採用動画のトレンドを解説|実際に触れる「インタラクティブ動画」に注目が集まる理由

総合

コロナ禍により、社会全体にわたってデジタル化やオンライン化への移行が加速しています。同様に企業の採用活動においても、これまで主流だったオフラインでの開催が制限され、非対面型の説明会や面接が主流になりつつあります。

その中で注目の採用ツールが「採用動画」です。静止画や文章と比べ、音と映像で構成されている動画は、多くのメッセージをスムーズに学生に伝えることができる最適なコンテンツであり、今や多くの企業が採用に動画を活用しています。

2021年3月、新卒採用の情報解禁をもって22年卒の採用活動が本格的にスタートする中、どういった動画がより有効的なのか、事例を交えながらご紹介します。

【ノウハウ資料請求】オンライン採用対策│動画活用コンテンツ作成
本資料では、オンライン採用への対策が加速する中で
注目される「採用動画」の制作ノウハウをご紹介。
学生を惹きつけるためのコンテンツはどのようなものが良いのか、
また作成したものをどう活用していけばよいのか解説しています。
 
 
 

1. 採用動画のトレンドとは

最近では、YouTubeやSNSを中心として動画視聴が一般的になっており、採用活動に特化した採用動画を制作して配信する企業も増えています。

配信する企業が多ければ多いほど、それぞれの企業の印象が薄くなってしまうため、いかに視聴者の記憶に残せるかを考えた動画コンテンツの制作が求められます。

そこでご紹介したいのが「インタラクティブ動画」です。ここからは、採用動画のトレンドになりつつあるインタラクティブ動画の特性についてご紹介します。

2. インタラクティブ動画とは

インタラクティブ動画とは、映像内にクリックボタンなどを配置し、視聴者に何らかのアクションを促す動画です。クリックすることで新たなアクションが発生したり、ストーリーが分岐したり、動画の展開に視聴者が参加したり体験できるのが大きな特徴です。
動画はテレビと同様に、視聴者が一方的に配信者の情報を受け取るものと思われていましたが、デジタルテクノロジーの発展によって、視聴者参加型のコンテンツの制作が可能になりました。

採用活動においても、ターゲットとなる若者は、もともとYouTubeやSNSによる動画配信への親和性が高い世代。さらにテレビゲームにも、以前からユーザー参加型のイベントが組み込まれていることが多く、若い世代はこうした仕組みに慣れ親しんでいます。こうした背景からも、インタラクティブ動画が採用動画のトレンドになりつつあることがうかがえます。

2.1インタラクティブ動画のメリット

視聴者参加型のインタラクティブ動画は採用で活用する際に、次のようなメリットが考えられます。

記憶に残りやすい

動画は活字や画像より、はるかに多くの情報を提供できますが、テレビと同様に視聴者が受動的になるため、単にコンテンツを視聴しただけに終わってしまうケースがあります。その点、インタラクティブ動画は、再生中に視聴者が操作を加えること、動画に参加できるため、視聴者にインパクトを与えるとともに記憶にも残りやすくなります

応募率が向上する

採用活動にインタラクティブ動画を活用することは、応募者数を増やすことにも貢献しています。アメリカの求人情報サイト「CareerBuilder」の調査でも、動画を使った求人広告の場合、応募率が34%向上するというデータがあり、求人広告のPV数を増やすだけでなく、広告の説得力が増すことで、結果的に応募率の向上につながっています。

採用のミスマッチを減らす

自社と求職者のミスマッチを減らすためにも、「インタラクティブ動画」は効果的です。求職者にとって入社後の自分の姿をイメージしやすくなり、企業文化が自分に合っているのかを確認する判断材料にもなり得ます。企業にとっても、自社に合った求職者の応募が増えることで、採用後のミスマッチを減らすことができるのです。

エンゲージメントが高くなる

「エンゲージメント」とは、会社に対する愛着心や思い入れのことです。インタラクティブ動画がSNS上で高い評価を受けたり、シェアされる機会が増えれば、求職者の企業への興味喚起にもつながり、応募率の向上にもつながるでしょう。

企業×求職者のコミュニケーションを活性化させる

インタラクティブ動画は視聴者の行動によって動画が変化するため、企業側の一方的なコミュニケーションにならないことが特徴です。視聴者が動画の閲覧に対して能動的になることで視聴時間が長くなり、視聴者と企業、双方のコミュニケーションの機会創出にもつながります。

ユーザー操作のデータが動画の改善に役立てられる

インタラクティブ動画では、視聴者が自ら画面を操作してストーリーや展開を選択します。これによって、動画のポイントとなるシーンに対する視聴者の関心の大小や操作の比較検討が可能になり、より良いコンテンツ制作に役立てることができます。従来の動画では難しかったこうしたデータの取得・蓄積が可能になるのも、視聴者参加型のインタラクティブ動画だからこそといえます。

3.インタラクティブ動画の活用シーン

では、具体的にはどういったシーンで活用されているのでしょうか。商品PRやプロモーションから採用活動へと活用領域を拡大してきたインタラクティブ動画は、活用事例もさまざまです。

3.1 採用活動

企業が優秀な人材を採用するためには、まず多くの応募者を集める必要があります。そのためには、企業に対して興味や関心を抱いてもらうことが大切であり、採用媒体やコンテンツをいかに作り込むかが、応募者獲得の鍵となります。

