ネオキャリアにはずっと中途採用でお世話になっていました。 新型コロナウイルスが猛威を振るっていた頃は、航空業界である弊社も大きな影響を受けていました。 新卒採用は3年間ストップし、継続していた中途採用もやはりコロナ禍前ほどには採用がうまくいかず、いろいろとご相談しながら進めていました。

中途採用支援以外についてお問い合わせいただいた背景は？

ようやく新型コロナウイルスが落ち着いた2023年、今後見込まれる航空機輸送の需要に応えるため、新卒採用・中途採用合わせて1,000名を採用することが決まったんです。 この人数は到底中途採用だけでは母集団形成ができないと判断し、新卒採用についても相談しました。

新卒採用については3年間採用をストップしていたことに加え、コロナ禍前後で大きく市況感も変わったと想定していたため自社だけで実施するのは不安がありました。新卒採用だけでなく中途採用についてもブーストをかける必要があると感じていたため、まずは採用目標人数1,000名を達成させるための方法についてご相談しました。

ご相談の結果、新卒採用・中途採用両方の母集団形成施策で人を「集める」ことと、その集めた人を「惹きつけ」、その人数に「対応する」ことの3つを提案していただきました。採用の入り口である母集団形成から内定承諾までのストーリーをしっかりと描いてくださったので、ご提案いただいた動画やランディングページ、広告や媒体などの必要性も非常によく理解でき、採用支援をお任せしました。

現在ご利用いただいている弊社サービスを教えてください。

中途採用支援、新卒採用支援、オウンドメディアリクルーティング、採用代行をお願いしています。 中途採用支援と新卒採用支援で人を「集め」、オウンドメディアリクルーティングで人を「惹きつけ」、採用代行で「対応して」いただいています。

中途採用支援はずっと入っていただいていましたが、今回に関しては採用目標人数が非常に多かったため「どのように人を集めるか」という目的に向かってさまざまな施策を考えていただきました。 原稿を作成いただいて弊社がチェックするだけではなく一緒にアイディアミーティングを実施することで、客観的な意見を取り入れながら原稿を創造することができます。 弊社の一員のような視点で文章を考えてくださるので「こういう方が欲しいなら、こういうことを求人票に書きませんか？」「これは正直効果が出ないと思いますよ」と率直に言ってくれます。 自分が思いついたものが正解ではないと考えているので、採用のプロに正直に意見を言ってもらえるのは非常にありがたいです。

業界に関する知識についても、一度お伝えしたことはしっかり覚えてくださっているので会話に違和感やストレスがありません。 弊社が持っている業界の知識と、ネオキャリアが持っている採用の知識でシナジーが生まれていると感じます。 使用している媒体に関しても、しっかりと効果を見て「この職種はこの手法で取れるので、今使っているこの媒体をこちらに変えませんか？」というような提案をしてくれます。 その媒体に登録している人の志向性やターゲットについてデータを示しつつ提案をしてくれるので、非常に納得感を持って採用を進めることができています。

新卒採用媒体で「集める」

新卒採用においては、コロナ禍前に比べて非常に早期化しているということや、コロナ禍を経て面接の主流がオンラインに移行しつつあるということは知っていました。 ただ、当時は弊社の新卒採用担当者が入社したばかりということもあり、いつから何を始めればいいのかやオンライン面接での候補者の見極めをどうすればよいかなど具体的な対策がわからず不安に感じていました。

そんな中、ネオキャリアの新卒採用支援担当の方はコロナ禍後の市況感やスケジュール提案、競合分析などからしっかりサポートに入ってくださったんです。 そこで見えてきた課題をもとに、3つの方針を示してくれました。 1つ目は、コロナ禍後に、弊社同様、採用を加速する同業他社を圧倒し応募を集めること。2つ目は、コロナ禍を経て航空業界を志望する学生が減っているため、他業界を第一志望とするものの比較的航空業界に関心がある学生へのアプローチをおこなうこと。3つ目は、大量採用する大手航空会社よりも学生との接点量を増やし、学生と企業の接続を分厚くすること。課題とそれに対する打ち手が非常に明快で信頼感がありました。

結果として24年卒では、航空業界においてマイナビPVランキング1位を継続して獲得することができ、目標である200名を超える採用を実現しました。 海外では名が知れている弊社も、日本の航空業界では競合他社のイメージが強く今まではなかなか学生に見つけていただくことが難しかったのですが、 24年卒は上記戦略がばっちりはまり、予想以上の結果を出すことができました。

担当してくださった営業の方が「よりよい採用支援のために現場を知りたい」という信念をお持ちの方だったことも採用成功の大きな要因だと思います。 弊社の魅力や職種・業種の魅力について解像度を高くしたいということで、なんと滑走路内の動画撮影にまで同行してくださいました。 Z世代の価値観にもお詳しく、ターゲットにあった訴求内容を考えてくださりとても素敵なコンテンツが完成しました。 「何かあれば営業の方にご相談しよう！」と思えるほどの信頼関係が築けたのは、この方だったからこそだと思います。

