エンジニア採用が難しい5つの理由と採用のコツ【採用トレンドと成功事例も解説】

中途採用

エンジニア採用が難しい理由と採用のコツ【エンジニア採用トレンドと成功事例も解説】

エンジニア採用が難しい理由には、エンジニアスキルを持つ人材の不足による外的要因と、スキルの見極めの難しさや、採用手法がターゲットとあっていないなどの内的要因があります。

エンジニア採用のコツは、まずはじめに内的要因を探ることです。

具体的には、採用までの段階ごとのフローやターゲットの設定が適切かを確認して、ターゲットにあうサービスを選ぶことがポイントになります。

 

本記事では

・エンジニア採用が難しい理由、外的要因と内的要因

・エンジニア採用に強みがあるサービス比較と成功事例

・エンジニア採用のトレンドと今後の動向

について解説します。

ブックマーク(1)
エンジニア経験者の採用が難しいときにおすすめ

offersロゴ

エンジニアの経験者採用がうまくいかない

既存のサービスではターゲットがいない

・エンジニア採用手法を増やしたい

Offersは正社員のほか、フリーランスのハイスキルエンジニアにアプローチができる特徴があります。

1.エンジニア採用が難しい理由

エンジニア採用が難しい理由

 

エンジニア採用が難しい理由は、外的要因と内的要因があります。

内的要因は企業が独自の施策を練ることで、エンジニア採用の難しさを解決しやすくなります。

 

本章では、エンジニア採用が難しい理由を解説します。

1‐1.エンジニアの有効求人倍率の高さ

エンジニア採用が難しい理由のひとつに、有効求人倍率の高さが挙げられます。

有効求人倍率とは、求職者数に対する求人件数の割合です。

ハローワークが公表している有効求人倍率は、以下の計算式で算出されます。

有効求人倍率の計算式
有効求人数÷ハローワークに登録している求職者数

100名の求職者に対して200件の求人数があるときは、200÷100=2となり、有効求人倍率は2倍です。

求職者1名あたり2件の求人があることから、売り手市場といえます。

 

厚生労働省によると、2024年9月のエンジニアの新規有効求人倍率は3.59倍です。

2024年9月新規有効求人倍率

※出典:厚生労働省 一般職業紹介状況(令和6年9月分)について

 

ITや情報系企業だけでなく、さまざまな業種の企業がエンジニアの採用をおこなっているため、エンジニア採用が難しい状況が続いています。

 

また、地域ごとの有効求人倍率にも差が生じていて、エリアによる採用難易度もエンジニア採用の難しさに影響しています。

 

有効求人倍率の高さはエンジニア採用が難しい理由のうち、外的要因にあたります。

そのため、企業独自の施策で解決することは困難です。

 

しかし、自社のエンジニア採用が難しい理由を探ったときに「内的要因」が当てはまる場合は、企業の施策により要因が取り除かれて、エンジニアの採用につながる可能性が高まります。

まずは自社の状況を正しく理解しましょう。

※出典:厚生労働省 一般職業紹介状況(令和6年9月分)について

1‐2.優秀なエンジニアの抱え込み

近年は、経験や実績が豊富なエンジニアを採用したくても、応募が来ない、人材紹介から紹介が来ないなど、エンジニアと出会うことが難しい状況です。

優秀なエンジニアが転職市場に少ない理由として、待遇改善によりエンジニアが現状に満足をしていて、転職活動を積極的におこなっていないケースがあります。

 

業種を問わずエンジニアの採用需要が高まっていますが、すでに優秀なエンジニアを抱える企業は、エンジニアの離職防止に努めています。

 

優秀なエンジニアに離職をされてしまうと、新規採用をしたエンジニアの育成に時間とコストがかかるため、事業計画にダメージを与えかねません。

 

そのため、優秀なエンジニアを抱える企業は、離職防止に向けた待遇の改善をおこなっており、エンジニアも現状に満足するため離職しにくいのです。

 

既存エンジニアの待遇改善ポイントの詳細は、2章で解説をおこないます。

主力となるエンジニアの離職が続いてしまい、長期間エンジニア採用をおこなっている企業や、待遇の不一致による面接・内定辞退が課題となっている企業は、ぜひ参考にしてみてください。

