エンジニア採用におすすめのスカウトサービス5選|選び方や成功のコツを解説
エンジニア スカウト

エンジニア採用には、スカウトサービスを利用するのが効率的です。
採用担当者の中には、どのスカウトサービスを利用すべきなのか悩んでいる方もいるでしょう。
本記事では
・スカウトメールの返信率を高めるポイント
・エンジニア採用でスカウトサービスを利用するメリット
・エンジニア採用で活用できるスカウトサービス5選
についてご紹介します。
スカウトサービスへの理解を深めることで、自社が求める優秀なエンジニアを効率的に採用できるようになるため、ぜひ本記事を参考にしてください。
目次
1.スカウトサービスの仕組み
スカウトサービスは、企業から求職者に直接アプローチをする採用支援サービスです。自社が採用したい人材を探し、個別で直接スカウトのオファー承諾を送る仕組みとなっています。
従来のような受動的な採用手法ではなく、能動的かつ個別にアプローチをかけられるのが特徴です。
スカウトサービスのデータベースから特定のスキルや経験を持つ求職者を選べるため、自社が求める優秀な人材をピンポイントで狙えます。採用したい人材に対して、自社の想いを直接伝えられることは大きなメリットと言えます。
スカウトサービスを採用手法として取り入れたことがなく、何をすれば良いかわからないと悩んでいる方もいるでしょう。
ネオキャリアでは、ダイレクトリクルーティングの基本情報を掲載した資料を提供しています。ぜひ参考にしてください。
2.エンジニア採用にスカウトが注目されている理由
エンジニアはほかの職種と比較しても採用競争が激しいため、企業が自らアプローチするスカウトが注目されています。
エンジニア採用にスカウトが注目されている理由について、詳しく解説します。
2-1.有効求人倍率が上昇している
エンジニア採用にスカウトが注目されている理由として、有効求人倍率の上昇が挙げられます。
厚生労働省の発表によると、エンジニアが含まれる「情報処理・通信技術者」の有効求人倍率は2024年9月時点で1.52倍となっています。
有効求人倍率とは、求職者1人あたりにどれだけの求人があるかを表した数値です。数値が1より大きい場合、求職者よりも求人数のほうが多いことを意味します。
このように、近年の採用市場は求職者優位の売り手市場であり、人材獲得競争が激化している状況です。
また、AIの発達によりエンジニアを必要としていなかった企業が、サービス開発やセキュリティ保守のためにエンジニア獲得に動き出しています。
一方、認知度の低い中小企業は人材を集めることが難しくなっているため、エンジニアに直接アプローチできるスカウト採用が注目されるようになりました。
出典:「一般職業紹介状況(令和6年9月分)」(厚生労働省)
2-2.エンジニア人材が不足している
エンジニア採用にスカウトが注目されている理由に、エンジニア人材の不足も挙げられます。
IT技術は発展し続けており、今後もIT関連市場規模が拡大する予測であることからエンジニアのニーズも高まり続けるでしょう。
一方で、IT分野は進化スピードが速く、次々と新しい技術が生まれているためエンジニア人材は慢性的に不足しています。そのため、採用競争が激しくエンジニア人材の採用難易度は非常に高い状況です。
従来の求人を出して応募を待つ手法では、競合他社に勝てずエンジニア人材を確保できなくなる可能性があります。
2-3.転職に対する意識が変化している
エンジニア採用にスカウトが注目されている最後の理由として、転職に対する意識変化が挙げられます。
数十年前まで日本企業において終身雇用への意識が高い傾向にありましたが、社会情勢や価値観が変化したことで一般的ではなくなりつつある状況です。近年では成長ややりがいを求め、前向きに転職を考える求職者が増えてきています。
今すぐに転職するつもりはなくとも、自身のキャリアアップのために転職サイトやスカウトサービスに登録している人も多いでしょう。
出典:「転職率の推移及び転職者の賃金変動」(厚生労働省)
3.エンジニア採用でスカウトサービスを利用する4つのメリット
スカウトサービスを利用することで転職活動に積極的な顕在層だけでなく、転職をするか決めかねている潜在層にもアプローチすることが可能です。
