女子学生の採用を効果的におこなうための手法やポイントとは?

新卒採用

新卒採用を実施している企業の多くは、男女バランスよく採用することを目指しています。一方で、事業内容や業界的に男女どちらかの人数を多く採用したいという企業もあります。

今回は女子学生の採用を積極的におこなっている企業や、どのようにしたら優秀な女子学生の採用が成功するのかを採用方法や採用活動のコツをまとめてご紹介します。

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1. 女子学生採用を積極的におこなう企業の特徴や理由

女子学生を積極的に採用する企業はどのような特徴があるのでしょう。女性の社会進出に伴う課題やダイバーシティ経営などが影響している場合もあります。

1-1 女性向けサービスを扱う企業や業種的に女性が多い業界

女性向けサービスを取り扱う企業、特にファッションや化粧品などの業界では採用の際に女性を多く採用する傾向にあります。これらの企業は職種別採用をおこなっている場合も多く、店舗や化粧品カウンターの販売業務に従事する社員を多く採用しています。

お客様が女性であることが大きな理由ですが、女性ならではの細やかさや丁寧さを期待しているケースも多くまた、女性が活躍できる環境も整っているといわれています。

また、医療・福祉関連や教育関連など看護師や保育士といった特定技能でもともと女性の多い職業に関する業界は、職種が異なっても女性の割合が多い傾向となっています。

1-2 ボジティブ・アクションやダイバーシティの推進

業界や職種的な理由以外で女性を多く採用したい企業には、男性が極端 多く女性を積極的に採用をしたい企業や女性活躍推進法に関係して採用をおこないたい企業などもあげられます。

ポジティブ・アクションとは、過去の女性労働者に対する取扱いなどが原因で生じている、男女労働者の間の事実上の格差を解消する目的でおこなう女性のみを対象にした取り組みのことです。たとえば、求人募集をおこなう際には募集対象を女性だけ、男性だけといった表記で採用活動をすることはできません。

ポジティブ・アクションで格差解消を目的におこなう場合には、女性のみを対象に採用活動を実施することが可能となります。

また、ダイバーシティの推進は本来、多様性を認めるための取り組みです。ただし、管理職における女性の割合が少ない企業などの場合には政府が掲げている女性管理職20%超えに向けて、積極的に女子学生採用をおこなう傾向が見られます。

2. 女子学生の就職活動状況

積極的に女子学生を採用したい場合にはどのようにして採用活動をおこなっていくのが適切なのでしょうか。まずは、女子学生の例年の就職活動状況や動き方などを探っていきましょう。

2-1 女子学生に人気の業界

就職活動中の学生に人気な業界や企業のランキングが毎年、さまざまな媒体や調査などで出てきます。男女別の状況も毎年各調査出していますので、女子学生に人気のある業界はどのような結果になっているでしょうか。

株式会社ディスコが実施している、キャリタスリサーチ2019年2月1日時点での就職意識調査では文理男女別の志望業界についてのアンケートがあります。

  全体 文系女子 理系女子 文系男子 理系男子
1 素材・化学 マスコミ 医薬品・医療関連・
化粧品
銀行 電子・電機
2 情報処理・
インターネットサービス
銀行 素材・化学 商社(総合) 情報処理・
インターネットサービス
3 医薬品・医療関連・
化粧品
ホテル・旅行 水産・食品 建設・住宅・
不動産
素材・化学
4 電子・電機 運輸・倉庫 建設・住宅・
不動産
調査・コンサルタント 自動車・輸送用機器
5 水産・食品 医薬品・医療関連・
化粧品
情報・
インターネットサービス
情報・
インターネットサービス
機械・
プラントエンジニアリング

全体や男子学生と女子学生の希望には、差異が発生しています。また、理系女子学生の方が自身の専攻を活かした就職活動をしている傾向が想定されます。

2-2 女子学生が企業選びの際に見ているポイント

では、業界選びや企業選びに女子学生はどのような点を重視して就職活動をおこなっているのでしょうか。株式会社ディスコが実施した、2019年卒3月実施「女子学生の就職活動に関するアンケート調査」の中で企業研究の際に意識したことについて聞いています。

