新卒採用で失敗しない方法とは?成功のための8つのポイント
新卒採用

人材獲得競争の激化を背景に、企業の採用活動は年々厳しくなっています。近年では、学生に内定を出したからといって自社に必ずきてくれるというという安心要素は薄れ、企業側としては、内定後も継続した連絡やフォローが必要不可欠になっています。
本記事では、
・新卒採用失敗の6つのポイント
・新卒採用失敗の要因と対策
└【選考前】【選考段階】【内定後】【入社後】
についてご紹介します。
採用活動に苦戦されている方、はじめての新卒採用実施を検討されている方、ぜひ、今後の採用活動の参考にしていただけますと幸いです。
1.新卒採用でよくある6つの失敗ポイントと主な要因

新卒採用の失敗は、「応募数不足」「ミスマッチ」「途中辞退」「内定辞退」「早期離職」「戦力化の遅れ」という、選考前・選考中・内定後・入社後の各フェーズに潜む6つの要因によって引き起こされます。
【選考フェーズ】応募・選考中の課題と要因
選考フェーズでは、求人条件や広報不足による母集団形成の失敗、ペルソナ不鮮明によるマッチングエラー、選考スピード遅延による途中辞退が主な要因です。
応募が集まらない・母集団形成の失敗
競合他社との雇用条件の見劣りや、仕事内容・社風を伝える求人広告の情報不足は、応募の不足を招きます。
「応募がなかなか集まらずに困っている」という企業の中には、すでに就職サイトに掲載していることも多いのではないでしょうか。
原因はさまざま考えられますが、今一度、募集内容を確認してみる必要があるかもしれません。
理想の人材に出会えない・採用ターゲットのミスマッチ
求める人物像(ペルソナ)の定義不足や高すぎる理想設定、ターゲットに合わない採用手法の選択が原因となっているケースがあります。
募集はある程度集まるけれど、なかなか理想の人材に巡り合えない場合は、「求める人物像の定義はしっかりできているか」「求める人材の理想が高すぎていないのか」これらを再度検討する必要があるかもしれません。
このポイントを明確にした上で、次は「採用ターゲットに即した採用手法をとれているか」を考えてみましょう。
選考中の辞退、連絡が取れなくなる・途中辞退
情報開示の不足や選考スピード・連絡の遅さが、学生の志望度低下や他社流出を引き起こします。
選考中の辞退は決して珍しいことではありません。
学生は企業に対して少しでも気に入らないことがあったり、ほかに魅力的な企業を見つけてしまったりすると、選考辞退連絡をしたり、面接をドタキャンしがちな一面があります。
また、「もうちょっと選考が早く終わっていれば、こっちに決めていた」などタイミングの問題も実際によくあることです。
このような学生たちを引き止めるためには、採用担当者の魅力や会社の対応、選考フローの絶妙なスピード感を考え直す必要があるかもしれません。
【内定後フェーズ】内定辞退の課題と要因
内定後フェーズでは、売り手市場による複数内定の保持、働くイメージの不足、定期的なフォローの欠落が内定辞退の引き金となります。
内定後の辞退が多い
有効求人倍率の高まりによる他社比較や、内定後のコミュニケーション不足が原因で心変わりが発生します。
これもまた、多くの企業が悩む課題の1つかと思います。
結果的に条件などのハード面で折り合いが合わなかったという理由が多いものの、人や社内の雰囲気などのソフト面における他社との比較で、心変わりしたり、内定を辞退する学生が多いのも実情です。
最終面接が終わるまで、また面接以降も、いかに内定者と友好な関係を築いていけるかが、内定辞退者を減らすうえでの重要な対策となってくるでしょう。
- 内定者フォローお役立ち無料資料!
新卒採用の課題の一つにあげられる『内定者辞退』ですが、どうして内定辞退が発生してしまうのかを考えることが重要です。
原因から対策方法までさまざまなデータを分析し、内定者フォローのポイントを本資料にまとめています。
【入社後フェーズ】定着・育成の課題と要因

