エンジニア採用代行サービスを徹底解説|導入のメリットや3つの選定ポイントをご紹介

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新卒・中途採用

AIやIoT、DX化という言葉が話題になる中、実現のために欠かせないのが技術を推進するエンジニアの存在です。また、世の中を便利にしたり、生活を豊かにする多くのものがITによって成り立っていることからも、エンジニアの存在がいかに必要不可欠であるかがわかります。

 

本記事では、

・エンジニア採用の現状と企業が抱える課題
・エンジニア採用代行サービスが注目されている背景
・エンジニア採用代行サービスのメリット・デメリット
・エンジニア採用代行サービスを選ぶ3つのポイント

について、ご紹介します。

 

 

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・エンジニア採用代行・アウトソーシングについて知りたい
・エンジニア採用代行の具体的な料金や事例について知りたい
・エンジニア採用がうまくいかず知識がある人に助けてほしい

1. エンジニア採用の現状と企業が抱える課題

 

 「エンジニアが採用できない」「自社の採用ニーズとエンジニアが求めている条件が合わない」という声は時代とともに高まっています。そもそも、なぜエンジニアの需要が高まっているのでしょうか。まずは、エンジニア採用の現状から見ていきましょう。

1-1.エンジニア採用市場の最新動向

 厚生労働省が発表した「一般職業紹介状況(2022年6月)」の統計表によると、パートタイムを除く職業別データの「情報処理・通信技術者」の新規求人倍率の直近のピークは、2019年12月の4.75倍でした。その後コロナ禍を受け、2020年4月には2.38倍まで低下しています。さらに、3度目の緊急事態宣言が発令された2021年4月には2.15倍まで低下したものの、少しずつ右肩上がりとなり、2022年6月時点では3.63倍まで回復しています。このことから、情報処理・通信技術者すなわちエンジニアに対する企業の採用意欲はコロナ前に近い水準まで戻りつつある現状がうかがえます。

1-2.エンジニア採用の現状

そんな中、エンジニア採用の難しさを訴える声は後を絶ちません。そこには、そもそもエンジニアの母数自体が少ないという現状があります。2018年時点で既に22.0万人のエンジニアが不足するといわれていましたが、2025年には最大で58.4万人、2030年には最大78.7万人が不足(※)することが予想されています。

※出典:経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年3月)

1-3.エンジニア採用において企業が抱える課題

そこに追い打ちをかけているのが、企業間の採用競争の激化です。エンジニアは売り手市場が続いており、多くの企業で優秀な人材が必要とされています。DX化推進の背景もあり、ITを活用する仕組みが浸透するまでは、エンジニアのニーズは今後もなくなることはないでしょう。

また、企業が求める技術や人材要件とのミスマッチが生じていることも、エンジニアの採用難を加速させています。日々新しい技術が生まれるITの世界では、開発環境やツール、フレームワークも進化し続けています。そのため、エンジニアが持つ技術やスキル、そのほかの要件の見極めは決して容易ではなく、採用担当者のエンジニアスキルに関する知識不足によってミスマッチが生じているケースも少なくありません。

採用の難易度が高いだけに、書類選考や面談でのスクリーニングなど選考過程において採用担当者の負担が大きいことも現状です。業務過多により応募者と向き合う時間が十分に確保できず、長時間労働やパフォーマンスの低下を招きかねません。優秀なエンジニアを人材を限られた工数で採用するためには、採用業務の効率化も急務といえます。

2.エンジニア採用代行サービスとは

 

ここでは、エンジニア採用代行サービスについて解説します。

2-1.エンジニア採用代行サービスとは

優秀なエンジニアを採用するための手法として、近年注目されているのが、エンジニア採用代行サービスです。エンジニア採用に精通したプロが採用をサポートするため、自社の採用工数の削減だけでなく、エンジニア採用の大きな課題であるミスマッチの削減にもつながります。採用代行会社によってはエンジニア業務経験を持つスタッフが在籍しており、より精度の高いマッチングが期待できます。