1‐3.求職者が利用する転職サービスの多様化

エンジニアが転職活動に利用しているサービスが多様化していることも、エンジニア採用が難しい理由として考えられます。

自社の採用ターゲットがどのようなサービスを利用して転職活動をおこなっているか、見極めることが重要です。

転職活動の際に利用頻度が高かったサービス

【拡大する】

 

上記の図は、求職者が転職活動に利用したサービスです。

求職者の56%が、転職活動に転職サイトを利用したと回答しています。

転職サイトは掲載数が多いため、求職者が集まりやすい特徴があります。

しかし、掲載数が多いということは企業にとって採用競合が多く、ターゲットからの応募獲得に苦戦しやすい傾向があります。

 

特に、エンジニア採用をおこなう場合は求職者数よりも求人数が多いため、1つの転職サイトだけでエンジニアを採用することは難しいです。

 

さらに、転職意欲の高いエンジニアは、従来の転職サイトだけでなく、ダイレクトリクルーティングサービスや人材紹介など、複数のサービスを利用して、待遇条件の良い企業への転職を目指して活動しています。

 

また、ある程度の経験を重ねたエンジニアは独立志向が高まりやすく、業務委託や副業など、フリーランスとしての案件ニーズも増えている状況です。

独立志向が高い優秀なエンジニアは、正社員求人が多い従来の転職サイトでは出会いにくい傾向があります。

 

採用ターゲットがどのような雇用形態や待遇条件を求めているのか、採用ターゲットの分析が不足すると、自社の採用に適切なサービスを選ぶことができなくなり、エンジニアの採用が難しくなってしまうため注意が必要です。

 

1‐4.ターゲットのスキルの見極めが難しい

現在利用しているサービスから応募の獲得はできるが採用に至らない企業や、採用後にミスマッチを感じている企業は、ターゲットのスキルの見極めが課題となっている可能性があります。

 

ターゲットに求めるスキルと、実際の現場で求めるスキルに相違があると、求人情報にうまく反映できません。

そのため、ターゲット以外からの応募や、応募の獲得ができないまま掲載期間を迎えるなどの課題につながりやにつながりやすくなります。

 

たとえば、バックエンドエンジニアを募集したいときに、フロント開発で用いられることが多い「HTMLやCSS、JavaScript」のスキルを求めるだけでは、バックエンドエンジニアの採用はうまくいきません。

バックエンド開発でしばし使用されているPythonやRuby、PHPのスキルをターゲットに求めることで、求人原稿にスキルの詳細を記載しやすくなり、選考基準も定まりやすくなります。

 

エンジニアは開発言語が多く、そのスキルの見極めが難しい職種です。

対策として、現場のエンジニアに採用活動への協力を求めることで、適切なエンジニアスキルを見極めやすくなります。

また、エンジニア採用に強みがあるサービスには、エンジニアのスキル別絞り込み検索機能や、ポートフォリオなどの確認をおこないやすいSNS連携をおこなっているものがあります。

ターゲットのスキルの見極めを強化したいときは、求人掲載をおこなうサービス機能の確認も重要です。

1‐5.待遇条件のミスマッチ

エンジニア採用が難しい理由として、待遇条件のミスマッチが当てはまる場合は、企業全体での待遇の見直しが重要です。

転職条件として、給与条件の改善を挙げる求職者は少なくありません。

なかでも、エンジニアは業務範囲の広さや専門性の高さから、ほかの職種と比べて年収が高くなる傾向があります。

エンジニアの希少職種の平均年収は、1,200万円前後ともいわれています。

 

給与以外の待遇では、エンジニア職に多い出向先での業務は心身の負担になる可能性があることから、待遇条件として好まれない傾向です。

ほかにも、リモートワークができない、前職のスキルを業務で活かすことができないなどの理由が、企業側との待遇条件のミスマッチにつながっています。

近年は男性も育休取得のしやすさなどを求める人も増えているため、職場環境の改善が長期間おこなわれていない企業は、見直しをおこないましょう。

 

また、最近の傾向として、正社員としての雇用以外に、副業や業務委託などフリーランスとして活躍しているエンジニアが増加しています。

優秀なエンジニアは独立志向が高まりやすく、就労中のエンジニアも、副業からの独立や業務委託案件を求めているケースがあるため、企業側もエンジニアの採用を正社員に限定せず、エンジニアの多様な働き方に目を向ける必要があります。

 

