はじめての新卒採用担当者に役立つ!12の採用方法についてご紹介
新卒採用
新卒採用に活用できる採用方法はさまざまありますが「どの採用方法を選べばよいのかわからない」とお困りの採用担当者も多いのではないでしょうか。
従来、新卒の採用方法は就職サイトや合同企業説明会が中心でしたが、近年ではダイレクトリクルーティングやマッチングイベント、SNS採用などの新たな採用方法も活用されてきています。
そこで、今回は初めて新卒採用を実施する採用担当者に向けて、自社にどのような採用方法がマッチするのかを解説いたします。
本記事では
・新卒採用担当者がおこなう準備チェックリスト
・新卒採用の主な採用方法7選
・新卒採用のトレンド採用方法5選
について解説していきます。
最新の採用トレンドも踏まえてご紹介いたしますので、今後の採用活動の参考になれば幸いです。
目次
- 初めて新卒採用を実施する担当者におすすめ
新卒を採用する方法やサービスにはさまざまな種類があり「どのサービスが自社に合うかわからない」という方も多いのではないでしょうか。そこで本資料では新卒採用で人気のサービスや採用手法を一覧にまとめ、特徴や強みなどを徹底比較しました。今後の採用にぜひご活用ください。
1.新卒採用担当者がおこなう準備
新卒採用を実施する上で、まずは何から準備をおこなえばよいかお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本章では、新卒採用をはじめる際、担当者がおこなうべき準備についてチェックリスト形式でご紹介いたします。
自社に合った採用方法を見極める上でも非常に重要な内容ですので、特に新卒採用を初めて実施する企業は入念な準備をおこないましょう。
新卒採用の実施に向けたチェックリスト
□採用計画を立てる:求める人物像や何名採用するかを決めましょう
□採用スケジュールを立てる:いつから動き出すか、いつインターンシップや説明会を実施するか決めましょう
□母集団形成を始める:スケジュールに合わせて母集団形成をしましょう
□採用フローを作る:説明会⇒書類提出⇒適性検査⇒1次面接⇒2次面接⇒最終面接 のようにフローを決めましょう
□採用基準を決める:面接の選考通過基準や内定出しの基準を決めましょう
□説明会や面接の練習:学生に何を伝えることの設計や伝え方の練習をしましょう
□内定者への対応方法を決める:内定通知の出し方、内定を出したあとのフローを決めましょう
2.新卒採用の主な採用方法7選
ここでは、主に新卒の採用活動で利用されている方法7選について、それぞれの概要やメリット・デメリットについてご紹介します。
採用方法を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。
2-1.就職サイト
マイナビやリクルートなどが運営する大手就職サイトで、新卒採用ではもっとも多くの企業が利用する採用方法といってもいいでしょう。
就活生の第一歩は就職サイトへの登録といわれるほど、多くの学生が就職サイトを使って企業にエントリーします。
このことからも企業・学生共に一番集まる場といえるため、まずは就職サイトの活用をおすすめします。
- メリット
・先行投資のため、基本的に追加費用がかからない
・幅広い層の母集団形成に効果的
・学生への露出度を高めることができる
- デメリット
・掲載企業数が多く情報が埋もれる可能性がある
・原稿作成や更新など、運用工数がかかる
*就職情報サイトに関する調査結果より/調査実施機関:株式会社マイナビ・アンケート提供元:株式会社Skyfall(2024年5月)
2-2.新卒紹介
新卒紹介は、企業が求める人物像に対してニーズに合った学生を紹介し、面接を通して選考を進めながら採用を決める方法です。
より会社のニーズに合った学生をピンポイントで選考に進め短期的に採用することが可能です。
新卒採用について熟知しているエージェントのプロが採用に携わることも安心できるポイントのひとつです。
- メリット
・成果報酬型で初期投資がかからない
・効率的な採用が実現できる
・専門のキャリアアドバイザーのフォローを受けられる
- デメリット
・ほかの手法と比べて採用単価が高い
・紹介数が極端に限られる場合もある
・学生の活用率が低い傾向
2-3.合同説明会・イベント
就職サイトと同様に企業と学生をつなげる場が合同説明会です。
自社のことを知らなかった学生や業界に関心を持っていなかった学生など、合同説明会でしか出会えないような学生と接点が持てる方法の1つです。
また、ほかの企業も多く集まるので他社がどのように新卒採用をおこなっているかを知ることもできるでしょう。
- メリット
・1日で多くの学生と出会える
・ほかの方法で出会えない層の学生と接点が持てる
・プレゼン内容や声かけ方次第で学生を惹きつける事が可能
- デメリット
・出展準備や当日の運営に工数がかかる
・知名度の高い企業と呼び込み力で差が出やすい
・出展時期や天候などにより参加学生数が変動する
- イベントサービスの特徴や料金を徹底比較!
