エンジニア採用代行サービスを徹底解説|おすすめの5社や選定ポイントを紹介
エンジニア 採用代行

AIやIoT、DX化などの技術革新が進むなか、世の中を便利にしたり、生活を豊かにするものがITによって成り立っていることからも、エンジニアの存在がいかに必要であるかがわかります。一方で、採用担当者にエンジニアの職種や採用について知見やノウハウがないために、エンジニア採用に苦戦している企業もあります。
本記事では、
・エンジニア採用代行ができること
・エンジニア採用代行サービスのメリット・デメリット
・エンジニア採用代行サービスを選ぶ際の5つのポイント
について、エンジニア採用代行におすすめの5社を紹介しながら解説します。
1.エンジニア採用に苦労する企業が多い背景
「エンジニアが採用できない」「自社の採用ニーズとエンジニアが求めている条件が合わない」という声は時代とともに高まっています。エンジニア採用を成功させるためには、エンジニア採用を取り巻く現状を知ることが大切です。
以下で、多くの企業がエンジニア採用になぜ苦労しているのか、採用市場の動向や、企業が抱えている課題といったエンジニア採用の背景を解説していきます。
多くの企業がエンジニア採用に苦戦している理由について、下記の記事でも詳しく解説しておりますので、合わせて参考にしてください。
エンジニア採用市場の最新動向と現状
多くの企業がエンジニア採用に苦労している原因として、エンジニアの求人倍率が高く、採用難度が上がっていることが挙げられます。厚生労働省が発表した令和6年7月度のエンジニアの有効求人倍率は、以下のような状況となっています。
情報処理・通信技術者の有効求人倍率:1.49倍
製造技術者(開発者)の有効求人倍率:1.93倍
上記の倍率はいずれも、全職業の有効求人倍率の平均値である1.24倍を大きく超えており、ほかの職種と比較しても、エンジニアの採用の難易度が高いことが伺えます。
また、エンジニアの母数自体がほかの職種と比較すると少ないことも、エンジニア採用を難しくしています。
2024年7月度の労働力調査(基本集計)では、国内のエンジニア数は労働人口数6,795万人のうち147万人で、約2.1%と非常に限られている状況です。
また、2019年3月に発表された経済産業省のIT人材需給に関する調査では、2025年には最大で58.4万人、2030年には最大78.7万人のエンジニア不足が予測されおり、今後もエンジニア採用が困難な状況が続くと言えます。
参考:総務省労働局 2024年7月度労働力調査(基本集計)/経済産業省 IT人材需給に関する調査
下記の記事では、エンジニア採用を取り巻く市場の変化について詳しく解説していますので合わせて参考にしてください。
- あわせて読みたい記事はこちら
- エンジニアの採用市場について解説|市場動向やトレンド、採用成功事例などを解説
エンジニア採用で企業が抱えている課題
エンジニア採用に苦労している企業の多くは、以下のような課題にさらされています。
- ・DX化推進を背景に、企業間でのエンジニア採用競争が激化している
- ・求める技術や人材要件とのミスマッチが原因で、人材確保に苦戦する
- ・採用難易度の高さ故に、選考過程において採用担当者の負担が大きい
- ・エンジニア採用のノウハウが社内に蓄積されておらず、効果的な採用手法がわからない
- ・技術が日々進化しているために、エンジニアの職種や採用について人事担当者が知識を深めるのが難しい
特に、IT業界でない企業はエンジニアの注目を集めにくいため、母集団形成の段階から苦労しているケースもあります。
ITを活用する仕組みが浸透するまでは、エンジニアのニーズは今後もなくなることがなく、開発環境やツール、フレームワークなど、技術が日々進歩し続けている職種であるからこそ、採用業務の効率化も急務といえます。
以下の記事では、エンジニア採用を実施するにあたって採用担当者が知っておくべきポイントを解説しています。合わせて参考にしてください。
2.エンジニア採用において注目を集めている採用代行(RPO)サービス
自社だけでエンジニア採用を成功させるのが難しい場合は、エンジニアの採用代行サービス(RPO)を活用し、エンジニアの採用活動に効率的に取り組む企業も増えています。特に以下に当てはまる場合は、エンジニア採用代行サービスの活用を検討してみてください。
・エンジニアの職種や技術、エンジニア採用に関する知識が不足している
・IT業界ではないため、求人情報をだしていてもエンジニアから注目されにくい
