【2026年10月】新卒採用動向!27年卒・28年卒・29年卒学生の動きと母集団形成手法、内定辞退防止策
新卒採用動向

27年卒の内定(内々定)保有率は2026年8月末時点で85.6%*¹と、8割を超える学生が内定を保有しています。
さらに28年卒8月のインターンシップ等のキャリア形成活動への参加割合は80.1%*²と、積極的に活動をおこなっていることがわかります。
このように、近年の新卒採用は就職活動の早期化や売り手市場の影響を受け、多くの企業で母集団形成や採用に苦戦する企業が増えてきました。
そこで本記事では、
・2026年の新卒採用最新動向
・27年卒・28年卒採用の今後の予測
・今からでも間に合う追加母集団形成施策
など、学生・企業の動向データを基に今後の採用活動ポイントを解説します。
ぜひ、これからの新卒採用活動にお役立てください。
*¹ 出典:株式会社マイナビ「2027年卒 大学生キャリア意向調査8月<就職活動・進路決定>」
*² 出典:株式会社マイナビ「2028年卒 大学生キャリア意向調査(8月)<インターンシップ・キャリア形成活動>」
1.2026年の新卒採用動向

※出典:株式会社インディードリクルートパートナーズ リクルートワークス研究所「第43回 ワークス大卒求人倍率調査(2027年卒)」
2026年6月時点で、採用予定数の半数以上の新卒採用が確定している企業は42.5%※1です。
2025年6月時点との比較では、0.5ポイント増加しています。
インターンシップ・仕事体験を実施した企業に限ると51.9%と、キャリア形成支援プログラムを実施した企業ほど採用目標に対する進捗が良い状況です。
27年卒の大卒求人倍率は1.62倍で、26年卒の1.66倍と比べて0.04ポイント減少※2しています。
2年連続の低下となりましたが、依然として売り手市場の状況が続いている状況です。
また、業種ごとの求人数の比較では建設業が前年比16.3%増、次いで金融業が10.6%増です。
一方で流通業は6.2%減、製造業は6.1%減と、業種によって採用意欲の差が現れています。
従業員規模別では、5,000人以上の企業で求人数が4.0%増加した一方、300人未満の企業では3.5%減少しました。
さらに、初任給の引き上げを実施した企業は89.1% にのぼり、3年連続で増加しています。
27年卒の平均支給額は23万7,903円です※1。
大企業だけでなく、従業員300人未満の企業でも88.5%が初任給を引き上げており、中小企業にも引き上げの動きが広がっています。
2026年4月入社の大卒初任給を業種別に見ると、金融・保険業で前年比7.4%、機械器具製造業で5.7%、卸売業で5.2%の増加と高い伸び率となりました※2。
初任給の引き上げに合わせて、全社員の給与体系を見直す企業も増えています。
対して、3年以上連続で引き上げを実施するなかで、これ以上の引き上げが難しいとする企業も一部みられます。
※1出典:株式会社マイナビ キャリアリサーチLab「2027年卒 企業新卒採用活動調査」
※2出典:株式会社インディードリクルートパートナーズ リクルートワークス研究所「第43回 ワークス大卒求人倍率調査(2027年卒)」
27年卒の学生動向
27年卒の学生動向は、インターンシップ等への高い参加率と内定獲得時期の早期化、複数内定の保有による内定辞退が特徴的です。
インターンシップ・仕事体験参加割合
27年卒の87.1%※1が、インターンシップ等のキャリア形成活動に参加しています。
背景として、選考直結型インターンシップの解禁により、選考そのものが早期化していることが挙げられます。
選考直結型インターンシップは、特定の条件を満たしたインターンシップの参加学生の情報や評価を、選考時の評価として活用できます。
そのため、学生は早期に内々定を得るために、より早いタイミングでインターンシップや仕事体験を通して、企業と接点を持つ傾向が高まっています。
実際に、キャリア形成活動を通じて就職活動の「軸」ができた学生は71.0%にのぼります。
※1出典:株式会社マイナビ キャリアリサーチLab「2027年卒 大学生キャリア意向調査(中間総括)<インターンシップ・キャリア形成活動>」
内定率

※出典:株式会社マイナビ キャリアリサーチLab「2027年卒就職内定率(内々定率)の状況」
27年卒の85.6%が、2026年8月末時点で内定を保有しています。
2026年3月末時点においても58.7%の学生が内定を保有しており、26年卒の同時期と比較すると4.1ポイントの増加です。