エンジニア採用でスカウトサービスを利用する4つのメリットについて、詳しく解説します。
3-1.自社が求める人材に直接アプローチできる
スカウトサービスを利用すると、求職者に対して直接アプローチできるのが最大のメリットです。
求人媒体での募集だと、自社が求める人材から応募があるとは限りませんし、そもそも応募すらない場合もあります。
スカウトサービスであれば、直接自社の魅力や求職者に対する熱意などを伝えられるため、自社が求める人材に興味や関心をもってもらいやすいです。
大手企業などほかの企業の広告に埋もれる心配がないため、認知度が低い企業であっても優秀なエンジニアと接触できる可能性があります。
3-2.潜在層にアプローチできる
エンジニア採用でスカウトサービスを利用することで、潜在層にアプローチできます。
専門知識や豊富な経験を持ちながらも、積極的には転職活動をおこなっていない優秀なエンジニアが多くいます。
求人媒体や人材紹介サービスでは、転職活動に消極的な人材と出会える機会があまりありません。スカウトサービスを利用すれば、転職潜在層にいるエンジニアに対してもアプローチが可能です。
まだ転職をするか決めかねているエンジニアに対してスカウトメールを送り、コミュニケーションの機会を得ることで優秀な人材を開拓できるでしょう。
3-3.採用コストを抑えられる
スカウトサービスを利用すると、採用コストを抑えられるメリットがあります。
なぜなら、メッセージ内容を工夫することで返信率や選考参加率が高まり、費用対効果の高い採用が可能だからです。
人材紹介会社や求人媒体に求人広告を掲載するためには膨大な費用がかかるうえ、自社にマッチする人材か見極めるためにの時間と労力も必要です。
スカウトサービスであれば気になるエンジニアにのみアプローチができるため、無駄が生じにくいのが魅力的です。
人材不足や需要増加などにより、他業種よりもエンジニアの採用コストは高い傾向にあります。
さまざまな料金形態のスカウトサービスがあり、自社にあった媒体を選定することで採用コストを抑えることが可能です。
3-4.良質な母集団形成ができる
エンジニア採用でスカウトサービスを利用すれば、良質な母集団を形成することが可能です。
自社が求める人材に対してのみ直接アプローチするため、ターゲットではない求職者からの応募が少なくなり、良質な母集団形成ができます。
母集団形成が成功すれば、自社とエンジニアとの間に生じるミスマッチ防止につながります。
また、現時点では転職意欲がないエンジニアとも接点を持てるため、アプローチによってエンジニアの転職意欲を高めて採用につなげることも可能です。
4.エンジニア採用でスカウトサービスを利用する際の注意点
スカウトサービスにはさまざまなメリットがある一方で、注意すべき点がいくつかあります。
エンジニア採用でスカウトサービスを利用する際の注意点を、詳しく解説します。
4-1.大量採用には向かない
スカウトメールは個別に対応するため、エンジニアの大量採用には向きません。
なぜなら、エンジニアを探す時間やスカウトメールの文面を考える手間など、求職者1人あたりに費やす時間が多いためです。
スカウトサービスの機能で、条件が一致する集団にまとめて送信もできますが、個別作成したメールよりも開封率や返信率が低くなります。
大量採用をおこなうのであれば、従来の求人広告や人材紹介サービスなどを併用することをおすすめします。
4-2.採用担当者のスキルに左右される
スカウトメールは、採用担当者のスキルに左右されやすい傾向にあります。
スカウトする人材を抽出し、スカウトメールの文面を考えるなど、さまざまなスキルが求められるため採用担当者によって成功率が変動するためです。
とくに、エンジニアは専門知識を深く理解しているため、誤字があると信頼を失うおそれがあります。
採用活動の質にムラが生じないように、ノウハウを蓄積したり文面の雛形を作っておくのが良いです。
4-3.採用業務の量が増える
エンジニア採用するためにスカウトサービスを利用すると、結果として採用業務の量が増えるのがデメリットです。
メッセージの考案や自社が求めるエンジニアの選定、定期的なフォローメールの送付など、多くの作業コストがかかります。
