新卒採用手法のメリット・デメリットと
8つのサービス比較

新卒採用

近年は、リーマンショック前と同水準という超売り手市場の中にあります。その中で新卒採用担当者は、従来の採用手法だけでなく、複数の採用手法を効率的にかけあわせて実行する必要が出てきています。

今回は、新卒採用で使われている4つの手法の特徴とメリット・デメリット、それぞれの手法に対してどんなサービスがあるのかをまとめてみたいと思います。

採用手法その1 就活サイト(掲載課金型・成果報酬型)

現在の新卒採用手法の中で、就活サイトは企業と学生の双方が最も使っているサービスと言えるのではないでしょうか。

リクナビやマイナビに代表されるような就活サイトから、逆求人型と言われるようなスカウトサイトまでその種類は増えています。

ここでは、一般的な掲載のタイミングで費用のかかる掲載課金型と応募があった際や学生が内定承諾したタイミングで費用の発生する成果報酬型の違いやサービス、メリット・デメリットについてご紹介します。

掲載課金型サイト

掲載課金型サイトとは、最初に原稿の企画や掲載の表示順位などに基づくプランから自社にあったものを選択し、掲載時に費用が発生するサイトです。

年間での掲載を1つの単位として費用が発生するサイトが多く、2020年卒採用においては2019年3月~2020年3月末までの掲載が可能です。
また、各サイトには追加費用を支払うことで上位表示をしたりサイト上のバナーに掲載することができるようになる各種オプション機能などもあります。

最近では、これにインターンシップ専用サイトの掲載が別料金となる場合が増えています。

メリット

  • 掲載開始以降、何人採用しても最初に支払った金額で済む場合が多い
  • 支払う費用がある程度予測できるため、コストコントロールがしやすい
  • 自前の採用サイトがなくても、必要な情報は網羅されている

デメリット

  • 先行投資で費用がかかるため、費用対効果が見込めない場合もある
  • 初期費用で採用しきれない場合、追加投資を必要とする場合がある
  • 初期運用にある程度の手間がかかることがある

成果報酬型サイト

成果報酬型サイトとは、エントリーや説明会予約、内定承諾のタイミングなどで費用が発生するタイプのサイトです。

掲載期間は使うサービスにより異なり、初期費用が発生する掲載課金型サイトのような仕組みを取るサイトもあります。
基本的な掲載の内容そのものは、一般的な求人サイトと同じように会社概要や、募集要項などを掲載するタイプのものがほとんどです。

通年採用を実施できるようなサービスもあるため、自社にあったサイトを選択することが重要といえます。

メリット

  • 成果(エントリーや内定承諾など)が出た際に費用がかかるしくみのため、初期費用がかからない
  • 自社のターゲットだけに応募してもらえるように設定することができる
  • 採用活動時期が明確化しているため、スケジュールが立てやすい

デメリット

  • スカウトを打ったりアクションをしないと応募がない可能性がある
  • スカウトを打つなどの手間が発生するため、人的コストがかかる
  • 全く採用ができない可能性がある

採用手法その2 新卒紹介サービス

中途採用では、人材紹介サービスは求人広告と並ぶ二大採用手法といわれています。新卒採用でも近年注目を浴びている人材紹介サービスですが、中途採用と異なり、文系や理系など募集企業の求める学生によってかかる費用が異なります。

一般的に、文系学生の場合は70~100万円程度、理系学生の場合は100~150万円前後が平均的な相場となっています。
この他にも体育会系やエンジニア、デザイナーなど、採用企業のニーズに合わせた紹介サービスがあり、費用は活用する人材紹介会社によって異なります。

紹介サービスの手順については、人材紹介会社のデータベースにいる学生の中から、自社に合いそうな人をピックアップしてもらうのが基本です。書類応募受付をおこなう方法や、会社説明会と書類選考をセットでおこなうケースなど、募集企業の要望や利用会社のサービスによってもさまざまです。

メリット

  • 就活サイトで母集団形成が難しい企業でも、紹介会社経由での応募受付のため母集団形成にかけるコストを削減できる可能性がある
  • 成果報酬型で初期投資がかからずに開始することができるため、費用面で効率がよい
  • ターゲット学生が決まっている際には、必要なターゲットにだけ効率的にアプローチすることができる

デメリット

  • 採用人数が多いとコストが膨らみやすい
  • 紹介会社のデータベースを活用するため、紹介可能な学生数が限られており学生に全く会えないケースもある
  • 複数の紹介会社を使う場合、それぞれに合わせた対応が必要になる場合があり、その都度工数が発生する

採用手法その3 イベント

新卒採用イベントと言ってもさまざまなタイプが存在します。大型の会場で、企業がブースを設置して学生が訪問するタイプのマス型や、学生がプレゼンやグループワークなどを実施して、企業が学生を評価し、その後に評価の高い学生と面談をおこなうようなスカウト型などです。

