拠点ごとの採用、ムダが多くなっていませんか？本社一括採用への変更で採用コストを大幅に削減した事例

今まで現場にとって必要な人材を採用しようという考えから、事業部ごとに裁量権を持って採用をおこなっていらっしゃいました。しかし、選考フローや掲載媒体における採用ノウハウがないこともあり、なかなかターゲット人材の採用には結びついていない状態でした。

また、予算も分散していたため、採用をおこなう際の会場費や運営をするためのスタッフの人件費などがかさみ、総じて採用単価が高騰してしまっていたことが大きな課題でした。

課題解決のために行った具体的施策

実績を積み重ねて信頼関係を構築

まずは事業ごとに原稿のご提案をおこない、実績づくりに注力しました。効果の出ている媒体を見定め、原稿の提案・打ち出し方・スカウトメールの文面の改良提案をおこないました。

その結果、サポートさせていただいた事業部の全てで目標以上の採用を支援することができました。また、この時点で1名当たりの採用単価を今までの2分の1である、20万円まで下げることに成功しました。

事業部ごとの採用ではなく、本社一括での採用をご提案

信頼関係を構築したうえで、現状の現場採用と本社一括採用のメリット・デメリットをご説明し、まとめてご提案をさせていただきました。 

実際に、効果の出ている媒体を見定めて集中と選択をおこない、一括で求人広告を掲載した際のシミュレーションをご提出。一括で採用する場合の体制、利用後の想定採用単価などをご提案しました。

会場費や人件費も抑えることでコストパフォーマンスを高められる可能性があり、本社でご検討をいただきました。そして、それまでの実績もあり、一括採用に踏み切っていただくことになりました。

結果

各企業部ではなく、本社一括で採用することによって、全国で過去最多の43名の採用に成功しました。また、採用単価も今までの4分の1である、10万円以下にまで抑えることができました。

そして、それにより今まで採用費に充てていた予算を新社員の教育研修に充てていただくことができるようになりました。事業部ごとのOJTのみに頼っていた研修体制から、外部の研修会社とも協力して成果を出せるようになるまでの教育体制の構築に成功。社員一人ひとりの生産性が向上し社員の定着・活性化にもつながるという好循環を生むことができました。

コンサルタントから一言

社内の体制を変更した方が良いと分かっているものの、説得するための材料やそれを実行するまでの工数を考えると行動できずにいる採用担当者も少なくないかもしれません。

今回は、時間はかかりましたが、その仕組みを変えたことで採用成功につながった事例でした。

もし、社内の採用制度の見直しに併走してくれるパートナーをお探しの企業様は、ぜひ一度私どもにご相談ください。成果としての実績を持って、企業様にあったご提案をさせていただきます。