就活ができない原因は甘えではない!今からでも間に合う就職への対処法

就活ができないと悩んでいる就活生は意外と多く、就活自体に取り掛かれない、 内定が出ずに就活が怖くなってしまった、学業との両立ができず就活ができないなど、その理由は様々です。

本記事では、就活ができないと悩んでいる就活生に向けて、 就活ができない理由やそれを解決するための方法について解説していきます。

就活ができなかった場合の選択肢についてもお伝えしていますので、 将来を考える参考にしてみてください。

この記事のまとめ

  • 就活ができない理由には「思考的」「精神的」「物理的」問題がある
  • 思考的問題を解決するためには「360度評価を実施する」「業界の探し方を変える」 「就活エージェントを利用する」という方法がある
  • 精神的問題を解決するためには「就活をやめてリフレッシュする」「落ちた理由を明確にする」「第一印象の好感度を上げる」「企業に選んでもらう」という方法がある
  • 物理的問題を解決するためには「夏・秋採用を活用する」「時間のメリハリをつける」「オンライン面接を活用する」「就活のプロに頼る」という方法がある
  • 就活ができなかった場合の進路は「就活浪人」「非正規社員」「アルバイト・フリーター」「起業・独立」である

就活ができない理由

就活が出来ないと感じている就活生は意外と多いです。しかし、そもそもなぜ就活ができないと感じてしまうのでしょうか。まずはその理由について確認していきましょう。

それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。

思考的問題

まだ就活をスタートしておらず、周囲からは甘えているのではないかといわれているようなタイプの人がこれに当たります。ただし、それは甘えではなくいくつか理由があるのです。

■やりたい仕事が見つからない
就活を始めるためには、自分の興味のある業界にエントリーする必要があります。しかし、これから働く会社となると、本当にこの業界で働きたいのか分からないと感じ、自分がやりたいこともないのに就活をする必要があるのか、面接で嘘をついてまで就職するべきなのかと二の足を踏んでしまうのです。「やりたい」「わくわくする」を見つけられていないため就活ができないと感じてしまいます。

■ESが書けない
就活をする際にはESを書く必要があります。ESでは必ず自己PRを書かなければなりません。自分の強みが分からない、ガクチカがない、という点でつまづき、就活ができないケースもあります。 

精神的問題

社会人になることに対して恐怖心を持っていたり、就活を始めたもののその中で自信を喪失したり、就活自体に疑問を感じたりしたことによって就活ができないと感じてしまうケースもあります。

■働く意欲が沸かない
そもそも社会人としてまだ働く意欲が沸かないというケースもあります。アルバイト先で失敗が多く社会に出ることに対する不安がある場合や、自己肯定感が低くどうせ自分なんて社会で活躍できるわけない・・・と考えてしまう場合にも就活ができないと思ってしまうのです。

■就活うつになってしまった
就活を始めた当初はやる気に満ち溢れており、真面目に就職活動を続けていたにもかかわらず未だにNNT(無い内定)の場合に就活うつに陥ることがあります。就活を進めていく中で周囲の就活生と自分を比べてしまったり、友人が内定をもらったりするとより一層自分に対してプレッシャーを感じてしまい、「自分に魅力がないから・・・」「自分なんて社会に必要とされてない・・・」と思い込み、就活が怖くなり、就活ができなくなってしまうのです。 
就活うつは、比較的真面目で自分の思いを内に秘めやすいタイプの人に多いという傾向があります。

■就活というシステムに納得できていない
就活を始めると髪を黒に染めリクルートスーツを着ていい子ぶって良いことをいい、まるで個性を発揮できない環境が日本の就活の当たり前であることに嫌気が差し、就活ができないと感じている人も少なからずいます。 

 

物理的問題

物理的に就活に時間を割くことが困難で就活ができないという場合もあります。

■学業や部活動との両立が困難で就活の時間が取れない
就職活動は大学3年の3月から本番を迎えるため、大学3年が終わるまでに単位を取り終えておきたいというのが本音です。しかしスケジュール通りに単位取得が出来なかった場合には、就活どころではなく学業をメインにしなければならないという就活生もいます。その他にも、卒論の研究テーマによっては就活と同時期から準備をしなけば間に合わないという人もいるでしょう。
また、部活動に力を入れている場合には学生最後の大会に向けて準備をする必要があるかもしれません。このように、学生の本業である学業や部活動をおろそかにすることはできず物理的に就活ができなくなってしまうのです。

■病気やケガをしている
病気やケガを患ってしまい、就活ができないというケースもあります。入院している場合や大きなケガをしている場合には、面接会場に行くことすらままならないため、物理的に就職活動ができずに悩んでいるという就活生もいます。

 

就活をスムーズに進めるための方法

現状就活ができないと感じている場合であっても、就職はしたいと思っている就活生が大半ではないでしょうか。そこで、これからできる就活をスムーズに進める方法をご紹介していきます。就活生それぞれがつまずいている部分を払拭して実践に移していきましょう。

