【新卒採用】5分でわかる通年採用|ポイントや導入企業を紹介!

通年採用

新卒採用の競争が激しくなる中、「計画通りに新卒学生を採用できなかった」「目標の採用人数を下回ってしまった」など、悩まれている新卒採用担当者の方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

最近は就職活動が短期化し、売り手市場ということもあり、従来の新卒一括採用では、うまくいかない企業も増えてきています。

そんな中、注目を集めているのが「通年採用」です。今回は「通年採用の特徴」「通年採用を導入している企業の紹介」をまとめてみました。通年採用を考えられている新卒採用担当者は、参考にしてみてください。

26年卒の新卒採用スケジュールと市況予測を徹底分析

<26年卒>新卒採用スケジュールと市況予測について

26年卒今後の採用活動について、企業・学生の最新動向をもとに解説します。

<目次>

・26年卒企業動向予測

・26年卒学生動向予測

・インターンシップの定義

1.通年採用とは

通年採用とは、企業が年間を通じて採用活動をおこなうことです。帰国子女や留学をする学生が増え、大学がそのような学生を受け入れるために秋入学制度を導入しました。

それをきっかけに、企業も多様化する学生をいつでも受け入れるために、通年採用を導入したことがはじまりです。

1-1.通年採用の現状

就職活動が短期化し、売り手市場ということもあり、新卒学生を採用することが難しくなったため、通年採用を導入する企業が増えています。

就職白書2020 |就職みらい研究所によると、2021年卒採用で「通年採用」を検討している企業が25.1%と4社に1社が通年採用を検討していることが分かりました。
2020卒採用で実際に通年採用をおこなっていた企業は17.5%ですので2020年度の1.4倍となります。

2021年卒採用の方法・形態として実施 予定のもの

就職白書2020 |就職みらい研究所

引用:就職白書2020 |就職みらい研究所

しかし、「まだまだ通年採用のイメージができない…」という企業は多いと思います。そんな新卒採用担当者に向けて、「一括採用と通年採用の違い」や「通年採用のメリット・デメリット」をわかりやすくまとめてみました。

2.一括採用と通年採用の違い

一括採用と通年採用はどのように違うのでしょうか。2つの新卒採用の特徴を比較し、まとめてみました。

2-1.新卒一括採用の特徴

新卒一括採用とは、「企業が同じ時期に新卒学生を採用する」方法です。2018年度の新卒採用を例にすると、3月にナビサイトにエントリーが開始し、6月から面接が解禁する3ヶ月間に集中して採用をおこなうといった流れのイメージです。

新卒学生の採用活動を集中しておこなうことで、教育コスト削減が図れるなどの特徴があります。

2-2.通年採用の特徴

一方で、通年採用は年間を通して採用をおこないます。春や夏では帰国が間に合わない留学生経験者や、既卒者を採用できることが特徴です。

また採用にかける時間に余裕が生まれ、学生をしっかり見極めることができるので、ミスマッチを未然に防ぐことができるでしょう。

新卒学生の採用が難しくなり、採用方法の変化が求められるなか、通年採用を実施する企業は今後増えるのではないでしょうか。

3.通年採用メリット・デメリット

メリット デメリット|イメージ画像

「時間に余裕がある」というのが通年採用の大きな特徴でした。以上をふまえた上で、次は通年採用のメリット・デメリットをまとめてみました。

3-1.メリット

一括採用とは違い、年間を通して採用活動ができるので、慎重に学生を選び、自社にマッチした新卒学生を採用することができます。また前述のように、帰国時期により就職活動に間に合わない留学生経験者など、多様性のある新卒学生を採用できます。

また内定後、「内定者が辞退すること」は新卒採用において大きな課題ではないでしょうか。通年採用では、年間を通じて採用をおこなうため、内定を辞退した学生がいた場合でも、時期に左右されずに補完できるメリットがあります。

 

