採用ページの流入を伸ばす
Googleアナリティクスの使い方~分析方法編~

総合

無料のアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」。

設定はしたものの「何をどう見ればいいか分からない」と思っている方も多いのではないでしょうか。

今回はそのような状況を解決するための、無料のアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を使った分析方法をご紹介。

採用担当者様が流入を増やすために、何をどう分析すれば良いのか、ネオキャリアグループのWebマーケティング専門子会社マーベリックのコンサルタントが詳しくお伝えいたします。

(この記事は2019年8月時点のものです。)

今回の解説者

マーベリック株式会社 マーケティングコンサルタント|吉田 涼一郎

商社やネットベンチャーにて営業や広告運用を経験した後、マーベリック株式会社にてWeb広告の運用・コンサルティングを担当。広告の運用だけに囚われず、Webの実績を元にお客様のビジネスを伸ばすための提案などもおこなっています。好きな飲み物は日本酒です。

Google Analyticsの使い方がわからずお悩みの方はお気軽にご相談ください

本連載の1回目もチェック!
採用ページの応募を伸ばすGoogleアナリティクスの使い方~設定方法編~
Googleアナリティクスの設定について悩まれているご担当者様はご覧ください!

1|どのくらい見られているのか知りたい

ここではGoogleアナリティクスでどのページがよく見られているのかを調べる分析方法を説明します。

1-1.ページビュー数・滞在時間・離脱率などの確認手順

採用サイトのどのページがよく見られているのかを確認することで、応募検討ユーザーの興味がある内容を知ることができます。

更に「まったく見られていないページがどこか」を把握することで、改善に着手すべきページの優先順位付けが早くなります。

ユーザーの閲覧回数を見るまでのGoogleアナリティクス確認手順

行動→サイトコンテンツ→すべてのページ
をクリックしていくとレポートが表示される

こちらのサイトコンテンツ・すべてのページを開くとこのようになります。

・ページビュー数
・ページ別訪問数
・平均ページ滞在時間
などが表示されるため、分析ができるようになります。

1-2.確認すべきポイント

「どれくらいが平均のページビュー数なのか」
「平均ページ滞在時間なのか」
「離脱率の平均パーセンテージはどのくらいなのか」

をよく聞かれることがあります。

しかし、各サイトの作り、文章量にも左右されるため、答えは存在しません

また離脱率が高くても良いページがあります。

たとえば応募完了した後に表示されるページ(サンクスページ)がそうです。

そのページが1ページで役割を終えるようなページは離脱率が高くてもまったく問題ありませんし、平均ページ滞在時間が短くても支障ありません。

1ページ1ページの役割を見て、どのくらい改善していけばいいのかを見極めていきましょう。

2|どんな人に見られているのか知りたい

ページをどれくらい閲覧しているかを把握して、ページの改善を進め、採用サイトからの応募数が増えたとします。

しかし、ターゲットからの応募(有効応募)でなければ意味がないと考える採用担当者様も多いのではないでしょうか。

ここでは、性別や興味関心など訪問ユーザーの属性を把握するレポートを紹介します。

2-1.年齢・性別・地域・デバイスなどの確認手順

サイト訪問しているユーザーについてのレポートは「オーディエンス」という部分に格納されています。

オーディエンスの見方
オーディエンス→ユーザー属性
をクリックしていくと、
概要
年齢
性別
が選択できる

オーディエンス→ユーザー属性→概要の場合の場合ですと、下記のようなレポート形式で表示されます。

この場合、サイト訪問してくれた年齢と性別がグラフ化されて確認することができます。

注意点としては、Googleアナリティクスタグを貼り付けてあるページ全てが対象となっています。

2-2.採用サイトが独立していない場合の設定手順

2-1でご説明したレポートですと、Googleアナリティクスタグを貼り付けてあるページ全てが対象になってしまいます。採用サイトが独立している企業様であれば良いのですが、たとえば下記のようにコーポレートサイト配下のディレクトリに採用ページが存在する場合は、/recruit以下のみの数値を確認する必要があります。

(例)https://www.mvrck.co.jp/recruit/index.html

そのため、“採用サイトを閲覧したユーザーのみの属性”を知りたい場合は下記の方法となります。

採用ページ閲覧ユーザーのみを切り取って性別や年齢を確認する方法
例)オーディエンス→ユーザー属性→年齢
①セカンダリディメンションをクリックして、ページを選択
②画面右にあるアドバンスをクリックし、採用サイトのURLを入力
※弊社であれば採用ページトップのURLには/recruit/index.html
という文字列が入るので/recruit/index.htmlを入力
③採用ページ毎の年代×訪問者数が把握することができる