オウンドメディアリクルーティングで「惹きつける」

今までも媒体で採用はできていたのですが、やはり1,000名を採用しようとすると潜在層からの応募が必須になります。 そのため、弊社の認知度向上と潜在層へのアプローチを目的としていくつかのオウンドメディアリクルーティングを実施しました。

ネオキャリアはさまざまな媒体に関する知識をお持ちなので、この媒体では一気に認知度を拡大させるための施策として利用する、こちらの媒体では応募を狙うなど目的に応じて媒体を使い分けてくれました。 他社の支援実績も豊富なので、弊社と同様のターゲットを狙った際に効果的だった施策で効果を出してくれたり、新しい媒体を使用する際のシミュレーションを出しながら提案してくれたりします。 知識があり、きちんと数字で語ってくれるからこそ素早い意思決定ができ、PDCAを早く回すことができました。

採用LPや各広告媒体施策を実施した結果、弊社名でのオーガニック流入数が施策前後で平均8.33ポイントアップし、確実に認知施策の効果が出ていることが実感できました。 言わずもがな、採用LPや広告の効果を出すためには媒体の運用方法だけでなくコンテンツの内容も重要ですが、その点においても非常に素晴らしかったです。 弊社がアイディアや想いだけをバーンと投げたら、ほぼ欲しかったものが出てくるんです。 抽象的な思いを具現化してくれる上、弊社社員と同じくらいの熱量で案を考えてくれる、本当に頼もしいパートナーです。

採用代行で「対応する」

採用代行は、一言でいうと採用の土台を作ってくれています。この土台がないと現在の質を担保したまま採用活動ができません。

新卒採用が忙しくなる3月に中途採用も繁忙期を迎えるうえ、通年採用で毎月50名以上の採用をしているため、面接にかなりの工数を取られてしまうんです。 そのため、ノンコア業務と呼ばれるタスクを採用代行にお任せしました。具体的には、説明会動員促進、広告・エージェント経由の応募者の書類選考、ES・適性検査の受験確認、日程調整、リマインド、雇用契約書郵送などの業務を依頼しています。

ノンコア業務は丁寧に対応しなくてはならない重要な業務である反面、非常に工数が取られてしまいます。 ここをお任せできているからこそ、説明会の内容を練り直したり二次選考の評価項目を再検討したり、ただ採用するだけじゃなく人を見るという採用の本質に時間を割けています。今採用代行でやってくださっていることを自社でやろうとしたら絶対できません。 週次レポートや個別対応が必要な案件の整理・リマインド、当初予想していなかった量の応募者対応にもさまざまな提案をしてくださり、二人三脚で採用フローを改善できています。 特に今回は想定以上の応募数だったにもかかわらず、丁寧に対応してくださって本当に感謝しています。

実際の効果はいかがでしたか？

年間1,000名採用目標だったのですが、なんと半年で充足しました！弊社の採用をサポートしてくれているネオキャリアのメンバー全員が、目指すところに向かって全力で来てくれたからこそだと感じています。 採用は明確な正解がなく話し合って決めていくべきことがたくさんあると思いますが、自由な発想でいろいろな意見を出し合うアイディアミーティングなども実施しています。 柔軟なアイディアをお互い出し合って決めていくのですが、弊社にない視点を提示してくれたり、弊社側の意見に多様なアイディアを織り交ぜて提案してくれたりと、本当に楽しい時間を過ごしています。 弊社としても、幅広く広い視野を持って採用について考えられるいい機会をもらえています。ただ言われたことをやるのではなく、我々と同じ熱量で弊社の採用に向き合ってくれる楽しく頼もしいパートナーだからこそ、採用に関することは本当に何でも相談させてもらっています。 ネオキャリア社内での情報共有も密になされており情報のばらつきもないため、コミュニケーションにストレスを感じることがありません。

ネオキャリアのおかげで採用が次のステップへ

2023年の採用においては、とにかく採用数を重視していました。コロナ禍後の航空輸送の需要の戻りもあり、入社した方たちは生き生きと働いてくださっています。 ただ、職種ごとに採用数が偏ってしまったという課題が出てきました。どうしても旅客と呼ばれる職種に応募が偏ってしまったんです。 それを踏まえて、2024年の採用活動では「量ではなく質を追い求める」という、よりレベルアップしたテーマで採用を進めています。 飛行機を運航する上で欠かせないグランドハンドリング、その中でもランプとカーゴというお仕事の楽しさや重要性を知っていただき、この業界を盛り上げていきたいと思っています。 グランドハンドリング業界が盛り上がれば、国にとっても非常に重要なツーリズムに貢献ができます。 「飛行機が飛ぶためにこんなに大切な仕事があったんだ！」と感じていただけるよう、今後もネオキャリアの皆さんと一緒に採用活動をしていければと思います。

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