保育士の採用を成功させる方法7種類|事例・求人のポイントも紹介!
保育士採用

2023年4月の保育士の有効求人倍率は3.3倍となっていますが、全職種平均の1.32倍と比較しても高い水準で推移しており、保育業界はいまだ人手不足が深刻な業界といえます。
直近5年間の保育士の有効求人倍率は概ね2~3倍で推移しており、常に売り手市場となっています。
「新しく保育園を開園するので、保育士を採用しなければらならい」「職員が産休に入ってしまうので、新しく保育士を採用したい」と思っても、なかなか応募者が集まらず、お悩みの採用担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
<この記事で紹介する3つのポイント>
- 保育士が求人で気にするポイント
- 保育士の採用方法7選
- 保育士の採用成功の事例
出典:厚生労働省「職業安定業務統計」
目次
- 保育士の採用にはIndeed(インディード)がおすすめ
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*¹SimilarWeb,総訪問数,2024年11月*²Comscore,総訪問数,2024年3月
1.保育士が求人で気にするポイント
保育士に限らず、採用を成功させるためには、求職者が求人のどの部分を気にするかを把握することが重要です。
ここでは、保育士が求人情報を見る際に、気にしているポイントを5つご紹介いたします。
1‐1.給与や待遇
保育士が気にする部分として1番にあげられるのが、給与でしょう。
転職の動機としても、給与アップは上位にくる理由です。
転職する際も、給与が少しでも上がったほうが嬉しいものです。
給与や待遇について記載する際は、基本給のみでなく、賞与や昇給についてもきちんと記載しましょう。
また、園で独自に設けているキャリアアップなどの制度についても記載しておくと、求職者の興味をひくかもしれもしれません。
最近では、賞与なしの年俸制か賞与ありの月給制など選べる給与形態なども導入している園もあります。
1‐2.勤務時間と業務量
勤務時間と業務量についても、給与と同じく保育士が気にするポイントでしょう。
早番・遅番の有無や回数、シフト、休憩時間など1日の労働時間を明記するようにしましょう。
行事の前後など、保育園ではどうしても残業が増えてしまうタイミングがあります。
そのため、どのように日々の業務を効率化しているかなど、残業を減らすための具体的な取り組みを記載しておくことがポイントです。
例えば、ママさん保育士がいる場合は、そのママさんがどのような働き方をしているのかもしっかり記載しましょう。
1‐3.休みのとりやすさ
有休などの休みをとりやすいかどうかも、保育士にとって関心が強い項目の1つです。
特に保育業界は休みがとりにくいイメージがあるため、この点についての記載は重要になってきます。
年間休日数や有休など、休日について明記することはもちろんのこと、休みのとりやすさについて職員のコメントを載せることも有効でしょう。
1‐4.職場の雰囲気
日々勤務していくうえで、職場の雰囲気は非常に重要なポイントです。
せっかく入職してもらったのに、雰囲気になじめなければ、離職につながりかねません。
特に、保育業界は人間関係での離職も多くなっているので、この点について記載があれば、求職者も安心して応募ができるでしょう。
例えば、職員間や保護者とのコミュニケーション方法についてや、園の雰囲気がわかるような写真を掲載すると好印象です。
1‐5.保育指針と内容
保育指針は園の雰囲気にもつながる大切な項目です。
また、園によってそれぞれ違うため、独自性をアピールできる部分でもあります。
園が大切にしていることや、独自のカリキュラムがある場合は積極的に記載し、アピールするようにしましょう。
求職者の興味に興味をもってもらえる可能性があります。
2.保育士の採用方法7選
保育士の採用が難しくなっている中では、新しい採用方法を取り入れたり、複数の採用方法を取り入れることも1つの解決策です。
ここでは、7種類の採用方法についてご紹介いたします。
ぜひ、比較検討してみてください。
2‐1.保育士求人サイト
求人サイトは、もっとも多く選択される採用方法の1つです。
求人サイトに保育園が求人情報を掲載し、その求人情報を見て求職者が保育園に応募する形の採用方法です。
求人サイトにはあらゆる職種を取り扱う「総合型求人サイト」と、特定の職種に特化した「特化型求人サイト」があります。
特化型求人サイトには、保育士に特化したものもあり、より多くの保育士に求人情報を見てもらえるためおすすめです。
また、求人サイトでは費用が発生するタイミングによって2パターンにわけられます。
1つは「掲載課金型」、もう1つは「成果報酬型」です。
今回は、保育士に特化した求人サイトで、掲載課金型と成果報酬型の両方のサイトについてご紹介します。
掲載課金型
掲載課金型は、求人サイトに求人情報を掲載する際に費用が発生します。
何人採用しても追加で費用が発生することはなく、掲載費のみで採用活動をおこなうことができます。
そのため、1人あたりの採用単価をおさえることが可能です。
一方、採用できなくても掲載に費用がかかるので、その点は注意が必要です。
成功報酬型
成功報酬型は、求人に対して応募が来た段階や採用が成功した段階で費用が発生します。
そのため、初期費用をかけずに採用活動をおこなうことができ、採用の確実性が高まります。
一方、採用が成功した場合は、掲載課金型と比べて費用が高くなってしまうため、大人数の採用では費用がかさむ可能性があります。
