主婦採用のメリット|定着のための注意点やコスト削減方法をご紹介!

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アルバイト採用

主婦採用のメリット|定着のための注意点やコスト削減方法をご紹介!

主婦を採用したい!けれど、「良い人材を予算内で集客できるか?」「長く活躍してくれるか?」などが気になる方も多いのではないでしょうか。

人手不足の深刻な昨今、アルバイト・パートの”長期的戦力”として期待できる主婦は、多くの企業にとって貴重な人材となっています。実際に主婦の採用~定着までを成功させた企業では、どのような取り組みをしているのでしょうか。

 

本記事では、

・主婦を採用するメリットやデメリット

・主婦にとって働きやすい環境をつくる方法

・どうすればコストを抑えて安定的に主婦を採用できるか?

など主婦採用を成功させるためのポイントを解説いたします。

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1.主婦採用のメリットは3つ

主婦採用の3つのメリット

昨今は少子高齢化や人件費の高騰などの影響を受け、人手不足に悩む企業が増加する一方です。

主婦層をターゲットにして採用する企業も増えていますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。

下記にて解説します。

1-1.定着率が高い

「主婦は家庭の都合で辞めやすい」と懸念する採用担当者もまれに見られますが、実際には主婦は長期的な戦力となる人材です。

主婦は学生などと違い、住家を決めすでに安定した生活の基盤をもっています。

 

基本的に家から近い職場を好むため、1度良い環境で働き始めたらその環境を変えようとは思いません。

そのため希望シフトや人間関係などがマッチした場合、長期にわたって勤務してくれます。

また、子育て中でも子どもの年齢が上がるほど勤務日数・時間の柔軟性が上がるため、長期的に育成することで職場の大きな戦力となります。

1-2.社会人経験があるため教育コストが抑えられる

アルバイト・パートを希望する主婦の多くは、新卒で入社した会社での社会人経験があります。

もちろん出産・育児などでブランクがあるため、一定の研修は必要となりますが、学生などに比べると圧倒的に人生経験も豊富です。

そのため、社会人としての基本的なマナーが身についており、基本的な研修の期間やコストが抑えられます。

1-3.接客対応が上手

主婦は学生やフリーターなどと比較してコミュニケーション能力の高い人が多いため、接客対応スキルが期待できます。

特に子育て経験のある主婦は幼稚園、学校、近所のママ友などのさまざまなコミュニティに属しています。

それぞれのコミュニティの中で振る舞っていくうちに、自然とコミュニケーション能力が高められているケースも多いです。

そのため、学生であれば対処に困るようなクレーマーや迷惑な客層であっても、主婦であれば冷静に対処できるでしょう。

2.主婦採用のデメリットは2つ

主婦採用の2つのデメリット

メリットの多い主婦採用ですが、もちろんデメリットもあります。ここでは2つのデメリットをご紹介します。

2-1.夜間や休日など、働けない時間帯がある

アルバイト・パートをする主婦は、子どもがいて育児をメインで担当していることが多いです。

そのため保育園や幼稚園、小学校の稼働時間以外は勤務できないなどの事情があります。

パートナーの仕事との兼ね合いもあるため、それぞれの家庭の事情を考慮したシフト作成が必要です。

2-2.家庭の事情で急にお休みする場合もある

子育て中は、運動会や発表会のイベントだけでなく、子どもの病気などイレギュラーのお休みも多くなりがちです。

急なお休みにも対応できるよう、職場内で気軽にシフトを交代できるようにしたり、人員を多めに配置するなど、環境を整える必要があります。

POINT!
主婦採用はメリットの方が大きい!
主婦は急な欠勤などのデメリットもありますが、そうした点をカバーできれば『基本的な勤務態度は問題なく、長く働いてもらえる』ため、企業にとって有益な人材となります。
逆に、企業都合でシフトの希望を受け付けなかったり、家庭都合を受け入れなかったりする体制を取っていると、貴重な人材を失ってしまう可能性もあります。