また、優秀なエンジニアであるほど採用競争が多くなるため、レスポンスが遅れると競合他社に奪われる可能性があります。
自社内のリソースが足りていない場合は、採用代行を利用するのも1つの手段です。
ネオキャリアでは、エンジニア経験者を擁する採用支援チームによるスカウト代行を承っています。ぜひ、気軽にご相談ください。
5.エンジニア採用で活用できるスカウトの手法
エンジニアに直接アプローチできるスカウトにも、さまざまな手法があります。エンジニア採用で活用できるスカウトの手法を、詳しく解説します。
5-1.ダイレクトリクルーティング
ダイレクトリクルーティングは、自社が求める人材に直接アプローチする採用手法です。専用のプラットフォームを通じて、優秀なエンジニアに直接メッセージを送れます。
転職活動を実施していない潜在層にも接点が持てるうえ、会社の知名度に左右されない点が強みです。
一方で、ターゲット抽出やメール内容作成などで採用業務量が増えてしまうデメリットもあります。業務負担を軽減するためには、ダイレクトリクルーティングを運用する担当者を設けるのが良いです。
5-2.求人サイト
エンジニア採用で活用できるスカウトの手法として、求人サイトに実装されているスカウト機能が挙げられます。
求人サイトにはスカウト機能が付帯しているケースがあり、求人広告の掲載と同時に求職しているエンジニアに直接アプローチすることが可能です。
求人情報の閲覧履歴などのデータをもとに、自社に興味を持っているエンジニアを探し出せます。
ただし、採用できなかったとしても掲載料を支払う必要があるため、エンジニア採用が失敗した場合のリスクが大きいです。
エンジニアに特化しており、自社の採用予算に適した求人媒体を選びましょう。
5-3.SNS採用
エンジニア採用で活用できるスカウトの手法には、SNS採用も有効です。
SNS採用はSNSを活用して、幅広い層にアプローチをおこなう採用手法です。
低コストで採用活動でき、SNSの投稿から書面や面接だけでは把握しきれない求職者の性格や価値観を確認できます。
SNSは拡散力が強いため、転職潜在層にもアプローチが可能です。
ただし、転職や就職活動目的のサービスではないため、効果を得るには時間がかかります。継続的な運用やコンテンツ制作が必要なので、リソースを確保しましょう。
6.エンジニア採用に活用できるスカウトサービス5選
エンジニア採用に活用できるスカウトサービスとして、以下の5つが挙げられます。
・BizReach(ビズリーチ)
・Wantdly(ウォンテッドリー)
・Green(グリーン)
・Paiza(パイザ)
・Findy(ファインディ)
ターゲットや提供しているサービスが異なるため、採用基準を明確にしたうえで自社に適したスカウトサービスを選択することが重要です。
スカウトサービス5社の詳細を解説します。
6-1.BizReach(ビズリーチ)
- BizReachの特徴
・BizReachは国内最大級のハイクラス転職サイトで、独自審査に合格した求職者のみが登録できるのが特徴です。
・審査によって担保された優秀な人材に直接アプローチできるため、即戦力かつ高いスキルを持ったエンジニアを採用したい場合におすすめです。
・求職者の情報を参考にしたうえでスカウトメールを送信できるため、採用後のミスマッチを軽減できます。
6-2.Wantedky(ウォンテッドリー)
- Wantedlyの特徴
・Wantdlyは給与や待遇などの雇用条件ではなく、やりがいや企業ミッションへの共感を重視してマッチングさせるサービスです。
・自社の魅力を最大限にアピールすることで、仕事を自己実現の場と捉える優秀な人材を集められます。
・自社の理念に共感したエンジニアを採用したい場合におすすめです。
6-3.Green(グリーン)
- Greenの特徴
・Greenは、ITやWeb系経験者の人材採用を得意としてるサービスです。
・登録者の約60%がITやエンジニア経験者であり、20〜30代の若手層が多く利用しています。
・初期費用以降は成功報酬のみとなるため、採用コストを抑えながらエンジニアを採用したい場合におすすめです。
6-4.Paiza(パイザ)
- paizaの特徴