思考的問題を解決する方法

やりたいことが分からない、ESが書けない、働く意欲が沸かないという場合には、まずは下記の方法を実践してみましょう。

■360度評価を実践してみる
就活の手始めとして自己分析をするかと思うのですが、自分一人で考えても自分には何一ついいところはない・・・と考えてしまうのではないでしょうか。そこで、自己分析ではなく他己分析をすることをおすすめします。
360度評価とは企業で行う人事評価の一つで、上司からの評価だけでなく、部下・同僚など複数人から評価をしてもらう仕組みのことです。目線を変えることで従業員の良い面を多面的に見つけて評価できるというメリットがあります。
同じ手法を用い、家族・友人・サークル仲間・アルバイト仲間・ゼミの先生など複数の人に「私の長所はなんですか」と聞いてみることで自分では分からなかった自分の魅力に気付くことができ、自分に自信を持つことができるかもしれません。

■業界の探し方を変える
特にやりたいことが見つからないというケースには「やりたくないこと」から逆算して絞ってみるという方法もあります。やりたいことはないけどやりたくないことは明確にあるという場合にはこの方法は最適です。その他にも働くうえでの環境など「働きやすさ」という観点から絞ることもおすすめです。働きたいと思える環境を想像しながら選んでみてください。そうすることで自然と働く意欲が沸くケースもあります。

■就活エージェントを活用する
どうしても就活への一歩が踏み出せない場合には、プロの力を借りるという方法もあります。ESの書き方や自己分析の方法・業界研究の方法なども丁寧に教えてくれます。自分に合った業界を紹介してもらえるケースもあるため、一人で就活ができないと感じている場合にはぜひ活用してみてください。

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精神的問題を解決する方法

精神的な問題で就活ができないと感じている場合の解決方法をご紹介します。

■一度就活をやめてリフレッシュする
就活うつなど心身ともに疲弊してしまっている場合には、まずは就活から離れて自分らしさを取り戻せるようにすることが先決です。「そうはいってもその間にエントリーできる企業がなくなってしまったら・・・」など不安があるかもしれませんが、昨今は通年採用をしている企業もありますし、売り手市場も後押しし、入社式ギリギリまで採用を行っている中小・ベンチャー企業も少なくありません。不安定な精神状態では就職活動を続けても自信のなさ故に面接を通過することはできず、また落ち込むという負のスパイラルにはまってしまうため、一度就活をやめることをおすすめします。

■落ちた理由を明確にする
就活をやめて心の元気を取り戻しもう一度就活に立ち向かうやる気を持てたなら、次にやるべきことは落ちた理由を明確にすることです。
何次選考で落ちたのか、面接で答えられなかった質問は何か、受け答え方は適切だったかなど見直すべきポイントを見つけそれに対する対策を打っていきます。

■第一印象での好感度を上げる方法を考える
面接での第一印象は非常に重要なので、見た目でマイナスの印象を与えることのないように、改めて身なり・面接のマナー・姿勢・声のトーン・目線などが適切かという点を見直してみましょう。家族や友人など第三者視点でアドバイスをもらうと効果的です。

■企業に選んでもらう
就活は「就活生→企業」という構図が一般的と考えているかもしれませんが、昨今は「企業→就活生」も珍しくありません。企業が就活生のレジュメを見て企業が求める人物像に合致している場合には、企業から就活生にオファーメールが届き、面接するというスタイルです。何枚もESを出し落ち続けているという場合には、そもそも就活生自身が考えている業界と自己の強みがマッチしていない可能性もあるため、この手法を活用することで、新たな出会いが期待できます。
ベンチャー企業や社風がフランクな企業が活用しているケースも多いため、日本の就活のスタイルになじめない就活生にもおすすめです。

物理的問題を解決する方法

学業との両立が難しい場合や病気やケガで就活ができない場合の解決方法をご紹介します。

■夏・秋採用を活用する
就活は3月~6月ごろが全盛期でそれ以降に就活をしている企業は少ないと考えられていますが、この時期だけで採用予定人数を充足させることのできる企業は一握りです。4月の入社式に間に合うようにと新卒採用担当者は採用人数を充足させるために奮闘しています。その一つが夏・秋採用です。単位が取れない、病気やケガで今すぐに就活ができない場合には、今なんとかしようと考えるのではなく、夏採用からスタートするなど時期をずらして採用活動をすると腹をくくり、まずは学業もしくは体調の完治を優先させましょう。

■時間のメリハリをつける
そうはいってもどうしても大手企業の就活に臨みたいという場合には、時間のメリハリをつけて、1週間の中で月曜日だけは就活をするなど学業に支障をきたさない範囲で調整してみても良いでしょう。

■オンライン面接を活用する
近年はオンライン面接も主流となっているため、面接会場に赴く時間を省くことができます。オンライン面接をうまく活用することで、両立を可能とすることができるかもしれません。

■第三者の力を借りる
就活のピーク時に就活ができなかった場合には、第三者の力を頼り就活をすることが内定への近道です。大学のキャリアセンターなどで情報を収集することで今から選考できる企業や内定状況などを知ることができます。その他にも就活エージェントなどプロの力を借りることで、効率的に採用活動を行うことができるでしょう。

就活ができなかった場合どうなる?

