Wantedlyの掲載料金【2025年最新】特徴や強み、会員層を徹底解説
ダイレクトリクルーティング

Wantedly(ウォンテッドリー)とは若手エンジニア採用に強みがあるダイレクトリクルーティングサービスです。Wantedlyは成功報酬費用がかからないため、コストを抑えながら複数名の採用をおこないやすく、自社の企業理念やミッション、社風など給与や福利厚生以外の魅力に共感する求職者とマッチングができます。
Wantedlyの掲載料金は3つの基本プランと掲載期間により異なり、ライトプランの6ヵ月掲載の場合は月額6万円から利用可能です。また、Wantedlyの掲載料金は長期間利用するほど月額料金を抑えやすい特徴があります。
本記事では
・基本プランと掲載料金解説
・Wantedlyの特徴や強みと会員層
・Wantedlyの機能
について解説します。
1.基本プランと掲載料金表
Wantedly(ウォンテッドリー)は20代半ばから30代のミレニアル世代を中心とした、エンジニア採用に強みがあります。
中心層は20代ですが、中途採用だけでなく、新卒採用やインターン募集もおこなえます。
ほかのサービスとの違いは、企業の理念やカルチャーなど、求職者と企業の価値観の共感マッチングを重視できる採用プラットフォームである点です。
登録をしている求職者は、企業を選ぶ際に給与面や福利厚生面だけでなく、企業が掲げるミッションや想いに共感できるか否かを、応募の判断基準の1つとしています。
そのため、Wantedlyでは企業と求職者とのマッチングにより、採用ミスマッチの防止や、就労満足度の向上による定着率の改善が期待できるサービスであるといえます。
本章では、Wantedlyの基本プランと掲載料金について解説をおこないます。
Wantedlyの基本プランは3種類です。
各プランには6ヵ月、12ヵ月、24ヵ月の利用期間が設けられていますが、期間中に複数名の採用をおこなっても成果報酬費用はかかりません。
1‐1.ライトプラン
ライトプランは月額5万円から6万円です。
利用期間は6ヵ月、12ヵ月、24ヵ月から選択可能で、長期間利用するほど月額料金を抑えることができます。
ライトプランではWantedlyに登録している求職者を直接スカウトできる、ダイレクトスカウトの利用はできませんが、会社ページの作成や募集作成、ブログ機能であるストーリーの利用が可能です。
会社ページや求人募集機能、ストーリーを自社の採用HPとして活用しながら応募を獲得したい企業におすすめです。
1‐2.スタンダードプラン
スタンダードプランは月額13万円から15万円です。
利用期間は6ヵ月、12ヵ月、24ヵ月から選択可能で、長期間利用するほど月額料金を抑えることができます。
スタンダードプランは求職者を直接スカウトできる、ダイレクトスカウトの利用が可能です。
ダイレクトスカウト通数は利用期間に応じて150通から600通付与されます。
ダイレクトスカウトの利用しながら、自社を知らない求職者や、自社の採用ターゲットに近い人材へアプローチをおこないたい企業、惹きつけから応募の獲得までの時間を短縮したい企業におすすめです。
また、管理画面には30名まで入ることができるため、複数の部署や拠点での採用時におすすめです。
1‐3.プレミアムプラン
プレミアムプランは月額16万円から22万円です。
利用期間は6ヵ月、12ヵ月、24ヵ月から選択可能で、長期間利用するほど月額料金を抑えることができます。
プレミアムプランはスタンダードプラン同様にダイレクトスカウトの利用が可能です。
ダイレクトスカウト通数は利用期間に応じて300通~最大1,200通付与されます。
管理画面に入れる人数に制限はなく、年間を通してさまざまな職種や雇用形態の採用をおこなう予定がある企業や、インターン募集の予定がある企業、スタートアップ企業におすすめのプランです。
2. オプション料金表
Wantedlyは、より多くのターゲットに求人情報や企業の魅力を伝えるための広告オプションや、プロによるコンテンツ制作オプションなどがあります。
本章ではWantedlyのオプション料金を解説します。
2-1. ダイレクトスカウト
Wantedlyのダイレクトスカウトは、企業からのスカウトを受け取る設定をおこなっている転職活動が活発な求職者へ送付できます。
スタンダードプランとプレミアムプランは、あらかじめ利用期間に応じてダイレクトスカウト通数が付与されていますが、不足したときやスカウト活動を強化したいときは、ダイレクトスカウトオプションにより、1ヵ月50通の追加が可能です。
2‐2.広告
Wantedlyの広告オプションは2種類あります。
FacebookやX(旧Twitter)など、SNSへ配信をおこなう広告と、Wantedlyのトップページやアプリに配信をおこなう広告です。
SNS広告
近年は若手層の多くがFacebookやX(旧Twitter)などのSNSを利用しています。
SNSを利用している若手層のターゲットへ自社の情報や求人情報を発信したいときは、広告オプションの利用がおすすめです。
