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【24卒25卒必見!】おすすめの就活エージェント9社を徹底比較!
就活エージェントの数は非常に多く、一体どのエージェントを利用すれば良いのか迷っている学生は多いでしょう。ポイントを押さえて選ばなければ自分に最適なエージェントに出会うことは難しいです。 そこで本記事では、就活エージェントを選ぶ際のポイントを紹介したうえでおすすめの就活エージェントサービスをご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。 就活エージェントとは? 就活エージェントとは、キャリアアドバイザーがプロの視点から学生の就職活動を全面的にサポートしてくれるサービスです。 学生一人に対して専属のキャリアアドバイザーが一人つくのが一般的で、自己分析や企業選びはもちろん、履歴書の添削や面接対策など幅広くサポートしてもらうことができます。 提携している企業から収入を得る形を取っている就活エージェントが大半のため、基本的に学生は無料で利用できます。 おすすめの就活エージェント ここからは口コミ評価の高さ、企業数の豊富さ、サポート内容の手厚さそれぞれに強みを持つエージェントとして24卒・25卒の学生におすすめの就活エージェントTOP3をご紹介しましょう(本記事における各サービスの掲載順は五十音順となっています)。 口コミ評価の高さでおすすめ:就職エージェントneo 就職エージェントneo 対応エリア 全国 オンライン対応 可 主な特徴 東証プライム上場企業・大手グループ求人あり、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件 公式サイト こちらをクリック 「就職エージェントneo」は業界のパイオニアとして就活エージェントの中で最も歴史があり、単なる求人紹介を行うに留まらず10年後を見据えた企業探しを行ってくれるのが魅力の就活エージェントです。 Googleの口コミ評価は4.5と高水準になっています。東証プライム上場企業や大手グループの求人を保有しており、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件を誇る信頼度の高いサービスです。 担当アドバイザーとLINEでスムーズなやり取りが行えるよう配慮しているほか、選考フェーズに合わせた面接対策や面接後の個別フィードバックも行っており、非常に手厚いサポートを受けることができます。 いきなり責任者面接を受けられる特別推薦枠や、書類選考・一次選考が免除になる求人の取り扱いもあります。最速1日で内定が出る場合もあるということで、就活出遅れ組の学生にもおすすめです。 ちなみに就職エージェントneoでは無料の就活セミナーも開催されており、人事がESや面接でチェックしているポイントを元人事担当者からリアルな視点で解説してもらえるほか、ES添削や模擬面接も受けることが可能です。 オンデマンド配信も行われているため、好きな時間、好きな場所で就活レベルをUPさせることができます。 就職エージェントneoでは全国北から南まで幅広いエリアの企業紹介を受けることが可能で、オンライン面談が基本となっています。将来を見据えた手厚いサポートを受けたい学生はぜひチェックしてみてください。 このエージェントのおすすめポイント 累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件を誇る業界のパイオニア的存在 東証プライム上場企業や大手グループの求人あり 選考フェーズごとの対策や選考後フィードバックなど手厚いサポートが魅力 いきなり責任者面接を受けられるなど特別推薦枠多数 時期によっては最短1日で内定が出るケースあり サポートの手厚さでおすすめ:ツイング就活エージェント ツイング就活エージェント 対応エリア - オンライン対応 可 主な特徴 支援実績5,000名以上、内定率99%、協力大学数40校以上 公式サイト こちらをクリック 「ツイング就活エージェント」は支援実績5,000名以上、内定率99%と着実に実績を積み上げている就活エージェントで、協力大学数は40校以上に上ります。 ツイング就活エージェントの運営会社である株式会社ツイングの立ち上げの発端は、創業メンバーによる「学生と企業のミスマッチ」への問題意識とされています。 ツイング就活エージェントではメガバンクや重工メーカー、ベンチャー企業において人事経験のあるキャリアアドバイザーから人事理論に基づく個別の就活対策を受けられるという点で、サポートの手厚さに定評があります。 面接はもちろん、ES・ループディスカッション・テスト対策、内定後のサポートまで、就活が完全に終了するまで就活生に寄り添ってサポートしてもらうことが可能で、オンラインでの面談も受けられます。 外資・日系トップの企業から中小・ベンチャー企業まで幅広く紹介してもらうことが可能ですので、手厚いサポートを受けたい学生、大手企業からベンチャー企業まで幅広くチェックしたい学生はぜひチェックしてみてください。 このエージェントのおすすめポイント 支援実績5,000名以上、内定率99% 外資・日系トップから中小・ベンチャーまで幅広く提携 人事経験者から個別で就活対策を講じてもらえる 取引企業数の豊富さでおすすめ:type就活エージェント type就活エージェント 対応エリア 全国 オンライン対応 - 主な特徴 取引企業数10,000社以上、上位大学の学生の割合70%、最短2週間で内定 公式サイト こちらをクリック 「type就活エージェント」は取引企業数10,000社以上を誇り、大手上場企業の求人も多数取り扱っている信頼性の高いサービスです。 type就活エージェントの運営会社である株式会社キャリアデザインセンターが創業の初期段階からエンジニア向けの転職支援を行っていることもあり、type就活エージェントの提携企業にはIT企業が多い傾向があります。 コンサル、金融、商社、ITなどへ興味のある学生に向いているといえるでしょう。キャリア志向の高い学生をターゲットにしていることから上位大学の学生の割合が70%となっている点も大きな特徴で、特別選考枠も用意されています。 全国の求人を取り扱っており、東京就活キャンプ(最大2週間、シェアハウスに滞在して東京での就職活動に専念できるサービス)も用意されているため、首都圏で働きたい地方学生にもおすすめです。 宿泊料金は無料なので金銭的に余裕がなくても安心して利用できます。中には最短2週間で内定が出るケースもあるため、効率的かつスピーディーに就活を進めたい学生もぜひチェックしてみてください。 このエージェントのおすすめポイント 取引企業数10,000社以上 大手上場企業、IT企業多数 上位大学の割合70% 最短2週間で内定 地方学生が都内で就活を行うための無料宿泊サービスあり
2023.12.11
就活ができない原因は甘えではない!今からでも間に合う就職への対処法
就活ができないと悩んでいる就活生は意外と多く、就活自体に取り掛かれない、 内定が出ずに就活が怖くなってしまった、学業との両立ができず就活ができないなど、その理由は様々です。 本記事では、就活ができないと悩んでいる就活生に向けて、 就活ができない理由やそれを解決するための方法について解説していきます。 就活ができなかった場合の選択肢についてもお伝えしていますので、 将来を考える参考にしてみてください。 この記事のまとめ 就活ができない理由には「思考的」「精神的」「物理的」問題がある 思考的問題を解決するためには「360度評価を実施する」「業界の探し方を変える」 「就活エージェントを利用する」という方法がある 精神的問題を解決するためには「就活をやめてリフレッシュする」「落ちた理由を明確にする」「第一印象の好感度を上げる」「企業に選んでもらう」という方法がある 物理的問題を解決するためには「夏・秋採用を活用する」「時間のメリハリをつける」「オンライン面接を活用する」「就活のプロに頼る」という方法がある 就活ができなかった場合の進路は「就活浪人」「非正規社員」「アルバイト・フリーター」「起業・独立」である 就活ができない理由 就活が出来ないと感じている就活生は意外と多いです。しかし、そもそもなぜ就活ができないと感じてしまうのでしょうか。まずはその理由について確認していきましょう。 それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。 思考的問題 まだ就活をスタートしておらず、周囲からは甘えているのではないかといわれているようなタイプの人がこれに当たります。ただし、それは甘えではなくいくつか理由があるのです。 ■やりたい仕事が見つからない 就活を始めるためには、自分の興味のある業界にエントリーする必要があります。しかし、これから働く会社となると、本当にこの業界で働きたいのか分からないと感じ、自分がやりたいこともないのに就活をする必要があるのか、面接で嘘をついてまで就職するべきなのかと二の足を踏んでしまうのです。「やりたい」「わくわくする」を見つけられていないため就活ができないと感じてしまいます。 ■ESが書けない 就活をする際にはESを書く必要があります。ESでは必ず自己PRを書かなければなりません。自分の強みが分からない、ガクチカがない、という点でつまづき、就活ができないケースもあります。 精神的問題 社会人になることに対して恐怖心を持っていたり、就活を始めたもののその中で自信を喪失したり、就活自体に疑問を感じたりしたことによって就活ができないと感じてしまうケースもあります。 ■働く意欲が沸かない そもそも社会人としてまだ働く意欲が沸かないというケースもあります。アルバイト先で失敗が多く社会に出ることに対する不安がある場合や、自己肯定感が低くどうせ自分なんて社会で活躍できるわけない・・・と考えてしまう場合にも就活ができないと思ってしまうのです。 ■就活うつになってしまった 就活を始めた当初はやる気に満ち溢れており、真面目に就職活動を続けていたにもかかわらず未だにNNT(無い内定)の場合に就活うつに陥ることがあります。就活を進めていく中で周囲の就活生と自分を比べてしまったり、友人が内定をもらったりするとより一層自分に対してプレッシャーを感じてしまい、「自分に魅力がないから・・・」「自分なんて社会に必要とされてない・・・」と思い込み、就活が怖くなり、就活ができなくなってしまうのです。 就活うつは、比較的真面目で自分の思いを内に秘めやすいタイプの人に多いという傾向があります。 ■就活というシステムに納得できていない 就活を始めると髪を黒に染めリクルートスーツを着ていい子ぶって良いことをいい、まるで個性を発揮できない環境が日本の就活の当たり前であることに嫌気が差し、就活ができないと感じている人も少なからずいます。 物理的問題 物理的に就活に時間を割くことが困難で就活ができないという場合もあります。 ■学業や部活動との両立が困難で就活の時間が取れない 就職活動は大学3年の3月から本番を迎えるため、大学3年が終わるまでに単位を取り終えておきたいというのが本音です。しかしスケジュール通りに単位取得が出来なかった場合には、就活どころではなく学業をメインにしなければならないという就活生もいます。その他にも、卒論の研究テーマによっては就活と同時期から準備をしなけば間に合わないという人もいるでしょう。 また、部活動に力を入れている場合には学生最後の大会に向けて準備をする必要があるかもしれません。このように、学生の本業である学業や部活動をおろそかにすることはできず物理的に就活ができなくなってしまうのです。 ■病気やケガをしている 病気やケガを患ってしまい、就活ができないというケースもあります。入院している場合や大きなケガをしている場合には、面接会場に行くことすらままならないため、物理的に就職活動ができずに悩んでいるという就活生もいます。 就活をスムーズに進めるための方法 現状就活ができないと感じている場合であっても、就職はしたいと思っている就活生が大半ではないでしょうか。そこで、これからできる就活をスムーズに進める方法をご紹介していきます。就活生それぞれがつまずいている部分を払拭して実践に移していきましょう。 思考的問題を解決する方法 やりたいことが分からない、ESが書けない、働く意欲が沸かないという場合には、まずは下記の方法を実践してみましょう。 ■360度評価を実践してみる 就活の手始めとして自己分析をするかと思うのですが、自分1人で考えても自分には何一ついいところはない・・・と考えてしまうのではないでしょうか。そこで、自己分析ではなく他己分析をすることをおすすめします。 360度評価とは企業で行う人事評価の一つで、上司からの評価だけでなく、部下・同僚など複数人から評価をしてもらう仕組みのことです。目線を変えることで従業員の良い面を多面的に見つけて評価できるというメリットがあります。 同じ手法を用い、家族・友人・サークル仲間・アルバイト仲間・ゼミの先生など複数の人に「私の長所はなんですか」と聞いてみることで自分では分からなかった自分の魅力に気付くことができ、自分に自信を持つことができるかもしれません。 ■業界の探し方を変える 特にやりたいことが見つからないというケースには「やりたくないこと」から逆算して絞ってみるという方法もあります。やりたいことはないけどやりたくないことは明確にあるという場合にはこの方法は最適です。その他にも働くうえでの環境など「働きやすさ」という観点から絞ることもおすすめです。働きたいと思える環境を想像しながら選んでみてください。そうすることで自然と働く意欲が沸くケースもあります。 ■就活エージェントを活用する どうしても就活への一歩が踏み出せない場合には、プロの力を借りるという方法もあります。ESの書き方や自己分析の方法・業界研究の方法なども丁寧に教えてくれます。自分に合った業界を紹介してもらえるケースもあるため、一人で就活ができないと感じている場合にはぜひ活用してみてください。 精神的問題を解決する方法 精神的な問題で就活ができないと感じている場合の解決方法をご紹介します。 ■一度就活をやめてリフレッシュする 就活うつなど心身ともに疲弊してしまっている場合には、まずは就活から離れて自分らしさを取り戻せるようにすることが先決です。「そうはいってもその間にエントリーできる企業がなくなってしまったら・・・」など不安があるかもしれませんが、昨今は通年採用をしている企業もありますし、売り手市場も後押しし、入社式ギリギリまで採用を行っている中小・ベンチャー企業も少なくありません。不安定な精神状態では就職活動を続けても自信のなさ故に面接を通過することはできず、また落ち込むという負のスパイラルにはまってしまうため、一度就活をやめることをおすすめします。 ■落ちた理由を明確にする 就活をやめて心の元気を取り戻しもう一度就活に立ち向かうやる気を持てたなら、次にやるべきことは落ちた理由を明確にすることです。 何次選考で落ちたのか、面接で答えられなかった質問は何か、受け答え方は適切だったかなど見直すべきポイントを見つけそれに対する対策を打っていきます。 ■第一印象での好感度を上げる方法を考える 面接での第一印象は非常に重要なので、見た目でマイナスの印象を与えることのないように、改めて身なり・面接のマナー・姿勢・声のトーン・目線などが適切かという点を見直してみましょう。家族や友人など第三者視点でアドバイスをもらうと効果的です。 ■企業に選んでもらう 就活は「就活生→企業」という構図が一般的と考えているかもしれませんが、昨今は「企業→就活生」も珍しくありません。企業が就活生のレジュメを見て企業が求める人物像に合致している場合には、企業から就活生にオファーメールが届き、面接するというスタイルです。何枚もESを出し落ち続けているという場合には、そもそも就活生自身が考えている業界と自己の強みがマッチしていない可能性もあるため、この手法を活用することで、新たな出会いが期待できます。 ベンチャー企業や社風がフランクな企業が活用しているケースも多いため、日本の就活のスタイルになじめない就活生にもおすすめです。 物理的問題を解決する方法 学業との両立が難しい場合や病気やケガで就活ができない場合の解決方法をご紹介します。 ■夏・秋採用を活用する 就活は3月~6月ごろが全盛期でそれ以降に就活をしている企業は少ないと考えられていますが、この時期だけで採用予定人数を充足させることのできる企業は一握りです。4月の入社式に間に合うようにと新卒採用担当者は採用人数を充足させるために奮闘しています。その一つが夏・秋採用です。単位が取れない、病気やケガで今すぐに就活ができない場合には、今なんとかしようと考えるのではなく、夏採用からスタートするなど時期をずらして採用活動をすると腹をくくり、まずは学業もしくは体調の完治を優先させましょう。 ■時間のメリハリをつける そうはいってもどうしても大手企業の就活に臨みたいという場合には、時間のメリハリをつけて、1週間の中で月曜日だけは就活をするなど学業に支障をきたさない範囲で調整してみても良いでしょう。 ■オンライン面接を活用する 近年はオンライン面接も主流となっているため、面接会場に赴く時間を省くことができます。オンライン面接をうまく活用することで、両立を可能とすることができるかもしれません。 ■第三者の力を借りる 就活のピーク時に就活ができなかった場合には、第三者の力を頼り就活をすることが内定への近道です。大学のキャリアセンターなどで情報を収集することで今から選考できる企業や内定状況などを知ることができます。その他にも就活エージェントなどプロの力を借りることで、効率的に採用活動を行うことができるでしょう。 就活ができなかった場合どうなる? もし万が一就活できなかったらどうしようという不安を持っている就活生もいると思います。就活ができなかった場合の選択肢についてお伝えします。 就活浪人 まずは就活浪人です。就職先が決まらずに卒業してしまった人たちのことで、就職浪人ともいいます。卒業後も就活を続けようとした場合、企業によっては「新卒枠」ではなく「第二新卒枠」での採用になってしまったり、卒業後の就活面接では就活浪人というだけでネガティブに捉えられたりと不利になってしまうケースも少なくありません。 就活浪人となる場合にはどのようなデメリットがあるかを理解しておきましょう。 非正規社員 派遣社員や契約社員などの非正規社員として働くというケースもあります。少しずつ是正されている点もありますが、正社員に比べると待遇が悪かったり、雇用が安定しなかったりするケースもあります。将来的に家庭を持ちたいと考えている場合には、不安定な生活となってしまうかもしれません。 フリーター・アルバイト 就職先がみつからなかった場合には、フリーター・アルバイトとして働くこととなります。 正社員と比べると給与も低く、雇用も安定しておらず、将来的に一生フリーター・アルバイトとして生活していくことは厳しいでしょう。 起業・独立 企業で働くことが向いていないと判断した場合には、起業・独立という方法もあります。昨今はインターネットの普及によりビジネス展開がしやすい環境が整っています。ただし、スキルもやりたいビジネスもなく闇雲に起業しても顧客がつかず収益が得られないということも考えられます。事業計画を立てたうえで勝算があるのであれば検討してみても良いでしょう。
2023.12.11
息子が就職できない要因は?親ができる就活の援助方法をご紹介
卒業が目前になりつつあるにもかかわらず、 就職先が決まらない子供がいると親としてはとても不安ですよね。 「知人の子供は早々に内定を取得しているし、有効求人倍率は高いのになぜうちの子供は・・・」と心配ばかりが募ります。 本記事では、就職先が決まらない要因やこれから親ができるサポート方法をご紹介します。 まだ間に合う就活サポート機関の情報についても掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。 この記事のまとめ 就職先が決まらない要因としては、「就職したい理由が分からない」「就職を諦めている」「就職以外の道を考えている」などがある 就職ができない息子に対して、就職の進捗を逐一確認したり、兄弟や知人と比較したり、親世代の就活時の話をしたりすることはNG 親ができることは、「就活費用の援助する」「相談に乗る」「就活情報を提供する」ことである 就職先が決まらない要因は何か? そもそもなぜ就職先が決まっていないのでしょうか。まずはその原因を考えてみましょう。 就職したい理由が分からない(やりたい仕事がない) 就活をし続けているにもかかわらず、就職先が決まらないケースで多い理由の一つが「なぜ働かなければならないのか分からない」「特にやりたい仕事がない」というものです。 面接で企業は「自社に入社して活躍してくれる人材」の採用を目指しているのですが、このようなタイプの場合、志望動機を聞かれても取り繕った本心ではない回答をしてしまうため、言葉に熱意がこもらず、その熱意の無さが面接官にも伝わり、選考通過が難しいのです。 まずは、本人が「働く理由」や「自分がやりたいこと」を明確にすることから考え直せるように促してみましょう。 就職を諦めてしまっている 「就職できないと諦めてしまっている」というケースも内定が貰えていない就活生に当てはまる例の一つです。 前述の通り企業は「やる気のある人材・活躍してくれそうな人材」の採用を目指してますが、「諦めている」人からはそのようなやる気や活躍への期待感を得ることが難しいです。 自分への自信のなさが面接時に出てしまっている場合が多いので、まずは「自分への自信を取り戻すこと」が大切です。 過去の息子の出来事を振り返り、自分にしかない魅力に気付かせてあげ、前向いて就活に取り組めるようにサポートすることが必要です。 自分は社会不適合者だと感じている 就活ではコミュニケーション力を問われることが多く、思っていることをストレートに言葉で伝えることができなかったり、集団面接などでプレゼンテーションをおこなう際にも1人だけ浮いてしまっていると感じたりと「自分は社会の輪で働くことに向いていない」と思ってしまっていることが就職できない要因となっている場合も考えられます。 自分は社会に向いていないと感じているため、前述と同様に「自分は就職できない」と考えてしまっている状態ですので、まずは自分に対する自信を持たせてあげることが大切です。 しかし、親であれば息子が社会不適合者かどうかは今までの生活状況から結果が見えている部分もあるのではないでしょうか。 筆者の息子も先生からの助言のもと診断を受けたことがあります。これにより、理解できなかった息子の行動の根源を知ることができたと同時に、通常の生活の中では息子は「生きにくさ」を感じる点があることを知り、息子に取っての最良は何かを考えるきっかけとなりました。 将来的に困るのは息子だけではなくあなた自身もですので、一度医療機関に相談するなどし息子にとって最善の生きやすい生活状況へと導いてあげることも必要かもしれません。 就活以外の活動で忙しく就活に専念できていない 就活をしたいにもかかわらず就活に必要な時間を割けていない場合も考えられます。 具体的には、就活をしたいが、日々の生活資金を稼ぐためにアルバイトをしなければならない、卒業単位が足りておらず就活ができないなどが考えられます。 就職以外の道を模索している 親にはまだ話せていないが、実は就職以外にやりたいことがあり、できればその道で成功したいと考えているため就活をしていないという場合もあるでしょう。 子供は親とは別の人格ですので親の思っている通りの選択を望んでくれるばかりではありません。また子供としても親に心配はかけたくないが故になかなか話し出せずに膠着状態が続いている可能性もあります。 一度本音で話し合える環境をお互いに持とうとする気持ちが大切なのかも知れません。 就職先が決まらない息子に対しやってはいけなNG行動 ここまで就職が決まらない理由についてお伝えしてきましたが、ここでは、就職先が決まらない息子に対して親がやらないほうが良いNGな行動についてお伝えしていきますので、参考にしてみてください。 就活の進捗を逐一確認する 早く就職先を決めてほしいと思う焦りからどうしても就活の進捗が気になってしまいますよね。しかし、本人からすると、就活の進捗を聞かれることが苦痛になってしまっていることも充分に考えられます。 就活先が決まらずに焦っているのは就活生本人ですので、それに発破をかけるように就活状況を親にまで確認されると、「どうせ、落ちている」「不合格だったらまた親をがっかりさせる」など選考で落ちる以外の過度なストレスがたまり、就活を続けることができなくなってしまうケースも充分に考えられますので、就活の進捗を確認したい気持ちは分かりますが、ぐっとこらえて信じて待つようにしましょう。 兄弟や知人の子供と比較する 「お兄ちゃんやお姉ちゃんは6月には就職が決まったのになぜあなただけ就職先が決まっていないの?」「〇〇さんちの子供は〇〇社に内定が決まったんだって」など他人と比較したりしていませんか? 兄弟とはいえ、別のキャラクターを持った個人ですので、他人と比較することは親も本人も苦しいだけですので辞めましょう。 本人だって内定が貰えなくて辛いはずですし、その気持ちを逆なでするような声かけは「自分はできない人だ」という劣等感を与えるだけですのでおすすめできません。 就活では何より自分に対する「自信」が大切ですので、他人と比べるのではなく、息子の良いところを見つけて褒める努力をしてみてください。 親世代の就活を前提として話をしてしまう 自分たちが就活をしていたころと比較すると企業の探し方も面接の形も面接官の見極めポイントも求める人物像も全く異なります。 「昔は〇〇だった」「〇〇すれば受かる」など親世代の頃の就活の当たり前話をされても今の就活には活かせません。 親世代の当たり前は過去の当たり前ですので、新しい情報へとアップデートし、今の就活事情に適した声かけをするように注意しましょう。 就職先が決まらない息子に対して親ができる援助方法は? では、就活が決まらない息子に対して親はどのようにサポートしてあげれば良いのでしょうか。ここでは、親ができる援助方法をお伝えしていきます。 就活費用を援助する 1つ目は、就活に思い切り専念できるように就活費用を援助してあげることです。 就活をしているエリアにもよりますが、秋を過ぎると地方では採用をしている企業がほとんどなくなります。そのためどうしても首都圏の企業への就職を検討せざるを得ない就活生も少なくありません。 しかし、首都圏へ行くにも交通費がかかりますが、費用が用意できずに躊躇しているようであれば、就活費用をすべて援助して思い切り就活ができるようにしてあげると、企業選びの選択肢も広がり、就職しやすい環境を整えてあげることに繋がるでしょう。 相談に乗る 本記事の冒頭で、就職できない理由について触れてきましたが、その理由はあくまで仮定に過ぎません。息子さん一人ひとりに就職に対する様々な想いがあるはずです。その本音が分からなければ、適切な援助はできないのです。 そのため、困った時には、すぐに親に頼れるように「いつでも聞いてあげるよ」というスタンスを保ち、息子が今抱えている不安や将来への想いを受け止めてあげます。 相談を聞く際には、「でも」「それは違う」など否定したくなることもあるかもしれませんが、まずは、全てを肯定することからスタートしてみてください。否定されてしまうと心を閉ざしてしまい、本音を聞き出せなくなってしまいますので、とにかく肯定する意識を持ち、「よく今まで頑張ってきたね」と今の息子の状態を認めてあげましょう。 就活情報を提供する 息子が向いていそうな就職先があった場合や、息子が使っていなさそうだけど就活を優位に進められそうなサービス、就活に役立ちそうなガイダンスなどがあれば誘ってみるのも一つかもしれません。 1人で就活を進めることは非常に辛いですので、息子の力になってくれそうな就活サポートなどの情報は有効活用できる可能性が高いため活用していないようであれば紹介してみるのも良いでしょう。 就活相談ができるサービス3選 ここでは、息子さんが使えそうな相談サービスを3つ紹介しますので参考にしてみてください。 口コミ評価の高さは4.5以上:就職エージェントneo 就職エージェントneo 対応エリア 全国 オンライン対応 可 主な特徴 東証プライム上場企業・大手グループ求人あり、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件 公式サイト こちらをクリック 「就職エージェントneo」は業界のパイオニアとして就活エージェントの中で最も歴史があり、単なる求人紹介を行うに留まらず10年後を見据えた企業探しを行ってくれる点が魅力のサービスです。 Googleの口コミ評価は4.5と高水準になっていることに加え、東証プライム上場企業や大手グループの求人を保有し、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件と、信頼度も高いです。 担当アドバイザーとLINEでスムーズなやり取りが行えるよう配慮しているほか、選考フェーズに合わせた面接対策や面接後の個別フィードバックも行っており、非常に手厚いサポートを受けることができます。最速1日で内定が出る場合もあるということで、就活出遅れ組の学生でも活用できます。 このエージェントの特徴 累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件を誇る業界のパイオニア的存在 東証プライム上場企業や大手グループの求人あり 選考フェーズごとの対策や選考後フィードバックなど手厚いサポートが魅力 いきなり責任者面接を受けられるなど特別推薦枠多数 時期によっては最短1日で内定が出るケースあり キャリアスタート キャリアスタート 対応エリア 全国 オンライン対応 可 主な特徴 入社実績3,000人以上、定着率92%(公式サイトより)、最短2週間で内定 公式サイト こちらをクリック 「キャリアスタート」は入社実績3,000人以上、定着率92%を誇り、その丁寧な対応からGoogleの口コミでは4.3という評価を獲得しています。 キャリアスタートは有名企業への就職支援実績も多数あり、最短2週間で内定を得られる点も魅力です。 全国の求人を紹介してもらうことができ、オンライン面談も可能で、スピーディーに就活を進めたい学生、手厚いサポートを受けたい学生に向いていますのでぜひチェックしてみてください。 このエージェントの特徴 入社実績3,000人以上 定着率92% 最短2週間で内定 有名企業への就職支援実績多数 就活支援応援ハローワーク 就活支援応援ハローワーク 対応エリア 全国 オンライン対応 - 主な特徴 全国のハローワークで相談可能、安心の担当制 公式サイト こちらをクリック ハローワークと聞くと転職のイメージがある方も多いと思いますが、新卒を対象とした相談窓口もあり、窓口は各都道府県に1か所以上、全国で56か所に設置されています。 相談は「担当制」となるため一人ひとりの就活生に「担当」がつき就活相談の支援を行ないます。担当者はキャリアコンサルティング有資格者や企業の人事労務管理経験者で構成されているため手厚いサポートが受けることができるでしょう。必要に応じて臨床心理士に相談することも可能なので、ぜひ一度チェックしてみてください。 このサービスの特徴 全国のハローワークで相談が可能 キャリアコンサルタティング有資格者から手厚いサポート可 「担当制」で安心 臨床心理士への相談も可 よくあるお悩み ここでは就職できない息子を持つ親御さんからのよくある悩みに関する回答をお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。 Q 就職せずに卒業したらどうなる?その後の進路は? A 就職せずに卒業をした場合には、下記のような選択肢があります。 ・「就職浪人をする」 ・「大学院などへ進学する」 ・「公務員試験へ向けて勉強をする」 ・「非正規社員(契約社員・アルバイト・フリーター)として働く」 ・「起業・フリーランスとなる」 大学を卒業しても就活を続ける場合、就職浪人となりますが、その場合、「新卒枠」ではなく「既卒枠」として採用活動をすることとなり、社会人経験を問われるケースもあるため、新卒採用時に比べると就職への難易度が上がる可能性も考えられます。 もちろん「第二新卒枠」として未経験からの採用をしている企業もありますので、根気強く就活を続けていく覚悟が大切です。 Q 就職せずに卒業する割合はどれくらい? A 『文部科学省「令和4年度大学等卒業者の就職状況調査」』によると、就職率は下記の通りです。 大学後の就職希望率:75.1% (うち国公立大の就職希望率:56.0%、私立大の就職希望率:84.5%) 就職率:97.3% (うち国公立大の就職率:97.4%、私立大の就職率:97.2%) 国公立大学の場合、就職希望者が56%であり、多くの人は進学など就職以外の進路についていることが分かります。 ます。 このことから、卒業後の進路は就職だけがすべてではないといえるでしょう。 Q 息子のやる気を引き出す方法は? A 一番良いスタンスは親が何かしてやろうと頑張ることではなく、「見守ること」が大切です。何かをしてあげようと考えると過干渉になりすぎたり口出し過ぎたりすることはマイナス効果となる可能性が高いからです。 できることとすれば、困った時には助けてあげる、身体の心配をしてあげる、楽しい話をしてあげる、息子が普段頑張っていることを認めてあげる、息子の良いところを気付かせてあげるポジティブな声かけをしてあげるなど、ありのままの息子を認めてあげる努力とどんな時でも見方だという気持ちを見せ続けることが、何よりの起爆剤となるでしょう。
2023.12.08
就活のお悩み無料相談窓口10選|自分に合った相談機関を選んで解消しよう!
就活を進めていると 「思ったように進まない」 「希望の業界からは1つも内定がもらえない」 「面接が苦手だけど対処法が分からない」 「将来やりたいことが見つからない」 など様々な悩みを抱えてしまうことがあることでしょう。 ひとりで考えて解決できる場合は良いのですが、 抱え込み過ぎるとネガティブな思考にとらわれてしまい、 悪循環にはまることも少なくありません。 就活を優位に進めるためにも、自分自身のメンタルをポジティブに保つためにも 悩みを相談することはとても大切なことです。 本記事では無料で相談できる窓口をご紹介しますので、 ぜひ有効的に活用してみてください。 この記事のまとめ 就活の悩みを相談できる無料の相談窓口は「就活エージェント」「大学のキャリアセンター」「就活カフェ」など複数ある 自分の悩みに応じて相談窓口を選ぼう 相談することで気持ちが軽くなったり、新たな視点を得て前向きに就活に取り組めるようになるためひとりで抱え込まずに相談をしたほうが良い 就活の悩みを相談する窓口10選 就活を進めていくとどうしても様々な悩みが浮き上がってきますよね。 悩みをどこに相談して良いのか悩んでいる就活生の皆さんは下記を参考に自分に合った機関に相談をしてみてください。 大学のキャリアセンター まずは、大学のキャリアセンターです。就職先選びの方法や選考対策などを個別に行なってくれます。大学によっては専任の外部講師が在籍しており、事細やかに対応してくれるケースもあります。 その他にも、卒業生の就職先や業界情報や採用情報を得ることができたり、ガイダンスや懇親会などを実施している大学もあったりするので、大学に行く際にはキャリアセンターの催しをチェックしておくと良いでしょう。 相談できること ・就活の進め方 ・就職先選びの方法 ・書類の書き方 ・面接対策 など 就活エージェント 就活に行き詰まっている場合には、就活エージェントもおすすめです。就活エージェントでは就活の悩み全般に関する悩みを相談することができます。 就活のプロが対応するため、就活生一人ひとりの課題やお悩みに応じて解消方法を丁寧に紹介してくれます。就活エージェントのなかには、オンラインでの面談に応じてくれるケースもあるため、自宅からも相談できる点も魅力の一つです。 担任制の就活エージェントもあり、内定まで伴走してくれるため、心強い味方となるでしょう。 相談できること ・就活の進め方 ・就職先選びの方法 ・書類の書き方や面接対策 ・就活の軸がわからない ・内定がでない理由がわからない ・就活の精神的な悩み など 新卒応援ハローワーク ハローワークと聞くと転職のイメージがある方も多いと思いますが、新卒を対象とした相談窓口もあり、窓口は各都道府県に1か所以上、全国で56か所に設置されています。 相談は「担当制」となるため一人ひとりの就活生に「担当者」がつき就活相談の支援を行います。担当者はキャリアコンサルティング有資格者や企業の人事労務管理経験者で構成されているため手厚いサポートが受けることができるでしょう。必要に応じて臨床心理士に相談することも可能なので、ぜひ一度チェックしてみてください。 相談できること ・就活の進め方 ・求人の選び方 ・面接対策 ・履歴書などの作成方法 ・就活の精神的な悩み など ※参照:『厚生労働省「新卒応援ハローワーク」』 「LINE」のオープンチャット 匿名で不特定多数の人に就活の相談をしたい場合には、オープンチャットを活用すると良いでしょう。 就活用のオープンチャットは複数存在するので、自分が頻繁に活用するオープンチャット以外にも相談したい内容に合わせてトークルームを変えて相談することで欲しい回答が得られる可能性があります。 ただし同じ就活生同士の情報であるケースが多く、信憑性に欠ける情報が上がることも考えられるため、情報の精査には注意が必要です。 相談できること ・就活の選考フローに関して ・就活のタブーについて ・特定の企業の採用フローや面接スタイルが知りたい ・「選考通知はどれくらいで来るの?」など直近の選考状況 ・就活の精神的な悩み など 掲示板・就活口コミサイト・SNS 就活を終えた先輩方など様々な視点からアドバイスが欲しい場合には、掲示板やSNSなどを活用すると良いでしょう。 匿名で相談することができるため、友人や家族などには知られたくないような内容でも相談することができます。 匿名でインターネットを通じて相談をする場合、今の現状や相談したい内容があなたのことを知らない人でも理解できるように、現状を分かりやすく伝える工夫が必要です。 相談できること ・就活につまづいた際の解決方法 ・就活の精神的な悩み など 逆求人サイト(スカウト型求人サイト) 逆求人サイトとは、就活生が事前にプロフィール情報を登録しておくと企業から面接のオファーがもらえる求人サイトのことです。 逆求人サイトでは、企業から面接のオファーが来ると企業の担当者とチャットを介して質問のやりとりなどができるようになります。気になることや分からないこと、疑問に思うことなどがあれば積極的に質問すると、親身になって回答してくれるケースが多いため、うまく活用してみるのもおすすめです。 また、逆求人サイトの中には、キャリアアドバイザーに相談できるサービスを実施しているものもあります。「逆求人サイト」を運営している企業は複数あるため、登録する際にどのようなサービスが受けられるのかをチェックしておきましょう。 相談できること ・就活で疑問に思うこと ・業界に関する情報 ・仕事内容に関する情報 など 就活カフェ 就活カフェとは、就活中の学生や就活生を応援したい社会人が集う場所のことをいいます。学生は無料で利用することができ、近年、都市部の大学の近辺などを中心に少しずつ増えてきています。 就活カフェには、カウンセラーが常駐しており就活相談に乗ってくれたり、企業の採用担当者が出入りして話をしてくれたり、時にはセミナーやイベントが開催されるケースもあります。 オープンチャットや掲示板・SNSで悩み相談をするのもいいですが、やはり直接会って直に相談したいという方は、就活カフェを活用するのもおすすめです。 相談できること ・(企業担当者が来ている場合には)業界に関する相談 ・就職活動の進め方 ・選考がうまくいかない場合の改善方法 ・就活の精神的な悩み 就活コンシェルジュ 就活コンシェルジュとは専門のコンサルタントやアドバイザーのことをいい、就活全般に関する悩みを解決することができます。 就活アドバイザー歴が長いため、就活の心理状態やつまづきポイントを理解しており精神的なフォローが期待できます。また、最新の就活の動向についても理解をしているため、安心して相談できるでしょう。 相談できること ・面接対策 ・書類作成の方法 ・就活の精神的な悩み など 企業のOB・OG 就活の先輩であるOB・OGに相談するもの良いでしょう。 特に自分と年齢の近いOB・OGであれば、選考フローや面接官のことを知っているケースも多く、面接を優位に勧めるためのアドバイスを得られる可能性もあります。 精神的な悩みに関しても、就活を経験した先輩からのアドバイスを得ることもできるでしょう。自分が今抱えているのと同じような悩みに対してどのように乗り越えたのかなど、インターネットやSNSには掲載されていないリアルな声を聞くことで、就活と前向きに向き合う気力をもらえるかもしれません。 相談できること ・企業情報に関する相談 ・就活を乗り越えるための方法 ・面接対策の方法 ・就活の精神的な悩み POINT OB/OG訪問の仕方 OB/OGの知り合いがいない場合、どのようにアポイントを取れば良いか分からないというケースもあるのではないでしょうか。 その場合には、大学のキャリアセンターから繋いでもらえるケースがありますので、まずは大学のキャリアセンターに連絡をしてみましょう。 その他にもOB/OG訪問用のアプリなども展開されているので、検索してみてください。 【番外編】友人・家族・大学やアルバイトの先輩など ここまで様々な外部の相談窓口についてお伝えしてきましたが、やはりまずは自分の周りの友人・家族・大学やアルバイトの先輩など自分が信頼できる人に相談してみましょう。 特に就活中のメンタルケアは非常に重要ですので、心が弱っていると感じてしまった場合には、まずは身近な人を頼ることが大切です。 相談できること ・就活の精神的な悩み ・就活の進め方 ・企業選びの方法 など 悩みに合わせた相談先を選ぼう ここまで様々な相談窓口を紹介してきましたが、自分の抱えている悩みによって適切な相談窓口を選んだほうが、 より適切なアドバイスを得ることができます。 ここでは、お悩み別におすすめの相談窓口をご紹介しますので、参考にしてみてください。 就活のやり方が分からない場合 就活をスタートしたいけど何から始めたら良いのか分からない、どう進めたらいいのか分からないという場合には、下記を活用すると良いでしょう。 ・就活エージェント ・ハローワーク ・大学のキャリアセンター ・就活カフェ ・企業のOB・OG訪問 就活の方向性が分からなくなってしまった場合 就活を進めていくと自分がどのような企業に就職したいのか、就活の方向性が分からなくなってしまうことがあります。 そのような場合には、下記に相談することをおすすめします。 ・就活エージェント ・ハローワーク ・就活カフェ ・企業のOB・OG訪問 業界や企業のことが分からない場合 業界研究・職種研究を深めたい場合や企業のことを詳しく知りたい場合、さらには選考フローなど面接に関する情報をより詳しく知りたい場合には、下記に相談すると良いでしょう。 ・就活エージェント ・企業のOB/OG訪問 ・「LINE」のオープンチャット ・口コミ ・就活カフェ 就活に対する不安がたまった場合 就活を続けているとなかなかうまく内定がもらえないという不安から就活から逃げ出したくなるなど精神的ストレスが溜まってしまいがちです。 このような精神的な悩みを相談したい場合には下記に相談すると良いでしょう。 ・友人・家族・大学やアルバイトの先輩など ・「LINE」のオープンチャット ・SNS ・就活カフェ ・ハローワーク ・就活エージェント 就活の悩みを相談するメリットと注意点 そもそも就活に対する相談をするべきなのかどうかと悩んでいる就活生もいるかもしれません。ここでは相談するメリットや相談する際の注意点についてお伝えしていきます。 就活の悩みを相談するメリット 気持ちが軽くなる 就活の悩みをひとりで抱え込んでしまっているとどうしてもネガティブな思考に偏った考え方になり、負のスパイラルに陥るケースが少なくありません。 自分の悩んでいることを吐き出してみると、気持ちが軽くなり前向きな気持ちを保ち直すことができます。 気持ちが憂鬱になっていると感じている場合には、ひとりで解決しようと抱え込まずに、相談してみることをおすすめします。 新たな視点で物事をとらえることができる 相談することで自分とは異なる新たな視点で物事を捉えることができる点も相談するメリットの一つです。 ひとりで悩んでいるとどうしても同じ視点でしか物事を見ることができませんが、他人に相談することで、様々な角度から指摘してもらえるため、急に視界が広くなり、前向きに取り組める意欲が沸いてくることもあるでしょう。行き詰まっている時ほど視野が狭まっているので、積極的に周囲の声を聞いてみてください。 就活の悩みを相談する際の注意点 話を鵜呑みにしない 相談先で仕入れた情報を全て鵜呑みにするのは危険です。「〇〇社の何次面接は圧迫面接だからブラック企業だ」などの情報を聞くケースもあるかもしれませんが、圧迫面接の定義もその人の感覚によるところが大きく、昨今の時勢を考えると圧迫面接をする企業はあまり多くありません。 情報を仕入れる際には「相談者の主観」が含まれていることを念頭におき、どうしても真実が知りたい場合には、他のルートからも情報を仕入れるなどして、正しく判断できる、「そういう考え方もあるんだな」くらいにとどめ、検討する際の参考にするなど最終決定権は自分にあるということを忘れないように努めましょう。 相談内容はまとめておく 相談内容は事前にまとめておくことが大切です。相談される側からしてもとりとめのない内容だと何を相談しているのか分からずに、的確なアドバイスを出すことができません。 悩みに対して回答を得たい場合には、自分が悩んでいることは何かを事前に書き出しておき、忘れそうな場合には、メモを見ながら相談するなど工夫してみましょう。 言葉遣いには注意する 相談する相手にもよりますが、OB/OG訪問など社会人の先輩に相談する場合には、正しい言葉遣いで丁寧に話すように意識をしましょう。 相手は社会人ですので、就活生の言葉遣いや正しいマナーができていないと「この子は大丈夫かな?」という目で見られてしまいますし、OB/OGも貴重な時間を割いているため節度のある行動ができる就活生のほうが、親身に相談に乗ってあげたいと思うはずです。 正しい敬語表現について掲載しておきますので、事前に参考にしておいてください。 正しい敬語表現一覧表 就活の悩みを相談できるサービス3選 ここでは、幅広く様々な就活の悩みを相談ができる就活エージェントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。 口コミ評価4.5以上:就職エージェントneo 就職エージェントneo 対応エリア 全国 オンライン対応 可 主な特徴 東証プライム上場企業・大手グループ求人あり、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件 公式サイト こちらをクリック 「就職エージェントneo」は業界のパイオニアとして就活エージェントの中で最も歴史があり、単なる求人紹介を行うに留まらず10年後を見据えた企業探しを行ってくれるのが魅力の就活エージェントです。 Googleの口コミ評価は4.5と高水準になっていることに加え、東証プライム上場企業や大手グループの求人を保有し、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件と、信頼度の高いサービスです。 担当アドバイザーとLINEでスムーズなやり取りが行えるよう配慮しているほか、選考フェーズに合わせた面接対策や面接後の個別フィードバックも行っており、非常に手厚いサポートを受けることができます。最速1日で内定が出る場合もあるということで、就活出遅れ組の学生にも支持されています。 このエージェントの特徴 累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件を誇る業界のパイオニア的存在 東証プライム上場企業や大手グループの求人あり 選考フェーズごとの対策や選考後フィードバックなど手厚いサポートが魅力 いきなり責任者面接を受けられるなど特別推薦枠多数 時期によっては最短1日で内定が出るケースあり 取引企業が豊富:type就活エージェント type就活エージェント 対応エリア 全国 オンライン対応 - 主な特徴 取引企業数10,000社以上、上位大学の学生の割合70%、最短2週間で内定 公式サイト こちらをクリック 「type就活エージェント」は株式会社キャリアデザインセンターが運営を行なっているサービスで、創業の初期段階からエンジニア向けの転職支援を行っているため提携企業はIT企業が多い点が特徴です。取引企業数10,000社以上を誇り、大手上場企業の求人も多く高いため就活生から高い評価を得ています。 キャリア志向の高い学生をターゲットにしていることから上位大学の学生の割合が70%となっている点も大きな特徴で、特別選考枠も用意されています。 このエージェントの特徴 取引企業数10,000社以上 大手上場企業、IT企業多数 上位大学の割合70% 最短2週間で内定 地方学生が都内で就活を行うための無料宿泊サービスあり キャリアスタート キャリアスタート 対応エリア 全国 オンライン対応 可 主な特徴 入社実績3,000人以上、定着率92%(公式サイトより)、最短2週間で内定 公式サイト こちらをクリック 「キャリアスタート」は入社実績3,000人以上、定着率92%を誇り、その丁寧な対応からGoogleの口コミでは4.3という評価を獲得しています。 キャリアスタートは有名企業への就職支援実績も多数あり、最短2週間で内定を得られるのも嬉しいポイントです。 全国の求人を紹介してもらうことができ、オンライン面談も可能です。中でもスピーディーに就活を進めたい学生、手厚いサポートを受けたい学生に向いていますのでぜひチェックしてみてください。 このエージェントの特徴 入社実績3,000人以上 定着率92% 最短2週間で内定 有名企業への就職支援実績多数
2023.12.08
就職・転職記事カテゴリ
就活
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自己PR
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負けず嫌いをアピールする自己PRの書き方|他の就活生と一味違う例文4選
