就活の始め方を丁寧に解説!4年生からでは遅い?就活のトレンドも併せて紹介

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大学3年生となり、これから就活を始めようと考えている学生もいるでしょう。しかし、就活を始めるにあたって、何から始めればいいのか、どのようなスケジュールで就活を進めればいいのか、など様々な疑問が生じるかと思います。

そこで本記事では、これから就活を始めようとしている学生に向けて、就活の始め方や就活スケジュール、早期内定を獲得するコツなどをご紹介します。

就活の全体的なスケジュールを把握し、いつまでに何をしておくべきなのか理解するためにも本記事を参考にしてください。


この記事のまとめ

  • 昨今、就活の開始時期は従来よりも早まっている
  • 就活で最初に着手するのは「自己分析・他力分析」で、大学3年生4、5月頃から開始するのが一般的
  • 早期内定を獲得するには「インターンシップへの参加」や「選考可能企業への応募」がコツ
  • 進め方に困ったら就活エージェントのキャリアアドバイザーに相談するのが便利
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新卒採用の動向

大学卒業後に就職を考えている場合、大学4年生になってから就活を始めようと考えている学生もいるでしょう。

たしかに、政府が発表している就活ルールでは、採用選考の開始時期は「卒業・修了年度の6月1日以降」と定められています。

政府が発表している就活ルールは、以下の通りです。


広報活動の開始時期:卒業・修了年度に入る3月1日以降
採用選考の開始時期:卒業・修了年度の6月1日以降
正式な内定時期:卒業・修了年度の10月1日以降
※参考:内閣官房

しかし、このルールを破ることで課せられる罰則などはなく、多くの企業がいち早く新卒人材の確保に乗り出しているのが現状です。

実際に、リクルートの「就職みらい研究所」が調査したデータによると、2025年卒大学生の2024年4月1日までの就職内定率は58.1%と半数以上の学生が4年生になるタイミングで内定を獲得していることがわかっています。

つまり、昨今の就活では、時期に関係なく内定を獲得できる「通年採用企業」が増えているなどの動向から、学生が就活を始めるタイミングも年々早くなっているのです。


就活でやるべきことは?何から始める?

就活を考えるタイミングでは、多くの学生が就活の始め方について戸惑うかと思います。しかし、就活でやるべきことはほとんど決まっていますので、安心してください。

就活で多くの学生が着手することは以下の通りです。


・自己分析・他力分析
・業界研究/企業研究
・インターンシップ
・OB/OG訪問
・エントリーシート対策
・面接対策
・企業説明会/合同説明会
・就活サイトの登録

この中でも就活で最初に始めるのは「自己分析・他力分析」です。というのも、インターンシップや企業説明会などに参加する際に、参加する企業を決める必要があるからです。

自己分析・他力分析から就活を始めることで就活の軸となる志望業界や志望企業が明確になるため、今後の就活をスムーズに進められるでしょう。


就活のスケジュール

就活のスケジュールは人によって異なりますが、主な流れは以下の通りです。


大学3年生4~5月:自己分析・他力分析、業界研究・企業研究
大学3年生6~9月:インターンシップ・OB/OG訪問、会社説明会
大学3年生10~2月:早期選考へのエントリー
大学3~4年生3~5月:早期内定の獲得、一般選考へのエントリー
大学4年生6~9月:一般選考開始
大学4年生10月:内定式

一般的には、自己分析/他力分析が完了したら、自分に合った業界・企業を探します。そして、インターンシップやOB/OG訪問などを得て志望企業を絞り込み、早期選考にエントリーして選考を進めます。

早期選考が終了してひと段落したら、次は一般選考です。また、早期選考で希望する企業から内定を獲得できた場合は、この時点で就活を終わらせる学生もいます。

ただし、企業が採用活動を行う時期は年々早くなっているため、上記の就活スケジュールよりも早く行動して余裕を持って進めるのも一つです。


大学3年生4~5月:自己分析・他力分析、業界研究・企業研究

大学3年生になったら、自己分析・他力分析で、これまでに培ってきた経験やスキルなどを整理しましょう。そして、自身がどのような業界、企業に向いているのかを考えてみてください。

