新卒採用でマッチング率向上のために厳選採用を考えてみた!
新卒紹介

学生の売り手市場が続き、新卒採用が想定通りに進捗していない採用担当者も多いのではないでしょうか。
認知度や規模が大きい企業であれば、その分採用する人数も多くなるため、大量採用を実施することになるかと思います。
一方で、主に中小・ベンチャー企業の新卒採用においては、そこまで採用人数が多くないため、ターゲットを絞り込んで採用をおこなう「厳選採用」を実施している企業が増えています。
本記事では、
・厳選採用の定義
・厳選採用のメリット
・厳選採用の方法とおすすめサービス
についてご紹介します。
最後に厳選採用を成功させるためにご利用できるサービスもご紹介いたします。
1.厳選採用とは?
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「厳選採用」とは、採用人数などの枠が決まっていても、自社の採用基準を満たないもしくは、採用したい人物像に当てはまらない場合、採用枠を満たすために採用しないというものです。
厳選採用=少人数採用というわけではありません。
超売り手市場と言われる近年の就活状況から、中小・ベンチャー企業にとって厳しい状況が続いています。
中小・ベンチャー企業はそこまで社員数や採用数が多くないため、新しくジョインした人材に求められる役割は大きくなります。
企業文化や利益を守るためにも、「誰を採用するか」が非常に重要になります。
採用目標に達しないインパクトに加え、もし自社のカルチャーにあわない人材を採用してしまった場合、企業にマイナスの影響を及ぼすことになります。
さらに、その結果として、新入社員が早期に離職してしまうことも考えられます。
そういった背景があり、売り手市場の中でも厳選採用をおこなっている企業は少なくありません。
2.厳選採用のメリット4つ

厳選採用のメリットは、主に以下の4つです。
- ミスマッチの抑制
- 育成効率の最大化と組織の生産性向上
- ブランディングと市場価値の向上
- 長期的にコストを押さえられる
ミスマッチの抑制
厳選採用は、自社の求める人材がいない場合は「少し妥協して採用をしよう」とはなりません。
そのぶん、学生への魅力付けや、自社とのマッチングを深めていくことに注力するため、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
育成効率の最大化と組織の生産性向上
「量」ではなく「質」で選ばれた優秀な人材が集まることで、一人当たりの生産性が高まり、少数精鋭の強い組織をつくりやすくなります。
また、優秀な新人が入ることで、既存社員にポジティブな刺激を与え、結果として企業全体の生産性の向上が期待できます。
ブランディングと市場価値の向上
厳選採用をおこなうことにより、誰でも入れる会社ではないという希少性が生じます。
企業に希少性が生じることで、向上心のある優秀な学生や求職者に対するアトラクションにつながります。
長期的にコストを押さえられる
自社にマッチした学生を採用することで早期離職のリスクを減らすことができます。
早期離職の防止により、採用や育成コストが無駄にならず、自社の成長を長期的に支えてくれる欠かせない人材に成長するため、長期的な採用コスト削減にもつながります。
一方で、自社とミスマッチした学生を採用した場合は、早期離職のリスクが上がり、企業の利益に貢献するどころか、結果として採用や育成コストの高騰につながる可能性があるため、ターゲットの見極めが重要です。
3.どのように厳選採用を実施していくか?

厳選採用の概要について説明してきましたが、実際にどのようにして採用をしていくのか、採用手法をみていきましょう。
求人メディアの活用
学生の就職活動は、インターネットの就職サイト(マイナビ、リクナビなど)から企業の新卒採用にエントリーする方法が主な方法です。
しかし、厳選採用を進めていくには、就職サイトを通して応募者を集めるだけでは、うまくいかないかもしれません。
学生の目にとまるのが難しい
厳選採用を実施している企業は、中小・ベンチャー企業である場合が多いです。
就職サイトで学生の目を惹くのは、知名度が高く、福利厚生などがしっかりとしている大企業が多く、中小・ベンチャー企業が学生たちの選択肢から外されてしまう傾向があります。
採用コストが割高になる可能性がある
就職サイトを使った募集は厳選採用という方法をとった場合コストが割高になります。
企業の規模に関わらず、たとえば就職サイトで2、3名以下の募集をかけた場合、一人当たりにかかる費用は割高です。
また、就職サイトを活用して、就職活動中の学生のエントリーに対して資格やスキルなどで制限をかけることはできません。
もし、自社で厳選採用をする場合、就職サイトからエントリーしてくる学生にフィルターをかけることができなければ、学生の見極めに時間と工数を費やすことになります。
採用担当者の業務負担が多くなる可能性がある
新卒採用の就職サイトがオープンする時期がくると、大量の学生が1度に多くの企業にエントリーをおこないます。