もし万が一就活できなかったらどうしようという不安を持っている就活生もいると思います。就活ができなかった場合の選択肢についてお伝えします。

就活浪人

まずは就活浪人です。就職先が決まらずに卒業してしまった人たちのことで、就職浪人ともいいます。卒業後も就活を続けようとした場合、企業によっては「新卒枠」ではなく「第二新卒枠」での採用になってしまったり、卒業後の就活面接では就活浪人というだけでネガティブに捉えられたりと不利になってしまうケースも少なくありません。 就活浪人となる場合にはどのようなデメリットがあるかを理解しておきましょう。

非正規社員

派遣社員や契約社員などの非正規社員として働くというケースもあります。少しずつ是正されている点もありますが、正社員に比べると待遇が悪かったり、雇用が安定しなかったりするケースもあります。将来的に家庭を持ちたいと考えている場合には、不安定な生活となってしまうかもしれません。

フリーター・アルバイト

就職先がみつからなかった場合には、フリーター・アルバイトとして働くこととなります。 正社員と比べると給与も低く、雇用も安定しておらず、将来的に一生フリーター・アルバイトとして生活していくことは厳しいでしょう。

起業・独立

企業で働くことが向いていないと判断した場合には、起業・独立という方法もあります。昨今はインターネットの普及によりビジネス展開がしやすい環境が整っています。ただし、スキルもやりたいビジネスもなく闇雲に起業しても顧客がつかず収益が得られないということも考えられます。事業計画を立てたうえで勝算があるのであれば検討してみても良いでしょう。

悩み相談

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この記事を書いた人

元中途求人広告アドバイザー
こばさん

不動産会社での営業経験を経て、中途求人広告アドバイザーに転身。これまでに中小・ベンチャー企業を中心に100社以上の中途採用をご支援してきました。現在は3人の子供たちの子育てとキャリアの両立に奮闘中です。
自身の経験を活かし、転職・就職活動に役立つ情報だけでなく、働く女性のキャリアライフを充実させるコンテンツやFP2級の資格も保有しているので働くうえで役立つマネー情報をお届けしていきます。

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2024.04.26

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就活がうまくいかない原因8選と、今日からできる解決策まとめ

