【2024年10月】新卒採用動向│25年卒・26年卒学生の動きや、まだ間に合う母集団形成手法を紹介

新卒採用動向

【2024年10月】新卒採用動向│25年卒・26年卒学生の動きや、まだ間に合う母集団形成手法を紹介

25年卒の内定率は9月1日時点94.2%*¹と、直近3ヵ年でみても最も高い状況です。

さらに26年卒8月末時点のインターンシップ・仕事体験参加割合は71.1%*²と、積極的に活動をおこなっていることがわかります。

 

このように、近年の新卒採用は就職活動の早期化や売り手市場の影響を受け、多くの企業で母集団形成や採用に苦戦する企業が増えてきました。

 

そこで本記事では、

・2024年の新卒採用最新動向

25年卒、26年卒採用の今後の予測

今からでも間に合う追加母集団形成施策

など、学生・企業の動向データを基に今後の採用活動ポイントを解説します。

 

ぜひ、これからの新卒採用活動にお役立てください。

*¹ 出典:株式会社リクルート 就職プロセス調査(2025年卒)「2024年9月1日時点 内定状況

*² 出典:株式会社マイナビ「2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(8月)

 

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1.2024年の新卒採用動向

まずは2024年の新卒採用動向について見ていきましょう。

1-1.新卒採用市場について

求人総数および民間企業就職希望者数・求人倍率の推移

求人総数および民間企業就職希望者数・求人倍率の推移_25年卒

※出典:株式会社リクルート リクルートワークス研究所「第40回 ワークス大卒求人倍率調査(2025年卒)」

 

2025年3月卒業予定の大学生・大学院生対象の大卒求人倍率は1.75倍と、前年24年卒の1.71倍より0.04ポイント上昇する結果となりました。

従業員規模別 求人倍率の推移

従業員規模別 求人倍率の推移_25年卒

※出典:株式会社リクルート リクルートワークス研究所「第40回 ワークス大卒求人倍率調査(2025年卒)」

 

さらに従業員規模別でみると300人未満の企業の求人倍率が最も高く、6.50倍という結果でした。

前年同様、すべての従業員規模で求人総数が増えている一方で、300人未満の企業への就職希望者が前年比3.6%減少していることが関係していると考えられます。

 

この結果から、新卒採用は売り手市場が続いており、企業の人材獲得が難しくなってきていることがわかります。

 

近年は、新卒採用をおこなう企業から「求人を出しても応募が集まらない」「そもそも学生に出会えない」という声も多く上がっています。

1-2.25年卒の学生動向

次に、25年卒の学生動向について見ていきましょう。

内定率*(全体)(*内々定含む)

25年卒就職内定率(9月1日時点)

※出典:株式会社リクルート 就職プロセス調査(2025年卒)「2024年9月1日時点 内定状況」を参考にネオキャリア作成 

 

25年卒の内定率は過去3ヵ年で見ても高い水準で推移しており、9月1日時点では94.2%(前年同月比+2.7ポイント)という結果でした。

さらに直近ではインターンシップ時期からの早期活動も影響し、25年卒2月1日時点の内定率が23.9%(前年同月比+4.0ポイント)と、同じく直近3ヵ年で最も高い水準となりました。

内定率*(文理別)(*内々定含む)

25年卒就職内定率_文理別(9月1日時点)

※出典:株式会社リクルート 就職プロセス調査(2025年卒)「2024年9月1日時点 内定状況」を参考にネオキャリア作成

 

さらに文理別の内定率推移を見ると、9月1日時点の内定率が文系で93.8%、理系で95.1%という結果でした。

文系と比べて活動期間が限られる理系学生は、早期に就職活動を開始し、短期間で活動を終了する傾向があるため、企業はターゲット学生の属性に合わせてアプローチ方法や採用スケジュールを見極める必要があります

内定辞退率

25年卒就職内定辞退率(9月1日時点)

※出典:株式会社リクルート 就職プロセス調査(2025年卒)「2024年9月1日時点 内定状況」を参考にネオキャリア作成

25年卒の内定辞退率(=内定辞退人数÷内定取得人数)は高い水準で推移しており、9月1日時点では66.9%と、前年から3.1ポイント増える結果となりました。

この背景には学生の内定取得社数の増加が関係しています。

25年卒の平均内定取得社数は2.63社(9月1日時点)*となっており、複数の企業から内定を取得することで内定辞退の可能性も引きあがっていることがうかがえます。

*出典:株式会社リクルート 就職プロセス調査(2025年卒)「2024年9月1日時点 内定状況

1-3.26年卒の学生動向

次に、26年卒の学生動向について見ていきましょう。

インターンシップ・仕事体験参加割合

26年卒インターンシップ・仕事体験に参加した割合(8月末)

※出典:株式会社マイナビ「2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(8月)」を参考にネオキャリア作成

 

8月末時点のインターンシップ・仕事体験参加割合は71.1%と、昨年よりやや微減しているものの、前月よりも34.0ポイント増加する結果でした。

さらに26年卒からは4~5月時点での参加率を取得しており、それぞれ10%近い参加割合となっています。

この結果から、例年同様、学生のインターンシップ参加意欲が高いことがわかります。

インターンシップ・仕事体験参加時期

26年卒初めてインターンシップ・仕事体験に参加した時期(8月末)

