インターンシップの集客方法14選|母集団形成に活用できるサービスとは
インターンシップ

インターンシップの集客方法はマイナビなどの就職サイト・インターンシップサイトや、イベントでの直接集客、ターゲット学生を直接スカウトできるダイレクトリクルーティングなどがあります。
また、複数のサービスやSNSなどを併用することで、より多くの学生をインターンへ誘導しやすくなります。
インターンシップの集客を効率におこなうためには、ターゲット学生がどのような手法やサービスを利用してインターンシップ情報を探しているのかなどの、情報収集が必要です。
そのため、インターンシップの集客方法はサービスの知名度にこだわらず、自社のターゲット学生がどれくらい集まるのかを見極めましょう。
そこで本記事では、インターンシップの集客に悩む企業に向けて
・主なインターンシップの集客方法
・インターンシップの集客に活用できるサービス14選
・インターンシップの最新動向
など、今すぐ活用できるサービスを詳しくご紹介していきます。
これからインターンシップの集客をはじめる方も、追加集客を検討されている方も、ぜひ今後の新卒採用活動にお役立てください。
目次
- 1.インターンシップの動向
- 2.インターンシップの集客課題と理由
- 3.インタシーンップの集客方法
- 4.インターンシップの集客に活用できるサービス14選
- 1.マイナビ|インターンシップサイト
- 2.キャリタス就活|インターンシップサイト
- 3.Re就活キャンパス(旧あさがくナビ)|ダイレクトリクルーティング
- 4.マイナビインターンシップEXPO・セミナー|イベント
- 5.キャリタス就活フォーラム|イベント
- 6.ジョブトラ|イベント
- 7.Offerbox|ダイレクトリクルーティング
- 8.キミスカ|ダイレクトリクルーティング
- 9.dodaキャンパス|ダイレクトリクルーティング
- 10.Wantedly|ダイレクトリクルーティング
- 11.CAREER MEETUPMEET UP(キャリアミートアップ)|イベント
- 12.学生送客サービス│送客サービス
- 13.JOB TV(ジョブティービー)|動画広告
- 14.シンアド就活
- 5.まとめ
1.インターンシップの動向
インターンシップは新卒採用をおこなう企業にとって、ターゲット学生と早期に接触できる機会です。
特に、早期選考を見据えた採用を実現するうえで欠かせない戦略の1つです。
近年、インターンシップを実施する企業は年々増加しており、それに伴って参加する学生の数も増えています。
こうした状況では、企業は本選考期のエントリー獲得だけでなく、インターンシップへの参加者を集めるための集客施策にも力を入れる必要があります。
インターンシップの集客を成功させるためには、まず市場全体の動向を把握することが重要です。
企業がどのようなプログラムやアプローチを取っているのか、学生が何を求め、どのように情報収集・参加を決めているのかを理解することで、競合企業との差別化やターゲット学生の参加を促しやすくなります。
企業動向
25年卒向けのインターンシップを実施した企業の比率は、過去最高となりました。
※出典:株式会社マイナビキャリアリサーチLab「2025年卒企業新卒採用活動調査」
25年卒を対象におこなった調査では、インターンシップを実施した企業は61.3%※1でした。
21年卒から25年卒までの、各年度の卒業学生を対象に実施したインターンシップの実施企業の比率をみると、年々増加していることがわかります。
インターンシップの実施企業が増加している背景には、25年卒から解禁された選考直結型インターンシップによる選考の早期化への対応が考えられます。
理由は、インターンシップを通してターゲット学生を早期に見極めて内々定を提示することにより、採用数を確保しやすくなるためです。
インターンシップの特徴として、学生は内々定を得た企業の選考に参加しやすい傾向があるため、選考期の母集団を形成しやすい利点があります。
※出典:株式会社マイナビキャリアリサーチLab「2025年卒企業新卒採用活動調査」
実施スケジュール
25年卒の学生が最も多くインターンシップに参加した時期は、8月から9月の夏インターンシップ期でした※1。
この時期は学生の夏休み時期に相当し、学生にとってインターンシップに参加しやすい時期です。
※出典:就職みらい研究所【2025年卒 就職活動TOPIC】インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムの参加状況(3月時点)