「就活頑張ってるのになかなか内定が出ない・・・」 「また面接で落とされた・・・自分の何がいけないんだろう・・・」 このように、就活がうまくいかないとお悩みではありませんか?自分なりに工夫して対策をしているのに結果に繋がらないと落ち込んでしまいますよね。 そこで本記事では就活がうまくいかない原因10選と、それぞれの場合に有効な解決策をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。 この記事のまとめ 就活では20社受けて1,2社しか内定が出ないのが当たり前 就活がうまくいかない=企業とマッチしなかっただけのこと 自分の課題に合った解決策から一つひとつつぶしていくのが吉 就活はうまくいかないのは当たり前? リクルート「就職プロセス調査 (2022年卒)」によれば、22卒の学生の12月時点での平均内定取得企業数は2.35社となっており、内定取得企業数として最も割合が多いのは1社となっています。 キャリタス就活2023「3月1日時点の就職活動調査」によれば、2023年卒の学生1人当たりのエントリー数は平均19.6社で、2020年卒~2022年卒のエントリー数は平均21.5社となっています。 つまり、20社受けても1,2社くらいしか内定が出ないのが一般的なのです。 「全然内定が出ない・・・どうしよう・・・」と不安に感じている方は、現状を悲観して捉えすぎる必要はありません。これまでの選考の経験をもとに対策を立てれば、きっと未来の内定に繋がるはずです。 就活がうまくいかない=自分を否定されているわけではない 就活でなかなか内定が出ないと、時には「自分は社会から必要とされていないのではないか」と、自分自身を否定されているような気持ちになるかもしれません。 しかし就活がうまくいかないのは、本当に自分とマッチした企業に出会えていない、あるいは自分の強みや魅力を十分にアピールできていないことが主な原因です。 自分自身を否定されたと感じる必要はありませんので、今一度自己分析や業界研究、企業研究を細かく行ったうえで、本当に自分に合った企業に応募し、自己分析の内容をもとにしっかりと自分の魅力をアピールできる書類・面接対策を行いましょう。 就活がうまくいかない原因8選と今日からできる解決策 では、就活がうまくいかない原因としては具体的に何が考えられるのでしょうか?ここではそれぞれの原因に対する解決策と共にご紹介いたします。 振り返る時間を設けていない 反省する時間を設けていないと就活がうまくいかなくなる可能性が高まります。たとえば、過去に受けた面接でうまく答えられなかった質問について、次回また聞かれた際にどう答えるかを考え、対策を練ることはできていますか? 就活がうまくいかない場合、一つひとつの選考に対する改善策を講じない限り、何度選考を受けても通過率をUPさせることはできません。 最初は少しずつで構わないので、選考で落とされてしまった場合やうまく答えられなかった質問があった場合には、次回の選考で問題なくクリアできるように準備するようにしましょう。 全て自分一人でこなそうとしている どんな些細なことでも全て自分一人でこなそうとしている方も、就活がうまくいかない傾向があります。もちろん、できる限り自力で進めようとする責任感は素敵ですが、場合によっては人を頼った方がより良い結果に繋がることもあります。 たとえば自己分析は自分をよく知る家族や友人にヒアリングすることで新たに見えることもあります。面接の練習も、人に手伝ってもらうことでより本番に近い緊張感で練習することができ、細かい改善点が見えてくるかもしれません。 そのため、自分一人では限界があると感じたことについては周りの人を頼るようにしてみましょう。もし頼れる人がいないという方は就活エージェントを利用するのも一つです。 自己分析が不足している 自己分析が不足していると、選考でアピールすべき自分の強みをしっかりと把握できなかったり、本当に自分に合っている企業を選ぶこともできなくなったりしてしまいます。 そうなると結果的に企業から採用を見送られやすくなってしまうため、自己分析にあまり時間をかけていなかったという方は、今一度自己分析を詳細にやってみることをおすすめします。 先ほどもお伝えしましたが、家族や友人にヒアリングをしてより客観的に自分を知る方法も有効ですので、自分のアピールポイントがいまいちよくわかっていない方や企業をどのように選べば良いのかが曖昧になっているという方は、ぜひ周りの力も借りながら進めてみてください。 業界・企業研究が不足している 業界研究や企業研究が不足している場合も、就活がうまくいかない可能性が高いです。 業界研究や企業研究を細かく行えていないと、志望動機の内容が希薄になる、自己PRでアピールしている自分の強みが企業の求めている強みと噛み合わなくなるなどの課題が生じやすくなります。 そうなると企業への熱意が伝わらなかったり、採用担当者に採用したいと思ってもらえなくなったりして、内定から遠ざかってしまいます。 業界研究や企業研究をあまり深く行えていないなと感じる方は、企業説明会やインターンへの参加、OB・OG訪問などをしっかりと行うことで志望業界や志望企業への理解を深め、それらの業界や企業が求めている人物像に近づくようなアピールを行えるよう努めましょう。 企業数・企業選びに問題がある 中には応募企業数や企業選びに課題がある方もいらっしゃいます。