Indeed(インディード)は世界 No.1*¹の求人サイトで、月間訪問数2,180万*²以上を誇ります。
求人の掲載から採用まで全て無料でおこなえるのが特徴ですが、有料オプションも利用可能です。利用すると無料掲載求人よりも表示回数が増え、目に留まりやすくなります。
Indeed(インディード)の有料オプションはクリック課金型で、求人がクリックされた回数分が費用として発生します。
求人に興味がある人分だけしか費用が発生しないので、コストをおさえ効率的に採用可能です。
また、求人数や掲載期間の制限がないため、求人募集の必要に応じて柔軟に掲載でき、予算の調整がしやすい点も特徴です。
「応募数を増やしたい」「採用単価を抑えたい」「オウンドメディアリクルーティングに取り組みたい」とお考えの方はぜひご利用をご検討ください。
*¹Comscore,総訪問数,2024年3月
*²SimilarWeb,総訪問数,2024年11月
- 保育士の採用にはIndeed(インディード)がおすすめ
ネオキャリアはIndeed(インディード)のゴールドパートナーの代理店です。運用実績の豊富さやサポートの手厚さに強みがあります。Indeed(インディード)を活用した保育士採用のご支援実績も豊富です。
無料でお見積り・ご提案が可能ですので、ぜひ一度ご相談ください。
2‐3.保育士の人材紹介
人材紹介は、人材紹介会社に登録している求職者の中から、その保育園にあった人材を紹介してもらえるサービスです。
採用が成功した際、採用した保育士の収入のうち20~40%を紹介手数料として費用が発生します。
保育園の特徴を理解した上で、エージェントから紹介してもらえるため、人材のマッチ度が高いことがメリットです。
また、人材紹介は成功報酬型のため、採用が成功するまでは費用をかけずに採用活動をおこなうことができます。
ただし、採用が成功した際は他の採用方法に比べて費用が高くなるため、注意が必要です。
- 保育士に特化した人材紹介サービス
月間4,000名以上の保育士様からご登録をいただいている「ヒトシア保育」から、園や施設の採用ニーズにあわせて保育士をご紹介します。保育士・幼稚園教諭のほか、運営に欠かせない調理師、栄養士、院内保育、学童保育など幅広い人材のご紹介がエリア別に可能です
2‐4.転職フェア
転職フェアは、さまざまな企業が集まって合同で会社説明をおこなうイベントです。
企業だけでなく、近年は保育業界に特化した転職フェアも登場しています。
転職フェアの魅力は、求職者と直接コミュニケーションがとれることです。
職場の魅力を直接伝えることができるほか、希望者に対してはその場で面談や1次面接をおこなうことが可能です。
一方で、出展の準備に時間がかかったり、当日の対応でスタッフに負担がかかるため、余裕をもったスケジュールを立てることが重要です。
2‐5.保育士・保育所支援センター
保育所支援センターは都道府県や地方自治体が主体となって運営をしています。
保育所支援センターは保育士資格を取得しているものの、現在は保育士として働いていない人材や、保育士としての再就職を希望する求職者の相談・支援をおこなっています。
保育園も、登録をすれば求職者のデータを無料で閲覧することができ、紹介をしてもらうことも可能です。
2‐6.保育士専門学校・大学に呼びかける
保育資格を取得できる専門学校や大学でも、無料で求人情報を掲載できる場合があります。
ホームページで「企業の方へ」「新卒採用をお考えの方へ」といった項目から、求人票を確認したり、掲載の依頼をおこなったりすることが可能です。
いくつかの学校へ掲載したり、就活の担当者と関係性を構築すれば、毎年継続的に新卒の学生を紹介してもらえるかもしれません。
2‐7.ハローワーク
ハローワークは国が設置している公共職業安定所で、無料で求人情報を掲載することが可能です。
ハローワークでも保育士を募集することができるうえ、他の園と勤務時間や給与など労働条件の比較もできるため、上手に活用するようにしましょう。
3.採用方法ごとの成功事例
保育士の採用方法をお伝えしましたが、それぞれの採用方法で採用ができるのか不安な採用担当者様もいらっしゃるでしょう。
ここでは、採用方法ごとに成功事例をご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
3-1.求人サイト
背景
都内にある社会福祉法人の事例です。
話を伺ったときは、4月に2園の開設が決まっており、半年で10名以上を採用しなければならないという状況でした。
人材紹介やハローワークなども利用されていましたが、駅から遠いことなどもあり、全く応募がなく、困っていました。
【募集要項】
採用目標数 | 13名 |
採用エリア | 関東 |
概要
保育園開設まで時間がなかったため、人材紹介やハローワークなどは利用しつつ、求人サイトをご提案しました。
求人サイトは最低応募数付き自動延長サービスのある「ヒトシア保育」を利用し、掲載順位が1位になるプランをご提案。
求人情報の掲載中は月ごとに掲載内容をブラッシュアップしつづけました。
そこで考えついたのが「きれいな園で働くことができる」「選べる給与体系」「借り上げ社宅(オートロックつき)」などの訴求ポイントです。
駅から離れていますが、おしゃれなオートロック付きの借り上げ社宅がついているなど、デメリットを払拭することができました。
元からあった福利厚生をより明確に打ち出すことによって、応募も増えていきました。
結果
- 18名の応募を獲得、10名の採用を実現!
