メーカーの新卒採用事例|マイナビ×採用代行サービスの活用でインターンシップ経由の選考通過率を改善
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- 1000~2999名
- 全国
更新日:
新卒採用
●この事例で利用されたサービス
マイナビ2025
企業情報
業界・職種 | メーカー/製造系 |
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従業員数 | 1000~2999名 |
上場・非上場 | 非上場 |
採用エリア | 全国 |
広報に力を入れており、マスメディアにてインフルエンサーを起用したブランディングができていたため、もともと学生からの認知度が高い企業です。
しかし、実際の職務イメージや入社後のキャリアに関しては学生の理解を十分に得られていない点が課題でした。
採用課題・ニーズ
課題 | 母集団形成 工数削減 |
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求める人材 | 営業志望の学生 |
利用サービス | マイナビ2024 新卒採用代行サービス |
採用目標数 | 20名 ※営業職のみの採用目標数 |
今回の企業は複数の職種を募集していましたが、その中でも特に採用難易度が高い営業職希望の学生を採用するために実施した事例をご紹介します。
もともとこの企業は新卒採用代行サービスを利用しており、採用工数を削減しながら効率的な採用を実現していました。しかし、コロナ禍の影響でインターンシップへ参加する学生が減少したことから、さらなる母集団形成の強化をおこないたいとご要望をいただきました。
採用支援の内容
サービス活用方法
近年の学生早期化の動きに合わせて、インターンシップの動きを強化させたいとご要望をいただきました。中でも、より多くの学生と接点が持てるように、学生利用率が高いマイナビに掲載することで母集団形成の獲得に注力しました。
マイナビは複数職種の募集も一括でおこなえるため、募集職種が分かれている場合でも情報を一元管理することが可能です。また、今回活用したマイナビインターンシップパッケージは、インターンシップのコース情報を最大50画面まで掲載することが可能なため、職種別、学生志向別など、学生ターゲット別にさまざまなインターンシップを用意することができます。
加えて、今回採用を強化していた営業職以外にも複数の職種で募集をおこなっていたため、学生管理や日程調整、学生への連絡などを効率化するために新卒採用代行サービスを活用しました。
これにより、採用ブランディングとして幅広い学生へのアプローチをおこなうとともに、ターゲット学生と効率的にコミュニケーションが取れるような仕組みづくりを実現しました。
具体的施策
幅広いニーズに合わせたインターンシップをマイナビに掲載
インターンシップに参加する学生のニーズは幅広く、業界分析や企業分析、さらには自己理解の促進など、あらゆるニーズが混在しています。そのため、実施するインターンシップのコンテンツを多数用意し、どのようなニーズでも学生の興味を引けるように工夫しました。
さらに、最も学生の参加率が高い1dayインターンシップを複数日程用意することで学生の参加率向上を目指しました。
また、マイナビへインターンシップの掲載をおこなう際には、企業情報などのハードな情報だけでなく、業界・職種の詳しい説明や職場の雰囲気など、学生が欲しい情報にフォーカスして記載するようにしました。
では、具体的にどのようなインターンシップを実施したか、下記に詳しくご紹介します。
①業界・企業研究ワーク
メーカー/製造系の企業は特に学生が就業イメージを持ちづらい傾向にあるため、情報収集をしている学生に向けて業界や企業研究のワークを実施しました。インターンシップでは自社紹介のみで終わることが無いように、業界のトレンドや今後の展望まで詳しく伝えることを意識しました。
さらに、自社の文化や風土に関するワークを実施することで「私たちが最も大切にしている考え方」について触れてもらうきっかけを作りました。
このように、全体を通して一方的な説明で終わることなく、双方のコミュニケーションを中心にワークをおこなうことを心がけました。
②グループワーク
営業職を体験してもらうために、グループワーク形式で営業のロープレをおこないました。日常生活で触れる機会が少ない営業職の仕事内容について、実際の業務に近い形で体験してもらうことで、入社後の働き方ややりがいを実感してもらうきっかけを創出しました。学生にとっても、営業職の理解だけではなく社会人としての基礎的スキルやコミュニケーション能力を身につけることができるため、自己成長の機会にもつながりました。
企業にとっても、自社製品を使って営業職体験をおこなうことで客観的な意見を学生から得ることができるため、双方の新たな発見の場になりました。
③先輩社員座談会
先輩社員の経験やキャリアパスについてで学び、学生が自身のキャリアを思い描く手助けとなるよう、先輩社員座談会を開催しました。この座談会は、先輩社員が自身のキャリアや仕事のやりがいについて語ることで、入社後のキャリアイメージや成長意欲を醸成することが目的です。
さらに、年代の近い若手社員と接点を持たせることで、学生の動機付けや惹きつけにもつながります。
新卒採用代行サービスの活用
インターンシップで接点をもった学生が途中辞退しないためにも、企業とネオキャリア間で毎月定例の進捗報告会を実施しました。
採用担当者、弊社の営業担当、弊社の採用代行メンバーが三位一体になって採用状況を共有していたため、たとえ進捗遅れが発生した場合でも、早急に課題の特定から施策実施まで実施することができました。
このように、営業担当、採用代行メンバーが企業のもう一人の採用担当であるという意識をもってご支援をおこなったことで、安心して採用をお任せいただけました。
結果
インターンシップからの選考通過率が昨年と比べて上昇
インターンシップからの選考通過率は23年卒が約77%だったところ、24年卒では約84%と、+7%も上昇しました。競合他社が採用に苦戦しているなか、ターゲットに合わせたインターンシップの実施や母集団形成の強化をおこなったことで、自社が求める人材の含有率を向上させることにつながりました。
工数の削減とコア業務への集中
学生対応や日程調整などのノンコア業務を新卒採用代行サービスに任せることで、採用担当者の採用工数を大幅に削減しました。
これにより、本来注力すべきインターンシップや会社説明会など、採用ブランディングの上で重要な業務に時間を割くことができたため、効率的に採用をおこなうことが可能になりました。さらに、ターゲット学生への動機づけや惹きつけなどを十分におこなうことができたことも、インターンシップ成功の要因になりました。
まとめ
母集団形成のためにインターンシップを実施することは、今や新卒採用のスタンダードになりつつあります。特に、本事例のようなメーカー/製造業の企業は、学生が業務イメージを持つことが難しいため、実際に体験をしてもらうことが近道です。
しかし、多くの企業がインターンシップを実施し始めている中で、一社当たりにエントリーする学生の数はどんどん減少しているのが現実です。
そのため、学生のトレンドや動向をおさえ、最も学生利用率の高いツールを用いることで母集団形成を強化していきましょう。
さらに、インターンシップコンテンツを複数掲載するなど、学生との間口を最大限広げることで、競合他社に埋もれずに母集団形成をおこなうことができるでしょう。
今回の事例のように、コア業務・ノンコア業務をすみ分けることで本来注力すべき業務に集中することが可能になるため、ぜひ一度自社の採用活動を見直してみてはいかがでしょうか。
中小・ベンチャー企業を採用成功に導く戦略を
入社してから一貫して新卒採用のコンサルティングをおこなう部署に携わる。大手上場企業~ベンチャー企業まで計1,000社近くの支援を経験し、現在は新規営業部門の責任者として従事。
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斎藤/新卒採用領域
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