新卒ダイレクトリクルーティング比較一覧9選・料金やスカウト通数、特徴解説
新卒採用

新卒向けダイレクトリクルーティングには、キミスカやOfferBoxなどがあります。
ダイレクトリクルーティングの比較は料金だけでなく、スカウト通数、登録学生層、学生検索や管理のしやすさも重要です。
各サービスは、理系学生が多いものやベンチャー志向の学生が多いものなど、登録学生層に違いがあります。
そのため、自社のターゲット学生が多く登録しているサービスを選ぶことで、求める人物像や価値観に近い学生を効率的に採用しやすくなります。
本記事では以下の内容を紹介します。
・新卒向けダイレクトリクルーティング比較一覧
・スカウト通数と開封率の比較
・総合型、理系、ベンチャー、上位校向けダイレクトリクルーティング10選
目次
1.新卒向けダイレクトリクルーティングとは
新卒向けダイレクトリクルーティングとは、企業がターゲットとなる学生に対して直接アプローチをおこなう“攻め”の採用手法です。
従来の就職サイトのように学生からの応募を待つのではなく、企業側がダイレクトリクルーティングサービスの学生データベースを活用し、ターゲットとなる学生を検索してスカウトメールやオファーを送ります。
さらに、会社説明会やインターンシップ、各種イベントへの招待、資料送付など、さまざまな手段で学生と接点を持てる点も大きな特徴です。
このような方法により、応募を待つだけでは出会えなかった幅広い層の学生にもリーチしやすくなります。
また、学生データベースから自社のターゲット学生をスクリーニングしてスカウトをおこなうことで、インターンシップや選考の段階から、企業が求める人物像や価値観に近い学生の母集団を形成しやすくなる採用手法です。
ダイレクトリクルーティングの導入企業状況
就職みらい研究所の調査※によると、新卒採用にダイレクトリクルーティングの導入をしている企業数は年々増加しています。
採用年度 | 導入企業率 |
21年卒 | 11.5% |
22年卒 | 15.0% |
23年卒 | 18.0% |
24年卒 | 26.4% |
25年卒 | 30.9% |
※出典:株式会社リクルート就職みらい研究所・採用活動中間調査 データ集 2025年卒
21年卒と25年卒の採用時にダイレクトリクルーティングを導入した企業率を比較すると、19.4ポイント増加しています。
今後もダイレクトリクルーティングの導入企業が増える見込みです。
導入企業の増加理由
ダイレクトリクルーティングの導入企業が増加している理由は主に4つあります。
認知度に左右されにくい
・企業から学生をスカウトできるため学生からの認知が低い企業でも、学生と接点を作りやすい
採用コストを下げやすい
・成功報酬型の場合は採用が決定した場合のみ費用が発生するため初期コストを抑えやすい
・初期費用型の場合は採用予定人数に応じた料金プラン設定されているサービスが多いため、採用単価を下げやすい
学生と1対1のやりとりが可能
・学生1人ひとりの特徴や関心にあわせた訴求ができる
・1対1の訴求により返信率向上やや志望度向上につながりやすい
・インターンシップや企業説明会への誘導がしやすい
採用ノウハウを蓄積しやすい
・どのような学生にどのようなアプローチをして効果があったかなど、詳細なデータを蓄積できる
・次年度以降の採用活動に活用できる
ダイレクトリクルーティングの導入企業が増加している理由は、企業が自社の知名度に関係なくターゲット学生に直接アプローチでき、幅広い母集団形成が可能になることが挙げられます。
また、成功報酬型の料金体系により初期コストやリスクを抑えた採用が実現できる点も魅力です。
さらに、学生1人ひとりにあわせた情報発信ができるため、返信率や志望度の向上が期待できる点も、導入企業の増加理由になっています。
そして、スカウトメールの内容やアプロ-チのタイミングなど、学生のアクションをもとにしたデータが蓄積できるため、採用ノウハウの強化や効率的な採用活動につなげやすいことも、導入企業が増加している理由になっていると考えられます。
2.ダイレクトリクルーティングのメリット・デメリット
ダイレクトリクルーティングは6つのメリットと、3つのデメリットがあります。
6つの導入メリット
