1dayインターンシップの内容で学生の満足度は大きく変化!学生が求めるコンテンツのつくり方とは
インターンシップ
1dayインターンシップの場合、どうしても座学だけになってしまいがちですが、学生にインパクトを与えたり、学生の満足度を上げたりするためには、インターンシップの内容をしっかりと工夫することが必要不可欠です。
そこで本記事では、
・学生のインターンシップ参加状況
・インターンシップコンテンツのつくりかた
・おすすめサービス紹介
など、学生の心を掴むインターンシップコンテンツのつくりかたを、学生の動きを交えながら具体的に紹介いたします。
ぜひ、今後の新卒採用活動にお役立てください。
目次
1.学生の6割以上が「1dayインターンシップ」に参加
※参考:株式会社ディスコ「2023年卒 インターンシップ特別調査」.pdfを参考にネオキャリア作成
上の表は、23年卒学生の2022年3月時点でのインターンシップ参加状況です。
参加日数ごとに参加状況を見ると、全体で最も多いのは「半日」や「1日」と1日以内という結果となりました。
また、近年オンライン化にともない企業もオンラインインターンシップを開催するようになったことから、学生のインターンシップ参加率も高まってきています
。開催形式別で見ると、オンライン開催のみの学生の参加状況は「半日」と答えた数が42.9%となり、対面開催と比較してもより短期化していることが分かります。
オンライン化の流れやインターンシップへの参加率の上昇などを背景に、学生のインターンシップへの参加ハードルも低くなってきているようです。
2.学生がインターンシップに求めることとは?
※参考:株式会社ディスコ「2023年卒 インターンシップ特別調査」.pdfを参考にネオキャリア作成
※参考:株式会社ディスコ「2024年卒 学生の職業意識とインターンシップに関する調査」.pdfを参考にネオキャリア作成
上の表から、学生は「プログラム内容」や「参加のしやすさ」を重視する傾向があることがわかります。
また、学生が参加したいプログラム内容を細かく見ていくと、業界や企業理解の促進、実際の職場や仕事内容を体験したいという回答が続きました。
さらに、どちらのアンケートでも「採用直結型であること」「内定直結型のもの」という声も上がっていました。
このことからも、学生がインターンシップに参加する目的として、今後の就職活動を見据えたうえで、実際の職場や仕事内容の体験を通して情報収集しているのではないでしょうか。
おすすめインターンシップランキング
※出展:株式会社ビズリーチ「24卒必見!23卒の先輩に人気のインターンシップランキング」
ちなみに、株式会社ビズリーチが運営する、OB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」が、同サービスに登録する23年卒学生に実施したアンケート、「おすすめインターンシップランキング」の結果は上記のようになっています。
1位のみずほフィナンシャルグループをはじめ、三井住友信託銀行(2位)、ニトリ(3位)、アクセンチュア(5位)などは実務に近い内容を体験できる点が評価されています。
また、ランキングに入ったほとんどの企業で、現場社員との接点やフィードバックが評価されています。
3.1dayインターンシップのコンテンツ設計
ここからはいよいよ、1dayインターンシップのコンテンツ設計におけるポイントをご紹介していきます。
1dayインターンシップのコンテンツをつくっていく上で、どんなことに注意すればいいのか、また何から始めれば良いのかなど参考にしてみてください。
3-1.インターンシップ内容の考え方
短期×少人数
インターンシップの主流。複数日程を組み、学生が参加しやすい状況を作ることができます。
複数のコンテンツを運営する企業も多く、比較的簡単に実施することができます。
中長期×少人数
ターゲットを明確にし、少人数の学生に中長期的に業務を理解してもらうためのコンテンツを実施すると効果的です。
短期×大人数
短期間で、多くの学生に認知してもらい、業務を体験してもらうためのコンテンツを実施すると効果的です。
中長期×大人数
中長期の期間を通じて、多くの学生に業務を深く理解してもらうためのコンテンツを準備すると効果的です。
実施する企業には集客力とコンテンツに対しての魅力が求められるため、かなり難易度が高くなります。
- 初めてインターンシップを導入しようを考えている企業は、まず【短期×少人数(=1dayインターンシップ)】を検討してみてみることがおすすめです!