FacebookやXへの広告配信は、一般の投稿のなかに広告と気づかれにくい自然な表示で投稿されます。
そのため、SNSを利用しているターゲットの興味や関心を高めながら、自社の情報へ誘導しやすくなります。
また、SNS広告の料金はクリック課金型です。
クリック課金型はクリック数×クリック単価により費用が発生します。
SNS広告をオプションで利用したい場合は、約1週間で10万円から設定できます。
トップページ広告・アプリ内広告
トップページ広告はWantedlyのトップページに広告を表示できるオプションです。
ログインした求職者の目に留まりやすく、自社の情報への流入を促進させます。
アプリ内広告はWantedlyのアプリに広告を表示して、自社の情報への流入を強化します。
オプション料金はトップページ広告とアプリ内広告ともに、2週間で20万円です。
2‐3.コンテンツ制作
Wantedlyは自社の情報を自由に作成して発信できますが、より魅力的な情報発信のための制作オプションがあります。
募集制作・写真、動画制作
コンテンツ制作オプションは、自社の魅力や想いを記載できる会社ページや、このような人材と働きたいと伝えるための募集制作をプロに依頼できます。
ほかにも、社内の様子をブログで発信できるストーリーの制作や写真撮影、動画撮影の依頼が可能です。
募集制作の特別ライティングは1募集35万円、シンプルライティングは1募集5万円から利用できます。
写真撮影は5万円、動画撮影は新規制作で65万円からです。
制作した動画は、企業プロモーション動画や採用動画などに活用できます。
Wantedlyを利用している求職者は、企業の魅力や想いに自身が共感できるかを基準に応募企業を選定しているため、求職者からの応募を獲得するためには、魅力的なコンテンツ作りが大切です。
そのため、コンテンツ制作オプションは惹きつけ効果の高いコンテンツ制作に不安がある企業や、社内の様子を視覚的に伝えるための写真・動画の制作に不慣れな企業おすすめです。
ストーリー制作
会社の魅力を発信できるブログ機能、ストーリーの制作を依頼できます。
採用告知やイベント告知をはじめ、企業の魅力を伝えるためのメイン記事の作成をおこないたいときにおすすめのオプションです。
1ストーリー30万円で利用できます。
運用支援サービス
Wantedlyで採用をおこなうにあたり、会社の情報を集約した会社ページの制作や募集情報をまとめた募集制作の代行もプロに依頼したい場合は、運用支援サービスの利用がおすすめです。
月に1度のミーティングやサポートもあり、採用活動をより効率的におこなえるように支援してもらえます。
運用支援サービスの費用については、お問合せください。
3.Wantedlyの特徴や強みと会員層
Wantedlyは若手層のエンジニア採用に強みがあるサービスですが、具体的にどのような求職者が利用しているのか、どのような特徴があるのか解説します。
3‐1.採用ターゲットを直接スカウトできる
Wantedlyの基本プランのうち、スタンダードプランとプレミアムプランにはダイレクトスカウト通数が付与されます。
ダイレクトスカウトはWantedlyの会員のなかから、自社の採用ターゲットに近い人材を絞り込み、直接スカウトできる機能です。
Wantedlyでは、スカウトの候補者を雇用条件やスキルで絞り込むだけでなく、「この先やってみたいこと」などマインドや志向から絞り込めます。
3‐2.ダイレクトスカウトの開封率が高い
ダイレクトリクルーティングサービスで中途採用をおこなう際の、スカウトメールの平均的な開封率は60%から70%です。
しかし、Wantedlyの開封率は75%から80%と高い結果となっています。
Wantedlyの開封率が平均よりも高い理由は、求職者に企業からのスカウトメールだけが届く仕組みになっているからです。
ダイレクトリクルーティングサービスの多くは、スカウト候補者の情報を企業だけでなく転職エージェントも閲覧しています。
そのため、求職者には企業からのスカウトメールだけでなく、転職エージェントからのスカウトメールも届く状態です。
求職者のもとにスカウトメールが多く集まると、求職者にとって優先度の高いスカウトメールも受信ボックス内で埋もれやすくなり、開封されない可能性が高まります。
スカウトメールの開封は応募への大事なファーストステップですから、Wantedlyは採用効率を高めるために、スカウト候補者の情報公開を企業に限定しています。
3‐3.20代から30代の若手層の採用に強み
Wantedlyの会員数は409万人です。
そのうち73%が20代から30代が占めています。
若手層の中には上位校を中心に、学生も約10.5万人ほど登録しています。
そのため、インターン募集や新卒採用も可能です。
3‐4.エンジニア系職種の採用に強み
Wantedlyの会員の職種比率はエンジニアが最も多く、デザイン・アート系やPM・Webディレクションなど、IT系職種の採用に強みがあります。
そのほかにも、セールスやマーケティングなど、幅広い職種の採用が可能です。
3‐5.企業の想いを集約した会社ページで求職者を惹きつける