なお、転職サイトなどではフリーランス向けの案件が少なく、フリーランス志向の求職者の利用も少ないため、マッチングしにくい傾向です。

フリーランスのエンジニアと出会いやすい採用媒体やSNSによる採用活動など、採用手法を増やすための情報収集が重要です。

フリーランスのハイスキルエンジニアの採用に強み

offersロゴ

・ハイスキル人材、希少職種人材にアプローチしやすい

・正社員のほか、優秀なフリーランスをスカウトできる

・掲載求人数に制限がなく、1度に他職種の採用もおすすめ

2.エンジニア採用のコツ

エンジニア採用のコツ

本章ではエンジニア採用のコツを解説します。

エンジニア採用が難しいと感じている方は参考にしてみてください。

2‐1.エンジニア採用計画を見直しとスキルの見極めを強化

求人情報を複数のサービスに掲載しても応募が獲得できないときや、人材紹介から紹介されないときは、採用計画の見直しをおこないましょう。

ターゲット設定はあっているか

採用したいエンジニア像を再確認

▶明確なターゲット像は、採用に適切なサービス選びや求人原稿の記載につながります。

▶スカウトをおこなう際はスカウト候補者の選定や、スカウトメールによる惹きつけに影響します。

競合調査

エンジニアが転職時に魅力を感じるポイントをリサーチ

▶自社の採用条件が競合企業に劣っていないか、または採用条件以外の面でエンジニアにとって魅力を感じるところはどこか、調査をおこないましょう。

▶競合企業が提示している給与のほか、休日や就業先など、働く環境にも多様性が求められています。

採用をおこなう前に、自社がどのようなエンジニアを採用したいか、改めてターゲットの設定を確認しましょう。

配属先や参加プロジェクトで活躍してもらうために、どのような人柄があっているのか、どのような経験を積んだ人材が適切なのか、内面的要素を含めた明確なターゲット像を作ることが重要です。

ターゲット像が不明確なままでは、採用ミスマッチによる不採用や早期離職につながるリスクが高まります。

 

また、求職者は魅力的な条件を提示している企業に惹きつけられやすくなります。

競合企業とターゲットが近い場合は、競合企業がどのような給与条件で、どのような福利厚生や就労環境を提示しているのかリサーチして、可能な範囲で採用条件に反映させましょう。

 

なお、転職活動をおこなうエンジニアにとって、給与の比較は重要なポイントの1つです。

24年度の調査では東京都のITエンジニア/IT系専門職の正社員平均給与下限は341,013円でした。

上記の調査結果はあくまでも「平均給与下限」であり、上限ではないため、注意が必要です。

※出典:株式会社ネオキャリア【職種×地域別】給与下限平均レポート

【職種×地域別】給与下限平均レポート

エンジニアの地域別給与下限を知りたい方へ

・自社の給与設定が適切か知りたい

・社内全体の給与体制を見直したい

このような方におすすめの調査資料です。

現場社員との目線を合わせる

スキルの設定や見極めポイントを配属先の社員とチェック

▶配属先で活躍してもらうために、採用時にどのようなスキルが必要か、具体的にどのような経験がある人材を求めているのか、採用予定部署の既存社員や上司にヒアリングをしましょう。

▶エンジニア目線で、自社の働いてみたいと魅力を感じる項目を、ヒアリングしておくことも大切です。

選考時の協力体制を強化

エンジニア目線のチェックにより採用ミスマッチの防止につながる

▶面接時も、応募者のスキルの見極めや、企業のカルチャーとあっているかを確認してもらうために、可能な範囲で既存のエンジニアに同席を求めましょう。

▶スカウトメールの送信時も、スカウトメールのタイトルや内容をチェックしてもらうことで、開封率や返信率の向上につながり、面談へ誘導しやすくなります。

求人原稿やスカウトメールの作成時に、配属予定部署の社員や、既存のエンジニアにヒヤリングやダブルチェックをしてもらうことで、エンジニア採用時に惹きつけ効果を高めやすくなります。

エンジニア目線で、「応募したい」、「働いてみたい」と魅力を感じる項目をヒアリングして、求人原稿やスカウトメールに反映させましょう。

応募率の向上や、スカウトメールの開封率・返信率の向上につながり、面談へ誘導しやすくなります。

 