・Paizaは、技術力が高いエンジニアが多く登録されている求人サイトです。
・プログラミング問題がDランクからSランクまで用意されており、問題を解くことで求職者にランクが付与されます。
・技術レベルを理解したうえでエンジニアを採用したい場合におすすめです。
6-5.Findy(ファインディ)
- Findy Enterpriseの特徴
・Findyは、ITエンジニアに特化したリクルーティングサービスです。
・独自開発されたAI分析によって、企業側が求めている人材と求職者がマッチングするか調べられます。
・採用活動の工数削減に役立つ機能が充実しているため、採用活動をスムーズに進めたい場合におすすめです。
サービスの種類が多くてよくわからないと悩んでいる方に向けて、ネオキャリアではダイレクトリクルーティングサービスの機能や料金体系を徹底比較した資料を提供しています。ぜひ参考にしてください。
下記の記事では、今回解説した5社を含めたITエンジニアスカウトサービス16社を紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてください。
7.自社に適したスカウトサービスを選ぶ5つのポイント
スカウトサービスは、ただ闇雲に選ぶのではなく自社のニーズを満たすサービスを選ぶことが重要です。
自社に適したスカウトサービスを選ぶ5つのポイントを、詳しく解説します。
7-1.各媒体を比較したか
自社に適したスカウトサービスを選ぶうえで、各媒体を同じ項目で比較して自社にとって使いやすく、十分な人数の採用ができそうな媒体を選ぶことが大切です。
アクティブに動いている登録者数や料金体系、登録している年齢層など、採用活動をおこなううえで重要な項目をピックアップして、客観的な情報を集めましょう。
とくに、エンジニア採用においては、スキルや実務経験が入社後の仕事内容の選定に直結します。どの媒体に自社が求める人材が多くいるのか、調査して把握することが重要です。
各媒体の特徴や機能を十分に比較し、自社に適したスカウトサービスを選ぶことがエンジニア採用を成功させるカギといえます。
7-2.自社が求める人材が存在するデータベースを選べるか
自社に適したスカウトサービスを選ぶポイントとして、自社が求める人材がサービスのデータベース内にどのくらい存在するのかという視点が重要です。
エンジニア採用に特化したスカウトサービスを利用すれば、効率良く自社が求める人材を見つけ出せます。
しかし、登録人数が多くても、実際に活動している求職者が少なければ意味がありません。登録人数だけでなく、アクティブユーザー数も見ることが大切です。
また、媒体によって登録されているユーザー層が異なるため、自社の採用ターゲットを明確にしておくのが良いです。
7-3.利便性に優れているか
利便性に優れているかも、自社に適したスカウトサービスを選ぶうえで重要なポイントです。
なぜなら、スカウトサービスが利便性に優れていると、業務効率化に大きく寄与するためです。
ユーザーインターフェースの使いやすさ、カスタマイズ性の高さ、自社の採用基準や採用プロセスに合わせた設定が可能かなどを重視しましょう。
また、自社が求める人材を迅速に見つけるために、ターゲットを絞れる検索軸があるかなども調べると良いです。
7-4.開封率や返信率が高いか
自社に適したスカウトサービスを選ぶポイントとして、開封率や返信率が高いことも挙げられます。
なぜなら、求職者からの開封率や返信率が高いことは、媒体が多くのアクティブユーザーを抱えていることを示しているためです。
アクティブユーザー数が多ければ、送信したスカウトメールに自社が求めるエンジニアが返信する可能性が高まります。自社情報や魅力をどれだけ記載できるかも重要です。媒体での見え方や掲載情報量も、必ず確認しましょう。
また、媒体が求職者にとって使いやすいのかも意識してください。使いにくい媒体では、求職者が離れていってしまう可能性があります。アプリの評価などを見ると、媒体の使い勝手や評判がわかることもあるためチェックしましょう。
7-5.採用コストと見合っているか
採用コストと見合っているかも、自社に適したスカウトサービスを選ぶうえで重要なポイントです。