ダイレクトリクルーティングの導入により、自社を知らない学生への認知度を高めやすくなります。
また、事前に採用ターゲットをスクリーニングしてスカウトをおこなえるため、選考段階で採用ターゲット以外の選考工程を減らしやすくなります。
メリット
■ターゲット学生に直接アプローチできる
応募を待つだけでなく、個別にスカウトメールの配信ができる
■企業の認知度や規模に左右されにくい
企業から学生にアプローチできるため、「認知」してもらいやすい
■採用コストを削減しやすい
採用人数に応じたプランや採用が決まった場合のみ費用が発生する成功報酬型プランの活用により、採用単価を下げやすい
■潜在層へアプローチ可能
就職活動の開始前の低学年学生を企業イベントやインターンシップへの誘導がしやすい
■Z世代との親和性が高い
SNSやダイレクトメッセージに慣れている現代の学生にとって、ダイレクトリクルーティングは親しみやすい
■採用ターゲット以外の採用や内定辞退の抑止
採用ターゲットを事前にスクリーニングできるため、採用ターゲット以外の選考工数を減らしやすい
ダイレクトリクルーティングを新卒採用に導入する大きなメリットは、企業がターゲット学生をデータベースから探し出し、直接アプローチできることです。
そのため、学生の質にこだわった母集団形成を効率良くおこなえます。
また、企業の知名度や規模を問わず、積極的に学生へアプローチができるため、これまでなかなか出会えなかった幅広い層の学生とも接点を持てる利点があります。
たとえば、就職サイトでは自社を知らない学生や、まだ本格的に就職活動を始めていない学生と接点を持つことは難しい傾向があります。
しかし、ダイレクトリクルーティングの導入により自社を知らない層にもリーチできるため、より多様な学生に出会うチャンスが広がります。
さらに、Z世代の新卒学生にとってSNSやLINE、ダイレクトメールは日常的に利用しているなじみ深いツールです。
そのため企業とのコミュニケーションもこれらのツールを通じておこないやすく、ダイレクトリクルーティングは学生との親和性が非常に高い手法といえます。
採用コスト面では、ダイレクトリクルーティングは採用が決まった場合のみ費用が発生する成功報酬型のサービスが多いため、初期費用を抑えやすい採用手法です。
そして重要なメリットとして、学生1人ひとりと丁寧なコミュニケーションを重ねることで、学生の理解度や志望度が高まり、選考辞退や内定辞退、入社後の早期離職を減らしやすくなります。
3つの導入デメリット
ダイレクトリクルーティングのデメリットの1つに、スカウト活動の工数がかかる点が挙げられます。
デメリット
■採用担当者の工数が増える場合がある
スカウト候補者の選定やスカウトメールの送信作業に時間を割く必要がある
■スカウトメールの工夫が必要
採用ターゲットの興味・関心の深さや選考段階により、スカウトメールの内容を変更して個別に対応をおこなうことで、採用につながりやすくなる
■大量採用にはあまり適していない
基本的に個別対応をおこなうため、大量採用をおこなう際は人員の確保や作業時間の確保が必要
ダイレクトリクルーティングを導入する際のデメリットとして、採用担当者の工数が増加することと、大量採用には向いていない点が挙げられます。
理由は、ダイレクトリクルーティングが企業と学生が1対1でやり取りをおこなう採用手法であり、学生1人ひとりに合わせたスカウトメールの作成や個別対応が必要になるためです。
その結果、スカウトメールの内容を工夫したり、学生の興味や選考状況にあわせたコミュニケーションをおこなうノウハウが求められます。
そのため、ダイレクトリクルーティングは多くの学生を採用したい場合には適していません。
採用担当者の負担を軽減し、スカウトメールの効果を高めるためには、ターゲット学生の傾向や採用ニーズに合わせた定型文や、AIによるスカウトメール作成機能があるサービスの活用がおすすめです。
また、スカウト代行サービスを併用して、担当者がコア業務に集中しやすい環境を整えることも有効です。
3.新卒向けダイレクトリクルーティング比較一覧
キミスカやOffer Box、dodaキャンパスは新卒向けダイレクトリクルーティングとして知名度が高く、学生登録者数も多い特徴があります。