採用代行会社によってサポート内容や柔軟さは異なるものの、多くの場合、採用計画の立案から内定者サポートまで、エンジニアについての豊富なノウハウを活用して幅広く柔軟に採用支援をしてくれます。自社の状況に合わせて適切なエンジニア採用代行サービスを活用できるように、慎重にサービスを選定しましょう。
3.採用代行とは何か
採用代行サービス(RPO:Recruitment Process Outsourcing)とは、自社の採用業務を一部的もしくは全体を専門の会社に委託することです。
採用代行サービスを活用することで、自社の採用工数の削減だけでなく、エンジニア採用の大きな課題であるミスマッチの削減にも繋がります。採用代行サービスの特徴について、以下で詳しく解説します。
採用代行とは採用活動を他企業に委託すること
採用代行とは外部の企業に自社の採用業務を委託することで、自社の採用活動をサポートしてもらうサービスを指します。採用代行を利用する際には、自社で採用業務を進める場合と、委託先で業務を進めていく二つのパターンがあります。
円滑な採用活動をサポートする方法の一つとして知られている人材紹介(エージェント)とは、以下のように異なります。
特徴 | 費用形態 | |
採用代行 | 依頼元の企業に代わって人材を募集し、採用計画の立案から、採用広報代行、内定者サポートまで幅広く対応 | 月額一律型 従量課金型 成果報酬型 ※企業による |
人材紹介 (エージェント) | 企業からの依頼を受けて、求人条件に合致する人材を企業に提案 ※求人の作成や候補者の対応は含まない | 成功報酬型が多い |
以上のように、採用代行と人材紹介で提供されるサービス内容や費用形態も異なっているため、自社に必要なサービスを見極めた上で活用することが重要です。
4つのタイプに分けられる採用代行
採用代行は主に4つのタイプに分けられます。
- ・新卒採用
・キャリア・中途採用
・特定の業界や専門職の採用に特化(エンジニア採用は左記のタイプ)
・職種を限定せずに、採用全般に関わる課題に柔軟に対応する万能型
採用代行の効果を上げるためには、自社の状況に合わせて適切なサービスを選定することが求められます。採用代行を提供している企業が扱う分野をしっかり確認した上で、導入を検討しましょう。
採用代行サービスを提供するには指定の許可が必要
採用代行サービスを提供するためには、厚生労働大臣、または都道府県労働局長の許可が必要です。厚生労働省職業安定局は労働者を募集する方法として、以下の3つを定めています。
募集方法 | 厚生労働省職業安定局 募集・求人業務取扱要領での規定内容 |
文書募集 | 新聞紙、雑誌そのほかの刊行物に掲載する広告又は文書の掲出若しくは頒布による労働者の募集をいい、自由におこなうことができる。 |
直接募集 | 労働者を雇用しようとする者が、文書募集以外の方法で、自ら又はその被用者をしておこなう労働者の募集をいい、自由におこなうことができる。 |
委託募集 | 労働者を雇用しようとする者が、その被用者以外の者をして労働者の募集に従事させる形態でおこなわれる労働者募集をいい、許可を受け、または、届出を行うことが必要である。 |
企業が外部の企業に委託して労働者を募集する採用代行は、3つ目の委託募集に当たります。委託募集は職業安定法第36条に規定されており、報酬額についてもあらかじめ厚生労働大臣の認可を受けていれば、違法にはなりません。
サービス導入を検討している際には対象の会社が許可を受けているか、確認をした上で導入するようにしてください。
4.エンジニアの採用代行に依頼できるサービス
エンジニア採用代行サービスを効果的に利用するためには、自社の状況に合わせてサービスを選定することが大切です。
導入を検討しているエンジニア採用代行会社のサービスが、提供するサービスをしっかりと知った上で、適切なサポートを受けるようにしてください。以下では、エンジニア採用代行サービスで提供されている具体的な中身について詳しく解説します。
採用計画の立案と設計
自社のニーズに合ったエンジニアを採用するために不可欠なのが、効果的に採用活動を進める採用計画の立案です。
エンジニア採用代行サービスを活用すると、豊富なノウハウを活かして、ペルソナの設計から、採用手法の選定、選考プロセスの設計まで幅広く対応してくれます。採用したい人物像を明確にすることで、採用のミスマッチ防止だけでなく、自社の魅力づけや候補者へのアピールポイントの具現化にも繋がります。
