採用代行(RPO)を徹底比較!おすすめの企業15選と最適な導入タイミングを解説
採用代行

「採用活動に時間がかかりすぎて本業に集中できない」「採用業務が外注できるなら外注したい」と悩んでいる企業の採用業務担当者も多いです。
本記事では、
採用代行(RPO)サービスの種類の比較
採用代行(RPO)サービスの適切な導入タイミング
採用代行(RPO)サービスの提供会社の紹介
をご紹介します。
採用代行(RPO)サービスを理解して、自社に合った効率的な採用体制を構築し、戦略的な採用活動と自社に合う効果的な人材確保を目指しましょう。
1.採用代行(RPO)サービスの種類比較
採用代行(RPO)は、自社に合う人材を効率よく採用するための支援サービスです。とくに、少子高齢化による人材不足や社内リソースの限界を感じている企業にとって、採用代行(RPO)は効果的な解決策になります。
RPOサービスを導入すると、採用プロセス全体の改善や見直しをおこなってくれるため、自社に合う人材をより効率的に獲得できるようになります。RPOは、単に採用作業を代行するだけでなく、自社に適した採用戦略を提案し、実行に移してくれる点が特徴です。
企業は、自社に最も適した採用代行(RPO)サービスを選ぶことで、採用活動の効率化を実現できます。
1-1.新卒採用代行(RPO)サービス
新卒採用代行(RPO)サービスは、新卒採用に関わる業務を代行してくれるサービスです。新卒採用は就職活動のスケジュールに合わせた長期的な採用計画が求められます。さらに多くの就活生が複数の企業の選考を並行して受けるため、長期的に惹きつけるノウハウが必要になります。
新卒採用代行(RPO)サービスを利用すると、採用計画の立案から採用基準の策定、最適な求人媒体の選定、応募者との日程調整や連絡など細かな対応をしてくれるため、採用を効率的に進めることができ、企業のブランド力向上にも繋がります。
1-2.中途採用代行(RPO)サービス
中途採用代行(RPO)は、中途採用に関わる業務を代行してくれるサービスです。事業拡大による増員や急な欠員補充といったスポットでの採用活動にも柔軟に対応してくれるため、採用担当者はコア業務に専念することが可能になります。
また、中途採用では即戦力となる人材を求めているケースが多いため、自社と同じ業種や職種の採用実績がある代行会社であれば、そのノウハウを吸収することができ、自社の採用力向上も期待できます。
1-3.アルバイト採用代行(RPO)サービス
アルバイト採用代行(RPO)サービスは、飲食業や小売業など、多くのパート・アルバイトを必要とする業界に適しています。これらの業界では人手が不足しがちで、採用の頻度も高く、短期間での人材確保が求められます。
また、地域性や各店舗の特性を考慮した採用活動をおこなう必要があるため、企業ごとに最適な人材を選び出すことが肝要です。アルバイト採用代行(RPO)は、地域特有のデータをもとに採用戦略を検討してもらえるなど、企業の採用活動を大きくサポートするサービスになっています。
1-4.エンジニア採用代行(RPO)
エンジニア採用代行(RPO)は、エンジニア採用に特化して採用業務を代行してくれるサービスです。
近年、IT業界の発展に伴い、エンジニアの需要が急速に高まっています。売り手市場が続くエンジニア採用市場において自社の魅力を印象づけ、候補者を確保するためにはノウハウが求められます。また、エンジニアの種類によって必要なスキルは異なるため、自社が求めているエンジニアかどうかを見極めるためには、採用する側にもエンジニアに対する専門的な知識が必要になります。
エンジニア採用代行(RPO)サービスでは、エンジニア採用において有効な採用手法や求人の作成方法、面接時の質問のコツなどを提供してくれるため、効率的な採用をおこなうことができます。
2.採用代行(RPO)サービスのモデル比較
採用代行(RPO)サービスには、企業のニーズに合わせたさまざまなモデルがあります。例えば、全ての採用業務を委託するタイプや、部分的にサポートを受けるタイプなどがあります。以下では、代表的な採用代行(RPO)のモデルを詳しく紹介します。
2-1.フルRPO
フルRPOは、採用プロセス全体を専門家に委託するスタイルです。フルRPOでは、求人広告の作成から応募者の管理、面接調整や内定者のフォローまでを全て代行します。特に、採用リソースが限られている中小企業に適しています。
