マイナビ・リクナビの特徴を徹底比較│自社の新卒採用に活かすポイントをご紹介!

新卒採用

リクナビマイナビ比較

新卒採用において企業・学生ともに認知度の高いマイナビ・リクナビですが、それぞれのサービスにはどのような違いがあるのでしょうか?

自社に合ったサービスを活用するためにも、マイナビ・リクナビの基本情報からサービス詳細までを理解し、利用目的やターゲットに合わせて適切に選定できるようにしましょう。

 

<本記事で紹介する3つのポイント>

・マイナビ・リクナビの登録学生数や掲載企業数などの基本情報比較

・マイナビ・リクナビのサービス詳細や料金比較

・マイナビ・リクナビのオプションの強みと特徴

 

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1.マイナビ・リクナビの基本情報比較

マイナビ・リクナビを基本情報で比較する

はじめに、大手就職サイトとして評価の高い「マイナビ」と「リクナビ」の基本情報の違いを見ていきます。

1-1.基本情報で見るマイナビ・リクナビの比較

マイナビ・リクナビの掲載社数と登録学生数についてみていきましょう。

ここでは掲載期間ごとに「インターンシップサイト」「本サイト」のそれぞれのデータをご紹介します。

マイナビ・リクナビインターンシップサイト比較(25年卒ー24年卒)

24年卒、25年卒マイナビ・リクナビプレサイト基本情報比較

※出展:ネオキャリア調べ(2023年10月1日時点)

 

マイナビ・リクナビのインターンシップサイトを比較すると、特に登録学生数が減少してきていることがわかります。

具体的には、24年卒から25年卒にかけての登録学生数はマイナビで昨年対比98.8%リクナビで昨年対比99.0%という結果でした。

この背景には、近年、学生が就職活動で活用するツールの多様化を受け、主要ナビサイト以外のツールにも学生が分散していることが考えられます。

しかし、どちらのツールもインターンシップ期間から多くの学生が登録している状況のため、インターンシップ期間の母集団形成として有効なツールであると言えます。

マイナビ・リクナビ本サイト比較(24年卒ー23年卒)

23年卒、24年卒マイナビ・リクナビ本サイト基本情報比較

※出展:ネオキャリア調べ(2023年3月1日時点)

 

次に、マイナビ・リクナビの本サイトを比較すると、掲載社数が増加傾向にあることがわかります。

特にマイナビでは、インターンシップ期間の掲載社数が昨対136.3%本サイト期間の掲載社数が昨対106.9%という結果でした。

この背景には、企業の採用活動が積極的になっていることに加え、インターンシップ時期からの活動が顕著になってきていることが考えられます。

 

今後、25年卒の企業・学生双方の動向もみながら自社に合った採用媒体を選定していきましょう。

 

2.マイナビ・リクナビの特徴比較

マイナビとリクナビの特徴比較

次に、基本情報以外のさまざまな観点からマイナビとリクナビを比較・分析していきます。

2-1.掲載企業の特徴比較

掲載企業の業界

掲載企業の業界には2つの就職サイトに大きな差はなく、商社や建設系の企業の割合が多くなっています。

また、近年ソフトウェア系の掲載企業も多くなってきているため、エンジニア採用をおこなう企業に関しては、どのように自社へ惹きつけをおこなうか考える必要がありそうです

掲載企業のエリア

主要都市(東京、大阪、名古屋、福岡)の企業の割合は、マイナビが29,861社(48.7%)、リクナビが8,963社(47.9%)となっています(2022年10月時点)。

基本的には本社所在地で検索する学生が多いようですので、自社エリアの企業件数を検索して、その掲載企業数で利用する就職サイトを選定してもいいかもしれません。

2-2.登録学生の特徴比較

リクナビマイナビ登録学生比較

※出展:ネオキャリア調べ(2021年6月時点)