応募企業数が少なすぎる場合にはそもそもの母数が少ないことで内定を獲得できる可能性が低くなってしまいます。 本記事の冒頭でもお伝えしたように、一般的には20社以上の企業に応募して内定を獲得できるのが1,2社程度であるため、まだあまり企業を受けられていないという方は応募企業数を増やしてみましょう。 この時、そこまで強く志望しているわけではない企業まで範囲を広げて応募してみるのも一つです。面接を受けてみると実は想定していなかった魅力があった、というケースも少なくありません。いかに自ら可能性を狭めてしまわないかが重要です。 また、大手企業や有名企業といった選考倍率が高い企業ばかりを狙っている場合もライバルに採用枠を奪われやすくなってしまうため注意が必要です。 企業ごとにESを書き分けていない ESの内容を企業ごとに分けず、全企業で同じものを使い回している場合、書類選考の通過率が低くなる可能性があります。 というのも業界や企業によって採用要件が大きく異なるため、それぞれの企業が求める人物像に沿った内容で提出できていなければ、十分なアピールに繋がらないからです。 またESを企業ごとに書き分けていない場合には、どの企業にも通用しそうなESを提出している=入社への意欲があまり高くないと判断され、選考に通過しにくくなってしまう可能性があります。 ESのなかでも特に注意が必要なのが自己PRと志望動機ですが、志望動機は企業ごとに、自己PRは業界ごとに書き分けるのがポイントになります。 もちろん、自己PRについても企業ごとに内容に変化をつけるのがベストですが、難しい可能性が高いため、最低限、業界ごとに内容を変えることをおすすめします。 志望動機については、必ず企業ごとに内容を工夫するようにしましょう。その企業でなければならない理由や、自分だからこそその企業に貢献できることをアピールすることで、より熱意のこもった志望動機になります。 特に日系企業はポテンシャル採用であることから志望動機を重視する傾向にあるため、じっくりと時間をかけて対策するようにしましょう。 適性検査への対策が不足している 適性検査の勉強が不十分な場合は、書類選考の段階で落とされてしまう可能性が高くなります。というのも、テストの得点である程度人数を絞り残った就活生をESの内容でさらに絞り込むという方法が、企業にとってより効率的だからです。 一つひとつの問題の難易度が高くないからと対策にそこまで時間をかけない方も多いですが、時間内に着実に答えられるようにするにはある程度の対策が必要になります。 色んな方にESを確認してもらったにもかかわらず、落とされているという方は適性検査の勉強不足に原因がある可能性が高いため、もっと深く対策を講じましょう。適性検査への対策は、ぜひ下記を参考にしてください。 (1)解説がわかりやすい参考書を一通り解く (2)間違えた問題の解説を読んで理解し、解きなおす (3)それでも間違えた問題を繰り返し解く まずは自分にとって解説がわかりやすい参考書を1冊選び、一通り解いてみましょう。ここで勉強せずとも解ける問題とそうでない問題の傾向をつかむことができるはずです。 もっと効率的な解法が載っている場合にはそれを活用して更なるスピードUPに努めましょう。そして間違えてしまった問題は解説を読んで内容を理解し、もう一度解きなおしてみましょう。 もしそれでも間違えてしまう問題があった場合には解説の内容を理解しきれていない可能性があるため、深く理解できるようになるまで繰り返し解いてみます。 目安として、参考書を2〜3周する頃には7~8割の問題を解くことができるようになっているはずです。 良い印象を作れていない 最後に、面接の際に良い印象を作れていない場合にも就活がうまくいかなくなる可能性が高まります。 基本的なマナーを把握してない場合には無意識に失礼な対応をしてしまう可能性がありますし、身だしなみを整えられていない場合にはだらしない印象を与えてしまい、ライバルに採用枠を奪われてしまいかねません。 身だしなみや態度については最低限下記のポイントに気をつけるようにしましょう。 【身だしなみ】 スーツやシャツにしわがない ネクタイをきちんと結んでいる 髪の毛がしっかりとセットされている 靴がきれいに磨かれている 眼鏡がきれいに磨かれている 【態度】 適切な声量が出ている 相手の目を見て会話できている 背筋が伸びている また、「話が長い」「結論から話せていない」など、適切なコミュニケーションを取れていない場合も面接官に良い印象を与えることができません。 こちらについてはPREP法を用いて論理的に話せるように心掛けると良いでしょう。PREP法とは、以下の順番で展開される文章構成のことです。 結論(Point) 理由(Reason) 具体例(Example) 結論(Point) 最も大事なこと(結論)を最初に伝え、最後にもう一度それを強調するのがPREP法の特徴です。たとえば下記の文章はPREP法に則って書かれた文章になります。 私の趣味は日記をつけることです。なぜなら日記をつけることで考えを整理でき、気持ちが落ち着くからです。 考えていることを言語化することで自分の思考を客観視できるため、自分が何に不安を覚えたり悩んだりしているのかを明確にすることができます。だから、私は日記をつけるのが趣味です。 面接で全ての回答にPREP法で回答しようとすると難しい場合もあるため、ケースによっては結論と理由だけを話すようにするなど、適宜自分で調整しましょう。

