バイトルのユーザー層は10代～20代の若年層が62％、タウンワークはタウンワークは56％との結果から、若年層の採用にはバイトル、ミドル層の採用にはタウンワークがおすすめです。

またバイトルとタウンワークは掲載課金型の料金プランを採用しています。

バイトルを都内で掲載する場合、最も安価な掲載プランは34,000円、タウンワークの場合95,000円ですが、掲載期間や掲載できる写真の数、求人内容のボリュームの差などに違いがあるため、掲載料金だけでの比較はおすすめできません。

そこで今回はバイトルとタウンワークの違いを特徴やユーザー層、料金プランやオプションなど詳細に比較していきますので参考にしてみてください。

本記事では、

・バイトルとタウンワークの料金比較

・バイトルとタウンワークのユーザー属性

・バイトルとタウンワークの特徴と向いている企業

などについて解説しますので、ぜひご覧ください。

1．バイトルとタウンワークの比較表

まずはそれぞれの基本データを比較してみましょう。

*¹出典：SimilarWeb　9月21日時点
*²出典：HRogチャート　9月12日時点
*³東京で1～2週間掲載する場合の最低料金にて

1‐1．月間訪問者数と掲載件数の比較

月間訪問者数はバイトルが810万PV、タウンワークが1370万PVとなっており、タウンワークの方が多くなっていますが、全国掲載件数はバイトルが1,617,156件、タウンワークが2,532,652件となっているため、求人倍率がそれぞれ0.19倍、0.18倍となります。

そのため、バイトルとタウンワークの1求人あたりのユーザー数はほぼ変わりません。

1‐2．年齢分布の比較

次章で詳しく説明しますが、バイトルは10代～20代の若年層が62％を占めるのに対し、タウンワークは56％と少ないです。

一方、タウンワークは40代以降のミドルシニア層が30％を占めるのに対し、バイトルは24％と少なくなっています。

そのため、若年層をターゲットとしたい場合はバイトル、ミドルシニア層をターゲットとしたい場合はタウンワークがおすすめです。

1‐3．駅設定と勤務地設定の比較

駅設定・勤務地設定とは、1つの求人に対して設定できる駅数・勤務地数のことです。

同じ職種で複数勤務地がある場合や、最寄り駅がいくつかある場合、また広範囲の求職者に訴求したい場合など、駅数や勤務地数が多くなります。

駅数や勤務地数を増やしたい場合、基本的に求人枠を増やす必要があるため、費用がかかります。

プランによりますが、駅設定数はバイトルの方が多くコストパフォーマンスが高いです。

1‐4．PUSH系オプションの比較

バイトルのオプションは、勤務地やエリアを増やすことができるオプションです。

広範囲の求職者に訴求したい場合に効果的です。

一方、タウンワークのオプションは掲載順位を上げたり、Indeedとの連携で露出を増やすことができるオプションです。

タウンワークはバイトルと違って掲載順位がランダムなので、露出を上げるためのオプションになります。

1‐5．原稿修正と更新日の比較

バイトルの原稿修正はオンラインの専用画面から月曜日から日曜日まで毎日原稿修正が可能です。

一方、タウンワークの原稿修正は営業担当にメールで依頼する必要があります。

更新日もバイトルは毎日であるのに対し、タウンワークは月曜日のみなので週に1度しか原稿修正のタイミングがありません。

バイトルの方が融通が利きやすく、企業の要望に応えやすいシステムとなっています。

1‐6．プランの比較

バイトルとタウンワークを比較してみると、バイトルの上位プランは20万円、タウンワークの上位プランは24万円となり、バイトルの方が比較的安価に掲載できる可能性があります。

