マイナビ合同説明会の費用と特徴│出展時のポイントも解説!
新卒合同説明会
新卒の採用活動の中で、就職サイトに次いで活用されているのが就職イベントです。
大規模なものから小規模なものまで、さまざまな会社が運営していますが、皆さんが「就職イベント」と聞いてイメージするのは就職サイト運営会社が実施している大規模なイベントではないでしょうか。
その中でも、毎年トップクラスの動員実績を誇るのがマイナビ合同説明会です。
そこで、本記事では企業学生双方の認知度が高い、マイナビ合同説明会についてご紹介します。
・費用や特徴
・イベント日程表
・効果的な活用方法
など、基本情報から出展時のポイントまで詳しくご紹介していきます。
就職イベントをご検討されている方や、直近の就職イベントでなかなか効果を感じられていない方なども参考にしていただけましたら幸いです。
1.マイナビ合同説明会とは?
マイナビ合同説明会とは、株式会社マイナビが運営する、就職サイト連動型の大規模イベントです。
3月以降の本サイト時期だけでなく、インターンシップ時期から長期にわたって開催されており、業界の中でもトップクラスの動員実績を誇ります。
1-1.マイナビ合同説明会の特徴
マイナビ合同説明会の特徴として、就職サイトとの連動性や種類の豊富さがあげられます。
就職ナビとの連動性
マイナビ合同説明会は就職サイトと連動しています。
出展予定企業は、イベント開催まで自社の掲載ページ内でイベント出展を告知することが可能です。
同時に、マイナビのトップページにもイベント告知用ページができ、出展予定企業一覧として掲載されます。
また当日、学生が各企業ブースへ来場した際に出席記録が取得しやすいよう専用アプリでデータを読み取れるようになっています。企業学生双方が利用しやすい運用がされています。
種類
マイナビ合同説明会にはいくつかの種類があります。
開催時期やテーマ毎に分かれており、それぞれ参加できる企業や学部が限定されているものもあります。
・マイナビ合同説明会の種類
- マイナビインターンシップEXPO
インターンシップ期間中に開催されるイベントです。
出展する企業は自社インターンシップの告知や、今後の活動に繋げるために学生と積極的に接点をもつ機会として活用しています。(※企業の提供情報基準はインターンシップサイト広報ルールに基づきます。)
- マイナビ就活直前EXPO
本サイト解禁前の2月のタイミングで開催されるイベントです。
ここでは企業認知向上や3月以降の母集団形成の目的で活用する企業が多く参加します。(※企業の提供情報基準はインターンシップサイト広報ルールに基づきます。個人情報は3月1日に管理画面へ連携されます。)
- マイナビ就職EXPO
3月の本サイト解禁以降、全国の主要都市で開催される大型イベントです。
多くの学生が参加する総合型のものから、理系や土木建築系学生のみが参加する特化型のイベントも開催されているため、採用ターゲットに合わせた出展が可能となります。
- マイナビWEBEXPO
Web上で開催する就職イベントです。
インターンシップ期間はインターンシップWEBEXPOとして総合型と特化型(理系・土木建築系学生向けなど)に分かれて開催されています。全国版とエリア特化版があるため、地方学生へも効率的にアプローチすることが可能なイベントです。
1-2.マイナビ合同説明会の強み
マイナビ合同説明会の強みとしては、開催地域の多さと規模感があげられます。
開催地域の多さ
北は北海道から南は福岡まで全国20都市で開催される予定です。
規模感が大きい
昨年度の開催実績として、6月のインターンシップイベントでは単日で参加学生数約12,500名(Web参加学生も含む)/出展企業数約160社となりました。
3月のグランドオープン以降のイベントも単日だけで来場者約8,000名(Web参加学生も含む)/出展企業数約200社 というトップクラスの実績を持つため、多くの学生に自社を認知してほしいという企業におすすめのイベントです。
1-3.マイナビ合同説明会のメリット
ここまでマイナビ合同説明会の特徴や強みをみてきましたが、合わせてメリット・デメリットについてもみていきましょう。
1日で多くの学生と接触が可能
毎年、参加学生数が数千~数万人となるため、1日に多くの学生と接触できるチャンスがあります。
就職サイトではなかなか集まらないという企業にも非常におすすめです。
学生認知度が高くない企業でも、学生動員は可能