一方で、8月末時点では26年卒の同時期を2.0ポイント下回っており、序盤に内定を得た学生と、夏以降も活動を続ける学生に分かれている状況です。

※出典:株式会社マイナビ キャリアリサーチLab「2027年卒就職内定率(内々定率)の状況」
文理別の内定率は、2026年8月末時点で文系は83.5%、理系は88.9%の学生が内定を保有しています。
就活初期の2026年3月1日時点では、理系男子55.5%・理系女子58.3%に対し、文系男子40.7%・文系女子37.9%と15ポイント以上の差があり、理系学生の方が早期に内定を得ている状況です。
理系学生は研究に時間を割くために、早期に就職活動を開始し、短期間で活動を終了する傾向があります。
そのため、文系学生よりも早期内定保有率が高くなっています。
内定辞退率
27年卒の2026年6月1日時点の内定辞退率は51.7%です※1。
内定取得者の半数以上が、すでに1社以上の内定を辞退している状況です。
内定辞退率が高い水準となっている背景には、学生の内定取得社数の多さが関係しています。
実際に、27年卒の平均内定取得社数は6月1日時点で2.62社です。
2社以上の内定を取得した学生は63.4%にのぼります。
そのため、企業は内定出しをおこなった学生に対するフォローを継続におこない、内定辞退を防ぐための工夫が求められます。
※1出典:株式会社インディードリクルートパートナーズ リサーチセンター「2027年卒学生 就職内定率調査(2026年6月1日時点)」
28年卒の学生動向
低学年からキャリア形成活動に参加する学生が増加している今、企業はどのように優秀層との早期接点を持てるのでしょうか?
実際の参加割合や学生の動向、効果的な企画の工夫をまとめています。
インターンシップ・仕事体験参加割合
28年卒の学生の48.6%※1が、大学1・2年生の時点でインターンシップ等のキャリア形成活動に参加しています。
さらに、2026年6月の段階で28年卒の42.0%がインターンシップ等のキャリア形成活動に参加しています※2。
なかでも、実務体験を含む5日間以上のインターンシップへの参加割合は12.0%と、前年同月から7.0ポイント増加しました。
28年卒以降は、低学年のうちから業界や職種、企業への適性を知るために、積極的にインターンシップや仕事体験に参加する学生が増加する見込みです。
そのため、企業は低学年向けのインターンシップの実施によって、優秀な学生と早期から接点を持ちやすくなります。
※1.出典:株式会社マイナビ キャリアリサーチLab「2028年卒 大学生キャリア意向調査(4月)<インターンシップ・キャリア形成活動>」
※2.出典:株式会社マイナビ キャリアリサーチLab「2028年卒 大学生キャリア意向調査(6月)<インターンシップ・キャリア形成活動>」
インターンシップの参加時期
28年卒の学生がインターンシップに参加をしたいと考えている時期は、夏季休暇に重なる8月上旬から9月上旬に集中しています。
最も多いのは8月下旬で73.4%です。

※出典:株式会社マイナビ キャリアリサーチLab「2028年卒 大学生キャリア意向調査(6月)<インターンシップ・キャリア形成活動>」
参加してみたいインターンシップの内容の上位は、職場における実務体験が83.4%です。
次いで会社見学・工場見学が44.2%、現場社員との座談会・交流会が42.2%と続きます。
実体験をもとに学生は企業や業界、職種への適性を見極めて、選考への意思決定をおこないます。

※出典:株式会社マイナビ キャリアリサーチLab「2028年卒 大学生キャリア意向調査(6月)<インターンシップ・キャリア形成活動>」
インターンシップの実施にあたり、現場社員の協力を仰ぎ、学生が求めるインターンシップ企画を立案することが、選考期の母集団の数や質に影響します。
社内でリソースが割けない企業や、インターンシップの企画に不安がある企業は、インターンシップの企画代行業者を活用がおすすめです。
29年卒の学生動向
29年卒は、2026年10月時点で大学2年生にあたります。
学年が上がるにつれてキャリアへの意識が高まるため、2年生のうちから接点を持てる低学年向けプログラムの重要性が増しています。
キャリア形成活動への意識
28年卒・29年卒の大学1・2年生を対象にした2025年8〜9月の調査では、後期に力を入れたいこととして「キャリア形成活動」を挙げた割合に、学年によって24.0ポイントの差がありました※1。
調査時点で1年生だった29年卒よりも、2年生だった28年卒の方がキャリア形成活動への意欲が高い結果です。
