第二新卒採用のメリット・デメリット|企業が採用したほうが良い理由をご紹介!

第二新卒採用

売り手市場が加速して、新卒採用に苦戦している企業も増えており、そのかわりとなる採用手法として第二新卒が注目を浴びています。

本記事では第二新卒のメリットである「就業意欲が高い」や「将来を担うコア人材になりやすい」などに関してと第二新卒のデメリットである「実際に会社を離職しているというリスク」などに関して紹介します。

また、第二新卒採用に役立つ「第二新卒特化型の5つの人材サービス」もまとめていますのでご参考になれば幸いです。

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1.第二新卒採用とは?

第二新卒という言葉に明確な定義はありません。

一般的には「新卒で入社して3年未満の求職者」を指すことが多いですが、辞書などで調べてもその解釈はさまざまです。

年齢で言えば、4年制大学卒業から考えると25〜26歳ぐらいまでになりますが、第二新卒の募集をする企業によっても定義が異なるため一概には言えません。

 

しかし多くの解釈に共通するのは、「20代の人材である」という点です。

社会人経験のない、いわゆる「既卒・フリーター」や、前職での経験を生かすことができる「社会人」、新卒で就職してすぐに離職する若者が第二新卒に当たります。

そこに中小企業が目をつけ、新たに「第二新卒」という言葉と一緒に使われ、広く認知されるようになりました。

 

人事目線で第二新卒採用を考えた時に、早期離職の若手をスキルで判断するのは難しいです。

しかし若手採用という側面から第二新卒を見たときには、前職の影響が少なく、自社文化にも馴染みやすいビジネスマナーなど教育へのコストも少ないといったプラスの面が見えてきます。

2.第二新卒採用が注目される2つの理由

売り手市場により、新卒採用が困難な昨今、就職に対する意気込みが十分な第二新卒をターゲットにした採用を希望する企業が増えています。

第二新卒が注目される理由を二つにまとめてみました。

2-1.新卒採用で人数が確保できない

売り手市場という背景もあり、新卒採用に苦戦している企業が増えています。

リクルートワークス研究所によると、2022年度の求人倍率は新型コロナウイルスによる落ち込みもありますが、1.50を維持。

さらに従業員数300人未満の中小企業のみに絞り込むと5.28倍にまで上がるそうです。

 

そのため、新卒からそれほど時間が経過していなく、社風浸透などが見込める第二新卒に注目が集まっているようです。

2-2.早期離職者が増えている

厚生労働省によると、新卒から3年以内の離職者状況は、離職率で平均32.2%でした。

つまり、3年後には新卒の3人に1人は退職していることになります。

 

ネガティブな理由などもありますが、新卒が早期離職につながる一番の理由は「今の会社では将来のキャリア成長が望めない」という点です。

このように、新たなキャリアアップを求めて転職活動をする第二新卒が増えており、企業は新卒採用での不足分を第二新卒でカバーする傾向が高まっております。

3.新卒・中途採用の違い?

次は第二新卒採用と、若手を採用する新卒・中途採用はどのような違いがあるのか比較してみました。

3-1.第二新卒採用と新卒採用の違い

第二新卒採用と新卒採用には2点の大きな違いがあります。

採用コストが少ない

新卒採用の求人広告を出そうとすると最低でも平均で年間80万円ほどかかるといわれ、複数の広告を使うとなると更に料金が加算されます。
第二新卒の採用を人材紹介にお願いした場合、想定年収の30%〜40%程となります。

 

第二新卒採用をおこなっている企業数は、新卒採用と比較するとまだまだ少ないため、競争率はそこまで高くありません。

若手の人材を確保する意味でも有効な手法といえるのではないでしょうか。

短期間でも即戦力になりうる

新卒と比較すると、ビジネスマナーや仕事の進め方といった、いわゆるビジネスマンの基本となる教育をおこなわなくてよいので、教育上のコストや時間が抑えられます。

第二新卒採用の場合、早ければ1ヶ月程で即戦力として期待することができます。

 

また、違いではありませんが、既卒者・第二新卒者を新卒扱いで採用する企業もあります。

厚生労働省の「労働経済動向調査(令和3年8月)の概況」によると、令和2年度の新規学卒者採用で既卒者の応募を可能とした企業の割合は全体の68%で、実際に採用を行ったのは40%でした。既卒者も新卒扱いで採用する方針の企業が7割近くあることが分かります。

参考: 厚生労働省 労働経済動向調査(令和3年8月)の概況

3-2.第二新卒採用と中途採用の違い

次に、第二新卒採用と中途採用にも2点大きな違いがあります。

会社の色に染まりやすい

中途社員を採用するにあたってネックとなる部分は「自社の社内文化が浸透しにくい」という点です。

中途入社者は前職の文化に染まっている場合が多いので、転職先での文化浸透に時間がかかってしまいます。

第二新卒採用は前職での勤務年数、経験も浅いので、中途入社者と比較すると、新たな環境での文化に柔軟な対応ができるといえます。

コア人材に適している

第二新卒採用と中途採用と最も大きな違いは、スキルよりもポテンシャル面で採用ができることです。

求職者と会社の方向性が一致していれば、将来を担う人材として採用することは十分に可能です。

 

しかし、早期離職しているという事実から、「もしかしたらまたすぐに転職してしまうんじゃないか」と不安に感じることもあるかと思います。

当然、中にはネガティブな面で離職している人もいます。

「せっかく採用したのにすぐに離職」といったことがないように面接時に見極める必要があります。

 