出展企業数や学生動員数などによっても費用感は異なり、当日の運営にも違いがでてきます。

マス型イベント

マス型イベントは、基本的には企業がブースを構えて、学生が各企業ブースを訪問する展示会形式のタイプのものです。
マイナビやリクナビ、キャリタスなど就活サイト運営会社が実施しているタイプのものが多く、大型のものでは1,000社以上の出展があり、学生来場数も数万人単位にのぼります。

1日で複数社を見比べて訪問することが可能なことや、業界問わずにさまざまな企業を見ることができるため、学生にとっては魅力的と言えます。

メリット

  • 就活サイトや新卒紹介では接触できないような多くの学生に、一度に会える可能性がある
  • 認知度の低い会社でも、当日来ている学生に対して効率よくPRすることができる
  • 就活サイトと同じように活動時期が明確化しているため、スケジュールが立てやすい

デメリット

  • 1日実施のタイプのものが多いため、終日拘束される
  • 当日会って後日説明会や選考に案内しても、就活サイトや紹介と比べてつながりにくい場合がある
  • 出展時期によって会える学生の数に変動が出やすい

スカウト型イベント

スカウト型イベントは、企業が自社紹介でプレゼンをおこなったあとに、学生が個別にプレゼンなどのアウトプットをする場合や、グループ単位でビジネスゲームや、グループディスカッションをするタイプなどがあります。

いずれも企業と学生が双方に評価をおこない、お互いに選考を進めたいとしてマッチングが成立すると、その場、または後日面談をおこなえるような仕組みのものが増えています。

メリット

  • マス型イベントと比較した際に、学歴や志向性などターゲットを絞った状態で学生に会える
  • 限られた時間の中で、学生の質を見極めることができるようになっている
  • 即日内定まで出せるイベントもある

デメリット

  • マス型と同じように拘束時間が長いものが多い
  • マス型と比べると、一度に会える学生の数が少ないことが多い
  • 学生からも自社を評価されるため、準備を念入りにする必要性がある

採用手法その4 その他

近年の売り手市況から、新卒採用でも新たなサービスや手法がたくさん登場しています。これまでの3つの手法以外で、最近注目されているものをご紹介していきます。

学生送客サービス

学生送客サービスは、元々、人材紹介会社が始めたサービスです。人材紹介とは異なり、会社説明会または選考へ、予約した時点で課金となるケースが最も多くなっています。最近では人材紹介会社だけでなく、Web上で学生登録を集め、そこから企業の説明会や選考へと送り込むタイプのものも登場しています。

メリット

  • 人材紹介よりも安価な金額で実施できるケースが多くなっている
  • 合説等で出会うよりも少ない手間で、人を集められる可能性がある
  • これまで就活サイトで会えなかったような学生に出会えるチャンスができる

デメリット

  • 予約時点での課金が多いため、実際に学生が来なくても費用が発生するケースがある
  • 送客のみで集めた場合に予約が集まらない可能性がある
  • 紹介会社やサイトに勧められてくることもあり、志望度が低い可能性もある

リファラル採用

リファラル採用とは、自社の社員や知人・友人等から紹介をしてもらうタイプの採用です。中途採用ではこの2、3年活況となっており、新卒採用においても実施している企業が増えてきています。
※リファラル(referral)は英語で「紹介、推薦」といった意味です。

メリット

  • 自社をよく理解している人からの紹介であるため、社風や文化に適合しやすいと言われている
  • 採用時、紹介者に報奨金などを用意するケースが一般的だが、人材紹介などに比べると費用がかからないことも多い
  • 通年を通して実施することが可能である

デメリット

  • 地道な活動が必要で、すぐには効果が現れにくいと言われている
  • 社員へ協力を依頼するケースもあり、協力してくれる社員の時間的負担が発生することもある

 

ネオキャリアで扱っているサービス手法をご紹介

就活サイトや新卒紹介サービスなどそれぞれの特徴、メリット・デメリットを理解した上で、自社にどんな採用手法があっているのか、どのサービスを使うのかを決めるのも新卒採用担当のお悩みかと思います。

ここでは、紹介したそれぞれの手法の中からおすすめサービスについて見ていきたいと思います。

就活サイト

リクルートブックからスタートしたリクナビ、今や大手媒体と言われるようになったマイナビなどさまざまなサイトが登場しています。それぞれのサービスと特徴を紹介していきます。

マイナビ

株式会社マイナビが運営する就活サイト。1973年、リクルートと同じように就職情報誌からスタートしました。1995年にのちのマイナビの前進となる「Career Space」を開始。

マイナビの特徴としては、大手から中小企業まで幅広く掲載があり、業種コードといわれるカテゴリーが細分化されているところです。
また、ハードデータだけでは読み取れないような、企業情報がわかるようにフリースペースが多い点も、その他のサイトと異なる特徴です。
個別のマッチング精度を上げるために、学生にスカウトメールが送れるオプションを有料でつけることができます。

 

