フリーランスエンジニアの採用方法とは?メリット・デメリットや注意点を解説
フリーランス エンジニア 採用

エンジニアを雇用するとなった場合、正社員として採用する・業務委託で依頼するなどさまざまな方法がありますが、フリーランスエンジニアの採用に興味を持っている方の中には以下のような疑問を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
・フリーランスエンジニアの採用方法とは?
・フリーランスエンジニアを採用するメリットは?
・フリーランスエンジニアの採用活動におけるポイントは何?
結論から言うと、フリーランスエンジニア採用はプロジェクト単位で即戦力を確保できる、合理的なエンジニア人材の獲得方法です。フリーランスエンジニアの採用は、社員雇用と比較して採用活動が短く、採用コストを抑制しやすいため、高い費用対効果が見込まれます。
しかし、フリーランスエンジニアを採用するデメリットや向いていない企業があることも事実です。この記事では、フリーランスエンジニアの採用方法や採用ポイントとともに、メリット・デメリットや注意点について順にお伝えします。フリーランスエンジニアの採用で即戦力人材を確保し、計画通りにプロジェクトを進行できる体制作りを進めましょう。
1.ITエンジニアにまつわる市場動向
日本におけるITエンジニアの市場を見てみると、極めてエンジニア有利の売り手市場となっています。ITエンジニアの採用を検討する上で、基礎知識として理解しておくべき動向は3つあります。
主な動向 | 内容 |
ITエンジニア需要の高止まり | 過去10年間の求人倍率では、全職業平均と比較して、ITエンジニアは1.5〜2倍の高水準(※) |
社員エンジニアの高待遇化 | 社員エンジニアの給与などの待遇を高め、各社がエンジニアの囲い込みを強化 |
働き方の多様化 | 政府・企業の後押しで副業やフリーランスでの働き方の認知度の向上 |
※出典:厚生労働省「職業安定業務統計 職業別労働市場関係指標(実数)(平成23年改定)(平成24年3月~)」
厚生労働省「職業安定業務統計 職業別労働市場関係指標(実数)(平成21年改定)(令和4年4月~)」
企業の成長にとってITエンジニアは不可欠な存在であることに加え、人材確保が非常に厳しい職種のため力を入れて採用活動に取り組む必要があります。その際には、社員として人材採用を検討するだけでなく、フリーランス人材の活用も検討しましょう。
2.フリーランスのITエンジニアを採用する方法5つ
フリーランスのITエンジニアを採用する方法は幅広く、多様な方法を組み合わせて採用することが可能です。フリーランスのエンジニアを採用するための有効な取り組みは、5つ挙げられます。
- 人材紹介エージェント
- 求人サイト
- ダイレクトリクルーティング
- ソーシャルリクルーティング
- リファラル採用
自社の体制に応じた最適な採用方法を利用し、フリーランスのITエンジニア採用を進めましょう。
2-1.人材紹介エージェント
フリーランスのITエンジニアを採用する方法の1つが、人材紹介エージェントの活用です。人材紹介エージェントに希望する人材の条件を伝えれば、条件に合致した人材の調査や紹介をしてもらえます。エージェント会社が独自に求職希望者の情報を保有していると、短期間でエンジニアの紹介を受けられて、自社の負担が軽減できます。
一方で、エージェント側にさまざまな作業を依頼することから、ほかの採用支援サービスと比較すると費用は高額になりがちです。自社にフリーランスのエンジニア採用を進める労力やノウハウが十分にない場合には、エージェントサービスの利用を検討しましょう。
2-2.求人サイト
求人サイトの中でも、フリーランスエンジニアに特化したサービスを活用すると効率的に希望する人材からの応募を集めることができます。
求人サイトは、幅広い求職者を募集する総合型と、求職者の状況や職種を限定する特化型に分かれます。特化型サイトの場合、サイト登録者が特定の条件に合致している人が多く、企業としてもピンポイントに人材を発見しやすいのが特徴です。そのため、フリーランスエンジニアに特化したサイトに求人情報を出せば、フリーランスエンジニアからの応募が増える可能性があります。
2-3.ダイレクトリクルーティング