面接時も既存のエンジニアに同席してもらいましょう。

求職者からの質問などに対して、現場のエンジニアがその場で回答できるため、応募者の惹きつけ効果を高めることができます。

中途採用担当者と現場の目線合わせシート

現場とターゲット像、選考基準を揃えたい方へ

・ターゲットの採用が難しい

・採用後のミスマッチや早期離職が多い

・エンジニアの選考に自信がない

このような方におすすめのお役立ち資料です。

2‐2.エンジニア採用手法の見直し

転職サイトだけではエンジニア採用が難しい、人材紹介を利用しているが紹介数が少ないなど、エンジニア採用の難しさに直面している場合は、採用手法を見直すことも大切です。

応募の獲得や紹介を待つ時間が長く、面接率が低いときは、求職者を直接スカウトできるダイレクトリクルーティングやSNS採用がおすすめです。

採用手法を見直す際は、自社のターゲットがどのサービスを利用しているか確認しておくことが重要です。

ターゲットを絞りこみ直接スカウトできる

Green(グリーン)

・エンジニア採用がうまくいかない

・ほかのサービスで応募がこない

・採用コストがかさむ

このようなお悩みの企業におすすめのダイレクトリクルーティングサービスです。

2‐4.採用条件以外のマッチ度を高める

エンジニア採用時や既存社員の待遇改善が重要だと解説をおこないましたが、給与や休日以外にも、企業の文化やマインドの訴求も大切です。

 

求職者にとって就労条件が良くても、企業の文化やプロジェクトへの考え方、企業が目指すものなどが一致しないと、採用が難しくなります。

また、求人情報を目にしたエンジニアに、自社の魅力や社風などが伝わらないと、応募のハードルが高まりやすくなります。

 

そこで、SNSや企業の採用HPを充実させて、自社の文化やマインド、魅力を発信しましょう。

特にエンジニアは、転職活動をおこなうときに応募を検討している企業のHPをよく閲覧して、分析をしています。

自社で企業HPを充実させられる場合は、エンジニアが魅力を感じられるように改修を検討してみてください。

 

スカウトをおこなう際は、返信率を高めるために、社内の様子が伝わりやすい写真や動画をメールに添付しましょう。

企業の雰囲気が伝わりやすいSNSアカウントのリンクを添付するのも効果的です。

 

エンジニア採用は、企業への共感度を高めることも重要なポイントです。

新たな採用手法のひとつとしてSNSや企業の採用HPの運用を視野に入れてみましょう。

企業への共感度を重視するエンジニアが多い

Wantedly(ウォンテッドリー)ロゴ

・企業やプロジェクトへの共感度を重視している若手が多い

・オウンドメディアとして利用できる会社ページの作成が可能

・転職意欲が高い求職者が多くスカウト返信率が高い

中途採用だけでなく新卒採用もおこなえるダイレクトリクルーティンサービスです。

2‐5.採用効率を高めるための代行サービスを活用

エンジニアの採用は応募を待つだけではなく、転職サイトやダイレクトリクルーティングのスカウト機能の活用が重要です。

しかし、スカウト活動はスカウト候補者の選定や、スカウトメールの送受信など、採用工数がかかりやすい一面があります。

 

エンジニア採用のために複数のサービスを利用している企業は、各サービスごとの応募者対応や面接設定などの対応が生じるため、採用担当者がコア業務に専念できなくなる可能性があります。

採用効率を高めて、採用担当者がコア業務に専念したいときは、スカウト代用サービスの活用がおすすめです。

 

スカウト候補者の選定やスカウトメールの作成、面接日時の設定など、スカウト業務の一部から全般まで、企業のニーズにあわせて依頼ができます。

プロによるスカウト代行サービス

中途スカウト代行サービス

・スカウトのノウハウがない

・エンジニアをスカウトしたいけれど、工数をかけられない

・スカウトをしても返信や面談につながらない

3.エンジニア採用が難しいときにおすすめのサービス9選

エンジニア採用が難しい時におすすめのサービス9選

エンジニア採用が難しいときは、サービスの見直しや、求人掲載先を増やすことで、採用につながりやすくなる可能性があります。
本章ではエンジニア採用に強みがあり、費用対効果を高めやすいサービスを紹介します。

