ワンキャリアの料金は求人掲載掲載サービスの場合、月額費用が10万円のライトプランと30万円のスタンダードプラン、グループ企業でまとめて掲載できる、月額50万円のグループ掲載プランの3種あり、初期費用は30万円です。

また、スカウトの送信可能数により費用が異なるスカウトサービスがあります。

スカウトプランは採用ニーズや予算に応じて柔軟に選択できる点が魅力です。

ターゲット層への直接的なアプローチを可能にするスカウトサービスと、広く認知を拡大する求人掲載サービスを組み合わせることで、効率的かつ効果的な採用活動を実現できます。

本記事では

・ONE CAREER（ワンキャリア）の料金

・ONE CAREER（ワンキャリア）のサービス概要・特徴

・ONE CAREER（ワンキャリア）の活用方法

について詳しくご紹介します。

1．ONE CAREER（ワンキャリア）とは？

新卒採用といえば、就職サイトである「マイナビ」「リクナビ」というイメージをお持ちの採用担当の方も多いのではないでしょうか。

そんな新卒採用マーケットで急速に学生の支持を集め、25年卒学生を対象におこなった「1年を通して最も利用した就職サイト」でマイナビに次いで2位*に選ばれたサービスが「ONE CAREER（ワンキャリア）」です。

*出典：HR総研「HR総研×楽天みん就：2025年新卒学⽣の就職活動動向調査（6⽉）【就職活動編】」

就職活動において、マイナビやリクナビは就職サイトのカテゴリーですが、ワンキャリアは、いわゆる就職サイトではありません。

企業の求人情報と共にユーザーの口コミを掲載する「就活口コミサイト」です。

インターンや本選考の募集情報や企業概要、口コミなどの評判や企業の会社説明会など、仕事選びの意志決定に必要な情報が集約されています。

ワンキャリアが注目される背景は、就活における学生の情報収集ニーズを捉えたことです。

ワンキャリアは、選考体験談や口コミ評価、オンライン企業説明会などのコンテンツが充実しており、学生の情報収集を助けるサービスとしての立ち位置を確立してきました。

さらにコンテンツの軸を「口コミ」に置いた事も注目される理由の1つです。

食べログやAmazonのレビューなどに代表されるように、どのマーケットでも口コミを参考にして意思決定をおこなうことが社会に浸透しています。

しかし、これまでの新卒採用の就活マーケットには掲示板形式の口コミサイトしか存在していなかったため、情報が整理された質の高い口コミサービスに対する潜在ニーズがありました。

このニーズに対して、ワンキャリアは独自の審査体制を整備して信頼性の高い口コミのみを掲載するサービスとなったことで、就活口コミサイトの中でも存在感を発揮する結果となります。

このように独自の立ち位置を築いた結果、創業5年でマーケットシェアの半分を獲得。

「ワンキャリアが無い時代にどうやって就活を進めていたのか分からない」という声が挙がるほど、就活生にとってなくてはならないサービスとなっています。

ワンキャリアのサイト情報

ワンキャリアの登録学生は、2023年6月末時点で32万人以上となっています。

また月間訪問数は同時期で150万人以上、就活生からの口コミ情報は約80万件あります。

ワンキャリアを活用するメリット

出展:ONECAREER 2025年3月26日時点の実績

ワンキャリアのメリット①：利用率の高さ

ワンキャリアは25年卒の旧帝大・早慶・GMARCH・関関同立の学生登録率が約95％以上※1、月間訪問数も年間150万人以上です。

また、26年卒の利用率は就活生の73％が利用しています。

※1出典：2023年2月14日プレスリリース「2023年卒の就活生における「ONE CAREER」利用率が 60％ を突破。」

ワンキャリアのメリット②：企業イメージが作れる

2つ目のメリットは、良質なコンテンツを制作することで、狙い通りの企業イメージが作れることです。

一般的に、新卒採用市場は「認知」に課題を抱える企業が多い市場です。

「商品イメージが先行し、実際の事業や仕事内容と学生イメージの乖離がある」「そもそも企業名の認知度がない」といった悩みが、数多く寄せられています。

しかし、ワンキャリアではオンライン企業説明動画やタイアップ記事の制作を通して、企業の魅力をより深く第三者視点で伝えることができ、学生に対する企業イメージの変容をおこなうことができます。