フルRPOを導入することで、自社のリソース負担を大幅に減らし、ほかの重要なコア業務に集中することが可能です。また、採用の専門家が支援するため、質の高い人材を効率的に採用できるのも大きなメリットです。採用市場の最新動向に基づいたアプローチを取り入れられるので、競争力のある採用活動を実現できます。
2-2.モジュラー(部分的)RPO
モジュラーRPOは、企業のニーズに応じて特定の採用業務だけを外部に委託するスタイルです。モジュラーRPOは、採用業務の必要な部分だけを切り出して依頼できるため、柔軟性が高いのが特徴です。
部分的に業務を依頼できることで、社内のリソースを効率的に使いながら専門的なサポートを受けられます。またコストを抑えつつ、必要な部分での業務の質を高めることができます。限られたリソースの中で採用活動をおこなう企業や、急な採用ニーズに対応したい企業に適しています。
2-3.オンデマンドRPO
オンデマンドRPOは、急な採用活動が必要になったときに利用できる柔軟なサービスです。急な退職者が出た場合や、新しいプロジェクトに伴って人材をすぐに確保する必要がある場合に効果的です。
オンデマンドRPOでは、企業が必要とする時期だけ、短期間で専門家のサポートを受けることができます。必要な時だけ利用できるため、無駄なコストを抑えつつ、スピーディーに採用活動を進められます。予算を抑えながらも効率よく人材を確保する手段として有効です。
3.採用代行(RPO)サービスと人材紹介・採用コンサルティングの比較
採用代行(RPO)サービス、人材紹介、採用コンサルティングは、いずれも企業の採用を支援するサービスですが、内容や方法には違いがあります。採用のニーズや課題に合わせて、利用すべきサービスを選ぶことが重要です。
3-1.採用代行(RPO)サービスと従来の採用プロセスの比較
従来の採用プロセスでは、採用計画の立案や応募受付、面接や内定後のフォローなど、すべての採用活動を社内で実施する必要があります。社内で全ての採用の業務をおこなうことで採用担当者の負担が大きくなり、本来注力すべきコア業務への集中が難しくなった結果、思うように採用ができないという結果を招くリスクがあります。
一方、採用代行(RPO)サービスを利用すれば、採用業務を社外の採用の専門家に委託することができます。専門家に採用業務を委託すれば、社内のリソースを採用計画の立案や候補者の惹きつけなどの重要なタスクに集中することができます。採用活動の効率化と質の向上、両方を実現することができ採用力が上がります。
3-2.採用代行(RPO)サービスと人材紹介の比較
採用代行(RPO)サービスと人材紹介は、どちらも企業の採用活動をサポートするサービスですが、提供内容に大きな違いがあります。採用代行(RPO)サービスは企業の採用プロセス全体を効率化するのに対し、人材紹介は企業が求める候補者の供給に特化しています。
採用代行(RPO)サービスは、企業の採用プロセス全体または一部を外部に委託し、長期的なパートナーシップを通じて採用活動を支援します。母集団形成や採用計画立案、選考や内定後のフォローアップまで含め、採用活動全体の効率化が図れます。
一方で人材紹介は、主に候補者の提供に焦点を当てています。企業の求めるスキルや経験を持つ人材を探してマッチングをおこない、入社までのサポートをすることが主なサービス内容です。
紹介した人材の入社が決まった場合にのみ費用が発生するため予算も考えやすくなっています。短期的な採用ニーズに向いていますが、複数のポジションや大量採用にはコストが高くなる可能性があります。
3-3.採用代行(RPO)サービスと採用コンサルティングの比較
採用代行(RPO)サービスと採用コンサルティングには明確な違いがあります。
採用代行(RPO)サービスは、企業の採用プロセス全体または一部を外部に委託し、実際の業務を代行するサービスです。求人広告の作成や候補者の選定、面接の調整など採用に必要なすべてのプロセスが含まれます。企業の採用活動の効率化やコスト削減を実現し、採用成功を支えることが目的だからです。
