こんにちは。編集部の紺矢です。
今回は、ネオキャリアが独自におこなった「現役大学生のアルバイト調査」について、その結果をまとめてみました。
「今どきの大学生の時給はいくらが平均なのか?」
「今どきの大学生にはどんなアルバイトが人気なのか?」
「アルバイトを選ぶ際に大学生が重視することは何か?」
など、146人の大学生(大学院生)を対象にさまざまなアンケートを実施!
学生アルバイトの採用をおこなう際には、ぜひ、こちらもご参考にしていただけますと幸いです。
現在のアルバイトに関するアンケート
【調査日】
2018年12月25日~2019年1月3日
【調査対象・エリア】
全国(北海道~九州)の大学生(大学院生)
【調査人数】
146名(男性61名 女性85名)
【調査方法】
弊社の内定者アルバイト1名が全国の弊社内定者に
Googleフォームのアンケートを拡散
【アンケート回答者の属性】
アンケート項目
・性別
・学年
・選考の系統
・働いているエリア
現在のアルバイト事情
まずは、現在どのようなアルバイトを、どの位の頻度で、いくらの時給でやっているのかを聞いてみたアンケート結果です。頻度や時給に差はあれど、アルバイトをしていないという大学生は1名のみでした。
Q. 現在のアルバイトの職種は?
※AMインターン/AMアルバイト・・・ネオキャリアの内定者アルバイトのことです。
1位は、圧倒的に求人数の多い飲食店でのアルバイトでした。2位に塾講師や家庭教師などの教育系、3位にその他のサービスと続きます(ブライダルなど)。教育系のアルバイトに関しては、今回の属性調査では学歴は伏せておりますが、学歴も関係しているかもしれません。
Q. 現在のアルバイトの時給は?
飲食店であるバイトをしている学生が多かったためか、時給は1,000円がもっとも多いという結果になりました。
調査をおこなった2019年1月1日現在、回答者属性でもっとも多かったエリアである関東の最低賃金の平均は888円、次いで多かった中部の最低賃金は829円(出典:厚生労働省地域別最低賃金一覧)となっていますが、1,000円を下回る求人をおこなう場合は、デメリットになってしまうと言えそうです。
Q. 1週間の間の勤務日数は?
勤務日数は週3~4日以下で働く大学生が大半でした。授業もそこまで残っていない4年生が回答者属性として多かったのですが、逆に何をしているのでしょう?ちなみに私が大学生の頃は確か週6ぐらいでアルバイト漬けだったような気がします(笑)。
大学生はどのようにアルバイトを探しているのか
次は、「アルバイト探し」に関するアンケート結果です。「なにでアルバイトを探したか」「アルバイト選びでなにを重視したか」「アルバイトを探すタイミング」について聞いてみました。
Q. どのようにしてアルバイトを探しましたか?
インターネット検索や、求人アプリを使ってアルバイトを探したという人が、過半数を締めています。一方で、実は約20%が友達や先輩の紹介でアルバイトを始めていると回答しています。
求人広告だけでのアルバイト採用に頼るのではなく、学生アルバイトの人脈をうまく活用し、紹介などもうまく取り入れながらアルバイト採用を進めると、より簡単に目標の採用人数を集めることができるのかもしれません。
Q. アルバイトを選ぶ際に重視することは?
「給料」「勤務地」「業種」は、やはり重視する人が多いようです。この3つの満足度が、アルバイトの定着度に直結するのではないでしょうか。
Q. アルバイトを探すタイミングはいつですか?
学年や学期の変わり目ではなくても、「辞めたくなったら新しいアルバイトを探す」という学生が意外と多数いることがわかります。
アルバイトをしてみて
次は、「実際アルバイトをしてみて感じたこと」に関するアンケート結果です。「長く働きたいと思う条件」や「どんな力が身についたのか」を聞いてみました。
Q. 長く働きたいアルバイト先の条件は?
就職活動とはうって変わり、アルバイトに関しては職場の知名度や、アルバイトを通して得られるスキルなどはあまり気にしない傾向が強いことがわかりました。
Q. アルバイトでどんな力が身につきましたか?
マナーやコミュニケーション能力以外がアルバイトで身に付いたと感じる人は少ないことがわかります。
一方で、企業の学生アルバイトや、有給インターンなどを募集する際には、コミュニケーション能力以外のスキル向上を打ち出すことで、他との差別化が図れるのではないでしょうか。
大学生はアルバイトに対してどう思っている?
最後に、アルバイトに対して学生がどのように思っているのかを聞いてみました。
Q. アルバイトをする目的は?
「お金がほしいから」と答えた人が約9割!アルバイト募集をおこなう際にはやはり「時給」が大きなポイントになるのかもしれません。
Q. アルバイトを辞めたいと思った瞬間は?
アルバイトがすぐに辞めてしまうのを防ぐには「ソフト面」の対処が鍵となるのではないでしょうか。これは、アルバイトだけでなく、正社員の場合もあまり大きく違わないかもしれませんね。
Q. 外国人と一緒に働きたいですか?
外国人と一緒に働い人が約8割。最近は、学生のうちに留学にいくというのもそれほど珍しいことではなくなり、同時に、外国人と一緒に働くことに対して抵抗を感じないという人が増えてきているのだと思われます。
Q. アルバイト先で正社員になりたいと思うか?
アルバイトが正社員になってくれる可能性も少なからずあることがわかります。アルバイトから正社員になってもらうことができれば、教育コストがかからないので、非常にメリットです。
さいごに
今まで持っていた大学生に対するイメージどおりの部分もあれば、時代と共に、従来の大学生に対するイメージとは変わっていた部分もあったのではないでしょうか。
今回の調査は、あくまでも一部対象者にのみおこなった調査であるため、さらに大規模で調査した際にも今回と同じ結果になるとは限りません。しかしながら、本記事を通して、今どき大学生の傾向や本音はなんとなくご理解いただけたのではないでしょうか。
今回の調査が、なんらかの形で貴社のお役に立てますと幸いです。