フォローアップ研修とは?目的・カリキュラム例・実施時期と費用相場【研修会社7社比較】

フォローアップ研修

フォローアップ研修とは

フォローアップ研修とは、新入社員研修などを終えてから一定の期間をおき、受講者を再び集めて実施する研修のことです。研修で学んだ内容を現場でどう活かせているかを振り返り、つまずきを解消する場として、多くの企業が取り入れています。

実施時期は研修後3か月から半年が中心で、期間は1〜2日の短期が一般的です。外部に委託する場合の費用は、研修会社で1日10万〜30万円が目安とされています。

本記事では、以下の内容を解説します。

  • フォローアップ研修の定義と必要とされる理由
  • 実施時期、カリキュラム例、実施方法
  • 対象別(新入社員・若手・中堅・管理職)の研修設計
  • 効果測定の方法と、社内への説明の型
  • 費用相場、内製・外注の判断、研修会社7社の比較
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1.フォローアップ研修とは

フォローアップ研修とは

フォローアップ研修とは、研修が終わってから一定期間が経ったあとに、受講者を再び集めて実施する研修のことです。研修後の業務を振り返りながら、いま必要なスキルや知識を身につけ、今後の課題の抽出や目標設定までおこないます。

新入社員やマネジメント層を対象にした研修を実施している企業は多いものの、その研修が業務にどう活かされ、どれくらいの効果があったのかを振り返る時間を設けられていない企業も珍しくありません。

フォローアップ研修は、その振り返りと効果の確認を担う場です。つまり、実施した研修を実務に活かせる形で身につけてもらうための研修と言えます。

通常の研修との違い

通常の研修が「知識やスキルを学ぶ場」であるのに対し、フォローアップ研修は「学んだことを実務に当てはめた結果を持ち寄り、見直す場」です。

項目通常の研修(新入社員研修など)フォローアップ研修
実施時期入社直後、昇進直後など研修後3か月〜半年が中心
主な目的基本の知識やスキルの習得実務での実践状況の振り返りと、つまずきの解消
受講者の状態実務経験がほとんどない一定の実務経験があり、具体的な課題を持っている
主な内容講義、基礎ワーク振り返り、課題の共有、事例発表、目標の再設定

2.フォローアップ研修が必要な理由と目的

フォローアップ研修が必要とされるのは、入社直後の研修だけでは、仕事の実態に即した学びが身につきにくいためです。

新入社員研修は、会社や仕事の実態がまだわからない状態で受けるため、内容を聞くだけで終わってしまうケースが少なくありません。研修後に一定期間を置き、業務での実践をふまえて振り返る機会を設けることが望ましいと言えます。

また、新入社員は初めての職場で「他の人はできるのに自分はできない」と感じ、モチベーションが下がることがあります。悩みやつまずきを放置すると、短期間での離職や、生産性・能力の低下につながりかねません。

 

厚生労働省の調査によると、令和4年3月に卒業した新規大卒就職者のうち、就職後3年以内に離職した人の割合は33.8%でした。事業所の規模が小さいほど、この割合は高くなる傾向があります。

事業所規模新規大卒就職者の3年以内離職率
5人未満57.5%
5〜29人52.0%
30〜99人41.9%
100〜499人33.9%
500〜999人31.5%
1,000人以上27.0%

出典:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)を公表します」(令和7年10月24日公表)

離職の理由は研修だけで説明できるものではありません。それでも、入社後の早い段階で社員のつまずきに気づき、手を打てる機会として、フォローアップ研修を位置づける意味は大きいです。

フォローアップ研修の目的は、研修で学んだことを現場で使える状態にし、社員の定着と成長につなげることです。具体的には、次のような成果が期待できます。

  • 自分の現在の状況の振り返りと、課題の抽出
  • 社会人としての基本姿勢や、仕事の意味の再確認
  • ビジネスマナーや知識・スキルの復習と整理
  • 仕事に対する悩みの解消と、自信の回復

実務を経験したあとに学び直すため、自分の体験と結びつけて具体的にイメージしながら学ぶことが可能です。その結果、教育効果が高まり、仕事への意欲向上や新入社員の戦力化を早める効果も期待できます。