また、2年生は1年生よりも「就職活動」への不安が9.2ポイント高く、68.0%にのぼります。
キャリアの方向性が決まっている学生は、1・2年生全体で45.3%です。
29年卒が2年生に進級した今は、キャリア形成活動への関心が高まる時期といえます。
先輩にあたる28年卒の約半数が低学年のうちにキャリア形成活動に参加していることからも、企業はオープン・カンパニーやキャリア教育プログラムを通じた早期の接点づくりが求められます。
※1.出典:株式会社マイナビ キャリアリサーチLab「大学生低学年のキャリア意識調査8月(2028・2029年卒対象)」
2.今後の新卒採用動向予測
今後の新卒採用市場は、企業の採用競争の激化や学生の動きの早期化がますます進む見通しです。
最新データにもとづく27年卒・28年卒の学生と企業の動向から、「内定承諾率アップ」や「母集団形成強化」に欠かせない対策ポイントをわかりやすく紹介します。
27年卒の動向予測
27年卒の活動継続率は、8月末時点で23.4%※1と前年同月を1.6ポイント上回る結果となりました。
これは、内々定を保有しながらも、より納得できる企業を探して活動を続ける学生や、思うような内々定が取れず活動を続ける学生が一定数いることを示しています。
6月1日時点の調査でも、進路を決めた学生から「本当に決めた会社に入社していいのか」といった入社予定先への迷いや、入社後の配属に対する不安の声が聞かれました※2。
そのため、内定(内々定)をだした学生に対し、定期的に企業の最新情報の提供や、内定者同士のコミュニティ形成を目的とした交流イベントを開催して、定着意識を高めて内定辞退を防ぐ施策が大切です。
ほかにも、フォローアップ面談を設け、入社を前にした学生の疑問解消や安心感の醸成を促すこともおすすめです。
※1出典:株式会社マイナビ キャリアリサーチLab「2027年卒 大学生キャリア意向調査8月<就職活動・進路決定>」
※2出典:株式会社インディードリクルートパートナーズ リサーチセンター「2027年卒学生 就職内定率調査(2026年6月1日時点)」
28年卒の動向予測
28年卒の学生動向は、就職活動の早期化がさらに加速することが見込まれます。
調査によると2026年8月のインターンシップ等のキャリア形成活動への参加率は80.1%※1と、前月から24.7ポイント増加しました。
実務体験を含む5日間以上のインターンシップへの参加割合も24.9%と、前年同月から8.2ポイント増加しています。
また、8月にキャリア形成活動に参加した学生の75.2%が、参加後に企業への志望度が上がったと回答しており、早期接点が学生の志望度形成に大きく影響していることがわかります。
秋・冬の参加方針では「本選考に向けた準備をする」が61.2%と、夏の方針より27.6ポイント高く、学生の関心は選考対策へと移っていきます。
企業側の動きとしても大企業の28年卒向けインターンシップは2026年8〜9月にピークを迎える予定で、選考開始のさらなる前倒しが見込まれています※2。
そのため、28年卒の採用動向は、大学3年生にあたる2026年12月から2027年2月にかけて、冬季インターンシップの実施と選考開始直前が重なる最初の山場となります。
さらに、3月から5月にかけては、採用選考の本格的な開始に伴い、本格的な山場を迎えることが予想されます
※1.出典:株式会社マイナビ キャリアリサーチLab「2028年卒 大学生キャリア意向調査(8月)<インターンシップ・キャリア形成活動>」
※2.出典:HR総研「2027年&2028年新卒採用動向調査(6月)」
3.母集団形成に活用できる採用手法
27年卒、28年卒どちらにも共通して、これからの母集団形成に活用できる採用手法をご紹介いたします。
「採用が充足していない」「内定辞退者が出てしまった」という方や、「インターンシップをおこなっているが集客に苦戦している」という方にサービスの詳細も解説しておりますので、追加母集団形成の施策としてぜひご検討ください。
1.就職サイト
就職サイトは採用活動をおこなう企業や就職活動をする学生のほとんどが利用しています。
就職サイトは、お互いにとって情報収集やアピールができるプラットフォームとしてこれからの時期でも活用が期待できます。
ワンキャリア
| サービス | 料金 |
| 掲載型(通年) | 40万円~ |
マイナビ
| サービス | 料金 |
| 掲載型(本サイト) | 80万円~ |
2.イベント
全国開催やセグメントを分けたイベントなど種類も豊富なため、自社の採用ターゲットに合わせた活用ができます。