企業から候補者に直接アプローチできるダイレクトリクルーティングサービスは、能動的な採用活動ができる手法です。企業の希望条件に合致する人材に連絡をとるため、条件適合度の高い候補者の獲得が可能となります。条件に合致する候補者に直接接触することにより、短期間で採用決定に至るのがダイレクトリクルーティングのメリットです。
一方、企業が直接求職者に連絡する文面の作成や候補者を検索する作業が必要となり、採用担当者の負荷が大きくなりやすい面もあります。知名度が高くない企業やターゲットが明確な企業にぴったりの採用手法です。
2-4.ソーシャルリクルーティング
ソーシャルリクルーティングはSNSの仕組みを通じて、企業から気になる人材へ直接コンタクトを取り、採用につなげる手法です。SNSの投稿内容やプロフィール情報からSNS利用者のエンジニア経験や技術を読み取り、自社の求人条件に合致する人に直接連絡します。採用支援サービスを活用しないため、SNSの利用にかかる費用が主なコストとなり、採用にかかる費用を抑制しやすいのが特徴です。
ただし、採用までの時間がかかる点を考慮しておく必要があります。普段の生活だけではなく、仕事についての内容をSNSで発信する人も増えており、低予算で人材候補者にアプローチしたい企業が採用している手法です。
2-5.リファラル採用
リファラル採用とは、自社の社員から友人や知り合いを採用候補者として紹介してもらい、採用活動を進める方法を指します。自社の状況に精通した社員からの紹介であるため、素養やスキル、人間性など、自社との親和性が高い人材に出会える可能性が高いです。
社員が紹介した人が採用された際には、紹介者の社員に対してインセンティブなどを支払うケースが多いものの、採用支援サービスの利用費用に比べると安価に抑えることができ、コスト削減につながります。社員が選考員の役割を果たすため候補者とのミスマッチが起こりにくく、採用支援サービスでは出会えない人材と出会える場合もあります。ただし、紹介がないとそもそも採用できないことに加え、採用できる時期の見極めが難しいというデメリットがあります。
弊社では、手法の選定や採用計画などエンジニア採用に関するご支援が可能です。自社で社内エンジニアを採用したいがどの採用手法を選べばよいかわからない方は、こちらよりお問い合わせください。
3.フリーランスエンジニアを採用するメリット3つ
フリーランスエンジニアの採用は、新卒や中途の社員を採用する場合と比べて、早く・安く・優れた人材を確保できる可能性が高い点が特徴です。具体的には、以下の3点がメリットとして挙げられます。
- 人材確保の柔軟性の高さ
- 採用にかかる期間やコストの抑制
- 採用する人材の知識やスキルの高さ
自社のエンジニア人材のニーズに上記メリットが合致しているならば、フリーランスのエンジニアを採用する選択は有効でしょう。
3-1.人材確保の柔軟性の高さ
フリーランスエンジニアの採用メリットとして、企業のニーズに併せて柔軟に人材が確保できる点が挙げられます。フリーランスエンジニアを採用する場合、特定の期間やプロジェクト単位で契約するケースが一般的です。社員採用だと中長期的な雇用が前提になり、プロジェクトの都合に合わせた人員の増減はそれほど柔軟にできません。
しかし、フリーランス人材の採用は、社員採用と異なり中長期的な雇用を前提としていないため、特定の期間やプロジェクト単位で契約するのが一般的です。つまり、フリーランスエンジニア採用は企業が予定するプロジェクトごとの着任・離任を柔軟に実行できるのです。
3-2.採用にかかる期間やコストの抑制
社員として採用する場合に比べて、フリーランスエンジニア採用では、採用活動に要する時間や採用にかかるコストを抑えやすいのも特徴です。フリーランスエンジニアを採用する場合、プロジェクト単位で採用を実施することが多いため、選考時間が短く済む傾向にあります。
さらにフリーランスのエンジニア採用は委託契約になる場合が多く、福利厚生や社会保険料といった給与以外のコストを企業が負担せずに済みます。つまり、フリーランスエンジニア採用は社員採用よりも早く・安価に即戦力を獲得できるのがメリットとして挙げられます。エンジニアの採用単価情報に興味のある方は、こちらの記事も参考にしてください。
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3-3.採用する人材の知識やスキルの高さ