一方、採用コンサルティングは、企業の採用戦略に対するアドバイスや改善提案をおこなうサービスです。コンサルタントは、依頼元の採用における課題を分析して、依頼元に合う採用方法やプロセス改善を提案しますが、実際の採用業務は依頼元の社内リソースのみでおこないます。
つまり、コンサルティングはあくまで助言にとどまり、採用業務の実行は含まれない点が大きな違いです。
採用代行(RPO)サービスの業務内容について詳しく知りたい方は以下の資料も合わせてご活用ください。
4.おすすめの採用代行(RPO)サービス15社比較
採用代行会社は、企業の採用活動をサポートする重要なパートナーです。
本章では、信頼性と実績を持つ採用代行会社を一覧で紹介します。各社の特徴や提供するサービス内容を比較し、企業のニーズに合った最適なパートナーを選びましょう。
4-1.総合型・実績豊富な企業
総合的なサポートと豊富な実績を持つ採用代行提供企業を以下に紹介します。多様な業界や職種に対応しています。
株式会社ネオキャリア
特徴 | 株式会社ネオキャリアは、採用プロセス全体をワンストップで支援する企業です。 年間10,000社以上の採用支援実績があり、その対応力が高く評価されています。 雇用形態を問わず、新卒や中途採用、アルバイトやエンジニアの採用にも対応しています。 |
料金形態 | 採用代行|月額35万円〜(契約期間3ヶ月以上) 個別業務|月額10万円〜 |
- 提供会社:株式会社ネオキャリア
株式会社マイナビ
特徴 | 株式会社マイナビは、新卒や中途、アルバイトや派遣など、幅広い雇用形態に対応する総合人材サービスを提供しています。全国規模での採用支援が可能で、多くの大型案件の実績があります。地域を問わず、企業の採用ニーズに応じた柔軟な対応が可能です。 また、企業ごとに最適な採用プランを提案し、効果的な採用活動をサポートします。サービスの費用については個別に問い合わせが必要ですが、企業の状況に合わせた提案が受けられるため、安心して導入を検討可能です。 |
料金形態 | 要問い合わせ |
- 提供会社:株式会社マイナビ
マルゴト株式会社
特徴 | マルゴト株式会社は、20〜150人規模のベンチャーや中小企業向けに採用支援を提供しています。 エンジニアや新卒、ハイクラス層の採用にも対応しており、幅広いニーズに応えることができます。最短1ヶ月からサービス利用が可能です。 |
料金形態 | 採用代行|月額45万円〜 スカウト代行|25万円〜 初期費用|10万円 |
- 提供会社:マルゴト株式会社
HeaR株式会社
特徴 | HeaR株式会社は、採用担当者と採用コンサルタントがペアでサービスを運用する体制をとっています。採用コンサルタントとのペアで運用されるため、企業ごとの課題に合わせた柔軟なサポートを受けることが可能です。 採用コンサルティング事業も同時に展開しており、戦略的な採用のアドバイスやプロセスの改善提案サービスもあります。採用代行(RPO)サービスだけでなく、採用活動全般にわたる支援が特徴です。 |
料金形態 | 要問い合わせ |
- 提供会社:HeaR株式会社
株式会社キャスター
特徴 | 株式会社キャスターは、500社以上の支援実績を持つ採用代行会社です。リクルーターや応募者対応、原稿担当といった役割を持つメンバーが4名体制でサービスを提供しています。 分担体制により、各分野の担当者が迅速かつ丁寧に対応しています。また、企業ごとに異なる採用ニーズに応じた柔軟な支援が特徴です。 |
料金形態 | 採用代行|月額税込40万円〜(契約期間3ヶ月以上・1ヶ月70時間以内) |
- 提供会社:株式会社キャスター
株式会社カケハシ スカイソリューションズ
特徴 | 株式会社カケハシ スカイソリューションズは、採用後の定着支援までを目的とした教育が充実しています。新入社員だけでなく、既存社員向けの企業研修もおこなっており、採用に関する支援だけでなく、長期的な人材育成をサポートしています。 また、企業のニーズに合わせた提案を積極的におこない、業務を徹底的にサポートする姿勢が特徴です。 |
料金形態 | 新卒採用代行|月額税込11万円〜(オファー送信500通を含む) 中途採用代行|月額税込55万円〜 |
- 提供会社:株式会社カケハシ スカイソリューションズ
4-2.特徴的な企業
採用活動サービスを提供する企業の中でも、独自の強みを持つ企業もあります。以下では、強みや特色を活かしている企業を紹介します。
株式会社レイン
