面白い採用動画10選!インパクトやオリジナリティで魅せる制作のポイント

新卒採用

コロナ禍によりオンライン選考が主流になった採用市場。企業と求職者の間では動画によるコミュニケーションが当たり前となり、多くの企業がインターンシップ、会社説明会、面接をオンラインで実施しています。

そのような流れを受け、企業の採用活動において欠かせないコンテンツになっているのが採用動画です。レバレジーズ株式会社が運営する新卒向け就職エージェント「Career Ticket (キャリアチケット)」と動画マーケティングのコンサルティングを行う株式会社プルークスが合同で行った調査によると、約8割以上の就活生が、採用動画の視聴で「志望度が上がった」と回答。「採用動画があったほうが良い」と回答した就活生は9割近くにのぼりました。採用動画の存在は、企業に対する興味喚起はもちろん、志望度向上にもつながっていることがわかります。

 

とはいえ、他社に埋もれてしまっては、せっかく制作しても学生の目に触れる機会が少なくなってしまうのが採用動画の難しいところです。

本記事ではインパクトやオリジナリティに溢れる動画をピックアップしています。他社との差別化に成功した例を参考にしながら、動画制作のポイントを確認していきましょう。

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1.  面白い採用動画の成功事例10選

実際に動画を採用活動に取り入れ、採用成功につながっている動画はどのようなものでしょうか。企業が制作した面白い採用動画の事例を紹介します。

株式会社ポケラボ

株式会社ポケラボは、スマートフォン向けソーシャルゲームアプリの企画・開発・保守・点検を手がける会社です。

「面接を受ける学生VSポケラボの面接官」の格闘ゲーム形式で動画が進み、面接官から聞かれる志望動機・自己PR・失敗体験・夢が攻撃コマンドとなって新卒を襲います。キャラクターセレクト画面や経験値獲得画面など細かい部分にもこだわりがあり、ゲーム会社ならではの遊び心のあるつくりが印象的です。

株式会社ロフト

株式会社ロフトは、文房具・コスメ・キャラクター雑貨・インテリア用品まで幅広く扱うバラエティーショップ「LOFT」を展開する会社です。

「台本のないチーフ座談会」と題し、先輩社員が自身の就職活動やキャリアイメージについて、ざっくばらんに語り合います。入社前と入社後のギャップ、仕事のやりがい、困っていることなど、さまざまな本音が飛び交う中でも、社内の風通しの良さや良好な人間関係が伝わってきます。採用動画でありながら、まるで見る側を意識していないような自然体の雰囲気も印象的です。

株式会社ADKホールディングス

株式会社ADKホールディングスは、広告を中心としたあらゆるコミュニケーションサービスを提供する会社です。

新卒採用を「スタメン採用」と表現し、「今の社員と似た者同士はもういらない」という強いメッセージのもとで求める人材を9つのタイプに分けて表現するシンプルな構成になっています。1分程度の動画はリズム感あるBGMと頻繁に変わるカラフルな画面デザインで構成されており、飽きることなく最後まで見ることができます。チャレンジを奨励する風土やボトムアップ型の組織など、自社の魅力もアピールされている動画といえるでしょう。

長浜市

滋賀県長浜市の職員採用PR動画です。

職員がドラムを叩いたり踊ったりしながら各部署の業務内容や働きやすさをアピールしており、行政機関らしからぬフランクさと自由さで注目を浴びています。音楽や映像はすべて職員が手がけていることからも、採用への熱意が伝わってくる動画です。

長浜市の魅力や観光名所の紹介も盛り込まれており、長浜市出身者はもちろん、他市からの応募も増やすきっかけとなりました。

株式会社博報堂/株式会社博報堂DYメディアパートナーズ 

就活生からの人気も高い日本有数の広告代理店です。

「絶対に本音で話さざるを得ない説明会」という興味深いタイトルからスタートする動画は、建前ではなくて本音を知りたいという就活生のニーズが満たされる斬新なつくりになっています。

先輩社員が学生からの質問に答える様子を、舞台裏のモニターでチェックするのは、社員の家族、上司、同僚です。会社説明会の途中では、社員にとって身近な人たちがサプライズで登場。粋な演出に会場は一気に盛り上がり、その様子を楽しむ学生の姿も印象的です。説明会への参加意欲や入社意欲を掻き立てる魅力的な要素が詰まっているといえるでしょう。

楽天株式会社

楽天株式会社は、ECサイト・総合旅行サイト・フリマアプリ・通信・金融・不動産・スポーツなどさまざまな分野に参入するインターネット関連企業です。

出社から帰宅までの社員の1日に密着しており、社員がウェブカメラを装着することで、タイムスケジュールや実際の仕事現場などを覗き見しているような感覚を得られます。世界各国で働く社員とのオンラインミーティングやカフェテリア、社内託児所の様子、また、積極的に活用される英語コミュニケーションなど、文字や写真だけでは伝わりにくいリアルな姿によって、学生は入社後のイメージを描くことができます。