「就活の自己PRで負けず嫌いをアピールしたいけどどう書けば良いかわからない」 「そもそも自己PRで負けず嫌いをアピールしても問題ないの?」 このように、自己PRで負けず嫌いをアピールしたいもののどのように進めれば良いのかよくわからないとお悩みの就活生は多いことと思います。本記事ではそういった就活生に向けて、負けず嫌いをアピールする際の自己PRの書き方をご紹介いたします。 例文も掲載しておりますのでぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ 就活の自己PRで負けず嫌いをアピールするのはアリ 就活の自己PRで負けず嫌いをアピールする場合、「別の言葉に変換すること」「協調性や計画性があることも併せて伝えること」の2点がポイント 就活の自己PRで「負けず嫌い」をアピールするのはアリ? そもそも就活の自己PRで「負けず嫌い」をアピールするのはアリなんだろうかとお悩みの就活生もいるかと思いますが、結論からいえばアリです。 というのも負けず嫌いな人材は競争心が強く、周りの人材や過去の自分に負けないために努力し成長しようという姿勢を貫く傾向があるため、採用担当者から「より高い目標を掲げ大きな成果を上げてくれるだろう」という期待を持ってもらいやすいからです。 ただし、企業によって求める負けず嫌いの方向性は若干異なるため、あらかじめ志望企業が求める人物像を把握したうえでそれに沿ったアピールを行うのが得策といえるでしょう。 企業が就活生に求める「負けず嫌い」とは? 先ほど企業によって求める負けず嫌いの方向性は異なるとお伝えしましたが、たとえば周りに負けないよう自分を高める努力をする、”向上心をもった負けず嫌い”を求める企業もあれば、過去の自分たちや掲げた目標を達成するために皆で協力し合おうとする”協調性に長けた負けず嫌い”を求める企業もあります。 就活の自己PRでは自分がどちらのパターンの負けず嫌いをアピールしたいのかをあらかじめ明確にしたうえで作成すると、内容に一貫性を持たせられるため説得力が増すでしょう。 就活の自己PRで負けず嫌いをアピールする際のポイント 就活の自己PRで柔軟性をアピールするにあたっては、下記のポイントを押さえておくと周りの就活生と差をつけられるためぜひ念頭に置いておくと良いでしょう。 「負けず嫌い」を別の言葉に変換する 「負けず嫌い」という言葉はとても抽象的だからこそ、「私の強みは負けず嫌いである点です」とだけ伝えてしまうと採用担当者に伝えたいことが伝わり切らない可能性があります。 そこで、負けず嫌いという言葉を別の言葉や言い回しに変換することによってより具体性を持って伝えられるようになるほか、周りの就活生との差別化を図りやすくもなります。下記を参考に、用いるエピソードにあった変換にトライしてみてください。 納得のいく結果を得られるまで諦めない 目標達成のための努力を怠らない 課題を克服して成果に繋げられる 最後まで結果にこだわる 向上心がある 最後まで諦めない 「協調性」「計画性」があることも併せて伝える 就活の自己PRで負けず嫌いであることをアピールする場合、伝え方によっては「自分が成果を上げることだけにこだわるのではないか」「独りよがりな働き方をするのではないか」などのマイナスイメージを採用担当者に持たれかねません。 そのため、負けず嫌いであることをアピールするにあたってはチームで協力して努力したこと、自分だけでなくチーム全員でステップアップできたことなどを伝えることで、協調性も備わっていることを添えられると良いでしょう。 また、負けず嫌いであることから成長を求めて努力したというエピソード自体は問題ありませんが、その努力の過程で計画性が見られなければ、どんなに大きな成果を成し遂げられていたとしても偶然のように思われてしまいます。 自己PRで負けず嫌いであることを伝える際には、具体的にどういった計画を立てたのかまでを伝えられると、より説得力のある内容になるので念頭に置いておきましょう。 就活生が負けず嫌いを効果的にアピールする自己PRの書き方 実際に就活の自己PRで負けず嫌いをアピールするにはどうすれば良いのでしょうか?ここでは具体的な書き方をご紹介いたします。 まずは結論として、志望企業にアピールしたい強みを端的に伝えます。冒頭で結論を伝えることで、採用担当者はその先の内容を想像することができ、理解度を高めることができます。 ここでは冒頭でお伝えしたポイントを念頭に置きつつ、ご自身が持つ「負けず嫌い」という強みの中でもできるだけその企業が求める人物像に近づけるような要素やそれに付随するエピソードを選んでアピールするようにしましょう。 次に、その強みがあることを証明できるエピソードをできるだけ具体的に書きます。その経験の中で生じた課題や目標のほか、その課題や目標に対してどのようなアクションを起こしたかまでを詳細に書いてください。 それによりアピールしたい強みに説得力を持たせられるほか、ご自身の人柄についても採用担当者に知ってもらうことが可能になるはずです。 ここまで終えたら結果を書きます。第三者でもその結果がどれだけ大きなものであるかを理解できるよう、数字などを用いて定量的に書くと良いでしょう。 そして最後はここまで伝えてきた長所をどのように志望企業の業務に活かしていくのかを書いて締めくくります。 【活動別】就活の自己PRで負けず嫌いをアピールする例文4選 最後に、就活の自己PRで「負けず嫌い」をアピールする例文をアルバイト、部活動などの活動別にご紹介しますのでぜひ参考にしてください。 ●結論⇨ 緑 ●エピソード⇨ 青 ●結果・学んだこと⇨ ピンク ●入社後⇨ オレンジ アルバイト編 私の強みは、納得のいく成果を得られるまで諦めずに努力し続けられることです。 大学時代はアルバイトとしてテイクアウト用の総菜販売店に勤めていたのですが、ある年創業10周年ということで販売目標が掲げられました。達成できればスタッフ全員にボーナスが入るということもあり、私はバイトリーダーとしてどうにか全員の力を併せてこの目標を達成したいと考え、店舗のディスプレイを工夫したりSNS投稿を引き受けて毎日発信したり、メンバーの得手不得手を考えて配置換えを行うなどあらゆる工夫を行いました。 結果、スタッフの努力の甲斐あって販売目標を達成することができ、発表時、スタッフみんなで抱き合って喜んだのを覚えています。 入社後はこの強みを活かし、組織一丸となって納得のいく成果を得られるよう尽力したいと思います。 部活動編 私には最後まで諦めず成果に繋げられる強みがあります。 大学時代はテニス部に所属していたのですが、その部は全国大会常連校の強豪でレベルの高い選手が多く、1年生の頃はレギュラーメンバーとして大会に出ることができませんでした。しかし私は引退までに必ずレギュラーメンバーとして試合に出たいと考えていたため、個人的にスクールに通ってそこのコーチに相談し自分用の練習メニューを作成してもらい、朝晩1時間ずつの個人練習を行いました。また土日には社会人のサークルに参加して試合に慣れる訓練を行いました。 その甲斐あって2年生の頃にはレギュラーメンバーとして大会に出場することができ、結果として全国大会への出場も果たすことができました。 貴社へ入社できた際にはこの強みを活かし、いかなる困難にも最後まで諦めずに成果へ繋げられるよう尽力したいと思います。 サークル編 私の強みはライバルと切磋琢磨することで高みを目指し続けられることです。 大学時代はダンスサークルに所属しており、引退までに学園祭でセンターで踊りたいと練習に励んでいたのですが、ダンス歴が自分よりも長い同級生や先輩たちがいたため1年生の頃は目立たないポジションしか掴み取ることができませんでした。しかし私は元来負けず嫌いな性格のため、なんとかスピーディーに成長してライバルたちを追い越したいと考え、個人的にダンススクールへ通いつつ毎日朝晩1時間の練習を行い、自分が最も美しく見える角度は何か、ライバルよりも欠けている点は何かを研究して自己研鑽に励みました。 結果、大学2年生の頃には同級生のライバルの子と2人でセンターで踊ることができ、彼にも「君のおかげで士気が高まった」といってもらうことができました。 貴社への入社後もこの強みを活かし、いかなる困難に対しても諦めずに挑戦し続けたいと思います。 インターンシップ編 私には、過去の自分に負けないよう常に高みを目指し続けられる強みがあります。 昨年参加した長期インターンシップでは記事執筆業務があったのですが、社員の方からは毎月の目標本数を達成しつつ質の高い記事を執筆できているとのお声をいただけていました。しかし個人的には与えられた目標を達成するだけでは納得できず、毎月前月の納品数を超えることを目標に掲げました。ただそれによって質を落としては本末転倒なため、一般的な効率UP施策のほか、日頃自分がどういった思考パターンで文章を執筆しているのかを可視化したうえで無駄を削ぎ落したり、ライティングの書籍を読んでセオリーを学びなおしたりしました。 その甲斐あってインターンシップを終えるまでの間に個人目標を割ることは一度もなく、文章力も高まったと評価していただくこともできました。 貴社への入社後もこの強みを活かし、いかなる貴社への入社後はこの強みを活かして、常に成長し続けることで組織に貢献したいと思います。
2023.11.13
【強み別】就活の自己PRに使える例文23選|書き方のフレームワークも紹介
「就活の自己PRが思いつかない」とお悩みの就活に向けて、本記事では23種類の強み別に自己PRの例文をご紹介いたします。 自己PRの書き方のフレームワークもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ 就活の自己PRの例文を強み別に23種類紹介(各強みを使った自己PRの書き方や別パターンの例文を掲載した記事も掲載) 就活の自己PRは「結論→エピソード→結果→入社後、強みをどう活かすか」の流れで組んでいく 自己PRのアピール内容が思いつかない時にはモチベーショングラフが便利 就活における自己PRの書き方~フレームワークつき~ すでに把握している就活生も多いかもしれませんが、例文を見る前に自己PRの書き方の基本をざっくりおさらいしておきましょう。 就活の自己PRは下記のフレームワークに沿って書くと、採用担当者に理解してもらえる文章を作りやすくなります。 結論 自己PRを書く際は最初に「私の強みは〇〇です」などと自分の強みを端的に伝えましょう。最初に結論を伝えることで、この先どういった内容が続くのかを聞き手側が想定でき、理解してもらいやすくなります。 エピソード 強みを伝えたら、その強みがあることを証明できるエピソードを述べましょう。 ここではどういった目標や課題に向けてどのような思考をし、どのような行動を起こしたのかを盛り込むことでできるだけ説得力を持たせるのがベターです。 結果・学んだこと その後は、自分が起こした行動によってどういった結果に繋がったのかを明記しましょう。ここでは第三者にもその結果の大きさを理解してもらえるよう、できるだけ数値で示して定量的に表現するのが得策です。 たとえば「〇〇という提案をして実践した結果、売上を昨対比20%UPさせることができた」と伝えられると説得力が増します。 入社後どう活躍できるか 最後に、その経験を通して何を学んだのか、その学びを活かして入社後どのように活躍するのかを伝えましょう。就活においてはいかに採用担当者から「この就活生は自社で活躍する素養がある」と思ってもらえるかが勝負です。 「私の長所である〇〇を活かし、貴社の〇〇業務において〇〇のように貢献していきたいと思います」などと、自分の強みをどう業務に活かせるかを伝え「この人材は自社に貢献してくれる」と捉えてもらえるとベストです。 【思いつかない就活生向け】自己PR内容の考え方 中には「自己PRが思いつかない・・・」「自分にアピールできる強みなんてないよ・・・」とお悩みの就活生もいるかと思います。そこでここでは自己PRの内容の考え方を3STEPでご紹介します。 STEP1:過去の経験を洗い出す まずは自分の過去の経験について振り返りましょう。これはいわゆる自己分析の作業を指します。下記のように幼少期から現在に至るまでの間に経験したことや印象的だった出来事を羅列してみましょう。 嬉しかったこと、頑張ったこと、悲しかったこと、悔しかったこと、辛かったことなどの観点で思い起こすとわかりやすいのではないでしょうか。 【例】 サッカーの試合でインターハイに出場した ピアノコンクールで入賞できた 初めてのアルバイトで接客に苦戦した STEP2:モチベーショングラフを作成する 過去の経験を洗い出せたら、それらの内容をもとにモチベーショングラフを作成してみましょう。 先程洗い出した過去の経験を時系列に並べ直し、その出来事があった際のモチベーションがどのくらいの高さだったのかを下記の図のようにグラフにしていきます。 STEP3:モチベーショングラフから強みを見つける モチベーショングラフを作成したら、それぞれのエピソードについて深堀りしていきます。 たとえば「部活動で自分の無力さを痛感した」というエピソードであれば、「無力さを感じた結果どう行動したのか」「ぶつかった壁をどう乗り越えたのか」などを考えていきます。 他の経験についても同じように深堀りし、それらにおける行動や思考に共通点があれば、それが自分の強みであるといえます。 【強み別】就活の自己PRに使える例文23選 最後に、就活の自己PRの参考にしていただきたい例文を、強みごとにご紹介しますのでぜひ参考にしてください。 ●結論⇨ 緑 ●エピソード⇨ 青 ●結果・学んだこと⇨ ピンク ●入社後⇨ オレンジ 協調性 就活の自己PRで協調性をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、協調性を持って主体的に行動できる点です。 私は大学1年生から4年生にかけて飲食店のホールのアルバイトを行っておりましたが、職場では店長とアルバイトで意見が合わないことやオペレーションが整っていないことでお店がうまく回っていませんでした。しかし私は良い店舗にしていきたいという想いから食事の提供方法や役割分担について意見を出し、また誰よりも全員とコミュニケーションを取ることを意識しました。 結果、意見が採用され効率が上がっただけでなく、利用してくださった顧客から団体での予約が入るなどしてリピーターの獲得にも繋がりました。店舗の雰囲気も良くなり細かい連携が取れるようになったことも嬉しいポイントです。 入社後はこの強みを活かし、主体的に行動することで組織の売上の向上と活性化に貢献したいです。 継続力 就活の自己PRで継続力をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私は何事においても目標を達成できるまで諦めない継続力があります。 私は高校から野球部に所属してそのタイミングで野球を始めたのですが、最初は経験者の選手に全くついていくことができず、試合の時もずっとベンチが定位置になってしまっていました。引退までには必ず試合に出たいと考えた私は、今の自分の課題をもとにした効率的な練習メニューをコーチに組んでもらい、朝練の前に1時間早く起きて個人での練習を行いつつ、土日も個人的にスクールに通って練習を重ねました。 その甲斐あって高校2年生の頃には試合に出場することができ、最終的には自分が出場した県大会で準優勝することができました。 入社後にはこの継続力を活かし、それまでに経験したことのない業務であっても細かく対策を練り、成果にコミットできるまで諦めずに取り組みたいと思います。 責任感 就活の自己PRで責任感をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは物事を自責で捉え、常に自分にできることを模索して成果へ導こうと努力できることです。 大学時代はテニス部に所属しており、部の目標は団体戦で全国大会に出場することでした。しかし私が所属していたチームは部内での力量の差が大きく、試合で得点を得られない選手に対して冷ややかな視線を送るメンバーもいました。ただ、得点を得られない選手をただ責めても何も問題は解決しないと考え、私は中でもテニス経験が長い選手としてその選手の課題の発見と練習メニューの改良のサポートに徹しました。 結果、少し時間はかかりましたがその選手の持ち味を引き出す取り組みができるようになり、引退直前のタイミングで団体戦で全国大会に出場するという目標を達成することができました。 入社後もこの自責で捉えるスタンスを持ち続け、組織のためにその時自分にできることを模索、実践していきたいと思います。 行動力 就活の自己PRで行動力をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは課題の要因の発見と解決に向けて努力できることです。 アルバイトで勤めていた小学生向けの塾では度々生徒の集中力のなさが問題視されていました。私はそれを受けて数日間生徒たちの動きを細かく観察し、集中力が持続しないのは生徒同士の席の近さと教室内にある時計の位置にあるのではないかという仮説を立て、塾の責任者の方へ席の配置と時計の位置の見直しを提案しました。 結果、生徒たちが問題を解いている間の私語は激減し、「気づいたら帰る時間になっていた」とつぶやく生徒も現れ、以前よりも生徒たちが学習しやすい環境を作ることができました。 入社後もこの課題発見力と解決力を生かし、事業の質をより高めていけるよう率先して行動したいと思います。 向上心 就活の自己PRで向上心をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは現状に満足せずにより高い目標を目指して努力できる点です。 昨年まで参加していた長期インターンシップにおいて私は記事執筆業務に従事していたのですが、社員の方からは「記事の質が高いにもかかわらず執筆スピードも問題ない」との声をいただいていました。しかし私はもっと生産性を高めたいと考え、記事の質を担保しつつ執筆スピードを高められるよう一般的な効率UP施策を実施しつつ、二度同じフィードバックを受けぬよう反省点管理シートを作成して運用しました。 結果、以前から質を落とさぬ状態で1記事あたりの執筆時間を6時間から5時間に短縮させることができ、月に納める記事数も増やすことができました。 入社後はこの向上心を活かし、常に高い目標を掲げてそれに向けたアクションを取ることで組織に貢献していきたいと思います。 計画性 就活の自己PRで計画性をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みはあらかじめ計画を立てることで、その時すべきことが何かを明確にし効率的にアクションを起こせる力があることです。 大学時代アルバイトとして働いていたレストランではホール業務を任されていたのですが、当初はスタッフ同士の連携がうまく取れていないことからお客様のもとへ料理が届くのに時間がかかる、オーダーをキッチンに伝える前に失念してしまうなどの課題が見られました。そこで私はその日のメンバーを確認したうえでその日一日の役割分担を細かくスケジュールに落とし込み、その時誰が何をすべきなのかを視覚で把握できるようにしました。 結果、スタッフ同士の円滑な連携が取れるようになり、私のスケジュール管理シートはキッチンでも運用されることになりました。 入社後はこの計画性を活かし、課題解決に向けてより効果的なアクションを取れるよう努めたいと思います。 真面目さ 就活の自己PRで真面目さをアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、人が避けたがることに率先して取り組む真面目さがあることです。 大学時代は居酒屋でアルバイトを行っていたのですが、働き出した当初はお手洗いの清潔さに関するクレームが多く寄せられていました。しかしスタッフは皆忙しさも相まって最低限の清掃しか行っていなかったため自分がやるしかないと考え、仕事の合間を縫って頻繁にお手洗いの清掃と備品の補充を行うようにしました。 するとお手洗いにに寄せられたクレームが激減しただけでなく、サービス提供に関する評価が上がったことや私の働きぶりを見たスタッフの士気が高まっていることなどを店長から感謝してもらうことができとても嬉しかったのを覚えています。 入社後はこの強みを活かし、自分にしかできない価値提供を行うことで組織に貢献したいと思います。 忍耐力 就活の自己PRで忍耐力をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、一度決めたことを最後まで諦めずに努力できることです。 昨年長期インターンシップに参加していた際、新商品の案出しを行う機会があり、全10名の学生がそれぞれ計2回プレゼンすることになりました。私はどちらかのプレゼンで優勝したいと考えていたのですが、初回は全く良いアイデアが思い浮かばず良い評価を受けられませんでした。不甲斐ない結果に終わり心が折れそうになりましたが、一度決めた目標を諦めたくない、まだ次があるのだから勝負は終わったわけではないと自分を鼓舞し、アイデア出しのコツを書籍で勉強しつつ、競合調査シートを独自に作成してアイデア出しの基盤を固めました。 結果、2回目のプレゼンでは準優勝することができました。目標には届きませんでしたが、忍耐と継続が自身の成長に繋がることを学ぶことができたと思います。 入社後はこの忍耐力を活かして、どのような難しい業務にも前向きに取り組みたいと思います。 柔軟性 就活の自己PRで柔軟性をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、相手の行動を見てその時必要なサポートができることです。 大学時代はダンスサークルに所属していたのですが、とある後輩メンバーがあるタイミングを境に少しずつ部室に顔を出す頻度が減っていっていることに気づき、心配になってある時個別で聞いてみると周りの足を引っ張っているようで気まずかった、でもダンスは楽しいから続けたいとこぼしていました。それを受けて、私はどうにか彼女に自信をつけてもらうべく、部室から離れたところで個別で一緒に練習することを提案し、2ヶ月後の学園祭の時までに自信をつけてもらうことを目標に掲げて彼女用のメニューを作成して練習に励みました。 結果本人の努力の甲斐あって学園祭のステージは大成功に終わり、本人も「頑張って本当に良かった」とうれし涙をこぼしていたのが今でも心に残っています。 入社後はこの強みを活かして、その時必要なサポートを行うことで組織を下支えしていきたいと思います。 気配り 就活の自己PRで気配りできる力をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私は、場の空気を読んでその時自分にできる役割を率先して果たせる強みがあります。 大学時代は合唱部に所属しており皆で全国大会出場を目指していたのですが、2名の部員の歌唱力が周りに追いついておらず、周りの部員は何も言わないながらも冷ややかな視線を送っている状況でした。私は約5年間の合唱経験がある者としてこの状況を打開したいと考え、顧問と相談したうえでその2名の部員用の練習メニューを作成し、毎日の朝練を実施しました。また、自宅でできる練習もそれぞれの部員に実施してもらい、それを録音して毎日提出してもらうことで練習の習慣も身につけてもらいました。 すると、そんな様子を見ていた周りの部員たちも士気が高まったのか個人練を行うようになっていき、最終的には引退直前の年に全国大会へ出場することができました。 貴社に入社できた際にはこの強みを活かし、組織一丸となって成果に繋げられるよう尽力したいと思います。 チャレンジ精神 就活の自己PRでチャレンジ精神をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、課題解決のためには新たな試みでも臆することなく挑戦できる力があることです。 大学時代はアルバイトとして夫婦が営む個人経営の洋菓子店に勤めていたのですが、勤めだしてしばらくした頃、集客数の伸び悩みが課題になっていました。当時私には集客ノウハウが一つもない状態でしたが、大好きなお店だからこそなんとか貢献したいと思い、10代後半から20代の集客ができないか考えました。大学の友人へヒアリングを行った結果SNSで事前に店選びをする層が圧倒的多数だったため、SNSに疎い店主夫妻に代わって店内の様子やキッチンでの作業現場などを撮影して定期的な情報発信を行いました。 結果、集客数を前年比で20%UPさせることができたほか、顧客の投稿がバズるなど嬉しい成果に繋がりました。 入社後もこの強みを活かして、いかなる課題にもチャレンジし続けたいと思います。 負けず嫌い 就活の自己PRで負けず嫌いであることをアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、納得のいく成果を得られるまで諦めずに努力し続けられることです。 大学時代はアルバイトとしてテイクアウト用の総菜販売店に勤めていたのですが、ある年創業10周年ということで販売目標が掲げられました。達成できればスタッフ全員にボーナスが入るということもあり、私はバイトリーダーとしてどうにか全員の力を併せてこの目標を達成したいと考え、店舗のディスプレイを工夫したりSNS投稿を引き受けて毎日発信したり、メンバーの得手不得手を考えて配置換えを行うなどあらゆる工夫を行いました。 結果、スタッフの努力の甲斐あって販売目標を達成することができ、発表時、スタッフみんなで抱き合って喜んだのを覚えています。 入社後はこの強みを活かし、組織一丸となって納得のいく成果を得られるよう尽力したいと思います。 好奇心 就活の自己PRで好奇心をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、向上心が強く何事にも主体的に取り組めることです。 大学時代は雑貨店でアルバイトを行っており、当初は接客スタッフとして働いていました。しかしある時売上が低迷しており閉店の可能性があるという噂を耳にしました。私は思い入れのあるお店だったからこそ自分がなんとかしたいと思い、かねてから興味のあったマーケティングに挑戦したいという思いも相まって、店長に相談したうえで店舗のディスプレイや店のチラシのデザイン、SNSでの発信などあらゆる集客に挑戦しました。 すると周りのスタッフも力を貸してくれるようになり、3ヶ月後には集客数を前年比で20%UPさせることに成功しました。 入社後はこの強みを活かし、自分がアクションを起こすことによって周りを巻き込みながら組織の成長に寄与したいと思います。 努力家 就活の自己PRで努力家であることをアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私には現状に満足せずより高い目標に向けて努力できる強みがあります。 昨年まで参加していた長期インターンシップでは営業を行っており、私の業績は中でも高い方だったのですが、インターン生の中で2位の業績であることが悔しく、なんとかTOPを勝ち取りたいと考えるようになりました。既存営業のノウハウを書籍で学び、顧客との連絡頻度を増やしてまずは信用を得られるよう工夫しました。加えて顧客の視点に立ったサービス提供がしたいと考え、競合他社の商材の打ち出し方などを研究して自社商材に置き換えた際にどう伝えれば魅力をアピールしやすいのかを考えて実際の営業時に実践するようにしました。 その甲斐あって、そこから2ヶ月後の業績は無事TOPを勝ち取ることができ大きなやりがいを得られました。 貴社への入社後はこの向上心を活かし、常に高い目標を掲げてそれに向けたアクションを取ることで組織に貢献していきたいと思います。 素直さ 就活の自己PRで素直さをアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、他者の意見を素直に取り入れ次に繋げられることです。 大学時代はダンスサークルに所属していたのですが、練習中にリーダーから「アンサンブルがなってない。自分が目立とうとする前に全体の調和を意識して欲しい」と指摘を受けました。最初は「本格的に練習し出してまだ数ヶ月しか経っていない自分にそんなハイレベルなことを言われても」という気持ちになりましたが、一旦アドバイスに従ってみて上手くいけたら嬉しいし、違えば軌道修正をすれば良いと考え、まずはリーダーの指示通りに練習することに決めました。 結果、その1ヶ月後の自分のダンスは驚くほど周りに溶け込んでおり、リーダーから「こんな速度で成長できるなんて、来年にはセンターで踊れてるかもしれないね」と褒めてもらえたのがとても嬉しかったのを覚えています。 入社後はこの素直さと成長速度を活かし、他者の意見を積極的に取り入れてアクションに繋げることで組織に貢献したいです。 主体性 就活の自己PRで主体性があることをアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、組織の目指す方向を見据えつつその時々の自分の役割を考えて行動できることです。 私は大学時代バレーボール部に所属しており全国大会出場を目指していたのですが、一年生の頃怪我をしたことでバレーを続けることができなくなってしまいました。最初は絶望しましたが、周りの支えもあり、形は違えど今自分がチームにできることをやって貢献しようと考えられるようになり、マネージャーとして部を支えることを決めました。その時の自分にできるのはチームを客観的に見ることだと考えた私は、メンバー一人ひとりの課題を観察して洗い出しノートにまとめ、それをもとにコーチと練習メニューの改善を行いました。 最終的に私たちのチームは全国大会に出場することができ、選手たちと抱き合って喜んだのを覚えています。 入社後もこの主体性を活かして、その時自分に必要な役割を果たしていきたいと思います。 体力 就活の自己PRで体力をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、苦手なことにも積極的に取り組み諦めずに成果を追い求める点です。 大学時代はパンケーキ店でアルバイトを行っていたのですが、初めてのキッチン業務ということでパンケーキを上手く作ることができず、先輩から厳しい指摘を受けていました。最初はとても落ち込んだのですが、中高生の頃野球部で培った精神力のお陰で「毎日少しずつ上手くなってるんだから自信を持とう」と自分を励まして気持ちを保っていました。私は早く上達して一人前になりたいと考え、店長にお願いして毎日就業後に個人練習をさせてもらっていつつ、厳しくて近寄りがたかった料理長にも自分から積極的に話しかけコツを伝授してもらえるように働きかけました。 結果、2ヶ月も経つ頃には後輩の指導を任されるレベルまでに上達しました。 入社後はこの精神力を活かし、どんなに困難な課題にも挑戦し続けた成果に繋げたいと思います。 前向きさ 就活の自己PRで前向きさをアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私には、失敗を恐れずに挑戦し続けられる強みがあります。 昨年参加した長期インターンでは、新商品のアイデア出しを行う課題が出され計2回のプレゼンの機会が設けられました。なんとか1回は優勝したいと考え周りの学生には考えられないような奇抜な商品を提案することに決めたのですが、1回目のプレゼンでは良い評価を得られず厳しいコメントをいただく結果になりました。時間をかけて準備したため落ち込みましたが、そこでいただいた意見をもとにさらに競合調査を強化してプレゼンの進め方も書籍で学び、ブラッシュアップして2回目のプレゼンに臨みました。 その甲斐あって2回目では無事優勝することができ、失敗してもその学びを糧にすれば成功に導けることを学びました。 貴社への入社後も失敗を恐れず、日々成長することで貢献したいと思います。 調整力 就活の自己PRで調整力をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは、メンバーの意見をまとめて皆が納得できる落としどころを見つけられる点です。 バンクーバーに約半年間留学をしていた際にグループでプレゼンを行う授業があったのですが、ただでさえ細かいニュアンスが伝わりにくい環境に加えて意見の出し方に文化的な違いがあったこともあり、最初は意思疎通を行うことに苦戦し話し合いはなかなか前に進みませんでした。さらに私のグループにはいわゆるまとめ役もいなかったため私がまとめるしかないと考え、発言できていない学生にはこちらから意見を尋ねつつ、自分の意見が正しいと強く出ている学生には、それぞれの意見の良いところを集めればもっと良いプレゼンができるということを一生懸命伝えました。またプレゼン当日までの計画表を作成してそれぞれの役割分担も行うことで、メンバー全員が主体的に取り組めるよう工夫しました。 その甲斐あって、当日のプレゼンでは先生から高評価を受けることができました。 入社後はこの強みを活かし、組織がより高い成果を上げられるようベストを尽くしたいです。 吸収力 就活の自己PRで吸収力をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私には人の意見を素直に聞き入れ成長に繋げられる強みがあります。 大学時代はテニス部に所属しており大会に向けてダブルスを組むことになったのですが、それまでの私はシングルス経験しかなく、初の練習試合では全敗してしまいました。私はその原因を「自分にシングルス経験しかないから」と考えていたのですが、コーチから「ダブルスは二人でやるものだから、自分一人でボールを全て取ろうとせずにパートナーを信じる心が大切」と助言されたことに衝撃を受けました。そこでまずはコーチを信じて改善を図ろうと考え、パートナーとの距離を縮めるために普段の会話量を増やし、試合中に私へ感じる課題を率直に教えてもらえるよう配慮しました。 その甲斐あって次の練習試合の際には3勝1敗という結果に持っていくことができ、大会でも勝利を収めることができました。 貴社へ入社できた際にはこの強みを活かし、自分がスピーディーに成長していけるようまずは人の意見を取り入れてアクションに繋げていきたいと思います。 対応力 就活の自己PRで対応力をアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私には、イレギュラーが生じた場合でも前向きかつ柔軟に対応できる強みがあります。 私は大学時代テニス部に所属しており全国大会出場を目指していたのですが、一年生の頃怪我をしたことでテニスを続けることができなくなってしまいました。最初は自暴自棄になりかけましたが、周りの支えもあり、形は違えど今自分ができることをやって部に貢献しようと考えられるようになり、マネージャーとしてサポートすることに決めました。メンバー一人ひとりの課題を観察して洗い出しノートにまとめ、それをもとにコーチと練習メニューの改善を行うなどチームを客観的に捉えて強化できるように努めた結果、私たちのチームは全国大会に出場することができ、選手たちと抱き合って喜んだのを覚えています。 貴社への入社後もこの柔軟な対応力を活かして、様々な形で組織の改善と売上UPに貢献したいと思います。 几帳面さ 就活の自己PRで几帳面さをアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは計画を細かく立てて準備を入念に行うことで効率的にアクションを起こせることです。 大学時代アルバイトとして働いていた飲食店ではホール業務を任されていたのですが、当初はスタッフ同士の連携がうまく取れていないことからお客様のもとへ料理が届くのに時間がかかる、オーダーをキッチンに伝える前に失念してしまうなどの課題が見られました。そこで私はその日のメンバーを確認したうえでその日一日の役割分担を細かくスケジュールに落とし込み、その時誰が何をすべきなのかを視覚で把握できるようにしました。 結果、スタッフ同士の円滑な連携が取れるようになり、私のスケジュール管理シートはキッチンでも運用されることになりました。 入社後はこの計画性を活かし、課題解決に向けてより効果的なアクションを取れるよう努めたいと思います。 問題解決能力 就活の自己PRで問題解決能力があることをアピールする際には、下記のポイントに留意しましょう。 私の強みは問題解決に向けて率先してアクションを起こせることです。 私は毎月介護施設でボランティア活動を行っているのですが、当初は施設の利用者の方に話しかけても厳しい言葉を投げかけられたり返事をしてもらえなかったりと、コミュニケーションを取ることに苦戦しました。しかし私以外のスタッフさんが円滑にコミュニケーションを取れているのを見て自分の接し方に原因があるのではないかと考え、周りのプロの介護士の方へアドバイスを仰ぎつつ、利用者の方それぞれに適した介護方法を書籍を読むなどして勉強しました。 その甲斐あって、利用者の方それぞれに合った介護を実践できるようになり、少しずつ利用者の方に心を開いてもらえるようになりました。 入社後はこの問題解決に向けた行動力を活かし、その時の自分に何ができるのかを率先して考え、組織に貢献していきたいと思います。
2023.11.06
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志望動機
このカテゴリのページを見る魅力的な志望動機を作成する手順についてお伝えします!
【IT業界編】就活で内定に繋がる志望動機の書き方~選考を通過したES例文も公開~
日々進歩を続けているIT業界。この先も長期的な成長が見込まれることから多くの就活生に人気となっています。 ライバルが多いからこそ、書類選考を通過するためには中でも志望動機の質で差をつける必要があります。 そこで本記事では業界の特徴や実際の業務内容をもとに、就活でより選考に通過しやすくなるようなIT業界の志望動機の書き方をわかりやすくご紹介します。実際に書類選考を通過したESも掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ 「なぜIT業界を選んだのか」「なぜその企業なのか」を志望動機に盛り込む 上記のためには"IT業界が求める人物像"と"応募先企業の特徴"の把握が必須 フレームワークに沿って志望動機を書くことで読みやすい文章になる 【ざっくり解説】IT業界ってどんな業界? IT業界は「Information Technology(情報技術)」を活用したサービスを展開する業界で、ソフトウェア業界、ハードウェア業界、情報処理サービス(SI)業界、インターネット・Web業界、通信インフラ業界の5つに分類されます。 IT業界は今後長期的に伸びる業界として就活生から特に注目を浴びています。 というのも、DX(デジタルトランスフォーメーション)と呼ばれる、”ITを活用してビジネスモデルやシステムに変革を起こしていこう”という世界的な時勢の動きがあるからです。 具体例としては、人事や人材業界の課題をテクノロジーで解決するHRtechや、金融課題をテクノロジーで解決するFintechなどが挙げられます。 専門的でハードルが高いと感じるかもしれませんが、実際には未経験者でもチャレンジできる業界となっています。 背景としては、IT分野のスピーディーな技術革新に対応できる人材が不足していることから、未経験者にも範囲を広げて採用を行い教育面に力を入れている企業も増えていることが挙げられます。 IT業界の業種 一口にIT業界といっても、存在する業種は多岐に渡ります。様々な業種の中でどの業種を選ぶべきか、ここで特徴を把握しておきましょう。 IT 経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」によれば、2022年の情報サービス業の売上高は前年比3.8%増の15兆8,847億円となっています。 通信速度の向上を機にクラウドとビッグデータの活用が市場をけん引し、AIやIoTの導入によるDXの中心的な役割を果たしている業界です。 世界的に有名な企業としてはMicrosoftやIBMなどが挙げられ、国内ではNTTデータやNEC、富士通などが代表例として挙げられます。 ソフトウェア 同じく経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」によれば、2022年のソフトウェアの売上高は前年比4.3%増の11兆4963億円となっており、クラウドサービスが市場を牽引しています。 またビジネスチャットツールやWeb会議システム、会計ソフトなどが代表例として挙げられるSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)と呼ばれる販売形態がトレンドとなっています。 こちらはソフトウェアを利用者側に導入する形を取るのではなく、提供者側で稼働しているソフトウェアをインターネットなどのネットワークを経由して利用者にサービスとして利用してもらうものになります。 今後はAIやIoT、ビッグデータ、セキュリティ対策などの分野でニーズが拡大していくことが見込まれます。 インターネット 同じく経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」によれば、2022年のインターネット附随サービス業の売上高は前年比0.8%増の2兆2,587億円となっています。 サービス系ではYahoo! JAPANやサイバーエージェント、通販系ではAmazonや楽天など身近な企業が多く挙げられます。 こうした企業は1990年代から2000年代初期のに起きたITバブル期に登場し、近年ではスマートフォンの普及に伴い爆発的な市場成長を見せています。 通信 財務省「年次別法人企業統計調査(令和3年度)結果の概況」によると2021年度の売上高が前年比3.4%増の79兆9,813億円となっている情報通信業は、IT業界の中でも特に大きな市場を形成している、ユーザーと企業の橋渡しである通信回線を扱う業界です。 現状としてNTTドコモ・ソフトバンク・KDDIの大手三社を、新規参入した楽天が追いかける形となっています。 また、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)と呼ばれる、NTTドコモなどの移動体通信事業者から通信回線を借り受けて格安スマホや格安SIMのサービスを提供している事業者も存在します。 2020年には通信速度を飛躍的に向上させた5Gが登場し、今後の動向に注目です。一方で市場規模は2014年から横ばいの状態で、新しい事業による成長が期待される業界ともいえます。 IT業界の職種 IT業界は上流工程と下流工程に業務を分類することができます。上流工程ではクライアントが抱える課題を明らかにし、どのように解決するかを策定します。 下流工程では上流工程で決まったコンセプトや手段を具体的な仕様に落としこみ、製品を完成まで持っていきます。 ここではIT業界についてより深く把握できるよう、それぞれの具体的な仕事内容についてお伝えいたします。 エンジニア職 実際に製品を作る下流工程に分類される職種です。PythonやJavaといったプログラミング言語を使って実際の製品を作ります。 エンジニアは主にシステムエンジニア(SE)とプログラマーに大別され、SEがクライアントからの注文を実際のプログラミングに落とし込む計画書を作成し、プログラマーがその計画書に従って製品を作り上げるという流れになります。 IT業界でも特に人材が不足しているエンジニア職では、SEとプログラマーの双方において文系人材の採用が広く行われていますが、中でもSEには計画書を書くための論理性とコミュニケーション力が求められます。 また、エンジニアにはシステムエンジニアのほかにもサーバーエンジニアやWebエンジニア、営業的な側面を持つセールスエンジニアなど多くの職種があることも特徴です。 プロダクトマネージャー(PM) 上流工程に分類され、プロジェクトの管理から人材の選定まで幅広いマネージメントを行い、プロジェクトの全行程に関わる職種です。 プロジェクトの初期にはクライアントを交えてどのようなプロジェクトにするのかの具体的な要件定義を行い、納期を決定します。 プロジェクトの進行中は問題解決や進捗を確認する役割を担い、プロジェクトの完了後はレポートを提出して総括を行います。 プロジェクトの中心として活動するプロダクトマネージャーは、リーダーとしての社内調整力やリーダーシップが求められる職種といえます。 ITコンサル 顧客が抱える課題の原因を明らかにしてシステムの導入によって課題解決を提案する、上流工程に位置する職種です。 ITコンサルもプロジェクトマネージャーと同様に要件定義を行いますが、ITコンサルはクライアントが抱える課題の設定と、ITのどのような方法で解決するべきかという方法の定義を行うため、プロジェクトマネージャーとはやや異なる職種といえます。 その他 IT企業にも営業やマーケティングといった他業界にある職種も存在します。 例えば営業職においては自社の持つ人材やノウハウのほかにも、製品がいかにクライアントの売り上げや効率の向上に繋がるのかといった自社の魅力を新規顧客にアピールしつつ、自社製品を通じた顧客の課題解決を目指します。 またマーケティング部門では顧客のニーズをくみ取り魅力的なプロモーションを考え、消費者の購買意欲を刺激します。 就活でライバルと差をつける!IT業界の志望動機 作成の3STEP ここでは就活において、IT業界でより内定に近づくための志望動機作成における3ステップを紹介します。 これから志望動機を作成するという人は、以下のポイントを参考に作成してみてください。 (1)志望動機に必要な要素を把握する 志望動機を作成する際は「なぜIT業界を選んだのか」「なぜその企業なのか」をしっかりと深掘りしましょう。 数ある業界の中でもなぜIT業界を選んだのかについてしっかりとした理由を準備しておかなければ、信憑性に乏しい志望動機になってしまう可能性があります。 「IT技術を活用して、地方の利便性を向上させたい」「社会で役に立つシステムを開発したい」といった、IT業界ならではの理由を考えてみましょう。 また「なぜその企業なのか」を明確にしたうえで志望動機を考えなければ、どの企業にも通用しそうな特徴のない内容になってしまい、採用担当者にこちらの熱意をアピールしにくくなってしまいます。 志望企業の強みや事業形態などの特徴を調べて、競合他社と差別化をしながら伝えましょう。 例えば富士通はITサービス分野で国内第1位、世界でも第10位の売上高を誇っており、大規模で先進的なシステムを構築してきた技術力と実績が大きな強みです。 さらに世界180カ国、約400社以上のグループ会社と連携しながらグローバルに事業を展開しています。 また、NECであればICTインフラ整備(※)に強みを持っており、ICTを活用することで人々に対し「均等に高い質の生活」を提供しています。 過去の事例としては、アルゼンチンのティグレ市で世界最高精度の画像認識技術を用いて、犯罪の予防、安心・安全な街づくりに貢献したことが挙げられます。 ティグレ市では犯罪率の高さが深刻な課題でしたが、画像認識を活用したソリューションを提供したことにより、2008年~2013年で車の盗難が80%減少するといった成果を上げました。 このように企業ごとで強みや注力している事業は異なるため、企業ごとの特徴を把握した上で志望動機を作成しましょう。 ※ICTインフラとは、システムやアプリケーションを利用する上での基盤となるハードウェア(PC、サーバー、ストレージ)、ソフトウェア(OS、アプリケーションサーバー、Webサーバーなどのミドルウェア)のことを指します。 (2)IT業界の求める人物像を把握する IT業界は「変化への対応力」がキーワードです。日々発展を繰り返しているIT業界では、時代に対応できるよう変化し続けることができなければ競争に破れてしまいます。 そのため、未経験からIT業界に挑戦するうえでは”ITへの興味関心があること””技術やスキルをインプットし続ける知的好奇心をもっていること”が重要な素質となるでしょう。 また、何かトラブルが起きた時には、決まった形式と柔軟な知識力で対応する必要があります。 その際、解決まであきらめずに取り組むためには、知識と技術だけでなく論理的思考や集中力、継続力が不可欠です。 IT業界の仕事に対して一人でもくもくとこなすイメージを持っている方もいるかもしれません。もちろん職種にもよりますが、実際には顧客や取引先、社内スタッフなど多くの人と関わりながら仕事を進めていくことになります。 そのため、どんな人とも協力して仕事を進められる協調性や、相手が求めているものを聞き出せる傾聴力、コミュニケーション能力が求められます。 これらの点を念頭に置き、自分がIT業界が求める人物像に近い人材であることをアピールできるような志望動機を目指しましょう。 (3)フレームワークに沿って志望動機を書く 情報収集や自己分析をもとに志望動機で伝えたいことが決まれば、あとは文章に起こすだけです。 必ずしもオリジナルの構成にこだわる必要はなく、シンプルでわかりやすい文章構成にすることで、漏れなくこちらの魅力を伝えるのが重要です。 文章力に課題がある人は第三者にチェックしてもらうなどして、「て・に・を・は」や接続詞の使い方のほか、「です・ます」調に統一されているかなどを細かく確認しましょう。 実際に就活の選考を通過!IT業界の志望動機・例文 就活において実際に選考を通過したESの志望動機の例文から、クオリティと書き方を学び、自身の書類に活かしてください。 IT企業の志望動機の例文 私は貴社の「明日を変えるITの可能性に挑み、夢のある豊かな社会の実現に貢献する」という企業理念に大変共感しました。 また、自分の作成したシステムを身近に感じることが出来るという点を魅力的に感じました。私はIT技術を活用して日本を活性化させたいというビジョンがあります。 貴社は様々な業界や業種に対して高い技術力でサービスを提供し、5Gインフラ構築等の企業や世の中の中枢となるシステムを多数構成していると存じております。 このことから貴社の成長は様々な分野の企業の成長、さらには日本全体の成長に繋げるのではないかと考えています。 また、マルチベンダーとして多数の先進IT企業と提携し、お客様の課題に対してより柔軟なソリューションを提案出来るという点に魅力を感じております。 御社で業務を遂行する上で、「積極性」や「学び続ける姿勢」が必要であると感じております。 私は学生時代に”〇〇〇〇〇〇”という経験の中で、主体的に展示会に足を運び専攻の応用技術について学んだり、実験報告書作成時に必ず5冊以上の文献を参考にしたりする等して積極的に学び続けてきました。 この力を活かして貴社に貢献したいと考えております。 →学生時代に積極的に学び続けた体験から、IT企業の変化の激しい環境に対応できる人材であることをわかりやすくアピールできています。 参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)) ソフトウェア企業の志望動機の例文 私が貴社を志望する理由は2つあります。1つ目は、入職後、会社内の他事業部と連携することで、幅広く貴社の事業を行いたいと考えたからです。 私は、「IT技術を用いて、より便利な世界にしたい」という思いからIT業界を志望しています。 大学でパソコンに携わるアルバイトをしていることからITに興味を持ち、勉強するうちに、より一層ITに携わりたいと考えるようになりました。 そのため、貴社が会社内の各事業部と協力して、他の事業での課題を解決する業務を行っている点に惹かれました。 貴社が行っている他社にはない事業をIT技術でサポートすることで、円滑に事業を行うことができるよう貢献したいと考えています。2つ目は、貴社は若手でも活躍できる場であると考えたからです。 貴社の会社説明会で、上を目指せる環境があることを伺い、その点に魅力を感じました。様々なことに挑戦して経験を積み、貴社の発展に尽力したいと考えています。 →ITへの興味関心を示し学び続ける姿勢が伝わってきます。本ESには記載されていませんが、資格なども積極的に取得しており、ITへの適性を伺うことができるESです。 興味を持った背景や経験をもう少し具体的に書けるとなお良いESになったと考えます。 参照元:unistyle/内定者本選考ES(トレンドマイクロ) 通信企業の志望動機の例文 貴社で【変革を担う側】に立ちたいです。私は、大学時代に〇〇先で課題解決に取り組み、組織がより良く変化した際に大きな達成感や喜びを感じました。 この経験から社会をより良く変革していくことを仕事にしたいと考えています。中でも日本の企業の変革をICT技術によって支えたいです。 理由として、私の叔父は製造業の会社を経営をしており、日本の企業が人手不足や働き方改革など様々な課題を抱えていることを実感するようになったためです。 日本では人口減が進み生産性の向上や人材育成の強化など、企業にとって変革していくことが欠かせない時代にあると考えています。 今後よりいっそう強くなっていく大きな効率改善の波の中で、貴社の製品を通して変革を支援し日本企業の競争力強化に繋げていきたいです。 その中で貴社である理由としては、〇〇のサービスビジネスの日本シェアが1位、世界シェアが4位ということから、多くの顧客のニーズに応える技術力やノウハウがあると考えたためです。 このように、様々なノウハウや世界トップレベルの技術力を保有している貴社で仕事をさせて頂くことにより、自分自身を成長させながら、ICTを駆使した提案で日本の企業の変革を推進していきたいです。 →自らの経験をもとに、「変化」を起こしたいという渇望を示すことでIT業界への適性を示しています。その上でこの会社でなくてはならない理由を明示しているため、思わず会ってみたくなる内容となっています。 参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(富士通(FUJITSU)) インターネット企業の志望動機の例文 イノベーションを通じて、人々や社会をエンパワメントするという理念に共感しました。その中で御社を志望する理由は二つあります。 一つ目は、スピード感を意識して仕事を行っていることです。御社のインターンシップに参加した際、どの社員さんもかなりのスピード感を意識して働いていると実感しました。 自分の考えを早いスピード感で事業に取り入れることができ、その姿勢が急速な自己成長に繋がると感じました。二つ目は、展開するサービスが幅広いことです。 これは、幅広くやりたいことに挑戦できるという利点と、楽天経済圏という大きなマーケット内のやり取りに関するビックデータが存在するという利点があります。この経済圏の規模の大きさは御社独自であります。 そこで、事業拡大を目指す御社にとって欠かせない経済圏のデータの活用に携わりたいです。そして、事業の底上げや人々をエンパワメントするような新規ビジネスの創出に貢献したいです。 →スピード感を志望動機の冒頭に挙げて、変化が激しい環境を望んでいることが全面に押し出しています。さらに、変化の中で成長のために学び続けたいという知的好奇心も効果的にアピールできています。 参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(楽天グループ) 上記例文の他にも就活支援サイトunistyleでは選考通過者のESを7万件以上掲載しています。下記画像からサイトに移動できるので、ぜひES作成の参考にしてください。