特徴 | 株式会社レインはLinkedInの公式パートナーで、幅広い雇用形態に対応しています。外国籍の人材を採用する日本企業や、外資系企業の採用支援に強みがあります。 帰国子女や英語ネイティブなど、グローバルな採用をサポートできるメンバーが在籍しているため、国際的な人材確保に最適です。 |
料金形態 | 要問い合わせ |
- 提供会社:株式会社レイン
株式会社ポテンシャライト
特徴 | 株式会社ポテンシャライトは、採用ブランディングに高い評価があります。とくにスタートアップやベンチャー企業を中心に支援をおこない、累計320社以上の実績があります。企業ごとの特性や採用ニーズに合わせた柔軟な対応です。 また、採用活動の効率化やブランディングの向上を目指す企業にとって、ポテンシャライトのノウハウは大きな力になります。 |
料金形態 | 要問い合わせ |
- 提供会社:株式会社ポテンシャライト
タリスマン株式会社
特徴 | タリスマン株式会社は、専門分野ごとの担当制を採用しているため、各業界の特性やニーズを深く理解したサービス運用をしています。 また、多言語対応が可能で、海外の人材を含むグローバルな採用にも強みを持っています。日本企業で外国籍の採用を希望する場合や、海外進出を考えている企業にも最適です。 |
料金形態 | 要問い合わせ |
- 提供会社:タリスマン株式会社
株式会社クリーク・アンド・リバー社
特徴 | 株式会社クリーク・アンド・リバー社は、デザイナーやクリエイターの採用に特化しています。大手ゲームメーカーやゲーム開発会社、テレビ番組制作会社、デジタルコンテンツ制作会社など、クリエイティブ業界における豊富な実績を持っています。デザインやクリエイティブなスキルを持つ人材の効率的な確保が可能です。 企業ごとに最適な採用メニューを提供しながら、一部のメニューでは月額20万円から利用できるため、コスト面でも柔軟な対応が可能です。 |
料金形態 | ノンコア業務|月額20万円〜(採用マーケティング・母集団形成・選考等) |
- 提供会社:株式会社クリーク・アンド・リバー社
株式会社uloqo
特徴 | 株式会社uloqoは、コンサルティングサービスを、計画立案から実行面まで一気に通貫して支援しています。従量課金制ではなく、目標を達成するまで追加費用がかからない点が特徴です。 スカウトメールの代行を例にとると、求める人材に向けて効果的なメールを送信し、採用の目標に達するまでアクションを続けて支援します。そのため、安心して採用活動を依頼できます。 |
料金形態 | 要問い合わせ |
- 提供会社:株式会社uloqo
株式会社プロ人事
特徴 | 株式会社プロ人事は、採用コンサルティングに強みを持ち、採用代行(RPO)に特化した企業です。メンバーは全員が人事経験者や人材業界出身者であり、専門的な知識を活かして採用活動をサポートしています。 また、人材採用の分野で漫画を活用した「マンガマーケティング」も提供しており、とくに若い世代に向けたアプローチに優れています。 |
料金形態 | 要問い合わせ |
- 提供会社:株式会社プロ人事
4-3.エンジニア採用特化企業
エンジニア採用では、専門的な知識や業界ニーズに応じたサポートが求められます。以下では、エンジニア採用に強みを持つ3社を紹介します。
株式会社プロリク
特徴 | 株式会社プロリクは、スカウトメールの返信率の高さが強みで、最大で30倍改善した実績を持ちます。単なる採用活動のサポートだけでなく、採用ブランディングや採用コンテンツの作成サービスも利用可能です。 企業の魅力を効果的に伝え、求職者の関心を引きつける支援がおこなわれています。エンジニアを求める企業に対して、トータルで幅広く採用の成功にむけたサポートが提供されています。 |
料金形態 | 要問い合わせ |
- 提供会社:株式会社プロリク
ワミィ株式会社
特徴 | ワミィ株式会社は、エンジニア出身のチームがエンジニア採用全般をサポートします。エンジニアならではの視点を活かし、専門的なスキルや知識を持つ人材と、ニーズに応じた最適な人材を見極めます。 また、人事担当者向けにITスキルの向上を目的とした研修も実施しており、自社内でのITリテラシーの向上にも最適です。採用活動だけでなく、社内のデジタル人材育成を可能にする企業です。 |
料金形態 | 要問い合わせ |