新卒採用イベントサービスを徹底比較!有名イベントからニッチなものまで、マトリクスを使って網羅的かつ分かりやすくご紹介しています。「効率的に情報収集をしたい」という方におすすめの資料です!
2-4.インターンシップ
近年新卒採用の中で最も重要視されている方法です。
25年卒からはインターンシップの定義が見直され、インターンシップ参加から選考までつなげられる「採用直結型インターンシップ」も実施されるようになっています。
学生が自社の事業内容を話だけでなく、実際に体験することでより入社後のイメージをもたせることができると共に、企業も面接だけでははかることができない学生の姿を知ることができます。
一言でインターンシップといっても1dayインターンシップや長期インターンシップなどその内容や期間はさまざまであり、それぞれ目的によって手法が変わります。
- メリット
・学生と企業のミスマッチを防ぐことができる
・自社情報のプロモーションにつながる
・早期に学生にアプローチができる
- デメリット
・企画や運営に工数がかかる
・現場の協力や社員の協力が必要
2-5.自社ホームページ
就職サイトなどは掲載制限がありますが、自社ホームページは制限がありません。
そのため、企業が掲載したい情報を詰め込むことができ、採用情報だけでなく企業に関するさまざまな情報を詳細に掲載することができます。
- メリット
・独自のデザインで情報提供ができる
・採用情報以外の企業情報も提供できる
・追加コストがかからない
- デメリット
・企業に興味がある人にしか見てもらえない
・応募者が数多く集まるとは限らない
2-6.大学就職課
キャリアセンターや就活支援センターと呼ばれ、大学ごとに設立させている課です。
学内説明会を開催する、学生の就職の斡旋や紹介を促してもらうことができます。
また、大学ごとに設立されているので大学を選定して選考につなげることも可能です。
- メリット
・コストがかからない
・大学や学部を絞り込んで集客することができる
・大学との関係性が構築される
- デメリット
・大学職員の採用に対する知識が少ない可能性がある
・大学と接点をつくるまでの労力がかかる
・学生の活用率が低い傾向
2-7.ハローワーク
無料で求人情報を掲載することができる採用方法です。
地方採用にも効果的なため、採用拠点や配属地が首都圏以外の企業におすすめです。
- メリット
・コストがかからない
・運用工数が少なく、手間がかからない
・地方採用にも活用できる
- デメリット
・学生の質を担保できない可能性がある
・学生の活用率が低い傾向
それぞれの採用方法ごとに、おすすめのサービスを比較した記事もございますので、ぜひご活用ください。
3.新卒採用のトレンド手法5選
ここでは、従来の採用方法とは異なる近年注目されているトレンドの採用方法についてご紹介します。
3-1.ダイレクトリクルーティング
企業が主体的に求める人材を探し出す採用方法としてダイレクトリクルーティングが注目されています。
就職サイトや新卒紹介など、募集をかけて学生が来るのを待つのではなく、データベースから求める人材を発掘して直接学生にスカウトメールを送って選考を受けてもらいます。
- メリット
・ほかの採用法と比べて採用単価を抑えることができる
・自社に合った人材を選んでアプローチすることができる
・自社の採用力が鍛えられる
- デメリット
・スカウト配信などの運用工数がかかる
・ノウハウが蓄積されるまでは成果が出ないこともある
- ダイレクトリクルーティングの特徴や料金を徹底比較!
