新卒紹介のメリット・デメリットとは?│活用前に知っておきたいサービス概要を解説

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新卒紹介のメリット・デメリットとは?│活用前に知っておきたいサービス概要を解説

近年、売り手市場といわれている中で、新卒採用をより効果的におこなうことができる新卒紹介が注目されています。

新卒紹介はなぜ注目されるようになったのでしょうか。

<この記事で紹介する3つのポイント>

  • 新卒紹介が注目される理由
  • 新卒紹介のメリット・デメリット
  • 新卒紹介会社を選ぶポイント

【コロナ明けのイベントがアツい!!】25年卒向け新卒採用イベントサービス10選比較

新卒採用イベントを比較したい方におすすめの無料資料

企業の認知度向上や直接25年卒学生と接触できることを目的に新卒採用イベントへ参加したいと考えている採用担当者も多いのではないでしょうか。

本資料では就職活動の市況をご紹介した上で、新卒採用イベントを選ぶときのポイントやおすすめ10サービスの特徴比較についてご紹介します。

1.新卒紹介とは

新卒紹介とは

新卒紹介は人材紹介の新卒採用版で、転職市場ではメジャーなシステムを新卒採用に転用したものです。

新卒紹介サービスは、人材を募集したい企業に代わって、専門の人材紹介会社が企業の採用基準にマッチした新卒人材を紹介します。

学生と企業の橋渡しを代行してくれるため、企業の採用コスト削減や採用のミスマッチの防止につながります。

 

学生の売り手市場が続き、内定辞退や母集団形成など採用課題を抱える企業が増える中で、成功報酬型でリスクの低い採用手法として新卒紹介サービスが注目されています。

1-1.新卒紹介が注目されている理由とは?

株式会社矢野経済研究所の新卒採用支援サービス市場に関する調査によると、新卒紹介を含む新卒採用支援サービス市場は、コロナの影響で企業の新卒採用計画の見直し・採用人数の縮小などによるマイナス影響を受けており、当該市場のボリュームゾーンであるイベント・セミナー市場や就職情報サイト市場の縮小が目立ちました。

 

一方で、就職活動・採用活動のオンラインシフトや採用工程・手法の変化などを背景に、ダイレクトリクルーティングや紹介サービスは登録学生数の増加および利用企業の拡大となり需要拡大を見せています。

 

新卒採用支援サービス市場に関する調査

引用:新卒採用支援サービス市場に関する調査を実施(株式会社矢野経済研究所

現在、2020年度の新卒採用支援サービスの市場規模は前年度比8.4%減の1,179億円の見込み、2021年度は同4.7%増の1,234億5,000万円と予測されており、今後さらに注目されることでしょう。

2.新卒紹介のメリット

新卒紹介のメリット

新卒紹介を利用する際の具体的なメリットは、以下の通りです。

2‐1.メリット1「完全成功報酬型である」

従来のリクナビやマイナビなどの就職サイトは、掲載料がかかります。

掲載料は掲載をお願いする時点で発生します。
仮に1人も入社しなくても、掲載料を払わなくてはいけません。

 

一方、新卒紹介は契約時点ではなく、そのサービスを介して学生が内定を承諾、あるいは入社したときに紹介料が発生します。

また学生が内定を辞退してしまったら、返金されることもあります。

成果が出てから費用が発生するため、新卒紹介サービスは費用面においてリスクが少なく、効率的であるといえるでしょう。

2‐2.メリット2「採用工数を削減できる」

従来の新卒採用活動は、母集団掲載、書類選考、複数回の面接、スケジュール管理など、工数がかかります。

多くの学生の選考をおこないたい一方で、こういった採用活動は負担になるのではないでしょうか。

しかし新卒紹介を使えば、上記の工数の一部を、エージェントがフォローしてくれます。

採用活動の工数を減らせるので、学生への面談や惹き付けなどに集中できるでしょう。

2‐3.メリット3「急な増員に対応可能」

内定辞退などで、急遽求人を再募集しなくてはならないときもあるのではないでしょうか。リクナビなどの就職サイトは、掲載の申請、掲載、学生の応募といった流れで、結果が出るまでに時間がかかります。

しかし新卒紹介ならば、紹介会社に登録している学生の中から、採用要件に合った人材の紹介を受けることができるので、その期間を短くすることが可能です。

2‐4.メリット4「ターゲットに絞り込んだ採用が可能」

紹介会社には採用要件や求める人物像を提示します。

そしてエージェントがその要件や人物像に合った学生を紹介会社の母集団の中から紹介してくれます。

もし即戦力になるエンジニアを採用したい、ガッツのある体育会系を採用したければ、特化型の新卒紹介が良いでしょう。

このように求める学生像を正確に伝えたり、場合に応じて紹介会社を使い分けることで、より絞り込んだ採用が可能になるでしょう。

2‐5.メリット5「非公開の採用が可能」

従来の方法では、人を集めるにはまず求人情報を公募しなくてはいけませんでした。

しかし新規事業や海外勤務に関わる人材の募集など、他社に知られたくない事情もありますよね。

新卒紹介では求人が非公開です。新卒紹介を使えば、そのような他社に知られたくない業務に関わる人材を集めることができます。

2‐6.メリット6「自社に関心がなかった学生も紹介してもらえる」

従来の採用活動は学生が企業を探し、応募しなくては始まりません。

つまり、学生が企業に対して関心を持っているのが前提条件だったので、知名度の低い中小企業は不利です。

 

