求人ボックスとIndeedの違いを徹底比較!メリット・デメリットも解説

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Indeed・求人検索エンジン

求人ボックスとIndeedの違いを比較

求人検索エンジンである求人ボックスIndeed(インディード)は、Webに散在する求人情報をまとめて検索できるサービスとして近年注目を集めています。

どちらも同じような仕組みのため、一見して違いがわかりづらいと感じる方も多いです。

 

本記事では、
・Indeed(インディード)と求人ボックスの3つの違い
・Indeed(インディード)と求人ボックスの共通点
・Indeed(インディード)もしくは求人ボックスがおすすめな企業

について解説していきます。求人掲載をお考えの方はぜひご一読ください。

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求人ボックス・Indeed・スタンバイの比較表や各サービスの詳細をまとめた資料です。こちらから自動でダウンロードいただけます。

1.求人ボックスとIndeed(インディード)の3つの違い

求人ボックスとIndeedの比較表

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*¹出典:Similarweb,総訪問数,2023年8月
*²出典:株式会社カカクコム(2023年1月)

求人ボックスとIndeedの違いについて、上記の比較表をもとに詳しく解説していきます。

1-1.料金の違い

求人ボックスとIndeedはどちらもクリック課金型の料金形態です。掲載自体に費用はかからず、求人がクリックされたタイミングで課金されます。

クリック単価(1クリックあたりの金額)は、キャンペーンやキーワードごとにオークションで決定する仕組みです。同じキーワードで競合の企業が多いほどクリック単価が高騰しやすくなります。

 

求人ボックスとIndeedで異なる点は、クリック単価の運用方法です。

求人ボックスはキーワードごとに手動でクリック単価を設定する「入札制」を選択できるのに対し、IndeedはAIが自動でクリック単価を設定します。そのため、求人ボックスの方が柔軟に運用でき、運用次第で費用を抑えやすいでしょう。

※元々Indeedでもクリック単価を手動で入札できましたが、2023年4月に廃止されてAIによる自動運用のみになりました。

 

また、どちらも上限予算を設定できるため、安心して利用できます。予算上限に到達すると自動で無料掲載枠に切り替わる仕組みです。

POINT
このような場合におすすめ!
・細かく運用して広告費を調整したい場合は求人ボックス
・できるだけ広告費を抑えたい場合は求人ボックス
・ある程度の運用でお任せしたい場合はIndeed

また、現在のクリック単価の相場は求人ボックスの方が若干低くなっています。下記は弊社で運用した求人ボックスとIndeedのクリック単価の相場です。職種や地域によって異なるため、ご参考までにご覧ください。

クリック単価の相場

求人ボックスの相場:25~500円
Indeedの相場:70~700円

1-2.月間訪問数と求人数の違い

求人ボックスの月間訪問数は830万*、Indeedの月間訪問数は3,700万*のため、月間訪問数はIndeedの方が圧倒的に多いです。

 

また、Indeedの求人数は公開されていませんが、求人ボックスよりもはるかに多いと予想できます。両者のページインデックス登録数は求人ボックスが6,470,000件であるのに対し、Indeedは11,200,000件と約2倍であるためです。

このことから、より多くの求職者にアプローチしたい場合はIndeedが向いていますが、競合も多いため自社の求人が埋もれてしまう可能性も考慮する必要があります。

*出典:Similarweb,総訪問数,2023年8月時点

 

POINT
このような場合におすすめ!
・短期間でより多くの求職者にアプローチしたい場合はIndeed
 ※広告の露出を増やすために効果的に運用する必要あり

1-3.検索軸の違い

求人ボックスとIndeed(インディード)の検索軸の違いは「勤務地」と「条件」での検索のしやすさです。

 

求人ボックスは検索軸を自由に設定することができ「職種のみ」「勤務地のみ」などで絞り込みが可能です。

一方で、Indeedでは勤務地なしで検索することはできず、検索軸が「キーワード×勤務地」のかけ合わせになっています。さらに勤務地からの距離でも絞り込みが可能です。