①オーディエンス→ユーザー属性→年齢をセカンダリディメンションをクリックして、ページを選択します。

②セカンダリディメンション:ページになっていることが確認できたら、画面右にあるアドバンスをクリックし、採用サイトのURLを入力。

③採用ページ毎の年代×訪問者数が把握することができます。

2-3.確認すべきポイント

弊社の新卒採用ページの場合ですと、応募資格が2020年度卒業見込みの高専生・大学生・大学院生となるので年齢は20歳~30歳くらいまでとなります。

上記のレポートを見ると弊社では25-34歳の年代のユーザーが1番閲覧してくれていることが分かります。

また、45歳以上からは一切閲覧されておりません。

このことから、ターゲット外の流入も少なく、ターゲットにも訴求できていることが分かります。

しかし、高専や大学卒業される見込みの18-24歳の層に訴求率が少ないです。

1章で掲げた改善をするとともに、SNSアプリでの投稿を増やすなどの導線づくりが必要になっていきます。

このように、求めているターゲットと実際にサイトに訪れている年齢・性別を比較し改善していきましょう。

3|応募した人はどのような人なのか知りたい

Googleアナリティクスでは、「どのページを閲覧するユーザーが応募しやすいか」など、どのようにユーザーが応募に至ったのを分析することができます。

応募ユーザーが何回サイトに訪問し、どのようにページを閲覧したのかを確認する方法をご説明します。

3-1.応募した人の行動履歴を確認する手順

どのようにページを閲覧したのかを確認する手順
①オーディエンス→ユーザーエクスプローラー
②すべてのユーザーをクリックし、コンバージョンに至ったユーザー」のみをチェックして適用
③コンバージョンに至ったユーザーを適用すると、応募をした方のみが選定される
④クライントIDをクリックし、応募された方のサイト内の行動履歴が見る
⑤さらに詳細に見たいときには、「すべてを展開」クリックするとすべての行動履歴が時系列に並べられる

①Googleアナリティクスで、オーディエンス→ユーザーエクスプローラをクリックしていくと以下のような画面が表示されます。

クライアントIDとはユーザーを識別する数字です、ユーザー毎に数字が振られているものだと考えてください。

 

②デフォルトのままで見ていこうとすると応募していないユーザーが多すぎて、応募ユーザーの傾向把握するまでかなり時間がかかってしまいます。

「すべてのユーザー」をクリックして、以下のような画面が表示されたら、「コンバージョンに至ったユーザー」のみをチェックして適用してください。

 

③「コンバージョンに至ったユーザー」適用後は、応募した方のみが選定されます。

④クライントIDをクリックすると、応募された方のサイト内の行動履歴が見れます。

 

⑤さらに詳細に見たいときには、「すべてを展開」クリックして時系列に並べて応募された方の動きをチェックしていきましょう。

3-2.確認すべきポイント

確認すべきポイント
・初回訪問時の初めて閲覧したページ
・コンバージョンの前に閲覧していたページ(ここではAページとします)を確認
・Aページの前のページ
・訪問回数を確認
・流入元(Organic Search,Directなど)

これらを確認しましょう。

それほど時間をかけずになるべく多くのユーザーを確認していくことが大切です。(※目安は30~50ユーザー)

改善項目優先すべき改善ポイント

優先すべき改善ポイントは、コンバージョンの前に閲覧していたページを確認することです。

なるべく応募(コンバージョン)に近いページを見ていき、

  • コンバージョンの前に閲覧していたページ(Aページ)の充実
  • Aページの前のページからAページへ遷移しやすくする

上記の改善を図っていきましょう。

4|どこで離脱されたのか知りたい

「応募検討をしたけれども離脱したユーザー」を知りたい採用担当者の方もいるのではないでしょうか。

しかしGoogleアナリティクスが自動的に教えてくれるわけではありません。

そのため、応募検討をしたけれども離脱したユーザーを定義するところから始めましょう。

4-1.計測ができるようにするための設定手順

Googleアナリティクスでは目標設定をおこない、どのページを閲覧したら応募(コンバージョン)とするかを自分で設定することができます。

目標設定の画面で応募するまでに通るページを設定して応募完了までの間で、どのページが原因で離脱したかを確認することができます。

言い換えれば、応募の手前まで来ているけれど応募はしてないユーザーを確認することが可能です。

このことを目標到達プロセスと呼びます。

応募検討をして離脱したユーザー(目標到達プロセス)の設定手順
①Googleアナリティクスで管理のページを開く
②管理ページから目標を選択
③目標の詳細にある、目標到達プロセスをクリックしてオンにする
④オンにしたら、ステップが表示されるので職種ページ→入力ページ→確認ページ→応募完了と入力、各ページに当てはまるURLを入力し、保存

