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早期内定を獲得するには?メリット・デメリット、内定獲得に必要な準備を徹底解説
目次
大学3年生になり、就活を始めようとしている方の中には、「早期内定」という言葉を聞いた方もいるでしょう。早期内定とは、その名の通り一般的に内定が出るタイミングよりも早い段階で出される内定のことをいいます。
そして、学生の中には、このように早い段階で獲得できる早期内定を狙って就活を進める人も多くいます。
そこで本記事では、早期内定についての理解を深めたい就活生に向けて、早期内定のメリットやデメリット、獲得に必要な準備などを紹介します。早期内定を獲得して就活を有利に進めるためにも、本記事を参考にしてください。
この記事のまとめ
- 早期内定とは、大学3年生の8月頃~大学4年生の5月頃までに出る内定のこと
- 早期内定を実施している主な業界としては「外資系」「マスコミ・TV・出版系」「広告代理店系」「IT系」が挙げられる
- 早期内定を獲得することで「就活に余裕が生まれる」「就活生との繋がりを得られる」「自由な期間が増える」というメリットを得られる
- 早期内定を狙うにあたり、早期選考イベントや合同企業説明会、就活エージェントなどは効率的に情報収取ができるためおすすめ
早期内定とは
早期内定とは、大学3年生の8月頃~大学4年生の5月頃までに出る内定のことです。
就活スケジュールとして、採用選考活動は卒業・修了年度の6月1日以降と政府が定めていることから、大学4年生の5月頃までに出される内定を一般的に「早期内定」と呼ぶのです。
昨今の就活は早期化が進んでおり、多くの学生が早期内定の獲得を目指しています。
実際に、株式会社ディスコが2025年卒の学生1,175人に実施した「3月1日時点の就職活動調査」によると、2024年3月1日時点での内定率は43.2%であり、前年の同時期と比べると10.8%高くなっていることがわかっています。
早期内定を実施している主な業界
早期内定を出すタイミングは業界や企業ごとに異なり、早い業界では「外資系」などが挙げられます。外資系企業の中には大学3年生の8月頃に内定を出す企業もあります。
早期内定を実施しやすい業界は、以下の通りです。
外資系
マスコミ・TV・出版系
広告代理店系
IT系
これらの業界以外でも早い段階で内定を出している企業が多く存在するため、気になる企業があればホームページなどで確認しておきましょう。
早期内定獲得のメリット
早期内定の獲得は、その後の就活に余裕が生まれるなど、様々なメリットがあります。
早期内定の獲得を考えている方は、どのようなメリットがあるのかを確認し、早期内定の獲得がどれほど重要なのかを理解しておきましょう。早期内定獲得のメリットは、以下の通りです。

就活に余裕が生まれる
早期内定を獲得しておくと、卒業後の進路が見えている安心感から今後の就活に余裕が生まれます。
例えば、就活の用語として、内定を獲得していない状態を示す「無い内定」があります。
この状態で周りの学生が内定を獲得していた場合、自分だけが内定を獲得していない焦りから選考で過度に緊張してしまうでしょう。
一方で、早期内定で内定を1社でも獲得しておくと、大学4年生からの一般選考で心に余裕が生まれるため、選考難易度の高い企業への志望にも挑戦できるようになるのです。
就活生との繋がりを得られる
企業によっては、早期内定を獲得した学生に対して、内定者専用のインターンシップを開催している場合もあります。この場合、早期内定を通じて就活生との繋がりを得られます。
例えば、同じ企業から内定を獲得した就活生は、他にどのような企業の選考を受けようとしているのか、何社ぐらいの選考を受けるのかなど、就活に関する情報収集ができるでしょう。
このように、早期内定を通じて他校の就活生と繋がり、自身の大学以外の就活生の就活事情を確認できることは大きなメリットといえます。
自由に過ごせる期間が増える
早期内定が出た企業に就職することを決めた場合、大学4年生の最後の1年間を自由に過ごせます。
例えば、卒業旅行で海外に行くことを目標にアルバイトに専念したり、就職先企業の業務に役立つ資格取得に励んだりなどさまざまな時間を過ごせるでしょう。
他の就活生よりも一足先に就活を終わらせたい方は、早期選考に積極的に参加し、早期内定の獲得を目指してみてください。
早期内定獲得のデメリット
早期内定の獲得は、必ずしもメリットだけではありません。大学4年生時の選考よりも難易度が高くなるなどのデメリットもあります。
こちらでは、早期内定獲得のデメリットを3つ紹介するので、早期内定の獲得を考えている方は、しっかりと確認しておきましょう。早期内定獲得のデメリットは、以下の通りです。

