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公務員保育士の年収はいくら?年代別の昇給額や年収を上げる方法も紹介
目次
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公務員保育士の年収について、初任給から退職金まで、年齢別の給与推移や私立との比較、昇給の仕組みなどを詳しく解説します。
年収以外の面でのメリットデメリットや福利厚生についても触れているため、公務員保育士として働きたいと思っている方はぜひ最後までご覧ください。
この記事のまとめ
- 公務員保育士は、私立保育園の保育士よりも年収が高い傾向にある
- ただし、最終的な年収の上限は、民間のトップクラスの保育園よりも低くなることも
- 公務員保育士になりたい方は、保育士向けの転職エージェントに相談することもおすすめ
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公務員保育士とは?
まずはじめに公務員保育士とは、地方自治体に採用された保育士のことを指します。
公立の保育園や保育施設で働き、地方公務員としての待遇を受けることが可能です。
したがって、私立保育園に勤務するよりも待遇が良い場合があるため、公務員保育士になりたいと考える方も多いでしょう。
公務員保育士の年収の特徴
まずはじめに公務員保育士とは、地方自治体に採用された保育士のことを指します。
公立の保育園や保育施設で働き、地方公務員としての待遇を受けることが可能です。
したがって、私立保育園に勤務するよりも待遇が良い場合があるため、公務員保育士になりたいと考える方も多いでしょう。
地方公務員として働く公務員保育士は、安定した給与体系と年功序列制度により、経験を積むごとに収入が増加していく傾向にあります。
公務員保育士の初任給と昇給の仕組み
初任給
エリアや学歴、職種によって多少の差はありますが、『総務省「令和4年地方公務員給与の実態 第2統計表I一般職関係第4表~第9表の4 第4表初任給」』によると、公務員保育士の初任給は、15~22万円の間が平均値といえるでしょう。
※幼稚園教諭と保育士が同等の給与を受け取っていると仮定した場合。
たとえば、神奈川県内の市の場合、幼稚園教諭で大学卒業者の初任給平均は約19万円で、短大卒業者は約15万円です。
平均 | 最高 | 最低 | |
全国の全市の幼稚園教諭初任給 | 185,620 | 217,500 | 143,800 |
昇給の仕組み
公務員保育士の給与は、年功序列制度に基づいて毎年昇給していき、勤続年数に応じて給与が段階的に上がっていくため、長く勤めるほど収入が増加します。
昇給の特徴
- 毎年定期的な昇給
- 勤続年数に応じた給与増加
- 役職や資格取得による昇給機会
年齢別の平均年収
公務員保育士は、年齢が上がるごとに基本給が上がるため、年収も同様に上昇する傾向があります。
公務員保育士の年収を示すデータはありませんでしたが、2023年度の『厚生労働省「賃金構造基本統計調査」』によると、私立保育園も含む保育士の平均年収の推移は以下の通りです。
きまって支給する現金給与額 | 年間賞与その他特別給与額 | 年収 | 手取り年額 | |
20~24歳 | 230,900 | 438,000 | 3,208,800 | 2,406,600 |
25~29歳 | 260,800 | 695,700 | 3,825,300 | 2,868,975 |
30~34歳 | 264,300 | 684,700 | 3,856,300 | 2,892,225 |
35~39歳 | 277,800 | 760,600 | 4,094,200 | 3,070,650 |
40~44歳 | 286,200 | 815,900 | 4,250,300 | 3,187,725 |
45~49歳 | 284,700 | 845,800 | 4,262,200 | 3,196,650 |
公務員保育士のボーナスと手当
公務員保育士は、1年間で夏と冬の2回ボーナスが支給されます。
『人事院「令和5年 人事院勧告・報告の概要」』によると、地方公務員のボーナスは月給の約4.5ヵ月分です。
また、住居手当、通勤手当、扶養手当など各種手当も充実しているため、これらが年収をアップさせる要因の一つといえるでしょう。
私立保育園との年収比較
公務員保育士の給与体系は、私立保育園と比較して以下のような特徴があります。
- 初任給は同等かやや高め
- 年功序列制度による安定した昇給
- 長期的には公務員保育士のほうが高収入になる傾向
特に勤続年数が長くなるほど、公務員保育士と私立保育園の保育士との年収差は広がっていく傾向にあるでしょう。
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公務員保育士の年収に影響する要因
先ほど紹介した年次の上昇以外に、公務員保育士の年収に影響する要因には何があるでしょうか。
勤務エリア
公務員保育士の給与は、勤務するエリアによって大きく異なります。
エリア | 特徴 |
---|---|
都市部 | 東京都や大阪府などの大都市圏では、生活費が高いため、年収も比較的高く設定されています。 |
地方 | 地方都市や郊外では、都市部と比べて年収が低めに設定されていることが多いです。 |
たとえば、東京都23区の公務員保育士と地方都市の公務員保育士では、同じ経験年数でも年収に10〜20万円程度の差がつくことがあります。
自治体の財政状況
各自治体の財政状況も、公務員保育士の年収に影響を与える重要な要因です。
財政が豊かな自治体では、比較的高い給与水準を維持できる傾向がありますが、財政難の自治体では、給与水準が抑えられたり、昇給が遅くなったりする可能性があります。
役職
公務員保育士のキャリアパスにおいて、役職に就くことは年収を上げるための大きな機会となります。
- 主任保育士:一般の保育士よりも高い給与が設定されています。
- 園長:さらに高い給与水準となり、年収が大幅に上昇します。
たとえば、主任保育士に昇進すると、年収が30〜50万円程度上昇することも珍しくありません。
また、『こども家庭庁「技能・経験に応じた処遇改善等加算Ⅱの仕組み」』によると、2017年に処遇改善加算Ⅱの施策が実施され、「副主任保育士」や「専門リーダー」といった新しい役職が設けられました。
これらの役職に就くことで、上記以外の役職に就き給与をアップさせることができるでしょう。
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公務員保育士になるためには
特定の条件を満たし、厳しい試験を突破する必要があります。
まず基本的な条件として、保育士資格の取得(または取得見込み)が必須です。また、多くの自治体では日本国籍を有することや、35歳未満といった年齢制限が設けられています。
公務員保育士の試験
試験は一般的に、一次試験(筆記試験)、二次試験(面接、実技試験)、そして自治体によっては三次試験(最終面接)という構成です。
一次試験では、教養試験(一般常識、時事問題など)と専門試験(保育に関する専門知識)が出題され、適性検査が含まれることもあります。
二次試験では、個人面接または集団面接が行われ、さらにピアノ演奏や手遊び、絵本の読み聞かせなどの実技試験が課されることが多いです。
小論文や作文が課される場合もあります。
公務員保育士試験の難易度は高く、特に大都市圏では10倍以上の競争率になることもあるでしょう。
地方では比較的倍率が低い傾向にありますが、それでも3〜5倍程度の競争率があります。
試験対策
最低でも半年前から早めの準備を開始し、過去問題の徹底的な分析と解答、専門知識の深い理解、実技試験のための継続的な練習、面接対策(自己PR、志望動機の整理)などを行うことが重要です。
試験情報は、各自治体のホームページ、保育士養成校の就職支援窓口、公務員試験情報サイトなどから入手できます。
公務員保育士を目指す方は、計画的な準備を進めることが合格への近道となるでしょう。
公務員保育士の年収以外のメリット、デメリット
公務員保育士の年収についてご紹介してきましたが、年収以外の面でメリットやデメリットはどのようなものがあるでしょうか。
メリット