※上記の表は一例ですので、掲載週数やエリアの詳細によって金額が異なる可能性があります。

2．バイトルとタウンワークのユーザー層

バイトルとタウンワークのユーザー層をそれぞれご紹介します。

応募者は日々変わっていくため一概には言えませんが、バイトルは10代～20代の若年層、タウンワークは40代以降のミドルシニア層に強みがあることがわかります。

2‐1．バイトルのユーザー層

バイトルのユーザーは10代～20代の若年層が多いです。

近年は、学生層（高校生・大学生）だけではなく、フリーターや主婦（夫）などの属性応募も好調で、個社のニーズに合わせたターゲティングが可能です。

2‐2．タウンワークのユーザー層

※2022年1月～3月タウンワーク応募者データより

タウンワークはWebとフリーペーパーの両方において、比較的30代以上のユーザーの割合が多くなっています。

特にフリーペーパーは30代以上の割合が66％と、ミドルシニア層の採用に強みを持っています。

3．バイトルとタウンワークの特徴・強み

ここではそれぞれの特徴と強みを見ていきましょう。

3-1．バイトルの強み

掲載スピードが速い

バイトルの原稿はおおよそ1～3営業日で掲載が可能です。過去に取引があり、原稿のご用意がある場合は当日掲載もできるため、急な募集ニーズにも対応しやすいです。

原稿は何度でも無料で修正ができ、「A職種が充足したのでB職種に変更」などの対応ができ、費用を無駄にせず掲載できます。

豊富な原稿量

バイトルではどの掲載プランでも、同じ量の情報を掲載することができます。

勤務時間、仕事内容、給与など「企業側が伝えたい＝ユーザーが知りたい」情報をしっかり伝えることが可能です。

一方で、上位プランでは仕事一覧での露出度が高まり、ユーザーからの反応もより期待できます。

また、オプションをつけることで貴社の求人原稿への導線を増加させ、効果を高めることが可能です。

動画と制服写真の掲載サービスあり

仕事写真を最大3枚、制服写真を最大9枚まで掲載することが可能です。

さらに、動画も3つまで設定可能となっており、写真だけでは伝わらない魅力をアピールすることができます。

しごと体験・職場見学も可能

昨今、採用企業にとって定着率は大きな課題となっております。

バイトルで実施したアンケート調査では、求職者と採用企業共に「仕事内容」や「職場環境・人間関係」などのミスマッチが離職の原因となっていることがわかりました。

そこで、バイトルでは通常応募とは別に「しごと体験」や「職場見学」の応募設定を用意しました。

求職者は入職前に仕事の様子や職場の雰囲気を体験・見学することで、既存スタッフの実際の働きぶりや様子が確認できます。

そのため、双方のミスマッチを防ぐことが期待されます。

スマホアプリユーザー満足度No.1

バイトルのスマホアプリは、アンケート調査によりユーザー満足度No.1を獲得しています。

「スマホアプリ一覧」には、バイドルのスマホアプリを始めとして、バイトル制服なりきりカメラや、バイトルのシフト管理、バイトルの履歴書作成など、役に立つアプリが多数用意されています。

大量採用にも便利なコボットシリーズ

求人のプロが監修した、定額制の採用ページ作成から、24時間365日自動の応募者対応、面接設定ATS、入社手続き業務のクラウド型システムなどの採用DXサービスをご用意しています。

一般企業向けサービスから、人材派遣会社向けサービス、飲食・小売向け集客サービスまでさまざまです。また、中には導入によりバイトルのAプランが無料で掲載できるなどの特典もあります。

3-2．タウンワークの強み

WebとフリーペーパーのW配信

タウンワークは1998年に創刊されたフリーペーパーが元となっており、現在もフリーペーパーとWebサイトの2軸で掲載しています。

フリーペーパーはミドル層の求職者に閲覧されることが多い媒体です。

そのため、30代以上のミドル層の採用を考えている場合、マッチ度が高くなります。

採用サイトも同時作成

自社サービスのAirWORK（エアワーク）にて採用ホームページを作成するオプションもあります。

詳細については株式会社リクルートジョブスにお問い合わせください。

3-3．バイトルとタウンワークの求人サイトの特徴

バイトルもタウンワークも、原稿へ記載する項目は大きく変わりません。

しかし、訴求の仕方で少し違う点があります。

バイトルの場合は、仕事写真を最大3枚、制服写真を最大9枚、動画を3つまで掲載可能です。

また、応募バロメーターでの応募促進や、採用担当者について記載する欄などもあり、

より応募したくなるような仕組み作りをしています。

タウンワークの場合は、画像は3枚まで設定可能です。※A3プラン以上のみ

また、モデルケースの従業員像と従業員構成について記載する欄があります。

写真などが少ない分、文字で職場のイメージを表現することが重要になってきます。

下記にバイトルとタウンワークの求人サイトの違いをまとめてみましたので、参考にしてみてください。

4．バイトルとタウンワークの料金比較

バイトルもタウンワークも料金形態は掲載課金型となっています。

決まった期間に求人を掲載することで、支払いが発生する仕組みです。

基本的な料金プランについては、それぞれ下記のような違いがあります。

例えば、東京都で1枠4週間掲載する場合の料金例は下記です。

※バイトルは上記の表以外にも最上位のP(EX)プランが存在します。

※タウンワークは上記の表以外にも2Pフリー、1Pフリー、A6フリー、A5フリー、A1プランが存在します。

バイトルは掲載順位によってP(EX)～Aまで7つの料金プランがありますが、全て原稿量は一律です。

そのため、下位プランを選んでも求職者とのミスマッチを防ぐことができます。

タウンワークは2Pフリー～A1まで11の料金プランがありますが、全て掲載順位はランダムです。

そのため、上位に表示したいという意思を持つ企業様からすると、コントロールが難しくなります。

4-1．バイトルの料金

上記の通り、バイトルは掲載順位によってP(EX)～Aまで7つの料金プランがあります。

さらに2週間～24週間、1枠～20枠まで種類があり、週数や枠数が長いほど1週間1枠あたりの値段が安くなります。

その他、全国都道府県の料金表はこちらからご確認ください。

■バイトルの料金表　首都圏(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)

4-2．タウンワークの料金

タウンワークの料金はタウンワークは2Pフリー～A1まで11の料金プランがあり、枠サイズによって決められています。

さらに1週間～4週間まで掲載期間を選ぶことができます。

また、それ以上の期間掲載する場合、割安になる回数券の販売などもありますので、詳細はタウンワークまでお問合せください。

■タウンワークの料金　首都圏エリア(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)