次いで参加学生が多かったのは、11月から1月にかけての秋冬インターンシップでした。
この時期は3月のエントリー直前の時期にあたり、学生は志望業界や職種、企業をある程度絞り込んだうえで、より具体的かつ深く企業を知ることを目的に参加しています。
企業は優秀な学生と早期に接点を持ち、自社に関心を持った学生を早期選考や内定へとつなげやすいため、秋冬インターンシップの注目度が高まっています。
実施期間は半日や1日が主流
26年卒向けインターンシップの実施企業を対象にした調査※1では、インターンシップの実施期間は1日または2~3日の短期日程が最も多く、次いで1週間程度の実施が多いという結果でした。
※出典:株式会社マイナビキャリアリサーチLab「2026年卒企業新卒採用活動調査」
短期日程で実施するインターンシップは、参加学生にとって学業と就職活動の両立をおこないやすいことから、参加へのハードルが低めです。
また、実施する企業にとっても負担が少ないことが理由に挙げられます。
一方で1ヵ月以上の長期インターンシップの実施率は従業員規模を問わず、0.5%から2.5%と少ない状況です。
長期インターンシップの実施企業が少ない理由は、学生のスケジュールと合わせにくい点と、インターンシップの企画内容を合わせることがむずかしいからです。
また、長期インターンシップは、学生の夏休みや内定承諾後から入社までの期間を活用している企業が多く、内定者フォローとしての役割も果たしています。
そのため、長期インターンシップは企業への理解を深めるためのブランディング視点よりも、より実践的な業務がインターンシップの実施内容の主軸とされていることが多い傾向があります。
学生動向
学生のインターンシップの参加動向は、増加傾向であり、参加時期も早期化しています。
学生のインターンシップ参加スケジュール
26年卒の学生のうち85.6%が、2024年10月時点でインターンシップに参加したと回答※1しています。
また、低学年もインターンシップへの関心は高く、2年生の間に参加したいという1年生は33.4%、2年生は3年生の8月に参加したいという回答が47.3%※2でした。
※1.出典:株式会社マイナビキャリアリサーチLab「2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(中間総括)」
※2.出典:株式会社マイナビキャリアリサーチLabマイナビ大学生低学年のキャリア意識調査(2027・2028年卒対象)
学生のインターンシップ参加率
2024年10月時点で、26年卒の85.6%がインターンシップに参加しています。
また、平均参加者数は5.2社にのぼり、20年卒の3.2社と比較をすると大幅に増加しています。
このことから、学生のインターンシップへの関心が年々高まっているといえます。
インターンシップの参加目的
26年卒を対象におこなった、インターンシップの参加目的の調査の1位は「どの業界を志望するか明確にするため」でした。
2位は「希望職種を明確にするため」で、3位に「特定の企業をよくするため」という結果でした。
このことから、学生はインターンシップを自己分析と業界分析の機会としていることがわかります。
さらに、インターンシップへの参加希望時期が年々早まっており、低学年のうちから業界・職種に対する理解を深め、自身の適性を見極めながら、早期に選考準備を進める学生が増えています。
このような背景を踏まえると、企業に求められるのは情報収集段階にある学生をインターンシップへ効果的に集客し、業界や自社の魅力を伝える施策です。
早期に自社との接点を持ち、理解や関心を高めてもらうことで、本選考期におけるエントリー数や応募の質を向上させやすくなります。
※1.出典:株式会社マイナビキャリアリサーチLab「2026年卒 大学生 インターンシップ・就職活動準備実態調査(4月)」
2.インターンシップの集客課題と理由
近年、インターンシップを実施する企業は増えていますが、集客に課題を感じている企業も増えています。
こうした課題がなぜ生じるのか、その理由を理解することで対応策を立てやすくなります。
ここでは企業が直面しやすい主な2つの集客課題と、その理由について解説します。
ターゲット学生に情報が届いていない
インターンシップ集客がうまくいかない大きな要因の1つは、ターゲット学生に実施情報が効率的に届いていないことです。
