新卒採用に関するアンケート調査結果レポート|他社の課題や、実施している施策とは?(2019年12月実施)
新卒採用アンケート
21年卒採用の広報解禁も間近に迫り、インターンシップの追加開催や早期と言われる1月から3月にかけておこなわれるイベントへの出展など、採用担当者様にとって悩みが尽きない新卒採用。
他社の動向が気になってはいるものの、情報収集や情報交換もできていないという担当者様も多いのではないでしょうか。
本記事では、ネオキャリアと接触いただいたことのある担当者様を対象にした「新卒採用に関する課題アンケート」のデータをもとに
・前年の採用活動状況
・課題
・実施している施策
などをまとめました。
目次
1.母集団の形成と採用方法・戦略決定を課題に上げる企業が約半数
現在の採用の課題について聞いたところ、母集団形成の実施と採用方法(24.9%)・採用戦略の決定(23.3%)の2つで約半数を占めていました。
多くの企業様からよくお聞きする、「母集団の形成」についての課題だけでなく、採用全体に関わる採用方法や戦略決定にお悩みになっている方も非常に多いことが伺える結果でした。
これは採用担当の方が孤軍奮闘、新卒採用をおこなわれており1人ではなかなか解決できない課題でした。
また、採用そのものや手法が多様化していることもこのような課題につながった要因と考えられます。
2.今後より活用したい手法は学校訪問・学内セミナーがトップ
半数の企業が学内説明会・学校訪問を強化したいと回答しました。
活用しているサービスでは、大手就職サイトがもっとも多かったものの実際には大学とのつながりを強化し、直接採用をおこないたいという希望が透けて見える結果となりました。
また、インターンシップサイトや新卒スカウトサービス、逆求人イベントなどの早期活動や通年採用を強化する手法の強化を挙げる企業も一定数いる状況でした。
経団連の就職活動に関する指針の撤廃やインターンシップの全体的な広がりが要因として上げられるのではないでしょうか。
3.話題のダイレクトリクルーティング、新卒採用での実施は約2割
実施している採用手法では、近年新たな採用手法として登場したダイレクトリクルーティングについては2割程度の利用率でした。
中途採用では定着しつつありますが、新卒採用ではまだ本格的な活用は出来ていないようです。
また、インターン採用や理系・機電系学生の採用は継続して取り組まれる予定の企業が多くなる結果となりました。
高校生の採用や地方採用など人手不足に直面する中で、活動についてもさまざまな経路や手法を用いて学生を確保しようとしていることも浮き彫りになる結果でした。
4.そのほか、アンケート回答データで見られる内容
調査概要
- 調査主体:株式会社ネオキャリア 経営企画部
調査期間:2019年12月25日(水)~2019年12月31日(火)
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:
有効回答:88
※各数値は四捨五入して表記しています。
中小・ベンチャー企業を採用成功に導く戦略を
入社してから一貫して新卒採用のコンサルティングをおこなう部署に携わる。大手上場企業~ベンチャー企業まで計1,000社近くの支援を経験し、現在は新規営業部門の責任者として従事。
- 名前
斎藤/新卒採用領域
この営業が携わった他の事例・記事を見る