ワンキャリアのメリット③：採用ブランディング

3つ目のメリットは、採用ブランドの形成ができることです。

ワンキャリアには、学生からの投稿による膨大な数の企業の採用活動情報が蓄積しており、競合他社の選考手法や自社の評判に基づく採用改善が可能です。

データドリブンな採用改善をおこない候補者体験を高めることで、企業の口コミ評価向上を実現できます。

そして、改善した口コミ評価は翌年に持ち越されるため、前年の口コミ点数が翌年の学生認知度に直結する形で影響することになります。

つまり、ワンキャリアで継続的に候補者体験を改善することで、良い口コミがアセットとして蓄積し、企業がターゲットとする学生が口コミを見て自然に集まる状態を作ることが可能です。

ONE CAREER CLOUD（ワンキャリアクラウド）とは

ワンキャリアクラウドは、企業の採用活動を支援するためのクラウド型サービスです。

ワンキャリアが保有する膨大な学生データやクチコミを活用し、採用戦略設計から求人掲載、振り返り・分析までを一気通貫でサポートする新卒採用支援サービスです。

ワンキャリアとワンキャリアクラウドの違いは、ワンキャリアが「学生向けの就活情報サイト」であるのに対し、ワンキャリアクラウドは「企業向けの採用DX支援クラウド型サービス」である点です。

ワンキャリアは学生向けの就職サイトのサービス名ですが、基本的には同一のものであるため、本記事では企業向けにもワンキャリアと表記して紹介します。

2．ワンキャリアの料金

ワンキャリアの料金プランは、他社と違い掲載期間に制限が無いため、初期費用30万円とプランに応じた月額費用からなる料金体系となっています。

オプションについては、タイアップ記事の制作、オンライン説明会への出展、学生へのダイレクトメールがあり、目的や要望に合わせ自由に組み合わせて使用することが可能です。

求人掲載サービス

ワンキャリアの求人掲載サービスには3 つのプランがあります。

どちらのプランもインターンシップ期間から本サイト期間まで通年で利用できますが、それぞれのプランで使える機能や費用が異なります。

ミニマムはライトプランで月額費用10万円です。

自社の採用HPなどの外部リンク設置や採用管理システムとの連携をおこなう場合は、月額費用30万円のスタンダードプランがおすすめです。

また、グループ企業の採用情報をまとめて掲載したい場合は、月額費用50万円のグループ掲載プランを活用することにより最高コストを削減しやすくなります。

スカウトサービス

ワンキャリアのスカウトサービスには大きく分けて3つのプランがあります。

定額プランは1ヵ月で送付できるスカウト数により利用料が分かれているため、採用人数や活用目的に合わせて選択が可能です。

スカウト活動による採用がはじめての企業や、採用予定人数が少ない企業は月額費用15万円の定額プラン（100通）がおすすめです。

月間で100通のスカウト送信ができます。

母集団を増やしたい企業は月間300通のスカウト送信がおこなえる、月額費用45万円のプランがおすすめです。

また、スカウトによる採用を強化したい企業は、月間500通のスカウト送信が可能な、月額費用75万円のプランが適切です。

オプションメニュー利用料

ワンキャリアには掲載情報をより多くの学生に届けられるように、掲載情報を学生が検索した画面の上位に表示されるオプションや、スカウト通数の追加など多様なオプションがあります。

上位表示オプションはイベント一覧の上部に表示される「イベントPR」だけでなく、学生からの閲覧数が最も多いトップページの上部に表示される「トップページPR」や、企業一覧ページの上部に表示される「企業⼀覧PR」などがあります。

3．ワンキャリアの活用方法

それでは、ワンキャリアの具体的な特徴や活用のポイントを解説していきます。

ワンキャリアの特徴・強み

ワンキャリアの強みは、まとめると以下の3点となります。

➀学生利用率の高さ

ワンキャリアは文理共に東大、京大就活生、早慶MARCH就活生の95%以上が利用しており、登録率が非常に高い水準となっております。

また、口コミや選考体験談など学生が本当に必要としている情報を提供しているので、エントリー時期以外も多くの学生が利用しており、アクティブ率と利用時間がともに高いことが特徴です。

➁コンテンツ企画・制作力の高さ

ワンキャリアは、社内に記事編集チームと動画専門チームおよび撮影専用スタジオを備えており、質の高い企業コンテンツを制作することが可能です。

特に、オンライン企業説明会については、口コミを用いることで求職者ニーズを捉えたコンテンツの企画が可能であり、企業の伝えるべき魅力を適切に引き出します。

➂データの豊富さ

ユーザーの利用時間が長いため、どこよりも多くのユーザー情報を蓄積しています。

また、学生の投稿から企業の採用に関する情報も収集しており、これらのデータを活かした採用支援をおこなうことも可能です。

具体的には、ターゲット学生層の就活開始時期や競合他社の採用時期をもとにしたスケジュール設計、人気企業の選考手法を参考にした採用施策の改善、口コミ評価の比較による自社の強みの可視化などができます。