3.フォローアップ研修のおすすめの実施タイミング

フォローアップ研修は、「入社後研修から3か月後」か「半年後」のどちらかに開催されることが多いです。

HR総研の調査によると、新入社員のフォロー研修の実施時期は「入社半年後」が最多でした。4月入社であれば、10月前後にあたります。

フォローアップ研修の実施時期

最初の研修からの経過時間によって目的が変わるため、狙いに合わせて時期を選ぶことが大切です。

実施時期主な目的プログラムの例
研修の3か月後配属後の不安を払拭し、
社会人としての心構えと仕事の進め方を再確認する
3か月間の目標の達成状況
プロセスのプレゼンテーション発表
研修の半年後学んだことを実践した結果を振り返り、
中だるみを防いで意欲を高める
同じ研修の参加者同士での課題検討
ディスカッション

出典:ProFuture株式会社/HR総研「人材育成(階層別研修)に関する調査 結果報告【新入社員研修編】」(2021年8月23〜30日実施、有効回答197件)

研修の3か月後に実施する場合

3か月後は、配属後の不安を和らげ、社会人としての心構えや仕事の進め方を確認し直す時期として適しています。

比較的短い期間での実施になるため、3か月間の目標の達成状況やプロセスをプレゼンテーションで発表するなど、具体的なプログラムを組むケースが多く見られます。

研修の半年後に実施する場合

半年後は、学んだ内容を実践した結果をもとに、スキルの定着と意欲の回復を図る時期に向いています。ある程度の時間が経っているため、実践して見えてきた成果や課題が、具体的に出そろってくる時期です。

まずは振り返りをおこない、同じ研修に参加した人同士で課題の検討やディスカッションをします。多様な解決策を探ることで、スキルの定着につながるだけでなく、新しい視点や手法も得ることができます。

また、配属先に慣れて中だるみしている気持ちを引き締め、モチベーションを高める目的もあります。

4.フォローアップ研修のカリキュラム例

新入社員向けのカリキュラムは、1〜2日間で「復習→振り返り→課題改善」の順に組むのが基本です。

ここでは、業務を始めて3〜6か月が経過した社員を対象にした例を紹介します。

順番プログラム主な内容
01オリエンテーションアイスブレイク
02ビジネスマナーの振り返り
  • 社会人に求められる言葉づかい
  • 身だしなみとTPO
03新入社員研修の内容の復習
  • 仕事・ビジネスの基本
  • ビジネスパーソンとしての振り返り
04入社後から今までの自分を振り返る
(業務編)
  • PDCAサイクル
  • 配属後約3か月の振り返り
  • 改善点と課題の抽出
05入社後から今までの自分を振り返る
(モチベーション編)
  • やる気グラフの作成
  • キャリアプランの作成
06新人に必要な「聴く力」
  • 傾聴姿勢および空間管理
  • 「聞く・聴く・訊く」スキルの基礎知識
  • 明確化のための質問力
  • 実践傾聴トレーニング(電話業務において)
07改善課題にチャレンジ業務課題に対する改善施策の検討

この研修では、新入社員研修で学んだことをおさらいしたうえで、実際の業務経験から見えた課題を改善するために何をするのかを考えます。PDCAの基礎を身につけられる点も特長です。

カリキュラムを組み立てるときのポイント

研修のカリキュラムは、現場の実態に合わせて組み立てると効果が高まります。次の3点を意識してください。

  • 事前の上司やメンターへのヒアリングによる、新入社員のつまずきの把握
  • 復習に偏らない、振り返りと課題改善の時間の確保
  • 研修の最後における、現場で取り組む行動目標の受講者自身による設定

5.フォローアップ研修の実施方法

フォローアップ研修の実施方法はさまざまです。ここでは、取り入れやすい5つの手法を紹介します。目的や対象者に合わせて、組み合わせて活用してください。

現状把握と課題の抽出

一番重要なことは、受講者の現状を把握することです。特に新入社員の場合は、どのようなことに課題を感じているのかを把握するうえで、フォローアップ研修が重要な役割を果たします。研修の中で課題の洗い出しをチームでおこない、同じ課題を共有する方法も有効です。