その結果として起こるのが、説明会や選考会を欠席する学生の多発です。
事前の連絡なしに欠席されるといった、想定していなかった事態に対処するために、学生に確認のメールを送ったり電話をかけたり、余計な手間がかかるだけではなく、学生の履歴書などに目を通した時間も無駄になります。
就職サイト利用時の課題点
- 学生の目にとまるのが難しい
- 採用コストが割高になる可能性がある
- 採用担当者の業務負担が増える可能性がある
解決方法
求人メディアを活用した新卒採用には、「認知獲得の難しさ」「コスト効率の悪化」「業務負担の増加」といった課題がありますが、これらは運用次第で十分に改善可能です。
まず、学生の目に留まりにくい課題に対しては、スカウト機能やターゲット別の原稿設計を活用し、自社に合った学生へ能動的にアプローチすることが重要です。
また、採用広報としてSNSやオウンドメディアを併用することで、認知経路を多様化し、母集団の質を高めることができます。
次に、採用コストの最適化においては、「少人数採用=媒体頼み」にしない設計がポイントです。
リファラル採用やダイレクトリクルーティングを組み合わせることで、一人当たりの採用単価を抑えつつ、厳選採用との相性も高められます。
さらに、選考工数や業務負担の増加に対しては、エントリー段階でのスクリーニング設計や、ATS・適性検査の活用により、効率的に候補者を絞り込む仕組みづくりが有効です。
加えて、説明会の予約リマインドや事前確認の自動化によって、無断欠席のリスクも軽減できます。
このように、求人メディアは単体で完結させるのではなく、他施策と組み合わせながら設計することで、厳選採用においても効果的に活用することが可能です。
- 学生利用率が高い就職サイト
学生利用率が高い人気就職サイトの資料を一括請求できます。
・地方学生、文理学生多数のマイナビ
・上位校学生、理系学生が多いワンキャリア
・成長志向の高い学生が多いキャリタス
・中小、ベンチャー志望学生が多いRe就活キャンパス
ダイレクトリクルーティングの活用
ダイレクトリクルーティングは、自社が求めるターゲットへ直接アプローチできるため、厳選採用と極めて親和性の高い手法です。
メリットは、母集団の「質」を自らコントロールできる点です。
応募を待つだけでは出会えない潜在層に対し、自社の理念やカルチャーを直接届けることで、高精度なマッチングが可能になります。
一方のデメリットは、スカウト文面の作成や候補者選定に多大な工数がかかる点です。
また、自社の魅力が言語化できていないと返信率が著しく低下します。
対策として、ターゲットごとに文面をパーソナライズする「1to1アプローチ」を徹底し、工数不足に対しては、スカウト代行やスカウトメールの作成ツール、AI機能を取り入れると効率的です。
- 学生からの認知度が高いダイレクトリクルーティングサービス
・採用ターゲット像にあう学生を効率的にスカウトしたい
・ほかの採用媒体では募集が難しい理系学生を採用したい
・採用単価を下げたい
マッチングイベントの併用
マッチングイベントは、短時間で多くの候補者と直接対話できるため、書類選考だけでは見えない「人柄」や「価値観」を初期段階で判断するのに有効です。
メリットは、リアルタイムの対話を通じて自社の社風を直接伝えられる点です。
Web上では伝わりにくい熱量を届けることで、志望度の低い層を惹きつけ、厳選採用に必要な「母集団の質」を底上げできます。
一方のデメリットは、イベントの場では学生が取り繕った姿を見せやすく、真のマッチング判断が難しい点です。
対策として、座談会やワークショップ形式のイベントを選定し、評価基準を明確にした構造化面接の視点で接触することが重要です。
また、自社のターゲット層が集中する特化型イベントを厳選することで、工数対効果を最大化できます。
- 【27~28年卒向け】ベンチャー企業向けマッチングイベント
・参加学生の傾向や集客力、採用実績
・各イベントの出展費用
・27~28年卒向けイベント日程と内容
「しゃべる就活」「Meets Company」「BEYOND CAFE」「DEiBA」「JOB TV」「シンアド就活」「社長メシ」など、ベンチャー・成長企業向けの注目イベント7サービスを効率的に比較できます。
適性検査の導入
適性検査の導入は、厳選採用において属人的な判断ミスを排除し、客観的なデータに基づいた科学的な見極めを可能にします。
メリットは、面接などの対面選考では見抜きにくい本質的な性格特性や知的能力を、選考前に数値化できる点です。
自社の活躍社員のデータと照らし合わせることで、早期離職リスクの予見やカルチャーフィットの精度を劇的に高められます。
一方のデメリットは、検査結果を過信しすぎると、数値化できない熱意や潜在的な可能性を持つ「型破りな優秀層」を切り捨ててしまうリスクがある点です。
対策として、検査を足切りのためだけに使うのではなく、面接時の深掘り質問のガイドとして活用することが重要です。
複数の検査を組み合わせ、自社の選考基準に最適化された運用が求められます。
