今さら聞けない「オープンES」とは?|併せて提出すべき書類や写真選びのポイントを紹介

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就活で耳にすることのある「オープンES」という言葉。どんなものかいまいちわからないものの、今さら人に聞けないとモヤモヤしている就活生も多いでしょう。

本記事ではそういった就活生に向けてオープンESの概要をお伝えしたうえで、利用するメリットや注意点、使用する写真の選び方のポイントなどを網羅的にご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事のまとめ

  • オープンESとは、あらかじめ登録したESのデータを複数の企業に転用して提出できるリクナビが提供しているサービスのこと
  • オープンESのほかに書類提出が必要かは企業ごとに異なる
  • オープンESを活用すると「作業時間の短縮」「支出の削減」「選択肢の増加」に繋がる
  • オープンESを利用できない企業もあるため留意が必要
  • オープンESにおいては写真選びが重要

オープンESとは?

オープンESとは、あらかじめリクナビ上に登録したESのデータを複数の企業に提出することができる、リクナビが提供しているサービスです。

複数の企業にエントリーする場合、本来であれば応募する企業分だけESや履歴書を作成する必要がありますが、オープンESを使用すれば一度作成しておくと他の企業にもそのまま転用できるため、書類作成時間を大幅に短縮できます。

ただし、オープンESはリクナビと提携していない企業には提出することができない点に注意が必要です。エントリーした後に「OpenES提出可能」と表示された企業に関しては提出可能ですのでチェックしてみましょう。

オープンESは履歴書扱い?ES扱い?

中には、オープンESが履歴書扱いになるのか、ES扱いになるのかよくわからないという就活生や、オープンESを提出した場合他の書類は提出しなくて良いのか疑問に感じている就活生もいるでしょう。 結論、企業によって必要な対応は異なり、その企業がオープンESをESとして扱うか、履歴書として扱うか、ES兼履歴書として扱うかによって変わります。

たとえば、企業がオープンESをESとして取り扱う場合には、別途履歴書を求められることがあります。詳細は提出画面で確認できますので、都度チェックしましょう。

ちなみに、オープンESと履歴書には設問に下記のような違いがあります(氏名や住所などの基本情報を除く)。

■オープンES
✓ 保有資格
✓ 趣味・特技
✓ 学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容
✓ 自己PR(写真有)
✓ 学生時代に最も打ち込んだこと(写真有)
※企業ごとに独自の質問をさらに3問まで追加することが可能

■履歴書
✓ 免許・資格
✓ 志望動機・自己PRの書き方

上記からわかるように、オープンESの方が記入できる項目が少々多くなっていますが、最も異なるのは、オープンESにおいては自己PRとガクチカの欄にアピール写真を入れられる点です。

写真を追加することでその当時の状況や自分の雰囲気、人柄をより詳細に伝えることができるでしょう。

オープンESの書き方

改めて、オープンESの基本項目は下記の7つになります。
ここでは、それぞれの具体的な書き方について見ていきましょう。それぞれの項目の詳細な例などは下記の記事にまとめてありますので、ぜひこちらも参考にしてください。

保有資格

まずは保有資格欄です。ここを埋める際には下記のポイントに留意しましょう。

✓ 正式名称で記載する
✓ スコアがある場合はその数値も書く
✓ 「取得した理由」「ちょっとしたアピール」を書く
✓ 全角25文字以内に収める

趣味・特技

趣味・特技欄については、下記のポイントを意識してください。

✓ 扱うものを一つに絞る
✓ 可能な限り具体的に書く
✓ 自分の考えを盛り込む
✓ 学んだことや得たことを書く
✓ 入社後にどう活かせるか書く
✓ 120文字以内に収める

学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容

次に学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容についてです。ここでは下記のポイントに留意しましょう。

✓ 難しい言葉を使わない
✓ 身についたことを書く
✓ 入社後にどう活かせるかを書く
✓ 250文字以内に収める

自己PR

次に自己PR欄についてです。自己PRでは下記のフレームワークに沿って書いてみてください。

(1)結論(強み)
(2)エピソード
(3)結果・学んだこと
(4)入社後どう活躍できるか

学生時代に最も打ち込んだこと

学生時代に最も打ち込んだことを書く際は、下記のフレームワークに沿って書いてみると読みやすい文章になるでしょう。

(1)結果
(2)動機
(3)目標と課題
(4)取り組みや対策
(5)結果
(6)学び

志望動機

最後に志望動機欄です。志望動機を書く際には下記のフレームワークを参考にしてください。

(1)志望理由
(2)背景・動機
(3)会社を選んだ理由
(4)入社後どのように活躍したいか

オープンESを利用するメリット

では、オープンESには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

書類作成時間を短縮できる

先ほどもお伝えしたように、オープンESは一度作成すれば他の企業にもデータを転用できるため、企業ごとにエントリーシートを作成する場合に比べて大幅に作業時間を短縮することができます。