実践事例のプレゼンテーション

実践事例のプレゼンテーションは、学びを実務に結びつけるための代表的な手法です。新入社員研修で学んだことをOJTなどで実践し、その内容を報告として発表します。自身の振り返りになるだけでなく、相手に伝わる資料の作成力や、今後の仕事で欠かせないプレゼンテーション能力の向上にも役立ちます。

自身の役割の認識

自分の役割を認識する時間を設けることで、社会人としての自覚とモチベーションを高められます。新入社員研修とは違い、実際に現場を体験したあとで、改めて「自分は何のために働いているのか」を考えることに意味があります。個別ワークで自らを振り返り、発表する形式が一般的です。

キャリアプランの作成

キャリアプランの作成は、少しずつ仕事に慣れてきた時期だからこそ取り組みやすいテーマです。1年後、3年後、10年後に、どのように成長し、どのようなキャリアを築いていたいのかを客観的にまとめます。目標設計をワークでおこない、講師からフィードバックを受ける形式が効果的です。

コミュニケーション能力研修

コミュニケーション能力の研修は、新入社員研修ではなく、フォローアップ研修に組み込むケースが増えています。組織の雰囲気に慣れ、周囲との人間関係ができた頃に、社会人として適切なコミュニケーションの方法を学ぶことで、仕事の基礎能力を養います。実践形式で実施すると、業務に直結する力が身につきます。

 

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6.対象別のフォローアップ研修の設計

フォローアップ研修は、新入社員だけでなく、若手・中堅・管理職にも実施可能です。研修対象によって狙いと進め方が変わるため、事前に整理をした上で設計をおこないましょう。

対象主な狙い主なテーマ・進め方
新入社員研修内容の定着、配属後の不安の解消業務の振り返り、課題の抽出、キャリアプランの作成
若手社員
(入社2〜3年目)
早期育成、モチベーションの向上年主に合ったスキル・ノウハウの習得
中堅社員研修内容の定着確認、生産性の向上振り返り、チームに分かれた意見交換
管理職目標設定や育成プランの見直しマネジメント研修の振り返り

新入社員

新入社員向けのフォローアップ研修は、新入社員研修とセットで実施されることが多いです。HR総研の調査(2021年)では、新入社員研修を実施している企業が81%で、階層別研修の中でもっとも多い結果でした。

入社直後の新入社員研修は、会社や仕事の実態がわからない状態で受けるため、内容を聞くだけで終わりがちです。研修を終えたあとに一定期間を置いて再び参加者を集め、研修以降の業務を振り返る場を設けると、学んだ内容が現場で定着しやすくなります。

出典:ProFuture株式会社/HR総研「人材育成(階層別研修)に関する調査 結果報告【新入社員研修編】」(2021年8月実施)

若手社員

若手社員向けのフォローアップ研修は、入社2〜3年目の社員を対象に実施するケースが多くなっています。新入社員の時期を過ぎ、仕事にも慣れてきた段階で実施します。

ある程度の実務経験を積んでから受けるため、自分の体験と照らし合わせて学ぶことができ、教育効果が格段に高まりやすくなります。早期育成やモチベーションの向上を目的に、その年次に合ったスキルやノウハウを学ぶ研修の設計がおすすめです。

中堅社員

中堅社員には、これまでの研修内容が身についているかを確かめ、生産性を高める方法を考える機会として実施します。中堅社員になると社内研修の機会が増えるため、以前の研修を振り返る時間が特に重要です。

ある程度PDCAを回す力がついているため、チームに分かれてさまざまな意見を出し合うと、有意義な時間になります。

管理職

管理職向けのフォローアップ研修は、おもにマネジメント研修の内容が中心になります。以前実施した研修を振り返ることで、目標設定が妥当だったかを検証し、業務改善や人材育成プランを練り直せます。