1dayインターンシップの場合、どうしても座学だけになってしまいがちですが、学生にインパクトを与えたり、学生の満足度を上げたりするためには、「いかにして、1日の中に業務内容に近いコンテンツを詰め込めるか」が非常に重要なポイントになります。
3-2.1dayインターンシップをつくる6つのステップ
ステップ 1|自社が採用をおこなう理由がなにかを考える
まずは、「自社が採用をおこなう理由」はなにかを考えてみましょう。
たとえば…
- 会社を成長させるため
- 営業リソースを増やすため
- 事業基盤を支えるため
- ビジョンを広げるため
ステップ 2|自社が求める人物像を明確にする
自社の求める人物像の言語化をおこないましょう。
インターンシップでどんな学生と接点を持ちたいかターゲットを明確にすることが重要です。
ステップ 3|学生目線で自社の魅力を分析する
「学生目線」でみたときに、自社の魅力がなにかを考えてみましょう。
下記の9つの視点から自社の魅力分析をおこなうと、より整理しやすくなります。
・9つの魅力要因
ステップ 4|開催形式を決定する
ステップ3を踏まえた上で、「自社の魅力」が一番伝わりやすい開催形式を考えてみましょう。
業界理解、会社理解、仕事理解など、インターンシップの目的に応じてどのような形式で開催すればより学生に魅力が伝わるかを考えましょう。
ステップ 5|学生に伝えたい内容を考える
インターンシップを通して、参加学生になにを伝えたいのかを明確にしましょう。
ステップ 6|インターンシップの要件を整理する
- インターンシップで実施するコンテンツを考える上で必要な要素は【目的】【ターゲット】【学生目線】です。
- ・ターゲットとなる学生に刺さりやすいコンテンツはどんなものなのかを考える
- ・必ず、学生目線に立って考えてみる
- 学生の“記憶”に残るインターンを企画することが大切です。
4.おすすめのサービス紹介
以下では、インターンシップを成功させるために役立つ、2つのサービスをご紹介します。
4-1.インターンシップ企画サービス
インターンシップのアイディア出しで、すでにつまずいてしまっているという企業も多いかと思います。インターンシップの内容が決まらないと、インターンシップの準備もなかなか前に進みません。
そのような時は、「インターンシップ企画サービス」を活用してみるのもおすすめです。
社名は知らなくても「ひと目で学生が行ってみたくなる」プログラムを設計してもらうことができます。
また、プログラム設計だけでなく、インターンシップの集客や効果測定など、戦略策定をトータルでサポートしてもらうことも可能です。
インターンシップ実施にあたっての歩留まりを簡単に、効率よく解消し、納得のいく素敵なインターンシップをつくってみてはいかがでしょうか。
4-2.インターンシップパッケージサービス
今実施しているインターンシップを見直したい、インターンシップがオンライン形式に対応していないという企業におすすめなのが「インターンシップパッケージサービス」です。
インターンシップパッケージは、オンライン・オフラインのどちらの開催形式にも適用できるインターンシップパッケージで、1dayはもちろん、2daysのプログラムなどにも対応しています。
幅広い業種・職種に対応したセミカスタマイズスタイルのため、自社への理解促進・魅力浸透を促すことができます。
また、パッケージにはインターンシップで使用するスライドやマニュアル、さらには当日の台本からオンラインツールの使い方まで、すぐに運営できるような納品物も組み込まれているため、インターンシップを初めて実施する企業も含めて企画・実施にかけての工数削減にも役立ちます。
5.まとめ
- 現在、学生の6割以上が「1dayインターンシップ」に参加しています。
初めてのインターンシップ導入を考えている企業は、まず、【短期×少人数(=1dayインターンシップ)】を検討してみてみることがおすすめです。
また、学生にインパクトを与えたり、学生の満足度を上げたりするためには、「いかにして、1日の中に業務内容に近いコンテンツを詰め込めるか」が非常に重要なポイントになります。 - インターンシップのコンテンツを設計する際には、しっかりと学生目線に立って考えることを忘れてはいけません。
学生目線に立った上で、「どんなコンテンツであれば、自社の魅力を伝えることができるのか」、また「どんなコンテンツであれば、ターゲットとなる学生には刺さりやすいのか」を考えましょう。
ぜひ、自社に合ったインターンシップを実施し、多くの学生と接点を持っていきましょう。
中小・ベンチャー企業を採用成功に導く戦略を
入社してから一貫して新卒採用のコンサルティングをおこなう部署に携わる。大手上場企業~ベンチャー企業まで計1,000社近くの支援を経験し、現在は新規営業部門の責任者として従事。
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