安定した雇用
公務員保育士の最大の魅力は、雇用の安定性です。
地方公務員として採用されるため、民間企業と比べて解雇のリスクが極めて低くなっています。長期的なキャリアプランを立てやすい環境といえるでしょう。
充実した福利厚生
公務員保育士は地方公務員としての待遇を受けるため、福利厚生が充実していて、具体的には以下のような制度があります。
- 各種保険(健康保険、厚生年金など)
- 住宅手当
- 通勤手当
- 扶養手当
これらの手当は、実質的な収入増加に繋がるでしょう。
産休・育休の取得しやすさ
公立保育園では、産休・育休の制度が整っており、取得しやすい環境が整っています。
ワークライフバランスを重視する方にとっては大きなメリットとなるでしょう。
研修制度の充実
公務員保育士には、スキルアップのための研修制度が充実しています。
自治体主催の研修や、外部機関での研修に参加する機会が多く、専門性を高めることが可能です。
デメリット

異動の可能性
公務員保育士は、同じ自治体内の他の保育施設への異動がある可能性があります。
長年同じ園で働きたい方にとっては、デメリットになる可能性があるため注意が必要です。
業務の柔軟性の低さ
公立保育園は規則や手続きが厳格で、民間の保育園と比べて柔軟な対応が難しい場合があります。
新しい取り組みを始めるにも時間がかかるかもしれません。
採用競争率の高さ
公務員保育士の採用枠は限られており、競争率が非常に高いです。
採用試験の準備に多くの時間と労力を要するため、就職までの道のりが長くなる可能性があります。
最終的な給与の上限が低くなる可能性
年功序列制度により給与は安定して上昇しますが、民間のトップクラスの保育園と比べると、最終的な給与の上限は低くなる傾向があります。
公務員保育士の年収のまとめ
公務員保育士は安定した年収と福利厚生が魅力ですが、採用までの道のりが厳しいという面もあります。
長期的なキャリアを考える上で、公務員保育士は魅力的な選択肢の一つといえるでしょう。
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この記事を書いた人

保育業界専任ライター
ゆいはん
大学時代に様々なテーマでライティング経験を積む。大学卒業後は、メディア事業を行う企業にてコンテンツマーケティングを学び、キャリアトラスでは保育領域の記事作成に従事。
保育士さん一人ひとりのキャリアに向き合い、個々人に合った保育園やお仕事選択を全力でサポートします。保育業界に関わる皆さんの明るい未来への一助になれば幸いです。