7.フォローアップ研修の効果測定と社内への説明

研修評価の代表的な枠組みであるカークパトリックの4段階評価(反応・学習・行動・成果)で整理すると、何をいつ測ればよいかが明確になります。

この枠組みは、ドナルド・カークパトリック氏が1950年代に考案したものです。

段階測るもの確認方法の例
1.反応受講者の満足度・納得感研修後アンケート
(内容の有用性・実務との関連度)
2.学習知識・スキルの習得度理解度の確認
ワークの成果物
3.行動現場での行動の変化上司・メンターの観察
行動目標の達成状況(研修の1〜3か月後)
4.成果離職率、生産性、育成コストなどの成果定着率の推移
配属後の立ち上がりの早さ

フォローアップ研修は、最初の研修から時間が経ったあとに実施するため、第3段階の「行動」の変化を確かめやすい場でもあります。

第4段階の成果には、生産性の向上や品質の改善のほか、従業員の定着(リテンション)も含まれます。ただし、成果が本当に研修によるものかを見極めるのは簡単ではありません。

 

HR総研の調査(2021年)では、新入社員研修の効果測定の方法として「アンケート」を挙げた企業が6割以上でした。アンケートは第1段階(反応)にあたるため、行動や成果まで見ておくと、社内への説明に使える材料が増えます。

社内に研修の必要性を説明するときの型

稟議や報告では、次の5つの項目を1枚にまとめると、研修の必要性が伝わりやすくなります。

項目書く内容記載例
目的解決したい課題配属後のつまずきの早期解消、早期離職の防止
実施内容対象・時期・期間・形式入社半年後の新入社員を対象に、1日、集合形式で実施
測る指標4段階評価のうち、測る項目と時期研修後アンケート(反応)、研修の1〜3か月後の上司の観察(行動)
費用内製か外注かの判断と費用の目安外注の場合は研修会社で1日10万〜30万円が目安
期待する成果目標とする水準定着率、配属後の立ち上がりの早さ

離職率のような成果の指標は、研修以外の要因にも左右されます。研修の成果そのものとして断定せず、参考指標として扱うと、説明の信頼性を保つことが可能です。

8.フォローアップ研修の費用相場と内製・外注の判断

研修を外部に委託する場合の費用は、研修会社で1日10万〜30万円が目安です。コンサルティング会社に依頼する場合は、20万円以上が目安で、50万〜100万円になることもあります。

実際の金額は、参加者の人数、講師、内容に加えて、研修の形式によっても大きく変わります。形式は、大きく2種類あります。

項目公開講座型講師派遣型
実施の仕方研修会社が主催する研修に、
受講者が個別に参加する
研修会社の講師が自社に出向いて実施する
カスタマイズ原則としてできない自社の課題に合わせて調整できる
向いているケース少人数、または1名から受講したい一定の人数がまとまる

費用は形式によって大きく異なります。見積もりを取るときは、どの形式での金額かを必ず確認してください。

内製か外注かの判断

人事の工数に余裕があり、自社の業務知識が中心の研修なら内製、第三者の視点や専門的な手法がほしいなら外注、と判断しましょう。

観点内製外注
費用外部に支払う費用は抑えられるが、講師や準備の人件費がかかる1日10万〜30万円が目安
(研修会社の場合)
内容の専門性自社の実態に合わせやすい。
設計のノウハウは社内で用意する必要がある
他社事例や専門的な手法を取り入れやすい
準備の工数設計、教材づくり、進行を社内で担う打ち合わせが中心で、人事の工数を抑えやすい
向いているケース・対象人数が少ない
・自社の業務知識が中心
・受講者の本音を引き出したい
・第三者の視点がほしい
・人事の工数が足りない

どちらを選ぶ場合でも、研修の目的と測る指標を先に決めておくと、判断がぶれにくくなります。

9.フォローアップ研修を実施している研修会社7社の比較

研修会社を選ぶときは、次の5つの軸で比べると、自社に合う会社を絞り込みやすくなります。

  • カスタマイズ性:自社の課題に合わせた内容調整の可否
  • 実施形式:公開講座、講師派遣、オンラインへの対応
  • 費用と最低受講人数:自社の対象人数と予算への適合
  • 事後のフォロー:研修後の支援や、効果確認の仕組みの有無
  • 対象企業の規模:自社と近い規模の実績の有無

