新卒採用は、新人の採用と育成に資金と労力を初期投資することで、企業の成長や事業拡大につなげていくことが狙いとしてあります。
しかし、採用業務は、面接をおこなうだけではなく、日程調整やスカウトメールの配信業務など、ルーチン化した業務が多くマンネリ化に陥りやすいので、新卒採用の本質を見失いがちになってしまいます。
本記事では、
- 【新卒採用で失敗してしまう会社の特徴】
- 【新卒採用で失敗しないノウハウ】
- 【新卒採用にお役になりそうな6つのサービス】
をご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください!
1.新卒採用で失敗してしまう会社の特徴とは?
1-1.学生が企業で働くイメージを描けていない
採用した学生が入社した後、能力を最大に発揮してもらうためには、その学生一人ひとりの適性を知る必要があります。
学生の働く上での軸、行動特性、夢・目標などを聞いた上で、採用担当者が学生にふさわしいと思う部署の現場スタッフに一度会ってもらうことで、学生が自社で働くイメージを描きやすくなります。
学生の頭の中にも、働くイメージはあると思いますが、それが実際に現場の雰囲気と一致するとは限りません。そのため、学生に実際の職場の雰囲気を正確にイメージしてもらえるように工夫しましょう。
学生に自社で働くイメージをもってもらうためには、説明会でのスライドの社員紹介や動画化されたものではなく、実際に働いている環境を見学するなどして、社員の方に会っていただくことをおすすめします。その際には、年齢が近く、活躍している社員さんにご協力いただいたほうがよいでしょう。
またオフィスの設備や環境、従業員の表情や動き、職場全体の雰囲気を感じた上で「ここで働いてみたい!」という思いがあったら、それは学生が企業を選ぶ理由となるでしょう。
1-2.学生集客のための施策が不十分
「新卒採用がうまくいっていない」と感じている企業ほど、母集団形成の施策がうまく機能していないのではないでしょうか。
「求人広告を効果的に利用する」「自社採用サイトを積極活用する」など、学生の集客のために有料・無料の施策問わず、準備ができていない企業が多くあります。
自社が求める学生を採用するためには、多くの学生に出会うことも重要です。企業側から積極的に集客施策を考えていかなければいけません。
自社の働く社員の環境や、展開している事業、既存社員の個性や能力などを詳しく学生に対して紹介する必要があります。
学生が企業の採用サイトの募集要項を見るだけではイメージができず、応募をあきらめてしまうこともあります。募集要項が必要最低限のものしか記載されていないと、学生からは事業内容が見えないので、自社への志望度がなかなか上がらないでしょう。
自社が取り組んでいる事業や、目標やビジョンを明確にして、自社情報の「見える化」をしていきましょう。十分な採用PRをおこなうことで、優秀な人材と出会う確率が上がります。
1-3.面接結果を出すスピードが遅い
学生と面接した後に、次回の面接案内などの連絡をする際、素早くスムーズにできていますでしょうか。
面接を受けて志望度が上がってきている学生であっても、連絡の期間が空いてしまうと志望度も下がり、他社に心移りしてしまう可能性があります。
合否の連絡が遅い企業、対応が冷たい企業など、学生が少しでも悪いイメージをもってしまえば、選考中で辞退してしまうことにつながります。
せっかく良い人材と接触できたのに企業側からの連絡が遅れて、辞退してしまったというのはとてももったいないことです。
就職活動中の学生として考えると、面接を受けた企業から連絡がこない場合、不安になるはずで
「連絡がこないから、他の会社の選考を受けてみようかな」と考えることも少なくないはずです。
採用の条件を満たした人材には、可能な限り早く連絡することを意識して取
2.新卒採用を失敗しないためのノウハウ
2-1.学生の理解度を再確認する
説明会などで学生に対して「理解できましたか?」と聞いて、学生が頷くだけで、採用担当者が納得してしまい、それ以上学生に対して質問を投げかけないといった、コミュニケーションをとっていないでしょうか。
このようなコミュニケーションをとってしまうと、学生が企業のことを理解できずに説明会を後にする可能性があります。
会社紹介を終えた後の再確認質問を「ご理解できましたでしょうか?」あるいは「わかりました?」などのYes or No問題ではなく、自分の意見を発言できるような質問に変更してみてはいかがでしょうか?そうすれば学生から具体的な回答を得られるかもしれません。
学生に、説明会でのインプットが曖昧な状態のままで帰られると、選考途中に辞退されるなど、志望動機の向上にはつながりません。
説明会においても、人事からの一方的なコミュニケーションで終わるのではなく、学生と人事の相互的なコミュニケーションを取れるようにしましょう。