スカウトサービスの料金体系は、定額型、従量課金型、成果報酬型の3つに分けられます。
以下に、スカウトサービスの料金体系を表にまとめました。
料金体系 | 特徴 | ||
定額型 | 一定期間と金額でサービスを利用できるタイプ。 大量採用や継続的な採用をおこなう場合に効果的。 | ||
従量 課金型 | 依頼した業務量に応じて料金が加算されるタイプ。 スカウト業務の委託が可能。 | ||
成果 報酬型 | 人材を採用するごとに報酬を支払うタイプ。 サービスを使用しない間は費用が発生しないため、経費削減が可能。 |
どの料金体系が自社のニーズと合っているのか、確認することが大切です。
自社のエンジニア採用方針の課題がわからず、エンジニア採用が上手くいかないと悩んでいる方もいるでしょう。
ネオキャリアでは、元エンジニアが在籍するエンジニア採用専門チームによって、最適な採用施策を提案しています。ぜひ、気軽にご相談ください。
8.エンジニア採用のスカウトメールで返信率を高めるポイント
スカウトメールで返信率を高めるには、一人ひとりに合ったメッセージを送信するなど工夫が必要です。
エンジニア採用スカウトメールで返信率を高めるポイントについて、詳しく解説します。
8-1.思わず開封したくなる件名にする
自社が求める人材から興味を持ってもらうためには、メールの件名が魅力的になるよう工夫しましょう。
優秀なエンジニアは、連日のように多くの企業からスカウトメールが届くため、ありきたりな件名では興味を持ってくれません。
件名の第一印象で求職者の心を掴むことが大切です。求職者の名前や雇用メリットが一目でわかるような件名にすると、興味をもってもらえるでしょう。
そのためには、自社の強みをはっきりさせておきましょう。安定感、働く環境、給料など、自社の強みを全面に押し出していくことが重要です。
8-2.求職者一人ひとりに合ったメッセージを送る
スカウトメールはテンプレートのような誰にでも当てはまる内容ではなく、求職者に合わせて個別の文面を作成することが重要です。
ただし、工数との兼ね合いもあるため、テンプレートで送る場合とそうでない場合を見極めましょう。
また、送った通数によって件名や内容を変えることもよいでしょう。「見ていただけたでしょうか。あきらめきれず再度お送りさせていただきました」などの文を入れ、初回では訴求しきれなかった点などをアピールすると効果的です。
8-3.求職者目線に立ちながら自社の魅力を伝える
エンジニア採用スカウトメールで返信率を高めるには、求職者目線に立ちながら自社の魅力を伝えることも重要です。
求職者は雇用条件はもちろん、働き方や企業文化、スキルアップできるかどうかなどに注目します。
ただし、情報を盛り込み過ぎると求職者にストレスを与えてしまうため、メール冒頭に必要な情報を簡潔に記載することを意識しましょう。採用ターゲットが求めているであろう、自社の特徴や魅力を具体的にアピールします。
そのうえで、自社の企業情報が掲載されているコーポレートサイトや採用サイトへつなげる流れにすると効果的です。
エンジニア採用においては専門知識が必要になるため、エンジニアに関する知識が不足していると採用活動を成功させることは難しいです。
エンジニア採用で人事に必要な知識を紹介しているので、気になる方はぜひ下記記事を参考にしてください。
8-4.適切な時間帯にスカウトメールを送る
エンジニア採用スカウトメールで返信率を高めるには、適切な時間帯にスカウトメールを送ることが大切です。
とくに、一般的な出勤時間帯である8~9時や、退社時間帯である17~18時だと開封される可能性が高いです。早朝や深夜にスカウトメールを送ってしまうと、マナー違反となるうえ残業が多いブラック企業だと思われる可能性があります。
また、休日にメール送信するのも避けましょう。送信予約機能を利用して、平日や適切な時間帯に送るよう設定すると良いです。
スカウト文を改善したいけれど、どうしたら良いかわからないと悩んでいる方もいるでしょう。
ネオキャリアでは、エンジニア採用におけるスカウト文改善ポイントなどが記載された資料を提供しています。ぜひ参考にしてください。
8-5.アクティブ率の高い人に送る
エンジニア採用スカウトメールで返信率を高めるのであれば、アクティブ率の高い人に送りましょう。
