インターンシップの母集団形成手法10選|自社に合ったサービスの活用方法とは?
インターンシップ
インターンシップが本格化してきている中で、母集団形成に苦戦される企業も増えてきました。せっかく時間をかけて作ったインターンシップコンテンツも、学生が集まらなければもったいないですよね。
そこで、本記事では
・インターンシップ最新動向
・新卒採用における母集団形成の手法
・インターンシップ時期の母集団形成手法10選
など、企業が頭を悩ませる母集団形成の方法について、インターンシップ時期の施策に絞ってご紹介していきます。
ぜひ、今後の新卒採用活動にお役立てください。
1.新卒採用インターンシップ市況
現在のインターンシップの市況やスケジュールはどのようになっているのでしょうか?
企業・学生それぞれのスケジュールや動向を確認していきましょう。
1-1.企業動向
企業のインターンシップスケジュールや動向はどのようになっているでしょうか。
企業のインターンシップ実施スケジュール
※出典:株式会社ディスコ「2023年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査.pdf」を参考にネオキャリア作成
株式会社ディスコ「2023年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査」によると、企業の24年卒のインターンシップ開始予定時期について、8月と答えた割合が多く64.8%(昨年56.0%)、次いで9月の57.4%(昨年51.5%)と、サマーインターンシップ時期が多いという結果となりました。
合わせて、年明け1月~2月のAW(秋冬)インターンシップ時期にも実施予定の波が来ていることから、インターンシップ参加後に説明会や選考に直結させるため、母集団形成の一環として実施を予定している企業が多いことがわかります。
実施企業は年々増加
※出典:株式会社マイナビ「マイナビ2023年卒企業新卒採用活動調査.pdf」を参考にネオキャリア作成
インターンシップ実施率は年々右肩上がりに増加しています。
22年卒では新型コロナウイルスの影響で部分的に減少しているものの、23年卒では52.1%と半数以上の企業がインターンシップを実施している結果となりました。
実施期間は半日や1日が主流
※出典:株式会社ディスコ「2023年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査.pdf」を参考にネオキャリア作成
また、企業のインターンシップ実施期間についてもみていきましょう。
株式会社ディスコが実施した、「2023年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査」の中で、プログラム1回あたりのインターンシップ実施期間についての質問では、半日のものがもっとも多く57.8%でした。
次いで1日の短期インターシップも39.0%でした。
一方で2日以上の複数日程のものも前年度よりは徐々に増加している傾向となり、インターンシップの目的に合わせて実施期間を決定することが重要になっています。
1-2.学生動向
企業動向に対して、学生のスケジュールや動向はどのようになっているでしょうか。
学生のインターンシップ参加スケジュール
※出典:株式会社ディスコ「キャリタス就活2023学生モニター調査結果(2022年4月発行).pdf」を参考にネオキャリア作成
株式会社ディスコが実施した、「キャリタス就活2023学生モニター調査結果(2022年4月発行)」 では、学生のインターンシップ参加時期の傾向として3年生の8月が最多という結果となりました。
また、採用広報解禁直前の2月の割合は年々減少しており、その分早期の参加が増加している傾向がわかります。
学生のインターンシップ参加率
※出典:株式会社マイナビ「マイナビ2023年卒大学生広報活動開始前の活動調査.pdf」を参考にネオキャリア作成
マイナビの23年卒マイナビ学生就職モニター調査によると、直近のインターンシップ参加率は82.6%という結果となりました。
また、平均のインターンシップ参加社数も前年と比べると微減しているものの、年々増加傾向となっており、ここ数年は5社前後を推移している結果となりました。
このことからも、いかに学生の目に留まり、参加してもらえるかが重要になってきていることがわかります。
インターンシップの参加目的
※出典:株式会社マイナビ「マイナビ2024インターンシップ・就職活動準備実態調査(6月).pdf」を参考にネオキャリア作成
インターンシップへの参加目的について、「どの業界を志望するか明確にするため」「どの職種を志望するか明確にするため」というように、学生はインターンシップを就職活動の一環として捉えている傾向があるようです。
インターンシップが主流になりその動きも早期化する中で、企業としては上記の動向をもとにインターンシップの計画・実施をおこなう必要があります。