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あなたが面接に落ちる理由|面接に悩む就活生の特徴と改善策を公開

「書類選考は通過するのに毎回面接で落ちる・・・なんで面接にはなかなか通過しないんだろう」とお悩みではありませんか?   面接がうまくいかない方には共通して見られる改善点があるため、その情報をもとに一つずつ見直していく必要があります。   本記事では面接に落ちる理由として就活生によく見られる特徴をお伝えしたうえで、それぞれの改善策をお伝えします。ぜひ参考にしてください。   この記事のまとめ 面接では段階ごとにチェックされているポイントが異なる 自己分析、企業研究、業界研究、面接対策はマスト 面接で避けるべきNGワードは事前に要チェック 回答を丸暗記しないよう注意が必要 【段階別】面接でチェックされているポイント   「面接では何をチェックされてるんだろう・・・?」と評価基準がわからず不安になってしまう就活生もいると思いますが、面接官にチェックされるポイントは一次面接、二次面接、最終面接の段階ごとに異なります。 それぞれの段階において「面接官が自分のどの部分に注目してチェックしているのか」をもとに対策を講じなければ面接を乗り切ることは難しいため、まずはこれらを念頭に置いておきましょう。   一次面接 一次面接は優秀な学生を選ぶというよりも、絞り込みを目的に行われるのが一般的で、面接官は若手の現場社員や人事が担当することが多い傾向にあります。   質問としては「志望動機」「ガクチカ」「自己PR」などの基本的なものを聞かれることが多いです。   一次面接では第一印象が最も重要になるため、円滑なコミュニケーションを取れるか、最低限のマナーが備わっているかなど、社会人の基本とされる部分の対策を行いましょう。   二次面接 二次面接は人事部の中堅社員や現場社員の責任者などが担当することが多く、一次面接で絞り込んだ中からさらに優秀な学生や自社とマッチしそうな学生を残すという目的で行われる傾向にあります。   そのため聞かれる質問の内容自体は一次面接と似ていますが、その内容をさらに深堀りされ、もっと就活生の人柄を把握できるような質問がなされます。   たとえば「志望動機を教えてください」というざっくりとした質問ではなく、「競合他社ではなく弊社でなければならない理由は何ですか?」などと、より詳細に投げかけられます。   二次面接では志望度や強み、自社が求める人材とマッチしているかを重点的にチェックされていることを念頭に置いて準備を進めましょう。   最終面接 役員や社長などの重役が担当することが多い最終面接では、志望度の高さをさらにチェックされるほか、本当に企業に貢献できる人材なのかや、企業の方針とマッチしている人材なのかどうかを見られます。   そのため「今内定を出したら就活を終わりにするか」など、志望度の高さについて問う質問や「今後のキャリアプラン」など、学生と企業の価値観が合致しているかを確認できる質問がメインとなります。   「面接に落ちる・・・」と悩む就活生の特徴と改善策 「書類選考は通るのに面接でいつも落ちる・・・なんで面接通らないんだろう」と悩んでいる就活生は少なくないと思いますが、面接で落ちやすい人にはある共通した特徴があります。   そこでここでは面接に落ちやすい就活生の特徴と改善策についてご紹介してきます。ぜひご自身に照らし合わせてチェックしてみてください。 第一印象が悪い 身だしなみが整えられていなかったり基本的なマナーが備わっていなかったりすると、社会人として最低限のポイントすら押さえられていないとして採用を見送られる可能性が高いです。   スーツにシワは入っていないか、寝ぐせはついていないか、髭をきちんと剃っているか、靴は汚れていないかといった基本的なポイントは必ず押さえるようにしましょう。   面接官と目を合わせない、雰囲気が暗いといった場合もマイナスな印象を与えてしまうため注意が必要です。   また入室・退室時などのちょっとしたポイントも一次面接では細かくチェックされますので、ぜひ下記をもとに過去の面接を振り返ってみてください。   ■入室 (1)ドアを3回ノックし、「どうぞ」と言われたら開ける (2)後ろ手や面接官に完全に背を向けないよう気をつけながらドアを閉める (3)「本日はよろしくお願いします」とその場で挨拶する (4)椅子の横に移動し、椅子の左側に立つ (5)面接官に「お座りください」と言われたら着席する ■退出 (1)面接官に「本日の面接は終了です」と言われたら、着席したまま「本日はありがとうございますした」と述べ一礼する (2)椅子から立ち上がって椅子の左側に立ち、「失礼いたします」と再度一礼する (3)ドアの前で面接案の方へ向き直り、「失礼いたします」と言ってから深くお辞儀する (4)面接官に完全に背を向けないように気をつけながらドアを開けて退出する 話が長い 面接での基本は、結論から話し、できる限り簡潔にまとめるということです。たくさんアピールしたいという気持ちが先行してダラダラ話してしまうと何を伝えたいのかわからなくなってしまい逆効果です。   話すのが苦手でどうしても長くなってしまうという方は、どんな質問が来ても1分以内で回答をまとめられるよう日頃から練習しておきましょう。最低限、よくある質問について回答を用意して話す練習を繰り返すのがベターです。   自己分析が不足している 自己分析不足の人は下記のようなパターンに陥りやすく、面接に落ちる原因を作ってしまうことになります。   ・自分の長所・短所を把握できない ・志望動機や自己PRに説得力が生まれない しっかりと自己分析ができていないと、自分の長所や短所がわからなくなってしまっています。   長所を把握していなければ自己PRの際に自分のどのような強みで企業に貢献できるのか伝えられず、「自分は企業にとって必要な人材である」というアピールができなくなるため、自己分析は早い段階から時間をかけて行うのが得策です。   短所についても分析を行っておくことで、面接で短所について聞かれた際に改善策も併せて伝えられるようになるため、分析力や解決力をアピールすることができます。   また、自己分析が不足している=過去の経験の振り返りが不足しているということになります。志望動機や自己PR、ガクチカを考える際には過去の経験の細かい振り返りが必要になるため、こちらも面接に落ちる原因となってしまいます。   たとえば志望動機であれば「~~という経験を通して、〇〇という仕事に魅力を感じるようになりました」というように過去の経験を踏まえて書くことで、そのエピソードにより説得力が出ます。   