採用計画の立案や設計では、採用担当者の独断ではなく、現場のエンジニアの目線を取り入れながら「エンジニアにとって魅力に感じられるか」という視点を持って設計しましょう。
母集団形成
エンジニアの採用代行では、応募者の母数を増やすために、自社の状況に適切な求人媒体の選別や、掲載などの業務も代行しています。求人媒体へ掲載する文章や求人原稿の作成や見直しなど、日々の業務の中で時間を要する業務も任せることができるため、コア業務に集中したい場合にも有効です。
また、母集団形成に関して下記の業務を代行している企業もあります。
- ・スカウトメッセージやSNSへのDM送信を通じたダイレクトリクルーティング
- ・人材紹介エージェントとのやり取りの代行
・説明会をはじめとした採用広報
エンジニア採用代行サービスを活用することで、より効率的に母集団形成がしやすくなります。
応募者の管理
応募者の管理や対応、選考会場の手配など、実務的なオペレーションにも対応しています。求人媒体や人材紹介エージェントを通じて応募した求職者の管理を担い、求人応募や応募者からの問い合わせ、返信作業の代行も可能です。
採用担当者が選考に集中しやすくするために、主には以下の業務をサポートしています。
・送付された応募書類の収集や管理
・問い合わせ対応
・面接日程の調整
・選考の結果通知
応募者の連絡先や問い合わせ履歴について社内システムに格納するといった情報管理もおこない、採用担当者の実務的な負担を減らすサポートを提案する採用代行会社もあります。
面接などの選考実施
採用担当者のITに関する知見が不足していると、応募者のスキルを正しく判断できずにミスマッチに繋がる場合もあるため、採用代行の一貫として面接代行も実施しています。エンジニア採用代行サービスを通じて、短期間で多くの応募者の選考ができるだけでなく、言語・フレームワーク・ツールなど、具体的な経験やスキルのすり合わせにも役立ちます。
選考過程では豊富なノウハウを活用して、技術面接の実施や、コーディングテスト、技術課題の評価などの対応も可能です。一次面接から最終面接までの全ての面接に関わるのはもちろん、応募者が多い一次面接のみ代行を依頼するなど、業務の効率化を図りましょう。
エンジニア採用代行サービスを活用することで、短期間で多くの応募者と接することができるようになるため、より自社が求める人材を集めやすくなります。
内定者の入社前フォロー
内定者のモチベーション維持や自社へのロイヤリティ向上を図る際にも、エンジニア採用代行サービスは効果を発揮します。内定者へのフォローや入社についての業務連絡をはじめ、内定者のモチベーション維持のために、入社までの期間に勉強会や交流会の企画や実施も対応可能です。
また、イベントの日程調整や研修への誘導など、時間や工数がかかる業務も依頼することも可能です。重要な業務は自社内で対応し、日程調整などの非対面でおこなう業務は代行を依頼するなど、必要に応じて使い分けましょう。
内定者と採用担当者の橋渡し役として、内定者の辞退防止やさらなるスキルアップを入社まで丁寧にサポートします。
採用に関わる人事担当者の教育
エンジニア採用代行に携わってきた豊富なノウハウと経験を活かして、自社の採用担当者への面接トレーニングを依頼することも可能です。自社の状況に即しながら、面接マニュアルを作成したり、面接トレーニングを実施したりと、エンジニア採用のスキルやノウハウを自社内に蓄積するサポートをおこないます。
面接官の育成には時間がかかるものの、継続的に採用を実施する場合や、エンジニア採用に詳しくない場合は、教育を通じて自社の面接官のレベルを高めていくことが不可欠です。
下記の資料でもエンジニア採用代行サービスについて詳しく解説しているので、合わせて参考にしてください。
5.おすすめのエンジニア採用代行サービス5選
エンジニア採用代行サービスを効果的に活用するためには、自社の状況に適したサポートを受けることが大切です。以下で、エンジニア採用代行サービスのおすすめ企業を5社紹介しておりますので、参考にしてください。
以下で、各サービスの運営会社や問い合わせ窓口のURLも記載していますので、利用を検討するサービスについてまずは資料を請求してみましょう。
1.株式会社ネオキャリア|エンジニア経験者の知見を活かしたサポート
株式会社ネオキャリアでは、エンジニア経験者が専門知識を活かしてエンジニア採用をサポートしています。
特徴 | ・エンジニア経験者が豊富な知見を活かしてエンジニア採用をサポート ・国内5つの拠点で、採用計画、戦略の立案や面接・合否決定まで一貫対応 ・グループ全体での採用支援実績が年間10,000社以上※で、豊富なノウハウを活かして専門的なサポートを提供 (※2021年10月~2022年9月集計) |