フリーランスエンジニア採用では、専門知識や特定領域のスキルに特化した人材を確保できるのも大きなメリットです。フリーランスエンジニアの多くは、過去に積み重ねた経験や培ってきた技術を武器にして仕事を獲得しようとします。また、技術動向に応じて新たに需要が見込まれる仕事をいち早く獲得できるよう、最新技術の習得に努めているエンジニアも少なくありません。
そのため、フリーランスエンジニアの多くは、自身の得意な領域・分野があります。フリーランスエンジニア採用では、高いスキルを持った即戦力になる人材が確保できます。
4.フリーランスエンジニアを採用するデメリット6つ
フリーランスエンジニアを採用する際のデメリットは、さまざまな観点で見受けられます。日本ではフリーランス人材を頻繁に活用するケースが少なく、社員人材の活用を前提に業務を検討している企業が大多数であるためです。フリーランスエンジニアを採用する際に、把握しておきたいデメリットは6つに整理されます。
- 採用ミスマッチの可能性の高さ
- プロジェクトチーム内コミュニケーションの取りにくさ
- 仕事に取り組む熱さの違い
- 採用者をプロジェクトに組み込む際の手間の発生
- 自社へのノウハウ蓄積が減少
- 情報セキュリティにおける安全性の懸念
メリットとデメリットを天秤にかけた上で、懸念が上回る場合にはエンジニアの採用戦略を再検討しましょう。
4-1.採用ミスマッチの可能性の高さ
エンジニアをフリーランス人材から採用する場合の考慮点として、人材ミスマッチが発生しやすい点が挙げられます。フリーランスエンジニアの採用活動は必要なスキルや経験を重視して、プロジェクトに焦点を当てた短期間での選考になりやすいのが特徴です。
一方で、採用企業の文化への適合度やプロジェクトでの関わり方を十分に確認できていないケースもよく見られます。そのため、求人内容や選考時にスキルや経験以外で採用企業が重視する要素を明確にし、候補者との適合度を評価しましょう。
4-2.プロジェクトチーム内コミュニケーションの取りにくさ
フリーランスエンジニアが、プロジェクトチーム内で適切に意思疎通するのが難しいリスクも無視できない点です。例えば、採用したエンジニアがフルリモートで業務に対応していると、ほかのプロジェクトメンバーとの意思疎通が十分におこなえないなどの事象が発生する可能性があります。
フリーランス人材は自分に都合の良い場所や時間で働く傾向があり、その習性がプロジェクトの進行や品質に支障をきたすケースもあります。そのため、フリーランスエンジニアの採用時には、自社のプロジェクトの進め方や意思疎通方法に適応してもらえるかの確認も大切です。
4-3.仕事に取り組む熱さの違い
社員エンジニアとフリーランスエンジニアとの間で、仕事に対する姿勢やこだわりに違いが出やすいのも注意が必要なポイントです。なぜなら、フリーランスエンジニアは同時に複数のプロジェクトに対応するケースもあり、特定のプロジェクトに没入しにくいためです。社員エンジニアの場合、プロジェクトの成功が人事評価や給与増加などに影響するため、細部にもこだわって取り組む人も少なくありません。
一方で、プロジェクト単位で契約するフリーランスエンジニアは、その場限りの仕事と捉えて淡々とこなすだけになる可能性があります。置かれた立場によって仕事に対する温度感が異なるのは避けられず、その点も考慮して任せる仕事の内容や進め方を具体的に示しておく必要があります。
4-4.採用者をプロジェクトに組み込む際の手間の発生
フリーランスエンジニアを採用してプロジェクトに組み込む場合、自社で使うツールや独特の作法を都度説明する手間は避けられません。社員採用したエンジニアであれば、中長期的に複数のプロジェクトに携わるため、何度も同じことを繰り返し説明する手間や時間は省略できます。
しかし、プロジェクトごとに参加するフリーランスエンジニアが異なると、毎回同じ説明をする必要があり、プロジェクト要員に負荷がかかります。フリーランスエンジニアはプロジェクト単位で採用できるメリットがある一方、プロジェクトへの順応作業が適宜必要なのは考慮事項です。
4-5.自社へのノウハウ蓄積の減少
フリーランスエンジニアを採用した場合、プロジェクト内で積み上げられた知識やスキルを自社のノウハウとして蓄積するのが難しい特徴があります。なぜなら、フリーランスエンジニアはプロジェクト終了すると離任してしまい、それ以降自社と関わらない可能性は否めないからです。社員エンジニアの場合、複数のプロジェクトに関わる可能性が高く、過去プロジェクトで培った経験や技術を新プロジェクトで活用しやすくなります。