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4.第二新卒採用のメリット・デメリット

新卒採用と中途採用、それぞれのとの違いを解説してきました。

ここからは、第二新卒採用のメリット・デメリットを整理していきます。

4-1.第二新卒採用のメリット

メリット①就業意欲が高い

覚悟をもち転職活動をおこなっている求職者が多いです。

次の企業で長く就業する強い思いをもっているため、企業に馴染めるように必死に努力します。

第二新卒は呑み込みが早く、企業に定着しやすい点はメリットです。

メリット②教育上のコストが少ない

先述のように、新卒採用とは異なり職務経験があるので、ビジネスマナーや仕事の進め方といったことに時間をかける必要がありません。

新卒採用に比べ、ミスマッチも少なくできるといわれております。

メリット③導入会社が少なく、眠っている優秀人材が多い

第二新卒という言葉まだ新しく、着目している企業数がまだ多くないため、中途採用や新卒採用と比べると良い人材が確保しやすいです。

また、自身の経験をふまえた上で少数の企業にアプローチするため、企業のサービスはもちろん社風や理念などもしっかり研究した上で面接に臨む求職者様が多くなります。

メリット④会社文化への抵抗が少なく、将来を担うコア人材になりやすい

中途人材ではあるものの、前職の勤続年数が短く会社文化への抵抗が少なめです。

自社の文化の方がより良いということを求職者に理解してもらえれば、入社後に意欲的に働いてもらうことができ、幹部候補としても教育することができます。

 

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4-2.第二新卒採用のデメリット

デメリット①実際に会社を離職しているというリスク

早期離職しているという事実から、「もしかしたらまたすぐに転職してしまうんじゃないか」と不安に感じることもあるかと思います。

当然、中にはネガティブな面で離職している人もいます。

「せっかく採用したのにすぐに離職」といったことがないように見極める必要があります。

デメリット②現場経験が浅いために戸惑う事も多い

現場に出ても、これまでと全く社風が異なる企業であったり、異業種であったりすると戸惑うことや失敗もあります。

その都度業務を学び、同じ失敗を繰り返さないように根気強く寄り添った指導していくことが必要です。

4-3.第二新卒採用をする際に見るべきポイント

転職希望者がなぜ離職することになったのか、転職しようと思った理由や将来のビジョンと照らし合わせる必要があります。

また仕事面においても「研修ではどのような姿勢で望んだのか」「仕事ではどんな結果を出したのか」など、ビジネスマンとしての考え方や、スタンスをしっかりとヒアリングするようにしましょう。

ポイント!エージェントが教える!面接で見たい、第二新卒者のポイントとは?
中途採用とは違い、キャリアが浅いためスキル面だけで判断するのは難しくなっています。
そのため、第二新卒採用の面接において確認したいポイントは以下になりますので、参考にしてください!
・入社意欲の高さ(転職に対する本気度)
・退職理由(転職することで何がしたいのか?)
・一緒に働ける人材か(自社の雰囲気や既存の職員とあいそうな人柄か)

5.第二新卒採用人材紹介サービス5選

第二新卒 人材紹介サービス

ここでは、第二新卒採用に役立つ人材紹介サービスをご紹介します。

各社特徴や強みが異なりますので、依頼時の参考にしてください。

5-1.Liber Career(リーベルキャリア)|10代20代が選ぶ就職転職満足度NO.1!

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特徴

候補者一人ひとりと初回2時間の面談。内定承諾率は業界平均の2倍の67%!

平均8時間以上のヒアリング・マインドセットのため入社後のミスマッチが少ない

第三者だからこそ気付く魅力、エージェントだからわかる他社との違いをもとに候補者を紹介

 

5-2.【就職Shop】中小企業へのメインの採用支援!

 

 

特徴

登録企業の8割が面接を実現し、応募がなかなかこない企業を採用成功に導いている

採用が決定した企業の7割以上が従業員数300人未満の中小企業

登録者の9割が20代の若者

 

5-3.【マイナビジョブ20’s 】選考から内定まですべて代行!

 

 

特徴

20代の転職を専門にサポートしてきたからこそ、若手の転職事情を熟知

カウンセリング・書類添削・面接対策・求人紹介など、徹底的なサポート

マイナビグループだからできる、良質な求人情報と人材紹介会社ならではのプロのキャリアアドバイザーによるサポート

 

5-4.【UZUZ人材サービス 】元第二新卒の社員が充実サポート。共感高いサービスが勢揃い!

 

 

特徴

第二新卒専門の人材サービス

社員が元既卒、第二新卒のため、共感性の高いサービスを提供

求職者に包み隠さず伝えることで、入社後のミスマッチを防いでる

 

提供会社:株式会社UZUZ

5-5.【ハタラクティブ】未経験に特化したサービスを提供!

 

 

特徴

常時1,000件以上の求人数を掲載

チャットツールなどを通して気軽に求職者が相談

緊急な要望には即時なマッチングを開始することができる

 

6.まとめ

いかがでしたか?

人材不足が加速するなかで今後第二新卒採用という需要が増えてくることはありそうです。

 

新卒でも中途でもない、第二新卒採用という新しい手法を上手く活用できれば、優秀かつ将来を担ってくれる人材が入ってくれそうです。

新たな採用手法の活用に伴うのはやはり工数懸念やコストの心配でしょうか。

第二新卒採用と同じく採用代行サービスもコア業務に集中するために注目されています。

 

新卒、中途採用にも活用することができるので、気になる方は調べてみてはいかがでしょうか?

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この事例・記事に関わった営業担当

元人事の経験をもとにいつでも頼れる存在に

人事を約2年経験後、2016年より人材紹介サービスを活用した企業様のご支援をさせていただいております。話題の人材紹介ツールやトレンドをわかりやすくお伝えすることが得意です。

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