アルバイト採用のコツとは?求人の出し方・原稿作成・面接・定着ポイントを解説
アルバイト採用
アルバイトの採用は正社員に比べて簡単だと思われがちですが、実は正社員より採用が難しい状況にある企業も多いです。
本記事では、
・アルバイトの採用の求人の出し方について
・アルバイト採用の求人原稿作成・面接のコツ
・アルバイト定着のポイント
などをご紹介しますので、採用活動改善の一助になれば幸いです。
目次
1.アルバイト採用のコツ
アルバイト採用にあたって人事担当者が気を付けるべきポイントや今すぐ実践できるコツなどをご紹介していきます。
まず、採用活動は採用ターゲットの選定・求人の出し方の選定・求人原稿の作成・応募者とのやり取り・面接・採用・定着までさまざまなフェーズにわかれます。
下記の図では、アルバイト採用のコツを4つのフェーズにわけてにまとめていますので、気になるところをクリックしてください。
2.アルバイト求人の出し方を見直す
求人倍率の高くなってきているアルバイト採用。
ただ求人を出せば応募が獲得できる時代ではなくなっています。
では、どのように求人を出せば採用できるのでしょうか。
ここでは、自社に適した採用手法の選び方をお伝えします。
2-1.アルバイト採用手法一覧
2-2.アルバイト採用手法の選び方
利用数の多い採用手法について、どのような企業におすすめなのか、さらに詳しく解説します。
求人サイト
求人サイトとは、マイナビバイトやバイトル、タウンワークといったアルバイト求人を掲載するサイトのことです。
無料のハローワークと違って掲載が料金が必要です。
大手サイトでは常時30万件以上の求人が掲載されており、月間の訪問者数も2,000万人以上と、多くの人から選ばれる採用手法になっています。
このようにお考えの企業におすすめです。
・大量採用したい
・すぐに人が欲しい
・専門職など集客が難しい職種を採用したい
・とにかく応募を増やしたい
アルバイト求人サイトには種類が多く、それぞれ「安さが魅力」「集客力が魅力」「若手採用に向いている」「中小企業に向いている」など特徴も異なります。
さらに詳しく知りたい方は、下記からチェックしてみてください。
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本資料では、アルバイト求人サイトの選び方を他社事例をもとに解説しています。「自社に合ったアルバイト求人サイトの選び方がわからない」という担当者様は、ぜひご活用ください。
求人検索エンジン
求人検索エンジンとは、求人情報に特化した検索エンジンのことです。
代表的なものにIndeed(インディード)や求人ボックスなどがあります。
これらはインターネット上のあらゆる求人情報を集めて表示しているので、求人に関するGoogleやYahoo!のようなものです。
また、正社員の求人も多く掲載されています。
全ての求人を含めると月間の訪問者数は2.5億人ほどと言われており、求人件数や利用者数が多いのが特徴です。
求人検索エンジンに自社の求人を表示するには、自動で集めて(クローリングして)もらう方法と、求人検索エンジンに直接求人を掲載する方法があります。
どちらにしても、求人検索エンジンでは表示される求人の数が多いため、採用を成功させるには運用のコツが必要になります。
このようにお考えの企業におすすめです。
・新しい採用手法を試したい
・採用コストを抑えたい
・運用する手間は惜しまない
詳しい運用方法などについては、下記も参考にしてみてください。
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- 他社事例も知りたいご担当者様必見!