情報が届きにくくなる背景には、次の3つのケースが考えられます。
・自社の採用HPだけで募集をおこなっている
・ひとつのサービスだけで募集をおこなっている
・集客サービスやツールが自社のターゲット学生と合っていない
自社の採用HPだけで募集している
自社の採用HPだけでインターンシップの募集をおこなっている場合は、企業名を直接検索できるほど認知度のある場合を除き、多くの学生にアプローチすることは難しくなります。
より多くの学生に自社の情報や魅力を発信して集客につなげるためには、インターンシップサイトやSNSなどの複数のサービスを併用し、自社の採用HPへの動線を増やすことが効果的です。
ひとつのサービスだけで募集している
ひとつのサービスだけでインターンシップの集客をおこなうと、自社の情報をターゲット学生に届けにくくなることがあります。
特に学生の就労希望地として人気のエリアの企業や、競合他社が多数ある企業、大手企業が競合となっている企業は、競合企業に学生の注目が集まる可能性があります。
また、自社の情報が利用サービス内で埋もれてしまうケースもあるため、自社の情報が目立ちやすいように表示を目立たせるオプションの活用や、複数サービス併用による露出強化が必要です。
集客サービスやツールが合っていない
利用しているインターンシップ集客のサービスやツールがターゲット学生の利用傾向と一致していない場合は、自社の情報は学生に届きにくくなります。
インターンシップの集客には、インターンシップ専門サイトやSNSなど、さまざまな手段があります。
しかし、それぞれのサービスには特徴があり、登録している学生層や情報の探し方にも違いがあります。
学生は自分が知りたい情報を得やすいサービスを選んで利用しているため、合わないサービスを使っていても効果は限定的です。
そのため、ターゲット学生が多く利用しているサービスやツールを選定することが重要です。
適切なサービスを活用することで、自社の情報を効率的に届けられ、インターンシップの集客につながります。
魅力の発信不足
ターゲット学生に自社のインターンシップに参加をするメリットが伝わっていない場合は、十分な集客をおこなえなくなることがあります。
また、参加日程や条件が学生にとってハードルが高いと感じる内容も、集客に影響を及ぼす可能性があります。
魅力の発信が不足する理由について2つのケースを解説します。
情報の内容が不足
インターンシップの情報収集をおこなう学生に対して、提供している情報量が不足している場合は、十分な集客につながらない可能性があります。
学生にとってインターンシップは、自分の適性を確認したり業界・企業研究を行ったりする大切な機会です。
一定期間に複数の企業のインターンシップに参加をする学生が多いため、インターンシップの内容や参加により得られるメリットが伝わりにくいと、エントリー候補に残らなくなる可能性があります。
この課題を避けるためには、インターンシップで何ができるのか、どのような知識や経験が得られるのかを、具体的かつ分かりやすく伝える工夫が必要です。
加えて、文章だけでなく写真や動画などの視覚的素材も活用することで、学生の記憶や印象に残りやすくなり、集客効果を高めることができます。
参加条件が厳しい
インターンシップの集客を成功させるためには、学業との両立を妨げない日程設定や実施時間の工夫が重要です。
たとえば長期間のインターンシップでは、週あたりの参加日を少なくすることで、学生が参加しやすくなり、魅力の1つとして訴求しやすくなります。
また、1日当たりの拘束時間を調整し、学業と両立できる、柔軟な対応ができる体制にしておくのが望ましいでしょう。
さらに、エントリーに必要な書類を最低限にとどめたり、オンライン参加枠を設けるなど、応募や参加のハードルを下げる工夫も効果的です。
こうした「窓口の広さ」は、応募者数の増加につながります。
インターンシップの集客は、ターゲット学生に自社のインターンシップに参加するメリットや魅力を、適切な方法で伝えることが大切です。
効率的にターゲット学生に情報を届けるために、まずはインターンシップの実施要項の見直しをおこない、ターゲット学生が多く利用しているサービスやツールを選定することで、情報を効率的に届けられる体制を整えましょう。
3.インタシーンップの集客方法
インターンシップの集客方法としてはインターンシップサイトを活用した手法が一般的ですが、そのほかにもさまざまな方法があるのをご存じでしょうか?