料金体系 | 媒体費用および、代行費用のみ(成功報酬費用はかからない) |
料金 | ゴールドプラン | 25万円/月 (採用人数1〜5名の企業向け) プラチナプラン | 45万円/ 月 (採用人数5名以上の企業向け) |
サービス内容 | エンジニア採用に関する採用代行サービス |
実績 | |
セキュリティなど | 一般労働者派遣許可 派13-070366 有料職業紹介事業許可 13-ユ-070309 プライバシーマーク認定 10860758(09) |
所在地 | 東京都新宿区西新宿1-22-2 新宿サンエービル 2階 |
URL | トップページ:https://www.neo-career.co.jp/ エンジニア採用:https://www.neo-career.co.jp/humanresource/engineer-rpo/ 資料請求:https://www.neo-career.co.jp/humanresource/engineer-rpo/form/ |
2.ワミィ株式会社|エンジニア出身の採用のプロが採用活動をサポート
ワミィ株式会社ではエンジニアやIT業界出身者で構成されたWamii Coachにて、採用戦略の立案や、選考の実施・日程調整など、幅広いサービスを提供しています。大手メーカーやSler、スタートアップまで幅広い企業のエンジニア採用代行をサポートしています。
特徴 | ・コンサルタント全員がエンジニアやIT業界の出身 ・エンジニアやDX人材に関する深い採用知見を活かしながら、採用や育成にかかる費用を抑えて人材やノウハウを提供するなど、精度の高い採用サポートを提供 ・無料相談会を通じて、それぞれの企業に適したエンジニア採用代行サービスを判断 ・エンジニア採用に関するアドバイスの提供や採用戦略の検討、実務サポートまで、課題やニーズに合わせて幅広いニーズに対応 ・採用担当者のスキルアップに貢献 |
料金体系 | |
料金 | |
サービス内容 | エンジニアに特化した人事・採用コンサルティング事業 |
実績 | |
セキュリティなど | 有料職業紹介許可 13-ユ-312372 |
所在地 | 東京都渋谷区代々木1丁目25-5 |
URL | トップページ:https://wamii.co.jp/ Wamii Coach :https://coach.wamii.co.jp/home |
3.ア・ロッカ株式会社|エンジニア特化採用RPO アイティ人事を運営
ア・ロッカ株式会社では、エンジニア採用代行に特化したアイティ人事を運営し、採用戦略、採用広報、採用代行の3つの柱でエンジニア採用をサポートしています。IT企業に専門特化した採用集団として、エンジニア採用に強い媒体との連携や、エンジニア視点を活かした求職者の心情に寄り添うアプローチやフォローを大切にしています。
特徴 | ・エンジニア採用に特化し、採用戦略や採用広報、採用代行の3つに軸足を置いたアイティ人事を運営 ・採用計画の立案から合否決定以外の採用実務までとサポートの幅が広く、各企業の状況に合わせてサポート内容を柔軟にカスタマイズ ・スカウトメール施策や、求人原稿のカスタマイズ施策に強い ・最低週20時間から、採用に関わるノンコア業務を対応 |
料金体系 | |
料金 | |
サービス内容 | 採用コンサルティング・ソフトウェア業 |
実績 | |
セキュリティなど | 労働者派遣許可 派23-304224 有料職業紹介許可 23-ユ-302893 |
所在地 | 愛知県名古屋市中区錦1丁目5-11名古屋伊藤忠ビル6F |
URL | トップページ:https://arocca.co.jp/ |
4.株式会社プロリク|スタートアップから大手企業までのエンジニア採用に特化
株式会社プロリクでは、「採用活動を科学する」という理念のもと、企業の採用活動や候補者体験の改善、採用ブランディングや採用広報まで幅広くサポートしています。代表自身が7年以上エンジニア採用に携わっていたため、エンジニア市場やエンジニアの志向性など、豊富なノウハウを社内に蓄積しています。
特徴 | ・エンジニア採用に特化した採用代行サービスを提供 ・副業登録者にITベンチャー出身者が多く、エンジニア採用に強い ・スタートアップから大手企業まで100社以上のサポート実績がある ・エンジニアの採用経験や実務経験があるスタッフが採用代行サービスを担当 ・ダイレクトリクルーティング、採用広報、採用エージェント管理まで幅広く対応 |