キャリタス就活

株式会社ディスコが運営する就活サイト。元々は日経就職ナビでしたが、2015年より進学、就職に関わるサービスブランドをキャリタスに統一し「キャリタス就活」へと変更しました。
ブランド変更前と同じように、日本経済新聞社・日経HRに協力をもらいサイト運営をおこなっています。

企業と大学を結ぶ「ネット求人システム」サービスの「キャリタスUC」も連携が可能で、サイト上で求人票をアップすることで、全国の大学へ求人票連携ができるという便利な機能もあり、他のサイトにはない特徴となっています。

 

朝日学情ナビ(あさがくナビ)

株式会社学情が運営する就活サイト。朝日新聞社と提携しており、優良中堅・中小企業に特化したサイトとなっています。企業・学生双方の“良いところ”にスポットを当ててマッチングすることを目的としています。
ダイレクトリクルーティングの時代に合わせた、マッチング精度の高いOne to Oneコミュニケーションの実現を目指しているサイトとなっています。

2020年卒向けから「ダイレクトスカウト機能」を搭載し、学生の行動履歴をもとにスカウトで条件を抽出して、配信ができるようにするなど、他社サービスのスカウト機能と差別化を図ろうとしています。

 

新卒紹介サービス

2005年頃から、中途人材紹介と同じようなモデルで実施する会社が登場しました。
近年の売り手市場以前は、就活がなかなかうまくいかない学生と、採用が厳しい企業との間でマッチングすることが多かったようです。
近年では、さまざまなセグメントがあり、体育会系専門やエンジニア専門など、中途人材紹介と変わらない形になってきています。
業種や職種によっても得意・不得意分野が変わってくるため、自社にあった紹介サービスを選択することが重要です。

就職エージェントneo・理系就職エージェントneo

新卒紹介サービスとしては、黎明期の2005年からスタート。現在では、文系学生の支援実績トップクラスのサービスにまでなっています。
関東・関西・中部を中心に、全国約120の大学で就活イベントを実施するなど、大学とのパイプも学生登録数の多い秘訣。取引実績はのべ約1万社で、対象学生も文系・理系・留学生など幅広くカバーしています。

 

イベント

就職サイトが運営するマス型の大型イベントから、地域密着型、スカウト型など幅広くありますが、ここ最近注目されているイベントをご紹介します。また、20卒の後半戦でも参加できるものもまだ多数あります。

マイナビ就職EXPO

マイナビが就職サイトと連動性を持たせて実施しているイベントです。インターンシップ時期から全国で開催され、3月の最も大きいものでは5万人以上の来場がある年もあります。
マイナビ上での告知や電車・テレビCMなどの露出も図って学生集客をおこなっており、早期の時期に多くの学生に会いたい企業向けのサービスです。

 

キャリアパーク

PORT株式会社が運営するスカウト型マッチングイベントです。事前登録した学生には、どのような企業が来場するかは知らせずに、集客するのが特徴となっています。1回に出展する企業数は5~6社で、学生は平均30名前後が参加します。出展企業は参加学生全員と1度以上接触をすることができるようになっています。
参加企業がプレゼンをおこなったあとに、座談会やグループワークを実施して、企業・学生の双方が評価の上、マッチすると選考へ進めることができます。
積極性に優れた学生が多く、営業職向けや、エンジニア向けなどカテゴリーごとのものがあるのも特徴です。

 

Best Match

株式会社リアライブが運営するスカウト型イベントです。1回に出展する企業数は6~7社で、学生が30名前後参加します。グループワークを実施し、コミュニケーション能力や、プレゼン能力から企業と学生がマッチングするようになっています。
当日中に1次選考までを実施することが可能になっているため、採用活動後半戦の時期に効率的な活動をおこなうことが可能になっています。

 

その他手法 動員課金サービス

新卒採用も従来の就職サイトだけではなく、さまざまなサービスが登場しています。ここ最近特に増えてきているのは動員課金型サービスとリファラル採用に関するサービスが増えつつあります。

ここでは、動員課金サービスをご紹介します。

就活エージェントneo 動員課金サービス

新卒紹介サービスでもありましたが、就活エージェントneoでは動員課金型サービスも、時期に応じて実施しています。基本的には会社説明会に対して学生が予約した時点で料金が発生します。

紹介サービスと異なるのは、送り込むタイミングで学生の所属大学や、文理により、一人あたりの費用が異なる点です。

 

まとめ

新卒採用のサービスも非常にいろいろな種類のものが登場しており、新卒採用担当者がこれらを比較・検討し、自社に合うものをかけ合わせて使用することが当たり前になってきました。

それぞれのサービスの特徴を理解した上で、自社の最適解を見つけていくことが、超売り手市場と言われる今の採用を乗り越えていくポイントとなるのではないでしょうか。

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安西 美沙

ネオキャリアに中途入社後、中途採用支援部門で1年、その後新卒採用コンサルティング部門へ異動し、約6年上場企業から中小・ベンチャー企業の採用支援まで幅広く経験。 現場営業で得た人事の悩みや課題を解決できるような記事を作りたいと奮闘中です。

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