主要4社の料金・条件の比較

料金は人数や期間によって異なります。詳細は各社へお問い合わせください。

項目ネオキャリア
(当社)
シーズプロジャイロ総合
コンサルティング
インソース
料金20,000円〜/人32,000円〜/時間要問い合わせ24,200円〜
カスタマイズ可可可不可
(公開講座のため)
最低受講人数指定なし2名〜要問い合わせ指定なし
無料セミナーありなしありあり
対象企業ベンチャー・中小中小・大手大手大手

研修会社7社の特徴

研修会社によって、最低受講人数や期間によって料金は異なります。サービス詳細は各社へお問い合わせください。

株式会社ネオキャリア(当社)

ワークやロールプレイが多く、実践形式の研修に強みがあります。企業の課題に合わせて柔軟に対応し、少人数からでも実施できるため、比較的安価です。助成金活用のアドバイスも可能です。

フォローアップ研修の内容

  • ビジネスマナーからキャリア形成・面談までを実践形式で実施可能
  • 手間のかかる助成金の受給に向けたノウハウのサポートあり
  • 正社員だけでなく非正規社員を対象にした実施も可能

株式会社グロースX(Growth X)

法人向けのマーケティング人材育成サービスです。移動中や在宅中、会議の合間など、個人のタイミングで学習できます。トップマーケターが経営する会社が、ノウハウを体系的にまとめたアプリです。チャット型(会話形式)で学習が進みます。有名マーケターが質問や悩みに直接回答し、総学習時間や修了コンテンツ数のランキングでモチベーションを高めます。

フォローアップ研修の内容

  • アプリ学習型で、マーケティング人材の育成に特化
  • 個人の進捗に応じたチャット型の継続学習コンテンツプログラム

有限会社シーズプロ

受講者満足度90%以上を維持しています。幅広い世代に合わせたカリキュラムがあり、階層別に強みがあります。フォローアップ研修以外のコンテンツも充実しています。

フォローアップ研修の内容

  • 実務課題の抽出からモチベーション向上までを幅広くフォロー
  • キャリアプランの作成やプロによるキャリアカウンセリングの実施

ジャイロ総合コンサルティング株式会社

研修コンテンツの種類が豊富で、受講者の満足度が高い会社です。トレンドに合わせたコンテンツを発信しており、新卒研修を受けていなくてもフォローアップ研修を受けられます。