しかし、フリーランスエンジニアは特定のプロジェクトのみに参画になるケースが多く、離任するとプロジェクトで得たノウハウは自社に還元されません。そのため、離任前にフリーランスエンジニアが得たノウハウを明文化してもらい、後日、自社要員でも活用できるように工夫しましょう。
4-6.情報セキュリティにおける安全性の懸念
フリーランスエンジニアを採用した場合、情報の取り扱いや漏洩のリスクに備える必要があります。契約内容によってはフリーランスエンジニアが自社のシステム環境を利用しない場合があるため、セキュリティ上での懸念点になり得る可能性があります。
また複数の案件を抱えるフリーランスエンジニアの場合、誤ってほかのプロジェクトの情報を展開してしまう恐れもあります。情報の外部漏えいを防ぐ方法としては、サーバー上に専用の仮想デスクトップを設けて、その仕組みの中で作業をしてもらうのが有効です。機密保持契約などを締結していても強力な抑止力にならない場合も考慮して、社外に提供する情報システム環境の整備も検討しましょう。
5.フリーランスエンジニア採用と社員エンジニア採用の特徴比較
フリーランスエンジニア採用は、社員エンジニア採用と比較すると、採用コストを抑えながら即戦力を特定期間で確保できる点が優れています。一方で、中長期的にエンジニアを確保する前提ならば、社員エンジニアの方が会社全体にかかる負担やリスクを軽減しやすい傾向を見逃してはなりません。
フリーランスエンジニア採用と社員エンジニア採用の特徴を比較してみました。
比較項目 | フリーランスエンジニア採用 | 社員エンジニア採用 |
人材確保の柔軟性 | ◎ | △ |
採用にかかる期間やコスト | ◎ | △ |
採用する人材の知識やスキル | ◎ | 〇 |
採用ミスマッチの可能性 | 〇 | 〇 |
プロジェクトチーム内コミュニケーションの取りやすさ | △ | ◎ |
仕事を取り組む熱さ | △ | ◎ |
採用者をプロジェクトに 組み込む際の手間 | 〇 | ◎ |
自社へのノウハウ蓄積 | △ | ◎ |
情報セキュリティの安全性 | △ | ◎ |
ITエンジニアを採用する際には、企業の目的に応じてフリーランスと社員の使い分けが重要です。社員としてのエンジニア確保とは異なるフリーランスエンジニアの活用メリットを活かして、社内のプロジェクトを円滑に進めましょう。
6.フリーランスエンジニア採用時の注意点5つ
フリーランスエンジニアを対象とする採用活動を実施する際には、社員採用の場合とは考慮すべきポイントが異なります。採用活動を始める前に、あらかじめ把握しておくべき注意点は5つです。
- 採用基準や評価基準を明確にする
- 社内メンバーとの意思疎通力も評価する
- 採用候補の母集団を形成して比較検討する
- 採用関連費用を抑制しすぎない
- 事前に業務内容を具体化する
採用人材のミスマッチをできるだけ回避し、プロジェクトを計画通り進められるエンジニア採用を実現しましょう。
6-1.採用基準や評価基準を明確にする
フリーランスエンジニアを採用する際の注意点の1つは、採用・評価基準が明確に設定されているかの確認です。エンジニアは専門性が高く、採用担当者にエンジニア経験がないと候補者が肩書ではなく実践で使える技術力を持っているのか評価するのは困難です。そのため、プロジェクトの即戦力として必要になる具体的なスキル・経験・社会人基礎力などを事前に洗い出しておくと、評価時の判断が容易になります。
また、選考作業に現場のエンジニアも加わってもらうことで現場目線での評価が可能になります。フリーランスエンジニアに求める条件や要素を具体的に整理しておき、ミスマッチの発生を抑制しましょう。
6-2.社内メンバーとの意思疎通力も評価する
フリーランスエンジニアを採用する際の評価対象に、意思疎通力を含めるのも必要です。プロジェクトメンバーとして参加してもらう場合、ほかメンバーとの意思疎通ができないとプロジェクトの進行に支障をきたす恐れがあるためです。
フリーランスエンジニアは、1人だけ何も知らない状況からチームに参加しなければなりません。チームに溶け込むには、ほかメンバーとのコミュニケーションが重要であり、場合によってはリモートからでも綿密なやりとりが求められます。そのため、採用候補者を評価する際には、経験や技術に加えてチームメンバーとの意思疎通に関するノウハウやポリシーも見極めるのが重要です。
6-3.採用候補の母集団を形成して比較検討する