媒体へのログイン頻度が低いエンジニアにスカウトメールを送っても、そもそも開封すらされない可能性が高いです。ログイン頻度が高い求職者ほど、転職活動に意欲的だと言えます。
媒体によってはログイン率やスカウトの返信数、オファーを受けている会社の数などがわかる場合があります。
客観的なデータを駆使しながら、転職を具体的に検討しているユーザーを狙うと、返信率を高められるでしょう。
9.エンジニア採用に効果的なスカウトメールの例文
スカウトメールを作成する際は、他社と差別化できるポイントをアピールするなど、文面を工夫することが重要です。
エンジニア採用に効果的なスカウトメールの例文を、詳しく解説します。
9‐1.スカウトメール例文1
件名にアピールポイントを入れることで他社と差別化を図ることが可能です。
本文の冒頭にも、続きを読みたくなるようなアピールポイントを記載しましょう。具体的な数字を示すと訴求力が高まり、求職者の納得感が強まります。
以下で、スカウトメール例文を紹介します。
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【件名】
有給取得率95%の働きやすい環境をご用意しています。ぜひ一度お会いしませんか?
【本文】
<手厚い待遇をご用意>
- フレックス制度、リモートワークあり(現在85%の社員がフルリモート中)
- 有給取得率95%、平均残業時間10時間/月
- 住宅手当、家賃補助、在宅勤務手当などあり
はじめまして、突然のご連絡となり失礼いたします。
〇〇社のエンジニア部門の部長をしております〇〇と申します。
〇〇様のご経歴を拝見し、システムエンジニアとして当社にお力添えいただきたいと思いご連絡させていただきました。
ご興味をもっていただけましたら、ぜひご面談の機会をいただけますと幸いです。
Web面接または直接のご来社、どちらでも構いません。
ご来社の際は、実際に社内を見学していただき弊社について知っていただけたらと思います。
具体的な業務内容や会社の詳細についてお知りになりたい場合は、弊社ホームページをご覧いただけると幸いです。
〇〇社ホームページ
https://~
〇〇様からのご応募を、心よりお待ちしております。
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9‐2.スカウトメール例文2
求職者の経歴やスキルを把握し、どのように魅力的に感じたのかアピールしましょう。
どのポジションで活躍してほしいのかや、具体的な業務内容を記載すると効果的です。また、件名や冒頭で代表を名乗ることで、特別感を演出できます。
以下で、スカウトメール例文を紹介します。
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【件名】
〇〇のスペシャリストとして活躍しませんか?【株式会社〇〇代表〇〇】
【本文】
はじめまして、突然のご連絡となり失礼いたします。
株式会社〇〇代表取締役の〇〇と申します。
〇〇様のご経歴を拝見し、〇〇の開発経験をお持ちのことや案件の主担当としてチームを指揮されている点に魅力を感じました。
〇〇様には、ぜひ〇〇のスペシャリストとして開発業務をお任せしたいと考えております。
また、将来的にはマネジメントもご経験されたいとのことなので、ゆくゆくはEMなど組織を牽引するポジションもお任せしたいです。
ご興味をいただけましたら、ぜひ下記のリンクより詳細な求人情報をご覧ください。
https://~
お会いできることを心から楽しみにしております。
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スカウト文にはいくつか押さえるべきポイントがありますが、返信率が改善されず採用につながらないと悩んでいる方もいるでしょう。
ネオキャリアでは、スカウト文のノウハウご提供やダイレクトリクルーティング代行を承っています。ぜひ、気軽にご相談ください。
10.エンジニア採用を成功させる5つのコツ
エンジニア採用を成功させるには、採用ペルソナを明確化するなど工夫が必要です。
エンジニア採用を成功させる5つのコツを、詳しく解説します。