フォローアップ研修の内容

  • アセスメント手法を使った実践的な演習の実施
  • 新入社員の強みや啓発点を明確化し、将来のキャリアアップに向けた課題解決を支援

学校法人産業能率大学総合研究所

長年の実績をもとに、企業の課題に合わせて研修を実施できます。2日間を通した研修を行い、スケジュールのカスタマイズも可能です。

フォローアップ研修の内容

  • 働く姿勢(セルフマネジメント)と土台となる技術(仕事のマネジメント)をバランスよく育成
  • 若手から中堅、管理職まで各層向けの研修および職種別研修を展開

株式会社インソース

公開講座と講師派遣から選べます。企業の課題に合わせたコンテンツ作成など、柔軟に対応します。最短で1週間後から研修を実施できます。

フォローアップ研修の内容

  • 座学だけでなくグループ討議や実習(やってみる、書いてみる)を通じて課題やキャリアプランを習得

株式会社パーソル総合研究所

公開講座と講師派遣を選べます。調査研究をもとに、企業のさまざまな人事課題の解決を支援します。公開講座は1名から受講できます。

フォローアップ研修の内容

  • 入社後の実務経験を踏まえ、新たに目標設計をおこなうことを目的にした研修内容

10.フォローアップ研修のよくある失敗と対策

フォローアップ研修で成果が出にくい原因の多くは、設計の段階で防げます。以下では起こりやすい失敗と、その対策を紹介します。

1. 前回研修の復習だけで終わる

【起きやすい理由】
現場で出た課題を集めておらず、復習中心の内容になってしまうため。

【効果的な対策】
事前に課題をアンケートで集め、当日は課題の共有と改善策の検討に時間を割く。

2. 受講者の状況が違うのに一律の内容にする

【起きやすい理由】
配属先や担当業務によって、受講者がつまずくポイントが異なるため。

【効果的な対策】
事前に上司やメンターへヒアリングし、状況に応じてグループを分ける。

3. 研修が終わると現場に戻って何も変わらない

【起きやすい理由】
学んだ内容を現場で実践するための後押しや仕組みがないため。

【効果的な対策】
行動目標を設定し、上司・メンターと共有したうえで、1〜3か月後に進み具合を確認する。

4. 実施時期の目的があいまいになる

【起きやすい理由】
3か月後と半年後など、時期ごとに狙いが違うことを意識できていないため。

【効果的な対策】
時期ごとの目的を先に決め、それに合わせてプログラムを組む。

5. 効果を示せず、次回の予算がつかない

【起きやすい理由】
実施前に、何をどのような指標で測るかを決めていないため。

【効果的な対策】
実施前に測る指標を決め、4段階のうち少なくとも「行動」まで確認する。

どの失敗にも共通するのは、研修当日だけで完結させようとしている点です。

事前の課題把握と、事後の確認までを一連の流れとして設計すると、研修の成果は現場に残りやすくなります。

11.他の定着施策との使い分け

フォローアップ研修は、OJTや1on1などの日常の施策と組み合わせると、効果が高まります。

研修は「全員で振り返り、課題を共有する場」、日常の施策は「個別のつまずきを拾う場」と役割を分けて考えると、使い分けやすくなるでしょう。

施策主な役割フォローアップ研修との関係
OJT現場で業務を通じて
スキルを身につける
OJTで実践した結果を、
研修の場で持ち寄って振り返る
1on1上司と部下が個別に対話し、
悩みやキャリアを話し合う
研修では拾いきれない個別の悩みを、
1on1で補う
メンター制度先輩社員が身近な相談相手になる研修の前後にメンターへ状況を確認し、
内容や行動目標に反映する
オンボーディング入社前から最初の数か月までの
受け入れ全体の仕組み
フォローアップ研修は、
その中の施策の1つとして位置づける

複数の施策を並べるときは、どの施策がどの課題を担うのかを先に整理しておくと、役割の重なりや抜け漏れを防ぐことができるでしょう。

12.フォローアップ研修のよくある質問(FAQ)

フォローアップ研修について、よくある疑問にお答えします。

フォローアップ研修は1日で足りますか?

目的を振り返りと課題の抽出に絞るなら、1日でも足ります。実施企業は1〜2日の短期が多く、キャリアプランの作成やコミュニケーション研修まで盛り込む場合は、2日間にすると時間に余裕を持つことができます。

新入社員研修を受けていない社員にも実施できますか?

研修会社によっては、実施可能です。たとえば、ジャイロ総合コンサルティングは、新卒研修を受けていなくてもフォローアップ研修を受けられるとしています。申し込む前に、対象者の条件を確認してください。

オンラインでも実施できますか?

実施できますが、新入社員のフォロー研修では集合形式を重視する傾向があります。HR総研の調査(2021年)では、新入社員フォロー研修をオンラインで実施する割合は、大企業でも4割にとどまりました。ワークやディスカッションが中心の場合は、対面か双方向でやり取りしやすい形式を選ぶことをお勧めします。

何人から実施できますか?

最低受講人数は、研修会社によって異なります。ネオキャリアとインソースは指定なし、シーズプロは2名からです。公開講座なら、パーソル総合研究所のように1名から受講できる会社もあるため、想定人数に合わせて見積もりを取るようにしてください。

費用はどれくらいかかりますか?

外部に委託する場合は、研修会社で1日10万〜30万円が目安です。人数、講師、内容によって変わります。

13.まとめ

新入社員研修を実施している企業は多い一方で、研修後の振り返りや、スキルの習得状況の確認まで十分におこなえていない企業も少なくありません。研修は、実施して終わりではなく、振り返りと新たに見つかった課題をもとに、今後の改善策や目標を考えるところまでが一連の流れです。

 

新入社員研修とあわせて、フォローアップ研修の実施を検討してみてください。開催時期(3か月後か半年後か)、対象、内製か外注かを決め、測る指標を先に置いておくと、研修の成果を現場に残しやすくなるでしょう。

 

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