすでに掲載している求人サイトから、自動でクローリングしてくる仕組みを利用して掲載するか、各求人検索エンジンサイトに直接投稿するため料金がかかりません。
しかし、求人検索エンジンは求人の掲載数も多いため、求人が埋もれてしまうことも多々見受けられます。
そのため、より応募数を増やすために有料課金にするなど、さまざまな運用が求められます。
全職種・全雇用形態に対応のため求職者に発見してもらいやすい
自社の採用HPに載せている情報やすでに掲載している求人サイトから情報を引っ張ってきているため、複数のサイトで求人情報を公開している企業や、複数職種での募集をしている企業は求職者から発見されやすくなります。
また雇用形態も、正社員・契約社員・派遣・アルバイト・パートなどさまざまな雇用形態の求人情報を網羅的に掲載することができます。
地方求人に強い
求人検索エンジンは地方採用にも強いです。求人サイトや人材紹介は、首都圏などに集中されやすく、地方の求人掲載があまりないのが現状です。
しかし、求人検索エンジンは、クローリングを利用しているため地方の求人情報も多く掲載しています。
そのため、地方で仕事を探されている求職者の利用が増加しており、応募されやすくなっています。
2-2.求人検索エンジンのデメリット
いいところづくしと思われる求人検索エンジンですが、デメリットもあります。
運用には知識が必要
求人検索エンジンで効果を出そうとなると、ある程度の知識が必要です。
クローリングで自動的に掲載されている企業が多いため、自社の求人情報が埋もれてしまう可能性があるからです。
より発見されやすくするには、有料掲載に切り替える・毎日運用する担当者を決めるなどの工夫が必要になっていきます。
求人情報の更新が必要
求人検索エンジンサイトには、求人情報が更新されないと、表示回数が減ってしまうものもあります。
そのため、こまめな求人情報の更新や、惹きつけやすいキーワードを入れるなど、求人情報の記載方法のテクニックも身につけなければなりません。
クローリングされるためには条件がある
求人検索エンジンがクローリングするには、様々な条件があります。自社HPに求人を掲載していても、条件に当てはまらなくては読み込んでもらえません。
クローリングされるかは、求人検索エンジンサイトによって違いますが、ほとんどの求人検索エンジンサイトのクローリングの条件が「HTML形式で、1職種1勤務地1URLのルールに則って各ページのURLがわかれていること」となっています。
3.おすすめの求人検索エンジン8選
ここでは求人検索エンジン8サービスの特徴や料金について解説していきます。
3-1.Indeed(インディード)
Indeed(インディード)の特徴
求人検索エンジンの中で1番の知名度を誇るIndeed(インディード)。
ひと月に3,700万以上*¹の利用者が訪れており、求人検索エンジンでもほかに類を見ない規模感です。
求人件数も圧倒的にあり、月間追加求人数の平均は620万件*²。
SEOのに強く、Googleなどの検索結果画面で上位に表示されます。また、2024年1月30日に開始されたIndeed PLUS(インディードプラス)により、タウンワークやリクナビNEXTなどほかの媒体に掲載される可能性があることも特徴です。
*¹Similar Web, 総訪問数, 2023年8月
*²公式「Indeed求人掲載」(2024年8月)
Indeed(インディード)の料金形態
無料掲載 | あり |
有料掲載 | あり クリック課金 |
クリック単価 | 15円~ |
サービス詳細 | https://www.neo-career.co.jp/humanresource/indeedkeisai/ |
3-2.求人ボックス
求人ボックスの特徴
求人ボックスを運営するカカクコムは、ほかにも「食べログ」や「価格.com」などのサービスを長年運営している実績があります。
これらのサービスを運営してきたなかで培った、ノウハウやコンテンツ制作力を活かし、ユーザー目線に合わせた使いやすい設計をおこなっています。
地域や雇用形態に関わりなく、さまざまな求人を偏りなく掲載しており、ユーザーの多様なニーズに対応しています。
求人ボックスは国内最大級である1,000万件以上の求人を掲載しており、ユーザー数も1,000万人*をこえています。
*2024年3月時点
求人ボックスの料金形態
無料掲載 | あり |
有料掲載 | あり クリック課金 |
クリック単価 | 25円~1,000円 |
サービス詳細 | https://www.neo-career.co.jp/humanresource/kyuzinbox/ |
3-3. スタンバイ
スタンバイの特徴
スタンバイは、掲載求人数は常時900万件を超えている、日本最大級の検索エンジンです。
ビズリーチを運営するビジョナル株式会社とポータルサイトYahoo!JAPANを運営するZホールディングス株式会社の合弁会社「株式会社スタンバイ」が運営しています。
スタンバイの料金形態
無料掲載 | あり |
有料掲載 | あり クリック課金 |
クリック単価 | 30円~1,000円 |
サービス詳細 | https://www.neo-career.co.jp/humanresource/standby/ |
3-4. Careerjet(キャリアジェット)
Careerjet(キャリアジェット)の特徴
キャリアジェットは、世界90カ国28言語以上で利用可能な世界最大級の求人検索エンジンです。
そのため、「今住んでいる国とは別の国で働きたい求職者」の目にとまる可能性が高くなっています。
日本語だけでなく、英語の求人も用意すると、今までとは違う層の求職者からのエントリーが期待できるかもしれません。
また、求職者がメールアドレスを登録すると、希望条件にマッチした求人が掲載された際に、通知が来るようになっています。