2023.11.29
【銀行業界編】就活で内定に繋がる志望動機の書き方~三菱UFJ銀行など6社の通過ES公開~
金融業界の中でも特に人気の高い銀行業界。ライバルが多いからこそ、就活で書類選考を通過するためには中でも志望動機の質で差をつける必要があります。 そこで本記事では業界の特徴や実際の業務内容をもとに、就活でより選考に通過しやすくなるような銀行業界の志望動機の書き方をわかりやすくご紹介します。 実際に書類選考を通過したESも掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ 「なぜ銀行業界を選んだのか」「なぜその銀行なのか」を志望動機に盛り込む 上記のためには"銀行業界が求める人物像"と"応募先銀行の特徴"の把握が必須 フレームワークに沿って志望動機を書くことで読みやすい文章になる NGポイントは「経済発展への貢献意欲」と「数字への強さ」のアピール、待遇面に触れることの3点 【ざっくり解説】銀行業界ってどんな業界? 銀行業界の注目すべき動きとしては大きく「マイナス金利政策」と「フィンテック」の2つが挙げられます。 「マイナス金利施策」とは中央銀行がデフレ対策の目的として行うもので、 民間の金融機関が中央銀行に預ける当座預金の一部の金利をマイナスにする金融緩和政策の一種です。 日本では日本銀行によって2016年1月に導入されました。民間の金融機関は中央銀行にお金を預けると金利を支払う必要が生じるため、投資・融資活動が活発となることで余剰資金が市場に流通するようになります。 これにより、国内では各行の低金利競争が起こりました。その結果、収益が大幅に減少した銀行が増え、業界・機能再編を行う銀行もありました。 「フィンテック」とは金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた言葉で、スマートフォンを使用した送金など、金融サービスと情報技術を掛け合わせた様々な動きを指します。 これについては、仮想通貨技術の研究やモバイル決済への対応など現在進行形でIT化が進んでいます。 業界に対して安定したイメージがありますが、志望する銀行が今後大きな変革を遂げる可能性があることを頭に入れておきましょう。 銀行業界 3つの主要業務 預金業務 個人、法人問わず資金を預かり、管理・保管をする業務です。一般に使われる普通預金や積立式の定期預金のほか、手形や小切手を受け取った第三者が引き落とせる当座預金があります。 融資業務(貸付業務) 預金業務によって預かったお金を資金が必要な企業または個人に貸し付ける業務で、例えば企業の設備投資資金や住宅ローンなどが挙げられます。貸出先に信用を与えることから与信業務とも言います。 為替業務 公共料金の口座振替など、銀行口座を持つ顧客からの依頼によって振り込みや送金を行う業務です。 現金でのやり取りを行うことなく決済することができます。また、為替業務の中には国際通貨の売買によって利益を出す外国為替部門もあります。 銀行業界の職種・代表例 営業職 個人向け、法人向けで勧める商材は異なるものの、顧客の状況や求めるものを察知して相手に合った提案をします。 潜在的なニーズを把握しなければ取引に応じてもらえないため課題を特定するスキルが必要です。営業職の場合、総合職採用であることが多いので、幅広い知識の習得にも繋がります。 一般職(窓口) 預金、送金、振り込みなどお客様の対応がメイン業務です。混雑することが珍しくないため効率的な対応が求められます。 窓口を閉めた後にはお金の計算を行って金額を正確に合わせる必要があるため、責任感と精緻さが必要です。 就活でライバルと差をつける!銀行業界の志望動機 作成の3STEP 銀行業界の動向や仕事内容を確認できたところで、ここでは就活において銀行業界でより内定に近づくための志望動機作成における3ステップを紹介します。説得力のある志望動機を作るためにも、ぜひ参考にしてください。 (1)志望動機に必要な要素を把握する 志望動機を作成する際は「なぜ銀行業界なのか」「なぜその銀行なのか」をしっかりと深掘りしましょう。 数ある業界の中でもなぜ銀行業界を選んだのかについてしっかりとした理由を準備しておかなければ、信憑性に乏しい志望動機になってしまう可能性があります。 「融資の審査を見直すことで、困っている新規事業者・新規企業を助けたい」というように、銀行業界ならではの業務を交えると効果的でしょう。 また「なぜその銀行なのか」を明確にしたうえで志望動機を考えなければ、どの銀行にも通用しそうな特徴のない内容になってしまい、採用担当者にこちらの熱意をアピールしにくくなってしまいます。 志望する銀行の特徴や業務形態、企業理念、注力商材などを調べ、他の銀行と比較してみましょう。「地域密着型で住民の生活を支えている」というように、その銀行ならではの強みが見えてくるはずです。 (2)銀行業界の求める人物像を把握する 銀行はお客様の大切な預金を扱っています。そのため命の次に大切なものを預かっているという意識を持ち、ミスが許されないという強い責任感を持って業務に当たることが必要です。 しかし、どれだけ責任感を持って業務に当たったとしても問題が起こってしまう場合も多々あるでしょう。そういった際に原因を誰かのせいにしたり、解決方法を他人任せにしたりしていては信頼を得られません。 例え他人のミスであったとしても、自ら進んで打開案を模索し周囲の仲間と協力して解決を目指せるような主体性をもって本質的な行動を行える人物こそが信頼に足るといえるのではないでしょうか。 また、銀行員に欠かせないもう1つの要素は勤勉さです。刻一刻と変化する経済などの情報に常にアンテナを張り、様々な法令や金融知識などを身に付けていかなければなりません。 常に向上心をもち様々な物事に対して感度の高いアンテナを張ることが重要になります。このように、銀行業界は信頼性、主体性、勤勉さを持つ人物を求めていると言えるでしょう。 (3)志望動機のフレームワークを知る 情報収集や自己分析を基に伝えることが決まれば、あとは文章に起こすだけです。必ずしもオリジナルの構成にする必要はありません。 必ずしもオリジナルの構成にこだわる必要はなく、シンプルでわかりやすい文章構成にすることで、漏れなくこちらの魅力を伝えるのが重要です。 文章力に課題がある人は第三者にチェックしてもらうなどして、「て・に・を・は」や接続詞の使い方のほか、「です・ます」調に統一されているかなどを細かく確認しましょう。 就活で実際に選考を通過!銀行業界の志望動機・例文 ここでは就活で実際に選考を通過したESの志望動機の例文をご紹介いたしますので、書き方を学び自身のESや面接に活かしましょう。 三菱UFJ銀行の志望動機の例文 私は困っている誰かの助けになる仕事をしたいと考えています。銀行の仕事はお客様の様々な要望に対し、金融という側面から最も幅広い提案をできるものだと考えています。 中でも貴行を志望する理由は、行員の方に魅力を感じたからです。 行員の方にお話を伺った際、自分の行動が社会のためになっているのだという自負、そして仕事に対するやりがいや充実感といった部分に感化され、私も貴行の一員として働きたいと感じました。 →文字数が少ないと具体的に書くことは難しいです。その場合は、面接のときに深堀った質問をしてもらえることを想定して書きましょう。「自分がやりたいこと」と「魅力に感じたこと」の関連付けは必須です。 参照元:unistyle/内定者本選考ES(三菱UFJ銀行) 三井住友銀行の志望動機の例文 私は「幅広い産業に関われること」「顧客と深い信頼関係を築けること」の2つの理由から、メガバンクを志望している。中でも貴行を強く志望するのは、「私ならでは」を重視する採用メッセージに惹かれたからだ。 私は「自分にしかできないこと」を、仕事を通して身につけ、それを武器に顧客、社会の信頼に応えていきたい。 →メガバンクである理由、三井住友銀行である理由の順で、面接時に面接官が詳しく聞きたい内容を並べるのは常套手段の1つ。 上記例文は文字制限のため抽象的ですが、別項目の自己PRに自分らしさが伝わる内容が入っているためES全体で一貫性が出る書き方になっています。 参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(三井住友銀行(SMBC)) みずほフィナンシャルグループの志望動機の例文 私が貴グループを志望する理由は、あらゆる切り口から包括的に法人のお客様を支えたいからです。 所属ゼミで中小企業30社にヒアリング調査をし、お客様の抱える悩みは百社百様であることを学んだ経験から、法人RMとしてお客様それぞれの悩みを解決したいと考え、銀行に興味を持ちました。 中でも「銀・信・証」一体体制を取り、他社に先駆けてカンパニー制を導入している貴グループこそが「真の意味で」お客様第一を実行しており、包括的にお客様を支えられると感じました。 また、インターンシップ等で出会った社員の方が皆誇りを持って働いており、一緒に働きたいと強く感じました。以上の理由から、みずほFG、特にみずほ銀行を志望致します。 →銀行の理由、当行の理由という基本的な構成は外さないようにしましょう。文字数がやや多いため、志望動機とリンクする自身の経験を2文目に入れているため一貫性が出ています。 参照元:unistyle/内定者本選考ES(みずほフィナンシャルグループ) 横浜銀行の志望動機の例文 私はお客様に寄り添い、満足を超える感動を届けたいと考えています。これは、アルバイトの経験から、お客様のことを考え行動したことに喜んで頂けた時にやりがいを感じたためです。 貴行は地域を特定していることから、お客様とじっくり向き合い、より近い存在でいられるため、私の理想の企業であります。 また、個人渉外と法人渉外どちらも経験できることや、若いうちから仕事を任せる風土があることから、経験を積み提案力を身につけることができると思いました。 私は学生時代の経験から、サポートする立場で最も力を発揮できると感じています。 入社後もこの経験を活かし、お客様1人1人としっかりと向き合い寄り添うことで、お客様の持っているニーズだけでなく、お客様が気づいていないようなニーズにもお応えしたいと考えています。 そして、「あなたに任せて良かった」と言って頂けるような頼られる金融のプロに成長したいと思っています。 →文章はお手本のような構成。また、地方銀行だからこそのやりたいこと、できることを伝えています。 銀行の営業は顧客と継続的な付き合いをするため、喜ぶ、寄り添う、任せて良かったなど、利他の精神が感じられる点も評価されます。 参照元:unistyle/内定者本選考ES(横浜銀行) あおぞら銀行の志望動機の例文 貴行の少数精鋭性と法人におけるテーラーメイド型提案に魅力を感じています。私は学生団体で行うイベント運営の中で相手の想いが演技・演奏という形で現実になる瞬間を見てやりがいを感じてきました。 故に相手の希望や夢をパートナーとして実現まで導く銀行を志望しています。中でも貴行は少数精鋭を強みとして活用しています。 顧客に応じて構想したオリジナリティ溢れる提案を全社的に推進しているという点、そして風通しの良い銀行だからこそ相談したい人に効率的に出会え、結果として顧客へスピーディーに返答できるという点は行員にも顧客にも良い効果を生んでいます。 貴行のセミナーでは多くの行員の方が口を揃えて「若手から大きな仕事を任せてもらえる」と仰っていました。 そのような案件を持つことも含めて貴行では組織の中、顧客との関係も含めて自らの存在意義をどこよりも感じられる銀行であると考え、志望しました。 →志望動機で銀行側がもっとも知りたい“なぜその銀行なのか”を、3つ以上の理由を作ることができれば志望動機のレベルは高くなり、通過率が高まるでしょう。 参照元:unistyle/内定者本選考ES(あおぞら銀行AN職) 京都銀行の志望動機の例文 「人の役に立つ仕事で、人の心を豊かにしたい」という思いから、生活の基盤であるお金を通して人の役に立つ銀行に惹かれました。その中でも貴行を志望する理由は2点ございます。 1点目は「金融大学校」など、教育研修制度が充実している貴行において自身を磨き、地域のみなさまに喜びや安心を提供できるような行員になりたいと考えたためです。 2点目は広域型地方銀行として積極的に店舗展開をされているためです。 説明会で「関西全域を地元と言える銀行へ」というお話を伺い、「生まれ育った関西に経済的側面から貢献したい」という私の想いを実現することができる場は、貴行であると確信いたしました。 →研修のリサーチや説明会参加など興味度が高いことが伺えます。「地元」という理由は地方銀行を志望する際のキーワードの1つです。本文構成に悩んだ際は例文のような構成がシンプルかつ有効的です。 参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(京都銀行) 上記例文の他にも就活支援サイトunistyleでは選考通過者のESを7万件以上掲載しています。下記画像からサイトに移動できるので、ぜひES作成の参考にしてください。 就活で銀行業界の志望動機を作成する際のNGポイント ここまでは銀行業界で評価される志望動機の作り方を紹介してきましたが、銀行業界の志望動機においては注意しておくべきNGポイントがいくつか存在します。 そこでここでは銀行業界の志望動機を作成する際に避けるべき3つのポイントを紹介します。より説得力があり熱意が伝わる志望動機を作成するためにも、避けるべきアピール内容を事前に把握しておきましょう。 銀行業界の志望動機 NGポイント(1)「経済発展に貢献したい」とアピール 「経済発展に貢献したい」「経済を動かしたい」といったフレーズは銀行業界を志望している多くの就活生が使っています。 しかし、経済活動の発展に貢献しているのは銀行業界だけではないため、このアピールは志望動機として説得力に欠けてしまいます。 ただこの言葉自体が良くないというわけではないため、具体的にどのような業務を行って経済を回したいと思っているのか、その業務を行う際に自分の強みや適性をどう活かそうと思っているのかまで交えて伝えると良いでしょう。 銀行業界の志望動機 NGポイント(2)「数字に強い」ことをアピール 銀行業界の仕事はお金を扱う仕事であるため、数字に強いことをアピールしようと思っている就活生もいるかもしれませんが、ただ「数字に強いです」と伝えるだけでは抽象的で説得力がありません。 銀行業界の仕事で活かせるような資格を持っている、財務諸表の分析や作成ができるといった、実務で活かせるスキルが身についていることを伝えられれば強いアピールとなるでしょう。 銀行業界の志望動機 NGポイント(3) 待遇の良さについて伝える 志望動機で「待遇面が良いから志望しました」といった内容を伝えてしまうのはあまり得策とはいえません。 というのも、志望動機で待遇面を伝えてしまうと「自社の仕事自体には興味ないのかな・・・?」「仮に入社したとしても、もっと待遇の良い企業が見つかればすぐに転職してしまうのではないか」など、マイナスイメージを与えてしまいかねないからです。 志望動機を作成する際には、ご自身の志望企業に対する熱意が伝わるようなエピソードを選ぶようにしましょう。
2023.11.15
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就活時の面接に関するお悩みを解決します。
面接に行きたくない時に取るべき行動8選|当日辞退の方法もご紹介
就活の雰囲気にも慣れ始めてくると「今日は気分が乗らない」「この企業は興味がない」「そもそも面接苦手」など様々な理由で行きたくないと思ってしまうことがあるのではないでしょうか。 本記事では面接に行きたくないと感じたときに取るべき行動パターンについて、その理由別にご紹介していきます。 当日キャンセルをする場合の方法についてもご紹介しますので、面接に行きたくない就活生の皆さんはぜひ参考にしてみてください。 この記事のまとめ 面接に行きたくない理由は人それぞれ。「志望企業ではない」「モチベーションが上がらない」「スケジュールが過密」「面接の準備不足」「面接に自信がない」「トラウマがある」など 面接に行きたくない理由に合わせて「後悔しないか考える」「面接会場の近くまで行ってみる」「面接後のご褒美を用意する」などの行動をすると良い 面接に行かないと決めたら必ず企業に連絡を入れる 面接に行きたくないと思う就活生は多い 面接に行きたくない就活生は多いです。 下記のように就活中は多くの就活生が面接に行きたくないと悩みながら就活を続けています。 今日の面接行きたくない。クソ暑いのにスーツだし、面接すると自分の無能さを晒すみたいで嫌。無能な私が悪いんですけどね。かといって無職はもっっと嫌😇貯金であと2ヶ月暮らせるとしても、早く仕事決めたい。。。— カフェオレさん (@kafeoresan_) July 25, 2023 二次面接ボロクソに言われた所、勝手に諦めてたら最終面接の案内来て行きたくないの気持ち— 防人(さきもり) (@ij13u) July 20, 2023 今日2件面接(1件オンライン、1件オフライン)あるから、昨日の夜慌てて面接対策の情報まとめしたわ…オフライン面接の方、本当に行きたくないww— るるるん🐿 (@lululun_divi) July 24, 2023 やだやだやだやだやだやだ面接行きたくないやだやだやだやだ。゚ヾ(゚`ω´゚ノシ゚。)ノシ— 葛餅たろう (@naofumi_ns) June 3, 2020 やる気のある過去の私が明日面接いれたんだが死ぬほど行きたくない。— 965 (@965Kuroco) July 25, 2023 今日の面接行きたくない。クソ暑いのにスーツだし、面接すると自分の無能さを晒すみたいで嫌。無能な私が悪いんですけどね。かといって無職はもっっと嫌😇貯金であと2ヶ月暮らせるとしても、早く仕事決めたい。。。— カフェオレさん (@kafeoresan_) July 25, 2023 もう面接に対してやる気が出ない別に行きたくない企業だからだと思うけど準備もできてないし緊張もしない内定欲しさに焦って応募するもんじゃないね— つらみ (@nete_tai) July 26, 2023 面接に行きたくない理由は様々 前述の通り様々な行きたくない声があるのですが、行きたくない理由をまとめると大きく6つに分けることができます。 それぞれの理由について確認していきましょう。 志望企業ではない 就活では第一志望ではない企業の面接を受けることも多いです。NNT(無い内定)を防ぐため、滑り止めのため、面接慣れのためといった理由が多いのではないでしょうか。 志望企業ではないため、面接に行くこと自体が億劫になってしまい、行きたくない気持ちを引き起こしてしまうこともあります。 モチベーションが上がらない 就活を始めた当初はやる気に満ちていたモチベーションも時間が経つにつれて、面倒くさいと感じてしまうこともあります。特になかなか内定が出なかったり選考に進めなかったりすると頑張る気持ちが薄れてしまうでしょう。 スケジュールが過密すぎる 企業の採用開始時期が決まっているため、面接日が重なるケースも多いです。昨今はオンライン面接もありますし、日によっては3社同日ということも考えられます。一日中緊張状態が続いてしまうことを想像すると行きたくない気持ちが高ぶってしまいます。 面接の準備が整っていない 面接を受けるためには、面接で想定される質問に対する回答を準備し、企業理解を深め逆質問を考えなければなりません。回答内容は1社1社変更する必要がありますが、面接が立て込んだり、学業・バイト・部活動との両立で時間が取れなかったりする場合には、準備不足に陥る可能性もあります。事前準備が整っていない状態で面接に臨むとスムーズに回答できなくなる不安から面接に足を運ぶことが怖くなる就活生も多いです。 面接に自信がない 事前準備を整えていた場合であっても「緊張しすぎて話せる自信がない・・・」「準備した通りに話せなかったらどうしよう・・・」「上手にアピール出来なくて落ちてしまったら・・・」という不安からネガティブな志向になり、面接に自信がなくなり落ち込んでしまうケースもあります。 トラウマがある 前回の面接が圧迫面接だった場合や面接中に嫌なこと・気がかりなことを言われた場合には、選考に通過していたとしても面接に行くことが嫌になることがあります。 面接に行きたくない時に取るべき行動8選 面接に行きたくない時におすすめの行動をご紹介します。行きたくない理由と合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。 後悔しないかを考えてみる 行きたくない理由:「志望企業ではない」「モチベーションが上がらない」 モチベーションが下がり面接を受けること自体が面倒臭くなっている場合には、まずは「面接に行った後の未来」と「面接に行かなかった未来」を想像してみましょう。 「本来面接に行けば内定を得られた企業にもかかわらず、辞退してしまっために内定を得られなかったという未来」や「面接に行かなかったことによって就活に対する余白時間が生まれ次の日の面接に前向きに挑めたという未来」などその時の就活生それぞれの状況によって想像する未来は異なるはずです。 大切なことは「面接に行くか行かないか」ではなく、「後悔をしない選択であるか」どうかですので、一度自分に問いただしてみましょう。 近くまで行ってみる 行きたくない理由:「志望企業ではない」「モチベーションが上がらない」 家の中で準備をしている時には気持ちが乗らなくても、外に出てみるとやる気スイッチが入る場合もあります。気持ちが乗らないけど、行かないと後悔すると感じている場合には、まずは準備をして面接会場の近くまで足を運んでみましょう。 近くまで来て勤務先を確認した後に「この会社には就職しない」と感じるのであれば、そこで辞退をしても構いません。 まずは足を運ぶことで感じることもあるはずです。 面接後のご褒美を用意する 行きたくない理由:「志望企業ではない」「モチベーションが上がらない」 行かなけば行けないことは分かっているけど身体が動かないという場合には、面接後にテンションのあがるご褒美を用意して自分を鼓舞することも一つの手です。自分自身がこれがあれば頑張れると思えるものであればどんなご褒美でも構いません。 「美味しいものを食べに行く」「ドライブに行く」「買い物に行く」「運動する」など自分の好きなことを用意して面接に挑みましょう。 スケジュールを見直す 行きたくない理由:「スケジュールが過密すぎる」「面接の準備が整っていない」 就活を始めた当初はモチベーションも上がっており、複数の企業の面接を詰め込んだが、非現実的なスケジュールだったという場合には、もう一度志望企業を見直し、優先順位を付けスケジュールの見直しを行いましょう。 無理に当初通りのスケジュールを続けようとした結果、志望企業の準備がおろそかになってしまい選考通過できなかったとなってしまっては本末転倒です。 内定が欲しいために焦る気持ちも分かりますが、まずは志望企業で実力を出し切ることが最優先ですので優先順位を意識して行動してください。 面接の辞退をする場合やスケジュール変更が必要な企業にはメールなどで連絡をしましょう。 想定される質問を洗い出す 行きたくない理由:「面接の準備が整っていない」「面接に自信がない」 面接の準備ができておらず行きたくないと感じてしまうことが多い場合には、「就活ノート」の作成をおすすめします。 想定される質問項目を全て書き出し、企業ごとにその質問に対してどう回答するのかを書き出していきます。まず1社分作ってみると2社目以降は応用が利くため少ない時間で事前準備を終えることができるはずです。 準備が苦手だと感じている就活生はぜひ試してみてください。 POINT 就活ノートの作成方法 下記のように、左側に質問を書き、企業ごとに回答を書いていきます。 面接でよくある質問をまとめていますので、これらの質問に回答できるよう準備をしていきましょう。 □一次面接で考えておくべきよくある質問 ・自己紹介 ・自己PR ・志望動機 ・ガクチカ ・長所・短所 ・逆質問 □考えておかないと返答できない質問 ・最近のニュース ・将来の夢(10年後の自分) ・趣味・特技 ・座右の銘 ・失敗談・成功談 ・苦手な人 面接の練習をする 行きたくない理由:「面接に自信がない」 面接に自信がない場合には、練習の回数を増やし自分に自信を持つことが大切です。今までの面接でうまくいかなった点などを振り返り、話すスピードや表情にも気を付けて練習してみましょう。アプリを活用して一人で練習する方法もありますが、友人や家族など第三者の客観的視点からのアドバイスは参考になる点も多いはずです。 何度も練習することで要点を絞って話すことにも慣れてきますので、自信を持てるまで何度も繰り返し行いましょう。 OB・OG訪問をする 行きたくない理由:「トラウマがある」 圧迫面接を受けた場合や面接時に気になることを言われて解決していない場合には、企業の本質を知る必要があります。口コミ情報ももちろん大事ですが、OB・OG訪問ができるのであれば直接現役社員から話を聞き、就職後も安心して働ける会社であるかを確認してみましょう。 選考と選考の間隔が短くOB・OG訪問の時間が足りない場合には、入社後にその企業で働くイメージが持てるかどうかを判断軸として後悔しない選択をしてください。 就活エージェントに頼る 行きたくない理由:「面接に自信がない」「面接の準備が整っていない」「トラウマがある」 何度か面接に落ちた経験があり、自分に自信が持てなくなっている場合には、就活のプロフェッショナルに相談すると気持ちが楽になります。面接のマナーや受け答え方、回答内容などについてもチェックしてくれますので、うまくプロの力を頼りながら面接を優位に進める方法を考えてみても良いでしょう。 面接に行かないと決めたら辞退の連絡をする 面接に行かないという選択をした場合には、必ず企業に連絡をしてください。ドタキャンは印象が悪いだけではなく、面接先の企業に迷惑をかける行為ですのでやめてください。 当日に行かないと決めた場合 面接の当日に行かないと決めた場合には必ず「電話」で連絡をし、その後「メール」でも連絡を入れます。メールはいつ確認するか分からないため、辞退の連絡に採用担当者がリアルタイムで気付けず、面接官に迷惑をかけてしまう可能性もあります。 そのため、当日に面接辞退の連絡を入れる場合には「電話」で伝えるようにしましょう。 電話のかけ方は下記の通りです。 いつもお世話になっております。 本日〇時から面接予定の〇〇大学〇〇学部の〇〇と申します。 恐れ入りますが、採用担当の〇〇様をお願いできますでしょうか。 誠に申し訳ありませんが、一身上の都合により本日の面接を辞退したくご連絡致しました。 お時間を頂戴していたにも関わらず当日のご連絡となり大変申し訳ありません。 貴社のご発展とご活躍心よりお祈り申し上げます。 前日までに行かないと決めた場合 前日までに行かないと決めた場合には、下記のフォーマットを活用してメールで連絡を入れましょう。 宛先:株式会社〇〇 人事部 〇〇様 件名:2次面接辞退のご連絡【〇〇大学〇〇学部 〇〇(氏名)】 ーーーーーーー 【宛先】 株式会社〇〇 人事部 〇〇様 【本文】 お世話になっております。 〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。 〇月〇日〇〇時より、2次面接のお時間をいただいておりましたが、 一身上の都合により、選考を辞退させていただきたくご連絡を致しました。 お忙しい中、選考のお時間を頂戴していたにも関わらず誠に申し訳ございません。 末筆ながら、貴社のご発展とご活躍をお祈り申し上げます。 ----------------------------------- 新卒太郎 〇〇大学 〇〇学部〇〇学科 電話番号:〇〇〇-〇〇〇-〇〇〇 メールアドレス:〇〇@〇〇.co.jp ----------------------------------- POINT 行かないと決めたら早めに連絡を 面接辞退を決めた場合にはなるべく早めに連絡をしましょう。 面接先の企業もあなたのために貴重な時間を確保しています。早めに面接辞退の連絡をした場合、他の就活生のために時間を取ることができます。 入社しない企業だから迷惑をかけていいわけではありませんし、今後社会に出た後はどこでどう人脈が繋がるかも分かりませんので一期一会だと思わず最後まで思いやりのある行動を意識してください。
2023.12.08
面接で就活生に「最近のニュース」を聞く理由とは?答え方と回答例文10選
面接官が就活生に「最近の気になるニュースは何ですか?」という質問をすることがあります。 そもそもなぜ面接の場でこのような質問をするのでしょうか。 本記事では、企業が就活生に「最近のニュース」について質問する理由や最近のニュースの調べ方や回答方法についてご紹介していきます。 回答例文も掲載していますので、答え方の参考にしてみてください。 この記事のまとめ 面接で就活生に最近のニュースを聞く理由は「情報感度の高さを知る」「興味の方向性を知る」「社会問題への理解度を測る」ため ニュースを選ぶ場合には半年以内のものにし、情報元は信用できるニュースサイトであるかを確認する。内容は、経済・政治・業界ニュースがおすすめである 新聞・テレビニュース・ビジネス雑誌・ニュースアプリを活用してニュース情報を収集する 技能人のゴシップ・殺人事件・宗教や思想に関するニュースは避ける 面接で就活生に「最近のニュース」を聞く理由 そもそもなぜ企業は面接の場で「最近のニュース」について質問をするのでしょうか。まずはその理由を理解しておきましょう。 情報感度の高さを知るため そもそもニュースとは、注目に値する情報や最近の重要な出来事のことを指すため、新鮮で重要性の高いものがニュースとして取り上げられることとなります。 このような最新の情報に対してアンテナを張って知識を得ようとする力はビジネスの場では必須のスキルで、最新の情報をキャッチアップする力のことを情報感度と呼んでいます。 面接官は「最近のニュース」についての質問を通して就活生の情報感度の高さを測りたいと考えているのです。昨今は特にIT分野の台頭で、情報が企業の業績に左右するなど非常に重要な観点となっています。 感性や価値観を知るため 就活生が選ぶニュースとそれに対する感想や考察を通じて、就活生の興味のある分野や価値観を知ろうとしています。 大きく報道されていないニュースであっても、自分自身の個性や日頃思っている思考をアピールできる記事を選び、自分らしさをアピールする手段としても良いでしょう。 社会問題に対する意識の高さを図るため ニュースの題材の中には、我々が生きていく上で社会問題となっているようなニュースも多くあります。昨今は地球温暖化が引き起こす異常気象の影響により、過去に経験したことないような災害が世界各国で起こっています。これに対処するため、世界目標であるSDGsを達成しようと企業は各社指針を設けて取り組みを実施しています。 仕事をする以前に社会の一員として社会問題に対してどう考えているのか、個人的な意見を持っているのかなどを知ることで、就活生の社会に対する意識を知ろうとしています。 面接で答えるための「最近のニュース」を選ぶ基準 面接で「最近のニュース」について回答する際にどのような基準でニュースを選べば良いでしょうか。ここではニュースを選ぶ基準についてお伝えしていきます。 半年以内のニュースであるか 面接で「最近のニュース」について回答する場合、いつのニュースを選べばよいのかを悩んでいる就活生もいるかと思いますが、できれば半年以内のニュースを選びます。半年以内のニュースが難しいようであれば遡って1年以内までにしましょう。あまりにも過去のニュースを選ぶと情報感度が低いとみられてしまうケースもありますので、できる限り鮮度の高い情報を選ぶように心がけましょう。 情報元が信用できるニュースであるか ニュースを選ぶ際には信用できる情報かどうかを必ず確認しましょう。ツイッターに上がっていた情報を鵜呑みにしていたら実はゴシップで、面接官に指摘されて気付いたなどということがないように、情報源にも気を付けて情報収集をしましょう。 SNS情報以外にもゴシップ系メディアを中心に扱っているサイトもおすすめできません。 大手メディアに掲載されている情報や官公庁から出ている情報を参考にするようにしましょう。 社会情勢に関するニュースであるか 社会情勢に関するニュースは業界問わずどの企業であっても活用できます。日本社会だけでなく世界でどんな問題が起きているのか、何が問題となっているのか、それが自分たちの生活にどのような影響を与える可能性があるのかを常にチェックする癖を付けておきましょう。 経済動向に関するニュースであるか 経済動向に関するニュースも多くの業界に関わります。昨今の円安ドル高の影響により大きな打撃を受けている業界もあるように、経済動向を知ることは企業の利益に直結するため非常に重要な観点です。日本の経済だけでなく世界の経済にも目を向けて見ると良いでしょう。 業界に関するニュースであるか 業界に関するニュースについて話すことで、業界への熱意や入社意欲をアピールすることができます。専門的な情報であるだけに、業界の知識をしっかり理解しておくことが重要です。業界の動向や志望企業に関するニュース、業界のポジションに関するニュース、業界を取り巻く環境などに関するニュースを抑えておくと良いでしょう。 CHECK! スポーツのニュースはOK? 野球やサッカーといったスポーツのニュースを選びたいと思っている就活生も多いのではないでしょうか。スポーツが得意である点をアピールしたいという狙いがあるかとは思うのですが、面接の場では、会社で活かせるビジネススキルのアピールに繋がるニュースを選んだほうが無難です。 最近のニュースの収集方法 ここでは最新ニュースの情報収集方法についてご紹介していきます。 新聞 一番オーソドックスな方法は新聞です。コンビニエンスストアや駅の構内などでも販売されています。現在は新聞も紙面だけではなくアプリなどで配信されているケースも多くなっています。就活生自身が手に取りやすい方法で購読してみると良いでしょう。 業界新聞については市場に出回っていない場合もありますので、購読を申し込むなどが必要となる可能性もあります。 ・全国紙(毎日新聞・読売新聞・朝日新聞など) ・日経新聞 ・業界新聞 テレビニュース 近年はテレビを見ない就活生も増えているようですが、テレビから最近のニュースを得ることができます。NHKプラスやTverなどを活用するとスマホでも見ることができます。 ・NHKニュース/NHK ・WBS(ワールドビジネスサテライト)/テレビ東京 ・池上彰のニュースそうだったのか!!/テレビ朝日 ・クローズアップ現代/NHK ビジネス雑誌 ビジネス雑誌の情報も非常に分かりやすく勉強になることが多いです。購読している人事担当者も多いですので盛り上がる話ができる可能性も高いです。 ・週刊ダイヤモンド/ダイヤモンド社 ・日経ビジネス/日経BP ・PRESIDENT(プレジデント)/プレジデント社 ・週刊東洋経済/東洋経済新報社 ニュースアプリ 日々のニュースを確認するためにはスマホアプリを活用することもおすすめです。無料で閲覧できますので自分にあったアプリをダウンロードし、ニュースを見る習慣を身に着けると良いでしょう。 ・NewsPicks(ニュースピックス) ・Yahoo!ニュース ・Googleニュース ・SmartNews(スマートニュース) 面接で「最新のニュース」に回答する方法 面接で「最近のニュース」について質問されたときには、以下のフレームワークに沿って答えましょう。 STEP1. 最近気になったニュースを一言で伝える 簡潔に最近気になったニュースを一言で伝えます。この時に興味を持った理由についても合わせて回答しても良いでしょう。 STEP2. 内容 ニュースの具体的な内容について説明します。ニュースの内容を面接官が知っている可能性も高いですが、簡潔に説明する力も確認されていますので、端的に分かりやすく説明します。 STEP3. 感想 そのニュースに対して自分が思った感想を伝えます。一般論ではなく、自分の考えや価値観をアピールすることが大切です。 STEP4. 入社後にどう活かすか このニュースを受けて入社後、就活生がどう活かしたいと考えているのか、入社後にどう貢献したいと考えたのかなどについて話します。 POINT 自分の意見を伝えることが重要 面接官はニュースの内容よりもその先の、あなたの考え方をみています。そのため、最も大切なポイントは「あなたがどう思ったか?」であるということを忘れないようにしましょう 面接で「最近のニュース」を質問された場合の回答例文10選 ここでは、「最近のニュース」について質問された場合の回答例を紹介します。回答の流れを掴んだり答え方を考えたりする際の参考にしてみてください。 国内問題のニュースでの回答例 ■異常気象 私が気になっているニュースは、異常気象に関するニュースです。 地球温暖化が急速に進む中、全国各地で様々な災害が起こっています。九州北部や秋田県での洪水被害は非常にショッキングでした。このような災害が起きるたびにニュースでは「今までに経験のしたことのない」という言葉が使われています。 これは、5年後10年後にはさらに酷い災害が起こってもおかしくないことを意味していると考えています。そこで私が問題視していることは、現在の住宅の多くは床下浸水することを想定した作りになっていないという点です。浸水後の住宅はシロアリ被害を受けやすく、その後の手入れに時間がかかります。 日本の住宅メーカーは本当に素晴らしいです。地震災害にこれだけ強い住宅を作れる点は日本が世界に誇れる技術の一つだと考えています。入社後は建築学科で学んだ知識を活かし、免振だけではなく洪水に強い家作りに貢献していきたいです。 外国人労働力 私が気になっているニュースは外国人労働力に関してです。 少子高齢化が進む中で外国人労働力の必要性が増してきています。留学生の就職先も専攻分野外への就職も可能となるなど政府も緩和策を示し人口減少に対する打開策を提案しています。今後外国人労働力が増えていくことで30年後には海外からの移住者が日本の人口の1割を超えるという話も耳にしました。 そこで問題となるのは言語の壁と文化の壁です。これには双方の歩み寄りが必要となると考えています。日本語教育や日本の文化を学んでもらうだけでなく、我々も英語を学び海外の文化を知る機会を増やさなくてはなりません。 そのため入社後は、外国人を採用したい企業に対しては文化や言語に関する研修などのカリキュラムを提供し、入社した外国人に対しては日本の文化や言語に関する研修を提供して日本社会の問題に対しても積極的に貢献していきたいなと考えています。 ■マイナンバーカードの返納 私が気になっているニュースは、マイナンバーカードの返納に関してです。 情報の誤入力が露わになり、マイナンバーカードに対する信用度が低下した結果、SNSを中心に返納を促す口コミも拡散されこのような事態が発生したと考えられます。 私も2万円のポイント欲しさにマイナンバーカードを作成しましたが、個人情報の流出を考えると返納を検討する心情も理解できます。政府に対しては以前から不正や隠ぺい疑惑が問題視されておりあまり信用していませんでしたが今回の件でより一層疑心暗鬼となりました。信用を取り戻すことは容易ではないですが、河野大臣の誠実な対応には正直好感が持てました。 入社後は営業職としてお客様に対応していくことになるかと思いますが、お客様の立場に立って最適なプランを提案し、お客様に信用していただけるようなサービス提供を心がけることは当たり前とし、仮にミスやトラブルがあった際には、誠実な対応を行い信用される営業として事業に貢献していきたいです。 ■電力逼迫 私が気になっているニュースは電力逼迫に関してです。 原子力発電所の停止、火力発電所の老朽化、ロシア・ウクライナ戦争による天然ガスの値段高騰など様々な要因が重なり合い日本の電力は綱渡りの状態が続いており、この状態から脱却するためには、原子力発電所の再稼働が必要だといわれています。 市民生活に支障をきたしてはならないため最終手段として再稼働も視野にいれることは間違っていないと私は考えます。しかしながら、そもそも政府は先読み力が弱く、何か問題が起こってからでしか対策が練られないことが大きな問題ではないでしょうか。 入社後にプロジェクトを進めていくにあたり、問題が多数発生することもあるかと思います。問題に対する対策例を複数準備し、滞りなくプロジェクトを推進できるように貢献していきたいです。 ■教員不足 私が気になっているニュースは教師不足に関してです。両親が教師であるためこの問題には非常に興味を持って常にニュースを確認していました。 ニュースで伝えられている通り教師一人にかかる負担は大きく両親が自宅で持ち帰りの仕事をしていることは日常茶飯事で、部活動の引率もあるため土曜日も学校にいくことも多く家族の時間は少なかったと感じています。これだけ業務に取り組んでいるにもかかわらず、生徒の親からの不都合な対応が続き疲弊している姿も近くで見てきました。 特に問題だと感じていることは教師を管理するシステムが策定されていない点です。欠員が出た場合には副校長が独自でもっているリストを通しテレアポをして補填をするという工数を割くなどし、本業を全うできていないのです。 私はITを活用することでこのような問題を解決できるのではないかと考えて御社を志願致しました。多くの企業でDX化が進み業務の効率化が進んでおり、教師の業務もITの力を駆使するともっと効率的にできると信じています。入社後はこのように社会に役立つシステムの開発を行い事業に貢献していきたいです。 経済に関するニュース ■物価上昇 私が気になっているニュースは物価上昇とプライベートブランド販売に関してです。 昨今は物価上昇が大きな問題となっていますが、その中でもプライベートブランドは値段も安定しており他社製品に比べ安いこともあり2割近く売上を伸ばしている企業もあります。独自の販路を作ることで安く提供でき、利益率も高いため企業にとってはメリットが大きいです。 大企業であるからこそすぐに違う販路を確保できるのかもしれませんが、今までと同じ仕組みで同様の販売手法を続け、現状からの脱却を画策していなければプライベートブランドのような事業は生まれてこなかったと推察します。常に顧客に対して最適な商品を模索し最適な商品を効率的に作るための手法を考え続けることが企業が成長していくためには重要であると考えました。 入社後も顧客が求めている商品は何かを常に考え続け、最初からできないと考えるのではなくそれを実現するためにはどうするのかを模索する姿勢を取り会社の利益に繋がるよう努力していきたいです。 ■物流の2024年問題 私が気になっているニュースは、物流の2024年問題についてです。 ご存じの通り、2024年4月からドライバーの労働時間を960時間以内に制限するなどの法律が施行される予定で、これによって発生する問題の総称を物流2024年問題と呼んでいます。法律施行まで残りわずかとなった現在、企業間で共同して運行する動きやシステムの統一化など様々な動きが見られています。 このニュースを通して貴重な労働資源を効率的に活用するために、1社で解決出来ない点に関しては複数の企業が協力し合うことも大切であるし、そもそも法律というルールが変わることによって新しいシナジーが生まれるということを知りました。 入社後も、難しい問題にぶつかった際には、仲間の力も借りるなど共同することも忘れずに支え合って業務に取り組み、時には現状のやり方をあたり前だと思わずに様々な視点から物事を考えより効率的に業務を行うことを意識して取り組んでいきたいです。 ■自動運転実証試験について 私が気になっているニュースは自動運転レベル4での運行許可を取得したというものです。 私の実家は山奥にあり過疎化が進む中で高齢者の生活をどう支えていくかが問題視されていたこともあり、モビリティ技術に関する興味を持っていました。 まだまだ試験段階で実証されることは先の話ですが、モビリティ技術の発展により、老後も自宅を離れることなく買い物や適切な医療を受けることができるようになると想像します。過疎化を止めることは難しいですが、このような技術を通してどこに住んでいようが慣れ親しんだ土地で暮らし続けることができる社会の実現には深い意味があると感じています。 御社は現在自動車以外にも様々な分野でモビリティ技術の開発に力を入れていると存じます。高校・大学と工学研究を進めていた経験を活かし、社会貢献に繋がるモビリティ技術の開発に挑戦していきたいと考えています。 業界に関連したニュース ■志望企業に関するニュース 私が気になっているニュースは、御社の国内事業赤字に関してです。 売上高は国内の売上が8割を占めていますが、利益率では国内では赤字、海外拠点の利益で赤字を補う形となっていることを知りました。昨今の円安の影響が大きいと推測します。 日本国内での御社の知名度は高く、私も幼少期から御社での買い物に親しんでいるため私の生活にとってはなくてはらない店舗です。口コミ情報を見ても御社に関するハッシュタグも多く、顧客に非常に愛されているなと常に感じておりました。御社だけではなく多くの業界で円安の影響を受けており、今のこの状況をどう打破するかによって企業の命運が分かれてくると考えています。 大学では経済学だけではなくマーケティングについても学んでいます。海外拠点への進出を進める戦略を考えているかと伺っておりますが、大学で学んだマーケティング力も活かし、国内ビジネスの立て直しに貢献したいと考えています。 ■志望企業のChat GPTの活用 私が気になっているニュースは御社のChat GPT活用に関してです。 御社がChat GPTを積極的に活用することで生産性向上に直結したというニュースを拝見しました。ChatGPTを取り入れた背景には、以前SNSが流行した時に時代の波についていけずに事業展開が他社に負け、事業成長の波に乗り遅れてしまったという出来事があったことを知りました。 流行や最先端の技術を取り入れることに抵抗を感じる企業もある中、率先して取り入れていく柔軟性のある点、失敗を次に活かし全社員に導入を容認させるための仕組み作りをする点に魅力を感じました。 私自身も新しい技術には敏感だと自負しております。入社後においては、ChatGPTだけでなく最新の技術に対するアンテナは常に張り、業務に活かせるものは率先して提案をし効率的な業務を行い貢献すると同時に仮に失敗したとしても次に活かし前向きに業務に取り組みんでいきたいと考えています。 面接で「最近のニュース」を質問されたときのNG例 ここでは最近の気になるニュースで質問された場合に取り上げないほうが良い題材についてお伝えします。 芸能人のゴシップニュース 芸能人のゴシップネタに関するニュースは面接の回答としては不向きです。就活生の興味の方向性を伝えることはできますが、ビジネスへの活かし方につなげることは難しいでしょう。どうしても芸能人に関するニュースを取り上げたい場合には、芸能人の功績などに目を向けて、自己アピールに繋げられるように考える必要があります。 殺人事件に関するニュース 殺人事件や暴行事件といった刑事事件に関するニュースも面接の場では不向きです。確かに事件の真相は気になりますが、そのような「気になる」を面接官は求めていません。また、事件を通して得た就活生の価値観が仕事に生きるものとは考えにくいため他の題材を選ぶことをおすすめします。 宗教や思想に関するニュース 宗教や思想など、個人の信条に関わるニュースは避けましょう。厚生労働省の指針によると、本人の適性や能力に関係のない事項を企業が把握しようとすることは、就職差別に繋がる恐れがあるとされているため、企業が就活生の思想や宗教について知ってしまうことで、採用を見送られる可能性があります。
2023.12.01
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業界研究
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【業界研究】自動車業界とは?就活生向けに市場規模や今後の動向・向いている人物像について詳しく解説!