- 提供会社:ワミィ株式会社
ア・ロッカ株式会社
特徴 | ア・ロッカ株式会社は、ITエンジニア採用に特化した採用コンサルタントが伴走し、採用プロセス全体をサポートします。 企業ごとのニーズに合わせて採用戦略を立案し、運用まで一貫して対応します。面接や面談業務以外のプロセスも代行できるため、企業の人事担当者の負担軽減が可能です。 |
料金形態 | スカウト配信特化プラン|月額税抜10万円〜 基本支援プラン|月額税抜25万円〜 媒体導入料|25万円〜(媒体新規契約時のみ) 初期費用|10万円 |
- 提供会社:ア・ロッカ株式会社
5.採用代行(RPO)サービス導入のメリット
採用代行(RPO)サービスは、企業が抱える採用の課題を解決して、採用プロセスを効果的にするために役立ちます。
- ・社内リソース不足時のサービス利用で社内負担を軽減できる
・コア業務に集中可能になることで社内リソースを適切な業務に振り分けられる
・トータルで採用コストを削減できる可能性が高い
社内の採用リソースが不足している場合に、採用代行(RPO)サービスを活用することで採用担当者の負担を軽減することができます。採用担当者が本来注力するべき戦略的な業務に専念できるようになり、効率的な採用が可能になります。
また、採用にかかるコストを削減したい場合にも効果的です。採用代行(RPO)サービスを依頼する費用は発生しますが、これまでの採用計画や採用手法を見直し、より効果的な手法を取り入れることでトータルで見たときに採用コストの削減が期待できます。
6.採用代行(RPO)サービスの導入を検討すべき状況
採用代行(RPO)サービスを導入するべきかどうかは企業の状況や課題によって異なります。自社の採用活動が上手く進んでいないと感じたり、コスト面や人手不足に悩んでいる場合に効果的です。
以下では、採用代行(RPO)を導入するべき企業について説明します。
6-1.採用コストの削減を考えている
採用代行(RPO)サービスを活用すると、採用コストの削減が期待できます。採用代行(RPO)サービスを提供する会社は、採用に関する豊富な経験とノウハウを持っているため、自社に最適な採用媒体を選定し、無駄な広告費を抑えることが可能になります。
また、人材紹介会社への手数料といった外部へ支払う採用コストの見直しを通じて、コスト効率を改善することにもつながります。採用プロセス全体を効率化し、面接調整や書類選考などの業務をスムーズに進めることができます。不要なコストを削減しつつ、質の高い採用を実現が可能です。
採用コストの削減については以下の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。
6-2.採用ノウハウがない
採用難易度が高い職種の人材を採用する場合や、特定のスキルを持つ人材が不足している場合には、採用代行(RPO)サービスの導入が効果的です。とくに、社内に採用のノウハウが不足している企業では、採用計画の立案から応募者管理まで、専門的な支援が必要になります。
採用代行(RPO)サービスを利用することで、専門家がノウハウに基づき効率的に候補者を見極め、採用プロセス全体をサポートします。採用活動の時間が短縮され、自社に合う人材をより早く確保することが可能です。応募者とのコミュニケーションや選考プロセスの最適化を通じて、質の高い採用を実現します。
6-3.社内のリソース不足に悩んでいる
採用代行(RPO)サービスは、社内リソースの効率化を図りたい企業にとっても有効な手段です。とくに、採用担当者が日常のコア業務に追われ、採用活動に十分な時間を割くことが難しい場合には効果的です。採用業務を採用代行(RPO)サービスに委託することで、面接のスケジュール調整や候補者とのやり取りといった煩雑な業務を任せられます。
採用業務を委託することで、自社内の採用担当者は採用の戦略的な業務や本業に集中することが可能です。効率的かつ効果的に自社に必要な人材を確保できるようになるため、自社全体のパフォーマンスが向上します。
6-4.採用目標人数が増えた
事業拡大や新しいプロジェクトの開始に伴い、採用人数を増やす必要がある場合も、採用代行(RPO)の利用がおすすめです。