しかし、新卒向けダイレクトリクルーティングは数多く、サービスごとに学生層が異なるため、自社のターゲット学生が多く利用しているサービスの選定が重要です。
サービスの選定が重要な理由は、ターゲット学生が多いサービスの活用により、スカウト候補者の選定工数の削減につながりやすくなるからです。
また、企業が求める人物像や価値観に近い学生の採用をおこないやすくなるメリットがあります。
本記事では、新卒向けダイレクトリクルーティングサービスを、総合型、理系、ベンチャー系、上位校の4つにカテゴライズして解説します。
自社のターゲットがどのカテゴリーに分類されるかを見定めることで採用に最適なサービスを絞り込みやすくなります。
各サービスの学生層や特徴などを参考にしながら、まずはカテゴリーの比較と選定をおこないましょう。
サービス | カテゴリー | 詳細 | 料金 | スカウト通数 | 開封率 | 学生層 | 特徴 |
![]() | 総合型 | 採用枠プラン:75万円~/3名 | 1,200通~/月 | 43%~73.9% | ・約15万人(累計登録は83.4万人) | ・理系学生のなかには、専門職(IT・エンジニア・医薬)志向の学生が多い | |
![]() | 総合型 | 定額型:60万円~/3名(初年度限定プラン) | 200枠~ | 80%~ | ・約113万人(25年卒~28年卒の合計、2024年6月時点) | ・低学年からアプローチ可能 | |
![]() | 総合型 | 本サイト:70万円~ | 150通~/月 | 52% | ・60万人(累計登録は83.4万人) | ・通年型採用支援、合同企業セミナーと連動し、アクティブ層にアプローチしやすい | |
![]() | 理系 | 定額型:120万円~/通年 | 92通~/年 | 90% | ・11万人以上 | ・理系専門職採用に特化 | |
![]() | 理系 | 早期型プラン:75万円~/3名 | 早期型オファー120枠~ | 82% | ・約113万人(25年卒~28年卒の合計、2024年6月時点) | ・「情報系」「化学・物質系」「生物系」「機械系」を専攻する学生の割合が多い | |
![]() | 理系 | 「定額プラン」と「成功報酬プラン」 | 1,200通/年 | 80% | ・3万人以上・プログラミングスキルのある学生47% | ・プランにより専任コンサルタントが採用サポート | |
![]() | ベンチャー系 | 定額型:36万円~/6ヵ月 | 150通~/6ヵ月 | 75%~80% | ・409万人(中途含む) | ・IT/ベンチャー向けの採用に強い | |
![]() | ベンチャー系 | 定額型:36万円~/通年 | 600通~/年 | 80% | ・年間約4万人 | ・ベンチャー企業・成長企業に特化している | |
![]() | 上位校 | スカウトサービス:初期費用5万円+15万円/月~ | 50通~/月 | 70~75% | ・32万人以上 | ・口コミ情報を活かした採用支援就職サイト | |
![]() | ベンチャー系 | 無制限 | ▶要問合せ | ・26年卒約12万人、理系学生はエンジニア志望が多い | ・就活後期まで活動している優秀な学生にアプローチできる |
※2025年4月時点
サービスのカテゴリーを確認したあとは、カテゴリーごとにサービスの比較をおこないます。
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4.総合型の新卒ダイレクトリクルーティング比較一覧
総合型の新卒ダイレクトリクルーティングサービスにはキミスカ、dodaキャンパス、Re就活キャンパスが該当します。
総合型の新卒ダイレクトリクルーティングサービスは、文系学生だけでなく理系学生も利用しています。
全国の国公立、私立大学の学生が多く利用しているため、あらゆる業種、職種の新卒採用をおこないやすい特徴があります。
新卒の採用数が多い企業や地方採用・複数拠点の採用をおこなう企業などにおすすめです。
5.理系学生の採用に強い新卒ダイレクトリクルーティング比較一覧
理系の新卒ダイレクトリクルーティングサービスにはLab Base(ラボベース)、Offer Box(オファーボックス)、TECH OFFER(テックオファー)があります。