本章では、インターンシップ期間の学生集客方法について詳しく解説します。
1.インターンシップサイト
就職情報サイトとして知られているマイナビ・リクナビなどのサイトも、インターンシップ期間からの活用が可能です。
インターンシップ実施時期には、情報サイトのトップページもインターンシップ専用となっています。
基本的には、企業紹介のページのほかに、複数のインターンシップをコースごとに掲載することが可能です。
サイト上では実施月、業種、実施地域、実施日数、体験内容などからインターンシップを検索できるようになっており、学生は興味のあるインターンシップを探すためにこれらの条件を複数かけ合わせて使用しています。
年々企業掲載社数は多くなってきているため、学生に選ばれるためにも掲載開始時期や情報の打ち出し方、さらにはインターンシップコンテンツの見直しをおこなうことも重要です。
2.イベント
インターンシップサイトではなかなか学生が集まらないという企業におすすめなのがインターンシップイベントです。
インターンシップイベントには大きく分けて2種類の開催形式があり、目的やターゲットに応じて活用することが可能です。
大規模イベント
大規模イベントといえば、就職サイト運営会社が開催する大型イベントがあげられます。
多くのイベントでは、会場にインターンシップ実施予定の企業がブースを構えて自社の説明やインターンシップへの呼び込みをおこないます。
1度に多くの学生と出会えるのが特徴となっています。
大型のものは大都市で開催される傾向がありますが、各都道府県主要都市での開催もあるため地方採用をおこなっている企業にもおすすめです。
中・小規模イベント
中・小規模イベントは少数精鋭のマッチング形式でおこなわれることが多く、ビジネスゲームや座談会形式で学生と密にコミュニケーションが取れるのが特徴です。
大規模イベントと比較して会える学生の数は限られますが、テーマ別やエリア別、さらには学生の属性別で開催されることもあり、自社のターゲットに合わせた出展が可能です。
3.ダイレクトリクルーティング
通常は企業が募集告知をし、学生が応募するという集客方法が多い中で、近年注目されてきているのがダイレクトリクルーティングです。
ダイレクトリクルーティングは学生が登録サイトへ自己PRなどプロフィールを記載し、そのプロフィールをみて企業側がメールを送る攻めの採用を実現した採用手法です。
企業としては、事前に学生の情報を入手することができるため、自社にあった人材を効率的に選んでスカウトすることができます。
4.送客サービス
送客サービスとは、インターンシップ参加学生を企業に代わって選定し、送り込むサービスです。
自社の求める人物像に合う学生をインターンシップやインターンシップ説明会に動員してくれます。
事前に大学や学部、学科、現住所などの希望する学生の情報を伝え、その希望に合致した学生をスクリーニングした上で動員することが可能なサービスが多いです。
そのため、特定のターゲットに効率的に接触することができます。
また、成功報酬型のものが多いため、学生が集まらなかった場合は費用がかからないメリットがあります。
そのほか、企業/学生の最新動向をもとに、今から活用できるインターンシップ集客手法を一括にまとめた資料もございますので、合わせてご活用ください。
4.インターンシップの集客に活用できるサービス14選
本章では、インターンシップ集客を成功させるために活用できる具体的なサービスについてご紹介いたします。
1.マイナビ|インターンシップサイト
2.キャリタス就活|インターンシップサイト
3.Re就活キャンパス(旧あさがくナビ)|ダイレクトリクルーティング
5.キャリタス就活フォーラム|イベント
6.ジョブトラ|イベント
7.Offerbox|ダイレクトリクルーティング
8.キミスカ|ダイレクトリクルーティング
10.Wantedly|ダイレクトリクルーティング
12.学生送客サービス│送客サービス
13.JOB TV(ジョブティービー)|動画広告
14.シンアド就活
5.まとめ
インターンシップの集客手法はさまざまありますが、その中でも自社に適した手法を選択することでより多くの学生と接点を持つことが可能となります。
就職サイトだけではなかなか学生が集まらない企業や、新しくダイレクトリクルーティングの手法を取り入れたい企業など、集客方法の見直しや自社に適したサービスの

採用の課題に合わせたオーダーメイドサポート
入社から一貫して新卒採用支援に従事し、中堅中小企業、ベンチャー企業を中心に新卒採用支援。社内広報も担当しており、出演したYoutube動画の再生回数は 100万回を突破。ブランディングや惹きつけ等のノウハウにも強み。
- 名前
杉村/新卒採用領域
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