               料金形態特徴
offers_logo

掲載課金型

・正社員以外に、業務委託や副業などのフリーランスのスカウトが可能

・掲載数が無制限、成果報酬費用は0円

・エンジニアからの知名度が高く、ハイスキルエンジニアが多い

Green(グリーン)

初期費用

+成果報酬

・初回利用時のみ初期費用、以降永年成果報酬のみ

・掲載期間や掲載数に制限がない

・若手エンジニア、デザイナーが多い

typeのロゴ

掲載課金型

・ITエンジニアやものづくりエンジニアの採用に強み

・1掲載で2種類の掲載が可能

・転職フェアの開催もあり、エンジニアからの知名度が高い

Wantedly(ウォンテッドリー)ロゴ

掲載課金型

・企業理念などに共感が高い若手エンジニア採用に強み

・新卒採用・インターン募集もできる

・採用メディアとして活用しやすい

BIZREACH ロゴ

システム利用料

+成果報酬型

・経営者や幹部経験者、エンジニアなどの専門職経験者が多い

・会員は独自の審査に通過したハイスキル人材のみ

・ほかのサービスでは出会いにくい即戦力人材の採用に強み

dodaダイレクト

掲載課金型

・若手IT/Web系経験者採用に強み

・成果報酬が0円のため、複数採用の場合採用単価を下げやすい

・ほかの職種の採用もおこないやすい

クロステック

成果報酬型

・〇〇領域の採用に特化した人材紹介

・CxO/事業部長/マネージャークラスの候補者が約80%

20代後半~40代前半のハイキャリア層が中心

ブリッジャーズロゴ

成果報酬型

・外国人高度人材の紹介に特化した人材紹介サービス

・海外大卒が多く、7割が日本語ビジネスレベル以上のスキルを保有

・IT系職種のバイリンガル人材の採用に強み

paiza転職

成果報酬型

・登録者のスキルチェック済みで段階別評価されている

・スカウト対象者をスキルにより選定しやすい

・若手エンジニアが多い

成果報酬型サービスは採用に成功するまで費用が発生しないため、ほかのサービスとの併用しやすい特徴があります。

初期費用を抑えやすいことから、採用の窓口を広げるために利用しやすいメリットがあります。

 

掲載課金型のサービスは複数名採用できた場合に、採用単価を下げやすい特徴があります。
複数の求人掲載が同時におこなえるサービスなどもあり、費用対効果を高めやすいメリットがあります。

 

以下の項目では、各サービスの詳細を解説します。

3‐1.Offers(オファーズ)

offersロゴ

 

・正社員採用だけでなく、ハイスキルな業務委託/副業希望の会員をスカウトできるダイレクトリクルーティング

・CTO/VPoE/EMやSRE、PM/PdMなど、希少職種の経験者が全体の約50%

・求人原稿の掲載数に制限なし、成果報酬も0円のため採用コストを削減しやすい

・エンジニアのほか、デザイナーやデータ分析など、プロダクトの全領域のエンジニア経験者が揃っている

3‐2.Green(グリーン)

Greenロゴ

 

・20代~30代が80%、ITエンジニアやWebデザイナー職種の採用に強みがあるダイレクトリクルーティングサービス

・初回利用時のみ初期費用が発生し、以降は永年成功報酬のみで利用可能。掲載期間を気にせず通年採用をおこないやすい

・フロントエンジニアやバックエンドエンジニア、インフラエンジニアやQAエンジニアなどのエンジニア系職種、UI/UXデザイナーなど幅広い職種の採用がおこないやすい

一括アプローチは1度に100名に送付可能、送付数は無制限

・個別スカウトは月に400通送付可能

3‐3.type(タイプ)

typeのロゴ

 

・ITエンジニア、ものづくりエンジニアの採用に特化している転職サイト

・2職種の同時募集が可能

 職種別の採用だけでなく、経験の有無や募集地域別での同時募集も可能

・アジャイル開発ありなど、エンジニアならではの検索カテゴリーやネットワーク設計構築などの職種カテゴリーの設定が可能

・採用ターゲット条件の設定から条件に合う求職者を自動でピックアップされるため、スカウト候補者のスクリーニングの工数を減らしやすい

・若手からベテラン層まで採用ニーズに合わせた採用をおこないすい

3‐4.Wantedly(ウォンテッドリー)

Wantedly(ウォンテッドリー)ロゴ

 