2-2.エンジニア採用代行サービスに依頼できること

次に、エンジニア採用代行サービスの具体的な中身について見ていきましょう。

採用計画の立案

自社のニーズに合ったエンジニアを採用するために欠かせないのが、ペルソナの設計です。採用したい人物像を明確することで、自社内における採用のミスマッチを防ぐことできます。ここで重要なのが、採用担当者の独断ではなく、現場のエンジニアの視点を取り入れることです。エンジニア採用代行サービスの場合「エンジニアにとって魅力に感じられるか」というプロの知見を踏まえながら自社の魅力づけや候補者へのアピールポイントを具現化できます。

スクリーニング

自社の採用基準にあわせて応募者をふるいにかけるスクリーニングは、採用担当者の工数を圧迫する工程のひとつです。採用担当者の知識不足から合否の判断にかなりの時間を要するケースもあるでしょう。エンジニア採用代行サービスでは、スクリーニングの依頼も可能です。エンジニア採用に精通したプロに委ねることで、マッチング精度の向上にもつながります。

面接

採用担当者がITに関する十分な知見を持っていない場合、応募者のスキルを正しく判断できず、ミスマッチにつながってしまうこともあります。その点、エンジニア採用代行サービスを利用することで、短期間で多くの応募者の選考が可能になります。言語・フレームワーク・ツールなど、具体的な経験やスキルをすり合わせる上でも、ITに精通したプロの視点に勝るものはありません。

内定者フォロー

内定者のモチベーション維持や自社へのロイヤリティ向上のためにも、エンジニア採用代行サービスは効果的です。内定から入社までの期間に勉強会や交流会をおこなう場合は、内定者に対して日程調整や研修への誘導を依頼することも可能です。内定者と採用担当者の橋渡し役として、内定者の辞退防止やさらなるスキルアップが期待できます。

 

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このような企業様におすすめ!

・エンジニア採用でダイレクトリクルーティングを手法としている
・エンジニア採用をしたいが最適な媒体がわからない
・エンジニアの母集団形成に課題がある

3.エンジニア採用代行サービスのメリット・デメリット

 

さまざまな社会的背景があるとはいえ、企業にとってエンジニアの存在が必要不可欠であることには変わりはありません。生産性向上や高いマッチングが期待できるエンジニア採用代行サービスですが、導入にあたってはメリットやデメリットも正しく理解しておきましょう。

3-1.エンジニア採用代行サービスのメリット

市場動向を踏まえた採用計画を実行できる

採用計画を立てる際は、エンジニアの動向やエンジニアを取り巻く社会情勢など、広い視点でのリサーチ・分析が欠かせません。加えて売り手市場であるエンジニアの採用においては、ほかの業種や職種とは異なる観点での手法が求められます。エンジニア採用代行サービスをおこなっている企業の多くは採用市場における豊富なデータを保有しているため、データに基づいた採用計画の立案が可能です。

エンジニアに関する豊富な知見が得られる

応募者のスキルを見極めるためには、選考の際に応募者に対して技術に関する専門的な質問を投げかける必要があります。業務内容への理解力を判断するためにはこれまでの開発経験を、応募者の現状のスキルや技術の精通度を知るためには、言語やツールについての質問が必須です。採用担当者がエンジニアの基礎知識を持っていない場合、エンジニア採用代行サービスを利用することで、マッチング精度の向上が期待できます。

豊富な選択肢の中から自社にあった採用手法を実行できる

エンジニア採用には、求人広告、ダイレクトリクルーティング、転職フェア、人材紹介、リファラルなど、さまざまな採用手法があります。それぞれに強みがあるため、採用コストや入社までの期間などを考え、適切な手法を選択することが大切です。エンジニア採用代行サービスを利用することで、採用課題や求める人材像に適した採用手法の見極めはもちろん、複数の手法を組み合わせながら採用活動を進めることが可能です。

 

3-2.エンジニア採用代行サービスのデメリット

費用が割高になるケースがある

エンジニア採用代行サービスの費用には、採用代行会社の担当者の人件費や担当者をサポートするための諸経費が含まれます。そのため依頼する業務の幅によっては、社内の人件費と比較して割高になるケースもあります。エンジニア採用代行サービスを利用する際は、業務内容や実施期間を明確にしておかないと、結果的に費用が上がってしまうことがあるので注意が必要です。