入社後フェーズでは、事前の情報開示不足によるミスマッチから生じる早期離職や、配属・フォロー体制の不備による戦力化の遅れが課題となります。
1年以内の離職率が高い・早期退職
入社前の情報開示不足や、職場での人間関係・ギャップが1年未満の離職につながります。
1年目はとくに、慣れない仕事、慣れない環境で「心身ともに崩壊寸前」になる可能性もあります。
「上司との関係がうまくいっていない」「優秀な同期たちとの実力差を痛感し落ち込む」ということもあるかもしれません。
これらは入社後に発生する要因が多いものの、採用時点で「企業の情報を明確に学生に開示できるか」も、採用後のミスマッチをなくす大きなポイントです。
また、会社の雰囲気や上司の人柄などは、説明会や選考時点ではなかなか学生に伝えづらいものでもあります。
入社後にミスマッチに気付くリスクを避けるためにも、企業としては、積極的に内定者インターンをおこなうなど、「入社前に社内を見て、体感できる機会を作ること」を検討してみてもいいかもしれません。
入社した新人が早期に戦力化しない・育成、定着不足
適切な人材配置や入社後の伴走型フォローが不足していると、新入社員の定着と戦力化が阻害されます。
「学生が内定承諾し、4月に晴れて新卒社員として入社してくれば一件落着」は大きな間違いです。
自社のいち社員として定着して初めて、採用が成功したと言えるでしょう。入社1年目の離職率が10~30%といわれる中で、「どうすれば新入社員が定着するか」を考えてみましょう。
2..選考プロセス別・新卒採用の失敗を防ぐ8つの成功ポイント

採用の失敗を防ぎ成功に導くためには、「選考前」「選考過程」「内定後」「入社後」の各プロセスに応じた8つの具体的対策を講じることが不可欠です。
【選考前】採用基盤を整える3つのポイント
選考前段階では、ターゲット定義の明確化、最適なチャネル選定、学生視点に立った選考プロセスの設計・最適化が重要です。
求める人物像を明確に定義する
「どのような人材を求めているか」その人物像を明確に定義することは、選考前プロセスにおいて最も大切です。
企業理念や事業内容などをもとに人物像を選定するのも重要ですが、あくまでも「これから一緒に働きたいのはどんな人なのか」採用に関わるメンバー全員で認識として持っておくとよいかもしれません。
採用手法を幅広く検討する
求める人物像・採用ターゲットが決まれば、次はそのような学生へ効果的に認知を広げなければいけません。
募集の告知がターゲット学生に届かなければ、応募がきたとしてもマッチングを期待することはできません。
大手就職サイトでの告知は多くの学生に情報を告知することが可能であるものの、掲載されている求人も多いため、自社の求人情報が埋もれる可能性もあります。
「特定の技術を保有している人材」など人物像がはっきりしたものであるならば、そのような人材が多く登録する就職サイトや、専門就職サイトに求人情報を掲載するなど、自社にあった集客手法を検討することが重要です。
また、就職サイトに掲載するだけでなく、求める人物像・ターゲットが決まった時点で、新卒紹介サービスを利用し、学生を紹介してもらうことも効果的です。
ターゲットを伝えることで、より短期間でミスマッチの少ない採用を期待することができます。
競合比較を踏まえて選考プロセスを最適化する
選考スピードやステップ数を適正化し、見極めと見送りのバランスを取りながら他社への流出を防ぎます。
何社も企業を受けている学生にとって、選考プロセスや選考のスピード、内定出しのタイミングや時期は重視するポイントです。
「内定を出すタイミングが一歩遅かったばかりに、ぜひとも採用したかった学生を他社に取られてしまう」なんてことは日常茶飯事です。
また、選考プロセスが短すぎると、しっかりと学生を見極めきれません。
学生も「自分はしっかり評価されているのか?」と不安に感じてしまいます。
一方で、選考プロセスが長すぎると、学生が選考途中で他社へ入社決定してしまうことも。こうしたポイントも視野に入れつつ、最適な選考プロセスを考えましょう。
さまざまな企業の採用ページを見ながら、特によく採用競合になる企業の選考フローを参考にしつつ、最適化していきましょう。
【選考過程】相互理解を深めるポイント