理系の新卒ダイレクトリクルーティングサービスは理系学生の登録割合が多く、機電系学生や情報系学生をはじめ、医療系や生物系学生をスカウトしやすい点がメリットです。
また、理系学生を集客しているサービスの中には、学生の研究内容を確認・検索できる機能を備えているものもあります。
サービス | カテゴリー | 詳細 | 料金 | スカウト通数 | 開封率 | 学生層 | 特徴 |
![]() | 理系 | 定額型:120万円~/通年 | 92通~/年 | 90% | ・11万人以上 | ・理系専門職採用に特化 | |
![]() | 理系 | 早期型プラン:75万円~/3名 | 早期型オファー120枠~ | 82% | ・約113万人(25年卒~28年卒の合計、2024年6月時点) | ・「情報系」「化学・物質系」「生物系」「機械系」を専攻する学生の割合が多い | |
![]() | 理系 | 「定額プラン」と「成功報酬プラン」 | 1,200通/年 | 80% | ・3万人以上・プログラミングスキルのある学生47% | ・プランにより専任コンサルタントが採用サポート |
特定の理系分野のサービスを扱う企業や、研究職、専門職採用、IT系職種の新卒採用をおこないたい企業は、スカウト候補者をより効率的に絞り込める理系採用に特化したサービスの導入がおすすめです。
6.ベンチャー系の採用に強い新卒ダイレクトリクルーティング比較一覧
ベンチャー企業向けの新卒ダイレクトリクルーティングサービスには、Wantedlyとチアキャリアがあります。
ベンチャー企業向けの新卒ダイレクトリクルーティングサービスには、就職条件としてやりがいを重視している学生や、企業理念への共感を重視している学生が多い点が特徴です。
ベンチャー系の新卒ダイレクトリクルーティングサービスは、企業規模や知名度に左右されにくい採用活動がおこないやすいため、中小企業やスタートアップ企業などにおすすめです。
7.上位校学生の採用に強い新卒ダイレクトリクルーティング
上位校学生向きの新卒ダイレクトリクルーティングサービスにはONE CAREER CLOUD(ワンキャリアクラウド)があります。
サービス | カテゴリー | 詳細 | 料金 | スカウト通数 | 開封率 | 学生層 | 特徴 |
![]() | 上位校 | スカウトサービス:初期費用5万円+15万円/月~ | 50通~/月 | 70~75% | ・32万人以上 | ・口コミ情報を活かした採用支援就職サイト |
上位校学生の採用に強い新卒ダイレクトリクルーティングサービスは、MARCHや早慶、東大京大などの上位校学生が多く、専門職や教育系職種などの採用をおこないたい企業におすすめです。
8.新卒ダイレクトリクルーティングサービス10選
新卒採用向けのダイレクトリクルーティングをサービスごとに紹介します。
1.キミスカ
キミスカはスカウト開封率が高く、就職活動の熱意が高い学生にアプローチしやすい特徴があります。
登録学生数は約15万人で、MARCH+関関同立26.7%と上位私大の学生も多数利用しています。
料金 | 採用枠プラン:75万円~/3名 |
スカウト | 1,200通~/月 |
開封率 | 43%~73.9% |
特徴 | ・理系学生のなかには、専門職(IT・エンジニア・医薬)志向の学生が多い |
キミスカのスカウト通数のミニマムは、3名枠プランの利用時の1ヵ月1,200通です。
キミスカのスカウトは3種類にわかれていて、「ゴールドスカウト」「シルバースカウト」「ノーマルスカウト」ごとに開封率が異なります。
それぞれ企業に付与される配信可能数は「ゴールドスカウト」が50通、「シルバースカウト」が150通、「ノーマルスカウト」は1,000通です。
2.dodaキャンパス
dodaキャンパスは大学1、2年生の低学年向けアプローチが可能です。
新規契約企業向けの初年度限定プランがあるため、ダイレクトリクルーティングによる採用がはじめての企業も導入しやすい特徴があります。
料金 | ・定額型:60万円~/3名(初年度限定プラン) |
スカウト | 200枠 |
開封率 | 80% |
特徴 | ・低学年からアプローチ可能 |
dodaキャンパスはスカウトメールにあたるつながり枠というオファーを利用します。