大まかに向いている業界や企業の特徴を把握できたら、次は業界研究・企業研究です。

具体的にその業界、企業はどのような仕事内容なのか、将来性はあるのか、どのような人が活躍できるのかなどを考えてみましょう。そうすることで、あなた自身が活躍できる業界、企業であるかを判断できるでしょう。


大学3年生6~9月:インターンシップ、OB・OG訪問、会社説明会

企業の仕事を体験できるインターンシップは、一般的に夏と冬に開催され、夏のインターンシップは6月~9月に開催される傾向があります。そのため、6月頃までにはインターンシップに参加する企業を選定しておくことが大切です。

インターンシップに参加しておくと、選考でインターンシップでの経験を回答できるなど、ほかの学生よりも選考を有利に進められます。

また、この時期は、インターンシップへの参加と同時に、会社説明会やOB・OG訪問などで、志望企業の選別を行いましょう。


大学3年生10~2月:早期選考へのエントリー

インターンシップや説明会などに参加していると、その企業の早期選考を受けられるタイミングもあるでしょう。この場合は、10月頃に早期選考へのエントリーとエントリーシートの提出が必要となります。

早期選考は一緒に選考を受けるライバルが強い傾向にあるため、しっかりとした選考対策を実施することが大切です。

また、インターンシップ以外で早期選考の招待を受ける方法としては、リクルーターとの面談やOB・OG訪問、逆求人サイトなどがあります。


大学3~4年生3~5月:早期内定の通知・一般選考へのエントリー

早期選考を受けて選考に通過した学生は、大学3年生の3月ごろまでには早期内定の通知が届いていることでしょう。

この時期から一般選考へのエントリーも開始されるため、一般選考へ参加する場合は志望企業へのエントリーや、エントリーシートの作成などを少しずつ進める必要があります。


大学4年生6~9月:一般選考開始

政府が定める就活ルールにしたがって採用活動をしている企業は、卒業年度の6月から選考を開始します。どんなに遅くてもこの時期までには選考対策を済ませておき、万全の体制で選考に臨めるようにしておきましょう。

また、企業によっては2次、3次、4次と選考が長期的になる場合もあるため、就活においてもっとも集中する期間であるといえます。


大学4年生10月:内定式

卒業年度の10月が基本的な内定式です。内定式とは、学生に出しておいた内定を正式に渡す式典のことです。

その企業の社長をはじめとした役員が同席するケースがほとんどで、学生からすると重役や同期などとの顔合わせのタイミングといえます。

また、受け取った内定を一度承諾した場合は、内定の辞退はしないようにするのがマナーです。承諾した内定を辞退すると、その企業の新卒採用枠が1枠空いてしまいます。

労働契約上、入社の2週間前までに辞退すれば法的には問題ありませんが、承諾した内定辞退で企業に迷惑をかけないためにも、内定を承諾するかはしっかりと考えてから決める必要があります。


早期内定を獲得する人がやっていることは?

早期内定を獲得している人は、就活広報が解禁となる大学3年生の3月1日以前に選考を受け、企業から内定を獲得している人です。そして、このように早期内定を獲得するには、他の学生よりも高い意識で就活に臨む必要があります。

こちらでは、早期内定の獲得を考えている人に向けて、早期内定を獲得する人がやっていることについて解説します。早期内定を獲得するためにも参考にしてください。早期内定を獲得する人がやっていることは、以下の通りです。


就活 始め方 早期内定者がやっていること

インターンシップへの参加

前述した通り、インターンシップに参加すると、早期選考への招待をもらえる場合があります。そのため、早期内定の獲得を目指している学生の多くは、積極的にインターンシップに参加しています。

ただし、インターンシップに参加することで必ずしも早期選考を受けられるわけではありません。

例えば、自社の社員やほかのインターン生などに対して挨拶ができていない学生や、自社の仕事に適性がないと判断できる学生に対しては、選考を受けたとしても不合格になる可能性が高いため、わざわざ早期選考の案内はしません。