このことから、Indeedは比較的地方の求人に強いといわれています。

 

また、求人ボックスでは「未経験OK」「土日祝休み」「交通費支給」などのこだわり条件をタグで検索できますが、Indeedではフリーワードでしか検索できません。日本の求人サイトは条件検索できることが多いため、求人ボックスは日本人好みの仕様だといえます。

このことから、条件面を自社の強みとして打ち出したい場合は求人ボックスの方がアピールしやすいでしょう。

 

POINT
このような場合におすすめ!
・地方で採用したい場合はIndeed
・条件面でアピールしたい場合は求人ボックス

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2.そもそも求人ボックス・Indeed(インディード)とは?

そもそも求人ボックスとIndeedとは?

ここまで求人ボックスとIndeed(インディード)の違いについてご説明しましたが、そもそもこれらのサービスって何?と思われている方もいるのではないでしょうか。

ここでは、求人検索エンジンである両者の仕組みや、求人サイトとの違い、メリット・デメリットなどを解説します。

2-1.求人ボックスとIndeedの仕組み|求人検索エンジン

求人検索エンジンの仕組みについて説明

求人ボックスとIndeed(インディード)は、さまざまな求人情報を集約した求人検索エンジンです。

GoogleやYahoo!など検索エンジンの、求人情報に特化したバージョンとイメージしていただくとわかりやすいでしょうか。Web上に公開された求人情報を集約して、まとめて検索できる仕組みになっています。

 

従来の求人サイト(マイナビ転職、リクナビ、バイトルなど)ではサイト内に掲載された求人しか閲覧することができず、求職者はいくつかの求人サイトを個別で見に行く必要がありました。

一方、求人検索エンジンが登場したことにより、各種求人サイトや企業の採用ページ、人材紹介・派遣メディアなどさまざまな求人情報を1つのサイトに集約し、求職者がまとめて見られるようになりました。

2-2.求人ボックスとIndeedの掲載方法|クローリングと直接投稿

    • クローリング
      クローリング
        検索エンジンロボットが求人情報を自動で集約  
    • 直接投稿
      直接投稿
        各サイトの企業アカウントから直接求人を作成  

求人ボックスとIndeedではさまざまな求人情報を集約するためにクローリングをしています。

クローリングとは、求人ボックスやIndeedの検索エンジンロボットがWeb上を巡回し、求人情報を集約することを指します。クローリングされたページは自動的にサイトに反映されるため、気づかないうちに「自社の採用HPがIndeedに載っていた!」ということもあり得ます。

※クローリングの条件などはサービスごとに異なります。

 

また、求人ボックスとIndeedには求人を直接投稿することも可能です。各サイトの企業アカウントから簡単に求人を作成できます。

その場合、求人原稿は自社で作成する必要がありますが、運用代行サービスを利用する場合は求人の作成から代行が可能です。

2-3.求人検索エンジンのメリット・デメリット

求人検索エンジンと求人サイトの違い

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上記の表では、求人検索エンジンと一般的な求人サイトの違いをまとめました。これらの違いから求人検索エンジンのメリット・デメリットを下記に紹介します。

求人検索エンジンのメリット

・採用コストが削減できる

クリック課金型のため求人が閲覧された時しか料金が発生せず、費用の掛け捨てリスクを低く抑えられます。また、運用次第でクリック単価を下げることも可能です。求人サイトで長期間掲載している企業は、特に採用コストの削減を期待できるでしょう。

 

・ユーザー数が多い

求人サイトは大手でも月間訪問数400万程度が相場です。一方、求人検索エンジンのIndeedと求人ボックスは、それぞれ月間訪問数が3,700万と830万のため、多くのユーザーと接点を持てます。

 

・無制限に求人募集できる

求人検索エンジンでは掲載期間と求人数が無制限のため、好きなだけ求人募集することが可能です。求人数が多い企業の場合、求人サイトでは掲載料金が高くなりやすいですが、求人検索エンジンではその心配はありません。