つながり枠とは、dodaキャンパス上で同時に選考を進めることができる人数のことです。
dodaキャンパスのつながり枠のミニマムは200枠で、初めてdodaキャンパスを利用する企業が利用できる初年度プランの3名枠と、通常定額制プランの3名枠が対象です。
3.Re就活キャンパス(旧あさがくナビ)
Re就活キャンパス(旧あさがくナビ)の会員数は60万人*¹を誇り、学生満足度調査では3年連続No.1*²を獲得しています。
「通年採用型」のサービスとして大学1~4年生の全学年を対象に、大学低学年からのキャリア形成支援やインターンシップ、採用活動までおこなえます。
*¹ 25年卒~ 28年卒実績(2024年7月時点)/*² 2022年~2024年 オリコン顧客満足度調査 逆求人型サービス 就活支援コンテンツ
料金 | ・本サイト:70万円~ |
スカウト | 150通~/月 |
開封率 | 52% |
特徴 | ・通年型採用支援、合同企業セミナーと連動し、アクティブ層にアプローチしやすい |
Re就活キャンパスのスカウト通数のミニマムは1ヵ月150通です。
「採用条件」、「学校情報」、「学生の特徴(希望する働き方など)」、「保有資格」の4つのカテゴリから学生のスカウトができます。
また、日本最大級の合同企業セミナー「就職博」に来場した学生の行動データをデータ化しているため、積極的に就職活動をしているアクティブユーザーにアプローチが可能です。
4.Lab Base就職(ラボベース就職)
Lab Base就職は理系学生に特化した国内最大級のダイレクトリクルーティングサービスです。
LabBase就職の最大の強みは、理系学生に最適化されたプロフィール項目にあります。
「研究概要」「研究の意義」「就職後に活かせるスキル」などの項目から、企業の専門分野や志向性に応じたピンポイントな検索ができます。
料金 | 定額型:120万円~/通年 |
スカウト | 92通~/年 |
開封率 | 90% |
特徴 | ・理系専門職採用に特化 |
Lab Baseのスカウト通通数「Starter」プランの92通からです。
スカウト通数はプランにより異なります。
LabBase就職はスカウト開封率が高いだけでなく、スカウト返信率40%*の高い実績を誇ります。
そのため、効率的な採用をおこないやすい特徴があります。
*2021年3月〜2022年5月実績
5.OfferBox(オファーボックス)
OfferBoxは理系学生が多く、MARCH・関関同立以上の学生が42%利用しています。
志望業界や志望職種などの希望条件に加え、過去の経験やプログラミングなどのスキル情報も選択が可能なため、ターゲットをスクリーニングしやすい特徴があります。
料金 | ・早期型プラン:75万円~/3名 |
スカウト | 早期型オファー120枠~ |
開封率 | 82% |
特徴 | ・「情報系」「化学・物質系」「生物系」「機械系」を専攻する学生の割合が多い |
OfferBox(オファーボックス)の早期型プランのオファー枠は120枠からです。
OfferBoxは「早期型プラン」「成功報酬型プラン」の2種類のプランがあり、オファー送信数はどちらのプランも「通数」ではなく「枠数」として利用数が限定されています。
①早期型プラン…採用広報解禁日前からオファーを開始
②成功報酬型プラン…採用広報解禁日以降のオファー開始
6.ONE CAREER CLOUD(ワンキャリアクラウド)
ONE CAREER CLOUDは登録者のうち東大/京大学生が95%以上を占めている、上位校学生の採用に強い就職サイトです。
就職サイトですが、掲載型とスカウト型があり、企業の採用戦略にあわせた採用がおこなえます。
インターンシップ期間や本選考期間に縛られずに、通年採用が可能です。
料金 | スカウトサービス:初期費用5万円+15万円/月~ |
スカウト | 50通~/月 |
開封率 | 70%~75% |
特徴 | ・口コミ情報を活かした採用支援就職サイト |
ONE CAREER CLOUDのスカウト通数はスカウトサービスの利用時、1ヵ月50通からです。
スカウトサービスには定額プランと成果報酬型プランがあり、定額プランは月間スカウト通数50通のプランと100通のプランから選択可能です。