大量採用を考えた場合、社内のリソースだけでは採用業務へ対応しきれなくなることがあります。採用業務を外部に委託することで、企業の採用担当者は、たとえば戦略的な計画や人材の評価といった重要な業務に集中することが可能です。
また、採用代行(RPO)の専門家がサポートするため、大量の応募者の中から適切な人材を迅速に見出せるため採用活動全体の効率が向上します。結果として、スムーズな人員補充が実現し、事業の成長につながります。
6-5.緊急の採用ニーズが発生した
急な退職者が出たときや、新規プロジェクトの開始で即戦力が必要な場合、通常の業務に加えて採用活動をおこなうと企業の生産性に影響が出ることがあります。急な採用活動が発生する状況においても、採用代行(RPO)の利用が効果的です。
たとえば、採用したい時期だけスポットで採用代行(RPO)サービスを活用することで無駄なコストを抑えられます。また、急な採用活動に工数を割かれることなく、本来の業務に集中できるのもメリットといえます。
7.採用代行(RPO)サービスの成功事例
採用代行(RPO)を導入することで、効率的かつ大量の人材確保が実現した企業事例があります。以下では、導入企業がサービス導入前に直面した課題と、導入後の解決策を説明します。
7-1.スイスポートジャパン株式会社
スイスポートジャパン株式会社は、コロナ禍では新卒採用を停止していましたが、コロナ禍が明けた後、新卒と中途採用で年間1,000人の採用を決定しました。
採用の再開にあたって十分な母集団を形成できないと判断。そのため、採用代行(RPO)サービスとオウンドメディアリクルーティングを活用することを決めました。
採用代行(RPO)サービスでは、効率的に応募者の対応や面接のスケジュール調整をおこない、半年足らずで目標であった1,000人の採用を達成し、迅速に業務体制を整えることができました。
7-2.株式会社日本薬師堂
株式会社日本薬師堂は、事業拡大に伴い、100〜120名の新たな人材を採用する必要がありました。採用目標を達成するために300人以上の面接をおこなう必要がありましたが、自社のリソースだけでは対応が困難であることが明らかでした。
そこで、採用代行(RPO)サービスを導入し、専門的なサポートを受けることを決定。採用代行(RPO)を導入した結果、採用目標人数を達成し、さらに採用単価の削減にも成功しました。外部の専門家による効率的な採用業務遂行が、短期間での成果を実現した事例です。
7-3.株式会社ガーデン
株式会社ガーデンでは、全国の店舗ごとに採用業務を任せていたため、ノウハウにばらつきがあり、一部の店舗では対応が難しい場面も見られていました。採用に関するばらつきを解決するため、採用業務を一元化して応募者への迅速な対応を重視することにしました。
解決方法として、コールセンターを外部に委託して応募者へのレスポンスを最優先にする体制を整えたことで、面接設定率が向上し、応募から採用までの歩留まりが改善しました。採用活動全体の効率化と質の向上を実現することができた事例です。
8.採用代行(RPO)サービス導入の流れ
採用代行(RPO)サービスを導入するには、採用代行会社に問い合わせましょう。専門のスタッフが、ヒアリングを通じて採用業務における現状の課題を抽出します。次に、自社のニーズに合わせた最適なプランを提示します。サービス開始までの期間は、申し込みから約3週間の企業が多いです。
効率的な採用活動をサポートするため、プラン設計は自社に合わせて細やかな調整が加えられます。採用代行(RPO)サービスについて問い合わせれば、採用プロセスに課題を抱えている企業は、迅速な課題解決と合わせて自社に必要な人材を確保できるようになります。
9.まとめ
採用代行(RPO)サービスを選ぶ際には、各サービスの特徴や料金、提供するサポート内容を比較し、自社に最適なパートナーとなる採用代行提供企業を見つけることが大切です。
自社の課題や採用ニーズに合ったサービスを選んで活用することで、リソースの節約と業務の効率化が図れ、採用の成功率が向上します。自社に合うRPOサービスを見つけ、戦略的な採用活動を実現しましょう。

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- 名前
小泉/アウトソーシング関連
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