就職サイトの場合、学生認知度が高くないと学生から検索されることが少ないため、エントリーを集めるために上位表示やスカウトなどのオプションを使用する必要があります。
一方でマイナビ合同説明会は、学生に対して直接呼び込みをおこなうことが可能なため、自社説明会などへの誘導がスムーズにおこなえます。
就職サイトでは伝えにくい魅力を直接伝えられる
就職サイトの場合には基本的なフォーマットが一律で決まっているため、自社の魅力が伝わりきらないケースも多くあります。
一方マイナビ合同説明会は、リアル開催であれば学生に直接会って伝えることが可能なため、Web上では伝わりにくい魅力も直接伝えることが可能です。
1-4.マイナビ合同説明会のデメリット
学生集客が当日まで予測しづらい
どの就職イベントでも想定されることですが、時期や市況によって学生動向が変化するため、どのくらいの学生が参加するのかは当日になるまでわかりません。
また、リアル開催に関しては当日の天候にも左右されるため、基本的に複数日程のお申込みをおすすめしています。
自社ブースへの呼び込み施策が必須
当日は数百社の企業が集まるため、競合となる企業や認知度の高い企業も多く参加しています。
そのため、自社ブースへの呼び込みや装飾、配布物などの工夫をおこなわないと他社に埋もれてしまい、学生が足を止めてくれない場合もあります。
マイナビの掲載がないと出展できない場合がある
基本的には就職サイト連動型のイベントとなるため、実施時期やエリアによって就職サイトの掲載がないと出展できない場合があります。
また、当日の出席管理や個人情報の取り扱いに関しては専用アプリの利用が主流となっているため、就職イベントの効果を最大化するためにも就職サイトと合わせた活用をおすすめしています。
2.マイナビ合同説明会の費用一覧表
マイナビ合同説明会の費用は実施地域や会場、時期によっても異なります。各種類・地域の費用一覧をご紹介します。
2-1.マイナビ合同説明会の費用一覧表
マイナビ合同説明会の各地域の標準的な費用については以下のようになっています。
インターンシップイベント
インターンシップEXPO/フェア インターンシップWEBEXPO開催エリア 1ブロック 2ブロック 仕事研究&インターンシップEXPO 東京 90万円 180万円 名古屋 70万円 140万円 大阪 90万円 180万円 福岡 70万円 140万円 仕事研究&インターンシップフェア 北海道・東北 40万円・50万円 100万円 関東 40万円・50万円 80万円・100万円 甲信越・北陸 40万円 80万円 東海 40万円 80万円 関西 40万円・50万円 80万円・100万円 中国・四国 40万円・50万円 80万円・100万円 九州・沖縄 40万円 80万円 開催エリア ライブ配信 録画配信 全国 90万円 ー 北海道・東北・関東・甲信越・北陸・東海・関西・中国・四国・九州・沖縄 65万円 50万円
就活直前イベント
就活直前EXPO/フェア 就活直前WEBEXPO開催エリア 1ブロック 2ブロック 就活直前EXPO 東京 90万円 180万円 名古屋 70万円 140万円 大阪 80万円 160万円 福岡 70万円 140万円 就活直前フェア 北海道・東北 45万円・60万円 120万円 関東 45万円・60万円 90万円・120万円 甲信越・北陸 45万円 90万円 東海 40万円・45万円 80万円 関西 45万円・60万円 120万円 中国・四国 45万円・50万円・60万円 90万円・100万円・120万円 九州・沖縄 45万円 90万円 開催エリア ライブ配信 録画配信 全国 90万円 ー 北海道・東北・関東・甲信越・北陸・東海・関西・中国・四国・九州・沖縄 65万円 50万円
本サイトイベント