本記事では、自動車業界の業界研究を進めている就活生向けに、自動車業界について分かりやすくお伝えしていきます。 自動車業界の構造や自動車産業に関わるメーカーの仕事内容について、自動車業界の市場規模や今後の動向など、就活生が気になるポイントについて解説しています。 自動車業界に向いている人物像や自動車国内メーカーの売上ランキングも掲載していますので、自己PRやES作成、企業選びの参考にしてみてください。 この記事のまとめ 自動車業界とは自動車の製造・販売に関わる企業全般のこと 自動車業界には、素材メーカー、タイヤメーカー、自動車部品メーカー、自動車メーカー、自動車販売会社に大別される 自動車業界の市場規模は、63兆9,000億円で一時コロナにより落ち込んだがアジアでの売上が好調で回復基調である 自動車業界の国内市場では、若者の車離れが進んでおり、カーシェアリングなど車を保有しない傾向が強くなっている 自動車業界はCASE(コネクテッド(IoT化)、自動運転、シェアリング、電動化)の開発を進めており、将来的には「MaaS(移動サービスを最適に組み合わせ検索・予約・決済等を一括で行うサービス)」に取り組んでいく 自動車業界とは? 自動車業界とは、自動車やバイク・トラックやこれらを製造するために関わる、部品メーカー、素材メーカー、組み立てを行うメーカー、整備メーカー、販売会社など自動車に関連する産業のことをいいます。 自動車の部品には鉄鋼・金属・ガラス・ゴム・プラスチックなど多くの部品や技術が関わるため、総合産業とも呼ばれています。 自動車業界に関連する産業として、レンタカーやガソリンスタンド、自動車の修理や点検、自動車保険業界などがあります。 自動車業界は日本の重要な基幹産業の一つであり国内の主な企業として、トヨタ自動車・日産・ホンダなどが挙げらますが、その中でも、トヨタは自動車販売数や売上などでも世界首位を誇り、自動車産業は日本が世界に誇る一大産業です。 自動車業界の仕組み ここでは自動車業界の構造や自動車製造に関わるメーカーの詳細についてお伝えしていきます。 自動車業界の構造 自動車は上記図のような流れで製造されています。自動車メーカーが企画した自動車を製造するため、素材メーカーが作った素材をもとに、タイヤや部品が製造され、部品やタイヤ、その他素材を自動車メーカーで組み立てて自動車が完成し、完成した自動車は自動車販売会社を通じ消費者に届きます。 関連事業として、購入した自動車の修理やメンテナンスを行うカー用品を提供する企業、自動車保険を提供する企業があります。その他にも自動車を保有していない顧客に対してレンタカーやカーシェアリングなどを提供する事業も存在します。 メーカーの詳細について 素材メーカー 自動車製造に使われる素材は、車体に使われる鉄鋼・ホイールなどに使うアルミニウム、ガラス、ゴム、プラスチック、塗料など様々です。それらの素材を扱うメーカーを素材メーカーと呼びます。 素材メーカーは自動車により適した素材を提供できるよう日々材料の開発や加工技術進歩に力を入れており、たとえば、部品の軽量化や強度力の向上のためにアルミニウムや樹脂素材を使うなどの工夫を凝らしており、より丈夫で高性能な素材作りを目指し各メーカーは常に開発や研究を続けています。 【主な企業】 ・三菱ケミカルホールディングス ・旭化成 ・住友化学 ・東レ タイヤメーカー 乗用車やバス、トラック、バイクなどの車両に応じたタイヤを供給しているメーカーです。 二輪自動車用タイヤや建設車両用タイヤなども扱っているケースもありますが、『日本のタイヤ産業2022』によると、2021年の生産総本数は1億3,751万本で、乗用車用タイヤは1億322万本(シェア率:73.9%)と生産比重が圧倒的に大きいです。 様々なシチュエーションで快適かつ安全に使えるタイヤの提供を目指し研究も続けられており、近年は電気自動車に対応したタイヤの開発が進められています。タイヤは自動車にはなくてはならい存在であると同時に、自動車販売の業績に左右されやすいという一面もあります。 【主な企業名】 ・ブリヂストン ・住友ゴム工業(ダンロップ・ファンケル) ・横浜ゴム(YOKOHAMA) ・TOYO TIRES(トーヨータイヤ) 自動車部品メーカー 自動車部品メーカーとは、自動車製造に関わる部品類を手がけているメーカーのことです。 1台の自動車を製造するためには、小さなネジなどの部品も含めて2~3万点以上の部品が使われており、それらの部品を製造しています。 自動車メーカーに部品を供給し、直接取り引きをしている部品メーカーをティア1(Tier1)、ティア1メーカーに部品を供給する部品メーカーをティア2(Tier2)と呼びます。 以前は各部品メーカーの取引先を特定の自動車メーカーのみに限定していましたが、近年は複数の自動車メーカーに納品する方法が主流となっています。 また、世界でも高く評価されている製品や製造技術を持つメーカーも多く、グローバルに進出している企業もあります。 【主な企業名】 ・デンソー ・アイシン ・住友電気工業 ・豊田自動織機 自動車(完成車)メーカー 自動車(完成車)メーカーとは、自動車製造の企画を行い、その企画をもとに部品メーカーや素材メーカーから仕入れた材料をもとに、自動車を製造・組み立てし完成させる業務を行っている企業のことをいいます。 トヨタ、ホンダ、日産といった企業は自動車(完成車)メーカーに該当します。 【主な企業】 ・トヨタ自動車 ・日産自動車 ・本田技研工業(ホンダ) 自動車販売会社(自動車ディーラー) 一般の消費者に対して自動車の販売を行っている企業のことを自動車販売会社(自動車ディーラー)と呼びます。 自動車販売会社とは、自動車メーカーが契約を結んだ専門の販売会社のことを指し、販売会社を通じて消費者は自動車を購入します。通常は他のメーカーの車を販売することはありませんが、中には、複数の自動車メーカーの車を販売する個人ディーラーもあります。 近年は対面販売以外にもインターネット販売での需要も伸びつつあります。 【主な企業】 ・トヨペット ・Honda Cars 自動車業界の動向 ここでは自動車業界の現状の動向についてお伝えしていきます。 国内の自動車販売台数の推移 『OICA(国際自動車工業会)』によると、日本の自動車販売台数は、2019年度以降減少傾向にあります。 ※グラフは『OICA(国際自動車工業会)』のデータをもとに作成 主な要因としては、コロナウィルスの影響で工場の稼働が停止したため減産を強いられたこと、自動車部品の不足が継続していること、自動車価格の上昇したことなどが挙げられます。 2020年度下期より工場が再稼働し始めましたが、ウクライナ危機の影響を受け半導体など自動車部品の供給が滞っており、受注しても納品まで半年以上かかる車種があるなど、販売台数にカウントできない状況が続いています。 また、昨今資材価格の高騰の影響により自動車価格も上昇しており、従来価格に比べ20~30万円ほど高くなっている点も販売台数の減少に繋がっている要因の一つと考えられます。2019年の市場規模まで回復するのは、2024年頃になる見通しです。 世界の自動車販売台数の推移 国内市場は縮小傾向にある販売台数ですが、世界市場での販売推移はどのような推移をたどっているのでしょうか。 『OICA(国際自動車工業会)』によると、2022年の世界の自動車販売台数は、前年対比1.4%減の8,162万台、生産台数は6.0%増の8,501万台で、前年対比でいくとほぼ横這いの生産台数でした。国内市場では、2021年・2022年と販売台数の減少がみられましたが、世界市場では比較的回復基調となっています。 ※グラフは『OICA(国際自動車工業会)』のデータをもとに作成 販売台数の内訳をみると、2021年は、中国での販売台数が2,686万台(前年対比4.1%増)、次いで米国が2,088万台(前年対比17.4%減)と中国が世界の自動車市場を牽引していることが分かります。 ヨーロッパ諸国を中心に販売台数が減少傾向にある中で、新興国(特に東南アジア)での販売台数が伸びています。 インドでは472万台(前年対比25.7%増)、タイでは84万台(前年対比13.5%増)、マレーシアでは60万台(前年対比19.3%増)、サウジアラビアでが61万台(前年対比15.5%)、ベトナムで33万台(前年対比17.4%)などアジア諸国での販売率が増加しています。今後どれだけ新興市場でシェアを広げられるかが業績の命運を分けることとなりまそうです。 自動車業界の今後の動向 ここでは、自動車業界の今後の動向や将来性についてお伝えしていきます。 日本国内では車離れが進行 1990年代から現在に至るまで国内における新車・中古車の販売台数は減少傾向にあり、今後もこの傾向が続くとが見込まれていますが、要因としては、車関連費用が高いことが理由に挙げられます。 『ソニー損保「2022年 新成人のカーライフ意識調査」』によると2022年度の新成人の自動車免許の保有率は57.2%と2人に1人以上は保有しており、地方出身者の保有率は59.2%、都市部居住者の保有率は48.8%であり、交通手段として必要な地方出身者を中心に免許を取得していることが分かりました。 車の所有に関しては、「すでに車を所有している」割合が16%、「購入予定があるもしくは購入したい意向がある」割合は53%でした。 一方で、「購入する予定がない」割合は31%と実に3人に1人は不要と考えており、その理由については、購入費用が負担に感じるが48.1%、維持費がかかるが35.5%と金銭的な理由がネックとなっていることが分かります。 ※出典:『ソニー損保「2022年 新成人のカーライフ意識調査」』 自動車を持つと車検・自動車税・強制および任意保険・駐車場料金・高速料金・ガソリン代のコストがかかります。様々な物価が上昇しているにもかかわらず、収入が増加していない日本社会の構造化においては、今後も自動車関連費への支出を押さえたいと考える消費者が、若者を中心に増加していく可能性が高く、車離れを押し上げる要因の一つとなるといえそうです。 そのため、近年ではカーシェアリングやサブスクなど個人で自動車を持たずに必要に応じて利用する形態のサービスの利用が伸びています。 CASE(コネクテッド・自動運転・シェアリング・電動化) 「CASE」とは「Conneted Autonomous Shared Electric」の略で「コネクテッド(IoT化)、自動運転、シェアリング、電動化」を意味します。 現在の自動車業界は、トヨタ自動車の豊田章男前社長が「自動車メーカーからモビリティカンパニーへのモデルチェンジ」を宣言し「100年に1度の大変革時代」と言われています。 その中で「CASE」という言葉がトレンドとなっており、今後の自動車業界の未来を語るうえで欠かせないキーワードです。 では「CASE」について詳しく見ていきましょう。 Conected(IoT化) Connectedとは「つながり」という意味を持ち、車とドライバー、デバイス・サービス、自車と他車などをつなげるIoT化を進めることを指します。 これにより、位置情報の把握や配送の効率化、最適なルート提案、事故発生時の通報などが可能になります。その他にも道路状況や車両の状態などのデータをセンサーによって取得し、集積や分析を行うことも容易となり業務の効率化が期待されています。 Autonomous(自動運転)について Autonomousとは、「人間の手によらない、車の運転の自動化」のことです。 完全自動運転となる世界はもう少し先ですが、高速道路での自動運転やセンサーによる衝突回避など運転をサポートしてくれる機能は次々に誕生しています。 日本では世界に先駆けて、2021年3月にホンダが自動運転レベル3(限定領域での条件付自動運転車)が可能な新型「LEGEND」(ホンダ)を発売しました。 Shared&Service(カーシェアリング)について 車離れが進行している日本国内において、Uberなどの相乗りサービス、カーシェアリング、サブスクリプションサービスなど、自分で自動車を購入せずに、必要に応じてレンタルするサービスが普及しています。 『公益財団法人交通エコロジーモビリティ財団「わが国のカーシェアリング車両台数と会員数の推移」』によると、カーシェアの市場は、2009年には1万人に満たなかった会員数が、2017年に初めて100万人を突破、2022年には260万人を超えるなど急成長中の事業です。 今後も自動車業界に浸透するサービスであり、需要が更に伸びていくこととなるでしょう。 Electric (EV化(電気自動車))について Electricとは自動車の電気自動車化のことを指します。電気自動車の普及は、地球温暖化の抑制、いわゆるカーボンニュートラル(脱炭素化)というサステナブルな観点からも注目されており、各国・各自動車メーカーが開発・研究を続けています。 ノルウェーでは2025年以降、電気自動車とハイブリット車のみ販売を許可するなど国家レベルで推進している国もあります。 日本では、「2035年までに、乗用車の新車販売で電動車100%」という目標の実現を目指し、EV・PHV・FCVを対象に、消費者には購入補助事業を実施、自動車メーカー各社もカーボンニュートラル社会に向けた目標を発表し、実現に向けた取り組みが行われていく予定です。 MaaS 「MaaS」とは「Mobility as a Service」の略のことです。車を売るのではなく、移動すること自体をサービスと捉えるという考え方で、次世代の交通サービスのことを指します。 「MasS」の適用範囲は、自動車だけではなく、自転車などの個人の乗り物や電車やバスといった公共交通機関も含まれているという点が特徴です。車の「CASE」が進んだ先にある未来のサービスであり、発達途上の分野でもあります。 『国土交通省「日本版のMaaSの推進」』によると「MaasS」とは、地域住民や旅行者など一人ひとりの移動ニーズに合わせて、複数の公共交通機関やそれ以外のサービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済などを一括で行うサービスと定義しています。観光や医療などの交通以外のサービスとの連携によって、地域の課題解決や移動の利便性向上のための重要な手段となる見込みです。 東京オリンピックでは、トヨタ自動車が開発した、移動・物流・物販など多目的に活用できるモビリティサービス専用次世代電気自動車「e-plette Concept」が話題となりました。 今後どのような発展を遂げるか注視されています。 【就活生向け】自動車業界に向いている人物像 ここでは、自動車業界の中でも主に自動車メーカーに向いている人物像についてお伝えしていきます。自己PRやESを書く際の参考にしてみてください。 粘り強くチャレンジできる人 自動車業界は、IT化などの技術の台頭、社会情勢、環境問題などを背景に時代と共に大きな変革が必要な業界です。時代に合った自動車を提供するため、日々開発や研究が進められていますが、1台の自動車を完成させるまでの期間は長く、売上につながるまで数年程度かかります。そのため、最後まで諦めずに粘り強くチャレンジできる人が求められています。 コミュニケーションスキルが高い人 自動車業界の仕事は、1人で完結する仕事はほとんどなく、素材メーカーやタイヤメーカー、部品メーカーといった取引先や複数の部署と関わり合いながら進めます。このように多くの人と関わる仕事が多いため、円滑なコミュニケーション力を持つ人は活躍できる可能性が高いでしょう。 チームワークを大切にする人 業務を進める上では、周囲の人や他部署との協力や連携が不可欠であり、良好な人間関係を築くことはもちろん、しっかり交渉、調節する能力が求められます。特に研究を進める技術職の場合は、何年もかかる大きなプロジェクトをチームプレイで進めていくため、良好なチームワークが必要とされます。 ものづくりに対して情熱を持っている人 世界トップクラスを誇る日本のものづくりの技術が用いられる自動車製造は、まさに「ものづくりの極み」が体感できる環境です。「日本を代表するものづくりがしたい」「ものづくりが好き」といった情熱を持っている人には向いているでしょう。 グローバルな視点を持っている人 多くの自動車メーカーは、海外市場へ進出しており、外国人社員と協力してプロジェクトを進行する機会もあります。このような環境の中で、グローバルな視点を持ち、文化・価値観の異なる相手とも円滑なコミュニケーションを取れる方は向いているといえるでしょう。 【就活生向け】自動車業界ランキング ここでは自動車業界の売上高ランキングを紹介します。企業選びの参考にしてみてください。 ※本ランキングは2022~2023年度の各社の有価証券報告書のデータをもとに作成しています。 自動車メーカーの売上ラ高ンキングTOP5 ※各社の有価証券報告書: トヨタ自動車・ 本田技研工業・ 日産自動車・ スズキ・ マツダ ※本田技研工業の売上高は四輪事業・二輪事業の合計 自動車メーカーの売上高ランキングでは、1位がトヨタ自動車の7兆1,542億9,800万円、2位が本田技研工業の13兆5,019億7,200万円、3位が日産自動車の10兆5,966億9,500万円、4位がスズキ(連)の4兆6,416億4,400万円、5位がマツダ(連)で3兆8,267億5,200万円となっています。 自動車部品メーカーの売上ラ高ンキングTOP5 ※各社の有価証券報告書: アイシン・ 豊田自動織機・ デンソー・ 住友電気工業・ トヨタ紡織株式会社 ※住友電気工業の売上高は自動車関連事業セグメント分のみ 自動車部品に関する売上高ランキングでは、1位がアイシン(連)で4兆4,028億2,300万円、2位が豊田自動織機で3兆3,798億9,100万円、3位がデンソー(連)で3兆2,210億3,400万円、4位が住友電気工業で2兆1,868億4,900万円で5位がトヨタ紡織株式会社(連結) で1兆6,040億3,600万円となっています。 タイヤメーカーの売上ラ高ンキングTOP5 ※各社の有価証券報告書: ブリヂストン 住友ゴム工業 横浜ゴム 住友理工 TOYO TIRE タイヤメーカーでの売上高ランキングでは、1位ブリヂストンで4兆1,110億700万円、2位が住友ゴム工業で1兆986億6,400万円、3位が横浜ゴムで8,604億7,700万円、4位が住友理工で5,410億1,000万円、5位がTOYO TIREで4,972億1,300万円となっています。 企業を選ぶ際には、売上高以外にも社風や企業理念、事業内容や拠点など様々な視点があると思いますので、売上高はあくまで指標とし、自分に合った企業を選ぶようにしましょう。
2023.12.08
コンサルティング業界とは?就活生必見|向いている人の特徴や業界ランキングをご紹介
一言でコンサルティング業界といっても、企業によって専門分野や得意分野は異なります。 本記事では、業界研究を進めている就活生向けに、コンサルティングとは?という観点から、コンサルティング業界を複数の分野に分けて詳しく解説しています。 就活に役立てられるようにコンサルティング業界に向いている人の特徴や、コンサルティング業界に属する企業のランキングを売上や年収別に上位5社までご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。 この記事のまとめ コンサルティングとは、クライアントの課題を調査、分析、仮説立てし、課題解決に導くこと コンサルティング業務は、コンサルティングファームによって取り扱う専門分野が異なる 国内のコンサルティング業界の市場規模は、5724億円で昨対比11.4%増であり、企業のDX化支援のためIT分野を中心に今後も市場規模は拡大していくと見込まれている コンサルティング業界に向いている人の素養は、「論理的思考力がある」「努力家である」「好奇心旺盛」「心身共にタフ」「コミュニケーション能力が高い」の5つ 【就活生向け】コンサルティングとは? コンサルティングを辞書で調べてみると、「コンサルティング(consulting)とは、専門家の立場から相談にのったり指導したりすること、企画・立案を手伝うこと」と定義されています。 そのため、コンサルティング業務とは、「専門のコンサルタントがクライアントの課題を深くヒアリングし、分析・調査を行った結果をもとに課題解決のための道筋を企画提案し、実行に移し、解決するまでの一連業務を請け負うこと」となります。 コンサルティング業務は専門領域によって複数に分かれており、それぞれの領域によって提案する内容や業務内容が異なります。 具体的には、「戦略系コンサルティング」「総合系コンサルティング」「シンクタンク系コンサルティング」「企業・再生系コンサルティング」などに分類することができます。 コンサルティング業界ではコンサルティングファームという言葉を使うことが多いです。 「firm」とは「企業」のことで、コンサルティングファーム(consulting firm)とは、企業の抱える課題を解決に導く企業のことを指します。 たとえば、戦略系コンサルティングを行う企業の場合、「戦略系コンサルティングファーム」と呼ぶということを覚えておきましょう。 どの分野のコンサルティング業務にも共通している点は、クライアントの課題解決に対するプロフェッショナルであり、実務も含めてクライアントと密に接する職種であるということです。 コンサルティング業界の仕事は、クライアント企業の成長に直に携われる非常にやりがいのある仕事といえるでしょう。 【就活生向け】コンサルティング業界の分類 先ほどお伝えした通り、コンサルティング業界の業務内容は専門領域ごとに分けられています。 ここでは、7つの分野のコンサルティング業務についてご紹介します。 ■戦略系コンサルティング ■総合系コンサルティング ■シンクタンク系コンサルティング ■財務アドバイザリー系コンサルティング ■監査法人系コンサルティング ■企業再生・事業再生系コンサルティング ■人材系コンサルティング 戦略系コンサルティング 企業の経営課題を解決するための戦略の策定やアドバイスなどの業務を行うコンサルティング会社を「戦略系コンサルティングファーム」と呼びます。グローバルに展開をしていて、歴史の長いファームが多いです。 プロジェクト内容は、CEOなどの経営陣と共にパートナーシップを組み、企業の経営戦略策定などを行うことで企業の根幹を担うケースがほとんどです。 たとえば下記のような戦略の策定に携わります。 【戦略系コンサルティング企業が携わる戦略例】 企業の経営戦略 企業やサービスのM&A戦略 企業の中長期の成長戦略 マーケティング戦略 新市場参入戦略 新規事業戦略 新商品開発戦略 ※その他、会社全体の課題解決に向けた戦略策定支援も行う 戦略を描くだけではなく、企業内に入り込み実行するまでをサポートするファームもあります。 【主な企業】 ・マッキンゼー・&カンパニー ・ボストンコンサルティンググループ ・ドリームインキュベータ ・経営共創基盤会 総合系コンサルティング 幅広い分野や業界のコンサルティングを行っているコンサルティング会社のことを「総合コンサルティングファーム」と呼びます。 官公庁、製造業、通信業、金融業といった業界・事業に適応しており、プロジェクト内容も戦略・業務・組織人事・財務など幅広いサービスを網羅しています。それぞれの分野に精通した専門家をグループ化した組織があり、互いに協業しながらクライアントの課題に向き合います。 総合系コンサルティングファームは大企業が大半で、国内の場合主要都市にすべてに拠点を設けているファームが多く、様々な課題に解決できる土台を持っている点が特徴です。 クライアント先も大企業であることが多く、数百億円規模の予算と1000人を超えるコンサルタントを稼働させる大規模プロジェクトも珍しくありません。 【主な企業】 ・アクセンチュア ・デロイトトーマツコンサルティング ・EYストラテジー・アンド・コンサルティング ・日本IBM シンクタンク系コンサルティング シンクタンクとは調査・研究を行い、結果を発表したり解決策を提示したりする研究機関のことをいいます。 シンクタンク系コンサルティングファームの多くは、シンクタンクをメイン業務として行っていることが多いので、「高い調査力」を保持しています。また銀行や証券など金融系のグループに属しているため、一般的なコンサルティングファームに比べ金融業界に強みを持ちます。 近年は、シンクタンクに関わらず、マネジメントコンサルティングのように純粋な経営コンサルティングに力を入れているファームもあります。 【主な企業】 ・野村総合研究所 ・三菱総合研究所 ・みずほリサーチ&テクノロジー ・日本総合研究所 財務アドバイザリー系コンサルティング・FAS(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス) M&Aや財務に関連した課題解決に特化したコンサルティングのことを指します。財務系コンサルティングファームはFAS(ファイナンシャル・アドバイザリー・サービス)とも呼ばれています。 具体的な業務は、企業の資金繰りや財務・税務のアドバイスをはじめM&A支援、企業価値評価、企業再生、係争分析など財務に関する課題解決を幅広く支援することなどです。 賃借対照表(B/S:バランスシート)の改善ノウハウが豊富である点は戦略系ファームにはない財務系ファームならではの強みといえます。 【代表的な企業】 ・PwCアドバイザリー ・デトロイトーマツファイナンシャルアドバイザリー ・KPMG FAS ・フロンティア・マネジメント 監査法人系アドバイザリーコンサルティング 監査法人で行うコンサルティング業務は「守りのコンサル」としての業務がメインとなります。 具体的には、リスクコンサルティング(事業リスク・カントリーリスク・システムリスク)・内部統制・内部監査などです。企業が新たな事業をスタートする場合など、企業にとってどのようなリスクがあるのかを洗い出し、リスクがある場合にはその全てを解決していきます。このように、企業基盤を固めていき堅実な経営をサポートしていく業務がメインです。 【代表的な企業】 ・あらた監査法人 ・監査法人トーマツ ・あずさ監査法人 ・新日本監査法人 企業(事業)再生系コンサルティング 企業(事業)再生系コンサルティングでは、収益性や資金繰りに問題を抱える企業の課題を解決し、企業(事業)再生に導き、企業の存続・再成長させるコンサルティング業務を行います。 具体的には、 事業面、財務面、組織面・人材面など多方面から課題を見つけ改革するなどの業務を担います。高い収益性を誇るコア事業を持つ企業であれば、非効率や債務部分を取り除き、市場競争率の高い企業へと生まれ変わらせるサポートをすることもあるでしょう。 売上や利益など目に見える成果を期待されることが多く、企業の中に入り込んで業務を行うハンズオン型の業務が多い点も特徴です。 【代表的な企業】 ・アリックスパートナーズ会 ・山田コンサルティンググループ ・経営共創基盤 ・フロンティア・マネジメント 組織・人事系コンサルティング 企業の経営課題を解決に向け、人事領域での改善を提案し実行するコンサルティング業務を行います。具体的には、人事制度や組織構造の見直し、働き方改革、企業の採用活動の支援、教育・育成・研修、人事戦略の設計などです。実際に現場で人事業務を代行するケースもあります。 【代表的な企業】 ・マーサージャパン ・コーン・フェリー・ジャパン ・タワーズワトソン ・リンクアンドモチベーション その他にも、M&Aに特化をした「M&Aコンサルティング」、ITを駆使し経営課題を解決する「IT系コンサルティング」、病院経営に関する総合的なコンサルティングを行う「医療・ヘルスケア系コンサルティング」、Webサイトなど顧客とのコミュニケーション基盤の構築・運営に関するコンサルティングを行う「WEBコンサルティング」、製造業に特化をした「製造業コンサルティング」、中小企業の経営課題に特化をした「中小企業向けコンサルティング」などもあります。 コンサルティング業界の市場規模と今後の市場予測 ここではコンサルティング業界の現在の市場規模や今後の市場予測についてお伝えしていきます。 『調査会社IDCジャパン「ビジネスコンサルティング市場予測」』によれば、国内ビジネスコンサルティングの市場規模は2021年に前年比11.4%増の5724億円となりました。 同調査会社によると、2020年に新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、一時的に成長が低下しましたが、2021年~2026年までの年間平均成長率は8.8%となり、2026年には市場規模は8732億円に達すると見込んでいます。 市場規模が拡大している背景には、企業のDX化が進んでいることがあげられます。今後もIT分野を中心に需要が増加していくこととなるでしょう。 ※グラフは『調査会社IDCジャパン「ビジネスコンサルティング市場予測」』のデータをもとに作成 DX化はIT部門だけではなく、経営戦略、人材、財務など企業活動のあらゆる場面での変革が求められるため、あらゆる分野に対応できる「総合系コンサルティングファーム」の成長が著しく伸びています。 業務拡大に伴い人材採用も活発に行われており、新卒採用だけではなく、他業種からの中途採用も積極的に実施されています。一方で、急速に採用数を増やしているため、人材教育や育成が追いついていないコンサルティング企業もあり、今後どのように教育体制を整えていくかがコンサルティング会社の成長性を分けることとなるでしょう。 【就活生向け】コンサルティング業界に向いている人 ここではコンサルティング業界に向いている人の特徴についてお伝えしていきます。 ESや自己PRを書く際の参考にしてみてください。 論理的思考力(調査・分析力)が備わっている コンサルティング業務は、クライアント企業の課題解決をすることがメイン業務です。実地調査を行った結果をもとに分析や仮説立てをし検証をしていく中で、道筋立てて根拠・理由のある結論を導き出さなければならない場面が多く出てきます。この時に必要な能力として、論理的思考力が挙げられます。 また、様々な戦略を練る前には必ず、クライアントの課題の洗い出しを行います。その際には、データ調査や分析が必要不可欠です。そのため、調査力・分析力も持ち合わせていると活躍ができる可能性が高いでしょう。 勉強家・努力家である 日々社会情勢や市場動向、トレンドは変化していくため、クライアント企業の課題を最善の形で解決していくためには、自分自身の知識やノウハウをアップデートし続けていく必要があります。 新聞や本・ネット情報からはもちろんのこと、様々な業界の方や年下年上問わず多くの方と積極的にコミュニケーションを取り情報収集するなど、誰からでも学びを得ようとする貪欲さがあると良いでしょう。 知的好奇心がある・ポジティブ思考である 経営課題の解決や新しい事業戦略の立案には、決まった答えがあるわけではありません。そのため、なぜうまくいっていないのか、課題はどこにあるのか、競合との違いは何か、など、常に「なぜ」「どうして」と知的好奇心を持って探求しようとする方のほうが向いているといえます。 また、必ずしもすぐに解決できる事案ばかりではなく、解決までに時間がかかる事もあります。そんな時でも諦めずポジティブに取り組めるメンタルも必要でしょう。 心身共にタフである コンサルティング業務というと経営課題を解決する華やかな業務を想像する就活生も多いと思いますが、実際には泥臭い仕事も多いのが現実です。 企業の課題解決に向け、地道な調査・分析、仮説検証やディスカッション、クライアントとの折衝、時には現場に入り込んでコンサルティングを行うなど多くの業務を請け負います。クライアントの要望に沿うために、時には夜遅くまで作業をしなければならないケースもあります。 また、クライアントからの期待に限られた期間内に応えなければならないという重圧やプレッシャーに呑まれてしまわないよう精神的にもタフである方のほうがコンサルティング業界には向いているでしょう。 コミュニケーション能力が高い(傾聴力・プレゼン力・人としての魅力) コンサルティング業界の仕事は、クライアントとコンサルタントとの折衝によりプロジェクトが進行していきます。ここで大切な点は、クライアントから人として付き合いたいと思ってもらえる魅力があるかどうかです。そのためコンサルタントは、威圧的であったり、一方的であってはならず、常に礼儀正しく紳士的であるべきといえます。 また、クライアントの課題を正確に把握するためにも、しっかり聞く傾聴力が必要です。時には、クライアントに対し、言いにくい決断を申告しなければならないケースも出てきます。毅然とした態度で伝えるべき点を伝えられるプレゼン力も欠かせません。 プロジェクトを成功させるため社内でもチームを組んで業務を進めていくので、円滑なコミュニケーション力は内外問わず必要なスキルといえるでしょう。 【就活生向け】コンサルティング業界ランキング ここでは国内のコンサルティング会社の売上・年収・従業員数のランキングをトップ5をご紹介します。企業選びの参考にしてみてください。 売上ランキングTOP5 ※本ランキングは2022~2023年度の各社の有価証券報告書のデータをもとに作成しています。 ※各社の有価証券報告書( 野村総合研究所 ・三菱総合研究所 ・ベイカレント・コンサルティング ・日本M&AセンターHD ・ドリームインキュベータ) 売上高のトップは野村総合研究所で6,921億6,500万円、2位が三菱総合研究所で1,166億2,000万円、3位がベイカレント・コンサルティングで760億9,000万円となっています。 企業の業績を見る場合には「売上高」だけではなく「経常利益」「利益率」も確認してみると良いでしょう。 ■売上高:企業の財務力・ビジネスの規模を表している ※売上高の大きい企業のほうが行っているビジネスの規模が大きく、金融機関からの融資も受けやすい。 ■経常利益・利益率:企業が行っているビジネスの成否を示している ※利益が出ていない、もしくは赤字の場合、何らかの問題がある可能性がある。 ※成長企業の場合、収益を投資に回しているケースもあるので、経常利益・利益率と合わせて「成長率」も確認しておくと良い。
2023.11.21
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履歴書
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【就活】ダメな履歴書に共通する13個のNGポイント~基本的な書き方も見本つきで紹介~
「履歴書を書いたは良いけど本当にこれで大丈夫なのかなぁ・・・」と不安な就活生はいませんか?自分一人で作成した場合、履歴書の内容に自信が持てないというのはよくあることです。 そこで本記事ではダメな履歴書に共通する13個のNGポイントをご紹介しますので、ぜひご自身の履歴書の内容を照らし合わせてみてください。 また、履歴書の基本的な書き方もお伝えしますので、まだ書き始めていない方はこちらを参考に履歴書を作成してみましょう。 この記事のまとめ 履歴書のNGポイントは主に「やる気が感じられない」「読みにくい」「非常識に感じられる」「統一性がない」の4つ 就活でダメな履歴書に共通する13個のNGポイント それでは早速、就活でダメな履歴書に共通する13個のNGポイントについてお伝えしたいと思います。 誤字脱字が多い 誤字脱字が多いのも就活の履歴書においてはNGです。採用担当者から「やる気がないのではないか」と捉えられてしまう可能性が高いため、履歴書は誤字脱字に気を付けながら作成し、最終チェックも怠らないようにしましょう。 話し言葉になっている・敬語表現を間違えている 履歴書の中で「~なので」などの話し言葉を使用しているのはNGです。 話し言葉は親しみやすい言葉だからこそ、履歴書などの公式な文書で使用すると常識に欠けているなどのネガティブイメージを与えてしまいかねません。「食べれる」「来れる」などの「ら抜き言葉」にも留意しましょう。 また敬語表現を間違えている場合も採用担当者に良くない印象を与えやすいため注意が必要です。敬語表現には「丁寧語」「尊敬語」「謙譲語」がありますので、場面に応じて使い分けましょう。 丁寧語:相手に対して丁寧な表現を使って敬意を表す敬語です。主に「です」「ます」「ございます」で表現します。 尊敬語:相手に対して敬う気持ちを表す敬語です。主に目上の方が主体になる時に使います。 謙譲語:へりくだった言い方で相手への敬意を表す敬語です。主に自分を下げて相手を立てる時に使います。 いまいちイメージをつかみきれないという就活生は、ぜひ下記の表を参考に文章を作成してみてください。 表現早見表 丁寧語 尊敬語 謙譲語 言う 言います おっしゃる 申す、申し上げる 会う 会います お会いになる、会われる お目にかかる する します される、なさる いたす、させていただく 食べる 食べます 召し上がる いただく、頂戴する 見る 見ます ご覧になる 見る、拝見する 聞く 聞きます お聞きになる、聞かれる 伺う いる います いらっしゃる 伺う、参る 帰る 帰ります お帰りになる 失礼する もらう もらいます もらわれる いただく、頂戴する 行く 行きます いらっしゃる、行かれる 伺う、参る 来る 来ます 来られる、いらっしゃる、お越しになる、お見えになる 参る 知る 知ります ご存知 存じ上げる、存じる 思う 思います 思われる、思いになる 存じる 読む 読みます お読みになる、読まれる 拝読する 統一性がない 統一性がないことも就活の履歴書のNGポイントです。たとえば日付欄や学歴欄には西暦と年号のどちらを使用しても問題ありませんが、どちらか一方に統一しておく必要があります。 また「~である」口調と「ですます」口調のどちらを使っても構いませんが、こちらも履歴書全体を通してどちらかに統一するようにしましょう。 「~である」口調は意思が強いイメージを、「ですます」口調は丁寧な印象を与えやすいと言われていますので、自分に合った方を使用してみてください。 文章が読みづらい 企業の採用担当者は一日に大量の履歴書をチェックしているため、文章が読みづらい場合には最後まで履歴書を読んでもらえない可能性があります。 結論から書かれていない、文字が小さすぎる、言い回しがくどい、専門用語を多用している、(手書きの場合)字が雑であるなどの点に注意が必要です。 志望動機などの文章を書く際には必ず結論から書くことを意識し、できるだけスッキリまとまるように書きましょう。文章を作成した後、第三者からチェックしてもらうのも良い方法です。 空欄がある 書けることがないからと履歴書に空欄を作ってしまう就活生がいますが、これはNGです。というのも、採用担当者からやる気が感じられないとネガティブに捉えられる可能性が高いからです。 そのため基本的に履歴書はどの欄も埋めるように意識し、全体の8割程度を記入するのを念頭に起きましょう。本当に書けることがない場合には「特になし」と記載します。 志望動機・自己PRに課題がある 志望動機や自己PRではいかにその企業への入社意欲があるかをアピールするかが重要ですので、内容が1~2行で終わっていて極端に少ない、ネガティブな内容で熱意が伝わってこないなどの課題がある場合はNGです。 履歴書を使い回している 就活では複数の企業にエントリーすることになるため、中には同じ履歴書を使い回している就活生もいるかもしれませんが、これはNGです。 というのも、履歴書を使い回そうとすると志望動機や自己PRがその企業の求める人物像とマッチしなくなる可能性が高く、必然的に選考の通過率が下がるためです。 また志望動機や自己PRがどの企業にも使えるような抽象的な内容になってしまっていると履歴書を使い回していることを悟られやすく、入社に対する意欲が感じられないとして不採用になる可能性があります。 手間ではありますが、応募する企業一社一社に対するラブレターを書くような気持ちで、その都度その企業の求める人物像に合った志望動機や自己PRを考えましょう。 略称を使っている 履歴書では基本的に全ての言葉を正式名称で記載する必要があります。例えば学歴を書く際に「平成」を「H」、「高等学校」を「高校」とするなどはNGです。 中でも「バイト」「就活」「インターン」などの普段何気なく使っている言葉に注意するようにしましょう。 ・バイト→アルバイト ・就活→就職活動 ・インターン→インターンシップ 「御社」と記載している 「御社」は口頭で伝える場面に使う言葉です。履歴書などの書面で使う際には「貴社」と記載するのが正しいため、「御社」としてしまうと非常識だと捉えられかねません。 修正ペン・テープを使用している 履歴書で修正ペンや修正テープを使用するのはNGです。就活の履歴書という重要な書類をそういった簡易的な方法で修正しているとなると「非常識だ」「やる気が感じられない」などとネガティブな印象を持たれてしまいかねません。 マナーとしては新しい履歴書に書き直すのが一般的ですが、どうしても難しい場合には間違えてしまった部分に定規で二重線を引き、その上から訂正印を押すようにしましょう。 写真の身だしなみがなっていない 就活での自分の第一印象は履歴書の写真が左右するといっても過言ではありません。 髪がボサボサ、ネクタイが曲がっている、姿勢が崩れているなど、だらしない印象を与えないよう留意して撮影しましょう。 封筒の書き方がなっていない 履歴書を郵送する場合には履歴書を封筒に入れて送る必要がありますが、その際の封筒の書き方のマナーがなっていないと非常識だと捉えられかねません。 封筒の書き方については下記の記事にまとめていますので、不安な方はぜひ参考にしてください。 添え状が同封されていない 就活では履歴書を郵送する場合ち面接会場で受付に提出する際に添え状が必要となりますが、その添え状が同封されていなかったり書き方を誤っている場合には評価を下げてしまう可能性があります。 細かい部分までしっかり準備してきていることをアピールするためにも、添え状の準備の仕方についてもぜひチェックしておいてください。 履歴書の基本的な書き方 履歴書は基本的に「基本情報」「学歴・職歴」「免許・資格」「志望動機・自己PR」「本人希望記入欄」で構成されています。 まだ履歴書を書いていない、あるいは書き直したいという就活生はそれぞれ詳しく見ていきましょう。 日付欄 履歴書の右上に記入する日付について、郵送の場合は投函日、面接で手渡しする場合は面接日の日付を記入しましょう。履歴書を作成した日を書くわけではないということを覚えておいてください。 また日付は元号でも西暦でもどちらでも問題ありませんが、履歴書全体で統一するようにしてください。 写真欄 履歴書に貼る写真の一般的なサイズは縦4cm、横3cmですが、企業によって写真のサイズが異なる場合もあるため事前に確認するのがベターです。 写真を撮る際は必ずスーツを着用し、既に撮影してある写真を使用する場合は撮影時から3ヶ月以内のものを使用するようにしてください。 また、履歴書から写真が万が一剥がれてしまった時に備え、写真を貼る際には写真の裏側に氏名と連絡先(場合によっては学校名も添える)を記入しておきましょう。 住所欄 住所は都道府県から書き、省略しないようにしましょう。「〇-〇-〇」などと簡易的に書くのではなく「丁目、番、号」を用いて書き、マンション名も省略しないでください。 郵便番号や住所にフリガナを書くのも忘れないようにしましょう。 メールアドレス欄 企業から届くメールはパソコンでしか開けない添付ファイルが送付されることもあるため、softbankやdocomoなどのキャリアメールではなく、gmailやyahooメールなどのPCアドレスを記載しましょう。 また、メールアドレスを作成する際はメールアドレスに氏名を入れるようにし、プライベートだとわかるようなものや自分の愛称が入っているようなものは使用しないのが無難です。 印鑑の押印欄 履歴書に押印箇所がある場合は押印が必要です。押印を失敗してしまう可能性もあるため、押印は履歴書を書き始める前に行うと良いでしょう。押印する際は以下のポイントを参考にしてみてください。 ✓紙に対して垂直に押す ✓捺印マットを使用する ✓印鑑の中心を軸に小さく「の」を描くようにぐりぐりと押す 万が一押印で失敗した場合は、新しい紙でやり直しましょう。 学歴・職歴欄 学歴は中学校卒業から書き、学校名は省略しないようにしましょう。大学名を書く際は学部・学科、卒業見込みも忘れずに書きましょう。予備校や塾は正規の教育機関ではないため履歴書に書く必要はありません。 また1年以上の留学経験がある場合には学歴欄に記入します(1年以内の場合は記入する必要がありません)。書く際は下記を参考に書いてみてください。 ■留学の記述例 平成◯年4月 ~~大学~~学部~~学科 入学 平成◯年×月から平成◯年◯月まで ~~(国)~~大学~~学部~~学科に留学 令和◯年3月 ~~大学~~学部~~学科 卒業見込み ちなみに休学をした場合は「~~大学~~学部~~学科 休学」と記述し、その一行下に休学した理由を簡潔に書きましょう。 ■休学の記述例 平成◯年4月 ~~大学~~学部~~学科 入学 平成◯年×月 ~~大学~~学部~~学科 休学 病気療養のため◯年休学。現在は完治。 令和◯年3月 ~~大学~~学部~~学科 卒業見込み 次に職歴欄についてです。アルバイトは職歴に含まれないため、一般的な就活生は「なし」と記入しましょう。ただし、長期インターンに参加したことがある就活生は職歴の欄に記入します。 短期インターンの場合はアピール材料になりにくいため、記入する必要はありません。 ■記述例 平成◯年◯月 株式会社ネオキャリア(インターン) 免許・資格欄 取得済みの資格名を書く際には正式名称で書きましょう(英検ではなく「実用英語技能検定」、運転免許ではなく「普通自動車第一種運転免許」とするなど)。 普通自動車運転免許を持っている方はそれを一番上に書き、それ以外の資格をその下に羅列します。 ちなみに、仕事と全く関係のない資格や英検3級などの難易度がさほど高くない資格は記入してもアピールになりにくいため記載しない方が無難です。 志望動機・自己PR欄 志望動機と自己PRが同じ項目として掲載されている場合には、どちらか一方を記入します。 志望動機の書き方と自己PRの書き方はそれぞれ個別の記事にまとめてありますので、ぜひ下記の記事を参考にしながら書いてみてください。 本人希望記入欄 本人希望記入欄がある場合は「貴社規定に従います」と書くのが一般的です。 本人希望記入欄は基本的に転職をする場合に年収や働き方などの希望を記入する欄であるため、就活生の場合は希望を書くのは避けた方が良いでしょう。
2023.11.29
優秀な就活生は把握している履歴書の基本的な書き方【例文&テンプレートつき】
「履歴書の基本的な書き方がわからない・・・」 「的外れな書き方になっていないかな・・・」 このように履歴書の書き方に自信がない就活生へ向けて、本記事では履歴書の基本的な書き方を細かくご紹介いたします。例文とテンプレートもご用意しておりますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ 履歴書は手書きでもPCでもOK 厚生省推奨のテンプレートの使用がベター 履歴書作成にあたっては「履歴書(A4サイズ)」「封筒(白)」「証明写真」の3点を用意する 履歴書作成にあたり、空欄、略称、修正テープ(ペン)はNG 履歴書を郵送する場合と面接会場の受付で提出する場合には「添え状」が必要 就活における履歴書の書き方の見本(全体像) 就活の履歴書作成時のポイント・注意点 就活において、履歴書は基本的に書かれてある内容で判断されるため、手書きでもPCで作成してもどちらでも構いません。どちらの方法で書いたからといって評価に影響することはないため安心してください。 ただし、創業年数が長い企業や人との繋がりや思いやりを重んじる企業においては手書きを好むところもあるため、事前に下調べをしてから作成するのがベターです。 中には押印欄のある履歴書もありますが、その場合は押印を忘れないようにしましょう(シャヤチハタタイプはNG。実印や銀行印に使用していない認印を使用するのがベター)。印鑑欄がなければ押印の必要はありません。 なお、履歴書の学歴欄を埋める際には下記の入学・卒業年度早見表を利用すると便利です。 生まれた年 高等学校(高校) 短大・専門学校 大学 入学 卒業 入学 卒業 入学 卒業 平成21年 (2009年) 令和3年4月 (2022年) 令和10年3月 (2028年) 令和10年4月 (2028年) 令和12年3月 (2030年) 令和10年4月 (2028年) 令和14年3月 (2031年) 平成20年 (2008年) 令和3年4月 (2021年) 令和9年3月 (2027年) 令和9年4月 (2027年) 令和11年3月 (2029年) 令和9年4月 (2027年) 令和13年3月 (2031年) 平成19年 (2007年) 令和2年4月 (2020年) 令和8年3月 (2026年) 令和8年4月 (2026年) 令和10年3月 (2028年) 令和8年4月 (2026年) 令和12年3月 (2030年) 平成18年 (2006年) 平成31年4月 (2019年) 令和7年3月 (2025年) 令和7年4月 (2025年) 令和9年3月 (2027年) 令和7年4月 (2025年) 令和11年3月 (2029年) 平成17年 (2005年) 平成30年4月 (2018年) 令和6年3月 (2024年) 令和6年4月 (2024年) 令和8年3月 (2026年) 令和6年4月 (2024年) 令和10年3月 (2028年) 平成16年 (2004年) 令和2年4月 (2020年) 令和5年3月 (2023年) 令和5年4月 (2023年) 令和7年3月 (2025年) 令和5年4月 (2023年) 令和9年3月 (2027年) 平成15年 (2003年) 平成31年4月 (2019年) 令和4年3月 (2022年) 令和4年4月 (2022年) 令和6年3月 (2024年) 令和4年4月 (2022年) 令和8年3月 (2026年) 平成14年 (2002年) 平成30年4月 (2018年) 令和3年3月 (2021年) 令和3年4月 (2021年) 令和5年3月 (2023年) 令和3年4月 (2021年) 令和7年3月 (2025年) 平成13年 (2001年) 平成29年4月 (2017年) 令和2年3月 (2020年) 令和2年4月 (2020年) 令和4年3月 (2022年) 令和2年4月 (2020年) 令和6年3月 (2024年) 平成12年 (2000年) 平成28年4月 (2016年) 平成31年3月 (2019年) 平成31年4月 (2019年) 令和3年3月 (2021年) 平成31年4月 (2019年) 令和5年3月 (2023年) 平成11年 (1999年) 平成27年4月 (2015年) 平成30年3月 (2018年) 平成30年4月 (2018年) 令和2年3月 (2020年) 平成30年4月 (2018年) 令和4年3月 (2022年) 平成10年 (1998年) 平成26年4月 (2014年) 平成29年3月 (2017年) 平成29年4月 (2017年) 平成31年3月 (2019年) 平成29年4月 (2017年) 令和3年3月 (2021年) 各項目の詳しい書き方を知りたい場合にはこちらをクリックしてください。 【厚生労働省推奨】就活用履歴書のテンプレート 令和2年7月以降、厚生労働省は公正な採用選考を確保する観点から新たな履歴書の様式例を検討し、厚生労働省履歴書様式を作成しました。 それまで厚生労働省が推奨していたJIS規格の履歴書の様式例からは下記の2点が変更されています。 ①「性別」の記載は任意。未記載も可能 ②下記の4項目は設けない ・通勤時間 ・扶養家族数(配偶者を除く) ・配偶者 ・配偶者の扶養義務 就活の履歴書のサイズの選び方 履歴書のサイズはA4かB5(履歴書を半分に折った時のサイズ)の2種類しか存在しません。 A4サイズ B5サイズ A4サイズはB5サイズよりも大きくより自分をアピールする要素を盛り込みやすいということで、就活ではA4サイズの履歴書を使用するのが一般的とされています。一方、B5サイズの履歴書は転職やアルバイト用のものが多くなっています。 ただし、B5サイズのものを使ったからといって選考に不利になることはありませんので、利便性などの観点からB5サイズを使いたいという方はこちらでも構いません。 就活の履歴書作成時に準備するもの 就活の履歴書を書く際には、事前に下記を準備しておきましょう。 茶封筒でも問題はありませんが、封筒はできるだけ白いもので、履歴書のサイズに合ったものを選びましょう。 また、履歴書を採用担当者に直接手渡しする場合にはクリアファイルに入れるのがマナーですので、履歴書用紙と封筒が入るサイズのクリアファイルをそれぞれ用意しておくと良いでしょう。 そして履歴書に貼る証明写真の一般的なサイズは縦4cm×横3cmです。Web履歴書用に画像を用意する場合サイズの指定は特にありませんが、推奨サイズは560×420ピクセルといわれています。 ただ企業によって求められる画像サイズが異なるため、志望企業のサイズはどれくらいなのかを事前に確認するのがベターです。 証明写真の背景色は白が無難ですが、基本的には白、青、グレーの中から、スーツの色みを考慮して選ぶと良いでしょう。できればスピード写真機ではなく、写真館で表情の作り方や姿勢などのレクチャーを受けながら撮影するのがベターです。 【項目別】就活の履歴書の書き方 さて、ここからは就活の履歴書の書き方について、項目別により詳細な情報をご紹介したいと思います。 日付欄 履歴書の右上に記入する日付について、郵送の場合は投函日、面接で手渡しする場合は面接日の日付を記入しましょう。履歴書を作成した日を書くわけではないということを覚えておいてください。 また、日付は元号でも西暦でもどちらでも問題ありませんが、履歴書全体で統一するよう留意しましょう。 写真欄 先ほどもお伝えした通り、履歴書に貼る写真の一般的なサイズは縦4cm、横3cmですが、企業によって写真のサイズが異なる場合もあるため事前に確認するのがベターです。 写真を撮る際は必ずスーツを着用し、既に撮影してある写真を使用する場合は撮影時から3ヶ月以内のものを使用するようにしてください。 また、履歴書から写真が万が一剥がれてしまった時に備え、写真を貼る際には写真の裏側に氏名と連絡先(場合によっては学校名も添える)を記入しておきましょう。 住所欄 住所は都道府県から書き、省略しないようにしましょう。「〇-〇-〇」などと簡易的に書くのではなく「丁目、番、号」を用いて書き、マンション名も省略しないでください。 郵便番号や住所にフリガナを書くのも忘れないようにしましょう。 メールアドレス欄 企業から届くメールはパソコンでしか開けない添付ファイルが送付されることもあるため、softbankやdocomoなどのキャリアメールではなく、gmailやyahooメールなどのPCアドレスを記載しましょう。 また、メールアドレスを作成する際はメールアドレスに氏名を入れるようにし、プライベートだとわかるようなものや自分の愛称が入っているようなものは使用しないのが無難です。 印鑑の押印欄 履歴書に押印箇所がある場合は押印が必要です。押印を失敗してしまう可能性もあるため、押印は履歴書を書き始める前に行うと良いでしょう。押印する際は以下のポイントを参考にしてみてください。 ✓紙に対して垂直に押す ✓捺印マットを使用する ✓印鑑の中心を軸に小さく「の」を描くようにぐりぐりと押す 万が一押印で失敗した場合は、新しい紙でやり直しましょう。 学歴・職歴欄 学歴は中学校卒業から書き、学校名は省略しないようにしましょう。大学名を書く際は学部・学科、卒業見込みも忘れずに書きましょう。予備校や塾は正規の教育機関ではないため履歴書に書く必要はありません。 また1年以上の留学経験がある場合には学歴欄に記入します(1年以内の場合は記入する必要がありません)。書く際は下記を参考に書いてみてください。 ■留学の記述例 平成◯年4月 ~~大学~~学部~~学科 入学 平成◯年×月から平成◯年◯月まで ~~(国)~~大学~~学部~~学科に留学 令和◯年3月 ~~大学~~学部~~学科 卒業見込み ちなみに休学をした場合は「~~大学~~学部~~学科 休学」と記述し、その一行下に休学した理由を簡潔に書きましょう。 ■休学の記述例 平成◯年4月 ~~大学~~学部~~学科 入学 平成◯年×月 ~~大学~~学部~~学科 休学 病気療養のため◯年休学。現在は完治。 令和◯年3月 ~~大学~~学部~~学科 卒業見込み 次に職歴欄についてです。アルバイトは職歴に含まれないため、一般的な就活生は「なし」と記入しましょう。ただし、長期インターンに参加したことがある就活生は職歴の欄に記入します。 短期インターンの場合はアピール材料になりにくいため、記入する必要はありません。 ■記述例 平成◯年◯月 株式会社ネオキャリア(インターン) 免許・資格欄 取得済みの資格名を書く際には正式名称で書きましょう(英検ではなく「実用英語技能検定」、運転免許ではなく「普通自動車第一種運転免許」とするなど)。 普通自動車運転免許を持っている方はそれを一番上に書き、それ以外の資格をその下に羅列します。 ちなみに、仕事と全く関係のない資格や英検3級などの難易度がさほど高くない資格は記入してもアピールになりにくいため記載しない方が無難です。 志望動機・自己PR欄 志望動機と自己PRが同じ項目として掲載されている場合には、どちらか一方を記入します。 志望動機の書き方と自己PRの書き方はそれぞれ個別の記事にまとめてありますので、ぜひ下記の記事を参考にしながら書いてみてください。 本人希望記入欄 本人希望記入欄がある場合は「貴社規定に従います」と書くのが一般的です。 本人希望記入欄は基本的に転職をする場合に年収や働き方などの希望を記入する欄であるため、就活生の場合は希望を書くのは避けた方が良いでしょう。 就活生が履歴書でやりがちな失敗ポイント ここまで履歴書の基本的な書き方について紹介してきましたが、中には就活生がやりがちな失敗ポイントがありますので、ここで簡単に把握しておきましょう。 空欄がある 書けることがないからと履歴書に空欄を作ってしまう就活生がいますが、これはNGです。というのも、採用担当者から注意力が散漫だ、やる気が感じられないなどとネガティブに捉えられる可能性が高いからです。 そのため基本的に履歴書はどの欄も埋めるように意識し、本当に書けることがない場合には「特になし」と記載するようにしましょう。 略称を使っている 履歴書において略称を使うのはマナーとしてNGです。「バイト」「就活」「インターン」などの普段何気なく使っている言葉に注意するようにしましょう。 ・バイト→アルバイト ・就活→就職活動 ・インターン→インターンシップ 文章が読みにくい 企業の採用担当者は1日に大量の履歴書をチェックしているため、文章が読みづらい場合には最後まで履歴書を読んでもらえない可能性があります。 志望動機などの文章を書く際には必ず結論から書くことを意識し、できるだけスッキリまとまるように書きましょう。文章を作成した後、第三者からチェックしてもらうのも良い方法です。 修正ペン・修正テープを使用している 履歴書で修正ペンや修正テープを使用するのはNGです。マナーとしては新しい履歴書に書き直すのが一般的ですが、どうしても難しい場合には間違えてしまった部分に定規で二重線を引き、その上から訂正印を押すようにしましょう。 就活の履歴書を入れる封筒の書き方 就活で履歴書を提出するにあたっては封筒に入れる必要があります。そこでここでは履歴書を入れる封筒の書き方についてもお伝えいたします。 郵送の場合 郵送する場合、封筒の表面には「宛名」「住所」「赤字で〇〇在中」と記載します。宛名を書く際には下記のポイントに留意しましょう。 ★企業、部署宛へ送付する場合は「御中」と書く ★個人宛へ送付する場合は「様」と書く ★個人名が不明な場合は「〇〇ご担当者様」と書いてもOK 住所は略さず「丁目、番地、号」を用いて書き、最後には忘れずに赤字で「履歴書在中」と書くようにしましょう。 裏面には自分の住所と差出人名(自分の名前)を封筒の真ん中より左側に書いてください。 手渡しの場合 封筒の表面は、郵送の時同様左下に「履歴書在中」と赤字で記載します。郵送する場合は封筒に宛名を記載しますが、手渡しで履歴書を提出する場合宛名は必要ありません。 裏面には日付・郵便番号・住所・氏名を記載します。日付は提出日(面接当日)の日付を書きましょう。 就活の履歴書に同封する添え状の書き方 ちなみに手渡しの場合は不要ですが、履歴書を郵送する場合や面接会場で受付に履歴書を渡す際には添え状が必要となりますので、ここで書き方を学んでおきましょう。 日付 まずは右上に日付を記載しますが、こちらは作成した日付ではなく投函する日付を書きます。西暦でも和暦でも問題ありませんが、全体を通して統一するようにしましょう。 宛名 左の上側に宛先を書きます。企業や部署宛てで郵送する場合には「正式会社名+正式部署名+御中」と書くようにしましょう。 差出人 右側には差出人情報として「大学名」「学部・学科」「氏名」「住所」「電話番号」「メールアドレス」を記載します。 タイトル 添え状のタイトルは趣旨が一言でわかるよう、「選考応募書類の送付につきまして」などと中央揃えで記載するのがベターです。 本文 添え状の本文を書く際は下記の3ポイントを意識して書いてみましょう。 (1)「拝啓」「敬具」などの頭語を書く (2)時候を書く (3)「敬具」「敬白」などの結語で閉める 記 結語から一行空けて中央揃えで「記」と記入し、その下に送付書類を記載して何が同封されているかがひと目でわかるようにしましょう。最後には右下に「以上」と書いて締めくくります。