採用候補者が複数名いる母集団を形成し、比較検討して採用の可否を決めるのが大切です。要員確保を急ぎすぎて、候補者が1人しかいない状況で検討を進めても採用の妥当性を客観的に判断することはできません。フリーランスエンジニアを採用検討する背景には、すぐにプロジェクトに入れる即戦力の確保が急務な状況が多いでしょう。
しかし、急ぎすぎるあまりに候補者を相対的に評価できないと、望む条件への適合性を見極められないまま採用してしまうリスクがあります。プロジェクトの都合上、短期間での要員確保が必要だとしても数名程度の候補者群を構成して、より望ましい人材確保に努めましょう。
6-4.採用関連費用を抑制しすぎない
フリーランスエンジニアに支払う報酬を絞りすぎると、求める水準の人材が集まらずに採用活動が不調に終わるリスクがあります。日本の市場全体でエンジニア需要が高止まりしており、フリーランスエンジニアを含めて求職者側が有利な状況になっているからです。
仮に安価な報酬でエンジニアを採用しても、求めるレベルの仕事ができなければ無駄な投資になってしまいます。そのため、プロジェクトの重要性や求めるエンジニアのレベル、ほか社の条件も加味して、適正な待遇提示を検討しましょう。
6-5.事前に業務内容を具体化する
フリーランスエンジニアを採用する際には、求人募集時点で求めるエンジニアの種別や仕事内容について具体的な提示をすることが大切です。エンジニアの仕事は細かく分かれ、仕事内容によって必要なスキルや経験が異なります。
例えばインフラエンジニアと言っても、サーバー・ネットワーク・セキュリティと専門分野が存在します。専門分野を詳細に確認せず、プロジェクトにおける業務内容と保有スキルがミスマッチな人材を確保してしまうと、採用活動をやり直さなければなりません。したがって、募集時点で具体的なスキルや経験に加えて、業務内容を詳しく提示して人材ミスマッチを予防しましょう。
エンジニア採用におけるよくある課題と解決策に興味のある方は、こちらの記事も参考にしてください。
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7.エンジニア採用に行き詰まったら採用代行サービスも有効
エンジニア採用代行サービスとは、エンジニア採用に特化した専門家が採用の計画・実行・フォローまでを一貫してサポートするサービスです。採用代行サービスを活用することで、エンジニアとのミスマッチを減らしたり、人材獲得のための最適な手法を選定し、効率的な採用を実現することができます。
もし、自社独自の採用活動ではエンジニア採用が進まず限界を感じる場合には、解決策として採用代行サービスの活用を検討しましょう。
エンジニア採用代行サービスの詳細について興味のある方は、こちらの記事も参考にしてください。
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8.まとめ
フリーランスエンジニアの採用方法や社員エンジニア採用との違い、採用活動での注意点を紹介しました。フリーランスエンジニアの採用は、即戦力人材をプロジェクト単位で確保できる、合理的なエンジニア採用方法です。社員としてのエンジニアの求人倍率は、よりも1.5〜2倍も高く、体力のある企業は高待遇でエンジニアの囲い込みを進めています。エンジニアの社員採用が困難な点を踏まえると、流動的に活動しているフリーランスエンジニアの採用は現実的かつ効率的な選択肢です。
しかし、フリーランスエンジニアの採用にはデメリットがあり、向いていない企業もいます。フリーランスエンジニア採用に対して不安を感じるならば、自力採用ではなく採用代行サービスの活用も検討しましょう。エンジニアの採用を活性化してプロジェクトを確実に進捗させ、ビジネス成長に貢献しましょう。
株式会社ネオキャリアが提供する「みんなの採用部」は、200以上の採用ツールを取り扱い、累計約14,000社(※)の採用支援をおこなっています。フリーランスエンジニアの採用も含めた自社による採用活動に不安を感じるのであれば、採用代行サービスを活用した採用戦略の転換も有効です。「みんなの採用部」では、さまざまな採用関連サービスの提供に加え、エンジニア採用に特化した採用代行サービスも提供しています。ご予算やご要望に応じたご支援も可能です。お気軽にお問い合わせください。
※集計期間:2023年3月~2024年2月

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