※出典:株式会社マイナビ「2026年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(8月)」を参考にネオキャリア作成

 

また、インターンシップ・仕事体験に初めて参加した時期をみると、8月が最多の44.9%という結果でした。

25年卒からのインターンシップ定義改正に伴い注目度が上がったことや、学生の夏季休暇期間とかぶることにより、8月に初めてインターンシップ・仕事体験に参加したと答えた学生が多かったことが考えられます。

 

そのほか、新卒採用に関する最新動向が知りたいという方は、下記の資料も合わせてご活用ください。

 

最新の新卒採用動向について知りたい方におすすめ!

【2024年9月版】 新卒採用市況レポート

新卒採用に関する最新情報を定期更新しています。

最新の採用動向が知りたいという方はぜひ本資料をご活用ください。

2.今後の新卒採用動向予測

ここまで最新の新卒採用市場の動向についてみてきましたが、本章では今後の採用活動予測について解説します。

2-1.25年卒学生の動向予測

まずは25年卒学生の今後の活動予測について解説します。

就職活動実施率

 

25年卒就職活動実施率(9月1日時点)

※出典:株式会社リクルート 就職プロセス調査(2025年卒)「2024年9月1日時点 内定状況」を参考にネオキャリア作成

 

では、これから就職活動を続ける学生はどれくらいいるのでしょうか。

9月1日時点では、11.5%の学生が就職活動を続けるとしています。

 

就職活動を続ける理由としては、進路変更したことで最近になって就活を始めた、内定はもらっているが自分が納得するところに就職したい、ずっと就活を続けているが内定が決まらない、国家公務員採用試験などの合否により就職活動をすることにしたなどがあげられます。

就職活動を続けているけれどなかなか内定が決まらないという学生もいますが、「最近になって進路を変更した」「内定をもらっているがもっと挑戦したい」といったプラスの要素で今の時期に活動をおこなっている学生もいます。

 

一方で、直近3ヵ年の推移から10月以降の活動実施率は10%を下回ることが予測されるため、採用が充足していない企業は追加の母集団形成施策をおこなうと同時に、内定者フォローにも力を入れるようにしましょう。

 

前章でも解説した通り、25年卒の平均内定取得社数は2.63社(9月1日時点)*と、近年、複数社から内定をもらう学生が増加しているため、学生の内定辞退に対する防止策を講じることで企業の採用にかかる工数を削減することにもつながります。

 

学生の本音とは?内定者フォローのポイントを解説

学生の本音とは?新卒の入社理由・決め手~入社意欲を高める内定者フォローサービスもご紹介~

本資料では、直近の新卒動向から学生の本音を読み解き、入社意欲向上のためのポイントや、すぐに活用できる内定者フォローサービスについてご紹介しております。

2-2.26年卒学生の動向予測

次に、26年卒学生の動向予測について解説します。

 

※出典:株式会社マイナビ「マイナビ2026 8月以降のプレ期間の活動について」を参考にネオキャリア作成

 

26年卒の学生1人あたりのインターンシップエントリー数は昨対113%で増加しています。

 

一方で、例年、就職サイトへの企業掲載社数は増加傾向にあるため、企業1社あたりのエントリー学生数が減る恐れも考えられます。

合わせて学生の就職活動早期化の動きも高まっているため、企業側は3月の広報解禁に向けて早期に活動を始めることがカギとなるでしょう。

 

そのほかの最新動向については下記の資料に詳しくまとめていますので、気になる方はぜひお問い合わせください。

 

<26年卒>新卒採用の市況を徹底予測

<26年卒>新卒採用スケジュールと市況予測について

26年卒今後の採用活動について、企業・学生の最新動向をもとに解説しています。「最新の学生動向が知りたい」「他社の採用活動状況が知りたい」という方におすすめの資料です。

3.母集団形成に活用できる採用手法

25年卒、26年卒どちらにも共通して、これからの母集団形成に活用できる採用手法をご紹介いたします。

「採用が充足していない」「内定辞退者が出てしまった」という方や、「インターンシップをおこなっているが集客に苦戦している」という方にサービスの詳細も解説しておりますので、追加母集団形成の施策としてぜひご検討ください。

3-1.就職サイト

就職サイトは採用活動をおこなう企業や就職活動をする学生のほとんどが利用しています。

就職サイトは、お互いにとって情報収集やアピールができるプラットフォームとしてこれからの時期でも活用が期待できます。

ONE CAREER(ワンキャリア)

onecareerロゴ

 

特徴
  • ・月間利用者数150万人と急速に成長しているWebメディア
  • ・学生の口コミ情報を活かしたサイトのため年間を通して利用されている
  • ・通年プランのため次年度採用にも活用が可能
サービス料金
掲載型(通年)40万円~

 

マイナビ

マイナビロゴ

 

 