2023.11.17
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ESの書き方など就活に役立つ情報をお届けしています。
【就活】エントリーシート(ES)とは?履歴書との違いを紹介|書き方&例文も
「そもそもエントリーシートって何?」 「履歴書とは何が違うの?内容は被っても良いの?」 このように、企業にエントリーシートを提出するにあたってお悩みの就活生は多いのではないでしょうか? 本記事ではエントリーシートの役割と履歴書との違いをお伝えしたうえで、エントリーシートでチェックされるポイントをご紹介します。例文を交えて書き方もお伝えしますので、不慣れな就活生はぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ エントリーシートは、就活生の考え方や価値観、人柄などを知るための提出資料 エントリーシートはあくまで採用選考で使用するものであり、履歴書は入社後も従業員のデータとして使用されるのが一般的 エントリーシートと履歴書の内容は重複しても良い エントリーシートでは「志望動機」「自己PR」「ガクチカ」などを問われる エントリーシート(ES)とは? エントリーシートとは、採用選考の材料とするために企業が就活生の考え方や価値観、人柄などを知るための書類になります。 採用を行うにあたり企業は、業務に適性があり自社の社風やビジョンとマッチしている、貢献してくれる可能性の高い就活生を求めており、そういった人材かを判断するために上記のようなポイントをチェックしておく必要があるのです。 もちろん書類を見ただけでその就活生の全てを把握できるわけではないため、エントリーシートの内容を参考にしつつ、その次の面接ではよりその就活生について深くチェックする動きが取られています。 エントリーシート(ES)と履歴書の違い 「エントリーシートと履歴書って同じじゃないの?」と感じた就活生もいるかと思いますが、両者には若干の違いがあります。 エントリーシートはあくまで採用のために活用する資料ですが、履歴書は入社後も氏名や住所、生年月日、連絡先、学歴などが従業員のデータとして保管されることが一般的です。 またエントリーシートは志望動機や自己PR、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)などその企業ごとにチェックしたい項目や文字数を設定してフォーマット化していることが多いですが、履歴書は企業が用意しているもの以外にも、大学が用意しているものや市販のものなどがあります。 【エントリーシートと履歴書の内容は重複しても良い】 エントリーシートと履歴書の両方を企業に提出する場合、志望動機や自己PRなどの内容が重複してしまうかと思いますが、同じ内容を記載しても問題ありません。 この場合、企業はエントリーシートの内容を主軸に選考を進めると考えられるため、エントリーシートに詳細な志望動機や自己PRなどを記載し、履歴書にはその内容を要約したものを書くようにすると良いでしょう。 エントリーシートで就活生がチェックされるポイント 次に、ここではエントリーシートで必ずと言っていいほど聞かれる「志望動機」「自己PR」「ガクチカ」について、どういったポイントをチェックされているのかお伝えします。 志望動機 就活のエントリーシートにおいて、企業が志望動機を通してチェックしているのは下記の2点です。 ・志望度の高さ ・自社の社風やビジョンとマッチしているか 企業としては、たとえ内定を出したとしても実際に入社してもらえなければ意味がありません。 「内定を出したら本当に入社するか」という点は企業にとって重要な判断材料となるため、エントリーシートをチェックする段階からその就活生の志望度の高さを見ているのです。 しかしその就活生の志望度がどんなに高くても、企業の社風やビジョンとマッチしていなければその企業で長く働いてもらうことが期待できず、企業と就活生双方にとってマイナスになってしまいます。 その点から、企業は志望動機を通してその就活生が自社とマッチしている人材かどうかもチェックしているのです。 自己PR エントリーシートの自己PRにおいては主に下記のポイントをチェックされています。 ・性格や考え方などの人柄 ・自社で活かせる強みの有無 企業は自社に貢献してくれる人材を採用するにあたり、就活生の能力だけでなく人柄についても深くチェックしているため、その物事に対してどういったアクションを取ったか、どのような考え方を持っているかなども見ています。 そしてそれが自社に活かせるものであるのかも同時にチェックしているのです。 ガクチカ ガクチカのおいては下記の2点がチェックされています。 ・困難への向き合い方 ・仕事への意欲や人柄 社会に出るとそれまでに経験したことのない壁に直面することが多く、大きな挫折を経験する人もいます。 そのため企業はガクチカを通して、その就活生がどのように困難を乗り越えてきたかを知ることで仕事への向き合い方をチェックし、今後の活躍に期待できるかを見ているのです。 また、周りの社員とうまくやっていけるかをチェックするという観点から、エピソードの内容からその就活生がどういった役回りに徹するのか、どういった人間性や価値観を持っているのかを判断しようとしている節もあります。 就活におけるエントリーシート 書き方の基本 続いては、上記でご紹介した項目それぞれの具体的な書き方をご紹介いたします。 志望動機の書き方 まずは結論として一言で志望理由を伝え、なぜそう思ったのかの理由を書きます。ここでは、自分自身の経験に基づく具体的なエピソードを書くのがポイントです。 その後、数ある企業の中からなぜその企業を選んだのかの理由を書きます。どういった観点で考えれば良いのかわからないという就活生は下記を参考にしてください。 ●企業の社風から ●企業で働く社員から ●企業の強みから ∟業務内容 ∟サービス/商品(コンセプト) ∟社会貢献活動 そして最後に、入社後その企業でどのように活躍したいか、どういった形で貢献できるかを伝えて締めくくります。 自己PRの書き方 自己PRでもまず結論として自分の強みを一言で伝え、その強みがあることを証明できるエピソードをできるだけ具体的に書きます。 その出来事の中で生じた課題や目標のほか、その課題や目標に対してどのようなアクションを起こしたかまでを詳細に書いてください。 ここまでを終えたら結果を書きます。ここでは第三者でもその結果がどれだけ大きなものであるかを理解できるよう、数字などを用いて定量的に書くようにしましょう。 最後はここまで伝えてきた長所をどのように志望企業の業務に活かしていくのかを書いて締めくくります。 ガクチカの書き方 ガクチカを書く際にも、結論として学生時代に頑張ったことを一言で伝え、なぜそれを実践したのかの理由を書きます。 その後はそのアクションを起こす際に立てた目標やぶつかった課題を伝え、それに対してどのような取り組みを行ったのかを書きましょう。 具体的な取り組みを伝えたら、それがどういった結果に繋がったのかを書き、最後はこの出来事から学んだことを書いて文章を締めくくります。 エントリーシートの例文 では、具体的にはどういった内容を書けば良いのでしょうか?ここでは実際にあったエントリーシートの質問項目とその回答例について、ポイントと留意点をお伝えします。 志望動機(志望度)・就職活動に関する設問と回答例 【あなたの10年後のキャリア像を教えてください。また、そのキャリアに向かって現在取り組んでいることがあれば教えて下さい。】 10年後私は、貴社で広告・宣伝もしくは営業推進の部署で仕事をしていたいです。私は貴社でやりたいことが3つあります。 1つ目は、営業として会社の売り上げに貢献すること。2つ目は、広告・宣伝や営業推進に関わることで、シェア拡大するための提案をすること。3つ目は、商品を企画し生み出すことで、直接お客様の求めるニーズを満たすことです。 入社後5年ほどはしっかりと営業で成績を出したいと考えています。販売店の方やお客さまの意見を聞き、まずはそのニーズにしっかりと応えられる営業マンになります。また、営業で得た情報を会社に持ち帰り共有することで、新製品開発に繋げたいです。その後、広告・宣伝の仕事か営業推進の仕事に携わり、製品のシェアを広げる仕事をします。 最終目標としては市場全体のニーズを理解した上で商品企画の部署に移り、それまでに得た知識と経験を生かして、ニーズに応えられる新製品をゼロから創り出していきたいです。 参照元:unistyle/内定者本選考ES(大王製紙) やりたいこととして挙げている3つのものについて、取り組みの流れを具体的に「何年間はこれをやって、その後はこれをやる」と設定できており、とても説得力のある内容になっています。 ただし、やりたいこととして挙げている3つのことについて、説明する際に少しでもその企業にからめて書けるとより良くなります。また設問で「そのキャリアに向かって現在取り組んでいること」も聞かれているため、それについても触れられるとより志望度が伝わるはずです。 自己PR・ガクチカ、あなた自身に関する設問と回答例 【アルバイト経験やアルバイトでがんばったことを教えてください。】 私は塾講師のアルバイトを通じ、生徒が納得のいく人生を歩めるよう努力しています。 塾に通う受験生の多くが偏差値で立地だけで大学を決めているという現状を知り、それでは入学してから何の目的も持てずにダラダラ過ごしてしまうかもしれない、せっかく頑張って入学してもしても勿体ないと感じたからです。そこで私は志望大学を決める前に生徒自身に将来図を描かせています。 なんとなく決めた大学に入学するための勉強という考え方ではなく、自分で描いた将来図の第一歩として勉強するという思考に変換したところ、生徒も納得感を持ちながら受験勉強に取り組めるようになりました。 この経験から相手の幸せのためには双方向のコミュニケーションが必要だと学びました。 参照元:unistyle/選考通過者本選考ES(三谷商事) 動機の部分を明確に書けているため読み手が理解しやすい内容になっています。 ただし、ガクチカのフレームワークの「結果→動機→目標・課題→取り組みや対策→結果→学び」のうち、「目標・課題」の部分が欠けているため、ここを補えればより説得力のある内容になるでしょう。 ※UniへのCV導線CTAを掲載する
2023.11.17
オープンES用のベストな写真の選び方とは?他の就活生と差をつけるポイント3選
「オープンESってどんな写真を選べば良いのかわからない!」とお悩みではありませんか?本記事ではそんな就活生に向けて、オープンES用の写真の選び方を3つのポイントに分けてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ オープンESとは、あらかじめ登録したESデータを複数企業に転用できる、リクナビが提供しているサービスのこと オープンESではプロフィール写真欄、自己PR欄、学生時代に最も打ち込んだことの欄に写真を追加できる オープンESでは「内容と関連する写真」「人間性が伝わる写真」「興味を惹く写真」を選ぶのがポイント オープンESに写真を使用する際には「個人情報」「著作権」「許諾の有無」「画質」などに注意が必要 オープンESとは? オープンESとはリクナビが提供しているサービスで、あらかじめリクナビ上に登録したESのデータを複数の企業に提出できるシステムです。 複数の企業にエントリーする場合、本来であれば応募する企業分だけESや履歴書を作成する必要がありますが、オープンESを使用すれば一度作成しておくと他の企業にもそのまま転用できるため、書類作成時間を大幅に短縮できます。 オープンESしか扱っていない企業もあるため、企業の選択肢を広げるという意味でオープンESを活用するのがベターといえるでしょう。 ただし、オープンESはリクナビと提携していない企業には提出することができません。エントリーした後に「OpenES提出可能」と表示された企業に関しては提出可能ですのでチェックしてみましょう。 オープンESでは、基本情報の欄の隣にある「プロフィール写真」、「自己PR」「学生時代に最も打ち込んだこと」の欄の計3箇所に写真を追加することができます。 プロフィール写真部分にはいわゆる証明写真を、自己PRやガクチカの欄にはボランティア活動に参加した時の写真や実際に使用したTO DOリストの写真など、自分をアピールできる写真を選ぶことになります。 本記事ではその中でも、自己PR欄とガクチカ欄の写真の選び方をご紹介します。証明写真の撮り方については下記の記事にまとめておりますので、ぜひ参考にしてください。 【就活初心者向け】オープンES用写真のサイズとファイル形式 オープンESに載せる写真のサイズとファイル形式は下記が推奨されていますので、前提としてこれらの情報を念頭に置いておきましょう。 【プロフィール写真】 ★サイズ:縦600px×横450px以上 ★形式:jpgまたはpng ★容量:5MB以下 【自己PR・ガクチカの写真】 ★サイズ:縦675×横900px(横長3:4推奨) 他の就活生と差をつける!オープンESの写真の選び方・ポイント3選 ここでは自己PR欄とガクチカ欄に掲載する写真について、その選び方を紹介していきます。リクナビは写真の例として下記のような例を挙げています。 【オープンESの公式サイトに記載されている写真例】 ・チームで結果を出し終えたとき、メンバー全員が心から笑顔でいる写真 ・メンバーを励ますために送ったメールの写真 ・目標を達成するために作った「やることリスト」やスケジュール表の写真 ここでは上記を念頭に、どういった写真を選べば良いのかのポイントを3つご紹介いたします。 自己PRやガクチカ内容と関連する写真 自己PRやガクチカで触れた内容と関連している写真を選ぶようにすると、自分の魅力をより詳細に伝えることができます。 たとえば、自己PRで部活の話をしているのであれば部活の練習中や大会出場時の際の写真を掲載したり、ゴミ拾いのボランティアに参加した際の話題を取り上げた場合にはその際の写真を選んだりするなどです。 自己PRやガクチカ欄のテキストベースでの情報に写真を追加することで、採用担当者にその際の情景や熱量をより鮮明にイメージしてもらうためのものとして写真を選ぶと良いでしょう。 自分の人間性が伝わる写真 採用担当者はオープンESを通じてその就活生の人柄も知り、自社とマッチするかをチェックしたいと考えています。 そこで自分らしさが伝わるような写真を選ぶようにすると、文章だけでは伝わりにくい雰囲気やその際の情景をイメージしてもらいやすくなります。 資格の勉強のためにTO DOリストをつけていた、細かいスケジュール管理を行っていたという場合には、その自分の計画性を示せるようそれぞれの実際の写真を撮影して掲載すると良いでしょう。 真面目な自分を知ってほしい、明るく前向きな自分を知ってほしいなどの「アピールしたい自分の人間性」の観点で写真を選ぶとわかりやすいのではないでしょうか。 採用担当者の興味を惹く写真 上記2つのポイントよりも少し難易度が上がりますが、他の就活生と明確な差別化を図るという意味では採用担当者の興味を惹くような写真選びも重要です。 「え?何コレ?」と、採用担当者が思わず二度見してしまうような写真があればそれを選ぶと良いでしょう。写真をそのまま使用せず、加工したり、他の画像とコラージュしたりするのも一つです。 【オープンESに載せる写真がない就活生はどうすれば良い?】 ちなみに、オープンESに載せる写真は必ず自分が写っていなければならないわけではありません。どうしても適した写真がないという就活生は、フリー画像から採用担当者の興味を惹きつけられそうな写真を選んでみましょう。 その際には、自己PRのメインテーマとなるワードをいくつかピックアップし、フリー画像のまとめサイトの検索にかけます。 たとえば「テニス部で県大会に出場するために日々の練習を頑張った」という話題であれば、「テニス」「試合」「練習」「部活」「ユニフォーム」「勝利」などのキーワードを活用します。 たとえフリー画像でも、複数の写真とコラージュすることで他の就活生との差別化を図れるはずです。 就活生がオープンESに載せる写真を選ぶ際の注意点 ここまでで、オープンESに載せる写真としてはどういったものを選べば良いのか把握していただけたかと思いますが、写真を選ぶにあたっては注意していただきたいポイントもあるので、最後に簡単にお伝えいたします。 住所や電話番号、車のナンバープレートといった個人情報が写っていないか、キャラクターや有名人などの著作権があるものが写っていないか確認してから写真を使用するようにしましょう。 友人の写真も同様で、許可を得ないまま他人の写真を使用してしまうと、後々問題になりかねません。許可を得られない場合にはぼかし加工を入れるなど配慮してください。 また、写真の画質が悪いと何の写真かわかりにくくなってしまいますし、日々何十人分ものESをチェックしている採用担当者からすると画質が悪いだけで真剣に読もうという気がなくなってしまう可能性があるため注意が必要です。
2023.11.17
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ガクチカ
このカテゴリのページを見るガクチカを履歴書やESに書く方法や面接でのガクチカのアピール方法についてお伝えしていきます。
【例文7選】就活生必見!「評価されるガクチカ」が書ける4STEP
「どんなガクチカを書けば良いのかわからない・・・」 「ガクチカって何から考えれば良いんだろう?」 このように、ガクチカ作成でお悩みの就活生は多いのではないでしょうか?中には、自分にアピールできるガクチカなんてないと不安に感じている就活生もいるかと思います。 そこで本記事ではどんな就活生でも評価されるガクチカが書ける4STEPをご紹介します。学業や部活、サークルやアルバイト、インターンシップなどを題材にした例文も掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ ガクチカでは「自社へ貢献できる能力があること」「その能力を引き出せるモチベーションの源泉を把握していること」をチェックされている ガクチカでは「再現性の有無」「業務で活かせる学びの有無」などを見られている 「高校以前のエピソード」「実績が伴わないエピソード」は避けるのが無難 就活の選考でガクチカを聞かれる理由 ガクチカを作成するにあたってはなぜ企業は就活の選考でガクチカを聞くのかの意図を把握しておくとより効果的なアプローチが期待できますので、ここで簡単に見ておきましょう。 何に挑戦し、どのような成果を出してきたのかを知るため 企業はガクチカを聞くことでその就活生が学生時代にどのようなことに挑戦し、どういった成果を出してきたのかを知ろうとしています。 一般的な学生にはまず経験できないような取り組みや素晴らしい成果を残している場合には、それ自体が評価の対象となりますが、それだけで周りの就活生と大きな差をつけられるわけではありません。 成果の規模にかかわらず、その経験からどういったことを学び、その学びをいかに次へ活かせるかが重要な指標となります。ガクチカでは「その経験から得た学びが志望企業の業務で活かせるものである」ということを示すのが大切です。 またガクチカでは「その経験に対してどのように取り組み、どういった課題や目標に対して行動し、どのように改善したのか」という点についてもチェックされています。 ここで主体性があるか、物事を自責で捉えてより高みを目指そうとする姿勢があるかなどを見ることで、その就活生の今後の伸びしろやポテンシャルをチェックしているのです。 自社が求める人物像とマッチするかを確認するため 企業はガクチカを通してその就活生の思考力やモチベーションの源泉が、自社が求める人物像とマッチしているかを知りたいとも考えています。 思考力については物事に対してどの程度考えを巡らせ、それをどのようにアクションに落とし込むことができるのかを見ることで、社会人としてモノを売ったり課題解決のためのアイデア出しをどの程度行えるかをチェックしようとしています。 またモチベーションの源泉については、何にやる気を感じてモチベーションが高まる人材なのかを見ることで、自社での業務でも同様な効果を期待できるかを確認しています。 なお、企業は自社にマッチする人材かどうかを見るために、思考力やモチベーションの源泉についてのエピソードの端々に現れる就活生の人柄も同時にチェックしています。 就活におけるガクチカの評価基準とは? 実際にガクチカを書く際には「どういった点を評価されるのか」を意識しながら書くだけでよりアピールに繋がりやすくなります。そこでここではガクチカの評価基準についてもお伝えしたいと思います。 エピソードに再現性があるか ここでいう再現性は、"ガクチカに書いた経験をその企業に入社してからも活かせるか"を指しています。 学生時代にどんなに素晴らしい経験をしていても、どんなに大きな成果を上げていても、そこからの学びや培った能力を業務で活かせなければ企業にとってはメリットを感じられません。 そのためガクチカでは成果よりもプロセスを重要視し、企業に合った強みをアピールすることが重要なのです。 企業で活かせる学びを得ているか こちらも当然といえば当然ですが、どんなに素敵な強みを持っていても、どんなに良い学びを得ていても、その企業で活かせるものでなければ強みアピールには繋がりません。 ガクチカにおいては「その経験から得られた学びが、志望企業の仕事内容で活かせるものであること」を示す必要があるのです。 「どのように取り組んだのか」「どのような課題や目標があったのか」「それに対してどう改善したのか」を重点的にチェックされていますので、この点には必ず触れるようにしましょう。 ガクチカではどういったことに対しても自責で捉え、自らのアクションによって改善していこうとする姿勢を見せることでスタンス面での評価を受けやすくなり、今後伸びしろに期待してもらえる効果も見込めます。 「思考力」「モチベーションの源泉」「人柄」を示せているか ガクチカでは特に「思考力」「モチベーションの源泉」「人柄」の3点をアピールするのが重要です。 思考力についてはロジカルシンキングが備わっていることをアピールすることで、商材を売ったりアイデアを出したりといった業務全般に必要な能力がどの程度あるかを企業に把握してもらう効果が期待できます。 モチベーションの源泉については、自分がその取り組みの中で何に対して意欲ややりがいを感じたのかが伝わるように書くことで、自分の適性がどういった業務にあるのかを企業に把握してもらいやすくなります。 そして企業は自社が求める人物像により近い人材を採用したいと考えているため、その人の性格や価値観が企業の社風やビジネスモデルに沿っているかを把握しやすいよう、ガクチカにおいては人柄についても触れておくのが望ましいです。 「評価されるガクチカ」が書ける4STEP さて、ガクチカの評価基準について把握できたところで、ここからは実際にガクチカを書くための4STEPを見ていきましょう。ぜひ下記の内容に沿ってガクチカを作成してみてください。 学生時代の取り組みを振り返る まずは学生時代の取り組みについて振り返ってみましょう。学生時代に取り組んだことをまずは複数洗い出し、そこから応募企業に併せてエピソードを絞り込むのがセオリーです。 下記の活動を念頭に振り返ってみると思い出しやすいかと思いますので、それぞれの項目について振り返ってみましょう。 ■学業 メリット:成績など客観的に図れる指標でアピールすることができる 注意点:個人単位での努力になるため、チームワークを重んじる企業の場合にはグループワークやグループディスカッションがあった授業について触れるなどが効果的 ■部活動 メリット:心身のタフさをアピールしやすい 注意点:大会や練習などエピソードが他の就活生と被りやすいため、自分ならではの強みを発揮したエピソードを探すのがベター ■サークル活動 メリット:興味がある分野について明確に伝えやすい 注意点:好きなことだから頑張れたのではないかと捉えられやすいため、ぶつかった課題と、それをどう乗り越えたかを明記する ■アルバイト メリット:業務経験について伝えられるため入社後の働く姿をイメージしてもらいやすい 注意点:当たり前のエピソードを伝えてもアピールにならないため、主体性があることをアピールできるエピソードを用意するのがベター。また顧客情報やマニュアルの内容、原価などの守秘義務のある情報は伝えないよう留意が必要 ■ゼミ活動 メリット:専門知識が必要なレベルの内容に取り組めることをアピールしやすい 注意点:専門用語が出てくると採用担当者が理解できない可能性があるため、わかりやすい言葉に置き換えたり詳しく説明するのが大切 ■長期インターン メリット:社員と近い業務内容について話せるため入社後の働く姿をイメージしてもらいやすい 注意点:エピソードに出てくるインターン先以外の企業の選考を受ける場合、なぜその企業に入社しないのかを疑問に思われる可能性があるため、インターン先と比較した応募先企業の魅力をアピールするのがベター ■留学 メリット:言葉や文化の違いなどの高い壁にぶつかりやすく、困難を乗り越えた経験をアピールしやすい 注意点:語学力を培ったことのみのアピールでは差別化を図りにくいため、「自分ならではの感じたことや学んだこと」「人一倍努力したこと」などを重点的にアピールするのがベター ■習い事 メリット:興味のある分野を伝えることができ、人柄のアピールがしやすい 注意点:人と協力した経験を伝えにくく業務に直結する内容をアピールしにくいため、長く続けられたものやたくさん努力した習い事がある場合には、継続力やストイックさを示せるようエピソードをまとめるのが有効 印象的なエピソードを洗い出す ここまでで学生時代の取り組みをざっくり洗い出すことができたら、次は中でも印象的なエピソードを洗い出してみましょう。 人柄を盛り込みやすいエピソードとしては下記のようなものが該当するため、ぜひこちらを参考にしつつ洗い出しを行ってみてください。 ・具体的な実績が伴った取り組み ・大きな苦労が伴った取り組み ・最も時間を使った取り組み ・役割を任された取り組み ・強い思い入れのあった取り組み ・他の就活生にはないような珍しい取り組み 企業に合ったエピソードを選ぶ 印象的なエピソードを絞り込むことができたら、次は志望企業の特徴に合ったエピソード、あるいは自分がその企業が求める人物像に近いことをアピールしやすいエピソードを絞り込んでみましょう。 企業の方向性に沿ったエピソードを洗い出すことができれば、学生時代の取り組みの中で培った学びやスキルを入社後も活かして働いてくれるだろうという、再現性の高さを示すことが可能です。 たとえば社風や仕事内容、企業理念や経営理念をもとにエピソードを絞り込むと良いでしょう。ぜひ下記のヒントをもとに考えてみましょう。 【社風でエピソードを絞り込む場合の例】 ■実力主義の企業 └仕事量の多さや働くうえでの目標や軸が明確な人が多い →学業や長期インターンでの経験など、"明確な数値で実績を示せる経験"の親和性が高い ■風通しが良い企業 └社員数が少なく経営層との距離が近い →上下間の距離が近いアルバイトやサークル活動でのエピソードの親和性が高い ■若手が活躍しやすい企業 └若手社員の裁量権が大きくチャレンジングな人材を求める傾向がある →留学経験や起業経験などの親和性が高い 【業務内容に合うエピソードを絞り込む場合の例】 ■営業系 └組織の売上に貢献するための商材の販売や契約がメイン →コミュニケーション能力、ロジカルシンキング、継続力、提案力、主体性などをアピールできるエピソードの親和性が高い ■事務・管理系 └労働環境の整備や組織運営を円滑に進めるための事務作業がメイン →協調性や柔軟性、主体性、継続力のほか、陰で支えられる強みをアピールできるエピソードの親和性が高い ■企画系 └細部まで情報を集めて分析、課題を明確にしてアクションを起こすことが求められる →情報収集能力、分析力、継続力、主体性、行動力、アイデア力を発揮したエピソードの親和性が高い ■技術・研究系 └アイデアの具現化や品質の担保のための管理がメイン →ロジカルシンキング、計画力などを発揮したエピソードの親和性が高い ■販売・サービス系 └商材の販売や提供がメイン →傾聴力、忍耐力、柔軟性のほか、相手の立場になって考えられる能力を発揮できたエピソードの親和性が高い ■クリエイティブ系 └様々な媒体においてアイデアを出し、形にして世に出すことがメイン →アイデア力、計画力、継続力、情報収集能力、知的好奇心などを発揮したエピソードの親和性が高い フレームワークに当てはめてガクチカを作成する 取り上げるエピソードを一つ選ぶことができたら、最後にそのエピソードを下記のフレームワークに当てはめながら文章を組んでいきましょう。 ちなみに、ガクチカの書き方がよくわからないという就活生は家族や先輩などの周りの社会人に手伝ってもらったり、就活エージェントにサポートをお願いするのも一つです。 就活で使える!項目別ガクチカ回答例7選 では、実際にはどのようにガクチカを書いていけば良いのでしょうか?ここからはガクチカの例文を項目別にご紹介いたしますのでぜひ参考にしてください。 学業にまつわるガクチカ 私は高校時代、良い成績を維持し続けるために学業に励みました。中学時代、第一志望の公立高校への受験に失敗し私立高校に通うことになりました。 両親は励ましてくれましたが、塾や教材の費用を惜しみなくかけてくれた両親に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。そこで私は指定校推薦枠を獲得して着実に大学受験を成功させたいと考えました。 授業に集中できるよう3年間教卓の目の前の席を確保し続け、昼休みにその日の宿題を全て終わらせ、放課後はその日の復習ノートを必ずつけることを徹底しました。 体力面やメンタル面において辛いこともありましたが、両親に喜んで欲しいという想いや同級生に負けたくないという気持ちから踏ん張ることができました。 結果、私は学年TOP10%の順位を維持することができ、無事第一志望校に合格できました。この経験から私は、何事も自責で捉え自らアクションを起こすことで成果に繋がることを学びました。 入社後はどのような課題においても自ら行動を起こせる要因が見つかるまで分析し、成果が出るまで尽力し続けたいと思います。 ゼミにまつわるガクチカ 私が学生生活の中で最も力を入れたのはゼミ活動です。私が所属していたゼミの教授は意見交換を重要視していたため、討論を主体にしたゼミ活動が進んでいました。 しかし、日々同じような議論を繰り返していることが課題として話に上がり、その原因は毎度議論の内容を記録していないことにあることがわかりました。 そこで私は自ら記録係を務め、結果として過去の討論内容を振り返られるようになったことに加え、議論の内容をその場で客観的にまとめられるようにもなりました。 記録係を設けるアイディアは教授と他のゼミ生にも高く評価してもらえ、現在は交代制で記録係を担当しています。私はこの経験から、些細なことでも自発的に行動を起こし、周囲を巻き込むことで状況を改善できることを学びました。 入社後も些細な課題を人任せにせず、自分がその時できるベストな行動を考え、率先して働きかけていきたいと思います。 部活動にまつわるガクチカ 私はテニス部の活動に力を入れておりました。 私が入部した当初は顧問がテニス経験者でないこともあってかなり弱いチームでしたが、入部から一年後には県大会で準々決勝まで勝ち進めるまでに成長することができました。 そのテニス部は一つ上の代の先輩が少なく廃部寸前の状態だったこともあり、私は元々テニス経験者ということで一年生で部長に選出されたのですが、コーチもいない中で何から着手すべきかわからない状態でした。 そこで私は昔通っていたテニススクールの先生に連絡を取ってアドバイスを仰いだうえでテニス教則本を購入して情報収集をし、練習メニューを組んで顧問に提案しました。 さらに県大会で3位以内に入るということを目標として掲げ、新たな練習を開始しました。結果メンバーの目的意識とモチベーションが高まり、3位入賞は叶いませんでしたが、一年後には県大会で準々決勝まで勝ち進むことができました。 この経験から、どんな逆境に立たされていても工夫と継続によって成果はついてくるということを学びました。入社後は課題に対する方法を模索し続け、組織の売上やモチベーションの向上に貢献したいと思います。 サークル活動にまつわるガクチカ 私は合唱サークルの活動に力を入れました。サークルでは副リーダーとして、リーダーやメンバーをサポートすることで組織を動かす能力を培えたと感じております。 私が所属していたサークルは当時、合唱コンクールに出場できる機会が年に一度しかなく、コンクールの日程が近づいてくるまでは活動がルーズになってしまう傾向がありました。 一部のメンバーからも不満が出ており、なんとかして合唱コンクール以外にも発表の場を増やせないかという話になりました。 そこで私はリーダーやメンバー、サークル外の友人のつてをたどるなどして、商業施設や学校などに複数問い合わせ交渉する役を買って出ました。 周りのメンバーも関係各所に連絡するのを手伝ってくれたこともあり、結果、発表の場を年4回まで増やすことができ、一年を通してメンバーが熱心に練習に励めるようになり、コンクールでの評価も高まりました。 この経験から私は、周りの人の力を借りながら協力してアクションを起こすことで成功に導けることを学びました。 入社後も周りの人と協力することの大切さを念頭に置き、協調しながら自分がその時できるベストな行動を起こしていきたいと思います。 アルバイトにまつわるガクチカ 私は学生時代、アルバイト先のカフェの集客に力を注ぎました。当時、そのカフェが集客で伸び悩んでいたのですが、その原因として20代のユーザーにアプローチできていないことが挙げられました。 そのお店はアルバイトでお世話になる前から通っていた思い入れの強いお店だったということもあり、何か自分にできることはないかと考え、周りの友人十数名にヒアリングを実施し、どのようにしてカフェを探しているかを探りました。 すると、全体の8割がインスタグラムやTikTokなどのSNSでお店を探していることがわかり、私はお店にSNSマーケティングの実施を提案しました。 結果、SNS運用を始めて4ヶ月経つ頃には新規顧客を前年比で25%増加させることができました。 私はこの経験から、困難にぶつかった時には自分たちでアクションを起こせる要因が明確になるまでリサーチを続け、着実に行動を起こしていくことの大切さを学びました。 入社後の業務にもこの学びを活かし、自らの行動によって改善に持っていけるよう尽力したいと思います。 長期インターンシップにまつわるガクチカ 私はインターンシップでの業務において、求められた以上の価値を提供できるよう力を入れて参りました。 昨年Webマーケティングを行うインターンシップに参加した際、「本当はこれだけの記事数を執筆してもらいたいところだけど負担が大きいからその3分の2の量で良い」と指示されたのですが、私は本来必要とされている量をこなさなければ真の価値提供に繋がらないと考え、指示された1.5倍の記事数を執筆できるようスケジュールを立てました。 質を落とさずに量をこなせるよう基本的な効率UP施策を実施しつつ、フィードバック内容の記録管理シートを作成してそれを定期的に振り返り、同じフィードバックを二度受けないよう工夫しました。 結果、期限ギリギリにはなってしまいましたが本来必要とされていただけの記事数を納めることができました。社員の方からは、私の行動が自然と周りのインターン生の士気を高めることにも繋がったとお褒めの言葉をいただくこともできました。 御社に入社できた際には、求められた以上の価値を発揮して部署全体の生産性を高められるよう努めて参ります。 留学にまつわるガクチカ 私は半年間のカナダ留学において、現地学生と共同での日本とカナダの文化にまつわるプレゼンに力を入れました。 準備を進めていく中で、皆無意識に同じ母国同士の学生で集まってしまう傾向があることに気づき、私は一緒に準備を行う学生を明確なグループに分けて、互いの国の文化について理解を深めやすい環境を作ろうと提案しました。 結果、互いの国の文化の深層部分に焦点を当てたプレゼンを行うことができました。この経験から私は、周りの人と協力し複数の観点をもとにした取り組みを行うことで、より大きな成果に繋げられることを学びました。 入社後はこの経験を活かし、周りの人と協力しながらより高い成果や目標に向かって貢献していきたいと思います。 就活でガクチカを作成する際の注意点 ちなみに、就活のガクチカを作成する際には注意していただきたい点がありますので、最後に軽くチェックしておきましょう。 高校以前のエピソードは避ける よっぽど強いエピソードでない限り、ガクチカにおいては高校以前のエピソードは避けるのが無難です。というのも「大学時代は取り立てて何もしていないのだろうか」と捉えられかねないためです。 高校以前のエピソードを伝えたい場合には、大学時代のエピソードについて話したうえで、追加で求められた際に話すのがベターといえます。 ただし、中学時代以前のエピソードは古すぎてしまうため、自分から率先して話さないようにしましょう。 趣味などの実績を伴わないエピソードは避ける 趣味に励んだ話など、明確な実績を伴わないエピソードも避けるのが無難です。趣味はあくまで娯楽であって社会人としての業務に活かせるものではないと考える採用担当者も少なくありません。 「全国大会への出場」「集客の前年比20%UP」といった明確な実績や数値で示せる成果が伴っているエピソードを用いるのが、ガクチカで評価を受けるコツです。 誇張し過ぎた表現は避ける 自分のガクチカに自信がないからと内容を誇張したり嘘に近い内容を盛り込んでしまう就活生もいますが、これも避けるようにしましょう。 採用担当者は就活生の話し方や表情から誇張していることや嘘をついていることを簡単に見抜きます。たとえうまく話せたとしても、さらに深く質問されるとボロが出てしまうリスクがあり、得策とはいえません。 ガクチカは周りの就活生と比較して目立つものである必要はありません。自分が心から頑張ったと思えることなのであれば、自分のガクチカに自信を持ち胸を張って伝えるようにしましょう。
2023.11.29
ガクチカとは?どんな就活生でも「刺さるガクチカ」が書けるフレームワーク6STEP【例文あり】
就活において頻繁に耳にする「ガクチカ」。これは「学生時代に力を入れたこと」を指し、就活ではES(エントリーシート)や面接における頻出質問として特に力を入れて対策しておくべきといわれています。 そこで本記事では企業が就活の選考でガクチカを聞く理由やガクチカと自己PRの違いについてお伝えしたうえで、ガクチカの書き方をご紹介いたします。例文も掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ ガクチカとは「学生時代頑張ったこと・力を入れたこと」の略称 ガクチカでは「自社へ貢献できる能力があること」「その能力を引き出せるモチベーションの源泉を把握していること」をチェックされている ガクチカでは「再現性の有無」「業務で活かせる学びの有無」などを見られている ガクチカを思いつかない時には「困難を乗り越えた経験」などから逆算するのがコツ ガクチカとは? ガクチカとは「学生時代頑張ったこと・力を入れたこと」の略称です。 就活の選考においては「学生時代に打ち込んだことは?」「学生時代に成し遂げたことは?」など、あらゆる言い回しで必ずと言っても良いほど質問される項目になります。 ガクチカと自己PRの違い 「ガクチカと自己PRって同じではないの?」と感じる就活生もいるかと思いますが、たしかにガクチカも自己PRも「その就活生が自社の求める人物像に近いか」を知るための指標である点においては同じです。 ここでいう「自社の求める人物像」とは「自社の利益に貢献できる人材」と捉えるとわかりやすいかと思いますが、自社の利益に貢献できる人材とは主に下記の2点を網羅している人材を指します。 (1)自社に貢献できる能力があること (2)その能力を100%引き出すモチベーションの源泉を理解していること 企業は自己PRで上記(1)の「企業に貢献できる能力を備えているか」についてチェックしていますが、ガクチカではそれに加えて上記(2)の「その能力をMAXまで引き出すモチベーションの源泉がどこにあるか」についてもチェックしているのです。 ガクチカと自己PRで同じエピソードを用いるとしても、ガクチカでは「なぜその活動に取り組んだのか」「具体的にどのように取り組んだのか」までを書く必要があります。 そこで本記事ではより説得力のあるガクチカを書けるよう、ガクチカのフレームワークをご紹介いたします。 本記事でご紹介するフレームワークをもとにご自身ならではのエピソードを盛り込むことで、他の就活生には書けないガクチカを作ることができるでしょう。 就活の選考でガクチカを聞かれる理由 ガクチカを作成するにあたってはなぜ企業は就活の選考でガクチカを聞くのかの意図を把握しておくとより効果的なアプローチが期待できますので、ここで簡単に見ておきましょう。 何に挑戦し、どのような成果を出してきたのかを知るため 企業はガクチカを聞くことでその就活生が学生時代にどのようなことに挑戦し、どういった成果を出してきたのかを知ろうとしています。 一般的な学生にはまず経験できないような取り組みや素晴らしい成果を残している場合には、それ自体が評価の対象となりますが、それだけで周りの就活生と大きな差をつけられるわけではありません。 成果の規模にかかわらず、その経験からどういったことを学び、その学びをいかに次へ活かせるかが重要な指標となります。 ガクチカでは「その経験から得た学びが志望企業の業務で活かせるものである」ということを示すのが大切です。 またガクチカでは「その経験に対してどのように取り組み、どういった課題や目標に対して行動し、どのように改善したのか」という点についてもチェックされています。 ここで主体性があるか、物事を自責で捉えてより高みを目指そうとする姿勢があるかなどを見ることで、その就活生の今後の伸びしろやポテンシャルをチェックしているのです。 自社が求める人物像とマッチするかを確認するため 企業はガクチカを通してその就活生の思考力やモチベーションの源泉が、自社が求める人物像とマッチしているかを知りたいとも考えています。 思考力については物事に対してどの程度考えを巡らせ、それをどのようにアクションに落とし込むことができるのかを見ることで、社会人としてモノを売ったり課題解決のためのアイデア出しをどの程度行えるかをチェックしようとしています。 またモチベーションの源泉については、何にやる気を感じてモチベーションが高まる人材なのかを見ることで、自社での業務でも同様な効果を期待できるかを確認しています。 なお、企業は自社にマッチする人材かどうかを見るために、思考力やモチベーションの源泉についてのエピソードの端々に現れる就活生の人柄も同時にチェックしています。 就活におけるガクチカの評価基準とは? 実際にガクチカを書く際には「どういった点を評価されるのか」を意識しながら書くだけでよりアピールに繋がりやすくなります。そこでここではガクチカの評価基準についてもお伝えしたいと思います。 エピソードに再現性があるか ここでいう再現性は、"ガクチカに書いた経験をその企業に入社してからも活かせるか"を指しています。 学生時代にどんなに素晴らしい経験をしていても、どんなに大きな成果を上げていても、そこからの学びや培った能力を業務で活かせなければ企業にとってはメリットを感じられません。 そのためガクチカでは成果よりもプロセスを重要視し、企業に合った強みをアピールすることが重要なのです。 企業で活かせる学びを得ているか こちらも当然といえば当然ですが、どんなに素敵な強みを持っていても、どんなに良い学びを得ていても、その企業で活かせるものでなければ強みアピールには繋がりません。 ガクチカにおいては「その経験から得られた学びが、志望企業の仕事内容で活かせるものであること」を示す必要があるのです。 「どのように取り組んだのか」「どのような課題や目標があったのか」「それに対してどう改善したのか」を重点的にチェックされていますので、この点には必ず触れるようにしましょう。 ガクチカではどういったことに対しても自責で捉え、自らのアクションによって改善していこうとする姿勢を見せることでスタンス面での評価を受けやすくなり、今後伸びしろに期待してもらえる効果も見込めます。 「思考力」「モチベーションの源泉」「人柄」を示せているか ガクチカでは特に「思考力」「モチベーションの源泉」「人柄」の3点をアピールするのが重要です。 思考力についてはロジカルシンキングが備わっていることをアピールすることで、商材を売ったりアイデアを出したりといった業務全般に必要な能力がどの程度あるかを企業に把握してもらう効果が期待できます。 モチベーションの源泉については、自分がその取り組みの中で何に対して意欲ややりがいを感じたのかが伝わるように書くことで、自分の適性がどういった業務にあるのかを企業に把握してもらいやすくなります。 そして企業は自社が求める人物像により近い人材を採用したいと考えているため、その人の性格や価値観が企業の社風やビジネスモデルに沿っているかを把握しやすいよう、ガクチカにおいては人柄についても触れておくのが望ましいです。 どんな就活生でも「刺さるガクチカ」が書けるフレームワーク6STEP ガクチカの評価基準を把握できたところで、ここからはガクチカの書き方について見ていきましょう。 ガクチカは基本的に下記のフレームワークに沿って書くと、企業側に理解してもらいやすくアピールに繋がる文章になると言われています。 ちなみに、ガクチカの書き方がよくわからないという就活生は家族や先輩などの周りの社会人に手伝ってもらったり、就活エージェントにサポートをお願いするのも一つです。 就活で使える!項目別ガクチカ回答例7選 では、実際にはどのようにガクチカを書いていけば良いのでしょうか?ここからはガクチカの例文を項目別にご紹介いたしますのでぜひ参考にしてください。 学業にまつわるガクチカ 私は高校時代、良い成績を維持し続けるために学業に励みました。中学時代、第一志望の公立高校への受験に失敗し私立高校に通うことになりました。 両親は励ましてくれましたが、塾や教材の費用を惜しみなくかけてくれた両親に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。そこで私は指定校推薦枠を獲得して着実に大学受験を成功させたいと考えました。 授業に集中できるよう3年間教卓の目の前の席を確保し続け、昼休みにその日の宿題を全て終わらせ、放課後はその日の復習ノートを必ずつけることを徹底しました。 体力面やメンタル面において辛いこともありましたが、両親に喜んで欲しいという想いや同級生に負けたくないという気持ちから踏ん張ることができました。 結果、私は学年TOP10%の順位を維持することができ、無事第一志望校に合格できました。この経験から私は、何事も自責で捉え自らアクションを起こすことで成果に繋がることを学びました。 入社後はどのような課題においても自ら行動を起こせる要因が見つかるまで分析し、成果が出るまで尽力し続けたいと思います。 ゼミにまつわるガクチカ 私が学生生活の中で最も力を入れたのはゼミ活動です。私が所属していたゼミの教授は意見交換を重要視していたため、討論を主体にしたゼミ活動が進んでいました。 しかし、日々同じような議論を繰り返していることが課題として話に上がり、その原因は毎度議論の内容を記録していないことにあることがわかりました。 そこで私は自ら記録係を務め、結果として過去の討論内容を振り返られるようになったことに加え、議論の内容をその場で客観的にまとめられるようにもなりました。 記録係を設けるアイディアは教授と他のゼミ生にも高く評価してもらえ、現在は交代制で記録係を担当しています。 私はこの経験から、些細なことでも自発的に行動を起こし、周囲を巻き込むことで状況を改善できることを学びました。 入社後も些細な課題を人任せにせず、自分がその時できるベストな行動を考え、率先して働きかけていきたいと思います。 サークル活動にまつわるガクチカ 私は合唱サークルの活動に力を入れました。サークルでは副リーダーとして、リーダーやメンバーをサポートすることで組織を動かす能力を培えたと感じております。 私が所属していたサークルは当時、合唱コンクールに出場できる機会が年に一度しかなく、コンクールの日程が近づいてくるまでは活動がルーズになってしまう傾向がありました。 一部のメンバーからも不満が出ており、なんとかして合唱コンクール以外にも発表の場を増やせないかという話になりました。 そこで私はリーダーやメンバー、サークル外の友人のつてをたどるなどして、商業施設や学校などに複数問い合わせ交渉する役を買って出ました。 周りのメンバーも関係各所に連絡するのを手伝ってくれたこともあり、結果、発表の場を年4回まで増やすことができ、一年を通してメンバーが熱心に練習に励めるようになってコンクールでの評価も高まったことが嬉しかったです。 この経験から私は、周りの人の力を借りながら協力してアクションを起こすことで成功に導けることを学びました。 入社後も周りの人と協力することの大切さを念頭に置き、協調しながら自分がその時できるベストな行動を起こしていきたいと思います。 アルバイトにまつわるガクチカ 私は学生時代、アルバイト先のカフェの集客に力を注ぎました。当時、そのカフェが集客で伸び悩んでいたのですが、その原因として20代のユーザーにアプローチできていないことが挙げられました。 そのお店はアルバイトでお世話になる前から通っていた思い入れの強いお店だったということもあり、何か自分にできることはないかと考え、周りの友人十数名にヒアリングを実施し、どのようにしてカフェを探しているかを探りました。 すると、全体の8割がインスタグラムやTikTokなどのSNSでお店を探していることがわかり、私はお店にSNSマーケティングの実施を提案しました。 結果、SNS運用を始めて4ヶ月経つ頃には新規顧客を前年比で25%増加させることができました。 私はこの経験から、困難にぶつかった時には自分たちでアクションを起こせる要因が明確になるまでリサーチを続け、着実に行動を起こしていくことの大切さを学びました。 入社後の業務にもこの学びを活かし、自らの行動によって改善に持っていけるよう尽力したいと思います。 部活動にまつわるガクチカ 私はテニス部の活動に力を入れておりました。 私が入部した当初は顧問がテニス経験者でないこともあってかなり弱いチームでしたが、入部から一年後には県大会で準々決勝まで勝ち進めるまでに成長することができました。 そのテニス部は一つ上の代の先輩が少なく廃部寸前の状態だったこともあり、私は元々テニス経験者ということで一年生で部長に選出されたのですが、コーチもいない中で何から着手すべきかわからない状態でした。 そこで私は昔通っていたテニススクールの先生に連絡を取ってアドバイスを仰いだうえでテニス教則本を購入して情報収集をし、練習メニューを組んで顧問に提案しました。 さらに県大会で3位以内に入るということを目標として掲げ、新たな練習を開始しました。 結果メンバーの目的意識とモチベーションが高まり、3位入賞は叶いませんでしたが、一年後には県大会で準々決勝まで勝ち進むことができました。 この経験から、どんな逆境に立たされていても工夫と継続によって成果はついてくるということを学びました。 入社後は課題に対する方法を模索し続け、組織の売上やモチベーションの向上に貢献したいと思います。 留学にまつわるガクチカ 私は半年間のカナダ留学において、現地学生と共同での日本とカナダの文化にまつわるプレゼンに力を入れました。 準備を進めていく中で、皆無意識に同じ母国同士の学生で集まってしまう傾向があることに気づき、一緒に準備を行う学生を明確なグループに分けて、互いの国の文化について理解を深めやすい環境を作ろうと提案しました。 結果、互いの国の文化の深層部分に焦点を当てたプレゼンを行うことができました。 この経験から、周りの人と協力し複数の観点をもとにした取り組みを行うことで、より大きな成果に繋げられることを学びました。 入社後はこの経験を活かし、周りの人と協力しながらより高い成果や目標に向かって貢献していきたいと思います。 長期インターンシップにまつわるガクチカ 私はインターンシップでの業務において、求められた以上の価値を提供できるよう力を入れて参りました。 昨年Webマーケティングを行うインターンシップに参加した際、「本当はこれだけの記事数を執筆してもらいたいところだけど負担が大きいからその3分の2の量で良い」と指示されたのですが、私は本来必要とされている量をこなさなければ真の価値提供に繋がらないと考え、指示された1.5倍の記事数を執筆できるようスケジュールを立てました。 質を落とさずに量をこなせるよう基本的な効率UP施策を実施しつつ、フィードバック内容の記録管理シートを作成してそれを定期的に振り返り、同じフィードバックを二度受けないよう工夫しました。 結果、期限ギリギリにはなってしまいましたが本来必要とされていただけの記事数を納めることができました。 社員の方からは、私の行動が自然と周りのインターン生の士気を高めることにも繋がったとお褒めの言葉をいただくこともできました。 御社に入社できた際には、求められた以上の価値を発揮して部署全体の生産性を高められるよう努めて参ります。 ガクチカが思いつかない就活生に有効な対処法 ちなみに、中にはガクチカがなかなか思いつかないとお悩みの就活生もいることと思います。そこでここではガクチカが思いつかない時に有効な対処法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 困難を乗り越えた経験を思い出す 自分が頑張った経験や努力を重ねた経験としては思い出せなくても、困難を乗り越えた経験はなかったかと思いを巡らせてみると、いくつか思い当たるものがあるのではないでしょうか? たとえば勉強や実習が上手くいかなかった経験や、アルバイト中での失敗、部活動やサークル活動でなかなか結果が出なかった経験などです。 うまくいかなかった経験があれば、何かしらのアクションを起こしてそれを乗り越えてきたはずです。 たとえば初めてのアルバイトで接客がうまくできずお客様に怒られてしまったという経験があれば、お客様からの評判が良い従業員の話し方や表情の作り方、気の配り方などを徹底的に真似してコミュニケーションを円滑に取れるようになった、などのエピソードを思い出せる可能性があります。 自分の強みを発揮できた経験を思い出す すでに自己分析を終えている就活生が多いかと思いますが、その際に洗い出した長所について考えてみましょう。 なぜ自分はそれを長所だと考えたのかを考えると、その長所が活かされたエピソードを思い出すことができるはずです。 褒められた経験を思い出す 自分では当たり前に感じていたことでも、周りの人からすれば十分に強みである場合があります。 そのため、人から褒められた経験を思い出し、そこから自分がどういった行動を取り結果に繋げることができたのかを考えてみましょう。