準備期間が不十分で志望度の高い企業の選考に落ちる可能性がある
前述した通り、早期内定が出るタイミングは、大学3年生の8月頃~大学4年生の5月頃で、本来の選考が始まるタイミングよりも数カ月前に選考を受け、内定を獲得する必要があるということになります。
したがって、選考対策などの準備期間が短く、準備不足が原因で志望度の高い企業の選考に落ちてしまう可能性も考えられます。
早期内定を狙う際に志望度の高い企業を受けるかを判断する際は、選考までにどれほど対策できる時間が残されているのか、これまでの対策は十分であるかなど総合的に考えて判断しましょう。
また、志望度の高い企業の早期選考を受ける際は、1人で選考対策をするのではなく、就活エージェントや大学のキャリアセンターなどに相談し、サポートしてもらうことが大切です。
オワハラを受ける可能性がある
オワハラとは「就活終われハラスメント」の略称で、内定が出た企業から「他社の選考を受けないように」など、就活を終わらせるような圧力をかけられることです。
そのため、早期内定を獲得したことで早期内定が出た企業から圧力をかけられてしまい、第一志望の企業を受けようとする気持ちが揺らいでしまう可能性もあります。
オワハラを避けるためにも、自分自身の就活の軸をしっかりと定め、早期内定を獲得した企業にはきちんと自分の意見を伝えることが大切です。
同じような高い意識をもった就活生と競うことになる
早期選考を受ける理由は、就活生によって様々です。
例えば、早い時期から選考対策を行っている高い意識をもった就活生や、大学4年生時の選考に備え、本来よりも志望度の低い企業で選考の練習をしようと考えている就活生などです。
そのため、大学4年生時の選考と比べて早期内定を獲得する際にライバルが強く、内定獲得の難易度も高くなる傾向にあります。
早期内定獲得を目指す際は、中途半端な気持ちで選考を受けるのではなく、本選考に臨む気持ちでしっかりと対策を練った上で臨みましょう。
早期内定の獲得に必要な準備
早期選考を受ける学生は増加傾向にあるため、きちんと準備しておかないと早期内定を獲得できない可能性もあります。
こちらでは、早期内定の獲得に必要な準備を5つ紹介するので、早期内定を獲得した状態で通常の選考に臨むためにも参考にしてください。早期内定の獲得に必要な準備は、以下の通りです。

情報を集める(インターンシップや早期選考)
早期内定の獲得率を高めるためには、インターンシップや早期選考など早期内定の獲得に繋がる情報収集が必要となります。早期選考を実施している企業の探し方は、以下の通りです。
・インターンシップに参加する
・早期選考イベントに参加する
・合同企業説明会に参加する
・OB・OG訪問を活用する
・逆求人サイトに登録する
・就活エージェントに登録する
この中でも早期選考イベントや合同企業説明会、就活エージェントなどは一度に多くの企業情報を収集でき効率良く就活を進められるためおすすめです。
一方で、早期選考を実施している企業を見つけられている場合は、インターンシップやOB・OG訪問など、その企業から早期内定を獲得できる手段を探してみましょう。
自己分析を済ませておく
早期内定を獲得するには、基本的に通常の選考同様の選考に通過する必要があります。そのため、早期選考を受ける前には自己分析を済ませておくことが大切です。
これまでに培ってきたスキルや経験を棚卸しし、志望企業でどのように活かせるのかを考えてみましょう。
また、自身の性格を客観的に考え、長所や短所、心掛けていることなども考えてみてください。
自己分析がきちんとできていると、早期選考で魅力的な回答ができるようになります。早期選考に参加する学生が増えている傾向にあるため、早期内定の獲得には自己分析は必要不可欠です。
幅広く選考を受け、選考や試験に慣れる
早期選考を受けるタイミングでは、ほとんどの学生が初めての面接になるかと思いますので、早期選考を受ける企業は1社に絞るのではなく、複数の企業で選考を受け、さまざまな選考内容に慣れることが大切です。
就活で実施される主な選考内容は、以下の通りです。
・書類選考
・筆記試験
・学力・性格診断テスト(SPI、玉手箱など)
・グループディスカッション
・グループ面接
・個人面接
これらの選考は、それぞれ異なる対策が必要となりますが、本番の選考で何度か経験することで各選考の流れや傾向を理解できるようになります。
選考や試験に慣れておくことで、過度な緊張をせずに伝えたいことを伝えられるようになるでしょう。
オファー、スカウト型の就活サイトに登録しておく
オファーやスカウト型の就活サイトとは、自身の経歴やスキルなどのプロフィールを登録しておくことで、プロフィールをみた企業からオファー(スカウト)が届く就活サイトのことです。
通常の就活サイトであれば、掲載されている求人要項をみた学生が企業の求人に応募するのに対し、オファー・スカウト型では企業からアプローチされます。
早期選考を実施している企業の場合、早い段階で学生に対してアプローチを実施するため、早期選考を実施している企業を効率良く見つけることができるのです。
就活エージェントに登録する
就活エージェントとは、就活サポートに特化したサービスのことで、就活に精通したキャリアアドバイザーが就活を全面的に支援してくれます。
これまで多くの学生をサポートしてきたことから、早期選考を実施している企業の情報に詳しいほか、早期内定を獲得するためのノウハウも持っています。
就活エージェントでは、早期選考を通過するために必要なエントリーシートの添削や面接対策も合わせてサポートしてくれるため、1人で就活を進めるのに不安を感じている方でも安心して就活を進められるでしょう。
就活エージェントは基本的に取引先企業から報酬を受け取っているため、求職者である学生が無料で利用できるのも嬉しいポイントです。
早期選考を実施している企業情報を聞きたい就活生や、就職をサポートしてもらいたい就活生は、就活エージェントに気軽に相談してみてください。
早期内定獲得のポイント
早期内定獲得のポイントは、以下の通りです。

早期内定獲得のポイントで一番大切なのは、早い時期から就活をスタートさせることです。早期内定獲得を目指すなら、大学3年生の4月頃からは就活をスタートさせることが理想的です。
早期内定を出す企業は、選考も早い時期に開催するため、就活をスタートさせるタイミングが遅くなるほど、早期選考を受けられる企業が少なくなってしまいます。
また、早期内定獲得の可能性を高めるには選考を兼ねた就活イベントへの参加やインターンシップへの参加も必要不可欠です。気になるイベントや企業があれば、積極的に参加しましょう。
なお、早期選考では意識の高い学生がライバルとなるため、選考を勝ち抜くためにも就活エージェントなどを活用し、早期選考前に十分な対策をしてもらうことが大切です。
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