新卒採用|文系・理系学生のそれぞれの特徴と長所を引き出すための選考とは?
新卒採用
新卒採用を検討する際、文系学生・理系学生に分け、採用したい人物像を考える採用担当者も多いかと思います。
しかし「文系学生・理系学生それぞれにどのような特徴があるかはわからない」といった担当者もいらっしゃるのではないでしょうか?
<この記事で紹介する3つのポイント>
- 文系と理系学生の特徴
- それぞれの長所を引き出すための選考方法
- 採用サービス紹介
文系・理系それぞれの新卒採用に活用できるノウハウを参考にしていただけると幸いです。
1.文系学生編
まず、文系とはどのような学部の学生を指すのでしょうか。
また、どのような特徴があるのかをまとめましたのでみていきましょう。
1‐1.文系の主要な学部
- 文学部
- 経済学部
- 経営学部
- 法学部
- 外国語学部
- 教育学部
- 商学部
- 社会学部など
1-2.文系学生の特徴
愛社精神が育ちやすい
文系の学生は、冷静に考えて行動するよりは、直感的な衝動によって行動するタイプが多いでしょう。
また理系学生と比べるとストレートに感情を伝える傾向があり、情熱が表面に出やすく自分の想いが周囲に伝わりやすい傾向が見られます。
文系学生は理系学生と比べると専門的に知識が少ないこともあり、一通り仕事ができるようになるまでに時間がかかることが多いですが、その分吸収力があり愛社精神が育ちやすい傾向にあります。
気配り上手で、人付き合いを得意とする
文系学生は理系学生に比べ、ゼミや研究室などで大学に拘束されることが少なく、サークルやアルバイトなどの団体組織に所属することにより幅広いコミュニティ、年齢層の人と接する機会が多くあります。
そのため空気感を大事にし、人との距離をはかりながら上手にコミュニケーションをとれる学生が多いように感じます。
気配りが上手な学生が多いのも文系学生の特徴かもしれません。
一方、理系学生は、自分の頭の中では、言いたいことが整理されているのですが、それを人に伝えるためにアウトプットすることが苦手な印象があります。
細かいことを気にせず行動に移すことができる
文系学生は、答えが明確ではない学問に取り組むことが多いため多少曖昧なとことも受け入れ態勢が強く、細かいことにまでは追求せずに物事を進めていく傾向があります。
つまり文系学生のほうが、ややフットワークが軽いといえるのではないでしょうか。
2.理系学生編
2-1.理系の主要な学部
- 農学部
- 医学部
- 薬学部
- 理学部
- 工学部
- 理工学部
- 歯学部など
2-2.理系学生の特徴
「なぜ」を追求し、PDCAを回すことができる
理系分野の研究では、常に「問題提起」「仮説を立てる」「実験・検証」「結果分析」「改善」という行動を繰り返しています。
実験・研究の結果が思ったようにいかないときにも、フローのどの段階に問題があったのかデータを読み違えていないかを仮定し、ひとつずつ要因を検証しながら前進します。
つまり、理系学生は学生時代から、日常的に「PDCAサイクル」を回すための思考力を鍛えています。
これにより理系人材は文系人材に比べて、ゴールに向かって進んでいくだけでなく、ゴールから逆算をし、原因を深堀しながら物事を進めることが可能です。
ロジカルシンキングを得意とする学生が多い。
一般的に、理系学生は「論理的思考」「地頭の良さ」「数字への強さ」などがあるといわれます。
学生時代から、プロセスごとに解を見出す経験をしているので、与えられた条件から最適なルートを探し出そうとする力や、最適なルートを探し出そうとする力があります。
また身につけたノウハウやスキル、フレームワークなどを活かしてイノベーションを起こしたいと思っている学生が多い傾向にあり、既存のモノより使いやすい新しい製品をつくり出そうという意欲が文系学生に比べて強いイメージがあります。
強い精神力・忍耐力・集中力を持っている。
理系学生は全ての物事に対して学術的知見を活かし、考察・分析を繰り返していることが多く、何事も落ち着いて受け止め真面目に答える方が多いでしょう。
そのため理系学生に対し、「物静かで穏やか」「草食系」といったイメージを持つ方も多いでしょう。
しかし、理系学生の多くは、所属する研究室やゼミで夜遅くまで自身の研究課題と向き合い、「最後までやりとげる」といった強い精神力と忍耐力を備えています。
「理系学生」は体育会系の学生とは違った意味での「メンタルの強さ」があるため、業務に置き換えると泥臭い仕事をやりきる力が備わっているといえるでしょう。