就職EXPO WEBEXPO 就職セミナー 合同就職WEBセミナー開催エリア 1ブロック 2ブロック 北海道・東北 50万円・60万円 90万円・95万円 関東 65万円・75万円・95万円 110万円・130万円・190万円 甲信越・北陸 50万円 90万円 東海 50万円・65万円・75万円 90万円・110万円・140万円 関西 60万円・70万円・90万円 95万円・120万円・170万円 中国・四国 50万円・60万円 90万円・100万円 九州・沖縄 50万円・65万円・75万円 90万円・110万円・140万円 開催エリア ライブ配信 録画配信 全国 75万円・80万円・90万円・120万円 ー 北海道・東北・関東・甲信越・北陸・東海・関西・中国・四国・九州・沖縄 65万円 50万円 開催エリア 1ブロック 2ブロック 北海道・東北 30万円・35万円・40万円 60万円・80万円 関東 35万円・40万円・45万円 60万円・70万円・80万円 甲信越・北陸 30万円・35万円 50万円・60万円 東海 30万円・35万円・45万円 50万円・60万円・80万円 関西 30万円・35万円・45万円・60万円 50万円・60万円・70万円 中国・四国 30万円・35万円・40万円 50万円・55万円・60万円 九州・沖縄 35万円 60万円 開催エリア 参画費用 全国 55万円
2-2.マイナビ合同説明会のオプション費用一覧表
マイナビ合同説明会には、基本の出展費用のほかにオプションもあります。
オプションは学生集客を強化したい企業におすすめです。
オプション名 | 詳細 | 費用 |
講演会場 | 各会場で開催が予定されている講演スケジュールに対して自社講演が開催可能 | ¥200,000~ |
スペシャルセッションエリア | 通常のブースよりも特別仕様で出展が可能 ※設営費や什器など別途見積もりで追加費用あり | ¥400,000~ |
ホームページバナー掲載 | イベントHP内で展開する「注目の出展企業」として出展情報などの内容を事前告知 | ¥500,000 |
採用ツール配布 | 当日学生に配布されるビニール袋にチラシなどの封入が可能 | ¥400,000~ |
会場内広告掲示 | 会場内に企業ロゴや出展情報を掲示 | 会場により異なる |
パンフレット広告 | 学生に提供するパンフレットに広告を掲出 | ¥3,900,000~ |
3.マイナビ合同説明会の日程一覧表
マイナビインターンシップEXPO、マイナビ就職EXPO、マイナビWEBEXPOのそれぞれの開催日程詳細を一覧でご紹介します。
3-1.マイナビ合同説明会の日程一覧表
開催日程の一覧表は下記からご確認ください。
最新のイベント開催日程や詳細を知りたい方は下記のボタンよりお気軽にお問い合わせください。
4.マイナビ合同説明会の効果的な活用方法4選
マイナビ合同説明会の費用や特徴を見てきましたが、せっかくイベントに出展するのであれば、より効果的に活用していきたいものです。
そこで、マイナビ合同説明会の効果的な活用方法としていくつかのポイントをまとめていきます。
ほかの就職イベントに参加される際にも使える内容となりますので、ご参考になりましたら幸いです。
4-1.規模感の違いを活かす
国内でも最大規模の就職イベントとなるため、規模感をうまく活かしていけるとよいでしょう。
ほかの就職イベントと比べ出展企業数も多くなるため、さまざまな企業を見て業界研究や仕事理解を深めたいという学生も多く参加します。
そのため、自社の細かい説明をするよりも、まずは自社がどのような会社であるかを知ってもらうように双方向のコミュニケーションを心がけた方がよいでしょう。
4-2.ブース装飾をする
数百社が出展する合同説明会の会場は、大規模な展示場やイベント会場などを使用することが多くなっています。
会場が広く出展企業が多いため、企業ブースは装飾をおこない運営しないと目立たなくなってしまいます。
企業ブースのサイズも比較的広いため、ボスターやパイプ椅子に使用するカバーなどをうまく活用することをおすすめします。
遠目からでも目立つようにするだけで、学生が足を止めてくれる可能性が上がります。
4-3.チラシやパンフレットを効果的に使う
大規模な就職イベントでは資料設置コーナーがあるため、パンフレットなどを置いて学生に手に取ってもらえるようにしておくことが重要です。
さらに、簡単なチラシを作成し、ブースの前を通りかかる学生に話しかけるきっかけとして活用することもおすすめしています。
当日、学生は多くの企業と接点を持つため、イベント終了後もチラシやパンフレットとして手元に残ることで、学生の記憶に残るアプローチが可能となります。
4-4.管理ツールの活用も検討する
マイナビ合同説明会では、企業・学生ともに専用のアプリで出欠確認をおこなうことが可能です。
ただし、事前登録をしていない学生や対応が手間と感じてしまう学生も一定数いるため、最近では採用管理ツールを使う企業も増えています。