株式会社両備システムズ

株式会社両備システムズは、岡山県岡山市にある情報処理会社です。

地元の特産物として有名な「きびだんご」にちなんで、桃太郎をテーマにした動画を制作しています。桃が川を流れる様子を背景に「デプロイ、デプロイ…と、ビックデータが流れてきました」いうナレーションを入れるなど、エンジニアを志望する学生や理系学生にとっては慣れ親しんだIT用語が所々に使われています。報処理会社という堅実なイメージを払拭し、親しみ溢れる企業イメージの確立にもつながっています。

株式会社信光物流 

株式会社信光物流は、埼玉県にある物流会社です。

アニメーションを中心としたキャラクターの会話で構成されており、信光物流の仕事や働く環境を紹介していきます。

「物流会社はイカついあんちゃんだらけでしょ?」「10tトラックとか運転できるわけないじゃん」という学生が抱きやすい不安や懸念点をリアルな言葉で表現しながら、体力に自信がない人や女性でも活躍できることなどにクローズアップしています。企業PRはもちろん、業界全体のイメージアップにも効果的な仕上がりになっています。

株式会社ハロネット

株式会社ハロネットは、Webサイト制作やWebアプリのコンサルティングを手がける企業です。

傷つき倒れたビジネスマンにクローズアップし、「生まれたときの可能性は無限」「俺はここ(ハロネット)でもう一度、生まれる」という短く端的なメッセージで強いインパクトを残しています。演出が壮大なため、一度目にした学生の興味・関心を誘い、応募につなげるには十分な要素が盛り込まれています。企業理念や仕事内容、社員インタビューなど採用動画の一般的なコンテンツは払拭し、企業イメージのPRに特化した構成です。企業説明会のオープニング動画としても効果的です。

株式会社ラビットクリエイティブ

株式会社ラビットクリエイティブは、動画を強みとしたデジタルマーケティング会社です。

セリフや文字による表現がほとんどなく、音楽と動画のみで仕事風景を伝える構成です。細かく書き込まれたノートやデザインに使用するタブレットやPhotoshopなどのツールを端々に写り込ませ、クリエイティビティな環境を紹介しています。動画マーケティングやデジタルソリューションに強みを持つ企業ならではの構成になっているのが特徴的です。

2.面白い採用動画の効果

採用動画を他社と差別化し、「面白い」と思ってもらうことで、どんな効果が得られるのでしょうか。企業側のメリットをまとめました。

2-1.メリット① 認知度を上げる

誰もが知る有名企業から、地域に根づいた中小企業まで、数多くの会社がある中で、まずは自社の存在を広く知られないことには、応募につながりません。印象に残る動画を制作することで、直感的に人の心に残り、企業の認知度アップが期待できます。

2-2.メリット② 興味・関心を促す

一見自分の希望と合わないように思える企業でも、企業のありのままの姿を知るにつれて、興味・関心につながるということも少なくありません。短時間で端的に自社の特徴を伝えることで、「会社のことをもっと知りたい」と思わせることができます。

2-3.メリット③ 検討を促し、応募に導く

採用動画は、企業理解のために見るだけでなく、志望する複数の企業を比較するときの重要な判断材料にもなります。採用への熱いメッセージを伝えたり、独自の技術を活用した凝った演出をするなど、自社の個性や魅力を前面に打ち出すと、記憶に残りやすくなり、応募を迷っている学生を後押しすることにつながります。

3.効果が出る採用動画を制作するコツ

実際に、高い効果が得られる採用動画制作のためにおさえておきたいポイントを紹介します。

3-1.ターゲットを明確にする

まずは、「誰に」見てもらいたいかを明確にしましょう。万人受けする動画は見た人の心に残りにくく、効果が薄くなるためです。どんな人材を採用したいのかと、その理由、「こんな想いを持っている人」など、あらゆる視点からターゲットを具現化することで、伝えたいメッセージが見えてきます。

3-2.採用動画の目的を明確にする

動画の構成は採用動画を制作する目的によっても変わります。認知度アップが目的であれば、ストーリー性のある動画だと見る人の共感を生み、印象にも残りやすくなります。応募者を増やしたい場合は、社内設備の魅力や待遇の良さをアピールすると良いでしょう。意欲の高い人材を集めたい場合は、企業理念や採用メッセージを伝え、共感を得られるような構成がおすすめです。

3-3.「採用における4P」の何にフォーカスするかを決める

制作にあたっては、1つの動画に対して1つのテーマに絞ることがポイントです。情報を詰め込みすぎることで、「何が言いたいのか掴めなかった」という感想を持たれてしまっては意味がありません。そこで意識したいのが「採用における4P」です。

採用における4Pとは

①Philosophy(理念・目的):組織のビジョン・目的に対する魅力
②Profession(仕事・事業):組織の活動に対する魅力
③People(人材・風土):メンバーと接することで得られる魅力
④Privilege(特権・待遇):組織に属することで得られる特権

それぞれの要素によって動画の内容が変わってきます。どの項目にフォーカスするのかを明確した上で、動画の構成やメッセージを決めていきましょう。

4.まとめ

単純に動画を作ればいいというわけではなく、特徴のない採用動画を制作しても学生の記憶に残らず、数ある動画の中に埋もれてしまいます。

今回紹介した事例やコツを参考に、インパクトやオリジナリティ溢れる採用動画制作にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。