3.主婦パート・アルバイト定着のための注意点

主婦アルバイト・パート定着のための注意点

主婦採用を成功させ定着率の高い職場を作るためには、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。

3つの視点からみていきましょう。

3-1.同じ主婦でもタイプが異なることを意識する

主婦とは一口に言っても、おもに3つのタイプにわかれます。

各タイプによって対応してほしいポイントが異なるため、それぞれの特徴を理解しましょう。

①『育児が中心』ママ

②『育児とバランス』ママ

③『子育て卒業』ママ/夫婦二人暮らし

①『育児が中心』ママ

20代〜30代の若い主婦で、子どもが保育園・幼稚園〜小学校までの手のかかる時期です。

勤務時間は短く、15〜16時頃までを希望する人が多くなります。

子どもの病気で急な休みが多くなるため、何かしらの対応が必要です。

一方、近年は女性活躍が推進され、新卒で総合職として就職していた女性が多いため、働く意欲が高く就業日数の希望も週3~5日と幅が広いのが特徴です。

POINT!

・子育ての関係で就業時間が短く、急な欠勤への柔軟な対応が必要。

・働く意欲は高く、就業日数は週3~5日ほどで多く希望する傾向。

・長期的に育成していく目線が必要だが、3年ほどで重要な戦力となる。

②『育児とバランス』ママ

年齢層としては30代後半〜50代前半の、子どもが小学校高学年〜中学校・高校で少し手を離れた主婦です。

 

勤務時間が伸びて17時頃までの勤務が可能となり、子ども都合の欠勤や遅刻早退が減ってきます。

そのため同僚の急な休みでシフトを代わるなどの対応もできる可能性があります。

時代背景として結婚・出産を機に専業主婦となった人が多く、週3日ほどで家事と両立する傾向にあります。

POINT!

勤務時間が長くなり急な欠勤も減少するため、勤務の安定性が上がる。

・勤務日数は週3日ほどが人気のため、シフトの日数に注意。

・近年働き始める人が多く、採用しやすい傾向にある。

③『子育て卒業』ママ/夫婦二人暮らし

子どもが大学生以上、もしくは子どもなしの、自由な時間を長くもっている主婦層です。

50代以降で、場合によっては親や夫の介護を必要とすることもあります。

自立しており就業日数も柔軟なため、採用側からは安定的な戦力として期待できます。

年代としては、ストレス耐性が高くご近所付き合いなどに長けている人が多いため、他人へのマナーや配慮を持った対応を期待できます。

POINT!

・勤務時間・日数ともに自由度が高いため、安定的な戦力となる。

・扶養から外れており正社員を目指す人もいるため、昇給・昇格制度を整える必要がある。

3-2.急な休みに対応できる環境を整える

子どもが保育園・幼稚園〜小学校までの手のかかる時期の主婦は、とくに急な休みが多くなってしまいます。

採用側からすると困りますが、働く側は少なくとも月に1回以上は病気になる子どもを抱えてへとへとになりながら、ママとしても社会人としても頑張って働いています。

育児を夫や親族に頼めないママも多くいるため、『子育てと仕事の両立=職場が急な休みに対応してくれること』が仕事を続けるための必須条件であると言えるでしょう。

 

採用側でできることは、急なシフトの交代が可能になるよう、人数を多めに採用しておくことです。

また、シフト交代についてルールなどがあれば周知しておくことで交代が頼みやすくなります。

3-3.子育ての大変さを分かち合える職場をつくる

例えば学生や子なし主婦の多い職場に子持ちの主婦が数人しかいない場合、子育て都合のお休みを取ることに引け目を感じてしまいます。

実際に、子育ては経験しないと理解の難しい部分があります。

そのため、主婦の働きやすい環境をつくるためには、同じく子育てをしている主婦を多く採用しましょう。

急な休みを取ることに対して「実体験をもとに理解してくれている」と思うことができれば、職場の安心感につながります。

主婦(夫)採用のポイントと求人の書き方

主婦(夫)採用のポイントは?

本章で説明した主婦の3つのタイプは、求人作成においても役立ちます。自社にマッチするのはどんな主婦?適性診断もありますので、ぜひご活用ください。

4.主婦採用のコストは?