登録学生の特徴

登録学生の属性を比較すると、文系、理系ともにリクナビよりもマイナビが多くなっています。

また、専攻別でみると機電系学生はマイナビが多く、情報工学系や生物系学生はリクナビが多い結果となりました。

マイナビ・リクナビともに大きな差はないものの、採用ターゲットが明確に決まっている企業については登録学生の傾向に合わせて就職サイトを検討することが大切です。

2-3.イベントの特徴比較

イベント開催時期

マイナビ、リクナビ共にインターンシップ期間から活発に動き出しており、年明け2月ごろまでのスケジュールが組まれています。

さらに、3月以降は本サイトイベントとして合同説明会の開催が決定しており、年間を通して学生との接点が持てる施策の一つとなっています。

また、就職サイトと連動することで出展予定の企業はイベント告知ページ上に掲載されるため、就職サイトと掛け合わせた集客力を活用することができます。

料金

マイナビもリクナビも出展料は30万円前後からとなっており、時期や地域、イベントの規模によって変動があります。

時期が早ければそれだけ学生の動員数も多く見込めるため料金は高い傾向にあり、後半戦からは少しずつ安価な料金設定となっています。

開催スタイルの特徴

昨今のオンライン化にも対応しており、リアル開催に加えWeb開催も充実しています。

普段は会うことのできない幅広い学生との接点を持つことで、多くの学生への知名度・認知度アップにつながります。

マイナビは、一挙に企業が集まるEXPOや各地方で開催されるセミナーなど、規模やエリアに応じたイベントの開催が特徴的です。

そのほか、理系、建築・土木などのセグメント別のイベントも実施されています。

リクナビは、理系、IT系などある分野に特化した企業だけが出展するものもあり、その種類も豊富です。 

 

3.マイナビ・リクナビのコンテンツ比較

就職サイトのコンテンツ比較

次に、マイナビとリクナビのコンテンツや機能を比較していきます。

3-1.採用支援サイトの比較

マイナビ・リクナビでは、それぞれ採用活動実施企業向けのサポートをする採用支援サイトを運営しています。

マイナビは「新卒採用サポネット」を運営しており、採用レポートや統計資料などが豊富で、企業が利用できるマイナビサービスが把握しやすくなっています。

リクナビは「採用成功ナビ|新卒」を運営しており、採用方法やノウハウ、事例、採用専門家のコラムなどが掲載されているのが特徴です。

どちらの就職サイトとも、採用において参考にできる書類フォーマットや資料などもダウンロードできる仕様となっており、初めて新卒採用を実施する場合や、内容を改めて見直す場合なども参考とすることが可能です。

3-2.就職サイト内の企業情報・求人情報の比較

リクナビマイナビ掲載画面比較

※出展:ネオキャリア調べ(2022年10月時点)

就職サイト内のコンテンツや発信の仕方もそれぞれ個性があるようです。

マイナビは、掲載可能な写真の枚数や企業が自由に記入できる箇所が豊富で、学生に向けて自社の強みをアピールできる面が多い特徴があります。

一方リクナビは、一見シンプルながらポイントを絞って自社の特徴をアピールできるようになっています。

学生にあまり認知度がない企業だと自社のストーリー性がアピールしやすいマイナビが有効かもしれません。

求める人物像の趣向に配慮しながら、伝えるべきことが効果的に届けられる就職サイトを選択しましょう。

3-3.就職サイト内コンテンツの比較

リクナビマイナビ掲載ページ比較

※出展:ネオキャリア調べ(2022年10月時点)

 

マイナビのトップページには、大きく2つの検索方法が設けられており、企業検索、説明会・セミナー検索から企業を探すことが可能です。

企業検索では現在エントリーを受け付けている企業や説明会予約をおこなっている企業など、リアルタイムで積極的に採用をおこなっている企業をピックアップして検索することができます。

そのほかの特徴として、特集ページに掲載している企業は導線を複数設けることができ、あまり学生から認知されていない企業でも、露出が高まるような仕組みとなっています。

リクナビのトップページには、企業を探す、説明会を探すの2つの検索方法があり、検索項目の大枠はマイナビと同様となっています。

その上で、現在学生の検索回数が多いワードとしていくつかキーワードがピックアップされています。

 

そのほかの特徴として、説明会の日程検索がより細かくおこなえる仕組みとなっており、今週開催/来週開催など直近の開催日程から企業を探すことが可能です。

マイナビ・リクナビ双方、選考の時期変動にともなう学生心理に合わせ、トップページの構成が時期に応じて変更されています。

すでに就職サイトに掲載している企業は、学生トップページを定期的に確認し、時期に合わせた運用をおこなっていきましょう。

3-4.就職サイトオプションの比較

マイナビ・リクナビともに、就職サイト内での露出度を高めるさまざまなオプションが用意されています。

オプションの種類別で比較してみましょう。

上位表示オプション

上位表示オプションとは、学生が企業検索をする際に条件を絞り込んだ場合、その結果一覧で企業情報を上位に表示させることが可能なオプションです。

マイナビにもリクナビにも上位表示のオプションが複数用意されており、最上位表示やPC上、スマホ上で上位表示されるタイプのものなどがあります。

オプションにもよりますが、リクナビの場合には上位表示は4週間もしくは12週間上位に表示されるものがあり、一方マイナビは4週・8週・12週と細かい期間選択が可能です。採用目標人数や、説明会の実施期間などに合わせて使い分けるのがポイントです。