そのため、「求人情報を掲載したのに、求職者から気付いてもらえない」ということが少ないです。
Careerjet(キャリアジェット)の料金形態
無料掲載 | なし |
有料掲載 | あり クリック課金 |
クリック単価 | 10円~ |
サービス詳細 | https://www.careerjet.jp/ |
3-5. Googleしごと検索
Googleしごと検索の特徴
Google しごと検索は、2017年6月にGoogle for Jobsとしてアメリカで発表され、その後、世界中に広まっている求人情報の新しい探し方です。
求人情報を探しているユーザーに対してGoogleがウェブ上の転職・求人情報サイトや企業の採用ページなどから求人情報を探して検索結果の上位にわかりやすく表示します。
そのため求職者は[新宿 アルバイト][薬局 短期アルバイト]など使い慣れたGoogleの検索ボックスにキーワードを入力するだけで、ニーズにあった求人情報を得ることが可能です。
また、Googleしごと検索は広告ではありません。上位表示するために課金をするということは基本的にはできないといった特徴があります。
Googleしごと検索の料金形態
無料掲載 | あり |
有料掲載 | なし |
サービス詳細 | なし(検索ワードによって表示される) |
3-6. Simply Hired(シンプリーハイヤード)
Simply Hiredの特徴
Simply Hiredは2005年にリリースされ、2016年に株式会社リクルートホールディングスがを保有しております。
100社以上の求人サイトに求人を掲載できることが特徴です。しかし、現状ではIndeedと連携をしており、求人を掲載するには、Indeedのアカウントを使って作成する必要があります。
そのためSimply Hiredは、Indeedに掲載するための入り口の1つと考えて問題ないでしょう。
また、求人検索エンジンサイトには珍しく直接投稿ができません。
Simply Hiredの料金形態
無料掲載 | あり(Indeedと連携) |
有料掲載 | あり クリック課金 |
クリック単価 | 非公開 |
サービス詳細 | https://www.simplyhired.jp/ |
3-7. Jooble(ジョーブル)
Joobleの特徴
Joobleはヨーロッパ・インド・ロシアを中心に、全世界61カ国で展開しており、28言語の検索に対応しています。
日本では2011年から展開していますが、あまり認知度がないことも影響し、翻訳が正しく表示されていないなどのデメリットもあります。
しかし世界では月間訪問数3,000万と多いため、ヨーロッパを中心に仕事を探したい求職者にとっては、メリットがあります。
Joobleの料金形態
無料掲載 | あり |
有料掲載 | あり |
クリック単価 | 非公開 |
サービス詳細 | https://ja.jooble.org/ |
3-8. 仁王(ニオウ)
仁王の特徴
仁王の特徴は、25,000社以上の採用ページに掲載されている求人情報に加え、求職者にピッタリの企業を探すことができるシステムがあることです。
仁王独自の基準で企業と求人情報にランク付けをしています。
また、企業の年収や評価の口コミ情報の公開も開始され、より求職者目線に寄り添った求人検索エンジンとなっています。
仁王の料金形態
無料掲載 | あり |
有料掲載 | あり ・テキスト広告 ・メルマガ広告 ・バナー広告 など |
サービス詳細 | https://nioh.jp/index.html |
4.求人検索エンジン8サービスの料金比較表
求人検索エンジン8サービスに関して、無料掲載ができないのはCareerjet(キャリアジェット)のみとなっています。一方、有料掲載のクリック単価はCareerjet(キャリアジェット)が10円~と、最も最安値です。また、求人ボックスとスタンバイは、クリック単価の最大値が~1,000円までと決まっているため安心です。
しかし、クリック単価は最低価格が低くても、それが必ずしも適用できるわけではありせん。クリック単価はさまざまな要因を受けて変動し続けているからです。クリック単価を抑えるためには、継続的に運用をしていく必要があります。
「だったら実際はいくらかかるの?」という疑問をお持ちの方のために、求人検索エンジンの利用料金の概算をご紹介いたします。
求人検索エンジンを有料で利用するためには、約10万円~始められますが、しっかりと効果を検証するには、約30万円ほどのご予算で始めていただくことが、おすすめであり一般的です。ただし、あくまでも概算となりますので、具体的な金額などが知りたい方は個別にお問い合わせください。
5. まとめ
求人検索エンジンは、ネット上の求人情報を集めて検索結果に表示する仕組みになっているサイトのことを指します。
導入へのハードルが低い求人検索エンジンは、採用コストを抑えつつ求職者からの発見率を高めることができますが、運用などの業務負荷は増えるかもしれません。
そのような際には、運用をしてくれる代理店の依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
また、各求人検索エンジンサイトによっても特徴があるため、どれが自社に合っているのか相談してみるのも良いでしょう。
「既存の採用手法に行き詰まりを感じている」「新しい方法を試してみたい」という企業様は、ぜひ一度検討してみてください。
- 求人検索エンジンの比較資料はこちら
求人検索エンジンと5サービスを比較してわかりやすくご紹介します。新たな採用手法をお探しの方はぜひご覧ください。
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