つまり、インターンシップで早期選考の招待をもらうためにも、企業の担当者に良い印象を残せるように意識する必要があるのです。インターンシップで早期選考の招待を受けるために意識すべきポイントは、以下の通りです。

 

・誰に対しても挨拶はきちんと行う
・時間を守ることや、清潔感のある服装にすることなど基本的なマナーに気を付ける
・インターンシップ中には積極的に質問する

また、早期内定は早期選考に通過することで初めて獲得できます。したがって、早期選考を受けることを想定し、インターンシップ期間中はエントリーシートや面接などの選考対策を同時進行で進めておくことも大切です。

 

選考可能企業への応募

政府が定める就活ルールは、原則経団連に所属している企業に適用されるものであり、就活ルールに沿って新卒採用を実施していない企業は多くあります。

そのため、早期内定を獲得するためには、就活ルールに沿って選考を進めてない早期選考を実施している企業を効率良く探し、応募する必要があります。早期選考を実施している企業への主な応募方法は、以下の通りです。

 

・インターンシップ
・早期選考イベント
・OB・OG訪問
・求人サイト

選考可能企業の探し方や応募方法は、インターンシップや早期選考イベント、求人サイトなど様々です。一つの方法だけに頼らず、複数の方法を視野に入れて就活を進めましょう。

ただし、企業によっては、インターンシップへの参加が早期選考を受ける条件としている企業もあるため注意が必要です。

早期内定の獲得を考えているのであれば、早い段階から早期選考を実施している企業を探し、早期選考の招待をもらえるように対策することが重要になります。

 

スカウトサービスの利用

早期内定を獲得している学生は、自分から企業に応募している学生だけではありません。効率的に早期内定を獲得するために、企業からのスカウトが届く状態にしている学生もいます。

例えば、就職・転職サービスである「Wanredly」では、会員登録後にプロフィールを入力しておくことで、登録している3万7,000社があなたの価値観やスキルなどを確認できるため、自社とマッチしていると判断されたら企業側からスカウトが届きます。

このように、就活サービスの中には企業からのスカウト機能を導入しているサービスもあるため、アカウントを登録して早期内定を効率良く獲得している学生もいるのです。

他にも、早期内定を獲得している学生の中には、SNSを通じて気になる企業にアプローチしたり、大学のキャリアセンターを訪れて早期選考を実施している企業の情報を確認したりする学生もいます。

早期内定の獲得率を高めるためには、多くの企業へアプローチする必要があるため、自分に合った方法でさまざまな企業に積極的にアプローチしてみましょう。

進め方に困ったら

これから就活を始めようとしている場合、就活の始め方から悩んでしまう学生も多くいるでしょう。しかし、就活は誰もが初めて経験することですので、始め方に悩むことは当たり前のことです。

ただ、就活の始め方に悩んでいる場合、その状態のまま1人で就活を進めてしまうと、間違った方法で就活を進めてしまい、気付いた時には手遅れになっている可能性もあります。

そのため、就活の始め方で悩んでいる学生は、就活のアドバイザーにサポートしてもらうことが大切です。例えば当サイトを管理している「就職エージェントneo」は、これまでに多くの学生をサポートしてきました。

就活相談実績は約25万人、内定支援実績は約4万5,000人となっており、累計紹介企業数は約1万社となっています(※2010年4月~2022年4月までの実績)。

就職エージェントは大学3年生から利用可能となっているほか、サービスの登録料、利用料も無料です。早期内定をいち早く獲得して就活を有利に進めたい方は、まず相談してみてください。


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この記事を書いた人

就・転職専門ライター
さりぃ

大学時代は法学を専攻、卒業後は人材紹介企業にて約5年間就・転職専門ライターとして累計1,000本以上の記事を執筆。並行して、第二新卒層をターゲットとした就・転職支援事業のサービスサイトの管理責任者としてWebマーケティングも担当しておりました。
いわゆる「フリーター」というポジションから正社員としての働き方に切り替え、サービスサイトの責任者を任せていただけるまでになった経験を活かし、 就・転職のノウハウだけでなく、「人生の選択肢の多様性」「自身の選択への向き合い方」について発信することで少しでもお役に立てれば幸いです。

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