2-2.求める人物像を明確にする
採用担当者が考える「優秀な人材」の定義・条件は、どんな人でしょうか。
「高学歴な人」「責任感がある人」「元気で明るい人」「ロジカルな人」「真面目で静かな人」など、企業が求める学生の条件はさまざまあると思います。
しかし、採用したい人物像があやふやだと、採用で失敗してしまうひとつの原因になってしまいます。また、「弊社は〇〇な人を採りたい」と言いつつも、学生の他の条件に魅力を感じてしまって第一条件が満たされない人を採用する場合もあります。
人事の方は必ず毎日採用すべき人物像を、自分の中で再確認することをおすすめします。
「愛嬌があるから採用!」「英語力抜群だから採用!」「起業経験があるから採用!」など、採用したい学生の条件は、会社の成長に必要な人材の要素を考えた上で、設計するようにしましょう。
そして、学生に自社が求める必要な条件が備わっているかどうかをしっかりと見極められるような、質問などを予め準備しておきましょう。必要に応じては、学生に明確な条件を伝えることも必要になってくるでしょう。
2-3.学生とのタッチポイントを増やす
最近はどの企業もインターンなどで学生と早期に接触する機会が増えています。特に中小企業などは大手企業と比べて学生の集客に苦戦することが多いです。インターンなどを通して求人サイト以外の接触機会を増やすことで、より身近に社員の方や社風の魅力をアピールしています。
インターンシップ以外にも、送客サービスや新卒紹介などのサービスを通して学生数を担保している企業もあります。
- 自分のやりたい仕事ができる
- 安定している
- 社風が良い
の3点を主に重視しているそうです。学生側からすると、企業説明などで紹介された仕事内容がそのまま自分が就職したときの仕事なのかなとイメージするので、ひとつひとつの発信が魅力的に映ることが望ましいです。
2-4.学生と密にコミュニケーションを取る
ほとんどの就活生はいくつか内定の保険をかけたいために、たくさんの企業にエントリーします。企業からの連絡が空いてしまうと、学生からするとエントリーしている企業のうち、選択肢が一つ減っただけに過ぎないので、返事が来た企業から予定を入れていきます。
まずはエントリーをしてくれてる学生への連絡を怠らず、惹きつけを十分に行いましょう。
2-5.積極的な地方学生へのアプローチ
都市部での新卒採用の集客に限界を感じた採用担当者は、試しに地方学生にアプローチしてみてはいかがでしょうか。
都市部の学生と比較すると、地方学生は都市部での就職活動をおこなっている場合が少なく、ブルーオーシャンである可能性が高いです。積極的に地方学生に声をかけて信頼を獲得し、興味を持ってもらえれば内定に繋がる可能性が高くなっていくかもしれません。
3.新卒採用に役立つサービスをご紹介!
これまでご紹介してきた、新卒採用がうまくいかない理由を見てみると、自社でも改善できる点がいくつかあったのではないでしょうか?
ここでは、新卒採用を成功させるために役立つサービスをご紹介させていただきます。
3-1.就職エージェントneo|文系学生支援において<業界最大級>の実績を誇る
【特徴】
- 圧倒的な利用者数。年間約16万人超え
- 10,000社を超える企業が使われている
- 15,000円/一人でイニシャル課金型の送客サービスを提供(希望スペックや人数によるため要問合せ)
- 文系学生の就活支援実績は業界トップクラス
- サービス名:就職エージェントneo(株式会社ネオキャリア)
- URL:https://www.neo-career.co.jp/humanresource/newgradservice/agent/sabunkei/
3-2.ちほりけ|理系学生の遠距離就活サポート
【特徴】
- 理系学生の遠距離就活をサポート、企業の選考に進んでいくための交通費・宿泊費を支給
- 電話・オンラインでの説明会・面接が実施可能
- 平均4名の学生に会えば1名入社、業界において極めて高い決定率
- サービス名:就活サポートちほりけ(株式会社ネオキャリア)
- URL:https://www.neo-career.co.jp/humanresource/newgradservice/agent/chihorike/
4.おさらい
いかがでしたでしょうか。
新卒採用をおこなう際、なかなかうまくいかず悩むこともあると思います。そんなときは以下のポイントをおさえることで改善の糸口を見つけられるのではないでしょうか。ぜひ、参考にしていただければと思います。
おさえておきたい5つのポイント
- 学生の理解度を再確認する
- 求める人物像を明確にする
- 学生とのタッチポイントを増やす
- 学生と密にコミュニケーションを取る
- 積極的な地方学生へのアプローチ
また、新卒紹介をもっと詳しく知りたい方は以下の記事もぜひご参考にしてください!