エンジニア経験者が約32%登録している

・ディレクター、マーケター、デザイナーなどの採用も可能なダイレクトリクルーティングサービス

・企業理念やカルチャーなど、給与や福利厚生面以外の、自社への共感性が高い人材の採用にも強み

・中途だけでなく新卒、アルバイト採用も可能

・スカウトメールの返信率は20%

・ITエンジニアのなかでも転職意欲の高い求職者へアプローチ可能

3‐5.BizReach(ビズリーチ)

BIZREACH ロゴ

 

・役職、管理職経験者が多く、プロデューサー経験者、マネージャー経験者など、事業の中核となる人材の採用に強みがあるダイレクトリクルーティングサービス

登録者は独自の審査を通過したハイクラス層のみ

・職種100種類以上×業種50種類以上の組み合わせで検索が可能

プラチナスカウトは面接確約が前提なので、採用工数を減らすことができる

3‐6.dodaダイレクト(デューダダイレクト)

dodaダイレクト

 

・20代から30代中心のITエンジニアや営業職、金融系などの経験者が多いダイレクトリクルーティングサービス

・成果報酬なしのため複数職種の採用時も追加料金が発生しない

・スカウトの開封率平均は75%と高く、面接確約のため面接辞退を防ぎやすい仕組み

・予約送信が可能でITエンジニアの行動にあわせたアプローチにより、開封率向上につながる

3‐7.X-Tech AGENT(クロステックエージェント)

クロステック

 

・〇〇Techの採用に特化しているの人材紹介サービス

・CxO/事業部長/マネージャークラスの候補者が約80%

・20代後半~40代前半のハイキャリア層が中心

・初期費用なしの完全成果報酬型

3‐8. Bridgers(ブリッジャーズ)

 

・国内外から集客した日本勤務を希望する日本語が話せる外国人材を紹介するサービス

・海外大卒、7割が日本語ビジネスレベル以上のスキルを持っている

・20代19.2%、30代44.1%、40代以上36.4%の若手層からミドル層が中心

・オンラインで選考が完結

・VISAの代行申請など内定後サポートがあるため、外国人採用に不慣れな企業も利用しやすい

3‐9.Paiza転職(パイザ)

paiza転職

 

・平均年齢34歳、若手層からミドル層のエンジニアが多いダイレクトリクルーティングサービス

・独自のプログラミングスキルチェックをおこない、全員がS〜Dランクの5段階でスキル判定済み

・スカウト候補者の選定をスキル別におこなえるため、スキルの見極め不足による採用ミスマッチを防止しやすい

・成功報酬費用や採用した求職者のスキル別に設定されており、初期費用をかけずに掲載やスカウトがおこなえる

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4.エンジニア採用のトレンドと今後

エンジニア採用のトレンドと今後

経済産業省によると、2030年までにエンジニアが79万人不足すると予測されています。

そのため、早期からエンジニア不足の解決に向けた企業努力が重要です。

本章ではエンジニア採用のトレンドを解説いたします。

今後のエンジニア採用の参考としてお役立てください。

※出典:経済産業省IT人材需給に関する調査レポート.pdf

4‐1.正社員採用にこだわらない採用

正社員のエンジニアを募集をしていても応募が来ない、応募が来てもスキルに不足を感じたことはありませんか。

そのような課題が改善できないときは、業務委託や副業など、フリーランス人材へターゲットをひろげてみてください。

 

フリーランス人材は独立して業務遂行するスキルを持つ人材が多く、セルフプロデュース力に長けているひとが多いです。

プロジェクトへ主体的にコミットするマインドを持つ人材が欲しいなど、ターゲットに求めるスキルが高い時こそ、フリーランス人材へのアプローチがおすすめです。

 

フリーランス希望の求職者は、フリーランス向けの案件が多いサービスを利用していることが多いため、フリーランス人材へアプローチしたいときは、フリーランス向けのサービスを選びましょう。

フリーランスへのアプローチは、企業と求職者がお互いに見極めた後に正社員登用をおこなえる強みがあります。

そのため、フリーランス人材の採用を視野に入れることで、採用ミスマッチを防ぎやすくなるメリットがあります。

4‐2.自社のカルチャーや理念を発信、共感度を高めた採用

エンジニアのなかには、給与条件を第1条件とせず、これまで培ってきたスキルを活かせる環境や、理念に共感できる職場を求めて転職活動をおこなっているひとがいます。

特に自分の意思決定を重要視する傾向にあるZ世代など、若手エンジニアの採用強化をしたい場合は、採用HPの充実やSNSにより、企業からの情報発信による惹きつけが重要です。