ダイレクトリクルーティングサービスを徹底比較!本資料では学生の活用率が高いサービスに絞り、特徴や料金を分かりやすくご紹介しています。「効率的に情報収集をしたい」という方におすすめの資料です!
3-2.逆求人採用
従来の新卒採用は、企業が就職サイトに情報を掲載し、それを見た学生が応募して選考を受けるという流れが主流でした。
逆求人採用ではその立場が逆転し、学生がサイトに掲載した自己アピールなどに対し、企業がアプローチをするという手法です。
特に、「自分のやりたいことができるか」「自身のスキルを活かせるか」という視点で就活をおこなう学生に対し、中小企業やベンチャー企業とのマッチングを進めることが効果的です。
- メリット
・学生の素質をある程度理解した上で接触することができる
・魅力的な学生に出会える可能性が高い
・自社の採用力が鍛えられる
- デメリット
・学生を確実にとれるかが不明確
・ほしい学生が自社に興味を示してくれるかわからない
3-3.Web広告
デジタルマーケティングの手法を用いたターゲット集客の広告手法です。
就職活動をおこない、あらゆるWebサイトに訪れている学生に対し、独自のルートで広告を配信することで、応募の数や質を改善することができます。
新しい採用手法をお探しの採用担当者はご検討いただいてはいかがでしょうか。
- メリット
・ターゲットを絞ってアプローチすることができる
・これまで出会えなかった層の学生と接点が持てる
- デメリット
・セグメントの精度が低いことがある
・誘導先のサイト構築が必要
3-4.採用代行(採用アウトソーシング)
採用活動の中で、「母集団形成」「選考」「内定者フォロー」など段階ごとに、採用担当者が取り組むべき内容は多々あります。
担当者が1人または2人しかいない企業や、兼任している担当者様は工数が足りないとお困りではないでしょうか。
採用業務を代行するサービスを使うことで、本来時間を費やすべき業務に集中して取り組むことができます。
新卒採用についての成功経験を持つプロに、採用活動についてコンサルをしてもらえることも安心できるポイントの1つです。
- メリット
・本来やるべき業務に集中できる
・採用のプロからノウハウを教えてもらえる
・採用進捗を可視化できる
- デメリット
・母集団形成は別途費用をかけて実施する必要がある
・依頼する業者によって濃淡があるため、企業選定が重要
・依頼する業務が複雑な場合は、すり合わせに時間がかかる
3-5.ミートアップ
オフ会のような気軽な雰囲気で企業の社員と学生が交流を深め、自社に合った学生がいたら選考につなげるアプローチをはかるという採用方法です。
以前から中途採用で用いられていましたが、最近では新卒採用でも取り入れられるようになってきました。
テーマをもとにしたイベントを開催し、エンジニアやデザイナーといった専門職の学生に対して自社を知ってもらう機会を提供しています。
- メリット
・積極的な学生に出会える可能性がある
・面接では知ることのできない学生の一面が見れる
・相互理解が深まる
- デメリット
・ターゲットと異なるコミュニティが集まる可能性もある
・準備や当日の運営に工数がかかる
トレンドの採用方法ごとに、おすすめのサービスを比較した記事もございますので、ぜひご活用ください。
4.まとめ
自社に合った採用方法を選択するためには、まずは事前準備をおこなうことと、それぞれの採用方法の特徴を理解することからはじめましょう。
さらに、企業の採用目的や状況に応じてマッチする採用方法も変化するため、定期的な見直しや振り返りをおこなうことで採用の効果を高めていきましょう。
本記事では、新卒採用を初めておこなう担当者に向けてさまざまな採用方法をご紹介しましたが「自社に合った採用方法を提案してほしい」「自社で活用した際の費用感が知りたい」という方は下記のお問い合わせボタンよりお気軽にご相談ください。
中小・ベンチャー企業を採用成功に導く戦略を
入社してから一貫して新卒採用のコンサルティングをおこなう部署に携わる。大手上場企業~ベンチャー企業まで計1,000社近くの支援を経験し、現在は新規営業部門の責任者として従事。
- 名前
斎藤/新卒採用領域
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