会社ページは会社概要や一緒に働くメンバーの記載や、ブログ機能であるストーリーや募集情報など、会社の情報を集約したページです。
会社ページのコンテンツを充実させることで、自社の採用HPとしての活用もできます。
会社情報には企業ロゴや背景写真のほか、本文中に2枚から6枚の写真を掲載できます。
モバイル版では、モバイルユーザーが見やすいUI/UXです。
会社ページに掲載できる項目を解説します。
■ミッション
会社の理念やミッションを伝える項目です。
■価値観
優先度の高い6つの価値観価値観やバリューを掲載する項目です。
そのうち、優先度の高い3つの項目を大きく掲載できます。
■メンバー
自社で働くメンバーの紹介をチームや部署ごとに掲載できる項目です。
求職者は一緒に働くメンバーを知ることで、働くイメージを膨らませやすくなります。
■ポートフォリオ
企業のサービスやプロダクトなどを掲載できる項目です。
自社がどのような取り組みをおこなっているか、アピールできます。
■シゴト
募集要項を掲載できる項目です。
会社ページでは公開日順に反映されます。
■注目の投稿
ストーリーに掲載した項目が反映されます。
基本的には投稿日順ですが、固定もできます。
■ミートアップ
Wantedlyでミートアップのページを作成することで追加できる項目です。
■会社情報
企業の基本情報を記載できる項目です。
オフィスの住所、会社HP、設立年度、代表者、従業員数、特徴などを記載できます。
3‐6.無制限に掲載できる「募集」
Wantedlyの募集はプランに関係なく無制限に作成できます。
さらに、募集の掲載順位もプランに関係ありません。
求職者のニーズにあわせて表示されるため、採用ターゲットのもとに募集情報が届きやすい仕様です。
ほかのサービスと異なる点は、Wantedlyの募集には給与や待遇の記載ができないというルールです。
なぜなら、求職者はミッションや仕事内容で企業を選ぶからです。
給与や待遇を記載しないことで、企業規模に左右にくいフェアな条件下で、優秀な若手層の採用活動がおこなえます。
また、募集の項目にはメンバーを紐づけることができます。
メンバーの紐づけがあることで、求職者は入社後の雰囲気をイメージしやすくなります。
3‐7.ストーリで企業の魅力を発信、惹きつけ効果を高めやすい
ストーリーは会社の日常の様子や会社メンバーの紹介など、自由に投稿できるブログ機能です。
求職者は、社員がどのような環境で過ごしているのか、企業にどのようなカルチャーがあるのかを知りたがっています。
そのため、ストーリーの更新頻度が高いほど求職者の惹きつけ効果の向上が期待できます。
3‐8.カジュアル面談で共感を高めやすい
Wantedlyはダイレクトスカウトなどを通して、求職者をカジュアル面談へ誘導しやすい特徴があります。
Wantedlyの募集には年収や待遇の記載がないため、企業に興味を持った求職者はより詳しい情報を求めるようになります。
そこでまずは、求職者を見極めるための面談ではなく、カジュアル面談へ誘導しましょう。
カジュアル面談とは見極めるための面談ではなく、求職者と企業が双方の理解を深め、求職者からの共感を高めるための機会です。
フランクな雰囲気のカジュアル面談は、求職者が応募にあたり確認しておきたいことを、質問しやすい環境を作ることができます。
企業は、求職者からの質問への回答や、仕事以外の対話を通して惹きつけの強化をおこなえます。
また、カジュアル面談は改まった面接や選考とは異なる雰囲気のなかで、求職者の人柄を感じることができるため、自社の雰囲気や既存のメンバーとの相性を伺いやすくなります。
そのため、採用ミスマッチの防止が課題である企業は、ぜひカジュアル面談を取り入れてみてください。
4.まとめ
本記事ではWantedlyの掲載料金について解説をおこないました。
解説内容をまとめると、以下の通りです。
Wantedlyの掲載料金は3つのプランがあり、採用に必要な期間利用できます。
利用期間中に複数名採用しても成果報酬は無料です。
そのため、複数名の採用時は1人当たりの採用単価を下げやすくなります。
また、中途採用だけでなくインターン募集や新卒採用もおこなえるため、スタートアップ企業や年間を通して採用計画がある企業のおすすめのサービスです。
Wantedlyの強みは、若手エンジニア採用に強みがある点と、企業理念やミッションなどへの共感によるマッチングがおこなえる点です。
企業の想いを求職者に伝えることで、採用ミスマッチの防止や早期離職の防止につながります。
共感力の高い人材の採用をおこないたい企業は、ぜひWantedlyの利用を検討してみましょう。

圧倒的な顧客視点をもったトータルサポート
2009年に新卒でネオキャリアに入社後、営業からマネジメントまで多岐に渡りトップレベルの業績を残し事業部長に就任しました。 「顧客視点」を第一に考え、市況感を先読みした革新的なアイデアで採用成功まで導きます。
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