10-1.採用ペルソナを明確化する
エンジニア採用を成功させるには、採用ペルソナを明確化することが重要です。
採用ペルソナが曖昧だったり、現場が求めている人物像の認識が一致していなかったりすると、ミスマッチが生じて早期退職につながるおそれがあります。
ペルソナ設計をすることで訴求すべきポイントを把握でき、採用したい人物像の認識が一致します。
現場エンジニアや経営層にヒアリングしてからペルソナを設計すると、自社が求める人材へ的確にアプローチできるうえ採用ミスマッチを防止することが可能です。
しかし、どのようにペルソナ設計をすれば良いかわからない方もいるでしょう。
採用ペルソナの作り方について解説しているので、気になる方はぜひ下記記事を参考にしてください。
10-2.競合他社を分析する
競合他社を分析することで、エンジニア採用を成功させる確率を高めます。
競合他社への理解を深めると、自社の立ち位置や他社との差別化できるポイントが明らかになります。
WebサイトやSNSから他社の情報を収集し、給与や雇用条件、アピールポイントなどを分析しましょう。
3C分析やSWOT分析などフレームワークを活用することで、効率的に競合他社を分析することが可能です。
10-3.自社の強みを分析する
エンジニア採用を成功させるコツとして、自社の強みを分析することが挙げられます。
自社の強みを分析し求職者に効果的にアピールできれば、求職者が自社に入社するメリットを感じたり、入社後のイメージを描きやすくなったりします。
自社の強みを分析するためには、社内アンケートの実施や競合他社との比較分析、顧客のフィードバックなどが有効です。
客観的なデータと主観的な意見を合わせて分析することで、自社の優位性が明確になり、自社の確かな強みを見つけられます。
10-4.自社のニーズに合った媒体を選ぶ
エンジニア採用を成功させるには、自社のニーズに合った媒体を選ぶことが重要です。
同じエンジニア採用に特化した媒体でも、特徴や強みはそれぞれ異なります。
例えば、新卒や第二新卒に特化したサービスや、ハイキャリア人材に特化したサービスなどがあります。
採用ペルソナと各媒体の特徴を照らし合わせ、自社が求める人材が利用している媒体を選択しましょう。
また、スカウトサービスを利用するためには相応のコストがかかるため、自社の採用予算を確認したうえでサービスを選ぶことが大切です。
10-5.スカウト以外の採用方法も検討する
エンジニア採用を成功させたいけれど社内リソースが足りない場合は、スカウト以外の採用方法も検討することが大切です。
求職者へ直接アプローチできるスカウトサービスは、採用活動の質を高められる一方で、工数がかかるため採用業務を圧迫するおそれがあります。
そのため、採用担当者の負担を考えながら、スカウト以外の採用方法を検討する必要があります。
人的リソースが足りていない場合は、外部サービスに委託するのも1つの手です。
ネオキャリアでは、元エンジニアが在籍するエンジニア採用専門チームによる採用支援をしており、エンジニア採用の戦略立案や媒体選定などをおこなっています。
エンジニア採用に関するさまざまな相談も受け付けていますので、ぜひお問い合わせください。
11.まとめ
エンジニア採用では、企業から求職者に直接アプローチをするスカウトサービスが効果的です。
積極的に転職活動している人材や転職潜在層に対して接点を得ることで、優秀なエンジニアを採用できる可能性があります。
採用ペルソナや採用基準を明確にしたうえで、自社に適したスカウトサービスを選ぶことが重要です。
一方、スカウトサービスを利用すると、採用業務量が増えるため採用担当者に負担がかかります。
ネオキャリアのエンジニア採用アウトソーシングを活用すると、スカウト配信など手間のかかる業務を委託することが可能です。
まずは、お気軽にお問い合わせください。

アウトソーシングを通して本質的課題の解決を
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- 名前
小泉/アウトソーシング関連
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