CHECK!
  • 年間を通して採用できるので、慎重に学生を選び、自社にマッチした新卒学生を採用できる
  • 留学生経験者、多様性のある新卒学生を採用できる
  • 内定を辞退した学生がいた場合でも、時期に左右されずに補完できる

 3-2.デメリット

通年採用とはいえ、一括採用がはじまる3月に採用活動を注力しないと、採用競合に競り負けてしまう可能性があります。

通年採用で新卒学生を採用する場合、第一志望の企業から内定を獲得できなかったからエントリーをするという、「滑り止め」の対象とされてしまうかもしれません。

結果が出なかった学生の中には、気持ちを切り替えて再び就職活動に取り組む学生もいますが、「これから受ける企業は志望度が低い」という意識をもった学生が多くなるため、企業に対して熱意を感じられないケースが考えられます。

 

CHECK!
  • 結果がでなかった学生が、仕方なく他の企業を探すために選考を受ける傾向がある
  • 企業に対して熱意を感じないケースもある
    26年卒の新卒採用スケジュールと市況予測を徹底分析

    <26年卒>新卒採用スケジュールと市況予測について

    26年卒今後の採用活動について、企業・学生の最新動向をもとに解説します。

    <目次>

    ・26年卒企業動向予測

    ・26年卒学生動向予測

    ・インターンシップの定義

    4.通年採用を導入している企業紹介!

    4-1.ソフトバンク

    ソフトバンク

     

    ソフトバンクが提唱する「ユニバーサル採用」では、「自由な時期に学生の判断で活動をおこなえるように」と通年採用を導入しました。

    また同社では、No.1採用や就労体験型のインターンシップなど、多様な選考プログラムがあります。通年採用をはじめ、一風変わった採用方法を検討されている採用担当者の方は、参考してみてはどうでしょうか。

    4-2.ユニクロ

    ユニクロ

     

    ファストリテイリングでは、「一人ひとりが仕事について真剣に考え、主体的に行動し、納得した将来が送れるように」と年間を通じて新卒採用をおこなっています。

    学生が不合格になっても再チャレンジできる制度などを設けているので、短期間では気付くことができない学生の長所などを見極めることができるのではないでしょうか。

    4-3.ヤフー


    Yahoo

     

    「ポテンシャル採用」を導入しているヤフーでは、新卒、既卒、第二新卒など経歴に関わらず30歳以下の方であれば応募できる制度を導入しています。

    留学生経験者や博士号取得者など、就職活動をおこなう時期が多様化しているので、多様性のある人材を採用できるのではないでしょうか。

    4-4.リクルート


    リクルート

    株式会社リクルートホールディングスは、2019年4月以降、国内9社の新卒採用を、株式会社リクルートにおいて統合すると発表しました。

    予定ではありますが、新卒採用方針は「大学3年生3月~30歳以下」、「既卒業者も就業経験者も応募可」と非常に幅広い人材を募集しております。

    時期、人材にこだわらないことで優秀な人材に出会える可能性が増えるのではないでしょうか。

    4-5.楽天

    楽天

     

    楽天はエンジニア向けに通年採用を行っています。ポジション別に通年採用をおこなっており、毎月入社可能など、採用から入社まで、柔軟性のある選考になっています。

    5.通年採用を考えている企業のためのサービス紹介

    通年採用を始める際に、どのようなサービスを利用すると、効率的な通年採用を実現できるのでしょうか。

    現在では、学生が就職活動を一斉に始めるので、タイミングによっては求人サイトで新卒学生を募集したとしても、集まらない可能性があります。

    今回は、通年採用が可能な「ダイレクトリクルーティング」「人材紹介」のサービスをご紹介します。

    5-1.ダイレクトリクルーティング

    dodaキャンパス|早期から就職活動を始める優秀学生に出会えるサービス

    doda campas logp

    【特徴】
    • 登録学生数20万人以上を擁する国内最大規模の新卒採用向けダイレクト・リクルーティングサービス
    • 早い時期から活動している優秀な学生に会うことができる(21~24年卒者の登録数35万人以上)
    • 採用が難しい理系学生や、なかなか接点が持ちづらい地方学生などの採用におすすめ