求人検索エンジンのデメリット

・運用に工数がかかる

求人検索エンジンの有料広告は、運用型広告と呼ばれます。なぜそう呼ばれるのかというと、広告の表示位置やクリック単価などが常に変化しているからです。この変化のアルゴリズムは各社が独自で定めており、詳細は明かされていませんが、求職者と求人をマッチングさせるためのロジックが組まれています。

たとえば、ある求人広告が検索結果の1番上に表示されたとして、その求人広告をクリックした求職者が皆すぐに離脱してしまった場合、アルゴリズムがその求人広告はユーザーニーズを満たしていないと判断し、表示位置を下げる可能性があります。

この運用には知識やノウハウが必要なため、自社で運用する場合はその分の工数を見積もっておきましょう。

 

Indeed運用代行サービスとは?

Indeed代理店比較

Indeed運用代行サービスとは、求人の作成から運用まで全て代理店が代行するサービスです。Indeedの代理店について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

3.求人ボックスとIndeed(インディード)どちらがいいの?

求人ボックスとIndeedどちらがいいの?

それではここから、企業の目的や条件別に求人ボックス・Indeed(インディード)のおすすめを解説していきます。

3-1.求人広告費を抑えたいなら求人ボックス

求人ボックスではクリック単価の設定の際に手動運用を選択できます。手動運用では、注力したいキーワードまたは除外したいキーワードなどを設定することができるため、運用次第で求人広告費を削減可能です。

また、弊社で運用したクリック単価の相場は、Indeedが70~700円、求人ボックスが25~500円のため、求人ボックスの方が低く抑えられています。

3-2.より多くの求職者にアピールしたいならIndeed

Indeedの月間訪問数は3,700万で、そのほかのWeb求人サービスと比較して最も多くの求職者が訪れています。その分求人数も多いですが、徹底的に運用して表示回数を増やすことで、多くの閲覧を獲得できます。

「応募者を大幅に増やしたい」「短期間で採用する必要がある」など、採用の人数や緊急性に合わせてIndeedを検討するといいでしょう。

3-3.地方で採用するならIndeed

求人ボックスとIndeedは検索軸と掲載ロジックに違いがあります。

求人ボックスの検索軸は自由にカスタマイズできるのに対して、Indeedの検索軸は「キーワード×勤務地」のみで勤務地でのマッチングが必須のため、地方の求人に強い傾向があります。

どちらも掲載ロジックの詳細は公開していませんが、求人ボックスでは「入力されたキーワード・勤務地との関連性、情報量や新しさ、そのほか求職者にとって必要な情報を考慮して決定*」することがわかっています。

Indeedも同様の項目を含むと思われますが、検索軸の違いから、勤務地の比重が比較的高いことが読み取れるでしょう。

*引用:求人ボックス「FAQ・よくある質問」(2023年10月)

3-4.条件面のアピールポイントがあるなら求人ボックス

求人ボックスの検索軸の特徴として、こだわり条件での検索があります。

こだわり条件とは「未経験OK」「託児所あり」「研修あり」「残業なし」「在宅勤務か」など求人に関する細かい条件のことです。日本の求人サイトではよく見かける項目ですが、Indeedには選択肢として用意されておらず自由記述になっています。

このことから、求人ボックスの方が条件面で求人を絞り込みやすいため、アピールポイントの多い企業は閲覧されやすくなるでしょう。

 

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4.まとめ

求人ボックスとIndeed(インディード)は求人検索エンジンであり、どちらも掲載方法や料金形態は同じです。一方で、ユーザー数や運用方法、検索軸などに違いがあります。

ユーザー数はIndeedが圧倒的に多いですが、料金は求人ボックスの方が運用次第で抑えやすいといえます。また、検索軸の違いからはIndeedの方が地方の求人に向いており、求人ボックスの方が条件面でアピールしたい求人向けだといえます。

もちろん、そのほかにもさまざまな要因によって相性は変わるため、本記事も1つの意見としてご参考いただければ幸いです。

 

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