定額プランの場合は25年卒から27年卒を対象にスカウトがおこなえます。
成果報酬型は利用期間とスカウト対象学年が限定されています。
7.Wantedly(ウォンテッドリー)
WantedlyはIT/ベンチャー向けの採用に強く、インターンシップ集客や中途採用も可能です。
企業理念や文化への共感を重視する学生が多いため、自社の理念や文化への共感度の高い人材をターゲットにしている企業におすすめです。
料金 | ・定額型:36万円~/6ヵ月 |
スカウト | 150通~/6ヵ月 |
開封率 | 75%~80% |
特徴 | ・IT/ベンチャー向けの採用に強い |
Wantedlyはライト、スタンダード、プレミアムの3つのプランで構成されています。
各プラン掲載期間を6ヵ月、12ヵ月、24ヵ月から選択可能で、長期間利用により1ヵ月あたりの料金がお得になります。
8.チアキャリア(CheerCareer)
チアキャリア「成長」「働きがい」「やりがい」を重視する意欲的な学生とのマッチングに強い就職サイトです。
チアキャリアには求人広告掲載とスカウト型採用の両方があります。
知名度が低く応募者集めに苦戦している企業や、リーダー候補となる優秀な人材を確保したい企業は、スカウト型採用の活用がおすすめです。
料金 | ・定額型:36万円~/通年 |
スカウト | 600通~/年 |
開封率 | 80% |
特徴 | ・ベンチャー企業・成長企業に特化している |
チアキャリアのスカウト通数はベーシックプラン600通からです。
より多くの学生にアプローチしたいときは、年間のスカウト通数が1,200通付与されるプレミアムプランがおすすめです。
9.TECH OFFER(テックオファー)
TECH OFFERはプログラミングスキルのある学生が多く、理系学生の採用に強いダイレクトリクルーティングサービスです。
ほかにも機械、電気・電子、材料、情報、計算科学、建築、土木、環境、物理、数学、天文、化学、生物系学生の採用に強い特徴があります。
料金 | 「定額プラン」と「成功報酬プラン」 |
スカウト | 1,200通/年 |
開封率 | 80% |
特徴 | ・プランにより専任コンサルタントが採用サポート |
TECH OFFERのスカウト通数は1200通で、「定額プラン」と「成功報酬プラン」があります。
詳細はお問い合わせください。
10.ABABA(アババ)
ABABAは他社の最終選考まで進んだ優秀な学生を効率的にスカウトできます。
ABABAパートナー企業からのお祈りメール経由で登録を勧められた学生や、最終面接まで進んだことを証明する書類を提出して承認された学生が登録しており、自社の採用要件と類似性が高く内定承諾の可能性が高い学生と効率的に接触可能です。
選考後期まで熱心な採用活動をおこなう学生が多く、スカウト承諾率は10%、内定承諾率は業界No.1の67.5%※1と、業界平均約25%を大きく上回る高水準です。
料金 | 通年採用プラン:初期費用10万円+成果報酬 |
スカウト | 無制限/スカウト代行無料 |
開封率 | ▶要問合せ |
特徴 | ・他社の最終選考まで残った優秀な学生をスカウトできる |
※1.ABABA調べ
スカウトメールは無料で代行の依頼が可能です。
自社でスカウトメールの作成、送信もできます。
ターゲット学生がどの企業の最終面接まで進んだのか確認できるため、学生の業界志望度や志向を見極めやすく、スカウト活動の負担を軽減しやすい特徴があります。
9.ダイレクトリクルーティングの新卒採用事例
キミスカとOfferBoxの採用事例を紹介します。
キミスカ導入の採用事例
ターゲットごとに送るスカウトのランクを変えることができるキミスカの導入により、ターゲットである上位校学生の目にとまりやすくなり、キミスカ経由での母集団形成につなげた事例です。
業界 | 不動産系 |
従業員数 | 100名~299名 |
上場・非上場 | 上場 |
採用エリア | 東京 |
こちらの企業の課題は、学生に業務イメージを伝えにくい点です。
1度学生と接点を持つことができれば採用成功につながりやすいものの、母集団の形成までに時間がかかる点も課題です。
そのため、採用ターゲットごとにスカウトのランクを変え、学生の属性にあった内容を訴求できるキミスカを導入しています。