本資料では、indeed(インディード)、求人ボックス、スタンバイなど主な求人検索エンジンのサービス概要と、サービス活用事例をご紹介しています。ぜひご活用ください。
求人フリーペーパー・折込チラシ
求人フリーペーパーや折込チラシは、無料・有料の求人誌に求人を掲載する昔ながらの採用手法です。
デジタルの採用手法が誕生する前はこちらが主流でしたが、現在は利用者数が減少しています。
しかし、地方やシニア層の採用では今も使われていることが多く、紙ならではの見やすさなどのメリットもあります。
このようにお考えの企業様におすすめです。
・地方で採用したい
・ミドルシニア層の採用をしたい
・エリアのターゲットだけに求人を見てもらいたい
各地域ごとに強みをもった求人フリーペーパーを見たい方は、下記もご覧ください。
採用代行(RPO)
採用代行(RPO)とは、採用に関する業務を外部に委託するサービスのことで、RecruitmentProcess Outsourcing(リクルートメント・プロセス・アウトソーシング)とも呼ばれます。
採用代行(RPO)では、採用戦略の立案などコンサルティングのようなことから、求人掲載、面接日程調整、書類選考、面接、効果検証、採用後の研修まで、さまざまな業務を委託できます。
このようにお考えの企業様におすすめです。
・採用活動にかける時間がない
・採用のプロに任せて他の業務に集中したい
・応募者対応に時間をかけられていない
どのような会社がどのように代行をしてくれるのか、下記で詳しく説明しています。
3.応募が来るアルバイト求人作成のコツ
「求人サイトに掲載したはいいが、応募がなかなか来ない。」
「求人原稿を見直すと言っても、どこを直したらいいのだろう。」
そのようなときは、まず求人原稿を具体的に記載できているか確認してみましょう。
3‐1.求人には補足情報も必ず記載する
求人原稿をできるだけ具体的にするには、補足情報も必ず記載することです。
こちらの例を見てみましょう。
【悪い例】
募集職種/ホールスタッフ
仕事内容/接客、会計、清掃など店舗業務全般
給与/時給1,050円以上
勤務曜日・勤務時間/委細相談 ※やる気のある方、お待ちしています。
これではどのような店にも当てはまる求人になってしまいます。
どのような店で何が売りなのか等がわからないので、店の良さが伝わりづらいです。
また、勤務時間もどこまで融通が利くのかわからないので、応募意欲が湧きづらくなります。
【良い例】
募集職種/外国人も訪れる人気レストランのホールスタッフ
仕事内容/本場の肉を直送したシュラスコディナーが人気のレストランでのお仕事です。
たまに外国人のお客様もいらっしゃるので、語学力を活かしたい方、学びたい方も大歓迎です。
オーダーはスマホアプリに入力するスタイルなので、すぐに慣れることができます。
アルバイトが初めての方でもご安心ください。
学生アルバイトが多いので、休日も皆でバーベキューをしたり仲の良い職場です。
給与/時給1,050円以上
※人気のシュラスコ肉をまかないで食べることができます。
※新作メニューの試食ができるおいしいチャンスも!
※肉だけじゃなく野菜もたくさんありますよ!笑
勤務曜日・勤務時間/週2回、1日4時間から勤務OKです。
昼だけ、夜だけ、といった希望にも乗ります。
学生さんは授業やテスト期間なども考慮します。学業を優先した働き方が可能です!
募集職種から具体的に記載することで、だいぶ雰囲気が変わったのではないでしょうか?
特に自社ならではの情報はアピールポイントになるので、記載できるように確認しておきましょう。
また、制服を着た店員などの写真も載っているとイメージが湧きやすくなります。
3-2.求人の内容が競合と比べて劣っていないか確認する
求人原稿は魅力的に記載できているのに、それでも応募が来ない。
という場合には、求人の内容が競合と比べて悪くないか確認してみましょう。
アルバイトの求人で一番見られているのはやはり時給です。
募集エリアの同じ職種の平均時給は最低限でも把握しておきましょう。
また、勤務曜日・勤務時間も柔軟にした方が応募が来やすくなります。
学生や主婦などのターゲットを採用したい場合、「週1 1日3時間~勤務可能」など、条件を広げることで応募が増えるケースもあります。
競合を調べたいが、方法がわからない!という担当者様には、下記サービスもおすすめです。
4.アルバイト採用面接のコツ
アルバイトの面接において注意したいのは、勤務時間などの事務的な質問や、志望動機・やる気のチェックなど厳しい質問ばかりしていないかどうかです。正社員同様に採用難のアルバイト採用において、面接は「応募者を見極める場」としてだけでなく、「応募者への魅力付けの場」として考えるようにしましょう。
4-1.面接の前日に連絡をいれる
アルバイトの面接では当日になって面接に来ないということも多々あります。
そのため、応募者が面接日程を忘れてしまったり、気が変わったりすることを防ぐために前日にリマインドしておきましょう。
その際は、メール、SNS、電話など応募する時に使用したツールを使うと良いでしょう。
リマインドしておくことで、応募する側も「わざわざ電話してくれるくらい意識してくれているんだな」と、安心感を得ることができます。
4-2.面接のアイスブレイクを忘れない
アルバイト採用では面接人数が多いとつい忘れがちになるのですが、面接に入る前のアイスブレイクは重要です。
特に学生の面接では緊張している応募者が多いため、アイスブレイクがないと本音で話してくれない可能性もあります。
・当店に応募してくださってありがとうございます!と感謝を伝える
・趣味や経歴などを見て、素晴らしい経験をされてきていますね。と褒める
・笑顔が素敵ですねなど、さりげなく褒める
感謝されたり褒められたりして嫌な人はいないはずです。
アイスブレイクをしておくと応募者の本音を引き出せるだけでなく、店への印象も良くなり辞退率が下がるなど、実践して悪いことはありません。
4-3.応募者がどんなイメージを持って応募したのか見極める
基本的にアルバイト面接では当日に履歴書を持参するため、面接官はその場で情報をチェックしながら面接しなければなりません。
正社員採用などに比べて面接がスピード勝負なので、あらかじめ確認したい事項をチェックしておきましょう。
とくに、勤務時間やスキルのチェックは当たり前ですが、「応募者がどんなイメージを持って応募したのか(どのように働きたいのか)」まで把握できると良いです。
そうすることで採用後のミスマッチが減り、定着率も良くなります。
・何のためにお金が必要で、どのくらい稼ぎたいのか?