料金体系 | |
料金 | |
サービス内容 | ITエンジニアに特化した採用代行(RPO) ITエンジニアに特化した採用コンテンツ制作 副業人事プラットフォーム、プロリクの運営 |
実績 | |
セキュリティなど | 有料職業紹介許可番号 13-ユ-312237 |
所在地 | 東京都港区赤坂1丁目3番5号 赤坂アビタシオンビル3階 |
URL | トップページ:https://company.prorec.biz/ 料金表(問合せ用URL):https://company.prorec.biz/plan/ |
5.株式会社クリーク・アンド・リバー|クリエイターやIT人材の採用サポートの実績が豊富
株式会社クリーク・アンド・リバーは、クリエイターやIT/Web系人材の採用に特化しており、採用戦略の立案から、合否の見極めまでエンジニア採用を一貫して支援しております。
特徴 | ・クリエイターやIT人材の採用支援に特化 ・オンサイトやオフサイトはもちろん、スポットでの依頼にも対応 ・8.5万人が登録するクリエイター・IT人材データベースから人材を紹介 ・デジタルコンテンツ制作会社や、大手ゲーム開発会社などの採用サポート実績がある ・戦略の立案から選考まで幅広く対応しており、設計した戦略をもとに効果的な方法で母集団を形成 |
料金体系 | |
料金 | |
サービス内容 | ライツマネジメント事業(知的財産の企画開発・流通) プロデュース事業(開発・請負) エージェンシー事業(派遣・紹介) |
実績 | |
セキュリティなど | 労働者派遣事業許可番号 派13-040423 有料職業紹介事業許可番号 13-ユ-040294 プライバシーマーク許可 10860704(09) |
所在地 | 東京都港区新橋四丁目1番1号 新虎通りCORE |
URL | トップページ:https://www.cri.co.jp/ 資料請求・問合せ:https://www.cri.co.jp/contact/ |
6.エンジニア採用代行のメリット
生産性向上や高いマッチングが期待できるエンジニア採用代行サービスの質をより高めるためには、導入前にエンジニア採用代行のメリットについて知っておくことが大切です。以下では、エンジニア採用代行サービスを利用することのメリットを、5つ紹介します。
採用担当者の負担を減らすことに繋がる
採用代行サービスを利用することで、採用活動で生じるさまざまな業務を委託できるため、採用担当者の負担を減らし、コア業務に集中しやすい環境をつくることが可能です。書類の作成や応募者対応などの時間を要していた業務を外部企業に委託し、面接や内定者フォローなど、これまで時間をかけられていなかった業務に注力しやすくなります。
技術が日々進化しているエンジニア採用では、スピーディーな情報収集が不可欠です。採用担当者がやるべきことを絞り、工数や負担を削減することで、自社が注力したいコア業務に社員を集中させ、採用の質を向上させていきましょう。
エンジニア採用に関する幅広い知識を習得できる
エンジニア採用代行を活用することで、面接で応募者に投げかけるべき質問や、業務内容への理解力を判断する方法など、エンジニア採用に必要な知識をプロから習得できます。応募者のスキルを見極めるためには、面接時に以下の内容を確認することが不可欠です。
- ・応募者の技術や専門知識
- ・業務内容への理解力を判断するための開発経験
・応募者の現状のスキルや技術の精通度を確認するための言語やツールに関する知識
以上のように、面接の際に確認すべき事項や、エンジニアについての基礎知識を増やすことは、マッチングの精度向上に繋がります。エンジニア採用代行会社が持つ豊富なノウハウや知識を、サービスを通じてしっかりと習得しましょう。
エンジニア採用にかける費用や時間を短縮することに繋がる
自社の状況に即して費用対効果の高い採用チャネルや採用支援会社を選別してくれるのも、エンジニア採用代行サービスのメリットです。
費用対効果を考慮しながら求人媒体や人材紹介会社、採用チャネルを選択するのは、時間も工数もかかる作業です。効率的にエンジニア採用を推めるためには、自社で担う業務を厳選し、できるだけコア業務に専念することが大切です。
エンジニア採用代行サービスを活用すると、エンジニアの募集から採用までにかかる時間を短縮し、選考辞退や内定辞退を防ぎ、優秀な人材を採用しやすくすることに繋がります。
自社にあった方法でエンジニア採用に取り組むことができる