ポイントを抑えればメリットが豊富な主婦採用ですが、採用コストはどのくらいかかるのでしょうか。

アルバイト求人サイト「しゅふJOB」を運営する株式会社ビースタイルメディアがおこなったアンケート調査によると、72%の企業が主婦パート・アルバイトの採用単価は1~5万円以内と回答しました。

ネオキャリアが2019年に東京都内でおこなったアンケートでは、採用単価の平均は約6.4万円のため、主婦採用は比較的コストを抑えやすいと言えそうです。

 

【アンケート結果】1名あたりの採用コスト

主婦採用のコスト

<調査内容>
・採用担当者向け「パート・アルバイトの採用活動実態調査
・有効回答数:333名
・実施期間:2020/8/6~2020/8/24

5.コストを抑えて主婦を採用する方法

コストを抑えて主婦を採用する方法

条件に合った主婦を、予算内でコストを抑えて採用したい!と考える方は多いと思います。

ここでは主婦を採用するために適切な方法をご紹介します。

5-1.主婦採用に適した媒体を利用する

主婦採用のために求人広告を出そうと考えたとき、まずはどの媒体を連想されるでしょうか。

「とりあえず大手の媒体を連想する」という方も多いかと思います。

実際に大手の媒体は訪問者数が多いことから、主婦だけでなくさまざまな層から応募が来て一石二鳥!という場合もあるかもしれません。

 

しかし、『3-3.子育ての大変さを分かち合える職場をつくる』でお伝えしたように、主婦を採用するときはできるだけ職場の主婦の比率を多くすることが大切になります。

せっかく採用できても、職場に馴染めずすぐに離職されては意味がありません。

そのため主婦の採用には、主婦採用に特化した媒体を利用することがおすすめです。

 

主婦採用に特化した人気媒体『しゅふJOB』について

しゅふJOB

しゅふJOBは、業界初の「しゅふ特化型」で求人サイト主婦1位、主婦採用1位の実績があり安定した集客力で応募が来ます。応募者の約9割は女性であり、正社員経験のある主婦は75%とスキルや対応力の高い主婦が集まっています。

5-2.ターゲット数と競合数を確認する

募集地域にそもそも主婦はどのくらいいるのか。

また、そのターゲットを競合に取られる心配はないか。

主婦の採用に限られませんが、アルバイトを募集する前には『マーケティング』が必要です。

「データの調べ方がわからない」「時間がない」という場合は、下記のようなサービスを利用することがおすすめです。

アルバイト採用マーケティングサービス

アルバイト採用マーケティングサービス

Hrogチャートやオリジナルマップシステムによってターゲットや競合の調査ができます。ターゲットの年齢、世帯年収、就業状況などを確認することができ、また競合の掲載数、時給、媒体なども特定可能です。それらの情報をもとに、効率の良い採用方法をご提案させていただきます。

5-3.志望動機で落とさない

主婦のおもな志望動機は「自宅から近いから」です。

基本的に、やりたい仕事より家の近くで出勤時間をかけずに働きたいと考える人が多いです。

そのため、志望動機が浅いからと不採用にしてしまうと、良い人材を逃してしまう可能性があります。

主婦の採用においては、家庭優先の思考を許容することで間口が広がり、採用率が上がることでコストを抑えられます。

6.まとめ

主婦採用のメリットや定着ポイント、コスト削減の方法について、いかがでしたでしょうか。

主婦をターゲットとして採用することで、定着率の改善や採用コストの削減につながります。

安定した採用経路を作るためにも、ぜひ主婦採用に取り組んでみてください。

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この事例・記事に関わった営業担当

元サービス業店長の経験を活かした提案

アルバイト採用事業部の立ち上げに従事した後、事業部長に就任。 原稿の作成・スカウトメール配信・面接率の向上・内定後フォローなど幅広い知識で対応いたします。 プライベートでは2児のパパとして子育てに奮闘しています!

名前

小林/アルバイト領域

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