 

SNSは無料で運用できるメリットがありますが、運用に工数がかかるためデメリットがあります。

採用のためのSNS運用に工数をかけることができないときは、代行サービスの併用がおすすめです。

また、採用HPの改修などに時間がかかる場合は、採用メディアとして利用できるサービスを選ぶことで、費用対効果を高めやすくなります。

採用とオウンドメディア運営を同時におこなえる

Wantedly(ウォンテッドリー)ロゴ

・オウンドメディアとして利用できる会社ページの作成が可能

・インターン募集など新卒者へのアプロ―チもできる

・転職意欲が高い求職者が多くスカウト返信率が高い

中途採用だけでなく新卒採用もおこなえるダイレクトリクルーティンサービスです。

4‐3.若手エンジニア、外国人エンジニアの採用、育成

即戦力となるエンジニア採用に重点を置きつつ、若手エンジニアの育成も注目しておきましょう。

未経験者や経験が浅いエンジニア採用枠を設けることで、将来的な人員確保がしやすくなります。

20代~30代の若手エンジニア採用に強み

Green(グリーン)

・20代~30代の若手ITエンジニア/デザイナーが多い

・掲載期間に制限がないため、通年採用をおこないやすい

・エリアを限定した採用時も、スカウト候補者を自社のエリアから選定しやすい

5.エンジニアの採用事例

エンジニアの採用事例を紹介します。

5‐1.9名の採用に成功した事例

Offers(オファーズ)を導入してフリーランス9名の採用、そのうち1名の正社員登用に成功したK社の事例です。

企業の特徴
▶不動産仲介業者向けの業務効率化ソリューションと、顧客向けアプリの開発運営をおこなっている
▶顧客向けアプリはUXにこだわりがあり、ユーザー目線を重要視している
▶事業拡大に伴い人員が不足
▶プロダクトの拡大に伴い、人員が不足。20名ほどの追加をしたい
採用課題
▶ほかの求人媒体で正社員の採用をおこなっていたが、応募が集まらないことが課題

K社はほかの求人媒体でエンジニアの採用経験があります。

しかし、十分な応募の獲得からの採用に至らず、業務委託や副業のフリーランスの採用を視野に、Offers(オファーズ)を導入しました。

Offers(オファーズ)の導入とあわせて、社内で採用フローを見直したことで採用に成功しています。

採用に向けた施策
▶既存エンジニアとの連携
 スカウトメールの送信前に、既存のエンジニアに内容を確認してもらい、校正後に送信しました。
▶Offers(オファーズ)会員のプロフィールの更新が直近のひとをメインにスカウト候補者として選定
 プロフィールの更新が直近のひとは、転職熱意が高いのではないかと分析しています。
▶業務委託・副業大歓迎の雰囲気を求人原稿やスカウトメールで訴求
 ほかの求人媒体には少ない訴求内容で求職者を惹きつけます。
結果
▶9名のフリーランス採用に成功、うち1名はのちに正社員登用
▶既存エンジニア目線により、スカウトメールの質を高めた結果、スカウトメールの返信率が向上
▶転職熱意の高いスカウト候補者をカジュアル面談に誘い、マッチ度の見極めや惹きつけをおこなうことができた
▶業務委託や副業の希望者はハイスキル人材が多く、外資系フロントエンジニア経験者や、メガベンチャー出身のバックエンドエンジニア経験者などを含めた9名の採用に成功

採用事例参照:OffersCSのフレキシブル経営支援により、マネジメント体制の構築と採用に成功!不動産業界を牽引するカナリーのOffers活用術

K社はエンジニア採用に特化していて、正社員以外の雇用形態の採用にも強みがあるOffers(オファーズ)を導入したことで、ほかの求人媒体では出会うことができなかった、ハイスキルなエンジニアの採用に成功しました。