社内のリソースやノウハウが足りない部分だけ業務を切り出すというように、自社の状況に合わせてサポート内容をカスタマイズできるのも、エンジニア採用代行のメリットです。
エンジニア採用にはそれぞれに強みがあるため、採用コストや入社までの期間などを考え、適切な手法を選択することが大切です。なかには、求人広告やダイレクトリクルーティング、人材紹介、リファラルなど、自社の採用課題や求める人物像に合わせた調整にも対応するエンジニア採用代行会社もあります。
自社のエンジニア採用業務での強みと弱みを把握した上で、業務切り出しを依頼するようにしましょう。
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市場動向を踏まえて採用計画を立案できる
採用代行サービス会社が持つ豊富なデータを活用することで、データに基づいた採用計画を立案することができるのもエンジニア採用代行を利用するメリットです。
採用計画を立てる際は、エンジニアの動向やエンジニアを取り巻く社会情勢など、広い視点でリサーチや分析をおこなう必要があります。また、売り手市場であるエンジニアの採用においては、ほかの業種や職種とは異なる観点での手法が不可欠です。
しかしながら、エンジニア採用に苦戦している企業の中には、人事担当者の感覚や経験、加えてほかの企業の人事担当者からのアドバイスに基づいて、採用計画を策定しているケースも見受けられます。
業界や企業規模、事業内容によってエンジニア採用の課題や傾向は異なるため、エンジニア採用代行を通じて自社市場の最新動向を踏まえた上で、適切な計画を練るようにしましょう。
7.エンジニア採用代行のデメリット
エンジニア採用代行サービスを活用するメリットは大きい一方、デメリットもあります。
効率よく採用活動をおこなうためには、エンジニア採用代行サービスのメリットだけでなく、デメリットも正しく理解しておくことが大切です。以下では、エンジニア採用代行のデメリットを5つ紹介します。
自社内で採用ノウハウを蓄積することが難しい
エンジニア採用代行サービスで依頼する内容によっては、自社内でエンジニア採用のノウハウを蓄積しにくくなることを念頭に入れておく必要があります。
採用ノウハウが自社に蓄積しないということは、自社の採用担当者のスキルアップを阻み、継続的に採用活動の質を高めることを難しくする可能性があります。委託する業務内容や程度によっては、サービスを利用しなくなった場合に自社だけでは採用活動が回らないという事態になりかねません。
サービスを利用しつつ、自社内でも採用ノウハウを蓄積するためには、エンジニア採用代行を利用して「自社のエンジニアを採用している」と念頭に置き、定期的に担当者とコンタクトを取るようにしてください。定期的に担当者とコミュニケーションをとることで、採用に関するノウハウを意欲的に吸収し、自社の採用担当者のスキルアップに繋げるよう働きかけるようにしましょう。
認識のずれにより、ミスマッチが生じる可能性がある
求める人物像やアピールポイントなどについて、自社と委託先の間で認識にずれが生じると、採用活動が思うように進まないばかりか、採用後のミスマッチに繋がってしまいます。認識にずれが生じてしまうと、サポートがうまく進まない、口数が増えてしまうなどの不具合の原因となり、効率よく採用活動を進めるのが難しくなります。
双方の認識のずれを防ぐためには、委託先との細かなコミュニケーションが大切です。採用代行会社にサポートを任せきりにするのではなく、定期的なサービスの評価やフィードバックの機会を設けるなど、きめ細やかな対応を心がけてください。
依頼内容によっては費用が割高になる可能性がある
エンジニア採用代行サービスの費用には、採用代行会社の担当者の人件費や担当者をサポートするための諸経費が含まれるため、依頼内容によっては割高になる可能性もあります。依頼する際には、自社の状況に即して、サービス内容を絞ることで費用を抑えることも大切です。
また、エンジニア採用代行サービスを利用する際には、通常の採用活動にかかる予算に加えて、サービス用の予算も確保しておくことも忘れないようにしましょう。サービスを利用する際は業務内容や実施期間を明確にし、追加で費用負担がないよう工夫することが大切です。
サービスの質が担当者によって左右される可能性がある
採用代行サービスでは、基本的には担当者が固定で採用活動をサポートするため、サポートの質や結果については、採用代行会社の担当者の能力によって異なる可能性があります。
担当者の質を見極めるために、初回の問い合わせや打ち合わせの際に以下のポイントについて確認してみてください。