特徴
  • ・学生利用率No.1の就職サイト
  • ・後半戦も高い学生利用率
  • ・オプションが充実しているため採用状況に合わせたプラン組みが可能
サービス料金
掲載型(本サイト)80万円~

 

3-2.イベント

全国開催やセグメントを分けたイベントなど種類も豊富なため、自社の採用ターゲットに合わせた活用ができます。

就職サイトを活用しても知名度がないため埋もれてしまう、業界柄なかなか学生が集まらないなどの悩みを抱える企業におすすめです。

Meets Company(ミーツカンパニー)

MeetsCompanyロゴ

 

特徴
  • ・全国で開催されているため地方学生へのアプローチも可能
  • ・来場学生全員と必ず出会える総当たりのイベント
  • ・ターゲット別やオンライン開催などイベントの種類が豊富
サービス料金
1日程50万円

 

就職博

就職博ロゴ

 

特徴
  • ・年間延べ20万人以上の学生が参加
  • ・幅広い業界の企業を探す学生が多数
  • ・新卒学生に加え、第二新卒・若手社会人も参加
サービス料金
1日程40万円~

3-3.ダイレクトリクルーティング

ターゲット層へ逆アプローチすることで攻めの採用が主流になっている昨今、ぜひ取り入れたい採用手法です。

ほかの採用手法と比較して採用単価が安く抑えられ、自社ターゲットに合った学生へ効率的にアプローチできるのも魅力の1つです。

採用ターゲットが明確な企業や、新しい採用手法を取り入れたい企業におすすめです。

Offer Box(オファーボックス)

offerbox logo

特徴
  • ・2人に1人の学生が利用する圧倒的な活用率
  • ・34項目からなるプロフィールを基に学生抽出が可能
  • ・オファー開封率は年間で89%の実績を誇る
サービス料金
早期型プラン75万円(3名枠)~
成果報酬プラン38万円/人

キミスカ

キミスカロゴ

 

特徴
  • ・3種類のスカウトを使い分けてアプローチが可能
  • ・適性検査の確認・検索が無料
  • ・登録学生の約半数が国公立、MARCH以上の学生
サービス料金
基本プラン75万円(3名枠)~

dodaキャンパス

dodaキャンパスロゴ

 

特徴
  • ・オファー枠数制限システムで 高いオファー承諾率を実現
  • ・特定職種・特定エリアなどのピンポイント採用にも活用可能
  • ・低学年学生へのアプローチも可能なため次年度採用にも活用できる
サービス料金
基本プラン75万円(3名枠)~
初年度限定プラン60万円(3名枠)~

3-4.新卒紹介

新卒紹介サービスは、エージェントが企業のターゲットにあった学生を紹介するサービスです。

学生との接点をつくることができるだけでなく、企業の欲しい人材像をエージェントに伝えることで、理想のマッチングを実現します。

工数をかけずに少人数の採用を確実に採用したいと考えている企業におすすめです。

就職エージェントneo

就職エージェントロゴ

 

  • 特徴
    • ・年間21万人以上の学生が登録
    • ・内定獲得支援数2,500名、累計利用者数1万社と、安定した実績を誇る
    • ・急な内定辞退や欠員補充にもスピーディーに対応可能
  • サービス料金※成果報酬型
    成果報酬型要問合せ

 

 ※採用人数や条件によって変動することもあります。詳しくはこちらからお問い合わせください。

理系就職エージェントneo

就職エージェントneo

 

  • 特徴
    • ・年間8万人以上の理系学生が登録
    • ・独自データベース『ちほりけ』を活用した学生集客力
    • ・平均決定率は25%と、効率的な採用を実現
  • サービス料金※成果報酬型
    成果報酬型要問合せ

 

※採用人数や条件によって変動することもあります。詳しくはこちらからお問い合わせください。

自社に合った採用手法選びをサポートします/

 

4.まとめ

近年の新卒採用は就職活動の早期化に伴い、インターンシップ期間からの活動がカギとなっています。

一方で、活動時期が前倒しになることにより、内定出しから入社までの期間が延長され、企業側のフォローがポイントと言えるでしょう。

 

新卒採用の成功に向けては、採用動向や採用トレンドを常にキャッチアップすることが重要なため、定期的に最新の採用情報を確認するよう心がけましょう。

 

下記資料では、最新の新卒採用動向について定期更新をおこなっておりますので、合わせてご活用ください。

 

最新の新卒採用動向について知りたい方におすすめ!

【2024年9月版】 新卒採用市況レポート

新卒採用に関する最新情報を定期更新しています。

最新の採用動向が知りたいという方はぜひ本資料をご活用ください。

この事例・記事に関わった営業担当

中小・ベンチャー企業を採用成功に導く戦略を

入社してから一貫して新卒採用のコンサルティングをおこなう部署に携わる。大手上場企業~ベンチャー企業まで計1,000社近くの支援を経験し、現在は新規営業部門の責任者として従事。

名前

斎藤/新卒採用領域

得意領域
  • 新卒採用全般

  • 新卒採用コンサルティング

  • 中小・ベンチャー企業の採用支援

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