ワンキャリアとそのほかのナビサイトとの比較

ワンキャリアとそのほかのナビサイトを比較すると「掲載情報の種類」と「学生のサービスの利用方法」が主な違いとして挙げられます。

ワンキャリアは口コミサイトであるため、企業発信の情報に加えて学生の投稿情報も掲載しております。

そのため、他の企業の宣伝情報のみを掲載するナビサイトに比べ、一方的な宣伝情報に依らないフラットな意思決定をおこなうことが可能なメディアとなっており、こうした仕組みが評価される形でワンキャリアのエントリー数は年々増加しているのです。

また、掲載する情報が一般的なナビサイトと異なるため、学生のサービス利用方法にも違いがあります。

マイナビやリクナビなどのナビサイトがエントリー時にのみ利用されるのに対し、ワンキャリアは口コミや選考体験談、就活記事等を提供する事で企業研究や選考対策等のシーンもカバーしており、就職活動全般を通してより多く閲覧される媒体となっています。

こうしたエンドユーザーファーストな姿勢が評価され、NewsPicksの調査では、学生が選ぶ使いやすさの項目で1位を獲得しています。

出典：NewsPicks「【図解】20サービスを徹底比較 本当に役立つ就活サイト一覧」

ユーザーが常にアクティブであるという特徴を生かし、求人掲載は時期も期間も自由となっているため、企業はいわゆる”就活ルール”に囚われず、通年採用や早期採用など自由な採用活動をおこなうことができます。

ワンキャリア活用のコツ・ポイント

ワンキャリアを活用する上で重要なテーマが「候補者体験」と「採用DX」の2点です。

「候補者体験」とは、候補者の企業認知から入社までの一連のプロセスにおける候補者の体験をより良くすることです。

人材獲得競争が激化する中、候補者体験にこだわることで、リピーターの獲得や宣伝効果を生み、採用の充実度を高める手法に注目が集まっています。

そして、候補者体験を改善する上で必要なことが、現在の選考手法に対するフィードバックと候補者を通じた良い評判の発信です。

ワンキャリアは、口コミと選考体験談を活用したデータドリブンな採用改善支援と企業の良い評判のアセット化をおこなっているため、この両方に対処する事が可能となります。

ワンキャリアを活用して候補者体験を改善し、学生からの良い口コミを貯めていくことで、長期的に採用が成功する仕組みを作ることができます。

また、ワンキャリアの活用で重要なもう1つのテーマが「採用DX」です。

新型コロナウイルスの感染拡大により、22年卒採用から就活のオンライン化が急速に進みましたが、学生とのやり取りやコミュニケーションの難しさをより感じている方も多いのではないでしょうか。

特に、オンラインでの採用活動は、自社の魅力を伝えきれない事による内定辞退率の増加が課題となっているケースが多いと伺っています。

ワンキャリアが独自におこなった調査でも、学生の内定承諾先の最大の決め手は「社風・人」の魅力であるということがわかっていますので、この課題に取り組むことは非常に重要です。

これまでは、社風を伝える施策としてオフラインの懇親会やオフィスツアー等を開催することが主流でしたが、オンラインではなかなか社風を伝えることが難しいと考えている方も多いと思います。

しかし、ワンキャリアのオンラインイベント「ONE CAREER LIVE」の視聴後アンケートを見ると、社風が伝わり第一志望へと転換した例も多く存在しているので、オンラインでも社風の魅力を伝えることは可能です。

オンラインで社風を伝える方法について、ワンキャリアには既に多くのノウハウや知見が貯まっているので、ワンキャリアを利用する事で「オフライン採用の代替」から「オンラインであることを活かした勝てる採用」へとシフトすることが可能です。

4．まとめ

ワンキャリアは学生の口コミ情報が豊富な就活サイトであり、従来の求人サイトとは異なり企業イメージや選考体験談といった学生のニーズに合った情報を提供しています。
料金プランは掲載期間に制限がなく、初期費用と月額費用で構成されており、スカウトサービスやオプションも充実しています。

＜記事の3つのポイント＞
1. 口コミ情報の重視
　学生による口コミや選考体験談が豊富で、企業の内情やリアルな評判を知ることができる

2. 柔軟な料金体系
　掲載期間に制限がなく月額費用制であるため、長期的な採用活動に適している

3. 採用ブランディング
　良質なコンテンツ制作や候補者体験の改善を通じて、企業の魅力を効果的に発信し、採用ブランドを形成できる