・これまでのエンジニアの採用代行経験
・エンジニア職種や市場動向についての詳しさ
・電話やメールなどのレスポンスの速さや丁寧さ
・ニーズを先回りして幅広く提案してくれるかどうか
委託する業務が単純な業務であれば問題はありませんが、なかにはエンジニアの職種や志向性などを詳しく知っておく必要がある業務もあります。せっかく採用代行サービスを委託するのであれば、採用代行会社の担当者の質を見極めた上で、依頼するようにしましょう。
候補者と企業の間でコミュニケーションが不足する可能性がある
採用代行サービスを活用することで、応募者が企業と関わる機会が少なくなるため定着率に影響する可能性があることも念頭に入れておきましょう。担当者とのコミュニケーション不足が原因で、サービスの効果が薄らいでしまうリスクもあります。
したがって、採用代行サービスで綿密なコミュニケーションが必要な業務を依頼する場合は、特に注意が必要です。
入社後の定着率アップのために、選考中から求職者が自社のエンジニアと交流する機会を設けるなど、エンジニアが入社後も安心して働き続けるための環境づくりも大切です。コロナ禍をへて、リモートワーク化が進んだ今、多くの企業で直接顔を合わせて対話する機会が不足しているからこそ、細やかなコミュニケーションが不可欠となっています。
8.エンジニア採用代行サービスの選定前に整理すべきポイント
エンジニア採用代行サービスの質を高めるには、導入目的を明らかにした上で委託する業務を決定する必要があります。以下で、エンジニアの採用代行サービスを自社に導入する前に、整理しておくべき3つのポイントについて解説します。
エンジニア採用における自社課題と目的
サービス導入前には、エンジニア採用代行サービスをなぜ導入するのか、導入することで解決したい課題や目的は何かを明確にしておきましょう。自社の採用課題とサービスを活用する目的をはっきりさせることで「自社に足りないもの」を明確にし、必要なサービスを絞りやすくするためです。
自社課題の洗い出しをする際には、下記のように細かく要素を分けて分析してみましょう。
・採用担当がおらず、採用計画や目的の立て方がわからない
・採用担当者の業務負担が大きく、コア業務に手が回っていない
・面接を実施するまでの期間が長くかかってしまい、候補者の面接辞退率が高い
課題は採用体制や組織のフェーズによって大きく異なるため、自社課題と導入の目的をよりはっきりさせることが必要です。
採用代行で委託する業務と自社で対応すべき業務
自社課題を明確にしたら、次は課題解決に向けて採用のプロの力が必要なのか、自社で解決できるのかどうかを見極めます。効果的な採用活動をおこなうために、自社課題と目的に合わせて、エンジニア採用代行会社に委託が必要なサービスを絞り込み、役割分担を決めていくようなイメージです。
エンジニア採用代行会社によってサポート内容やサービスも異なるため、自社の課題と導入目的に応じて適切なサービスを選択することが必要です。採用を成功させるために、採用代行サービスにかけられるコストも見極めた上で、委託する業務を決めるようにしてください。
採用代行サービスの運営体制についても事前に確認
採用代行サービスを提供している運営体制は、社員中心、業務委託中心、フリーランスと、主に3つあります。それぞれ特徴が異なるため、運営体制については事前に確認しておくようにしてください。下記で、それぞれの運営体制の特徴を紹介します。
採用代行の形態 | 特徴 |
社員中心 | 業務の進め方や採用ノウハウが社内で共有されている 特定分野に特化した採用代行の場合、スペシャリストの知識や経験を活かしたより効果的な採用活動が期待できる |
業務委託中心 | 業務委託契約をしたスタッフがサービスを担当 業務を細分化し、各業務に強い人材を配置しているため、特定の業務を委託する際は効果が高い |
フリーランス | 担当者の経歴やスキルを直接確認した上で依頼することが可能 月間稼働日数や業務範囲の調整がしやすい 企業による採用代行と比較すると、比較的コストを抑えることができる |
自社の採用課題やサービス導入目的に合わせて、適切な採用代行の形態を選ぶようにしましょう。
9.エンジニア採用代行サービスを選ぶ5つのポイント
効果的にエンジニア採用代行サービスを活用するためには、自社の状況にあったサービスを見極めた上で導入することが大切です。以下で、エンジニア採用代行サービスを選ぶ5つのポイントについて紹介します。
実績やリピート率