①Googleアナリティクスで管理のページを開きます。

②管理ページで目標を選択

③目標の詳細にある、目標到達プロセスをクリックしてオンにします。

④オンにしたら、ステップが表示されるので職種ページ→入力ページ→確認ページ→応募完了と入力

各ページに当てはまるURLを入力し、保存します。

4-2.応募検討をして離脱したユーザーの確認手順

上記の設定をおこない、実績が溜まってきたらGoogleアナリティクスで分析することができます。

応募検討をして離脱したユーザーの確認手順
コンバージョン→目標→目標到達プロセス
をクリックしていくとレポートが表示されます。

コンバージョン→目標→目標到達プロセスを確認してみましょう。

なお、実績が溜まってきてからではないと改善策も異なってきてしまうので、ある程度応募が集まってからにしましょう。

4-3.確認すべきポイント

上記では、目標到達プロセスで離脱したユーザーを確認するレポートが表示されます。

まず、レポート上部を見ましょう。

「目標のオプション」で、見たい数値を選択しましょう。

その下には選択した目標の集計対象期間全体のコンバージョン率が表示されます。

また下の折れ線グラフは日別のコンバージョン率が折れ線グラフされます。

重要なのはその下の部分になります。

確認すべきポイント
・どのページから流入しているのか(黒枠)
・どのページに離脱しているのか(赤枠)
・他にはどのようなページから応募されているのか(オレンジの枠)

ここではどのページから流入し、どのページに離脱しているのかが分かります。

上記の場合ですと、黒枠の296が流入ページのURLを表示していて、赤枠の293が応募に至らず離脱しているページのURLを表示しています。

また、オレンジ枠は流入ページ以外から直接応募されているページです。

これらを分析して、どのページからどのページに遷移した際に、離脱が大きいのかを原因を確認しましょう。

改善項目優先すべき改善ポイント

優先すべき改善ポイントは、流入ページの確認することです。

  • 職種ページのコンテンツを増やす
  • フォームを簡易的にしてみて応募完了してもらえる作り

など工夫をしていき、より離脱率を減らしましょう。

5|さいごに

5-1.目的を見失わないことが重要!

今回は具体的な数字の確認方法をご紹介させていただきましたが、大前提として下記のような点を意識することが重要です。

  • ①採用サイトのページの中で一番見てもらいたいページはどこでしょうか?
  • ②そのページは内容を把握するのにどれくらいの時間がかかるページでしょうか?
  • ③競合他社の同じようなページと何が違うでしょうか?

弊社マーベリック株式会社の採用ページとインターン募集ページを例に考えてみます。
※現在募集は終了しています。

①採用サイトのページの中で一番見てもらいたいページはどこでしょうか?
新卒向けインターンページ(現在は募集終了)

ROOKIE INTERNをクリックした先のページとなります。
https://www.mvrck.co.jp/recruit/intern/

②そのページは内容を把握するのにどれくらいの時間がかかるページでしょうか?
長くてもせいぜい30秒程度。

30秒よりも短ければ改善をすべきという判断になります。

【30秒よりも短い場合に考えられることと改善内容】
1.インターンページ(https://www.mvrck.co.jp/recruit/intern/)の前のページでの表記に誤解を招く表現を使っている。
→クリックした後のページがどういう内容なのかを分かるように表記を改めましょう。

2.誤クリック誘発しやすい(※パソコンとスマホでの配置が変わることなど)
→パソコンとスマホで配置に変えてみましょう。

③競合他社の同じようなページと何が違うでしょうか?
他社のページにはよく記載されているけど自社のページには記載がない項目を追加

弊社の場合ですと、他社のインターン募集ページに比べて、インターン「PROGRAM」が薄いので当日おこなうことやタイムスケジュールを追加するのが良さそうです。

また、無給インターンなので「参加のメリット」ももっと充実させたほうが学生さんにイメージしてもらいやすいかもしれません。

このように、数字を確認するのは、あくまで求人の応募を獲得するという目的を達成するためです。そのためには、ユーザーの気持ちを考えた導線の設計になっているのかを見直し、コンテンツの差別化を図ることなども重要です。

Googlo Analyticsの数字にばかり目を向けていると、そのような基本的なことを意外と見落としてしまいがちです。分析ツールをうまく活用して、オウンドメディアリクルーティングを成功させることを意識していきたいですね。

まとめ

前回は基本的な設定について触れましたが、今回はユーザーの行動の可視化と、ユーザーの傾向の見るべきポイントについて説明しました。

実際にどのようなデータを見てユーザーの行動を可視化し、改善していくのかは企業様ごとによって異なります。

より細かくユーザーの行動を可視化し、改善することもできますので、興味がある方はぜひご相談ください。

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