└学生なら飲み代なのか?家賃など必要なのか?
└主婦なら自分のお小遣いなのか?
└フリーターなら生活費を立てたいのか?正社員への希望は?
・何か力を入れてやっていることはあるのか?
└スポーツや趣味などやっているのか?
└学生なら授業への力の入れ方は?
└主婦なら子育てしているのか?
5.アルバイトを定着させる方法
せっかくアルバイトを採用できても、すぐに辞められてしまったら意味がありません。
ここではアルバイトの早期離職を防ぐための対策をお伝えします。
5-1.アルバイトの定着に大事なのは初日の過ごさせ方
誰しも、新しい仲間と出会うときは第一印象が大きな分岐点になります。
「アルバイト初日に緊張しすぎてあまり喋れなかった。無口な人と思われたかもしれない。」
「先輩アルバイトが怖い人だったので仕事のことを聞きづらかった。」など、悪い印象を受けたことのある方も多いのではないでしょうか。
逆に、初日から「優しい先輩アルバイトで良かった。仲良くなれそう!」
「いろんな人が話しかけてくれて、良い人ばかりで安心した!」など、好印象を持つこともあります。
新人アルバイトを定着させるには、好印象を持ってもらえるよう工夫しましょう。
歓迎ムードを演出する
入社前に既存メンバーに新人が入ることを周知しておき、出勤初日はミーティングなどで紹介しましょう。
「明るく、みんな仲の良い職場」という印象になるように工夫をしてみてください。
教育係を事前につくっておく
新人アルバイトと相性のよさそうな既存メンバーを事前に選定し、教育係に指名しておきましょう。
「○○さん面倒見いいから、○○さん(新人)の事頼むね」「○○さん仕事が早いから、困った事があったら助けてあげてね」などさりげなく褒めることも忘れないようにしましょう。先輩役もモチベーションが上がります。
新人にも「困ったことがあったら、○○さんに聞いてね」「○○さんに、仕事を教えるように頼んだから、仕事のことは○○さんに聞いてね」と伝えておきましょう。
業務終了後は感想をインタビューする
業務終了後に、「初日、働いてみてどうだった?」「何か困ったことなかった?」などの感想を聞いて、コミュニケーションを取りましょう。
また、「のみ込みが早いね」「ばっちりできてたよ」など、その日良かったところを褒めてあげると2日目からのモチベーションにつながります。
5-2.アルバイト教育制度を事前に準備しておく
アルバイトの教育フローは確立されていないことも多いです。
教育制度と聞くと難しそうな気もしますが、初出勤から3日目くらいまでに教えることを書きだす程度でも大丈夫です。
ポイントは、新人アルバイトに「いつ何をやるのか」をあらかじめ伝えておくことです。
自分が今後何をすれば良いのかわからないと、不安や不信感につながってしまいます。
どのくらいの期間で何を覚えてほしいのか、事前に伝えてあげましょう。
5-3.アルバイトの希望シフトに柔軟に対応する
アルバイトの定着には良好な職場環境が必須です。
「月初はギリギリにシフトを出してしまっている」といったことはないでしょうか?
まだアルバイトのシフト管理は毎月手動でおこなっている企業も多いです。
シフト管理をされる方は、毎月長時間かけてシフト作成にあたっていると思います。
そうすると、シフト作成が遅くなってアルバイトに負担がかかってしまうことがあるでしょう。。
シフト管理者の負担を減らしアルバイトに柔軟な働き方をしてもらえるように、シフト管理を自動でおこなえるような仕組みが作れるとベストです。
そのため、近年、シフト管理アプリを導入する企業も増えています。
アプリによっては急な欠員に対応できるアルバイトマッチング機能がついているものもあり、多様な働き方を可能にしています。
6.まとめ
本記事ではアルバイト採用のコツについて、各章で採用手法・求人原稿・面接・定着について解説しました。
いかがでしたでしょうか。
アルバイト採用を改善するにあたって、採用手法の見直し・求人原稿の見直し・面接方法の見直し・定着のための取り組みなど、やることが多岐にわたります。
全部対応するなんて難しいという企業様も多くいらっしゃると思います。
みんなの採用部では採用手法の見直しや求人原稿の見直しに関して、忙しいご担当者様の負担を減らす取り組みをしています。
採用にお困りであれば、どのようなご相談でも構いませんのでまずは1度お問い合わせください。