ここ数年ブラック企業に関する報道や働き方改革の影響からか、残業や休日出勤の実態がトップの69.9%でした。育休の取得率や転勤の実態なども上位にあることから、働きやすさを求めている傾向が読み取れるのではないでしょうか。

また、入社企業での勤務予定期間を聞く質問では、全体の半数以上が定年まで(なるべく長く)働きたいと回答しています。

このような状況から、働くことに対して前向きに捉えているからこそ長く働ける環境を求めている傾向が伺えます。

2-3 女子学生の内定率推移

 

マイナビが毎年実施している調査である、2020年卒8月実施の大学生内定率調査では全体の内定率と文理女子学生の内定率状況を見比べてみたところ、文理女子学生で推移が大きく異なりました。

全体と比較しても、理系女子学生は内定獲得の推移が早いことが伺えます。専門性が高いことと、男女通じて理系学生の割合が就活生のうち2割程度しかいないことで、採用ニーズが高いことが予測される状況です。また、理系女子学生はこれまで男性採用が多かった技術職や専門職の採用をおこなっている企業が男女バランスを取るため採用したいとターゲットとして置いているケースも増えています。

一方で文系女子学生については、全体と比較してもやや低く推移しています。これは、いくつかの要因が考えられますが主に女子学生が就職したい先と企業の採用ニーズのミスマッチが大きいと想定されます。

以前は一般職や事務職の求人が非常に多くありましたが、雇用機会均等法施行以降は徐々に一般職や事務職が減少したことがあげられます。

2-4 女子学生特有の一般職・事務職採用

女子学生の就職活動の特徴といわれ、男子学生と一番大きく異なるのは一般職・事務職の採用があることではないでしょうか。

雇用機会均等法施行以降は、徐々に一般職・事務職の募集は減少してきましたが銀行や商社などの企業は現在も一般職の採用をおこなっています。一般職・事務職の採用をおこなっている企業の場合、まず総合職や技術職などの採用を実施した後に一般職・事務職の採用をおこなっているケースがほとんどです。

説明会・面接の実施が総合職よりも後ろ倒し傾向

採用のスケジュールとしては、エントリー受付開始時期は他の職種と変わりませんが説明会や面接の時期が後ろ倒し傾向です。例えば銀行の一般職の20年卒の採用スケジュールでは、6月1日から総合職の選考解禁・内定出しとともに、1週間程度後ろ倒しで一般職の内定出しがスタートしているようでした。

近年は売り手市場の影響もあり、優秀な学生を採用するためにもあまりスケジュールの差はなくなってきたといわれています。

3. 女子学生の採用を成功させるためのポイント

女子学生を積極的に採用したい場合には就職活動状況を理解し、工夫をすることで自社の求める学生と接触できる機会を増やすことも可能です。

効率的に採用活動をおこなうためにも、下記のような点は工夫できるポイントです。

3-1 福利厚生や長く働ける環境があるか

学生アンケートの結果からも女子学生は長く働きたい意向が強いため、そうした環境や制度を整っているように打ち出すことは効果的です。

就職サイトや採用ホームページ上で記載する

例えば、就職サイトや採用ホームページ上では福利厚生や制度を記載スペースがあります。自社では、そこまでアピールポイントにならないと感じるものであっても学生にとっては魅力と感じる場合があります。

出典:マイナビ2020検索画面より

例えば就職サイトの場合、上記のように待遇・福利厚生・社内制度などで企業検索をおこなうことが可能です。女子学生が調査で気にしていた、休日休暇などについてもチェックが入っていれば検索されやすくなります。

また、自社のホームページでもしっかりと打ち出しをすることで学生が選考前後でも安心して選考を受験することにつながります。

女性向けの特集やオプションで活躍している社員を活用する

大手就職サイトでは、サイト内のオプション企画で女子学生専用の特集というものが存在します。

いくつかのテーマの中から選択肢、自社の女性社員のインタビューを掲載します。働くイメージが湧くように具体的な内容を記載することが重要です。

この際に福利厚生や環境面に触れることで、働くイメージが湧きやすくなります。

3-2 学生が憧れる先輩社員を打ち出すことができるか

調査内でも出たように、女性社員の比率を気にする傾向にあります。株式会社ディスコが実施した、2019年卒3月実施「女子学生の就職活動に関するアンケート調査」の企業研究で意識したことの中でも女性社員の比率が上位に入っていました。