DM(ダイレクトメール)・スカウトメール

マイナビ・リクナビともに、DM・スカウトメールが利用できます。

スカウトメールは1対1での配信となり、それぞれDMとは別のフォルダへ届くため、その閲覧度は高くなる傾向にあります。

ただし、押さえておきたいポイントとしては、DMもスカウトも3月のグランドオープン時から、その反応率は右肩下がりに下降する傾向にあります。

使うタイミング、配信するターゲット、そしてそのタイトルと内容が効果の良し悪しを左右するため計画的に使用することが重要です。

掲載情報量をアップするオプション

最近の就職活動は短期勝負になりつつあります。

そうなるといかに自社の掲載ページが閲覧されたタイミングに、多くの情報をわかりやすく届けるかが重要なポイントとなります。

マイナビ・リクナビともに基本掲載は上述の通りですが、オプションを活用して情報量をアップすることが可能です。

対象学生を限定した特集記事や、取材情報などの掲載がそれにあたります。

マイナビは先輩情報掲載が有料のオプションとなりますが、学生が登録した大学と掲載された先輩社員情報がマッチすると、学生画面上に出身大学の先輩と示すアイコンが付くなど、他社との差別化がしやすくなる特徴があります。

理系募集など、特定の大学の採用を目指す場合は、特に効果が出やすいオプションといえるでしょう。

 

マイナビ運用ノウハウ徹底ガイド

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本資料ではマイナビ就職サイトを検討または掲載している企業様向けに、有料・無料を問わない運用施策についておまとめしています。今からすぐにできる施策もありますので、より効果的に就職サイトを運用されたい方はお役立てください。

4.マイナビ・リクナビのインターンシップサイト比較

インターンシップサイトで比較する

どちらのサイトにも、前年の6月にオープンするインターンシップサイトがあります。

4-1.インターンシップ掲載情報から見る比較

インターンシップの開催企業も増え、学生もインターンシップに参加するのが一般的になっています。

2つの就職サイトでどのように企業のインターンシップ情報が流れているかを比較してみましょう。

リクナビも、マイナビも、6月からインターンシップ応募を開始することができます。

掲載企業はインターンシップの募集ページが設けられ、インターンシップ情報を発信します。

最近はインターンシップの告知イベントの開催もあり、マイナビ・リクナビともに大型のイベントが開催されています。

就職サイトの仕様には大きな差はありませんが、より露出を増やす施策として、リクナビはDMやトップページバナーがメインとなり、マイナビは加えて掲載順位アップのオプションが充実しています。

 

CHECK!

近年、学生のナビ離れが進んでいるという話もありますが、学生の就職サイト利用率を見るとまだまだ就職ナビ無しで新卒採用を成功させるのは難しい状況でしょう。そこで各社が実施しているのが早期から学生へ広報が出来る「インターンシップサイト」です。

新卒採用ではいかにインターンシップの段階で学生と接触できるかがカギとなります。

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マイナビ・リクナビサービス詳細

ここまでマイナビ・リクナビの基本情報やコンテンツを比較してきましたが、ここではそれぞれのサービスの料金や具体的な特徴についてご紹介します。

5-1.マイナビ

特徴
  • ・インターンシップ期間から学生登録60万人以上、業界を牽引する主要就職サイト
  • ・学生利用率も高く採用活動のベースとして活用できる
  • ・50種類を超える豊富なオプション企画で採用課題を解決できる
掲載時期基本料金
情報掲載30万円~
インターンシップ(サマー+AW期間)160万円~
3月以降のプラン(通年)80万円~

 

5-2.リクナビ

 

特徴
  • ・マイナビと並び、業界を牽引する主要就職サイト
  • ・インターンシップの期間の学生登録は50万人以上
  • ・OpenESとの連動あり
掲載時期基本料金
インターンシップ(サマー+AW期間)50万円~
3月以降のプラン(通年)120万円~

6.まとめ

マイナビとリクナビの仕様や特徴は毎年変化しているため、活用側の定期的な情報キャッチアップは欠かせません。

どちらが良いかは、採用人数はどのくらいか、どんな人物を採用したいのか、採用のマンパワーはどの程度かけられるのかなどの採用計画にあわせて選ぶことが求められます。

採用したい学生の動向をうまく見極めることが採用手法選定のスタートラインかもしれません。

自社に最もマッチする採用手法を選択し、効果的な採用情報の発信をしていきましょう。

 

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この事例・記事に関わった営業担当

中小・ベンチャー企業を採用成功に導く戦略を

入社してから一貫して新卒採用のコンサルティングをおこなう部署に携わる。大手上場企業~ベンチャー企業まで計1,000社近くの支援を経験し、現在は新規営業部門の責任者として従事。

名前

斎藤/新卒採用領域

得意領域
  • 新卒採用全般

  • 新卒採用コンサルティング

  • 中小・ベンチャー企業の採用支援

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