     

    • サービス名:dodaキャンパス
    • 運用会社:株式会社ベネッセi-キャリア
    • URL:https://campus.doda.jp/

     

    OfferBox|新卒ダイレクトリクルーティングサービスのパイオニア

    OfferBoxロゴ

     

    【特徴】
    • 大手からベンチャーまで、メーカーやIT業界をはじめとする2,480社以上が導入
    • 初期費用は0円。かかる費用は成功報酬型の30万円/名のみ。無料1dayトライアルも実施中
    • 人工知能による検索システムを導入。利用企業による行動履歴を解析、ビッグデータと照合し「企業が会いたい学生」順に検索結果画面に表示。

     

     

    キミスカ|無駄な管理工数を削減し、本質的な採用活動を実現

    キミスカロゴ

     

    【特徴】
    • インターンシップ経験などの登録フォームを充実させているため、就活早期の段階で登録をしている学生が多い
    • 登録学生約20,000名登録、300名以上の内定者を創出(2016年卒実績)。18年度は2017年4月時点で50,000名にも及ぶ
    • 採用ニーズの把握から学生集客・面談を1名で担当可能。コンサルタントによるフォローもあり

     

    5-2.新卒紹介

    就職エージェントNEO|業界最大手の人材紹介サービス

    就職エージェントneoロゴ

     

     

    就職エージェントNEOでは、全国約120の大学と接点を持ち、新卒採用活動がピークである3~8月のみではなく、年間を通じて新卒紹介をおこなっています。

    「今すぐ欲しい新卒学生がほしい!」と悩まれている採用担当者の方は新卒紹介も検討してみてはいかがでしょうか。

     

    全国約120の大学のイベント開催数は業界トップクラス

    業界のパイオニア的存在。文系学生の支援実績も業界トップクラス

    大手就職サイトに掲載していない求人が全体の46%

    ちほりけ|地方の理系学生に特化をした新卒紹介サービス

     

    理系就職エージェントneo画像

     

    機電・情報系学生を中心に理系学生の登録があり、こちらも対面面談によるヒアリングをおこなってからご紹介を実施しています。専門特化した職種の採用や従来就職サイトでは採用できなかったような学生の採用実績もあります。

    また理系就職エージェントneoが運営している『ちほりけ』では、地方の理系学生のために交通費などの就職活動にかかる費用を、学生1人あたり最大6万円まで支給しており、毎年約6万人以上の理系学生にご利用いただいています。

     

    採用が難しいと言われる理系に特化した完全成果報酬型の新卒紹介サービス

    機械系や電気系など、様々な学部に通う大学生が登録しており、企業にマッチした理系学生を紹介

    地方に足を運ばずとも直接のアプローチが可能

    6.まとめ

    いかがでしたでしょうか。

    「採用時期が短くなって、ミスマッチが起こるようになった」「もっと学生を慎重に選びたい」という担当の方は、通年採用を考えてみてはいかがでしょうか。

    まだまだ、一括採用が主流になっている現在では、通年採用に踏み切れない企業が多いと思いますが、チャレンジしてみることで新卒採用の成功につながるかもしれません。 

     

    26年卒の新卒採用スケジュールと市況予測を徹底分析

    <26年卒>新卒採用スケジュールと市況予測について

    26年卒今後の採用活動について、企業・学生の最新動向をもとに解説します。

    <目次>

    ・26年卒企業動向予測

    ・26年卒学生動向予測

    ・インターンシップの定義

    この事例・記事に関わった営業担当

    中小・ベンチャー企業を採用成功に導く戦略を

    入社してから一貫して新卒採用のコンサルティングをおこなう部署に携わる。大手上場企業~ベンチャー企業まで計1,000社近くの支援を経験し、現在は新規営業部門の責任者として従事。

    名前

    斎藤/新卒採用領域

    得意領域
    • 新卒採用全般

    • 新卒採用コンサルティング

    • 中小・ベンチャー企業の採用支援

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