キミスカは3種類のスカウトがあり、それぞれ開封率が異なります。
1ヵ月に50通送ることができるゴールドスカウトの開封率は約76.9%と高く、エントリー率も約36.1%の実績です。
また、1ヵ月に150通送ることができるシルバースカウトの開封率は約68.6%で、エントリー率は約26.8%です。
優先的に接触をしたい学生や自社に関心が高い学生にはゴールドスカウトを利用するなどの工夫により、母集団の形成を効率的におこなっています。
さらに採用管理・コミュニケーションツールのMOCHICA(モチカ)と採用代行サービスを掛け合わせて活用して、学生の取りこぼしを防止する施策も実施しています。
- 採用課題
- ・業務イメージの伝達
・母集団の形成
・採用工数の削減
・10名の採用
- 結果
- ・ターゲットごとにスカウトのランクを変えることで、スカウト段階での効率化を実現
・採用目標数10名に対し全体では18名、キミスカ経由では7名に内定出し
・キミスカを導入し採用時期を前倒しにすることで内定者フォローに十分な時間を割くことができた
キミスカの採用事例の詳細はこちら▶キミスカ導入の採用事例
OfferBoxの採用事例
エンジニア職を採用するにあたり、ターゲットである理系学生、情報系学生を獲得するために、OfferBoxを活用して採用に成功した企業の採用事例です。
業界 | IT業界 |
従業員数 | 300~499名 |
上場・非上場 | 非上場 |
採用エリア | 東京/愛知/大阪 |
クラウド技術とデータ・AIの活用により企業向けサービスを提供するIT企業です。
情報系学生で5名、営業職やデザイナー職を含めトータルで40名の採用計画があるなかで、エンジニア職の採用は学生の利用率が高く、スカウト配信のセグメントを細かく指定できるOfferBoxを活用しています。
ターゲット学生の母集団を形成に向けた1つ目の施策は、スカウトメールの配信時間の工夫です。
スカウトメールを全曜日の10:00-12:00に配信することで、昼休憩中の学生がスカウトメールを確認しやすくしています。
2つめの施策は、スカウトメールの内容の工夫です。
メッセージテンプレートの文字数を1,100文字ほどに凝縮し、時期にあわせた採用情報を記載しています。
インターンシップ時期であれば【インターンシップご招待】、本サイト時期であれば【選考免除】や【選考免除】などの文言を入れて学生の興味をひき、開封率を高めました。
さらに、OfferBox限定情報として、ほか媒体では一切公開していない情報を記載して、オファーの特別感を高めています。
- 採用課題
- ・理系学生、情報系学生、上位校の学生の母集団形成
・プログラミング知識のある学生の採用
・エンジニア職として5名の採用
- 結果
- ・情報系学生5名の採用目標に対して6名から内定承諾を獲得
・今まで獲得できていなかった上位校の情報系学生の採用が実現
・キミスカを導入し採用時期を前倒しにすることで内定者フォローに十分な時間を割くことができた
OfferBoxの採用事例の詳細はこちら▶OfferBox導入の採用事例
10.まとめ
新卒採用にダイレクトリクルーティングを導入したいときは、まず自社の採用ターゲット像を明確にして、どのようなサービスを利用しているのか見当をつけることが重要です。
総合型のサービスは多様な学生に広くアプローチできる一方、理系特化型のサービスは専門知識を持つ学生を効率的に採用できます。
ベンチャー志向の学生には、理念や文化への共鳴を重視するサービスが有効です。
また、上位校特化型は優秀層へピンポイントに訴求できます。
各サービスの特性を理解し採用ターゲットにあわせて使い分けることで、採用活動の質と効率を高めやすくなります。
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入社から一貫して新卒採用支援に従事し、中堅中小企業、ベンチャー企業を中心に新卒採用支援。社内広報も担当しており、出演したYoutube動画の再生回数は 100万回を突破。ブランディングや惹きつけ等のノウハウにも強み。
- 名前
杉村/新卒採用領域
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