就職サイトを活用しても知名度がないため埋もれてしまう、業界柄なかなか学生が集まらないなどの悩みを抱える企業におすすめです。
Meets Company(ミーツカンパニー)
| サービス | 料金 |
| 1日程 | 50万円 |
Re就活キャンパス
| サービス | 料金 |
| 1日程 | 40万円~ |
しゃべる就活
| サービス | 料金 |
| 1日 | 75万円~ |
Happy就活LAB
| サービス | 料金 |
| 1日 | 要問合せ |
3.ダイレクトリクルーティング
ターゲット層へ逆アプローチすることで攻めの採用が主流になっている昨今、ぜひ取り入れたい採用手法です。
ほかの採用手法と比較して採用単価が安く抑えられ、自社ターゲットに合った学生へ効率的にアプローチできるのも魅力の1つです。
採用ターゲットが明確な企業や、新しい採用手法を取り入れたい企業におすすめです。
ABABA(アババ)
| サービス | 料金 |
| 採用枠購入プラン | システム利用料10万円/年+ 55万円/3名枠~ |
Offer Box(オファーボックス)
| サービス | 料金 |
| 早期型プラン | 75万円(3名枠)~ |
| 成果報酬プラン | 38万円/人 |
キミスカ
| サービス | 料金 |
| 基本プラン | 75万円(3名枠)~ |
dodaキャンパス
| サービス | 料金 |
| 基本プラン | 75万円(3名枠)~ |
4.新卒紹介
新卒紹介サービスは、エージェントが企業のターゲットにあった学生を紹介するサービスです。
学生との接点をつくることができるだけでなく、企業の欲しい人材像をエージェントに伝えることで、理想のマッチングを実現します。
工数をかけずに少人数の採用を確実に採用したいと考えている企業におすすめです。
就職エージェントneo
サービス 料金※成果報酬型 成果報酬型 要問合せ
※採用人数や条件によって変動することもあります。詳しくはこちらからお問い合わせください。
\自社に合った採用手法選びをサポートします/
4.内定者フォロー、早期離職防止につなげる手法
内定者自体の防止のためには、早期からの継続的なコミュニケーションや、職場環境に慣れるための研修などが効果的です。
HR University(エイチアールユニバーシティ)
サービス 料金※成果報酬型 従量課金型 月額10万円~
新入社員研修
サービス 料金※成果報酬型 研修内容や実施日数、人数などにより変動します ▶要問合せ
5.まとめ
2026年卒の内定率は高い水準で推移していますが、内定辞退率も高く、企業は内定者フォローに注力する必要があります。
2027年卒の学生は早期から活動しており、企業は3月の広報解禁に向けて早めの対策が必要です。
就職サイト、イベント、ダイレクトリクルーティングなど、様々な採用手法を組み合わせ、自社に合った母集団形成をおこないましょう。
<記事の3つのポイント>
1. 採用活動の早期化
27年卒採用はインターンシップ参加も早期化しており、企業は早めの情報発信と接点作りが不可欠
2. 内定辞退への対策
内定取得社数が増加傾向にあるため、内定者フォローを強化し学生の入社意欲を高める必要がある
3. 多様な採用手法の活用
就職サイト、イベント、ダイレクトリクルーティングなど、複数の手法を組み合わせ自社のターゲット学生に合わせたアプローチをおこなう
近年の新卒採用は就職活動の早期化に伴い、インターンシップ期間からの活動がカギとなっています。
一方で、活動時期が前倒しになることにより、内定出しから入社までの期間が延長され、企業側のフォローがポイントと言えるでしょう。
新卒採用の成功に向けては、採用動向や採用トレンドを常にキャッチアップすることが重要なため、定期的に最新の採用情報を確認するよう心がけましょう。
企画戦略から現場の実動まで一気通貫の伴走をする採用プロデューサー
2017年に新卒でネオキャリアに入社。大阪支店にて関西エリアの新卒採用支援に6年間従事し、新規顧客開拓および既存顧客支援の双方で実績を蓄積。
その後、東海・九州エリアの経験を経て、現在は西日本全域を担当。2026年にMBAを取得。
スタートアップやベンチャーなどリソースが限られる企業や、初めて新卒採用に取り組む企業に対し、採用戦略の立案から実行支援、将来的な内製化までを一貫して伴走いたします!
- 名前
森本/新卒採用領域
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