企業ごとに内容を若干変化させたいという場合には、一度作成したものを修正してから提出することもできるため便利です。複数の企業を受けようとしている就活生や就活を効率的に進めたい就活生に向いているといえるでしょう。

出費を減らすことができる

一社一社に向けて履歴書を紙面で作成して提出する場合には、証明写真や郵送に都度費用がかかりますが、オープンESは写真を含め全てデータでのやり取りになるため、出費を減らすことができます。

就活においてはスーツ代や交通費など出費がかさむため、少しでも支出を減らしたい就活生に向いているでしょう。

写真によってより強いアピールができる

先ほどもお伝えしましたが、オープンESでは自己PRとガクチカの欄にそれぞれ写真を追加することができるため、文章だけでは伝わらない要素も追加でアピールすることが可能です。

オープンESしか扱っていない企業にもアプローチできる

企業によってはオープンESしか扱っていないところもあるため、オープンESを活用することで本来であれば応募できない企業にもアプローチすることが可能となり、選択肢の幅を広げることに繋がります。

ただし、上述したようにオープンESはすべての企業に提出できるわけではありません。オープンESだけを活用すると選択肢を狭めすぎてしまう可能性があるため、「オープンESも並行して活用する」のがベターです。

オープンESを活用する際の注意点

オープンESは一度情報を入力しておけばそのまま他の企業にも転用できるというメリットがありますが、作成したオープンESの内容があまり良くなかった場合には、転用した企業すべての書類選考で不採用になってしまう可能性があります。

そのため、オープンESを作成したらまずは登録する前に家族や先輩などの信頼できる社会人にチェックしてもらい、「文章は理解しやすいものになっているか」「しっかりとアピールできているか」「的外れな文章になっていないか」などを見てもらうと良いでしょう。

自己PRとガクチカ欄に載せる写真の選び方

ちなみに、オープンESでは掲載する写真も重要になりますので、ここでは評価される写真の選び方を簡単にご紹介いたします。まずは、オープンES用の写真のサイズやファイル形式を把握しておきましょう。

【プロフィール写真】
★サイズ:縦600px×横450px以上
★形式:jpgまたはpng
★容量:5MB以下
【自己PR・ガクチカの写真】
★サイズ:縦675×横900px(横長3:4推奨)

続いて、オープンES用の写真を選ぶ際のポイントです。大きく下記の2点を把握しておきましょう。

自己PRやガクチカ内容と関連する写真

自己PRやガクチカと関連している写真を選ぶようにすると、自分の魅力をより詳細に伝えることができます。

たとえば、自己PRで部活の話をしているのであれば部活の練習中や大会出場時の際の写真を掲載したり、ゴミ拾いのボランティアに参加した際の話題を取り上げた場合にはその際の写真を選んだりするなどです。

自己PRやガクチカ欄のテキストベースでの情報に写真を追加することで、採用担当者にその際の情景や熱量をより鮮明にイメージしてもらうためのものとして写真を選ぶと良いでしょう。

自分の人間性が伝わる写真

採用担当者はオープンESを通じてその就活生の人柄も知り、自社とマッチするかをチェックしたいと考えています。

そこで自分らしさが伝わるような写真を選ぶようにすると、文章だけでは伝わりにくい雰囲気やその際の情景をイメージしてもらいやすくなります。

真面目な自分を知ってほしい、明るく前向きな自分を知ってほしいなどの観点で写真を選ぶと良いでしょう。

この記事を書いた人

就・転職専門ライター
さりぃ

大学時代は法学を専攻、卒業後は人材紹介企業にて約5年間就・転職専門ライターとして累計1,000本以上の記事を執筆。並行して、第二新卒層をターゲットとした就・転職支援事業のサービスサイトの管理責任者としてWebマーケティングも担当しておりました。
いわゆる「フリーター」というポジションから正社員としての働き方に切り替え、サービスサイトの責任者を任せていただけるまでになった経験を活かし、 就・転職のノウハウだけでなく、「人生の選択肢の多様性」「自身の選択への向き合い方」について発信することで少しでもお役に立てれば幸いです。

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