自社に採用ノウハウが蓄積されない

エンジニア採用代行サービスでは採用難易度が高いエンジニアを効率良く採用できる反面、採用ノウハウが自社に蓄積されにくくなります。採用代行会社に任せきりにすることで、サービスを利用しなくなった場合に自社だけでは採用活動が回らないという事態になりかねません。そのため「自社のエンジニアを採用している」という点を常に念頭に置き、定期的に採用代行会社の担当者とコミュニケーションをとることが必要です。エンジニア採用代行サービスのノウハウを吸収するという意欲的な姿勢を持ち、自社の採用担当者のスキル向上にもつなげるようにしましょう。

応募者とのコミュニケーションが希薄になる

エンジニアに限らず、入社した人材の定着率を高めるには採用担当者とのコミュニケーションが不可欠です。エンジニア採用代行サービスを利用することで、応募者が自社の社員と関わる機会が少なくなるため、定着率に影響する場合があります。特に急速なリモートワーク化が進んだ今は、多くの企業で直接顔を合わせるコミュニケーションが不足しています。選考中から自社のエンジニアと交流する機会を設けるなど、エンジニアが入社後も安心して働き続けるための環境づくりが求められます。

 

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  • エンジニアの採用に苦戦している
  • エンジニアの増員が急務である
  • 採用担当者がエンジニアの仕事に精通していない
  • ペルソナが明確になっていない
  • 応募者のスキルの見極めができていない
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このような企業様におすすめ!

・エンジニア採用代行・アウトソーシングについて知りたい
・エンジニア採用代行の具体的な料金や事例について知りたい
・IT人材採用の成功事例・パターンを知りたい

4.エンジニア採用代行サービスを選ぶ3つのポイント

 

最後に、エンジニア採用代行サービスを選ぶ3つのポイントについてご紹介します。

4-1.実績

お金をかけてエンジニア採用代行サービスを利用するからには、自社以上にノウハウを持っていなければ意味がありません。実績においては、数だけでなく自社と同じような規模の企業の成功事例があるかが重要になるため、採用代行会社のホームページで紹介されている過去の実績や口コミを入念にチェックしましょう。

4-2.採用手法の幅広さ

時代とともにエンジニアの採用は多様化しており、ソーシャルリクルーティングや自社を一度退職した人材を再雇用するアルムナイ採用など、トレンドの移り変わりも激しいのが現状です。そのため、採用代行会社が限られた採用手法にしか対応していない場合、依頼したい業務の一部しか依頼できない可能性があります。エンジニア採用代行サービスを選定する際は、業務範囲や最新の採用手法を取り入れているかも確認するようにしましょう。

4-3.対応の柔軟性

自社の採用方針やルールに合わせて、臨機応変に対応できるかも重要な比較ポイントです。初めてエンジニア採用代行サービスを利用する場合、依頼業務が曖昧なままスタートしてしまい運用中にイレギュラーが生じることもあるでしょう。想定外の事態に対して柔軟に対応してもらえるか、またプロの視点で問題点の指摘や改善提案をしてもらえるかも大切なポイントです。

 

5.まとめ

本記事では、エンジニア採用代行サービスについて解説しました。採用難易度が高く引く手あまたであるエンジニアは、ほかの職種の採用に比べて採用工数も大きいのが現状です。だからこそ、エンジニア採用代行サービスが価値を発揮するのではないでしょうか。エンジニアが採用できない、エンジニア採用における知見や最新動向を知りたいという企業にとって、本記事が採用成功の一翼を担う存在になれば幸いです。

 

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この事例・記事に関わった営業担当

アウトソーシングを通して本質的課題の解決を

新卒・中途・アルバイト領域の採用コンサルティングおよびアウトソーシングのご支援をしております。エンジニア採用支援の実績も多数あります。培った採用ノウハウをもとに、企業様の課題に合わせたプランニングが得意です。コスト削減や母集団形成などでお困りの際はご相談ください。

名前

小泉/アウトソーシング関連

得意領域
  • アウトソーシング

  • 業務効率改善

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