その他、全国都道府県の料金などについてはタウンワーク公式サイトにてご確認ください。

5．バイトル・タウンワークが向いている企業

ここまでバイトルとタウンワークの特徴、強み、料金などを解説してきましたが、実際に利用する場合はどのような企業が向いているのでしょうか。

そもそも、「向いている」企業とは何でしょうか？

一般的には、下記のような点を満たした企業を指します。

ここでは、それぞれの目的別に求人サイト選びで気をつけるポイントを解説していきます。

5‐1．ターゲットが合っているか

たくさんの応募を得るためには、ターゲットの合う求人サイト選びが重要でが、求人サイト選定の前に、まずは”募集地域におけるターゲットの数”を把握しましょう。

アルバイトは基本的に生活圏内でやりたいという人が多いです。

そのため、募集地域にターゲットとする年齢や職業の人口が少なければ、どの媒体で募集しても応募が少なくなってしまいます。

自社のターゲット選定が適しているか確認した上で媒体を選ぶようにしましょう。

バイトルとタウンワークが得意とするターゲットを比較すると、若手層や学生の採用におすすめなのはバイトル、ミドルシニア層の採用におすすめなのはタウンワークです。

5‐2．競合の求人が多くないか

応募数を確保するためには、競合の求人をチェックすることも重要です。

募集地域や募集職種で競合となる求人が多いと、自社の求人に目を止めてもらえない可能性が高くなります。

そのため、競合の求人数の少ない求人サイトを選ぶと良いでしょう。

また、競合の平均時給や強みは比較対象となるため、「自社の時給で競合と戦えそうか」「競合と強みが被っていないか・負けていないか」など、原稿をチェックしておきましょう。

5‐3．原稿量や訴求方法は十分か

次に、応募者の質に関して懸念のある場合は、原稿量や訴求方法がターゲットに合っているかが重要になります。

たとえば、求人の内容が実際の現場と違うと、働き始めてからギャップを感じて離職に繋がってしまいます。

現場とのギャップを感じさせないために、できるだけ原稿に詳細を記載し、写真なども載せると効果的です。

原稿量に関しては、バイトルでは写真12枚、動画3つまで掲載可能です。

タウンワークはA3プラン以上であれば写真3枚まで掲載可能になります。

原稿量を増やしても質が変わらない場合は、訴求方法がわかりにくい場合もあるため、営業担当と相談して原稿を修正してみると良いでしょう。

5‐4．キャンペーンの有無

採用単価を考えられる担当者様は、よく情報収集されていると思いますので、キャンペーン情報もこまめにチェックしておきましょう。

とはいえ、採用単価には採用人数、定着率などが大きく関わってきます。

これは上記の「応募数」「応募者の質」とも深く関わりますので、「採用単価を抑えること＝自社に合った媒体を選定すること」になるとも考えられます。

5‐5．フォロー体制は充実しているか

掲載後のフォローは、採用効率を高めて継続的に採用単価を抑えることにも繋がります。

営業担当が原稿の修正などこまめに対応してくれるかどうか、チェックしておきましょう。

バイトル、タウンワークともに直販だけでなく求人広告代理店での販売もしています。

求人広告代理店の場合、複数の媒体を取り扱っている所もあるため、応募率や採用単価などを他サイトと比較しながら運用することもできます。

6．バイトルのサービス活用事例

ここでは、バイトルを導入した企業の具体的なサービス活用事例についてご紹介します。

■企業情報

近年人手不足が慢性化する飲食業界で、ホールスタッフの採用をおこなうためにバイトルを活用した事例です。

もともとこの企業ではほかの媒体を活用していたものの、満足に母集団形成がおこなえず、媒体と人材派遣を並行して活用している状態でした。

さらに、東京23区でも特に採用難が叫ばれるエリアでの採用だったため、条件面などで他社に取られてしまうケースもありました。

この課題を解決すべく、バイトル独自の「しごと体験・職場見学機能」を活用し、求職者が応募前に職場の雰囲気を確認できるような仕組みづくりをおこないました。これにより応募前の不安払しょくにもつながり、応募のハードルを下げることに成功しました。

最終的に、バイトルから3名の採用につながり、その中の1名は「しごと体験・職場見学機能」経由で採用に至りました。

バイトルはほかの媒体と比較した際に、掲載できる写真や動画の点数が多かったり、採用担当者情報を掲載できる欄があるなど、求職者がより応募したくなるような工夫がされています。そのため、これまでほかの媒体を活用してもなかなか満足に母集団形成ができていなかった企業にもおすすめのサービスです。

7．まとめ

バイトルとタウンワークの違いは理解していただけたでしょうか。

どちらの求人サイトを選んでも、次に直販か代理店どちらを利用すべきか選択しなければなりません。

ネオキャリアは求人広告代理店です。バイトル・タウンワークだけでなく、マイナビバイト・マッハバイト・イーアイデムなどさまざまな求人サイトを取り扱っています。

アルバイト採用にお困りの方は、まずは一度ご相談ください。