2023.11.13
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就活ができない原因は甘えではない!今からでも間に合う就職への対処法
就活ができないと悩んでいる就活生は意外と多く、就活自体に取り掛かれない、 内定が出ずに就活が怖くなってしまった、学業との両立ができず就活ができないなど、その理由は様々です。 本記事では、就活ができないと悩んでいる就活生に向けて、 就活ができない理由やそれを解決するための方法について解説していきます。 就活ができなかった場合の選択肢についてもお伝えしていますので、 将来を考える参考にしてみてください。 この記事のまとめ 就活ができない理由には「思考的」「精神的」「物理的」問題がある 思考的問題を解決するためには「360度評価を実施する」「業界の探し方を変える」 「就活エージェントを利用する」という方法がある 精神的問題を解決するためには「就活をやめてリフレッシュする」「落ちた理由を明確にする」「第一印象の好感度を上げる」「企業に選んでもらう」という方法がある 物理的問題を解決するためには「夏・秋採用を活用する」「時間のメリハリをつける」「オンライン面接を活用する」「就活のプロに頼る」という方法がある 就活ができなかった場合の進路は「就活浪人」「非正規社員」「アルバイト・フリーター」「起業・独立」である 就活ができない理由 就活が出来ないと感じている就活生は意外と多いです。しかし、そもそもなぜ就活ができないと感じてしまうのでしょうか。まずはその理由について確認していきましょう。 それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。 思考的問題 まだ就活をスタートしておらず、周囲からは甘えているのではないかといわれているようなタイプの人がこれに当たります。ただし、それは甘えではなくいくつか理由があるのです。 ■やりたい仕事が見つからない 就活を始めるためには、自分の興味のある業界にエントリーする必要があります。しかし、これから働く会社となると、本当にこの業界で働きたいのか分からないと感じ、自分がやりたいこともないのに就活をする必要があるのか、面接で嘘をついてまで就職するべきなのかと二の足を踏んでしまうのです。「やりたい」「わくわくする」を見つけられていないため就活ができないと感じてしまいます。 ■ESが書けない 就活をする際にはESを書く必要があります。ESでは必ず自己PRを書かなければなりません。自分の強みが分からない、ガクチカがない、という点でつまづき、就活ができないケースもあります。 精神的問題 社会人になることに対して恐怖心を持っていたり、就活を始めたもののその中で自信を喪失したり、就活自体に疑問を感じたりしたことによって就活ができないと感じてしまうケースもあります。 ■働く意欲が沸かない そもそも社会人としてまだ働く意欲が沸かないというケースもあります。アルバイト先で失敗が多く社会に出ることに対する不安がある場合や、自己肯定感が低くどうせ自分なんて社会で活躍できるわけない・・・と考えてしまう場合にも就活ができないと思ってしまうのです。 ■就活うつになってしまった 就活を始めた当初はやる気に満ち溢れており、真面目に就職活動を続けていたにもかかわらず未だにNNT(無い内定)の場合に就活うつに陥ることがあります。就活を進めていく中で周囲の就活生と自分を比べてしまったり、友人が内定をもらったりするとより一層自分に対してプレッシャーを感じてしまい、「自分に魅力がないから・・・」「自分なんて社会に必要とされてない・・・」と思い込み、就活が怖くなり、就活ができなくなってしまうのです。 就活うつは、比較的真面目で自分の思いを内に秘めやすいタイプの人に多いという傾向があります。 ■就活というシステムに納得できていない 就活を始めると髪を黒に染めリクルートスーツを着ていい子ぶって良いことをいい、まるで個性を発揮できない環境が日本の就活の当たり前であることに嫌気が差し、就活ができないと感じている人も少なからずいます。 物理的問題 物理的に就活に時間を割くことが困難で就活ができないという場合もあります。 ■学業や部活動との両立が困難で就活の時間が取れない 就職活動は大学3年の3月から本番を迎えるため、大学3年が終わるまでに単位を取り終えておきたいというのが本音です。しかしスケジュール通りに単位取得が出来なかった場合には、就活どころではなく学業をメインにしなければならないという就活生もいます。その他にも、卒論の研究テーマによっては就活と同時期から準備をしなけば間に合わないという人もいるでしょう。 また、部活動に力を入れている場合には学生最後の大会に向けて準備をする必要があるかもしれません。このように、学生の本業である学業や部活動をおろそかにすることはできず物理的に就活ができなくなってしまうのです。 ■病気やケガをしている 病気やケガを患ってしまい、就活ができないというケースもあります。入院している場合や大きなケガをしている場合には、面接会場に行くことすらままならないため、物理的に就職活動ができずに悩んでいるという就活生もいます。 就活をスムーズに進めるための方法 現状就活ができないと感じている場合であっても、就職はしたいと思っている就活生が大半ではないでしょうか。そこで、これからできる就活をスムーズに進める方法をご紹介していきます。就活生それぞれがつまずいている部分を払拭して実践に移していきましょう。 思考的問題を解決する方法 やりたいことが分からない、ESが書けない、働く意欲が沸かないという場合には、まずは下記の方法を実践してみましょう。 ■360度評価を実践してみる 就活の手始めとして自己分析をするかと思うのですが、自分1人で考えても自分には何一ついいところはない・・・と考えてしまうのではないでしょうか。そこで、自己分析ではなく他己分析をすることをおすすめします。 360度評価とは企業で行う人事評価の一つで、上司からの評価だけでなく、部下・同僚など複数人から評価をしてもらう仕組みのことです。目線を変えることで従業員の良い面を多面的に見つけて評価できるというメリットがあります。 同じ手法を用い、家族・友人・サークル仲間・アルバイト仲間・ゼミの先生など複数の人に「私の長所はなんですか」と聞いてみることで自分では分からなかった自分の魅力に気付くことができ、自分に自信を持つことができるかもしれません。 ■業界の探し方を変える 特にやりたいことが見つからないというケースには「やりたくないこと」から逆算して絞ってみるという方法もあります。やりたいことはないけどやりたくないことは明確にあるという場合にはこの方法は最適です。その他にも働くうえでの環境など「働きやすさ」という観点から絞ることもおすすめです。働きたいと思える環境を想像しながら選んでみてください。そうすることで自然と働く意欲が沸くケースもあります。 ■就活エージェントを活用する どうしても就活への一歩が踏み出せない場合には、プロの力を借りるという方法もあります。ESの書き方や自己分析の方法・業界研究の方法なども丁寧に教えてくれます。自分に合った業界を紹介してもらえるケースもあるため、一人で就活ができないと感じている場合にはぜひ活用してみてください。 精神的問題を解決する方法 精神的な問題で就活ができないと感じている場合の解決方法をご紹介します。 ■一度就活をやめてリフレッシュする 就活うつなど心身ともに疲弊してしまっている場合には、まずは就活から離れて自分らしさを取り戻せるようにすることが先決です。「そうはいってもその間にエントリーできる企業がなくなってしまったら・・・」など不安があるかもしれませんが、昨今は通年採用をしている企業もありますし、売り手市場も後押しし、入社式ギリギリまで採用を行っている中小・ベンチャー企業も少なくありません。不安定な精神状態では就職活動を続けても自信のなさ故に面接を通過することはできず、また落ち込むという負のスパイラルにはまってしまうため、一度就活をやめることをおすすめします。 ■落ちた理由を明確にする 就活をやめて心の元気を取り戻しもう一度就活に立ち向かうやる気を持てたなら、次にやるべきことは落ちた理由を明確にすることです。 何次選考で落ちたのか、面接で答えられなかった質問は何か、受け答え方は適切だったかなど見直すべきポイントを見つけそれに対する対策を打っていきます。 ■第一印象での好感度を上げる方法を考える 面接での第一印象は非常に重要なので、見た目でマイナスの印象を与えることのないように、改めて身なり・面接のマナー・姿勢・声のトーン・目線などが適切かという点を見直してみましょう。家族や友人など第三者視点でアドバイスをもらうと効果的です。 ■企業に選んでもらう 就活は「就活生→企業」という構図が一般的と考えているかもしれませんが、昨今は「企業→就活生」も珍しくありません。企業が就活生のレジュメを見て企業が求める人物像に合致している場合には、企業から就活生にオファーメールが届き、面接するというスタイルです。何枚もESを出し落ち続けているという場合には、そもそも就活生自身が考えている業界と自己の強みがマッチしていない可能性もあるため、この手法を活用することで、新たな出会いが期待できます。 ベンチャー企業や社風がフランクな企業が活用しているケースも多いため、日本の就活のスタイルになじめない就活生にもおすすめです。 物理的問題を解決する方法 学業との両立が難しい場合や病気やケガで就活ができない場合の解決方法をご紹介します。 ■夏・秋採用を活用する 就活は3月~6月ごろが全盛期でそれ以降に就活をしている企業は少ないと考えられていますが、この時期だけで採用予定人数を充足させることのできる企業は一握りです。4月の入社式に間に合うようにと新卒採用担当者は採用人数を充足させるために奮闘しています。その一つが夏・秋採用です。単位が取れない、病気やケガで今すぐに就活ができない場合には、今なんとかしようと考えるのではなく、夏採用からスタートするなど時期をずらして採用活動をすると腹をくくり、まずは学業もしくは体調の完治を優先させましょう。 ■時間のメリハリをつける そうはいってもどうしても大手企業の就活に臨みたいという場合には、時間のメリハリをつけて、1週間の中で月曜日だけは就活をするなど学業に支障をきたさない範囲で調整してみても良いでしょう。 ■オンライン面接を活用する 近年はオンライン面接も主流となっているため、面接会場に赴く時間を省くことができます。オンライン面接をうまく活用することで、両立を可能とすることができるかもしれません。 ■第三者の力を借りる 就活のピーク時に就活ができなかった場合には、第三者の力を頼り就活をすることが内定への近道です。大学のキャリアセンターなどで情報を収集することで今から選考できる企業や内定状況などを知ることができます。その他にも就活エージェントなどプロの力を借りることで、効率的に採用活動を行うことができるでしょう。 就活ができなかった場合どうなる? もし万が一就活できなかったらどうしようという不安を持っている就活生もいると思います。就活ができなかった場合の選択肢についてお伝えします。 就活浪人 まずは就活浪人です。就職先が決まらずに卒業してしまった人たちのことで、就職浪人ともいいます。卒業後も就活を続けようとした場合、企業によっては「新卒枠」ではなく「第二新卒枠」での採用になってしまったり、卒業後の就活面接では就活浪人というだけでネガティブに捉えられたりと不利になってしまうケースも少なくありません。 就活浪人となる場合にはどのようなデメリットがあるかを理解しておきましょう。 非正規社員 派遣社員や契約社員などの非正規社員として働くというケースもあります。少しずつ是正されている点もありますが、正社員に比べると待遇が悪かったり、雇用が安定しなかったりするケースもあります。将来的に家庭を持ちたいと考えている場合には、不安定な生活となってしまうかもしれません。 フリーター・アルバイト 就職先がみつからなかった場合には、フリーター・アルバイトとして働くこととなります。 正社員と比べると給与も低く、雇用も安定しておらず、将来的に一生フリーター・アルバイトとして生活していくことは厳しいでしょう。 起業・独立 企業で働くことが向いていないと判断した場合には、起業・独立という方法もあります。昨今はインターネットの普及によりビジネス展開がしやすい環境が整っています。ただし、スキルもやりたいビジネスもなく闇雲に起業しても顧客がつかず収益が得られないということも考えられます。事業計画を立てたうえで勝算があるのであれば検討してみても良いでしょう。
2023.12.11
息子が就職できない要因は?親ができる就活の援助方法をご紹介
卒業が目前になりつつあるにもかかわらず、 就職先が決まらない子供がいると親としてはとても不安ですよね。 「知人の子供は早々に内定を取得しているし、有効求人倍率は高いのになぜうちの子供は・・・」と心配ばかりが募ります。 本記事では、就職先が決まらない要因やこれから親ができるサポート方法をご紹介します。 まだ間に合う就活サポート機関の情報についても掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。 この記事のまとめ 就職先が決まらない要因としては、「就職したい理由が分からない」「就職を諦めている」「就職以外の道を考えている」などがある 就職ができない息子に対して、就職の進捗を逐一確認したり、兄弟や知人と比較したり、親世代の就活時の話をしたりすることはNG 親ができることは、「就活費用の援助する」「相談に乗る」「就活情報を提供する」ことである 就職先が決まらない要因は何か? そもそもなぜ就職先が決まっていないのでしょうか。まずはその原因を考えてみましょう。 就職したい理由が分からない(やりたい仕事がない) 就活をし続けているにもかかわらず、就職先が決まらないケースで多い理由の一つが「なぜ働かなければならないのか分からない」「特にやりたい仕事がない」というものです。 面接で企業は「自社に入社して活躍してくれる人材」の採用を目指しているのですが、このようなタイプの場合、志望動機を聞かれても取り繕った本心ではない回答をしてしまうため、言葉に熱意がこもらず、その熱意の無さが面接官にも伝わり、選考通過が難しいのです。 まずは、本人が「働く理由」や「自分がやりたいこと」を明確にすることから考え直せるように促してみましょう。 就職を諦めてしまっている 「就職できないと諦めてしまっている」というケースも内定が貰えていない就活生に当てはまる例の一つです。 前述の通り企業は「やる気のある人材・活躍してくれそうな人材」の採用を目指してますが、「諦めている」人からはそのようなやる気や活躍への期待感を得ることが難しいです。 自分への自信のなさが面接時に出てしまっている場合が多いので、まずは「自分への自信を取り戻すこと」が大切です。 過去の息子の出来事を振り返り、自分にしかない魅力に気付かせてあげ、前向いて就活に取り組めるようにサポートすることが必要です。 自分は社会不適合者だと感じている 就活ではコミュニケーション力を問われることが多く、思っていることをストレートに言葉で伝えることができなかったり、集団面接などでプレゼンテーションをおこなう際にも1人だけ浮いてしまっていると感じたりと「自分は社会の輪で働くことに向いていない」と思ってしまっていることが就職できない要因となっている場合も考えられます。 自分は社会に向いていないと感じているため、前述と同様に「自分は就職できない」と考えてしまっている状態ですので、まずは自分に対する自信を持たせてあげることが大切です。 しかし、親であれば息子が社会不適合者かどうかは今までの生活状況から結果が見えている部分もあるのではないでしょうか。 筆者の息子も先生からの助言のもと診断を受けたことがあります。これにより、理解できなかった息子の行動の根源を知ることができたと同時に、通常の生活の中では息子は「生きにくさ」を感じる点があることを知り、息子に取っての最良は何かを考えるきっかけとなりました。 将来的に困るのは息子だけではなくあなた自身もですので、一度医療機関に相談するなどし息子にとって最善の生きやすい生活状況へと導いてあげることも必要かもしれません。 就活以外の活動で忙しく就活に専念できていない 就活をしたいにもかかわらず就活に必要な時間を割けていない場合も考えられます。 具体的には、就活をしたいが、日々の生活資金を稼ぐためにアルバイトをしなければならない、卒業単位が足りておらず就活ができないなどが考えられます。 就職以外の道を模索している 親にはまだ話せていないが、実は就職以外にやりたいことがあり、できればその道で成功したいと考えているため就活をしていないという場合もあるでしょう。 子供は親とは別の人格ですので親の思っている通りの選択を望んでくれるばかりではありません。また子供としても親に心配はかけたくないが故になかなか話し出せずに膠着状態が続いている可能性もあります。 一度本音で話し合える環境をお互いに持とうとする気持ちが大切なのかも知れません。 就職先が決まらない息子に対しやってはいけなNG行動 ここまで就職が決まらない理由についてお伝えしてきましたが、ここでは、就職先が決まらない息子に対して親がやらないほうが良いNGな行動についてお伝えしていきますので、参考にしてみてください。 就活の進捗を逐一確認する 早く就職先を決めてほしいと思う焦りからどうしても就活の進捗が気になってしまいますよね。しかし、本人からすると、就活の進捗を聞かれることが苦痛になってしまっていることも充分に考えられます。 就活先が決まらずに焦っているのは就活生本人ですので、それに発破をかけるように就活状況を親にまで確認されると、「どうせ、落ちている」「不合格だったらまた親をがっかりさせる」など選考で落ちる以外の過度なストレスがたまり、就活を続けることができなくなってしまうケースも充分に考えられますので、就活の進捗を確認したい気持ちは分かりますが、ぐっとこらえて信じて待つようにしましょう。 兄弟や知人の子供と比較する 「お兄ちゃんやお姉ちゃんは6月には就職が決まったのになぜあなただけ就職先が決まっていないの?」「〇〇さんちの子供は〇〇社に内定が決まったんだって」など他人と比較したりしていませんか? 兄弟とはいえ、別のキャラクターを持った個人ですので、他人と比較することは親も本人も苦しいだけですので辞めましょう。 本人だって内定が貰えなくて辛いはずですし、その気持ちを逆なでするような声かけは「自分はできない人だ」という劣等感を与えるだけですのでおすすめできません。 就活では何より自分に対する「自信」が大切ですので、他人と比べるのではなく、息子の良いところを見つけて褒める努力をしてみてください。 親世代の就活を前提として話をしてしまう 自分たちが就活をしていたころと比較すると企業の探し方も面接の形も面接官の見極めポイントも求める人物像も全く異なります。 「昔は〇〇だった」「〇〇すれば受かる」など親世代の頃の就活の当たり前話をされても今の就活には活かせません。 親世代の当たり前は過去の当たり前ですので、新しい情報へとアップデートし、今の就活事情に適した声かけをするように注意しましょう。 就職先が決まらない息子に対して親ができる援助方法は? では、就活が決まらない息子に対して親はどのようにサポートしてあげれば良いのでしょうか。ここでは、親ができる援助方法をお伝えしていきます。 就活費用を援助する 1つ目は、就活に思い切り専念できるように就活費用を援助してあげることです。 就活をしているエリアにもよりますが、秋を過ぎると地方では採用をしている企業がほとんどなくなります。そのためどうしても首都圏の企業への就職を検討せざるを得ない就活生も少なくありません。 しかし、首都圏へ行くにも交通費がかかりますが、費用が用意できずに躊躇しているようであれば、就活費用をすべて援助して思い切り就活ができるようにしてあげると、企業選びの選択肢も広がり、就職しやすい環境を整えてあげることに繋がるでしょう。 相談に乗る 本記事の冒頭で、就職できない理由について触れてきましたが、その理由はあくまで仮定に過ぎません。息子さん一人ひとりに就職に対する様々な想いがあるはずです。その本音が分からなければ、適切な援助はできないのです。 そのため、困った時には、すぐに親に頼れるように「いつでも聞いてあげるよ」というスタンスを保ち、息子が今抱えている不安や将来への想いを受け止めてあげます。 相談を聞く際には、「でも」「それは違う」など否定したくなることもあるかもしれませんが、まずは、全てを肯定することからスタートしてみてください。否定されてしまうと心を閉ざしてしまい、本音を聞き出せなくなってしまいますので、とにかく肯定する意識を持ち、「よく今まで頑張ってきたね」と今の息子の状態を認めてあげましょう。 就活情報を提供する 息子が向いていそうな就職先があった場合や、息子が使っていなさそうだけど就活を優位に進められそうなサービス、就活に役立ちそうなガイダンスなどがあれば誘ってみるのも一つかもしれません。 1人で就活を進めることは非常に辛いですので、息子の力になってくれそうな就活サポートなどの情報は有効活用できる可能性が高いため活用していないようであれば紹介してみるのも良いでしょう。 就活相談ができるサービス3選 ここでは、息子さんが使えそうな相談サービスを3つ紹介しますので参考にしてみてください。 口コミ評価の高さは4.5以上:就職エージェントneo 就職エージェントneo 対応エリア 全国 オンライン対応 可 主な特徴 東証プライム上場企業・大手グループ求人あり、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件 公式サイト こちらをクリック 「就職エージェントneo」は業界のパイオニアとして就活エージェントの中で最も歴史があり、単なる求人紹介を行うに留まらず10年後を見据えた企業探しを行ってくれる点が魅力のサービスです。 Googleの口コミ評価は4.5と高水準になっていることに加え、東証プライム上場企業や大手グループの求人を保有し、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件と、信頼度も高いです。 担当アドバイザーとLINEでスムーズなやり取りが行えるよう配慮しているほか、選考フェーズに合わせた面接対策や面接後の個別フィードバックも行っており、非常に手厚いサポートを受けることができます。最速1日で内定が出る場合もあるということで、就活出遅れ組の学生でも活用できます。 このエージェントの特徴 累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件を誇る業界のパイオニア的存在 東証プライム上場企業や大手グループの求人あり 選考フェーズごとの対策や選考後フィードバックなど手厚いサポートが魅力 いきなり責任者面接を受けられるなど特別推薦枠多数 時期によっては最短1日で内定が出るケースあり キャリアスタート キャリアスタート 対応エリア 全国 オンライン対応 可 主な特徴 入社実績3,000人以上、定着率92%(公式サイトより)、最短2週間で内定 公式サイト こちらをクリック 「キャリアスタート」は入社実績3,000人以上、定着率92%を誇り、その丁寧な対応からGoogleの口コミでは4.3という評価を獲得しています。 キャリアスタートは有名企業への就職支援実績も多数あり、最短2週間で内定を得られる点も魅力です。 全国の求人を紹介してもらうことができ、オンライン面談も可能で、スピーディーに就活を進めたい学生、手厚いサポートを受けたい学生に向いていますのでぜひチェックしてみてください。 このエージェントの特徴 入社実績3,000人以上 定着率92% 最短2週間で内定 有名企業への就職支援実績多数 就活支援応援ハローワーク 就活支援応援ハローワーク 対応エリア 全国 オンライン対応 - 主な特徴 全国のハローワークで相談可能、安心の担当制 公式サイト こちらをクリック ハローワークと聞くと転職のイメージがある方も多いと思いますが、新卒を対象とした相談窓口もあり、窓口は各都道府県に1か所以上、全国で56か所に設置されています。 相談は「担当制」となるため一人ひとりの就活生に「担当」がつき就活相談の支援を行ないます。担当者はキャリアコンサルティング有資格者や企業の人事労務管理経験者で構成されているため手厚いサポートが受けることができるでしょう。必要に応じて臨床心理士に相談することも可能なので、ぜひ一度チェックしてみてください。 このサービスの特徴 全国のハローワークで相談が可能 キャリアコンサルタティング有資格者から手厚いサポート可 「担当制」で安心 臨床心理士への相談も可 よくあるお悩み ここでは就職できない息子を持つ親御さんからのよくある悩みに関する回答をお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。 Q 就職せずに卒業したらどうなる?その後の進路は? A 就職せずに卒業をした場合には、下記のような選択肢があります。 ・「就職浪人をする」 ・「大学院などへ進学する」 ・「公務員試験へ向けて勉強をする」 ・「非正規社員(契約社員・アルバイト・フリーター)として働く」 ・「起業・フリーランスとなる」 大学を卒業しても就活を続ける場合、就職浪人となりますが、その場合、「新卒枠」ではなく「既卒枠」として採用活動をすることとなり、社会人経験を問われるケースもあるため、新卒採用時に比べると就職への難易度が上がる可能性も考えられます。 もちろん「第二新卒枠」として未経験からの採用をしている企業もありますので、根気強く就活を続けていく覚悟が大切です。 Q 就職せずに卒業する割合はどれくらい? A 『文部科学省「令和4年度大学等卒業者の就職状況調査」』によると、就職率は下記の通りです。 大学後の就職希望率:75.1% (うち国公立大の就職希望率:56.0%、私立大の就職希望率:84.5%) 就職率:97.3% (うち国公立大の就職率:97.4%、私立大の就職率:97.2%) 国公立大学の場合、就職希望者が56%であり、多くの人は進学など就職以外の進路についていることが分かります。 ます。 このことから、卒業後の進路は就職だけがすべてではないといえるでしょう。 Q 息子のやる気を引き出す方法は? A 一番良いスタンスは親が何かしてやろうと頑張ることではなく、「見守ること」が大切です。何かをしてあげようと考えると過干渉になりすぎたり口出し過ぎたりすることはマイナス効果となる可能性が高いからです。 できることとすれば、困った時には助けてあげる、身体の心配をしてあげる、楽しい話をしてあげる、息子が普段頑張っていることを認めてあげる、息子の良いところを気付かせてあげるポジティブな声かけをしてあげるなど、ありのままの息子を認めてあげる努力とどんな時でも見方だという気持ちを見せ続けることが、何よりの起爆剤となるでしょう。
2023.12.08
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就活で必要な準備について解説しています。
就活っていつまでやればいいの・・・?終了時期の目安と内定を得る3つのコツ
「いつまで経っても内定が出ない・・・」 「就活、一体いつまで続くんだろう・・・」 このようにお悩みではありませんか?本記事では就活の終了目安となかなか内定が出ない方向けに内定を得る3つのコツをご紹介いたします。 なかなか内定が出ない原因についてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ 就活の終了時期の目安は「4年生の夏」 夏・秋採用を行う企業もあるため焦らなくて良い 内定が出ない原因を明確にして適した対処をしよう 就活はいつまで?終了時期の目安とは 就活をいつまで続けるのかは人によって異なりますが、4年生の夏が一つの目安であるといえます。 マイナビ「2022年卒大学生活動実態調査」によると、7月末時点での内々定率は78.7%となっており、約8割の学生が4年生の夏頃までに就活を終了していることがわかります。 ただし、4年生の夏以降も「秋採用」や「後期採用」という形で採用を続けている企業は一定数存在し、就活を続けている学生も一定数います。 大手企業のグループ企業などの採用枠が多い企業において追加募集を行っているケースもあり、十分にチャンスが残されているといえます。焦らず、自分が納得いくまで就活を続けていきましょう。 就活のスケジュールをおさらい 現在就活中の方は、就活をより円滑に進めるためにも、就活の大まかなスケジュールを改めて確認しておきましょう。 インターンは参加必須ではありませんが、参加して実際に業務を体験することで、その職種で求められる能力や素養、必要な考え方について身を持って理解することが可能になります。 インターンに参加することで志望企業の社員と実際に関わる機会を得られたり、その企業の雰囲気を肌で感じられるため、まだ明確に志望企業が決まっていない方には特に貴重な機会といえます。 その時期にはより自分とマッチする企業に就職するための準備として自己分析や業界・企業研究を行います。それによってESの内容や面接での受け答えも説得力のあるものになっていきます。 そしてエントリーについてはできるだけ業界を絞りすぎずにまんべんなく応募することで、本当に自分とマッチしている環境に出会えるチャンスを得ることができるため、最初は視野を広げておくことを念頭におきましょう。 就活でいつまでも内定が出ない4つの原因 では、就活でいつまで経っても内定が出ないという方は、一体何が原因なのでしょうか?ここでは主に考えられる4つの原因についてみていきましょう。 自分のやりたいことを把握できていない 自分のやりたいことがある程度明確になっていなければ、「なぜその企業に入りたいのか」という志望動機を伝える際の説得力に乏しくなってしまいます。 ここが明確になっていないという方は、自己分析を徹底して自分のやりたいことを見つけるところから始めましょう。 とはいえ、就活生でやりたいことがしっかり明確にあるという方は少なく、どのように考えれば良いかわからないという方も多いことと思います。 そういう方は、CAN(得意なこと)とLIKE(好きなこと)を掛け合わせたものを念頭にやりたいことを見つける方法を試してみてください。 「CAN(得意なこと)」とは”自分が自然とできること”を指し、具体的には下記が例として挙げられます。 ・人の話を聞くのが得意 ・人をサポートするのが得意 ・相手の立場になって考えるのが得意 ・情報を取捨選択するのが得意 ・分析をするのが得意 「CAN(得意なこと)」は他己分析によってより客観的な情報を得られるため、両親や友人などに質問してみると良いでしょう。場合によっては就活エージェントを利用するのも一つの手です。 次に「LIKE(好きなこと)」とは、”自分が率先して「もっと知りたい!」と感じるようなもの”を指し、具体的には下記などが挙げられます。 ・ファッション ・ゲーム ・経済学 ・心理学 ・機械工学 ・会計 これら2つの要素が明確になったら、双方を組み合わせたものが自分にとってのやりたいことであるといえます。 たとえばCANが”分析する”こと、LIKEが”ファッション”だった場合には、ファッションにまつわる分析業務がやりたいということになり、具体的にはファッションブランドのマーケターや商品開発などの仕事が該当します。 まずは自分のCANとLIKEを洗い出し、それぞれを掛け合わせてやりたいことを見つけられるようトライしてみましょう。 そもそも受けている企業が少ない 受けている企業が少ないと、その分内定を獲得できる確率が各段に低くなります。 これには応募している企業の母数が少ないということに加え、選考を受けた経験値が少なく面接で本来の力を発揮しきれないということも影響しています。 キャリタス就活2023「3月1日時点の就職活動調査」によれば2023年卒の学生1人当たりのエントリー数は平均19.6社で、2020年卒から2022年卒のエントリー数は平均21.5社となっています。 そのため、エントリーしている企業が20社にも満たない方はもう少しエントリー数を増やして、経験値を増やしていきましょう。 そもそも受けている企業数が少ない方は、志望業界や企業を絞り込み過ぎている可能性があります。 志望度がそこまで高くない企業だとしても、面接を受ける中で印象がガラッと変わることも往々にしてありますので、初期段階ではできるだけ選択肢を広く持っておくのがベターです。 選考対策をしていない そもそも選考対策が細かくなされていなければ、企業にこちらの志望度の高さをアピールしきれず不採用に繋がってしまいます。 選考対策に力を入れていないなと感じる方は、これを機に志望動機や自己PRはもちろんのこと、そもそもの面接のマナーなどの根本的な部分から細かく見直しを行いましょう。 難易度の高い業界ばかりを受けている 最後に、大手企業や有名企業などの難易度が高い企業ばかりを受けていることも内定が出ない原因として挙げられます。 こういった人気が高いため倍率が高く、より差別化できる志望動機や自己PRなどを用意する必要があり、そもそものハードルが非常に高いです。 そのため、大手企業や人気企業を受ける際にはそういった企業だけでなく、その他にも自分とマッチしていると考えられる企業を並行して受けることをおすすめします。 就活で内定を得る3つのコツ では、まだどの企業からも内定が出ず就活が終わらないという場合には一体どうすれば良いのでしょうか?ここではそんな時に有効な対策をご紹介いたします。 これまでの就活を見直す 頑張って就活を進めているのになかなか内定が出ないという方は、そもそもの対策が不足していたり、対策の仕方そのものに原因があるのかもしれません。まずはこれまでの就活の内容を見直してみましょう。 具体的には自己分析や業界研究、企業研究からやり直し、そのうえで志望動機や自己PRの内容をブラッシュアップしていきます。 面接で落とされてしまうという方は、上記に加えて面接対策そのものをより細かく行うのが得策です。ここでは自己分析、業界研究、企業研究、面接の練習方法についてご紹介いたしましょう。 ■自己分析 自己分析を細かく行うことで本当に自分にマッチした業界選びや企業選びが実現するほか、志望動機や自己PRをより説得力のあるものにすることができます。 自己分析の方法は様々ですが、下記に挙げているような質問に対して「なぜ?」を繰り返す方法がわかりやすいでしょう。 例えば一番嬉しかった出来事として「コンテストで入賞できた」というエピソードがある場合は、下記のように自分の深層心理を深掘ることが可能です。 【なぜコンテストで入賞できて嬉しいの?】 →「自分の頑張りが認められたと感じたから」 →なぜ認められたいの? →「人から評価されたいから」 →なぜ評価されたいの? →「自分に価値があると実感したいから」 →なんで自分に価値があると実感したいの? →「人や社会から求められる人材でいたいから」 →承認欲求が根本にある このような流れでなぜ?と何度も繰り返していきます。 【なぜ?を繰り返す際のポイント】 目安としてマズローの欲求5段階説にある「生理的欲求」「安全欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現」のどれかに到達したらそれ以上は本能的なもので深掘れないため、ここをラインとして考えるとわかりやすいでしょう。 業界・企業研究 次に、業界・企業研究です。まずは業界研究で仕事内容や業界の特徴を把握することで自分の企業選びの軸とマッチしているかを調べます。 業界・企業研究を通してその業界や企業についての詳細を把握しておかなければ、企業に刺さる志望動機や自己PRはなかなか作れません。 “なぜその企業を選んだのか””その企業でどのように活躍できるのか”を説得力を持って伝える必要があるため、そのためには自己分析を行ったうえで細かい業か・企業研究が必要になるのです。 具体的には下記のポイントを意識してトライしてみましょう。 【業界研究】 ■選んだ業界のビジネスモデルを理解する └「どんな商品やサービスを、誰に対してどのように提供しているか」について調べる ■職種ごとに求められる素養を考える ■類似している業界と比較する 【企業研究】 ■Strength(強み) ■Wakness(弱み) ■Opportunity(機会) ■Threat(脅威) ※似ている企業と比較する際には下記の4Pのフレームワークを活用するのがベター <4Pのフレームワーク> ・Product(製品・サービス・品質) ・Price(価格・割引) ・Place(立地・流通・販路) ・Promotion(広告宣伝) ■面接練習 面接では想像以上に声が小さくなってしまっている、表情が硬いなど、自分ができていると思っていることが実際にはできていないということが少なくありません。 こういったギャップを防ぐには、家族や友人に協力を仰ぐなどして模擬面接で練習するのが得策です。人に頼みにくいという方は自分が受け答えしている様子を動画に記録して振り返るのも一つです。 面接の練習をする際にはぜひ、下記のポイントを意識してみてください。 ■表情:口角を挙げ、目を開き、明るい表情で話す ■言葉遣い:語尾は伸ばさず、丁寧に話す ■目線:面接官の目をしっかりと見て話す ■声のトーン・大きさ:ハキハキと明瞭に話す ■棒読み:暗記するのではなく、自分の言葉で話す ■身だしなみ:スーツの着こなし、清潔感を大事にする まだ採用中の企業にエントリーする 企業によっては夏採用や秋採用を行っている企業もあるため、夏になったのに内定が1つもないと焦る必要はありません。 夏採用や秋採用を行っている企業にはベンチャー企業や外資系企業が多い傾向があります。ベンチャー企業や外資系企業は通年採用の形をとっているケースが多いからです。 通年採用を行っている企業例としては、リクルートやメルカリ、楽天やサイボウズなどが挙げられます。 夏・秋採用は春頃と比較すると企業によっては競争率が低い傾向があり、中には東証一部上場企業であるにもかかわらずBtoB(企業向けのビジネスモデル)であることで認知が低く応募者が少ないところもありますので、ぜひ諦めずにチャレンジしてみましょう。 就活エージェントを活用する 最後に、就活エージェントを活用する方法が挙げられます。就活エージェントとは主に下記4つのサービスを行っている就職支援サービスのことです。 ・個別面談(就活相談) ・企業紹介 ・履歴書・ESアドバイス ・面接アドバイス 就活エージェントを活用することで就活対策のサポートを受けられるため、これまで就活が上手くいかなかった方はその原因と対策を知ることができますし、サービスによっては業界研究や企業研究についてもサポートしてもらうことができます。
2023.10.24
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インターン
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25年卒のインターンには何社参加する?変更点を理解して就活を有利に進めよう
25年卒採用からインターンの定義が変わり、どのように対応すべきか悩んでいる就活生も多いのではないでしょうか。 本記事では新たなインターンの定義を解説するとともに、25年卒の就活生が受けるべき参加するべきインターンの社数についてご紹介していきます。 これから就活を本格的に始めようと思っている就活生はぜひ参考にしてみてください。 この記事のまとめ 就業体験が可能な「汎用的能力・専門活用型インターン」「高度専門型インターン」をインターンと定義する 企業説明・座談会を実施する従来の1dayインターンは「オープン・カンパニー」と称され、採用には直結しない 「オープン・カンパニー」には6社程度、「汎用的能力・専門活用型インターン」には1~3社程度参加する インターンの目的は業界理解・企業理解し自分に合う業界・企業を見つけるための活動であるため、闇雲にインターンに参加するのではなく、目的を持って参加をすることが大切である ※正式名称は「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」「高度専門型インターンシップ」ですが、本記事では「インターンシップ」ではなく「インターン」に統一してご説明しております。 25年卒採用からインターンの定義が変わる 25年卒採用からインターンの定義が異なります。ここではその詳細を説明していきます。 インターンでの働きが本選考に繋がるケースもある 24年卒採用までは企業がインターンで得た情報を採用活動に利用できないという決まりがありましたが、25年卒からは新たに定められたインターンの定義にあてはまる内容のインターンを企業が実施した場合、そこで得た学生情報を本採用でも利用できるようになりました。 就活生からすると、インターンでの働きぶり次第では、本選考を有利に進めることができるようになったともいえます。 キャリア形成支援の4類型 従来のインターンには会社説明会を中心に行う1dayインターンや実際に実務を行う短期・長期インターンなどがありました。どちらも「インターン」とひとくくりにされていましたが、「産学協議会(経団連と大学が直接対話する会)」が従来のインターンを「キャリア形成支援の4類型」と称し分類し、規定を満たしている内容のもののみをインターンとすることを決めました。 ■キャリア形成支援の4類型 「オープン・カンパニー」のような従来の1dayインターンにあたる内容は25年卒採用からはインターンではなくなり、これらの内容は採用には直結しません。 「汎用的能力・専門活用型インターン」「高度専門型インターン」に分類される内容が25年卒からは「インターン」と位置づけられ、これらは採用に直結します。 25年卒採用はインターン定義の移行期間にもあたるため、就活サイトによっては本来のインターン要件を満たしていない内容であっても「インターン」と表示されている場合もあります。そのため、就活生自身もインターンの定義を理解し採用に直結するインターンか否かを判断できると良いでしょう。 キャリア形成支援の4類型の内容 「オープン・カンパニー」「キャリア教育」「汎用的能力・専門活用型インターン」「高度専門型インターン」ではそれぞれどのような内容なのかを確認していきましょう。 オープン・カンパニー 「オープン・カンパニー」は企業や就活サイト、大学のキャリアセンターなどが実施するイベントや説明会のことをいい、職業体験を伴いません。大学が受験生に対して行う「オープン・キャンパス」の企業版と考えると分かりやすいでしょう。 主な内容は ■企業の事業・業務内容の説明 ■社員による講演会 ■座談会 など企業や業界を理解してもらうことを目的とした内容となっています。 参加対象者は、学年問わず全学生が対象で、1日開催が基本です。 オンラインでの開催などもあります。 □メリット ・複数のインターンに参加しやすい ・日程調整がしやすい ・学業との両立がしやすい ・業界理解ができる ・職種理解ができる ・さまざまな学生や社会人と出会える ・選考なしで参加できるものもある □デメリット ・実際の業務を体験することはできない ・自分に合った職業かどうかを判断しにくい ・交通費がかかる ・職場の雰囲気が分からない場合もある キャリア教育 キャリア教育とは「一人ひとりの社会的・職業的自立に向けて基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」のことをいいます。これを行う主目標は、「学生に社会的・職業的自立に必要な能力を身に着けるように働きかけること」です。 そのため、学生自身のキャリアを考える場として8割を超える大学で正課授業として導入されています。 具体的には、 ・職業観の養成・キャリア形成を目的とした授業 ・社会人基礎力の醸成を目的とした授業 ・資格取得・就職対策などを目的とした授業 ・社会人のゲストを招き講話を聞く特別授業会 ・社会人基礎力を測るアセスメントの実施 ・産学協働で行う課題解決型学習(PBL) など内容は様々です。 大学が独自でカリキュラムを組んで実施をしているケースもあれば、企業と協働して行うプログラムもあります。短期で実施するものや1年間など長期的に実施するものなど期間も様々です。企業主催で行う場合には1~3日など短期間のものが多いです。 汎用的能力・専門活用型インターン 参加する期間は、汎用的能力活用型は5日間以上、専門活用型は2週間以上と定められており、参加日程の半数を超える日数で就業体験を行います。そのため、汎用的能力活用型は3日以上、専門活用型は1週間以上の実務体験が可能です。 具体な業務は、 ・営業などの業務同行 ・研究所・工場などで実務体験 など企業によって様々です。 実施時期は学部3年・4年もしくは修士1年・2年の長期休暇期間(夏休み・冬休み・入試休み・春休み)と定められているため学業との両立がしやすいように改定されています。 □メリット ・業界理解ができる ・自分に合った職種か判断できる ・職場の雰囲気を知ることができる ・仕事を具体的にイメージできるようになる ・社員からフィードバックを得ることができる ・学業との両立がしやすい □デメリット ・選考があり希望の企業のインターンに参加できない場合もある ・複数のインターンに参加しにくい ・最低5日間は必要なため都合により参加できない可能性もある 高度専門型インターン 高度専門型インターンは大学院の修士・博士課程を対象に職業体験を行うというものです。 2021年から開始した理系の博士課程を対象とした「ジョブ型研究インターン」と現在検討中の文系修士課程学生を対象とした「高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターン(仮)」という2つのタイプがあります。 「ジョブ型研究インターン」の場合、理系・博士課程を持つ大学院生が2ヵ月以上の就業体験に有給で参加し、その評価を受けて単位を取得するという制度となっています。 インターン実施には、ジョブ型研究インターン推進協議会の会員企業・会員大学が対象となります。 「高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターン(仮)」は2週間以上の就業体験を実施する方向で検討中で、こちらも有給の予定です。 □メリット ・自分自身のスキルや意欲の向上に繋がる ・職場の雰囲気を知ることができる ・必要なスキルや能力を具体的に知ることができる ・社員人としてのスキルを養うことができる ・正規の教育課程の単位科目として実施されるため学業と両立できる □デメリット ・制度がスタートしたばかりなので、専攻分野でのインターンが実施されていない場合もある ・実施期間が長期に渡るため、日程が合わない場合もある POINT インターンに参加していなくても本選考を受けることができる インターンに参加していないからといって本選考を受けることができない訳ではありません。闇雲にインターンに参加するのではなく目的を持ち、学業や部活動など学生の本業との両立を大切にしたうえでインターンへの参加を検討してみましょう。 インターンは何社参加する? インターンとは、業界や企業のことを知り自分に合った「業界・職種・企業」を見つける活動です。定義の変更によりインターンへの参加が採用に有利に働く可能性があるからといって闇雲に5日以上のインターンに参加することはおすすめできません。 まずは24年卒の先輩たち同様に「オープン・カンパニー」に参加し業界・企業研究を深め企業や職種を理解し、自分に合った業界を探すことをおすすめします。 「オープン・カンパニー」「汎用的能力・専門活用型インターン」に参加する場合の社数については下記を参考にしてみてください。 志望業界が決まっている場合 ■「オープン・カンパニー」への参加 志望業界:2~3社、志望業界以外:1~2社 ■「汎用的能力・専門活用型インターン」への参加 志望業界:1社 すでに業界研究も進んでいて、志望業界も固まっている就活生の場合には、同業界の「オープン・カンパニー」に2~3社、他業界の「オープン・カンパニー」にも1~2社参加してみましょう。 そのうえで「汎用的能力・専門活用型インターン」に参加し、自分に適性があるのかを見極めてみることをおすすめします。他業界の「オープン・カンパニー」に参加したほうが良い理由としては、志望業界との違いに気付き志望動機を明確にできるという点が挙げられます。 また、志望業界を最初から固めすぎてしまうと志望業界よりも自分に適性がある業界・企業に気づけない可能性があるため、他業界の「オープン・カンパニー」に参加することで視野を広げることに繋がります。 志望業界が決まっていない場合 ■「オープン・カンパニー」への参加 興味のある業界:3~4社→進みたい業界:1~2社 ■「汎用的能力・専門活用型インターン」への参加 進みたい業界:1~2社 志望業界が明確に決まっていない場合には、同じ業界への応募は避け、興味のある業界3~4社の「オープン・カンパニー」への参加をおすすめします。あまり多すぎても日程調整が大変になりますし、学業に支障をきたしかねません。本業とのバランスを加味して現実的に可能な社数に制限しましょう。 3~4社の「オープン・カンパニー」に参加し、興味のある業界が明確になった場合には、進みたい業界の「オープン・カンパニー」を追加で1~2社受けると同業界内の比較ができ、自分に合った社風や文化の企業と出会える可能性が広がり、志望動機を明確にすることに繋がります。 その後自分のスキル・性格と職種がマッチするかを判断するために「汎用的能力・専門活用型インターン」に参加してみましょう。 POINT 少し多めに応募しよう インターン選考の倍率は高く、誰でもインターンに参加できるわけではありません。また複数のインターンに応募した場合、日程が被ってしまう可能性もあります。 不測の事態も想定し、参加したいインターン数よりも多めに応募をしておくことをおすすめします。 複数社のインターンに参加する場合の注意点 ここでは、複数社のインターンに参加する場合の注意点についてお伝えしてきます。 目的を明確にしておく 自分はこのインターンを通じて何を学び、何を得たいのかを明確にしたうえで参加してください。 目的を持って参加したほうがより多くのことを吸収でき、インターン自体の価値に大きく差がでてきます。有意義なインターン期間とするために、目的を明確にしておきましょう。 スケジュール管理をしっかり行う 複数のインターンに応募をすると選考日程やインターン開催日が被ってしまうことがあります。 「就活用のスケジュール帳を作る」「アプリにまとめる」など、自分が管理しやすい方法で予定を管理しましょう。 それでも被ってしまった場合は、気づいた時点ですぐに企業に連絡をするようにしてください。 自己分析を怠らないようにする 多くのインターンに参加することで、業界や企業研究は十分にできるのですが、そればかりに注力しすぎる人が陥りやすいのが自己分析不足です。 就活では業界や企業理解と同様に自分についても深く理解できていることが重要であるため、必ず自己分析の時間も取るようにしましょう。
2023.11.21
【合格者例文5選】インターン用の志望動機の考え方4STEP|周りの就活生と差をつけるコツとは?