- 主要な適性検査サービスを一括資料請求
適性検査の中でも人気の4サービス(Compass、CUBIC、ミキワメAI、アッテル)を一括で資料請求できます。
「どのサービスを選べばよいかわからない」「まずは主要なサービスを知りたい」という方におすすめですのでぜひご活用ください。
AI面接による属人的な評価を排除
選考における属人的な評価のばらつきは、厳選採用を進めるうえで大きな課題ですが、AI面接の活用によって一定の解決が可能です。
AI面接では、評価基準があらかじめ設計・統一されているため、面接官ごとの主観や経験による判断のブレを抑えることができます。
これにより、「面接官によって評価が異なる」といった不公平感を軽減し、一貫性のある選考を実現できます。
また、定量データに基づく評価により、自社が求める人物像との適合度を客観的に判断しやすくなり、採用精度の向上にもつながります。
一方で、「AIは冷たいのではないか」「本当に人物を見極められるのか」といった不安もありますが、AI面接はあくまで初期選考の補助として活用することが前提です。
最終的な判断は人がおこなう設計にすることで、候補者の人となりや価値観を丁寧に見極めることができます。
さらに、面接の目的や活用意図を事前に学生へ丁寧に伝えることで、不安の軽減と納得感のある選考体験につなげることが可能です。
このように、AIと人の役割を適切に切り分けることで、属人性の排除と候補者体験の質を両立しながら、厳選採用をより効果的に進めることができます。
- 面接工数と評価のばらつきを解消、ターゲット人材を見逃さないAI面接ツール
・評価基準のばらつきや偏りを解消、母集団の質を高めやすい
・応募獲得から面接までのタイムラグ短縮して、ターゲット人材と早期接触
・採用担当者の負担を軽減、内定者フォローなどコア業務に専念しやすい
リファラル採用を導入してみる
自社で働いている社員であれば、自社にふさわしい人材がどのような人なのかある程度把握しているはずです。
特に中小・ベンチャー企業であれば、配属先の候補もそこまで多くないため、「この新卒は〇〇部署の△△職種で働いてもらいたい!」ということが明確になりやすく、より具体的なイメージを持って、リファラル採用に取り組めるのではないでしょうか。
さらに、リファラル経由であれば、「現場のリアルな情報」を知ることができるため、会社の事業内容やカルチャーを深く理解し、働くイメージを持ったうえで、マッチングすることができます。
また新卒でリファラル採用をおこなうメリットとして、就活サイトでは出会えなかった学生と出会えることも挙げられます。
今まで認知されていなかったところから、知り合いのリアルな声を聞くことで興味が喚起される可能性があります。
紹介サービスを利用してみる
新卒紹介サービスは完全成功報酬型がほとんどで、紹介した学生が内定承諾をしたタイミングではじめて料金が発生します。
紹介された学生を採用しなかった場合は、費用がかからないため、少人数採用をおこなう企業にとってはとても導入しやすいサービスです。
紹介サービスの特徴として、プロのエージェントが自社にマッチした学生を紹介してくれるので、マッチング率も高いのが特徴です。
紹介会社が学生と企業の双方に十分なヒアリングをおこなうため、効率よく採用に当たることができます。
企業側のもう1つのメリットは、メディア掲載と比べて、欲しい人物像を具体的に指定することができることです。
エージェントに自社の希望を伝えるだけで、その希望に当てはまる学生を探してもらえます。
採用担当者は、エージェントが紹介した一人ひとりの学生に直接向きあうことができるので、企業の魅力が伝わりやすく、学生からの要望や考えも事前に知ることができるので、企業の採用担当者も選考に向けて準備しやすくなります。
- 新卒紹介サービスに興味のある方はこちら!
就職エージェントneoは、業界でもいち早く紹介(エージェント)サービスを展開した業界トップクラスの新卒紹介サービスです。登録学生数は年間約18万人ほど。採用担当のマンパワー不足で、面接や説明会に工数をかけられない。初めての新卒採用でリスクなく採用したい。質の良い学生を採用したい。そうした課題解決のサポートをしています。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
近年、学生の売り手市場が進む中、中小企業が大量採用をすることが難しくなってきています。
自社の採用ターゲットにあった学生のみを採用したいと考えるのであれば、採用したい学生の人物像をきちんと洗い出し、厳選採用に取り組んで見るのも一つの手段かもしれません。
中小・ベンチャー企業を採用成功に導く戦略を
入社してから一貫して新卒採用のコンサルティングをおこなう部署に携わる。大手上場企業~ベンチャー企業まで計1,000社近くの支援を経験し、現在は新規営業部門の責任者として従事。
- 名前
斎藤/新卒採用領域
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