多くの学生に企業認知をしてもらうためにも、最新動向はチェックしておきましょう。
2.母集団形成の方法
インターンシップ参加学生の母集団形成の方法としてはインターンシップサイトが一般的となっていますが、そのほかにもさまざまな方法があります。
2-1.インターンシップサイト
例えば、マイナビ・リクナビなどの就職情報サイトもインターンシップ期間からの活用が可能です。
インターンシップ実施時期には、情報サイトのトップページもインターンシップ専用となっています。
基本的には、企業紹介のページのほかに、複数のインターンシップをコースごとに掲載することが可能となります。
サイト上では実施月、業種、実施地域、実施日数、体験内容などからインターンシップを検索できるようになっており、学生は興味のあるインターンシップを探すために上記条件を複数かけ合わせて使用しています。
年々企業掲載社数は多くなってきているため、学生に選ばれるためにも開催時期やインターンシップコンテンツを見直すことが重要です。
2-2.イベント
インターンシップサイトではなかなか学生が集まらないという企業におすすめなのがインターンシップイベントです。
インターンシップイベントには大きく分けて2種類の開催形式があり、目的やターゲットに応じて活用することが可能です。
大規模イベント
大規模イベントといえば、就職サイト運営会社が開催する大型イベントがあげられます。
多くのイベントでは、会場にインターンシップ実施予定の企業がブースを構えて自社の説明やインターンシップへの呼び込みをおこないます。
1度に多くの学生と出会えるのが特徴となっています。
大型のものは大都市で開催される傾向がありますが、各都道府県主要都市での開催もあるため地方採用をおこなっている企業にもおすすめです。
中・小規模イベント
中・小規模イベントは少数精鋭のマッチング形式でおこなわれることが多く、ビジネスゲームや座談会形式で学生と密にコミュニケーションが取れるのが特徴です。
大規模イベントと比較して会える学生の数は限られますが、テーマ別やエリア別、さらには学生の属性別で開催されることもあり、自社のターゲットに合わせた出展が可能となります。
2-3.ダイレクトリクルーティング
通常は企業が募集告知をし、学生が応募するという母集団形成方法が多い中で、近年注目されてきているのがダイレクトリクルーティングです。
ダイレクトリクルーティングは学生が登録サイトへ自己PRなどプロフィールを記載し、そのプロフィールをみて企業側がメールを送る攻めの採用をおこなうことが可能です。
企業としては、事前に学生の情報を入手することができるため、自社にあった人材を効率的に選んでスカウトすることができます。
2-4.送客サービス
送客サービスとは、企業に代わってインターンシップ学生を見つけて送り込んでくれるサービスです。
自社の求める人物像に合う学生をインターンシップやインターンシップ説明会に動員してくれます。
事前に大学や学部、学科、現住所などの希望する学生の情報を伝え、その希望に合致した学生をスクリーニングした上で動員することが可能となっているサービスが多くなっています。
そのため、特定のターゲットに効率的に接触することができます。
また、成功報酬型のものが多いため、学生が集まらなかった場合は費用がかからないメリットがあります。
3.インターンシップ期間で母集団形成ができるサービス10選
ここまで、現在のインターンシップ市況と母集団形成のための4つの手法をみてきました。
ここからは、インターンシップを成功させるための具体的なサービスについてご紹介いたします。
3-1.マイナビ|インターンシップサイト
3-2.キャリタス就活|インターンシップサイト
3-3.あさがくナビ|インターンシップサイト
3-5.キャリタス就活フォーラム|イベント
3-6.ジョブトラ|イベント
3-7.Offerbox|ダイレクトリクルーティング
3-8.キミスカ|ダイレクトリクルーティング
3-10.学生送客サービス│送客サービス
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
インターンシップへの集客手法はさまざまありますが、その中でも自社に適した手法を選択することでより多くの学生と接点を持つことが可能となります。
就職サイトだけではなかなか学生が集まらない企業や、新しくダイレクトリクルーティングの手法を取り入れたい企業など、ぜひこのインターンシップ時期からチャレンジできるよう少しでも参考になりましたら幸いです。
中小・ベンチャー企業を採用成功に導く戦略を
入社してから一貫して新卒採用のコンサルティングをおこなう部署に携わる。大手上場企業~ベンチャー企業まで計1,000社近くの支援を経験し、現在は新規営業部門の責任者として従事。
- 名前
斎藤/新卒採用領域
この営業が携わった他の事例・記事を見る