業界・企業研究が不足している 業界・企業研究が不足している人も面接に落ちる傾向があり、具体的には下記のようなパターンに陥りやすくなります。   ・業界・企業に対する知識が薄い ・企業が求める人物像を把握できていない 面接時、その企業が位置している業界や企業についてある程度の知識がないと、面接官の質問に答えることができません。業界や企業に対する知識が薄いと捉えられると志望度が低いと考えられ面接に落とされる可能性が高まります。   また、企業研究不足によって企業が求める人物像を把握できていないと、その企業に刺さるアピールをすることができなくなってしまいます。   どんなに良い強みを持っていたとしても、それがその企業の求める人物像とずれたものだった場合、その企業にとっては魅力に感じられません。自己PRを考える際は、まずその企業はどのような人材を求めているのか調べてみましょう。   面接対策が不足している 面接対策が不足しているとうまく回答できないのはもちろんのこと、質問に対する回答に説得力を持たせられずアピールに繋がらないため、まず内定には到達できないと考えられます。   面接対策ができていないという自覚がある方は「質問に対する回答の準備」「逆質問に対する準備」の2点を最低限徹底するようにしましょう。   よくある質問に対する回答をある程度自分の中で固めることができたら、その質問への回答に対してさらにどんな質問を投げかけられるかまでを想像して対策を練ることができるとなお良いです。   逆質問を準備しておらず面接官に「最後に何か質問はありますか?」と聞かれた際に何も言えなかったというパターンは少なくありません。   企業は逆質問を通して志望度や質問力、積極性をチェックしているため、逆質問の時間が設けられた場合は積極的に質問するのがベストです。   面接で避けるべきNGワード ちなみに、面接では避けたほうが良いNGワードが存在します。無意識のうちにこれらのワードを発することで面接に落ちてしまっている可能性もゼロではありませんので、チェックしておきましょう。 希望する職種はありません 面接では希望職種について聞かれることが多くありますが、その際に「希望する職種はありません」と伝えてしまうと、志望度が低いと捉えられ落とされる可能性があります。   「〇〇という目標を掲げているため、〇〇系統の職種を志望しています」と将来のキャリアビジョンも併せて伝えられると、志望度や意識の高さをアピールできるため効果的です。   〇〇な仕事はしたくありません 誰にでも苦手な仕事はあると思いますが「〇〇な仕事はしたくありません」とはっきり言ってしまうのはあまり得策ではありません。この場合はやってみたい仕事についてアピールするようにしましょう。   この場合は「営業はやりたくありません」としたくない仕事について伝えるのではなく、「広報の仕事をやってみたいです」としたい仕事についてアピールするようにしましょう。   福利厚生に魅力を感じました 企業選びにおいて福利厚生も重要な指標ではありますが、ここをメインどころとしてピックアップしてアピールしてしまうと打算的な印象を与えてしまうため注意が必要です。   企業は自社に貢献してくれる人材を採用したいと考えているため、福利厚生に魅力を感じたということを理由にしてしまうと「この学生は自社に貢献する気がなさそうで、活躍も見込めなさそうだな」と捉えられてしまいかねないのです。   特にありません(逆質問) 先程もお伝えしましたが、企業は逆質問を通して志望度や質問力の高さをチェックしているため「特にありません」と答えてしまうとアピールする機会を逃すだけなく、入社意欲がないと判断されてしまうことにも繋がります。   いくら企業研究を事前に行っていてもその企業について全て把握するというのは不可能ですので、必ず質問すべきことはあるはずです。できる限り逆質問は行えるように準備しておきましょう。   企業の基本情報を聞く(逆質問) ちなみに、逆質問で「企業理念を教えてください」といった企業HPなどを見ればすぐにわかるような質問をするのは逆効果です。   企業の基本情報を把握していない=事前にあまり調べていない=志望度が低いと捉えられ、面接に落ちる原因となってしまいます。   逆質問は現場で働く社員に直接話を聞ける貴重な機会でもあるため、ネットではわからない働いている人だからこそ答えられるような質問を準備しておきましょう。   面接の練習方法 ここまでで面接に落ちやすい就活生の特徴や改善策をご紹介してきましたが、大前提として、面接に臨む前には必ず練習を行う必要があります。   練習することによって本番の出来は大きく変わってきます。そこでここでは一人でもできる練習方法と、周りの力を借りてできる練習方法をご紹介いたします。   一人でもできる練習方法 まずは一人でできる練習方法をご紹介します。他の人に頼りにくい、一人でやりたいという方は、想定される質問に対する回答を書き出したうえで、下記の方法を試してみてください。   ・話している姿を録画する ・時間をはかる ・YouTubeを活用する 面接官がいることをイメージして自分が話している姿を録画、後から見返すことで、自分の面接での振舞いを客観視することができます。   ぼそぼそと話していないか、表情が暗くないか、猫背になっていないか、結論から話せているか、「あの~」が多くなっていないかなどをチェックしてみてください。   また回答する練習をする際に都度時間を図ることで、テンポ感よく話せるように練習するのも効果的です。YouTubeにも面接官が実際に質問を投げかけてくれる動画がたくさん公開されていますので、ぜひこちらも活用してみましょう。   客観的に見ることができる練習方法 周りの力を借りて自分を客観視してほしいという方は、下記の練習方法を試してみてください。   ・面接での回答を家族や友達に聞いてもらう ・OB・OG訪問などを利用して社会人に聞いてもらう ・家族や友人に面接官役をやってもらう ・友人の面接練習の面接官役をやって面接官の気持ちをつかむ ・就活イベントに参加する ・就活エージェントを利用する これらの方法で練習すれば、第三者からの意見をもらえるためより細かい面接対策ができるでしょう。中でも、最も細かい視点でのアドバイスをもらいやすいものとしては就活エージェントに相談する方法が便利です。 ちなみに、面接の練習を行う際にはくれぐれも回答を丸暗記しないように留意しましょう。回答を丸暗記してしまうと、本番で緊張しすぎて頭が真っ白になってしまうという事態になりかねません。   回答を考える際には内容の要素を箇条書きにして脳内にインプットしておくくらいに留めておくのがベストです。本番ではその要素を言葉にしてうまく伝えられるよう、事前に練習しておきましょう。