- 目標数の8割の人材が保育士求人サイト保育Fine!から入職
3‐2.人材紹介
背景
今回ご紹介する企業では、他の人材紹介を利用し、採用もうまくいっていました。
しかし長年担当されていた営業担当の方が変わったタイミングから、面接をしても園にマッチした人材が少なく、不採用となるケースが多くなっている状況でした。
採用の長期化が続いており、他の人材紹介会社についても利用されていらっしゃいました。
【募集要項】
採用目標数 | 2人 |
採用エリア | 首都圏 |
概要
今回募集されたのは東京でも採用が難しい区でした。
ただ、働く時間が比較的自由に組めることや、駅から近いこともあり、ママさん保育士が活躍していました。
そのため、周辺地域の産休明けやブランクがあるママさん保育士を中心にご案内。
また、見学を中心とした説明会もおこなっていただけるように、園側に調節していただきました。
園の雰囲気や先輩ママさんの働き方を丁寧にまとめたオリジナルの資料も準備したところ、説明会に5名もご参加いただくことができました。
その結果、2カ月以内に2名の入職が決定!
その後も定期的に保育士さんのご紹介をさせていただいており、今では園の保育士さんの半分がFINE!保育+で紹介した方です。
結果
- 2か月で目標人数である2人の採用に成功!
- 採用率も高く、採用活動が効率的に!
3‐3.Indeed(インディード)
背景
保育園を運営する大手企業の事例です。
人材紹介をメインで求職者の募集をおこなっていましたが、想定数の人材を紹介してもらえず、人数が足りていない状況でした。
また、大手の求人サイトに求人情報を掲載してみたものの、応募が2名のみと少なく、やはり採用が思うように進まない状況でした。
【募集要項】
採用目標数 | 8名以上 |
採用エリア | 関東・関西 |
概要
複数の人材紹介会社を利用されていたものの、応募数が想定以下だったので、併せてIndeed(インディード)へのご掲載をおすすめいたしました。
Indeed(インディード)で掲載するためには、採用ホームページをIndeed(インディード)の仕様に合わせる必要があるため、その部分から支援をしました。
保育領域に強い運用担当と一緒に夜な夜なサイトの改修をおこない、狙っていたエリアで求人が目に留まりやすくなるよう試行錯誤しました。
結果、月間応募の50%が自社のHP経由での応募まで増やすことができ、採用単価の削減にもつながりました。
結果
- 応募数0から月間10件以上のエントリーをコンスタントに獲得できるように!
- 自社の採用ホームページを利用した採用ルートの獲得!
3-4.転職フェア
背景
大手社会福祉法人の事例です。
求人サイトを複数利用していましたが、目標採用人数から進捗に遅れが出ていました。
さらに保育園開設が決まったこともあり、進捗の遅れを取り戻すために、既存の採用方法以外での方法を探していました。
【募集要項】
採用目標数 | 3名 |
採用エリア | 関西 |
概要
まず、応募からの面接率を伺うと、約20%と、とても低い数値になっていました。
その理由は人柄重視だったために、レジュメがしっかりしていないと、選考で落としているということでした。
また選考に通過した方もHPなども充実していないこともあり、求職者の方々に実際の雰囲気が伝わりにくいこともあり、面接率が低くなっている状況でした。
しかし、面接率からの内定率はとても高いため、1度お会いできると、求職者の方も働きたいと思ってもらえていました。
そこで、保育士に特化した転職フェアをご提案。
園長や実際に働く他の保育士さんと共に、転職フェアに出展していただき、直接求職者の方々とお会いできるようにしました。
また、より多くの参加者にブースへ来てもらえるようにするため、保育園内の様子を写したプロジェクターを用意。
そのほかにも、一緒に働く保育士さんを紹介したチラシを用意するなど工夫を凝らしてブースの装飾をおこないました。
その結果、転職フェアに参加した方からの面接率も70%を超え、4名の採用に至りました。
結果
- 目標よりも1人多い、4人の採用に成功!
- 採用活動における進捗の遅れを取り戻すことに成功!
4.まとめ
いかかでしたでしょうか。
今回は、保育士が求人情報でチェックするポイント、保育士の採用方法と、その事例についておまとめしました。
女性活躍も推進されるようになった中では、保育士の有効求人倍率も年々高まっています。
保育士の採用方法には、求人サイトや人材紹介に加えて、転職サイトと保育所センター・専門学校などの公的機関を利用する方法も存在します。
それぞれにメリットとデメリットが存在し、特長を活かしたうえで、給与や職場の雰囲気など保育士が気になるポイントについて訴求していくことが重要です。
1つの採用手法だけにこだわるのではなく、複数の採用手法をうまく使いながら、保育士の採用成功を目指していきましょう。
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