採用管理ツールにはLINEを使用して対応できるものもあるため、学生の手間を省くためにもツール活用の検討もおすすめです。
5.マイナビ合同説明会出展時の注意点
マイナビ合同説明会に出展する際の注意点をまとめてみました。ほかのイベントでも使えるコツもありますので、ぜひ参考にしてみてください。
5-1.就職イベント用のプレゼン準備をおこなう
プレゼン時間の設定
マイナビ合同説明会などの大規模な就職イベントに来場する学生は、1日で効率的に複数の企業を訪問しようと考えています。
そのため、訪問した企業のプレゼンが長いと敬遠される可能性があります。
多くの学生とコンスタントに接点を持つためにも、1回のプレゼンを15~20分程度にすることをおすすめしています。
プレゼン内容の見直し
さらに、プレゼン時間の調整にともないプレゼン内容の見直しが必要です。
多くの企業が今ある会社説明会の内容をベースに作成していますが、就職イベントでは限られた時間の中で学生に自社のアピールをする必要があるため、改めて内容の精査をする必要があります。
最近では、短い時間の中で学生にインパクトを残すため、採用動画を使って自社の魅力を伝える企業も増えてきました。
そのほかにも、働くイメージを持ってもらうために学生と近い年代の社員を参加させたり、双方向のコミュニケーションを意識した座談会のコンテンツを組み込むなど、企業が伝えたい内容に沿って運営方法を工夫することがポイントとなります。
5-2.参加後の選考フローとスケジュールを告知する
参加した学生には、その次の選考ステップや選考スケジュールを告知することをおすすめします。
自社の説明をして、あとは就職サイトで案内という流れも可能ですが、就職イベントへ参加する学生は1日で多くの企業を訪問して選考受験企業を絞っていきます。
フローやスケジュールを伝えなければ、選考のイメージが掴めずに自社の選考を受験してくれない可能性もあります。
学生心理としてはなるべく早く内定をもらいたいと思っているため、どのような選考フローでいつくらいに内定が出るのかは伝えるようにしましょう。
5-3.学生へイベント参加メリットを提示する
就職イベントへ参加した学生には、メリットを提示してあげた方が選考へつながりやすいといわれています。
就職イベントで企業のプレゼンを聞いた段階ではそこまで志望度が高くない場合も多くあります。
そのため、イベント参加後の選考フローとスケジュールを伝えるだけでなく、選考へのハードルを下げて次のステップへ参加してくれるような工夫が必要となります。
具体的な例では、イベント参加者用の説明会日程を設け、通常の説明会よりも少し短い時間で運営したり、イベントに参加した学生は説明会や1次選考免除などの特別な選考ステップを設けるなど、学生に「特別感」を醸成することがカギとなります。
選考フローの都合上厳しい企業もあると思いますが、柔軟に対応できる方がよいでしょう。
5-4.その場で次回ステップへの予約を取る
就職イベントで最も重要になるのが学生との次回接点日を約束するということです。
当日、学生は多くの企業と接点を持つため、イベントから日が経つにつれてどんどん企業の印象が薄れていってしまいます。
そのため、可能であれば学生と接点を持ったタイミングですぐに次回の日程を予約しておくことが大切です。
また、その場で次回日程の予約が取れなかった学生に関しては、翌日に参加お礼メールと合わせて連絡を取ると非常に有効です。
学生と接点を持って終わりとするのではなく、次につながる出会いの機会として効果的に運用していきましょう。
6.まとめ
今回はマイナビ合同説明会についてご紹介いたしましたが、就職イベントは一度に多くの学生に会うことができる手法です。
また、自社への惹き付けをしっかりとおこなうことで選考へつながる確率も変わるため、効果的な活用が重要となります。
企業によって訴求できる強みは変わるため、ぜひ自社にあった運営方法を見つけていただけますと幸いです。
中小・ベンチャー企業を採用成功に導く戦略を
入社してから一貫して新卒採用のコンサルティングをおこなう部署に携わる。大手上場企業~ベンチャー企業まで計1,000社近くの支援を経験し、現在は新規営業部門の責任者として従事。
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斎藤/新卒採用領域
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