3.それぞれの長所を引き出せす選考方法
ここでは、文系・理系学生を面接するうえで、それぞれの長所を見るために参考になりそうな選考方法を調べてみました。
3-1.プレゼンテーション選考( No.1採用・ソフトバンク)
文系学生は、理系学生に比べてプレゼンテーションが上手いイメージがあります。
プレゼンテーション選考では学生の多様な能力を見極めることが可
例えばスピーチ力、まとまり力、時間管理能力などプレゼ
4-2.逆質問
逆質問面接をおこなうと、学生の論理的思考を見極めることができます。
突然振られた問題に対してすぐに対応できるかどうか、自分が欲しいもの・聞くべきことを把握できているかどうか、企業についてちゃんと事前に調べたかどうか、全て知ることができます。
また、学生の質問からは学生のニーズも垣間見えてきますので、逆質問はお互いに情報交換と能力見極めができるいいコンテンツになります。
3-3.パズル面接(マイクロソフト)
マイクロソフト独自でおこなわれているユニークな人材採用試験「パズル」。
正しい答えがあるのもないのもあって学生を悩ませるも、かなりハマってしまう試験になっています。
超難問をいくつクリアできるかで学生のブレインの部分をみることができます。
このような手法で学生に企業に関する業界の手強い問題を出題し、学生の解読力を試してみるのも悪くありません。
必ずしも正確を当ててほしいわけではなく、学生がどこまで考えたか、正解を解くためにどれくらい粘り強くトライしたのかを知ることができます。
文系ならば知識力のアウトプット力、理系ならばロジカルシンキングを活用した思考の深め方など、学生の適正を見極めるためには最適です。
3-4.人狼採用(サーチフィールド)
人狼の説明は・・・理系の人はプレイは上手いけど説明下手な気がする。文系の人のが例を挙げながら説明を上手くしそう。体育会系は「よっしゃwwwとりあえずやってみようwww」で始まりそう。
— ke-sanβ (@keisanbeta) July 14, 2014
ゲームで人の性格がわかります。
特にここ最近流行りの人狼ゲームはコミュニケーション能力や推理力や説得力など数々のスキルを一気に見ることができる面接手法にも使える優れたゲームではないでしょうか。
実際に2015年にサーチフィールドという会社が新卒採用の選考に導入しています。
既存社員と一緒に遊びながら学生個人の総合能力を見極めます。
理系学生でいうと推理力、文系学生でいうと説得力、どちらも強みを存分にアピールできます。
3-5.スリーステップのユニーク採用(三鷹光器)
「第3回ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞」を受賞している三鷹光器さんの『焼き魚採用』はご存知でしょうか?
実はその採用方法がとてもユニークでテレビに取り上げられていたこともあります。
それがこちらです。
- STEP 1「焼き魚定食を食べること」
▼
STEP 2「模型飛行機を作って飛ばすこと」
▼
STEP 3「電球をデッサンすること」
この3つのタスクが採用試験になります。それぞれ採用可否を定める基準があります。
また模型飛行機を作る、デッサンを描く、それぞれのプロセスで、文系と理系の特徴を見極めることができる採用になっています。
この2点に加えて最初のステップ「焼き魚定食を食べること」から、基本のマナーや手先の器用さが見ることができます。
4.新卒採用サービス紹介
文系学生・理系学生の登録者が多い、紹介サービスをご紹介します。
新卒採用の手法の1つとして参考にしてください。
4-1.就職エージェントneo│文系学生支援において業界最大級の実績を誇る
4-2.理系就職エージェントneo|理系学生に特化した新卒紹介サービス
4-3.unistyle|登録学生の約70%がG-MARCH以上!高学歴学生特化型サービス
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。
文系・理系の学生はそれぞれに独特な強みがあります。
それぞれの強みを引き出すためにも、上記で紹介したオリジナリティのある選考手法を導入してみてもいいかもしれません。
また現在、新卒採用・地方学生採用・理系学生採用・高学歴学生の採用等にお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ下記ボタンからお気軽にお問合せください。
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