選考過程においては、自社の良い面だけでなく課題やリアルな実態も含めて提示し、入社後のギャップを最小化します。
リアルな情報開示で自社を深く理解してもらう
魅力だけでなく懸念点も共有することでネガティブギャップを抑え、ミスマッチによる離職を防ぎます。
前述の通り、選考過程でいかに社風や仕事内容、社内の雰囲気を学生に深く理解してもらえるかが、入社後のミスマッチをなくす大きなポイントとなります。
また、良い部分を知ってもらうだけでなく、ある程度、企業・学生の双方がお互いに懸念点を共有することが必要です。
入社後に感じるネガティブなギャップを最小限に留め、入社後の離職率を下げることにつながります。
【内定後】内定者の不安を払拭するポイント
内定通知後は、内定者との定期的なコミュニケーションや交流機会を通じて関係性を構築し、内定辞退を防止します。
定期的な連絡と交流で内定者フォローを充実させる
入社後は、社会人意識を育む研修、社内ネットワークを広げるイベント、伴走型のメンター制度を通じて定着と戦力化を促進します。
こうした内定者フォローを通して、内定者の企業理解を深め、社会人生活、人間関係、仕事やキャリアなどの不安や疑問を取り除くことができます。
また、企業側としても、内定者の志向性を確認しながら配属先決定に役立てることが可能になります。
※ただし「懇親会での社員の方の態度が気に入らなかったので内定辞退」というような悲しい事態がおこらないよう、懇親会の場の設定にはしっかりと事前準備が必要です。
入社後

マインド転換とスキル向上を狙う新入社員研修に力を入れる
新入社員研修で、「社会人のスイッチをいれることができるか」「仕事へのモチベーションを上げることができるか」が今後の成長を左右します。
また、新入社員研修が、今後の目標や将来のビジョンを決める機会になることも多いので、社員の定着率を上げたり、社員の成長スピードを上げたい場合は、この「新入社員研修」に力を入れることをおすすめします。
また、新入社員研修だけでなく、内定者研修として入社前に「社会人スイッチ」を入れることも、内定者が入社前に感じる不安を払拭する点で効果的です。
安心感を生み出す社内イベント・交流会を企画する
部署を超えた先輩社員との接点を作り、困った時に相談できる安心感を与えることで職場定着を図ります。
社会人1年目は特に、慣れない環境で不安だらけになってしまう例も多くあります。
社内イベントや交流会において、さまざまな先輩社員とつながることができれば、困ったときやいざという時に助けてもらえるという安心感が生まれ、会社への定着にもつながります。
メンター制度を導入する
直属の上司とは異なる先輩社員が精神的サポートおこなうメンター制度により、新人と先輩双方の成長を促します。
- ”メンター制度とは、所属する上司とは別に、年齢の近い年上の先輩社員や、社歴が近い先輩社員が新入社員や若手社員をサポートする、新入社員からすると相談しやすい兄/姉のような制度です。” 引用:ロバート・ウォルターズHP:メンター制度を企業が導入する目的、メリット・デメリットとは?
- 内定者フォローに特化した『エアリーフレッシャーズ』
・チャット機能を用いた相互理解
・提出物やアンケートの管理
・ビジネスマナーなどEラーニングを用いた内定者研修
・AIによる入社意欲の可視化
など入社前フォローのほとんどを実現可能です!
3.まとめ
新卒採用の成功には、単なる内定出しにとどまらず、選考前・選考中・内定後・入社後に至る一貫したフォローと改善プロセスの実行が不可欠です。
ぜひ今回の記事を参考に、さまざまなサービスも活用しながら貴社の採用活動をブラッシュアップしていただければ幸いです。
企画戦略から現場の実動まで一気通貫の伴走をする採用プロデューサー
2017年に新卒でネオキャリアに入社。大阪支店にて関西エリアの新卒採用支援に6年間従事し、新規顧客開拓および既存顧客支援の双方で実績を蓄積。
その後、東海・九州エリアの経験を経て、現在は西日本全域を担当。2026年にMBAを取得。
スタートアップやベンチャーなどリソースが限られる企業や、初めて新卒採用に取り組む企業に対し、採用戦略の立案から実行支援、将来的な内製化までを一貫して伴走いたします!
- 名前
森本/新卒採用領域
この営業が携わった他の事例・記事を見る