就職サイトや採用ホームページ、合同企業説明会やその他の採用のイベントで先輩社員に登場してもらうことも多いと思います。この時に女子学生が一緒に働きたいと思えるような身近な先輩社員に協力してもらうことが重要です。

求人原稿や採用ホームページの写真は女性中心のものにする

女性の応募を増やしたいと考えている企業の場合には、就職サイトや採用ホームページの画像を女性中心のものに変更するのも有効です。特にソフトウェアや建築関連などの女性の従業員割合が少ない傾向の業界の企業はおすすめです。

実際に女性従業員の割合があまり多くない企業でも、印象を変えることができますし実際の働いている人の顔が見えることは安心感につながります。

この時に平面的な動きのない写真よりも表情が生き生きとし、躍動感のあるもので実際の業務風景にちかいものを使うことをおすすめします。

また、現在の新卒採用活動の中では、OG訪問や選考中の座談会などで先輩社員と引き合わせる場合も増えています。この際に選考中の学生の希望や自社のどのような点に魅力を感じているかを把握し、その希望にあった社員と引き合わせるということも重要です。

3-3 求人の打ち出しに具体性を持たせるようにする

BtoBの企業によく見られますが、事業内容や仕事内容が学生ではなかなか理解しづらいものを取引先に紹介するような会社概要のみで説明していることがあります。こうした内容にしている場合、学生からの応募は促進されません。

インターンシップ期間中を含めると就職活動期間は長期化傾向ですが、インターンシップ参加前に業界などの絞り込みをおこなう学生も増えてきています。そのため、業界研究のタイミングで仕事に興味を持ってもらえなければ選考応募の際の選択肢として入らなくなってしまいます。

難しい職務であっても、就業経験のない学生が理解できるような記載方法が重要です。特に採用ホームページなどの自由度の高いものでは、職種別や事業別にするなど見やすい構成かつわかりやすい内容を心がけるのがおすすめです。

4. 女子学生採用の手法と活用可能なサービス

女子学生の採用手法について、目新しいものはあまりないのが現状です。これまであるような就職サイトや合同説明会などをどのように活用していくのかがポイントとなります。

女子学生向けの採用コンテンツや採用手法を知りたい!
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4-1 就職サイト:マイナビ

女性専用サイトも一部ありますが、利用企業や登録学生も少数となっています。多くの企業が大手就職サイトを利用して採用活動をおこなっています。

マイナビでは、女子学生ナビという女性向けコンテンツを総合サイトの中に特設ページとして設けています。女性社員が活躍している企業や女性社員を積極的に採用したい企業が活用しています。

女子学生ナビ

ポイント

  • 登録学生数NO1のマイナビのサイトパワーを活用することが可能
  • 「キーワードでわかるかんたんキャリアプラン診断」「女性の働き方」など女子学生が気になるコンテンツが設計されている
  • 特集掲載として企業インタビューを掲載し、求人応募導線が確保されている

女子学生ナビについてお問い合わせ

4-2 新卒紹介サービス:就職エージェントneo

新卒紹介サービスでは、就職サイトや合同企業説明会と比べて男女や学歴などを絞り込み自社が求める学生だけに会うことが可能です。

就職エージェントneoでは、自社のデータベースに登録のある女性学生だけを集めて紹介会社主催で会社説明会を実施したり、イベントを開催したりすることも可能です。

就職エージェントneo

ポイント

  • 登録学生数は年間で約16万人以上と業界最大規模
  • 説明会や選考の代行なども希望に応じて対応が可能
  • 母集団形成のみ、選考動員のみなどの学生送客サービスも展開

就職エージェントneoについてお問い合わせ

5. まとめ

女子学生の採用だけでなく、新卒採用では気をつけることが非常に多くあります。ただし、ターゲットとなる学生がどのような層であるかによって使用する手法や打ち出し、フォローの仕方などを使い分けすることが効果的でしょう。

今回まとめたようなポイントに注意して自社に合った手法を模索することがおすすめです。

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