そのような中で、コロナ禍により採用活動においては多くの企業が会社説明会などに動画を活用せざるを得なくなりました。こうした中で視聴者参加型でインパクトの強いインタラクティブ動画を導入することで、他の企業との差別化を図れるとともに、一人でも多くの応募者の獲得が期待できるのではないでしょうか。

3.2 認知度の向上

インタラクティブ動画は認知度向上にもつながります。たとえば、携帯キャリアのソフトバンクや缶コーヒーのジョージアを販売するコカ・コーラ社は、個性的でエンタメ性の高いTVCMにより、商品やサービスだけでなく企業の認知度やイメージの向上にも成功しています。

ただ、TVCMの放映には莫大な費用がかかるため、全ての企業が同様におこなうことは難しいでしょう。その点、YouTubeやSNSを通じた動画であれば、中小企業でも優れたコンテンツを気軽に制作・配信することが可能になります。

インタラクティブ動画をビジネスに活用している企業はまだ少数なので、視聴者が操作に参加できる動画として注目され、SNSでシェアされたり拡散されることによって、企業の認知度を高めることができます。

3.3 社員教育

コロナ禍によって、企業は採用活動だけでなく社員教育や研修も非対面型への転換を余儀なくされ、従来の集合研修や合宿研修の実施が困難になっています。そのため社員教育は職場でのOJT以外にパソコンでの動画視聴などによるオンライン研修がメインになっています。動画内のストーリーの分岐や選択を機能として活用すれば、社員一人ひとりにあわせた重点的な学習の促進にも効果を発揮することができます。

4.採用動画(インタラクティブ動画)の事例5選

ここで、実際にインタラクティブ動画を採用動画として導入している3社の事例を紹介します。いずれも視聴者が画面を操作すると動画のシナリオが分岐して、それを選択できる仕組みが組み込まれています。

MIL株式会社

https://mil.movie/case/229.html/

新米エンジニアの1日というテーマで制作されており、新人社員の主人公と上司、先輩などとのやり取りがコミカルなタッチで描かれています。フレンドリーで誰とでも話しやすい社内の雰囲気を伝えるのに重点を置いています。

PHC株式会社

https://mil.movie/case/587.html/ 

若手社員を主人公にして、クライアントへのインタビューなど実際のビジネスシーンを紹介して、企業の業務内容を伝えることに重点を置いています。登場人物や仕事の進め方の選択肢が豊富にあるのが特徴です。

 株式会社イオンイーハート

https://job-gear.net/aeoneaheart/shinsotsu/index.htm

シナリオの選択肢とシチュエーションの多さが特徴であり、若い社員の仕事ぶりの紹介に重点を置いています。動画の種類も多いのですが、再生時間は3分程度に抑えられており、1本の動画に情報を詰め込みすぎないようにしながら、さまざまなメッセージを発信しています。

株式会社NTSロジ

https://www.nts-group.co.jp/new_recruit/

若手社員の登場シーンには「TAP」と書かれたタグがついており、クリックすると社員の個別インタビューに画面が切り替わっていく仕組みになっています。興味喚起につながれば、別のインタビューを視聴できるため、視聴時間とともに、どのあたりで離脱されたかというデータも取ることができます。

株式会社フォーイット

https://blog.mil.movie/jp_case/story/3348.html

若手社員の成長をドラマ仕立てで描いており、視聴者が問題に直面した社員の立場に立って、相談する相手を選択して、新たなストーリーを視聴できる構成になっています。

 

5.採用動画制作の注意点 

5.1 目的を明確にする

インタラクティブ動画の制作にあたっては、「視聴者にどのようなメッセージを伝えるか」ではなく、「どのような体験をしてもらいたいのか」という目的を明確にした上で、シナリオやイベントを設定する必要があります。

そのため視聴者の選択に応じた多数のシナリオやストーリー展開が求められるため、従来の動画に比べて尺あたりの制作工数が増えることを念頭に置いておく必要があります。

5.2 飽きさせない工夫が必要

また、動画の内容が興味を惹くものであっても、操作性や視認性に欠けていたり、仕掛けが複雑すぎると視聴者は容易に離脱していまいます。工夫を凝らしすぎたり、情報を詰め込みすぎて、視聴者に飽きられないようにすることが、インタラクティブ動画制作のポイントといえます。

ネガティブなイメージを持たれると視聴数が増えないだけでなく、SNSでマイナスの評価を受けて拡散してしまい、企業のイメージを損なってしまう恐れもあります。採用動画として高い効果が期待できるインタラクティブ動画だからこそ、視聴者目線に立ち、慎重に設計や制作を進めることが重要です。

6.まとめ

最後に、インタラクティブ動画は、まとめると次のことがいえます。

  • 視聴者が動画に参加する機能を備えており、採用のターゲットである若い世代への親和性が高い。

  • 動画としてのインパクトが強いので企業の認知度やエンゲージメントを高める効果が見込め、応募率の向上が期待できる。
  • 採用活動だけでなく、社員研修などのツールとしても活用できる。

  • 情報の盛り込みすぎは禁物。視聴者を飽きさせないコンテンツ設計が必要。

採用動画の新たなトレンドになりつつあるインタラクティブ動画。是非、今回の記事を参考にしながら、インタラクティブ動画の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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いかがでしたでしょうか?採用動画の中でも「インタラクティブ動画」は
オンライン化が進む中でトレンドとなっています。
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