「インターンに応募したいけど、志望動機ってどう考えれば良いの・・・?」とお悩みの就活生へ向けて、本記事ではインターン用の志望動機の考え方を4STEPでご紹介いたします。 周りの就活生と差をつけるコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ インターンシップとは、就活生が興味のある企業での職業体験を指す インターンで企業が就活生に志望動機を聞くのは「熱意の高さ」「目的意識の有無」「求める人物像とのマッチ度」を確認するため インターンには「長期インターン」「短期インターン」「業務体験」「グループディスカッション」など様々な形式があり、実際に従事できる業務の種類も異なる インターン用の志望動機を考えるにあたっては「参加目的の把握」「業界・企業理解」「フレームワークに沿った内容整理」3点が重要 インターンシップとは? インターンシップとは就活生が興味のある企業で実際に働くなどする職業体験を指し、企業は主に下記のような目的でインターンシップを行っています。 ・自社をより多くの就活生に知ってもらうため ・自社に興味を持つ就活生と早期に出会うため ・より優秀な人材を早期に採用するため インターンで就活生が志望動機を聞かれる理由 では、企業はインターン参加者に対してなぜ志望動機を聞くのでしょうか?理由は主に下記の3点を確認するためです。 企業はインターンシップ参加者に対して業務を率先して行ってくれることを求めており、業務を率先して行う人材には必然的にその企業で働くことに対する高い熱意があることが考えられます。 ただ、その就活生の熱意を図るにあたり「貴社のインターンに参加したいです!」という本人の言葉だけでは説得力が不足しています。 そのインターンを通して学びたいことやなりたい姿が明確にあるような目的意識がある人材は、周りの就活生に流されてなんとなくインターンに参加しようとしているような人材よりも意欲的に働いてくれる可能性が高いという観点から、企業は志望動機を通してその就活生に具体的な目的意識があるかを見ています。 また企業ごとにインターンの形式や実際に着手する業務は異なり、業務が違えばそこで培える経験やスキルも変わってくることから、企業にはそういった点でのミスマッチを回避しようという考えもあります。 そのため、志望動機ではその企業での業務内容を踏まえたうえでその企業が求めている人物像と自分がいかに近いかを示せると効果的です。 【募集要項のチェックを事前に!】 先ほど軽く触れましたが、企業ごとにインターンシップの内容や形式は異なります。 3ヶ月~1年程度行われる「長期インターン」、1日から数週間で終わる「短期インターン」、企業や業界についてある程度把握している就活生がより理解を深めるために設けられている「業務体験」、セミナーやグループディスカッションなど種類は様々で、参加できる学年や学部が限定されているケースもあります。 せっかく志望動機を考えても自分の目的と合致していなければ意味がないため、実際に応募する前に必ず募集要項をチェックするようにしましょう。 周りの就活生と差がつく!インターン用の志望動機の考え方4STEP では、インターン用の志望動機はどのように考えていけば良いのでしょうか?ここでは4STEPに分けてお伝えいたします。 STEP1.そのインターンに参加する目的を明確にする まずはそのインターンに参加する目的を明確にするところから始めましょう。 将来の目標ややりたい仕事がある程度明確になっていて「実際の業務を通して経験やスキルを培い、将来に向けて準備したい」という就活生もいれば、その業界に対する理解を深めるためにインターンを受けたいという就活生もいると思います。 中にはその業界や企業のことをまだよく知らない状態でインターンを受けようとしている就活生もいるかもしれませんが、そういった就活生でも数ある業界や企業の中からそこを選んでいるという時点で、何かしらの興味関心を持っているはずです。 ここが志望動機を考えるにあたっての根幹部分となりますので、自分が何に興味があるのか、どんなことをやってみたいと考えているのかを自己分析を通して明確にし、言葉にして話せるように準備しておきましょう。 STEP2.細かい業界・企業研究を行う インターンを受ける時点では、実際に就活を行う時ほど細かく業界や企業に対する理解を深めておく必要性はありませんが、ここを多少掘り下げて置くことで周りの就活生よりも印象に残る志望動機を作成しやすくなります。 その企業の商品やサービス、主要事業についての理解が他の就活生よりも深く、そこと志望動機を絡めることができていれば「本当にうちの企業で働きたいんだな」ということがわかり採用担当者も好印象を抱きやすくなるのです。 現時点で志望動機のイメージがつかないという学生も、業界研究や企業研究を行う中でそのヒントが見えてくることもありますので、ぜひ時間をかけてトライしてみてください。 STEP3.企業が求める人物像を把握する ここまで完了したら、次にインターンを受けようと考えている企業がどういった人物像を求めているのかを把握しましょう。 どんなに良い志望動機を伝えられても、企業から「でもこの人材はうちが求めている人物像とちょっと違うんだよなぁ・・・」と捉えられてしまうと意味をなしません。具体的には下記の2点を行うと効果的です。 ・その企業のインターンの種類 ・形式を確認する ・採用ページを確認する 先ほども軽く触れましたが、インターンには「長期インターン」「短期インターン」「業務体験」「グループディスカッション」など様々な形式があり、実際に従事できる業務の種類も異なります。 携われる内容が違えば培える経験やスキルも当然異なりますので、まずはここを確認しましょう。その内容を念頭に志望動機を考えることができると、整合性のとれた内容にすることができます。 またその企業の採用ページの内容を見ることでどういった人物像を求めているかを把握し、それを念頭に置いた志望動機を考えるよう配慮することも重要です。 STEP4.フレームワークに当てはめる ここまでを終えたら、下記のフレームワークに沿って志望動機を考えてみましょう。基本的には本選考でよく使用されるフレームワークと同様でかまいません。 ただし、本選考とインターンでは参加する目的が異なるため、最後に「インターン参加に対する意気込み」を盛り込むことでアピールを強めるのがポイントです。 まずは一言で端的に結論を述べます。最初に結論を言い切ることで読み手がその先の内容を想定しやすくなるため、理解度が増す効果があります。 ここではそのインターンに参加したいと考えたきっかけを書くと良いでしょう。どういう軸で就活を行っているのか、その業界へ興味を抱くようになったきっかけは何かなどを伝えるとわかりやすいです。 結論を伝えたら、次にその結論に至った背景を伝えましょう。具体的な経験やエピソードとそのインターンに参加したい理由に一貫性があることに配慮しながら組むのがポイントです。 ここまでを終えたら同じ業界の中でもその企業を選んだ理由を述べます。その企業ならではの特徴に絡めることができると説得力が増すでしょう。たとえば下記のような内容が考えられます。 「~~という目標の達成には□□力が不可欠であり、同じ業界の中でも御社(貴社)の〇〇の仕事を経験することで培えると考えました」 こういった流れで書くことができれば将来の目標から逆算してその企業のインターンを受けたいと考えたことがわかり、計画性があることや熱意が高いことを示すことができます。 そして最後にはそのインターンを通してどういった経験や力を培いたいのかを盛り込んで締めくくりましょう。 もし余裕があれば、追加で「周りと協力しながら業務を遂行する」「どういった業務にも主体的に取り組むことで成果を最大化する」など、そのインターンに参加できた場合にどのように取り組んでいくかという意気込みを入れられると、より強いアピールができるはずです。 【インターンの志望動機の文字数目安】 インターンシップのESで志望動機を書く際、文字数制限がある場合はそれに準じつつ記入欄の8割以上を埋めるのが理想的です。あまり空白が多いと熱意を疑われてしまうため、できるだけ枠を埋めるように心掛けましょう。 もし文字数制限がない場合には、200字から300字程度に収めるのがベターです。あまり長すぎても最後まできちんと読んでもらえない可能性があるため、要点をまとめて無駄を省きながら作成すると良いでしょう。 【例文】実際にインターンに合格した就活生の志望動機5選 最後に、実際にインターン合格した就活生の志望動機の例文をご紹介いたしますので、ぜひこちらも参考に納得のいく志望動機の作成を目指しましょう(もっと例文を見たい就活生はこちら)。 パナソニックのインターンエントリーシート(300字以内) 私は「世界の人々の豊かな暮らし作りに貢献したい」と思っている。きっかけとなったのは、貧困に苦しむアフリカの人々のためにできることを探すための南アフリカ留学。 「小さな喜び」を大切にする現地の人々と交流する中で、それまで意識したことがなかった電化製品の存在価値を実感した。そこで、貴社の製品が人々の生活向上に与えるインパクトの大きさを体感し、彼らのよりよい暮らし作りに貢献したいと強く思うようになった。そのために南アフリカで培った1)語学力、2)柔軟性、3)環境適応力の3点を活かして、世界の一人でも多くの人に貴社の製品を提供することで社会に貢献したい。 野村證券(債券部門)のインターンエントリーシート(400字以内) 応募理由は3つあります。 1)債券や為替についての知識をより深めたいこと。私は定量的・短期的に結果が見えるマーケット業務に興味があり、その中でも理論的に価格や利回りを予測できる債券、または最も分かりやすいにも関わらず影響力の大きい為替のトレーダーを志望しています。そのため、インターンを通じてできる限り多くの知見を広げたいと考えています。 2)貴社で自分の力を発揮したいこと。私の強みは「精神力・体力」と「目標達成への執念」であり、その力を最大限発揮し、貢献できる企業で働きたいと思っています。そのため、インターンを通じてどこまで結果を出し評価を頂けるか挑戦したいと考えています。 3)貴社の文化・雰囲気を体感したいこと。今夏に2つの証券会社のインターンに参加し、HPやセミナーでは得られない会社の特徴を知ることができました。そのためインターンに主体的に取り組むことで貴社を知りたいと考えています。 日本生命(全角300文字以内) 【動機】実際の業務を体感することで、この業界および貴社が私のファーストキャリアおよび夢の実現に適性かを考えたいからです。私の夢は「世界中で講演会を開き、人々の可能性を見出し広げること」です。その実現のために必要なスキル・経験・人脈を得られるかが私のキャリア選択の基準です。またこの時期からインターンシップに応募するような意識の高い学生と交流し、刺激し合って互いに良い結果を出せればと考えているからです。 【意気込み】5日120時間常に考え抜き、チームとしてベストなアウトプットを出せるように全力で取り組みます。また、社員の皆様と積極的に交流し徹底的にインプットしたいと考えています。 野村不動産(400文字以内) 【不動産業界の志望理由】は、2点ある。 (1)多くのステークホルダーが関わる中で、先頭に立って周囲を巻き込みプロジェクトを進めていくという仕事が魅力的だからだ。そういった役割が自らの強みを生かし、高いモチベーションを維持できると考えている。 (2)「人々の人生に関わること」ができる仕事だと思うからだ。学生時代、中学3年生の受験指導や、大学生のキャリア支援を通して、誰かの人生の転機になれることに大きな喜びとやりがいを感じ、住宅や商業施設を通して、人々の生活に影響を与えられる不動産業務、特に法人事業に興味がある。 【資産運用事業の志望理由】は、現在金融業界の資産運用にも興味があり、バイサイドとセルサイドの業務内容・考え方の違いを知りたいと思い、志望した。 このインターンシップを通して、上述した私の考えの妥当性や他業界と比較した適性を確認し、社員の方から評価頂けるよう全身全霊で取り組みたい。 ソフトバンク(200文字以上) 新規事業に挑戦し人々の生活を豊かにしたい。 現在、新規Webサービスを立ち上げており、人とサービスを繋ぐ営業を始めとした仲介役に魅力を感じた。新規サービスはより人々の生活を豊かにすると感じ、やりがいを持った。 そこで私は新規サービスとして、これから日本はさらに高齢社会になるため、高齢者の方に特化したサービスを生み出したいと考えている。
2023.11.15
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就活エージェント
このカテゴリのページを見る就活エージェントを利用するメリットや受けられるサービス内容、おすすめのサービスなどについてわかりやすく紹介しています。
【24卒25卒必見!】おすすめの就活エージェント9社を徹底比較!
就活エージェントの数は非常に多く、一体どのエージェントを利用すれば良いのか迷っている学生は多いでしょう。ポイントを押さえて選ばなければ自分に最適なエージェントに出会うことは難しいです。 そこで本記事では、就活エージェントを選ぶ際のポイントを紹介したうえでおすすめの就活エージェントサービスをご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。 就活エージェントとは? 就活エージェントとは、キャリアアドバイザーがプロの視点から学生の就職活動を全面的にサポートしてくれるサービスです。 学生一人に対して専属のキャリアアドバイザーが一人つくのが一般的で、自己分析や企業選びはもちろん、履歴書の添削や面接対策など幅広くサポートしてもらうことができます。 提携している企業から収入を得る形を取っている就活エージェントが大半のため、基本的に学生は無料で利用できます。 おすすめの就活エージェント ここからは口コミ評価の高さ、企業数の豊富さ、サポート内容の手厚さそれぞれに強みを持つエージェントとして24卒・25卒の学生におすすめの就活エージェントTOP3をご紹介しましょう(本記事における各サービスの掲載順は五十音順となっています)。 口コミ評価の高さでおすすめ:就職エージェントneo 就職エージェントneo 対応エリア 全国 オンライン対応 可 主な特徴 東証プライム上場企業・大手グループ求人あり、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件 公式サイト こちらをクリック 「就職エージェントneo」は業界のパイオニアとして就活エージェントの中で最も歴史があり、単なる求人紹介を行うに留まらず10年後を見据えた企業探しを行ってくれるのが魅力の就活エージェントです。 Googleの口コミ評価は4.5と高水準になっています。東証プライム上場企業や大手グループの求人を保有しており、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件を誇る信頼度の高いサービスです。 担当アドバイザーとLINEでスムーズなやり取りが行えるよう配慮しているほか、選考フェーズに合わせた面接対策や面接後の個別フィードバックも行っており、非常に手厚いサポートを受けることができます。 いきなり責任者面接を受けられる特別推薦枠や、書類選考・一次選考が免除になる求人の取り扱いもあります。最速1日で内定が出る場合もあるということで、就活出遅れ組の学生にもおすすめです。 ちなみに就職エージェントneoでは無料の就活セミナーも開催されており、人事がESや面接でチェックしているポイントを元人事担当者からリアルな視点で解説してもらえるほか、ES添削や模擬面接も受けることが可能です。 オンデマンド配信も行われているため、好きな時間、好きな場所で就活レベルをUPさせることができます。 就職エージェントneoでは全国北から南まで幅広いエリアの企業紹介を受けることが可能で、オンライン面談が基本となっています。将来を見据えた手厚いサポートを受けたい学生はぜひチェックしてみてください。 このエージェントのおすすめポイント 累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件を誇る業界のパイオニア的存在 東証プライム上場企業や大手グループの求人あり 選考フェーズごとの対策や選考後フィードバックなど手厚いサポートが魅力 いきなり責任者面接を受けられるなど特別推薦枠多数 時期によっては最短1日で内定が出るケースあり サポートの手厚さでおすすめ:ツイング就活エージェント ツイング就活エージェント 対応エリア - オンライン対応 可 主な特徴 支援実績5,000名以上、内定率99%、協力大学数40校以上 公式サイト こちらをクリック 「ツイング就活エージェント」は支援実績5,000名以上、内定率99%と着実に実績を積み上げている就活エージェントで、協力大学数は40校以上に上ります。 ツイング就活エージェントの運営会社である株式会社ツイングの立ち上げの発端は、創業メンバーによる「学生と企業のミスマッチ」への問題意識とされています。 ツイング就活エージェントではメガバンクや重工メーカー、ベンチャー企業において人事経験のあるキャリアアドバイザーから人事理論に基づく個別の就活対策を受けられるという点で、サポートの手厚さに定評があります。 面接はもちろん、ES・ループディスカッション・テスト対策、内定後のサポートまで、就活が完全に終了するまで就活生に寄り添ってサポートしてもらうことが可能で、オンラインでの面談も受けられます。 外資・日系トップの企業から中小・ベンチャー企業まで幅広く紹介してもらうことが可能ですので、手厚いサポートを受けたい学生、大手企業からベンチャー企業まで幅広くチェックしたい学生はぜひチェックしてみてください。 このエージェントのおすすめポイント 支援実績5,000名以上、内定率99% 外資・日系トップから中小・ベンチャーまで幅広く提携 人事経験者から個別で就活対策を講じてもらえる 取引企業数の豊富さでおすすめ:type就活エージェント type就活エージェント 対応エリア 全国 オンライン対応 - 主な特徴 取引企業数10,000社以上、上位大学の学生の割合70%、最短2週間で内定 公式サイト こちらをクリック 「type就活エージェント」は取引企業数10,000社以上を誇り、大手上場企業の求人も多数取り扱っている信頼性の高いサービスです。 type就活エージェントの運営会社である株式会社キャリアデザインセンターが創業の初期段階からエンジニア向けの転職支援を行っていることもあり、type就活エージェントの提携企業にはIT企業が多い傾向があります。 コンサル、金融、商社、ITなどへ興味のある学生に向いているといえるでしょう。キャリア志向の高い学生をターゲットにしていることから上位大学の学生の割合が70%となっている点も大きな特徴で、特別選考枠も用意されています。 全国の求人を取り扱っており、東京就活キャンプ(最大2週間、シェアハウスに滞在して東京での就職活動に専念できるサービス)も用意されているため、首都圏で働きたい地方学生にもおすすめです。 宿泊料金は無料なので金銭的に余裕がなくても安心して利用できます。中には最短2週間で内定が出るケースもあるため、効率的かつスピーディーに就活を進めたい学生もぜひチェックしてみてください。 このエージェントのおすすめポイント 取引企業数10,000社以上 大手上場企業、IT企業多数 上位大学の割合70% 最短2週間で内定 地方学生が都内で就活を行うための無料宿泊サービスあり
2023.12.11
【25卒向け】おすすめの就活エージェント|選び方や利用のポイントまで解説
25卒で就職活動を進める中で就職エージェントの必要性を感じ利用を検討している人も多いのではないでしょうか。 本記事では、25卒の学生向けに就活エージェントの使い方、選び方について解説し、おすすめの就活エージェントを紹介します。 25卒におすすめの就活エージェント3選 早速ですが、25卒の学生におすすめの就活エージェント3選をご紹介しましょう。各就活エージェントを口コミ評価の高さ、企業数の豊富さ、サポート内容の手厚さに分けて選出していますが、各カテゴリの中で編集部がもっともおすすめだと考える就活エージェントを「編集部おすすめの就活エージェント3選」としてピックアップしています。(※各サービスの掲載順は五十音順となっており、順番は優劣をつけるものではありません) 口コミ評価の高さでおすすめ:就職エージェントneo 就職エージェントneo 対応エリア 全国 オンライン対応 可 主な特徴 東証プライム上場企業・大手グループ求人あり、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件 公式サイト こちらをクリック 「就職エージェントneo」は業界のパイオニアとして就活エージェントの中で最も歴史があり、単なる求人紹介を行うに留まらず10年後を見据えた企業探しを行ってくれるのが魅力の就活エージェントです。 Googleの口コミ評価は4.5と高水準になっていることに加え、東証プライム上場企業や大手グループの求人を保有し、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件と、信頼度の高いサービスです。 担当アドバイザーとLINEでスムーズなやり取りが行えるよう配慮しているほか、選考フェーズに合わせた面接対策や面接後の個別フィードバックも行っており、非常に手厚いサポートを受けることができます。 いきなり責任者面接を受けられる特別推薦枠や、書類選考・一次選考が免除になる求人の取り扱いもあります。最速1日で内定が出る場合もあるということで、就活出遅れ組の学生にもおすすめです。 ちなみに就職エージェントneoでは無料の就活セミナーも開催されており、人事がESや面接でチェックしているポイントを元人事担当者からリアルな視点で解説してもらえるほか、ES添削や模擬面接も受けることが可能です。 オンデマンド配信も行われているため、好きな時間、好きな場所で就活レベルをUPさせることができます。 就職エージェントneoでは全国北から南まで幅広いエリアの企業紹介を受けることが可能で、オンライン面談が基本となっています。将来を見据えた手厚いサポートを受けたい学生はぜひチェックしてみてください。 このエージェントのおすすめポイント 累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件を誇る業界のパイオニア的存在 東証プライム上場企業や大手グループの求人あり 選考フェーズごとの対策や選考後フィードバックなど手厚いサポートが魅力 いきなり責任者面接を受けられるなど特別推薦枠多数 時期によっては最短1日で内定が出るケースあり 取引企業の豊富さでおすすめ:type就活エージェント type就活エージェント 対応エリア 全国 オンライン対応 - 主な特徴 取引企業数10,000社以上、上位大学の学生の割合70%、最短2週間で内定 公式サイト こちらをクリック 「type就活エージェント」は取引企業数10,000社以上を誇り、大手上場企業の求人も多数取り扱っている信頼性の高いサービスです。 type就活エージェントの運営会社である株式会社キャリアデザインセンターが創業の初期段階からエンジニア向けの転職支援を行っていることもあり、type就活エージェントの提携企業にはIT企業が多く見られます。 キャリア志向の高い学生をターゲットにしていることから上位大学の学生の割合が70%となっている点も大きな特徴で、特別選考枠も用意されています。 全国の求人を取り扱っており、東京就活キャンプ(最大2週間、シェアハウスに滞在して東京での就職活動に専念できるサービス)も用意されているため、首都圏で働きたい地方学生にもおすすめです。 宿泊料金は無料なので、金銭的に余裕がなくても安心して利用することが可能です。中には最短2週間で内定が出るケースもあるため、効率的かつスピーディーに就活を進めたい学生もぜひチェックしてみてください。 このエージェントのおすすめポイント 取引企業数10,000社以上 大手上場企業、IT企業多数 上位大学の割合70% 最短2週間で内定 地方学生が都内で就活を行うための無料宿泊サービスあり 充実のサポートでおすすめ:ツイング就活エージェント ツイング就活エージェント 対応エリア - オンライン対応 可 主な特徴 支援実績5,000名以上、内定率99%、協力大学数40校以上 公式サイト こちらをクリック 「ツイング就活エージェント」は支援実績5,000名以上、内定率99%と着実に実績を積み上げている就活エージェントで、協力大学数は40校以上に上ります。 ツイング就活エージェントの運営会社である株式会社ツイングの立ち上げの発端は、創業メンバーによる「学生と企業のミスマッチ」への問題意識とされています。 ツイング就活エージェントではメガバンクや重工メーカー、ベンチャー企業において人事経験のあるキャリアアドバイザーから人事理論に基づく個別の就活対策を受けられるという点で、サポートの手厚さに定評があります。 面接はもちろん、ES・ループディスカッション・テスト対策、内定後のサポートまで、就活が完全に終了するまで就活生に寄り添ってサポートしてもらうことができ、オンラインでの面談も受けられます。 外資・日系トップの企業から中小・ベンチャー企業まで幅広く紹介してもらうことが可能ですので、手厚いサポートを受けたい学生、大手企業からベンチャー企業まで幅広くチェックしたい学生はぜひチェックしてみてください。 このエージェントのおすすめポイント 支援実績5,000名以上、内定率99% 外資・日系トップから中小・ベンチャーまで幅広く提携 人事経験者から個別で就活対策を講じてもらえる 就活エージェントとは? 就活エージェントとは、キャリアアドバイザーがプロの視点から学生の就職活動を全面的にサポートしてくれるサービスのことで、一人のキャリアアドバイザーが一人の学生を専属で担当するのが一般的となっています。 就活エージェントでは自己分析や企業選び、求人紹介のサポートを受けられるのはもちろんのこと、履歴書の添削や面接対策などもサポートしてもらうことができます。 就活では複数の企業の選考を受けるのが一般的ですが、受ける企業数が多くなるほど面接のスケジュール管理には骨が折れるものです。 その点、就活エージェントを利用すると面接日程の調整の代行も任せることができるため、就活をよりスムーズに進めることができます。 ちなみに、就活エージェントの大半は提携している企業から収入を得る形を取っているため、ほとんどの就活エージェントは無料で利用することが可能です。 就活エージェントを選ぶ際のポイント 非常に便利な就活エージェントですが、存在するサービスは多岐に渡ります。数ある就活エージェントの中から自分に合ったサービスを選ぶには一体どうすれば良いのでしょうか? ここでは就活生にぜひ押さえていただきたい3つのポイントをご紹介いたします。 直近の口コミ評価の内容が良いか 就活エージェントを選ぶ際には、Googleなどの検索エンジンでサービス名を調べ、どういった口コミが寄せられているかをチェックして振るいにかけるのがポイントです。 口コミの評価が低い場合には期待しているようなサービスを受けられない可能性があり、時間を無駄にしてしまいかねません。時間に限りがある就活生にとっては死活問題ですので、ぜひこちらもチェックしておきましょう。 場合によってはSNS上で実際にそのサービスを利用した就活生の感想を見れることもありますので参考にしてください。 求める求人が充実しているか 求人にまつわる情報をチェックしておくことも重要です。まだ就活の軸が定まっていない就活生は、できるだけ求人保有数の多いサービスを選ぶと良いでしょう。 というのも求人保有数が多い就活エージェントであれば選択肢の幅が広がるため、自分に合った企業に出会える可能性が必然的に高まるからです。 一方すでに志望業界が定まっている就活生に関しては、その業界に強みを持っているいわゆる「特化型エージェント」を選ぶことで自分が求めている求人を紹介してもらいやすくなります。 就活エージェントを選ぶ際には、自分が求める求人を多く保有しているかどうかに着目してみると良いでしょう。 サポート内容が充実しているか サポート内容が充実しているかどうかも、就活エージェント選びにおいては大切です。 就活エージェントでは基本的に求人紹介、ESや履歴書の添削・作成、面接対策、企業との面接日程の調整などを行ってくれますが、中には就活セミナーやイベントを実施しているところもあります。 一次面接を免除してもらえたり、いきなり社長と面接をさせてもらえるような特別選考ルートを用意しているエージェントもありますので、こういったサポート内容を事前にチェックして特に充実しているところを選ぶと良いでしょう。 口コミが好評でおすすめの就活エージェント3選 ここでは口コミが好評でおすすめの就活エージェント3選をご紹介いたします。 キャリアスタート キャリアスタート 対応エリア 全国 オンライン対応 可 主な特徴 入社実績3,000人以上、定着率92%(公式サイトより)、最短2週間で内定 公式サイト こちらをクリック 「キャリアスタート」は入社実績3,000人以上、定着率92%を誇り、その丁寧な対応からGoogleの口コミでは4.3という評価を獲得しています。 Kさん 5点 〇〇さんに担当して頂きました。未経験の私でも本当に内定頂けました!面接についても相談する前は曖昧なイメージしか持っていませんでしたが、相談後はより明確なビジョンと回答を持って挑む事が出来ました。 就職先も研修制度が充実しており安心感がある事に加え、自分次第でステップアップも狙える所を紹介して頂きました。相談から結果に繋がるまでのスピード感も早く嬉しい限りです。 Nさん 5点 〇〇さんに担当して頂きました。転職をするのもエージェントさんを使うこと自体も初めてで本当に全てが不安でした。初めての面談の日緊張していましたが、とてもフレンドリーな方だったのでとても楽しく面談が出来ました。 初めての転職だったのもあり当たり前のような事も含め沢山質問などしたのですが、何に対して自分の事のように迅速に動いて頂けてとても親身に対応して頂きました。また、面接練習もとことん付き合って頂けたおかげで無事内定も頂けました! 宮下さんのおかげで自分の夢も諦めずしっかりキャリアも積んでいける道を見つけて頂き本当に感謝してもしきれないです。もしまた今後転職をする機会があればぜひ宮下さんに担当して頂きたい思います。 キャリアスタートは有名企業への就職支援実績も多数あり、最短2週間で内定を得られるのも嬉しいポイントです。 全国の求人を紹介してもらうことができ、オンライン面談も可能です。中でもスピーディーに就活を進めたい学生、手厚いサポートを受けたい学生に向いていますのでぜひチェックしてみてください。 このエージェントのおすすめポイント 入社実績3,000人以上 定着率92% 最短2週間で内定 有名企業への就職支援実績多数 キャリアパーク!就職エージェント キャリアパーク!就職エージェント 対応エリア 全国 オンライン対応 - 主な特徴 内定獲得まで最短1週間、ES集・志望動機作成ツールなどの対策資料が充実、面談5回以上 公式サイト こちらをクリック 「キャリアパーク!就職エージェント」は面談を5回以上実施しているなど親身なサポートを行っている就活エージェントで、Googleの口コミ評価は4.5と高水準となっています。 Iさん 5点 就活サービスを利用したことで、私の人生観が大きく変わりました。就活を始めた当初は大手に受かることに固執していたため、毎日焦りと不安に駆られていました。結果、大手企業は全滅し、周りが内定をもらっていく中、もう自分には「選択肢が無い」、そう感じる日々でした。 そんな時に、最初は適当な気持ちで登録していた就職エージェントサービスと出会いました。面談を重ねていくうちに、自分でも気がつかなかった自分のやりたいことが綺麗に言語化されていき、就活の軸が固まっていくのが自分でもわかったのです。 また、大手を受けるための面接練習として、小さな企業も受ける機会も効率よく提供していただきました。そのおかげで、今までより就活の視野が広がり、世の中の会社についてより深く知ることができた上に、面接に慣れていく自分に対して成長を感じていました。 結果的に、私は当サービスからご紹介いただいた企業様に強く惹かれ、内定を承諾しました。選考も最後までサポートしていただき、本当にさまざまな局面で助けられました。 納得して就活を終えられて、大変満足しております。ありがとうございました! Tさん 5点 とても丁寧で親身にお話していただけるエージェントさんだと感じました! 就職活動中エントリーする企業に落ちていく中でとても不安に感じ、こちらの就職エージェントさんの面談を申し込みました。メールの配信が多くそこは難点でしたが、担当してくださった方はとても優しく、サービスについても、紹介してくださる企業についても詳しく教えてくださり、どこがおすすめなのかや比較する会社も選んでくださりました。最初は固定概念で視野にいれていなかった業界についても、自分の強みに合わせて説明して下さり、視野が広がり結果的に内定をいただくことができました! 承諾までの間にも、Web面談や電話での相談を重ねてくださり、不安に感じていることについて解消できるように動いてくれました。「不安に感じたら溜め込まずに、いつでも相談してください」と言ってくださり、承諾後も相談に乗ってくださいました。すごく親身になって相談に乗ってくれる、とても優しく温かい担当者様で、感謝しかありません! もしも利用するか迷っている方がいらっしゃったら、一度面談を申し込んでみるのもありだと思います! 紹介企業数は6,800社と比較的規模も大きく、年間約1,000名以上の面談を行うキャリアアドバイザーが内定までを丁寧にサポートしてくれる強みがあります。 ES集・志望動機作成ツールなどの対策資料が充実しているのもこのサービスの魅力で、データレベルから企業に自分の魅力を最大限アピールできる選考書類を作成することが可能です。 面談を5回以上実施していると聞くと内定獲得までに時間がかかるのではないかと感じられるかもしれませんが、中には1週間で内定を得られるケースもあるとのことで、内定獲得を急いでいる学生にもおすすめです。 全国の求人を紹介してもらうことができますので、ぜひこちらもチェックしてみると良いでしょう。 このエージェントのおすすめポイント 紹介企業数6,800社 面談は5回以上実施 年間約1,000名以上のアドバイザーが手厚いサポートを行ってくれる ES集・志望動機作成ツールなどの対策資料が充実 最短1週間で内定 就職エージェントneo 就職エージェントneo 対応エリア 全国 オンライン対応 可 主な特徴 東証プライム上場企業・大手グループ求人あり、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件 公式サイト こちらをクリック 「就職エージェントneo」は業界のパイオニア的存在であり、就活エージェントの中で最も歴史があるサービスです。 単なる求人紹介を行うに留まらず10年後を見据えた企業探しを行ってくれる手厚さが魅力で、Googleの口コミ評価は4.5と高水準となっています。 Hさん 5点 とっっっっても親身になってサポートしてくださいました!メールでのやりとりだけでなく電話でも対応してくださるので、いい意味でかしこまりすぎず、自分のやりたいことや「こうしたい!」という思いをありのまま伝えることができたし、それを受け止めてゴールに向かって常に一緒に隣で走ってくださってとても感謝しています😭 内定が出るまでだけでなく、内定後も不安なことがないかの確認や、電話の対応もしてくださっています。出会えてよかったです😭😭 Yさん 5点 就職活動で何から始めればいいのか、どんな企業があるのか、自分には何があっているのか分からず困っていたところ、友人に紹介してもらい登録しました。 就職活動での悩み相談~面接練習等、就職活動にまつわる悩みに対して親身に寄り添ってくださりました。とても感謝しています。ありがとうございました。 Yさん 5点 約1ヶ月半程サポート頂きました。自分の考えで纏まっていないところをよく聞いて一緒に考えてくれたり、的確なアドバイスを多く頂けたので、とてもスムーズに不安も減らすことが出来つつ就活を進められたと思います。ありがとうございました! 就職エージェントneoは東証プライム上場企業や大手グループの求人を保有しており、累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件を誇っています。 担当アドバイザーとLINEでスムーズなやり取りが行えるよう配慮しているほか、選考フェーズに合わせた面接対策や面接後の個別フィードバックも行っており、非常に手厚いサポートを受けることができます。 また、いきなり責任者面接を受けられる特別推薦枠も多数用意されているほか、書類選考や一次選考が免除になる求人の取り扱いもあります。 時期によっては最速1日で内定が出る場合もあるということで、就活出遅れ組の就活生にもおすすめです。 ちなみに就職エージェントneoでは就活セミナーも開催されており、人事がESや面接でチェックしているポイントを元人事担当者がリアルな視点から解説してくれます。 参加費は無料で、ES添削や模擬面接も受けられます。オンデマンド配信も行われているため、好きな時間・場所で就活レベルをUPさせられるのが嬉しいポイントです。 就職エージェントneoでは全国北から南まで幅広いエリアの企業紹介を受けることが可能で、オンライン面談が基本となっています。中でも将来を見据えた手厚いサポートを受けたい学生はぜひチェックしてみてください。 このエージェントのおすすめポイント 累計紹介企業数10,000社、内定支援実績45,000件を誇る業界のパイオニア的存在 東証プライム上場企業や大手グループの求人あり 選考フェーズごとの対策や選考後フィードバックなど手厚いサポートが魅力 いきなり責任者面接を受けられるなど特別推薦枠多数 時期によっては最短1日で内定が出るケースあり
2023.12.06
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新卒エージェント
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新卒の就活エージェントは闇が深い?メリットデメリットを踏まえて利用すべきか判断しよう
新卒エージェントについて調べていると、いい意見だけでなく、ネガティブな意見や闇が深いサービスという意見もあり、利用すべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。 そこで本記事でネガティブな意見を持たれる要因についてお伝えし、メリットも踏まえたうえで自分もエージェントサービスを利用すべきか、自分に最適なエージェントサービスはどのようなものがあるかご紹介します。 「新卒エージェントは闇が深い」と言われる理由 そもそも「新卒エージェントは闇が深い」という意見があるのはどうしてなのでしょうか?主な理由としては下記が挙げられます。 学生が無料で利用できる仕組みのため 大前提として、新卒エージェントのほとんどは無料で利用できる仕組みとなっています。 求人紹介や書類添削、面接対策、面接日程調整の代行などあらゆるサービスを受けられるにもかかわらず、これが全て無料となるのです。 「無料で利用できるなんてなんか怪しい・・・」と懐疑的になってしまう学生がいるのも無理はありません。しかし、これには全うな理由があります。 学生が無料で新卒エージェントを利用できるのは人材紹介業が提携している企業から紹介に応じて報酬をもらうというビジネスモデルであるためです。 本来であれば怪しい点はありませんが、無料で利用できるという点から求職者はつい怪しさを感じてしまいやすいのです。 エージェントや契約内容によって額は異なりますが、新卒エージェントを経由して学生一人の採用が決まると企業は新卒エージェントに報酬を支払い、これが新卒エージェントの収入源となっています。 特に新卒エージェントを利用したことのない学生などが「これだけのサービスを受けられるのに無料で利用できるなんて怪しいに決まってる」とネガティブに捉えてしまうことが、新卒エージェントは闇が深いと言われる一因となっています。 利益を優先し、サービスの質が著しく低い場合があるため 新卒エージェントの闇が深いと言われる原因には、新卒エージェントのビジネスモデルも関係しています。 先ほども軽く触れましたが、新卒エージェントは紹介した学生が企業に入社した時点で初めて企業からの紹介料を得ることができますが、これは「学生が入社するまで一切利益が発生しない」ことを意味します。 こういった仕組みになっていることから、中でも質の低い新卒エージェントは学生の将来を見据えたサービス提供を行うのではなく、「とりあえず入社させて成果を得よう」という利益優先の対応を行ってしまうのです。 具体的には本人の希望条件に関わらず内定が出やすい企業を紹介してきたり、本人の意向を尊重せず紹介した企業への内定承諾を迫るなどの対応を行う傾向が見られます。 こういった側面から、新卒エージェントに対して人身売買を行っているようなイメージを抱く学生がいるのも事実です。 もちろん、質の高いエージェントや担当者と出会うことができればそういった対応を受けることはありませんが、新卒エージェントを利用するうえではこういった仕組みから利益を優先しようとするエージェントも存在するということを念頭に入れておくと良いでしょう。 【本記事における「新卒エージェントの闇」の定義】 ・学生がサービスを無料で受けられる怖さがあること ・利益を優先され、著しく質の低いサービスを受ける可能性があること 悪質な新卒エージェントの特徴 では、悪質な新卒エージェントには具体的にどういった特徴があるのでしょうか?一つずつ見てみましょう。 面談の内容が薄い 悪質な新卒エージェントは利益を優先して「とにかく入社してもらえれば良い」と考えていることから、肝心の面談にあまり力を入れず、その内容が薄くなる特徴があります。 たとえば細かい選考対策を受けたいのに誰でも知っているような薄い情報だけを提供されてしまったり、紹介企業の説明が表面的で求人票に書いてあることを読み上げるだけであったりと、情報面、信頼面において質が低い傾向があるのです。 これでは本当に自分がその企業にマッチしているのかの判断がつかないため、入社後にギャップを感じて短期離職に繋がってしまうでしょう。 また、悪質な新卒エージェントの場合は「内定が出やすい企業を紹介すれば良い」と考え、希望条件や将来のキャリアプランなどについて担当者が深く聞いてくれない傾向もあり、本当に紹介して欲しい企業を紹介してもらえないこともあります。 自分にその求人を紹介した理由が曖昧 悪質な新卒エージェントはその学生に本当にマッチしているか、その学生が深く納得しているかなどに関係なく、自分たちの利益に繋がる求人を優先的に紹介してきます。 そのため、内定が出やすいなどの理由で性格や希望条件とは無関係な求人を紹介してきた場合には、どうしてその求人を紹介してくれたのかと聞いてもハッキリした回答を得られないでしょう。 この場合は、悪質な新卒エージェントであると判断して早々に利用をやめるのも一つです。 連絡がしつこい 悪質な新卒エージェントはできるだけ早く成果を上げるために、次の面談日程や企業紹介、内定承諾などの件について学生にしつこく連絡する傾向があります。 日中何度も電話やメールが来て鬱陶しいというSNSへの書き込みも少なくありません。他のエージェントで内定承諾をしてしまう前に自分たちのエージェントで囲い込もうとする意図もあるのでしょう。 連絡に反応しないことでしつこい連絡に繋がっている場合もあります。 連絡を折り返し、返答出来る日程があればその日程を伝え、連絡が不要な場合はその旨やサービスを終了して頂く手続きを踏むことで根本的な解決も可能となるでしょう。 内定や選考の辞退により対応が明らかに変わる 優良な新卒エージェントであれば、たとえ内定や選考を辞退しても対応の質が下がることはありませんし、あくまで本人が納得のいく選択ができるよう親身になってサポートしてくれます。 しかし悪質な新卒エージェントの場合はあと少しで得られた利益が流れてしまったということで、明らかに対応が粗雑になる傾向があります。 こういったエージェントは学生の将来を見据えた質の高いサービスを提供してくれませんので、違和感を覚えたら担当者を変えてもらったり、別のエージェントの利用を開始したりといった対策を講じましょう。 新卒エージェントを活用するメリット 新卒エージェントを利用するにあたってのメリットとしては主に下記が挙げられます。 書類の添削や作成のサポートを行ってもらえる 新卒エージェントでは求人紹介の他にも選考対策のサポートや選考後のフィードバックを受けられたり、面接日程などのスケジュール管理も代行してもらえたりするため、自分一人で行うよりも就活をスムーズに進められます。 選考対策のサポートでは、企業が求めている人物像や面接で聞かれやすい質問といった選考対策に直結する情報も得られるためとても便利です。 中には就活イベントを開催している新卒エージェントもあり、一次面接の代わりとして10社同時に採用担当者と話をすることができたり、いきなり社長と面接をさせてもらえたりするサービスもあります。 最短2週間(時期によっては1日のケースもあり)で内定を獲得できると謳っているサービスも少なくないため、就活に出遅れてしまっているという学生もぜひチェックしてみましょう。 自分で調べるだけでは出会えない企業に出会える 新卒エージェントでは企業の公式サイトや就職情報サイトなどで一般公開されていない「非公開求人」を取り扱っているところが多くあります。 そのため、新卒エージェントを利用することで自分で調べるだけでは出会えなかったはずの求人に出会える可能性があるのです。 良い人材を効率的に採用したい、応募が殺到するのを避けたいといった理由で求人を非公開にしている企業も多く、思いもよらなかった優良企業に応募できるかもしれません。 第三者からの評価を得られる 新卒エージェントを利用するにあたっては、第三者からの客観的な評価を得られるのも嬉しいポイントです。自己分析を細かく行っていたとしても、現状の自分の強みや課題を全て把握するのはなかなか難しいです。 自分自身を客観視するのはそうそう簡単にできることではありませんので、何百人もの学生の就活をサポートしてきたキャリアアドバイザーにカウンセリングをしてもらうことで、第三者目線での自分の強みや課題を知れるのは大きなメリットといえます。 個人の就職活動では知り得ることが難しい選考後のフィードバックも受けられるため、そこでの反省を次の選考に活かすことも可能です。 悪質な新卒エージェントを避ける方法 新卒エージェントには確かに闇がありますが、だからといって全ての新卒エージェントが悪質であるわけではなく、親身にサポートしてくれる優良なエージェントもたくさんあります。 では、悪質な新卒エージェントを回避するにはどうすれば良いのでしょうか? 利用前にサービス概要を確認する 悪質な新卒エージェントを避けるためにはまず、利用前に会社情報や支援実績、口コミなどのサービス概要を確認しておくのが重要です。 運営会社が信頼できる会社なのか(従業員数の大きさなどでも図ることが可能)、これまでどれくらい内定承諾の実績を積んでいるのかなどの情報をあらかじめ確認しておくことで、その新卒エージェントの信頼度をチェックすることが可能です。 また、ある程度の提携企業数があるかについても確認しておくのが望ましいです。というのも、提携企業数が少なければ少ないほど自分にマッチしていない企業を勧められる可能性が高くなるからです。 事前に口コミもチェックしておくことでさらに悪質な新卒エージェントを回避しやすくなるでしょう。 全てを任せない 悪質な新卒エージェントの場合、自分の意思や希望条件をこちらから積極的に伝えなければ相手の思うようにコントロールされやすくなってしまいます。 もっともらしい理由をつけてあまりマッチしているとはいえない企業に応募させられてしまう可能性もあるため、新卒エージェントを利用する際には自分の意思や希望条件をあらかじめ明確にしておき、積極的に伝えるようにしましょう。 複数のエージェントに登録し、比較する 悪質な新卒エージェントを回避するにあたっては、複数のエージェントを並行利用することも重要です。 複数のエージェントを同時に利用すれば、本当に自分のためを思って求人紹介や対策をしてくれているのかなど、それぞれのエージェントの質を比較することができるからです。 また、一つのエージェントが一人に紹介できる企業数にはどうしても限りがあります。 たった一社のエージェントを利用するだけで本当にベストと思える企業に出会うことは難しいため、ぜひ複数のエージェントを並行して利用すると良いでしょう。 新卒エージェントを選ぶ際のポイント では、数ある新卒エージェントの中から自分に合ったサービスを選ぶにはどうすれば良いのでしょうか? 直近の口コミ評価をもとに選ぶ 新卒エージェントを選ぶ際には、Googleなどの検索エンジンでサービス名を調べ、どういった口コミが寄せられているかをチェックして振るいにかけると良いでしょう。 口コミの評価が低い場合には期待しているようなサービスを受けられない可能性があり、時間を無駄にしてしまいかねません。時間に限りがある就活生にとっては死活問題ですので、ぜひこちらもチェックしておきましょう。 ちなみに、口コミ評価の平均値だけを見て判断するのではなく、直近の口コミに注目するのが重要です。 というのも、評価の平均値が低いからといって必ずしもサービスの質が低いとは言い切れないからです。数年前に寄せられている口コミの評価が低く全体の評価を下げてしまっていたとしても、その後サービス内容が改善されている場合があります。 口コミ評価の平均値があまり高くない場合には直近の口コミもチェックすることで自分に合ったエージェントと出会う可能性を広げられることに繋がるため、覚えておくと良いでしょう。 場合によってはSNS上で実際にそのサービスを利用した就活生の感想を見れることもありますので、時にはそれを参考にするのも効果的です。 求める求人が充実しているか 求人についても重要です。まだ就活の軸が定まっていない就活生は、できるだけ求人保有数の多いサービスを選ぶのが得策です。 というのも求人保有数が多い新卒エージェントであれば選択肢の幅が広がるため、自分に合った企業に出会える可能性が必然的に高まるからです。 一方すでに志望業界が定まっている就活生に関しては、その業界に強みを持っているいわゆる「特化型エージェント」を選ぶことで自分が求めている求人を紹介してもらいやすくなります。 新卒エージェントを選ぶ際には、自分が求める求人を多く保有しているかどうかに着目してみると良いでしょう。 サポート内容が充実しているか サポート内容が充実しているかどうかも、新卒エージェント選びにおいては大切です。 新卒エージェントでは基本的に求人紹介、ESや履歴書の添削・作成、面接対策、企業との面接日程の調整などを行ってくれますが、中には就活セミナーやイベントを実施しているところもあります。 一次面接を免除してもらえたり、いきなり社長と面接をさせてもらえるような特別選考ルートを用意しているエージェントもありますので、こういったサポート内容を事前にチェックして特に充実しているところを選ぶと良いでしょう。
2023.11.08
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専門学校
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専門外の就職は可能?専門学校生の就活を成功に導く3つの方法とは?