K社が採用に成功したポイントは、採用ターゲットにあう求人媒体選びをしただけでなく、社内で採用活動に取り組んだことで費用対効果を高めることができた点です。

スカウトメールは企業とスカウト候補者が1対1でやり取りができるため、誰にでも送っているような内容では惹きつけ効果を高めることができません。

しかしK社は、自社の既存エンジニアの協力を得ることで、自社の業務内容とスカウト候補者のマッチポイントのアピールや、自社の魅力をスカウトメールに反映できました。

また、正社員にこだわらず、業務委託や副業などのフリーランス層へ採用枠を拡げたことも、採用の成功ポイントです。

即戦力エンジニアの採用に強み

offersロゴ

・Offersはエンジニアが約70%、デザイナーやPM/PdM、データ分析経験者も多い

・正社員や業務委託/副業などさまざまな雇用が可能

・求人掲載数無制限なので採用コストを削減しやすい

5‐2.PHP、Ruby on railの経験者採用に成功した事例

Green(グリーン)を導入して、東海エリアでPHP、Ruby on railの経験者採用に成功したC社の事例です。

企業の特徴
▶東京が拠点のIT業界
▶静岡県に新規拠点を開設予定
▶プロダクトの拡大に伴い、人員が不足。20名ほどの追加をしたい
採用課題
静岡エリアに限定した経験者採用をおこなわなければならなず、採用エリアが限定されているため、母集団の形成が課題
採用コストの削減できる採用媒体選び

C社の採用課題は2つあります。

1つめは採用コストを削減できるサービスを選ぶことです。

大手転職サイトでおこなうことも想定していましたが、掲載期間内に採用ができない場合は採用コストが高騰してしまう可能性があるため、費用対効果の良い採用媒体選びを希望していました。

2つめはエリアを限定した採用時も、ターゲットをスカウトできることです。

採用ターゲットも希少職種の人材であるため、採用媒体の利用者のなかにどれくらい採用ターゲットがいるのか、事前にリサーチが必要でした。

 

そこで、掲載期間に制限がなく、さまざまなエリアの採用に強みがあるGreen(グリーン)の導入を決定して、スカウトメールの内容の改善にも取り組みました。

採用に向けた施策
採用コスト削減のために、掲載料金が掛け捨てにならない成果報酬型のサービスを利用

採用エリアが限定されているため、採用までに時間が必要であると見通しを立てて、掲載期間に左右されずスカウトがおこなえるダイレクトリクルーティングサービスを選びました。

▶採用競合と自社の分析をおこない差別化。スカウトメールにアピールポイントとして記載

採用競合と比較をして、自社の働きやすさや福利厚生面などをスカウトメールの本文や件名に記載。採用ターゲットの惹きつけを強化しています。

自社で働くとどのようなスキルを活かせるのか、どのようなキャリアを積むことができるのか伝えて、共感や惹きつけ効果を高めました。

結果
▶経験者1名の採用に成功
採用予定エリア内から5名の応募を獲得

C社の課題は採用が難しいエンジニア経験者を、エリアを限定して募集をおこなわなければならない点でした。

しかし、地方採用に強みがあり、エンジニア採用に強みがあるダイレクトリクルーティングサービスを選んだことで採用に成功しています。

ターゲットを職種やエリアを絞り込んで、直接アプローチをおこないたいときは、ダイレクトリクルーティンがおすすめです。

若手IT/Web系経験者の採用・地方採用にもおすすめ

Green(グリーン)

Greenは20~30代の若手IT/Web系経験者の採用に強みがあり、個別スカウトは毎月無料で1,000通利用可能です。求人掲載数、掲載期間が無制限なので自社に合うエンジニアを見極めてスカウトできます。エリアを限定した採用時も、エリアを絞り込んでターゲットを選定しやすい特徴があります。

6.まとめ

本記事ではエンジニア採用が難しい理由を、外的要因と内的要因から解説をおこないました。

エンジニア採用が難しいときは、採用計画の見直しだけでなく、競合調査や採用活動への社内協力が重要なポイントとなります。

採用条件など、すぐに調整をおこなうことが難しい見直し項目もありますが、まずは課題の見極めからはじめてみてください。

 

また、初期費用を抑えやすいサービスを利用してエンジニアの採用手法を増やすなど、少しずつエンジニア採用の対策をおこないましょう。

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2009年に新卒でネオキャリアに入社後、営業からマネジメントまで多岐に渡りトップレベルの業績を残し事業部長に就任しました。 「顧客視点」を第一に考え、市況感を先読みした革新的なアイデアで採用成功まで導きます。

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