エンジニア採用代行サービスを導入する際には、まず実績やリピート率を確認することから始めます。お金をかけてエンジニア採用代行サービスを利用しても、委託先が自社以上にノウハウを持っていないのであればサービスを利用する意味がないからです。
採用代行会社のホームページで実績や口コミについて詳しく確認しましょう。ホームページに記載がない場合は、問い合わせフォームや資料請求でさらに情報収集をするのもおすすめです。
実績においては、数だけでなく自社と同じような規模の企業の成功事例があるかどうかも確認するようにしてください。同じような課題で悩んでいる企業の支援実績があると、サポートを任せるのも安心です。リピート率にも注目することで、採用代行会社が信頼できるかどうかや顧客満足度を確認することに繋がります。
対応サービスや採用手法の幅広さ
エンジニア採用代行会社のサービスや採用手法の幅広さを確認することも大切です。
急速なIT人材の需要増を背景にエンジニアの採用は多様化しており、ダイレクトリクルーティングや、一度退職した人材を再雇用するアルムナイ採用など、採用トレンドも激しく移り変わっています。委託先が対応可能な採用手法が限られていると、依頼したい業務の一部しか依頼できない可能性があるため、業務範囲や最新の採用手法を取り入れているかも確認してください。
また、対応サービスを確認する際には、技術面接やコーディングテストなどのノウハウについても確認すると、より効果的な採用活動に繋がります。
エンジニア業界の事情についての詳しさ
採用代行会社やサポートを提供する担当者がエンジニアやIT業界について精通しているかどうかも、サービスを選定する際には重要な要素です。採用代行会社のホームページや、担当者とのやりとりからエンジニア業界への精通度合いをしっかりと確認するようにしましょう。
IT/Web業界など、エンジニア採用についてのノウハウや理解の豊富さにも着目した上で、サービスを選ぶことが大切です。システムエンジニアやプログラマーなど、エンジニアにはさまざまな職種があります。自社が求めている職種に対して豊富なノウハウを持つサービスを導入するようにしましょう。
エンジニア採用に関するノウハウやデータの豊富さ
エンジニア採用代行会社が保有するノウハウやデータの豊富さも、サービス導入前に確認すべき重要なポイントです。ノウハウやデータが豊富であるほど、より自社に適した手法や戦略を提案してもらいやすくなります。
なお、採用代行会社にはエンジニアなど専門分野に特化している場合と、職種を絞らず全般的にサポートを提供している場合に分かれています。効果的にエンジニア採用を進めるためには、専門性の高いサービスを提供する委託先に任せることが不可欠であるため、採用代行会社の専門分野についても、ノウハウやデータと合わせて確認してください。
自社の採用プロセスに合わせられるサービスの柔軟さ
自社の採用方針やルールに合わせた臨機応変な対応が可能かどうかも、合わせて確認するようにしてください。
特に、初めてエンジニア採用代行サービスを利用する場合、依頼業務が明確でないままサポートを開始してしまい、運用中に想定外のトラブルが生じることも考えられます。予期せぬトラブルや状況に応じて臨機応変な対応をしてもらえるかや、採用活動をさらに良くするための改善への取り組み方法についても、合わせて確認するとよいでしょう。
以下の記事では、採用代行サービスの選び方と比較するべきポイントについて詳しく解説しておりますので、合わせて参考にしてください。
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10.まとめ
本記事では、エンジニア採用代行を活用してできることや、メリット・デメリット、サービスを導入する際に確認すべきポイントなど、おすすめ5社を交えながら紹介しました。
エンジニア採用はほかの職種と比べて専門性が高いだけでなく、技術も日々進化しているため採用難度が高く、採用工数が多くなりがちです。しかしながら、豊富なデータやノウハウを持つ採用代行サービスを活用すると、より効果的にエンジニア採用活動を進めることができます。
採用代行サービスを選定する際には、自社の採用課題や目的に合わせて、適切なサービスを選ぶようにしてください。
株式会社ネオキャリアが運営するみんなの採用部では、エンジニア採用代行をおこなっています。以下のリンクから資料請求を受け付けているので、合わせて利用してみてください。

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