しかし、新卒紹介では学生が自社に対する関心がなくても、相性が良さそうな学生を紹介してくれます。

学生には知る機会がなかっただけで、最初は関心がなかった企業であっても、エージェントの紹介を経て興味を持つこともあります。

2‐7.メリット7「学生の意見を正確に知ることができる」

自社での採用だけだと、選考後に学生の生の意見を聞くことができません。

仮に感想を求めたとしても、相手が正直な意見を述べてくれているのかはわかりませんよね。

 

一方新卒紹介サービスでは、エージェントが学生の感想を聞いてくれます。

具体的にいえば、学生が感じた魅力や懸念事項などです。

第三者を介することで、より正直な意見が期待できるでしょう。

3.新卒紹介を利用するデメリットと対策

新卒紹介を利用するデメリットと対策

 

ここまで新卒紹介のメリットを紹介してきました。

もちろん、新卒紹介も完璧ではないのでデメリットもあります。

ここでは新卒紹介のデメリットと、その対策をご紹介します。

3‐1.デメリット1「1人あたりの採用費用が高い」

新卒紹介サービスでは紹介した学生が入社した際に紹介料が生じます。

採用した人数に比例して支払う料金が変わるのですが、新卒紹介の相場は80万~120万円といわれています。

 

改善策としては、新卒紹介と他の採用手法をうまく使い分けることです。

理系学生や上位校出身の学生などターゲットが定まっている場合に利用するなど、他の採用手法で補える部分は補い、自社の母集団にいない学生は新卒紹介を利用することがいいでしょう。

3‐2.デメリット2「新卒紹介会社に登録している学生としか出会えない」

当然のことですが、基本的に新卒紹介会社が企業に紹介できる学生は、その新卒紹介サービスに登録している学生のみです。

リクナビやマイナビなどの就職サイトに比べると、どうしても学生の母数が小さくなってしまいます。

より多くの人に呼びかけるには、やはりコーポレートサイトや就職サイトを利用するのがいいでしょう。

 

そのため、改善策としては前述のように自社での採用と新卒紹介を使い分けることでしょう。

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母集団形成特化した学生送客サービス

文系・理系問わずインターンシップや会社説明会へ企業が求める人物像や募集条件にあてはまる学生を直接送り込むことが可能なサービスです。
年間約16万人の就職活動中の学生が登録している新卒紹介サービスの就職エージェントneoが運営しており、学生集客力とフォロー力に強みを持っています。

4.新卒紹介会社を選ぶポイント

新卒紹介会社を選ぶポイント

実際に新卒紹介を利用するときに、新卒紹介会社を選ぶポイントをご紹介します。

新卒紹介会社といっても、その規模母集団の学生の特徴はさまざまです。

自社でどのような人材を獲得したいのかを明確にして、人物像に合った新卒紹介会社を選ぶのが良いでしょう。

4-1.学生の登録者数で選ぶ新卒紹介

新卒紹介会社を選ぶ際、登録している学生の人数が1つの指標になるかと思います。

学生の登録数が多い紹介会社はやはり母集団が多いので、求める人物像に沿った学生と出会える可能性を秘めています。

 

しかし、一方で学生の登録数が少ない紹介会社は、母集団が少ないとはいえ学生の質が高い、専門的な知識があるなど

ニッチな学生の登録が多い場合もあります。

新卒紹介会社を選ぶ際にはきちんとお問い合わせをした上で、求める人物像に沿った学生がいるかどうかを確認することが重要です。

4-2.体育会系やエンジニアなどに特化した新卒紹介サービス

新卒紹介サービスの中には、エンジニア・体育会系・留学生などに特化したサービスもあります。

リクナビやマイナビなどの就職サイトを活用した採用手法で、エンジニアや体育会系の学生などニッチな分野の学生の母集団形成に苦戦をしている場合は、学生に自社の採用情報がリーチしていない場合もあります。

特化型人材紹介サービスであれば、専門性のあるエージェントに相談をして、自社にあった新卒紹介会社を活用してみるとよいでしょう。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。

従来の掲載サイトを活用した採用だけでは、企業の名前が一般的に知られていないと、学生に企業の魅力を伝える以前に、企業との接点を持てずに終わってしまう可能性があります。

 

そこで今回紹介をした、新卒紹介サービスの概要やメリット・デメリットは、企業内の採用ではアプローチができないような人材とめぐりあうことができる、いい機会になるかもしれません。

さらに、企業が求める人物像に沿った学生を紹介していただけるので、内定までに非常に距離が近い学生と出会えるきっかけにもなります。

学生との接点を最大化するためにも、新卒紹介会社の活用は、今後の採用活動において重要になってくるのかもしれません。

 

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この事例・記事に関わった営業担当

新卒採用を通して企業成長のご支援を

一貫して人材紹介に従事しており、社長賞をはじめ多く賞を受賞。現在では、採用ウェビナーなどを通じて、複数企業様の採用支援にも携わっております。新卒採用に課題のある企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。

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  • 新卒の母集団形成施策

  • 学生の動向理解

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