「専門学校生は大学生と違って就職するのが難しそう・・・」 「専門学校生でも一般企業に就職できるのかな・・・?」 このように一般企業へ就職したいと考えているものの「専門学校生の自分では就活に不利になってしまうのではないか」と不安に感じてはいませんか?結論からいえば、専門学校生でも十分に就職することは可能ですし、不利でもありません。 本記事では専門学校生が就職に不利ではない理由をお伝えしたうえで、着実に就活を成功に導く3つの方法をご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ 専門学校生の就職率は90%以上で有利といえる 専門学校生は即戦力となることをアピールできる 基本的に専門学校生は学校に寄せられた求人の中から企業を選ぶことになる 一般企業への就職を目指すなら就活エージェントの利用が便利 専門学校生の就職率は不利ではない 専門学校は特定の分野に特化して学びを深めていくため、その分野における就職率は高い水準を誇っています。 事実、東京都専修学校各種学校協会「令和2年3月 専門課程卒業者の就職状況調査」の「令和2年3月卒業者の就職状況(昼間部)」によれば、専門学校卒の就職率は94.5%(関連職種への就職率は94.4%)となっています。 上記は昼間部の数値ですが、夜間部においても就職率は90.5%(関連職種への就職率は92.3%)と高水準となっています。 専門学校では知識のみならず、より専門的かつ実践的な、いわゆる職業訓練に近い内容を取り入れている傾向があるため、就職後も比較的早い段階で戦力となることが期待されているのです。 専門学校からの就職が難しいのではないかと不安な方は、必要以上に心配する必要はありません。本記事でお伝えする情報をもとに、しっかりと準備を行って就活に臨みましょう。 専門学校の就活生の強み 就活に不利になるのではないかと思われがちな専門学校生ですが、実際には就職で強みとなる大きなポイントがあります。 専門知識や資格を活かせる 専門学校では授業の中で資格を取得できたり、資格の取得しなければ単位を取得できないケースもありますが、こうして培った専門知識や取得した資格を活かして就職活動を行えるのは専門学校の就活生の大きな強みです。 その業界についての知識やスキルが一切ない就活生に比べ、専門学校生は即戦力となることを選考でアピールできるため、就活が有利になるといえます。 業界とのコネクションがある また、その業界とのコネクションがある点も専門学校の就活生の就職を有利に進める大きなポイントです。 専門学校にはその業界の企業から求人が多く寄せられることに加え、教師や講師陣も独自にコネクションを持っていることが多いため、業界関係者でなければ知りようのない情報を教えてもらうことが可能です。 なお、看護学校の病院実習やIT系の専門学校のプログラミングにまつわる大会、美容系専門学校のコンテストといった実務研修や競技会が設けられることもあり、自分のスキルを客観的に評価される機会を得られます。 ここで結果を出すことができれば就活時に大きな武器となるため、学校での学びや頑張りが直接就活に結びつくことも専門学校の利点といえます。 専門学校生と大学生の就職活動の違い 一般的に大学の就活生の多くは就活サイトを活用したり、合同説明会やインターンシップへの参加を通して情報を集めたりして自力で就職先を探します。 数ある業界、企業について自力で情報を集めることには大きな労力が伴いますが、その分自分が興味を持てる業界や企業を吟味できる利点があります。 一方、専門学校の就活生は専門学校に寄せられた企業の求人の中から就職先を選ぶのが一般的です。 美容師や調理師、技術職など、専門分野に精通した学生と効率的に接点を持つことができるということで、専門学校にはその分野で活躍できる求人が多く集まってきます。 最初から有利なポジションで就活を行えるのは専門学校生の特権です。ただ、逆にいえば専門学校生は特定の企業の中からしか求人を選べないということにもなります。 もしそれ以外の企業に就職したいと考えた場合には自力で情報を集め、就職活動を進めていく必要がありますが、それにはそれ相応の時間と労力がかかります。 専門学校生の就職活動を成功に導く3つの方法 では、専門学校生が就活を成功させるにはどうすれば良いのでしょうか?ここでは専門職に就職する場合と一般企業に就職する場合の2つのケースについてお伝えします。 専門職に就職する場合 専門学校から専門職に就職する場合には、主に下記のキャリアセンターに相談する方法が考えられます。 学校ごとに異なりますが、専門学校のキャリアセンターでは企業選びや就活対策の仕方といった就職相談を行うことができます。「将来やりたいことがわからない・・・」といった抽象的な相談にも乗ってもらうことが可能です。 専門学校に寄せられた企業の情報をもとに、過去データを基にした選考対策のアドバイスも受けることができるところもあります。繰り返しになりますが、特定の企業とのコネクションがある点が専門学校の大きな強みです。 就活に役立つ資格の取得や作品づくりをサポートしてもらうこともできるため、専門学校に寄せられた求人への応募を考えている方はぜひ活用したいところです。 一般企業に就職する場合 専門学校から一般企業に就職する場合には、主に下記の方法が考えられます。 ・就活イベントに参加する ・就活エージェントに相談する 就活イベントには合同説明会やOB・OG訪問などが挙げられます。こうした就活イベントに参加することで一般企業それぞれの情報を集め、吟味するヒントとして役立てられるのです。 大学生の場合はインターンシップに参加して実際にその企業の社員の間近で働くことでその企業の空気感を知る方法もありますが、専門学校生は大学生よりも一日の授業数が多いため、なかなかそういった時間を確保することは難しいでしょう。 そして2つ目の就活エージェントは、就活生一人ひとりに専属のキャリアアドバイザーがつき、就職活動の準備から入社までをサポートしてくれるサービスを指します。 カウンセリングを通じて自分に合った企業を紹介してもらうことができ、ES・面接対策や面接日程の調整などを代行してもらうことが可能です。 専門学校生が一般企業を目指して就活を行う際、全く知らない業界や企業について一から情報を集めて就活対策を進めていくには限界があります。 そこであらゆる業界について知識があり、就活対策に精通している就活エージェントのキャリアアドバイザーに相談すれば、自分一人で進めるよりも就活がスムーズになるだけでなく、自分では知ることができなかった業界や企業と出会える可能性も高まります。 専門学校のキャリアセンターでは、一般企業についての紹介や対策を行ってくれるケースが少ないため、一般企業への就職を目指す方は就活エージェントに相談して企業を紹介してもらうと良いでしょう。
2023.11.06
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転職
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転職エージェント
このカテゴリのページを見る転職エージェントの選び方やおすすめの転職エージェントについて紹介します
転職エージェントの対応がむかつく!そんな時の対処法と自分に合ったサービスを見つけるポイントを解説
転職活動を効率的に進める為に転職エージェントに登録してみたものの、対応の仕方やサービス内容により、転職エージェントに対して「むかつく」という感想を持つ方もいるようです。 実際に悪質なサービスを受ける場合も中にはありますが、多くの方が「むかつく」と感じるような事象の背景を理解し、対処することで自分に最適なサービスに出会える可能性も高くなるでしょう。 そこで本記事では転職エージェントの対応がむかつくと感じた際の対処法のほか、自分に合った転職エージェントを見つけるポイントをご紹介いたします。 むかつく転職エージェントの特徴 転職エージェントの中には悪質な対応を行っているところも一部あり、そういったエージェントを利用すると思わず「むかつく!」と感じてしまうことがあります。 では、むかつくと感じる転職エージェントには具体的にどういった特徴があるのでしょうか? あからさまに上から目線の発言や態度が目立つ まずは上から目線の発言や態度が目立つという特徴が挙げられます。 「そこはさすがに高望みしすぎで無理ですよ」「自分が転職した時はもっとこういう考え方をしてましたけどね」など、偉そうな態度で口出しをされるケースがあります。 上から目線の発言や態度が目立つ割にキャリアアドバイザーの経験値が浅い場合もあり、「あんまり知識ないくせに偉そうだな」と感じてしまうことがあるのです。 連絡が異常に遅い 対応の質が低い転職エージェントは連絡してくるのが異常に遅い特徴が見られます。 面接後全く連絡が来ない、現状の進捗報告がない、「後日連絡しますね」と言っておきながら一週間以上平気で連絡してこないといったケースが挙げられます。 原因としてはキャリアアドバイザー一人あたりが抱えている求職者の人数が多すぎるということが考えられますが、気の毒ではあるものの、こちらが求めるだけの十分なサービスを受けられないという点ではナンセンスといえます。 転職活動を進めたいという気持ちがあるにもかかわらず、このように転職エージェントが足かせになるとついむかつくと感じてしまうでしょう。 とにかく転職を急かす むかつくと感じる転職エージェントの特徴としては、とにかく転職を急かしてくるという傾向も見られます。 転職エージェントは提携している企業に求職者が入社して初めて利益を得ることができるビジネスモデルとなっています。また、この後も触れますが転職エージェントのキャリアアドバイザーたちは毎月ノルマを課されていることが多いです。 そのため、対応の質が低い転職エージェントでは担当のキャリアアドバイザーが自分のノルマをクリアしたいという気持ちが先行してしまい、じっくり考えて転職先を選びたいという求職者に対しても早く選ばせて応募させようとするのです。 提案された求人に自分の希望が反映されていない 他にも、きちんと自分の希望や外せない条件について伝えたはずなのに、提案された求人情報を見ると全然自分の希望が反映されていないというケースも中には見られます。 前提として、「自分が希望する仕事・業界」が必ずしも「自分に本当に合った仕事・業界」であるとは限らず、今はまだ知らない仕事や業界、働き方の中に本当の適職がある可能性があります。 そのため、優良な転職エージェントのキャリアアドバイザーは求職者の希望を最大限考慮しつつ、本人が今後のキャリア形成を鑑みて長期的に活躍できる仕事や業界を紹介しようと努めています。 一見「希望と違う求人を紹介された」と感じてしまうかもしれませんが、求職者ファーストの優良な転職エージェントであれば、その求人を紹介した背景を丁寧に説明してくれるはずですので、不信感は募りにくいでしょう。 ただし、悪質な転職エージェントの場合はこうした求職者への配慮は特にないまま、「とりあえず内定が出やすい企業を紹介しておけば良いだろう」「この企業をごり押しすれば今月中に入社まで持っていけるだろう」といった身勝手な理由で希望に全くそぐわない求人を紹介してくることがあります。 むかつく転職エージェントへの対処法 では、こういったむかつくと感じる転職エージェントに当たってしまった場合には、どのように対処すれば良いのでしょうか? 利用する転職エージェントを変えるという方法もありますが、中にはどの転職エージェントを利用しても「担当者との相性が合わない」といった食い違いは生じ得るため、まずは下記の対処法を試してみてください。 自分の希望を明確に伝える まずは自分の希望を担当者に直接、明確に伝えることが挙げられます。担当者から的外れな求人を紹介されてしまうという場合、転職エージェントに深い意図はなく、単純にこちらの希望を深く理解できていないだけである可能性があります。 「基本的には〇〇職に絞って転職活動を進めたいからそれ以外は紹介してもらわなくて大丈夫」「〇〇業界が第一希望だからそこの業界の求人を多めに紹介してほしい」などと伝えられるとわかりやすいでしょう。 また、電話してほしくないタイミングで電話が何度もかかってきてしまうといった場合でも同様です。「平日の〇時までは電話に出られないのでメールにしてほしい」などと伝えれば改善が見込めるでしょう。 担当者を変更してもらう 担当者に希望を伝えてもなかなか理解してもらえない、連絡をしてもレスポンスが遅いといった理由でストレスを感じた場合、まずは担当者にその不満を直接伝えてみましょう。 本当はもっとこうして欲しいという気持ちをオブラートに包みながら伝えれば改善してもらえる可能性があります。 もしそれで嫌な顔をされたり一向に改善しなかったりした場合は、転職エージェントに問い合わせて担当者を変更してもらいましょう。 この時、自分がどういったサービス提供を求めているかを明確に伝えておけば、最もそれに適した担当者を配置してもらえるはずです。それでも改善しない場合は利用をやめて別の転職エージェントを利用すると良いでしょう。 複数の転職エージェントを利用する 事前に口コミ情報をチェックするなどして優良な転職エージェントを探すことは可能ですが、それでも担当者との相性が合わないといった理由でストレスを抱えてしまうケースはあります。 その点、複数の転職エージェントを並行利用しておくと、連絡が異常に遅い、求めている求人を紹介してもらえないなどの対応の質の低いエージェントがあった場合にはそこだけ利用をやめてしまえば良いため便利です。 転職エージェントを複数利用しておくと、その分チェックできる求人の幅や数が増えるため自分の可能性を広げることにも繋がります。 むかつく転職エージェントがいる理由 では、どうしてこういったむかつくと感じる転職エージェントが存在しているのでしょうか?これには転職エージェントの「ビジネスモデル」と「エージェント内のルール」の2つが関係していると考えられます。 転職エージェントによる人材紹介事業は、基本的に提携している企業から報酬を得るビジネスモデルとなっています。 提携している企業に人材を紹介し、そこで内定が出て入社が決まった場合には企業から転職エージェントに対して報酬が支払われるのです。 だからこそ求職者は利用料を支払うことなくエージェントのサービスを受けられるのですが、社内教育が行き届いていない悪質なエージェントの場合は金銭が発生していないという背景から、求職者に対して無意識に上から目線で対応したり無理に求人へ応募させようとしたりといった対応を取ってしまうケースがあるのです。 また、転職エージェントのキャリアアドバイザーは月々のノルマを課されているケースが多いです。月にどれだけ企業への応募が取れたか、内定を得ることができたか、実際に入社へ繋げられたかなど、社内において様々な指標でチェックされています。 言わずもがなですがノルマを達成できないでいると社内で肩身の狭い思いをしやすいため、ノルマを達成したいという気持ちが先走ってしまった結果、求職者に求人をごり押しするといった悪質な対応を行ってしまいがちなのです。 転職エージェントを選ぶ際のポイント4選 おすすめの転職エージェントをご紹介しましたが、数ある転職エージェントの中から自分に合ったサービスを選ぶにはどうすれば良いのでしょうか?ここではぜひ押さえていただきたい4つのポイントをご紹介いたします。 自分が対象者に含まれているか 転職エージェントは大きく「総合型」「特化型」の2つに大別されますが、特化型には一定の業界に特化したものもあれば20代に特化したもの、ハイキャリア層に特化したもの、女性に特化したものなど様々なサービスが存在します。 例えば、20代で初めての転職を考えている方がハイキャリア層を対象としたエージェントを利用しても、応募できる求人は限られます。 逆に、ハイクラスのポジションを目指す方が20代に特化したエージェントを利用しても、未経験歓迎求人が多いことなどから物足りなさを感じてしまうでしょう。 自分が対象に含まれていないサービスを利用しても時間を無駄にしてしまいかねないため、転職エージェントを利用する前に「自分がそのサービスの対象者に含まれているか」「自分が利用するサービスとして適切か」についても確認するようにしましょう。 求める求人が充実しているか 転職エージェント選びにおいて重要なのは、自分が求める求人がいかに充実しているかです。すでに志望業界・職種が定まっている方であればそこに強みを持つ特化型エージェントを選ぶことで効率的に仕事選びを進められます。 一方、広く業界・職種をチェックしたうえで絞り込んでいきたいと考えている方は総合型エージェントの中でも取り扱い求人数が多いサービスを使うことで可能性を広げられるでしょう。 転職サイトと違って自分の価値観や傾向、希望をもとに担当のキャリアアドバイザーから求人選びのアドバイスをもらえるのが転職エージェントの魅力ですので、求人数が多いエージェントを利用する場合であっても効率的に仕事選びを行うことが可能です。 転職エージェント選びにおいてはまず「自分が求める求人が多く取り扱われているか」をチェックするようにしましょう。 サポート内容が充実しているか サポート内容が充実しているかどうかも、転職エージェント選びにおいては大切です。 転職エージェントでは基本的に求人紹介、選考書類の添削・作成、面接対策、企業との面接日程の調整や入社条件の交渉などを行ってくれますが、中には無料個別相談や細かい模擬面接を実施しているサービスも存在します。 他にも業界特化型の転職エージェントではその業界の出身者がキャリアアドバイザーとして在籍しているケースも多いため、希望する業界についての深い知見をもとにした求人紹介や選考対策を受けられます。 たとえば「エンジニア」という職種一つを取ってもWebやデータベース、AIエンジニアなど存在する職種は様々ですが、IT・WEB・ゲーム業界に特化した転職エージェントである「Geekly」は職種ごとに選任されたコンサルタントが在籍しているため、そういった細かい職種ごとの細かい知見を共有してもらえる魅力があります。 このようにエージェントそれぞれでサポート内容や強みが異なりますので、事前に特徴を確認したうえで利用を検討すると良いでしょう。 直近の口コミ評価の内容が良いか 転職エージェントを選ぶ際にはGoogleやX(旧Twitter)などの検索エンジンやSNSでサービス名を調べ、どういった口コミが寄せられているかをチェックして振るいにかけるのも大切です。 口コミの評価が低い場合には期待しているようなサービスを受けられない可能性があり、時間を無駄にしてしまいかねません。 ちなみに、口コミ評価の平均値だけを見て判断するのではなく、直近の口コミに注目するのがポイントですので頭の片隅に入れておきましょう。 というのも、評価の平均値が低いからといって必ずしもサービスの質が低いとは言い切れないからです。数年前に寄せられている口コミの評価が低く全体の評価を下げてしまっていたとしても、その後サービス内容が改善されている場合があります。 口コミ評価の平均値があまり高くない場合には、直近の口コミもチェックすることで自分に合ったエージェントと出会う可能性を広げられることに繋がるため、覚えておくと良いでしょう。 ここは外せない!おすすめの転職エージェント3選 転職エージェントは幅広い業界・職種を取り扱う「総合型」と、特定の業界・職種を取り扱う「特化型」の2種類に大別されますが、ここでは総合型エージェントの中でも求人数の豊富さ、サポートの丁寧さ、口コミ評価の高さ(X(旧Twitter)やGoogle)などの観点から「まずはここを利用しておきたい」という転職エージェントを年代別でご紹介いたしましょう。(※各サービスの掲載順は五十音順となっており、順番は優劣をつけるものではありません) 第二新卒エージェントneo 第二新卒エージェントneo 対応エリア 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫、愛知、三重、岐阜、広島、福岡 オンライン対応 可 主な特徴 20代の中でも第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターそれぞれに特化、18~28歳までの就職・転職支援実績22,500人、面談実施件数34,000件、最短6日で内定、1名あたりのサポート時間平均8時間 公式サイト こちらをクリック 「第二新卒エージェントneo」は主に20代に特化した就職・転職エージェントです。18~28歳までの就職・転職支援実績22,500人、面談実施件数34,000件を誇っています。 第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターそれぞれの就職・転職活動に特化した選考対策を実施しているため、一人ひとりの状況に合った就職・転職活動を細かくサポートしてもらうことが可能です。 1名あたりのサポート時間平均が8時間であることからもわかるように手厚いサポートが高い評価を受けており、「利用したいエージェントNo.1」「おススメしたいエージェントNo.1」「キャリア相談を安心してお願いできる人材会社No.1」に選ばれる結果に繋がっています。 ただし、未経験歓迎求人などが多いことから20代の中でもハイキャリアを狙う層には適さないため注意しましょう。 最短6日で内定が出るケースもあるため、「すぐにでも就職・転職を叶えたい」という方はチェックしてみてはいかがでしょうか。 このエージェントのおすすめポイント 18~28歳までの就職・転職支援実績22,500人、面談実施件数34,000件を誇る 20代の中でも第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターそれぞれに特化 中でも職務経験なしの就職・転職支援実績は10,000人を突破 最短6日で内定が出る可能性あり 1名あたりのサポート時間平均は8時間で親身なサポートを受けられる リクルートエージェント リクルートエージェント 対応エリア 全国+海外 オンライン対応 可 主な特徴 求人数業界TOPクラス、業界最大級の非公開求人数、IT業・金融業・コンサルタント業に強みあり 公式サイト こちらをクリック 「リクルートエージェント」は求人数業界TOPクラスを誇る転職エージェントです。 20代以降のどの年代の方でも利用いただけますが、30代、40代の方向けの転職エージェントにはハイキャリア向けのものも多いため、幅広く求人を見てみたいという場合にはまずリクルートエージェントの利用から始めてみるのが無難です。 2023年9月時点での公開求人数は約453,000件、非公開求人数は約330,000件と、求人数の多さが魅力で、実績豊富なキャリアアドバイザーによる求人紹介や、選考対策、独自に分析した業界・企業情報の提供といったサポートが、転職支援実績No.1獲得という結果に繋がっています。 中でもIT業、金融業、コンサルタント業に強みがあるため、これらの業界を目指す方にもおすすめです。 このエージェントのおすすめポイント 求人数業界TOPクラス。業界最大級の非公開求人数を誇る 細かい選考対策を講じてもらえる IT業・金融業・コンサルタント業に強みあり JACリクルートメント JACリクルートメント 対応エリア 北関東(群馬/栃木/茨城/埼玉)、 神奈川、愛知、静岡、大阪、京都、兵庫、中国エリア(広島/岡山)、 福岡、海外 オンライン対応 - 主な特徴 管理職・技術/専門職転職のエキスパート、転職活動の支援実績約43万人、知人・友人にJACを勧めたい層は94.7% 公式サイト こちらをクリック 「JACリクルートメント」は転職活動の支援実績約430,000人を誇る、30代、40代の中でもハイクラスをターゲットにした転職エージェントです。 管理職、技術・専門職転職のエキスパートといえるサービスで、「ハイクラス・ミドルクラス転職 オリコン顧客満足度 5年連続No.1」を獲得しています。 コンサルタントの総数は約1,200名に上り、日系大手、外資、メガベンチャーなど、優良企業におけるハイクラス求人を紹介してもらうことができ、その細やかなサポート体制から知人・友人にJACを勧めたい層は全体の94.7%を占めています。 30代、40代のハイクラス転職を目指す方の中でも管理職、技術・専門職の転職を検討している方には特におすすめです。 このエージェントのおすすめポイント 転職活動の支援実績約43万人 知人・友人にJACを勧めたい層は94.7% 管理職、技術・専門職転職に強みがある 転職エージェントを利用する際の3つのテクニック おすすめの転職エージェントについて把握できたところで、ここでは元キャリアアドバイザーへ実際に聞いた「転職エージェントを利用する際の3つのテクニック」をご紹介いたします。 転職エージェントを最大限有効活用するためにもぜひ参考にしてください。 第三者から見た自分を把握する 転職エージェントを利用するにあたっては、第三者から見た自分を知ることが大切です。基本的に人は自分を客観視することがなかなかできないものです。 自分では自分のことをよく理解しているつもりでも、実際には思考の傾向やビジネスパーソンとしての強み、大切にしている仕事観・人生観に気づけていないことがほとんどです。 転職エージェントを利用すると多くの求職者を見てきたキャリアアドバイザーから自分の性格や傾向を元に隠れた強みや適している環境についてアドバイスしてもらうことができますので、最初はあまりピンと来なかったとしてもまずは耳を傾けてみましょう。 ただ、キャリアアドバイザーによってはこちらが求めるだけの深いアドバイスをもらえないケースもあります。 そのため、転職エージェントを利用する際には「自分のこの経験はどういった観点で仕事に活かせそうでしょうか?」「〇〇の仕事に携わるためにはどんなスキルが必要なんでしょうか?」などと自ら積極的に質問すると良いでしょう。 積極的に選考対策をしてもらう 自ら積極的にキャリアアドバイザーに働きかけて選考対策を講じてもらうことも、転職エージェントを利用するにあたって重要なポイントの1つです。 たとえば履歴書や職務経歴書といった選考書類は企業との最初の接点です。「転職エージェント=企業を紹介してくれるサービス」というイメージが強いかもしれませんが、書類の添削も転職エージェントの持つ大きな価値です。 求職者が企業紹介をより重要視しているような場合にはキャリアアドバイザーも企業紹介に力を入れるため、その分選考書類の添削の比重が軽くなってしまうことがあります。 作成した書類に自信があったとしても自ら積極的に「添削してください」「志望動機はこんな感じで大丈夫でしょうか?」などと質問するようにすると、細かい対策を講じてもらいやすくなるためおすすめです。 面接対策についても同様です。「もっと深い部分まで対策をしてほしい」など、自ら積極的に声をかけることで転職エージェントを最大限有効活用すると良いでしょう。 気になること、聞きづらいことを確認する 企業の実際の労働環境や社風といったリアルな情報を教えてもらえるのも転職エージェントの魅力ですが、紹介してもらう企業数が多くなるにつれて詳細を教えてもらいにくくなる傾向があります。 転職エージェントは基本的に給与や残業時間、実際の労働環境、人間関係といった情報を網羅していますので、ここをチェックしそびれてしまうのは非常にもったいないといえるでしょう。 企業には直接聞きにくいことでも第三者が仲介してくれているからこそ聞きやすいかと思いますので、こういった情報を自分から率先して確認し、ぜひ悔いのない企業選びに繋げてください。 転職エージェントに関してよくある質問 最後に、転職エージェントに関してよくある質問とそれに対する回答をご紹介いたします。 転職エージェントはなぜ無料で利用できるの? 求職者が無料で転職エージェントを利用できるのは、企業側が転職エージェントに料金を支払っているからです。 エージェントや契約内容によりますが、転職エージェントを経由して求職者一人の採用が決まると企業は数十万~数百万程度の報酬を支払うことになります。これが転職エージェントの売上となるため、求職者は無料でサービスを利用できるのです。 ちなみに企業は選考の手間を省きたい、自社に合った人材を効率的に募集したいといったニーズから転職エージェントを利用しているため、「無料で利用できるなんて怪しいんじゃ・・・」と不安を感じている方は安心してください。 相談したら必ず応募しないとダメ? 転職エージェントに相談したからといって、必ずどこかしらの企業に応募しなければならないというルールはありません。 まずは相談してみて、自分の希望に近い企業を紹介してくれるか、キャリアアドバイザーが親身になって対応してくれるかなど自分に合ったサービスであるかを確認し、良いなと思ったらそこで初めて応募してみると良いでしょう。 もし、あまり自分の希望にそぐわないなと感じたら丁寧に断りを入れてください。ちなみに、たとえ内定が出たとしても別の企業に入社したいと感じたら辞退して問題ありません。 むしろ、複数の企業から内定を頂いたうえで検討できる状態が理想的ですので、選択肢を広げるためにも選考は最後まで受けきった方が良いでしょう。 転職エージェントの面談は仕事終わりの時間や土日でも可能? 転職エージェントによって対応している曜日や時間帯は異なりますが、多くのエージェントは平日の夜の時間帯や土日にも面談ができるよう対応しています。 転職エージェントの面談前に必要な準備は? 必ず準備しておくべきことは特にありませんが、サービスによっては事前に履歴書・職務経歴書の提出を求められます(書類作成からサポートしてほしい場合はエージェントに問い合わせましょう)。 また、自分が携わりたい仕事や転職先へ求める条件、自分が求めている働き方などについてある程度明確にしておくと、企業紹介がスムーズに進みます。 何からどう考えれば良いかわからないという方は、その旨をそのままキャリアアドバイザーに相談すれば問題ありません。 一度予約した面談はキャンセルできる? 急遽仕事が入ってしまった、体調不良になってしまったなど、一度予約した面談をキャンセルしなければならないこともあるかと思いますが、これは問題なく可能です。 キャンセルしなければならなくなった際にはできるだけ早く転職エージェントへ連絡し、キャンセルしたい旨を伝えるようにしましょう(この際の連絡手段・方法については各サービスの公式サイト、面談予約時の予約完了メールなどに記載されているはずです)。 他の転職エージェントも同時に利用して良い? 転職エージェントは複数並行利用しても問題ありません。むしろ、利用するサービスを一つに絞ってしまうと紹介を受けられる企業や得られる情報が限られ今後の可能性が狭まってしまうため、複数のサービスを並行して利用するのがベターです。
2023.12.06
転職エージェントとは?利用の流れ、おすすめの転職エージェントを紹介
転職エージェントとは転職を希望する求職者に対して、専任のキャリアアドバイザーが転職のサポートを行うサービスです。多くの場合、求職者は全てのサービスを無料で利用することができます。 本記事では転職エージェントサービスの仕組みやサービス内容についてご紹介し、選ぶ際のポイントや活用方法について詳しくお伝えいたします。 転職エージェントとは? 転職エージェントとは、転職を希望している「求職者」と人材を採用したいと考えている「企業」をマッチングさせる役割を担うサービスです。 求職者の希望はもちろんのこと、培ってきた経験やスキル、人物像といった情報をもとに、数ある保有求人の中からマッチする企業の候補を出して求職者に紹介してくれます。 そこで応募することが決まった場合には、履歴書や職務経歴書の作成のサポートや面接対策を講じてもらえるため、一人で転職活動を行うよりも選考を通過しやすい傾向があります。 加えて、企業との面接日程の調整や入社条件の交渉などを代行してもらえることも魅力です。転職活動では複数の企業へ応募して選考を受けるのが一般的ですが、特に在職中の場合にはスケジューリングが大変になりがちです。 そこで転職エージェントが自分の代わりにスケジュールを整理してくれるのは大きなメリットといえるでしょう。 ちなみに、提携している企業は一人の採用が決まるごとに転職エージェントへ料金を支払っているため、多くの場合求職者は転職エージェントの全てのサービスを無料で利用することができます。 転職エージェントは幅広い業界・職種を取り扱う「総合型」と、特定の業界・職種を取り扱う「特化型」の2種類に大別されますが、ここでは総合型エージェントの中でも求人数の豊富さ、サポートの丁寧さ、口コミ評価の高さ(X(旧Twitter)やGoogle)などの観点から「まずはここを利用しておきたい」という転職エージェントを年代別でご紹介いたしましょう(本記事における各サービスの掲載順は五十音順となっています)。 第二新卒エージェントneo 第二新卒エージェントneo 対応エリア 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、兵庫、愛知、三重、岐阜、広島、福岡 オンライン対応 可 主な特徴 20代の中でも第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターそれぞれに特化、18~28歳までの就職・転職支援実績22,500人、面談実施件数34,000件、最短6日で内定、1名あたりのサポート時間平均8時間 公式サイト こちらをクリック 「第二新卒エージェントneo」は主に20代に特化した就職・転職エージェントで、18~28歳までの就職・転職支援実績22,500人、面談実施件数34,000件を誇ります。 第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターそれぞれの就職・転職活動に特化した選考対策などを実施しているため、一人ひとりの状況に合った就職・転職活動を細かくサポートしてもらうことができます。 1名あたりのサポート時間平均が8時間であることからもわかるように手厚いサポートが高い評価を受けており、「利用したいエージェントNo.1」「おススメしたいエージェントNo.1」「キャリア相談を安心してお願いできる人材会社No.1」に選ばれる結果に繋がっています。 ただし、未経験歓迎求人などが多いことから20代の中でもハイキャリアを狙う層には適さないため注意しましょう。 最短6日で内定が出るケースもあるため、「すぐにでも就職・転職を叶えたい」という方はチェックしてみてはいかがでしょうか。 このエージェントのおすすめポイント 18~28歳までの就職・転職支援実績22,500人、面談実施件数34,000件を誇る 20代の中でも第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーターそれぞれに特化 中でも職務経験なしの就職・転職支援実績は10,000人を突破 最短6日で内定が出る可能性あり 1名あたりのサポート時間平均は8時間で親身なサポートを受けられる リクルートエージェント リクルートエージェント 対応エリア 全国+海外 オンライン対応 可 主な特徴 求人数業界TOPクラス、業界最大級の非公開求人数、IT業・金融業・コンサルタント業に強みあり 公式サイト こちらをクリック 「リクルートエージェント」は求人数業界TOPクラスを誇る転職エージェントで、20代以降のどの年代の方でも利用いただけますが、30代、40代の方向けの転職エージェントにはハイキャリア向けのものも多いため、そういった求人を探しているわけではないという場合にはまずリクルートエージェントの利用から始めてみるのがベターでしょう。 2023年9月時点での公開求人数は約453,000件、非公開求人数は約330,000件と求人数の多さが魅力で、実績豊富なキャリアアドバイザーによる求人紹介や、選考対策、独自に分析した業界・企業情報の提供といったサポートが、転職支援実績No.1獲得という結果に繋がっています。 中でもIT業、金融業、コンサルタント業に強みがあるため、これらの業界を目指す方にもおすすめです。 このエージェントのおすすめポイント 求人数業界TOPクラス。業界最大級の非公開求人数を誇る 細かい選考対策を講じてもらえる IT業・金融業・コンサルタント業に強みあり JACリクルートメント JACリクルートメント 対応エリア 北関東(群馬/栃木/茨城/埼玉)、 神奈川、愛知、静岡、大阪、京都、兵庫、中国エリア(広島/岡山)、 福岡、海外 オンライン対応 - 主な特徴 管理職・技術/専門職転職のエキスパート、転職活動の支援実績約43万人、知人・友人にJACを勧めたい層は94.7% 公式サイト こちらをクリック 「JACリクルートメント」は転職活動の支援実績約430,000人を誇る、30代、40代の中でもハイクラスをターゲットにした転職エージェントで、管理職、技術・専門職転職のエキスパートといえるサービスです。 「ハイクラス・ミドルクラス転職 オリコン顧客満足度 5年連続No.1」を獲得しています。 コンサルタントの総数は約1,200名に上り、日系大手、外資、メガベンチャーなど、優良企業におけるハイクラス求人を紹介してもらうことができ、その細やかなサポート体制から知人・友人にJACを勧めたい層は全体の94.7%を占めています。 30代、40代のハイクラス転職を目指す方の中でも管理職、技術・専門職の転職を検討している方には特におすすめです。 このエージェントのおすすめポイント 転職活動の支援実績約43万人 知人・友人にJACを勧めたい層は94.7% 管理職、技術・専門職転職に強みがある
2023.12.06
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