2024.03.22

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【就活】不採用になった理由は聞いても良いけど教えてもらえない?不合格になる理由とは

「うまくいったと思ったのに不採用だった・・・」 「あの面接の何が良くなかったんだろう」   このように、選考で不採用になった理由を知りたいとお考えではありませんか?   結論からお伝えすると、不採用の理由を企業に問い合わせること自体は問題ありませんが、具体的な回答を得られないケースが多いです。   本記事では企業が不採用の理由を教えてくれない背景を簡単にお伝えしたうえで、就活で不採用になる原因を書類選考、面接それぞれの場合に分けてご紹介いたしますので、ぜひご自身に照らし合わせてチェックしてみてください。   この記事のまとめ 不採用になって理由は企業に聞いても良い ただし、企業には開示義務がないため回答を得られないことが多い 不採用理由はメールで聞くのがベター 不採用になる主な原因は「準備不足」と「ミスマッチ」 不採用になった理由を企業に聞いても良い? 繰り返しになりますが、選考で不採用になった理由を企業に聞くこと自体は問題ありません。ただし、具体的な理由を聞いても教えてもらえないケースが多くなっています。   この理由としては大きく下記の3点が挙げられます。 企業側には開示義務がないから 企業には学生を不採用にした理由を開示する義務がありません。   不採用になった理由を具体的に伝えた場合、ケースによってはトラブルや企業のイメージダウンに繋がってしまう恐れがあるため、こういったリスクを回避するためにも具体的な回答を避ける企業が多くなっています。   選考基準の流出を防ぐため その学生を不採用にした理由を開示した場合、そこからその企業の選考基準が流出してしまう可能性があります。   選考基準が流出してしまうと就活生がその基準を上回れるよう対策をしてきてしまうため、企業側は学生のフラットな姿を見ることができなくなってしまいます。   それが後々学生と企業のミスマッチを引き起こしてしまう可能性があるため、こうしたリスクを回避するという意味でも不採用の理由を開示しない企業が多いのです。   担当者も把握していないから 中には採用担当者自身が不採用になった理由を把握していないというケースもあります。   採用するかの最終ジャッジを行っているのが役員などの場合には、稀ではありますが個々の学生の採用・不採用の理由を採用担当者まで連携していないこともあるのです。 【例文つき】不採用理由ってどう企業に聞けば良いの? 不採用理由を企業に聞く場合は、基本的にメールがベターです。個別の就活生に不採用の理由を伝えるためには、応募者の膨大なデータの中から洗い出し、回答内容を精査する必要があります。   メールで聞くことで採用担当者に余裕をもって対応してもらうことができるのです。   ちなみに、応募者の個人情報や選考時のデータは一定期間が経過すると削除する企業も多いため、不採用の理由を聞くのは不採用の通知を受けてからできるだけ早いタイミングが理想といえます。   下記にメールを送る際の例文を掲載いたしますので、ぜひこちらも参考にしてください。   【件名】 採用結果に関するご質問(〇〇大学 氏名) 【本文】 〇〇株式会社 人事部 採用担当 〇〇様 お世話になっております。 先日、貴社にて面接をさせていただいた〇〇と申します。 この度は採用結果についてご連絡いただきありがとうございます。 もし差し支えなければ、今回の選考結果に関して理由をご教示いただくことは可能でしょうか。 今後、就職活動を進めるうえでの参考にさせていただきたいと考えております。 お忙しいところ恐れ入りますが、ご返答いただけますと幸いです。 何卒宜しくお願いいたします。 参考までに、電話で不採用の知らせを受けた場合には、その場で不採用の理由を聞くのも一つです。   ただし、返信してもらえなかったり返信してもらえたとしても教えてもらえなかったり

2024.03.22